韓国ドラマは好きでよく見るし、いわゆるK-POPというのもよく聞く。
だからと言って韓国の事が分かっているかというとそうでもない。(更に韓国大好きというのとも違うと思う。)ドラマを見ていても、なんでいつまでも相手の事を恨むのか?なんで大統領経験者の余生(これは時代劇における王と置き換えてもいい)が穏やかなものでないのか?誰でも思うような疑問は常に持っている。
持ってはいても、分かり易いドロドロのドラマ(ようするに昔の大映ドラマのような・・・)が大好きなので、常に韓国ドラマを見ているというのが本当のところだと思う。
*****
朱子学が示す普遍主義、原理主義にとらわれ、身動きが出来なくなってしまっている道徳的な言動。
朱子学一本で国家国民を統括したというのを呉善花氏は「朝鮮全土を巨大で単一な文化ローラーで余すことなく圧し固め、均一にならしていった」という風に説明しているが、このくだりは非常に分かり易い。万物平等という考え方の仏教を弾圧したことで、上下関係(縦の流れ)に固執する朱子学がさらに台頭したということなんだろう。
ドラマなどを見ているとだれでも感じる上下関係の強さ、違う考えを排除しがちな思考などはこんなところに端を発するんだろうというのがよくわかる。
また身内に対する考え方もそうだ。
とにかく身内は一つだという考え方が強い。
これがさらに進むと「身内を批判するのは許さない」という考え方に流れる。
ドラマなどでも「何があっても私はあなたの味方」という友達同士の強い友情が描かれる場面があるが、逆にこれは友達が何か悪いことをしても批判せずに常に味方になるということでもある。
身内に対する必要以上の固執が、外には牙となっていく場面もドラマでは時々見られる傾向だ。
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これだけドラマを見ていると、なんとなく分かる部分もある。ただそれを言葉にして第三者に説明することは非常に難しい。
この本はそれに対する答えを非常に明確にしめしてくれているので、私のような者には非常にありがたい本だった。
だからと言って韓国の事が分かっているかというとそうでもない。(更に韓国大好きというのとも違うと思う。)ドラマを見ていても、なんでいつまでも相手の事を恨むのか?なんで大統領経験者の余生(これは時代劇における王と置き換えてもいい)が穏やかなものでないのか?誰でも思うような疑問は常に持っている。
持ってはいても、分かり易いドロドロのドラマ(ようするに昔の大映ドラマのような・・・)が大好きなので、常に韓国ドラマを見ているというのが本当のところだと思う。
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朱子学が示す普遍主義、原理主義にとらわれ、身動きが出来なくなってしまっている道徳的な言動。
朱子学一本で国家国民を統括したというのを呉善花氏は「朝鮮全土を巨大で単一な文化ローラーで余すことなく圧し固め、均一にならしていった」という風に説明しているが、このくだりは非常に分かり易い。万物平等という考え方の仏教を弾圧したことで、上下関係(縦の流れ)に固執する朱子学がさらに台頭したということなんだろう。
ドラマなどを見ているとだれでも感じる上下関係の強さ、違う考えを排除しがちな思考などはこんなところに端を発するんだろうというのがよくわかる。
また身内に対する考え方もそうだ。
とにかく身内は一つだという考え方が強い。
これがさらに進むと「身内を批判するのは許さない」という考え方に流れる。
ドラマなどでも「何があっても私はあなたの味方」という友達同士の強い友情が描かれる場面があるが、逆にこれは友達が何か悪いことをしても批判せずに常に味方になるということでもある。
身内に対する必要以上の固執が、外には牙となっていく場面もドラマでは時々見られる傾向だ。
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これだけドラマを見ていると、なんとなく分かる部分もある。ただそれを言葉にして第三者に説明することは非常に難しい。
この本はそれに対する答えを非常に明確にしめしてくれているので、私のような者には非常にありがたい本だった。
困った隣人 韓国の急所(祥伝社新書313) | |
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