男が愛する時 第１話

借金の取り立て屋を生業にしているハン・テサン（演：スンホン）。
弟分にも恵まれ、組織では№2だが、組織内部の実行部隊として、プレイヤーとして、一番頑張っているポジション。組織のボスは古本屋に対する取り立てを「もう少し待ってやったら・・・」などという進言をする彼を疎ましく思う。
ましてや自分の女が彼に興味津々なのを知っているのだ。こういう時、男の嫉妬は女の嫉妬の何倍も恐ろしいし、ねちっこいものだ。。。

取り立てを知った古本屋の娘ミドが食ってかかるのを見、弟分たちが止めるのも聴かずに「土曜日の三時までは待ってやる。」というテサン。
成績優秀といっても、ただの女子学生だ。猶予を与えたとしてもお金を作るすべなどない。
震えるのを我慢して「私でどうですか？」と返済の代りに自分を差し出す位しか方法がないのだ。
そんな彼女の中に、母に捨てられ父も亡くし、この商売に入るしかなかった自分の生い立ちを思い出し、「そんなこと二度と口にするな。」と諭すテサン。

自分にたてついたテサンを陥れようと、ミドを拉致するボス。
（本当に男の嫉妬は恐ろしい。
そして彼女を助けるべく、一人その場に駆けつけるテサン。
背中をナイフで切りつけられたとしても、ミドを助けるためには一瞬たりともその場から逃げようとせず。。。彼女を庇うのだ。

壮ただ単純に一目ぼれしただけでなく、彼女の行動の中に自分の暗い過去を見出したりしているのだ。
兎に角壮大で情熱的な恋の始まりである。


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ビジュアルにとらわれない演技をする・・・
ずっとこの言葉にとらわれて演技をしていると思われるスンホン。
もちろん今回もそうだ。本人もそうだし、演出家もそのようなコメントをしていると思うのだが、それにしてはドラマ初回にして、大盤振る舞いとも言える華麗なショットと一人悩む憂鬱な表情が満載だ。
屈折した男の心情を言葉でなく表そうとし、結果としてああなったんだと思うが、ニュートラルな目で見ようとすると「言っていることと、やっていることが違うんじゃないか？」という突っ込みも居れたくなるところ。
ビジュアルにとらわれるのは仕方ない。こうなったら、徹底的に見た目で勝負してやる！逆にそんな風に開き直った方がいいんじゃないかとも思えてくる。

視聴率はよくない様子。その方がいい。数字がちょっといいと守る気持ちも出てくるだろう。なんでもやってやろうじゃないか。そんな気概をもった展開を期待したい。

日本のポリシー

帰宅してテレビをつけるとマツコと池上さんが二人でいろいろ話している。
「池上×マツコ　ニュースな話」という特番らしい。

私が見たのは、日本のポリシーは今まで経済だったのに、その経済がやや元気がなくなってきた今、それに代わる拠り所はあるのか？という話をしているところだった。
「ないわよね～難しいわよね～」というマツコ。

アメリカなどを見ていると「あの建国の時を思い出そう！」という皆が一緒に心に描くことの出来る話を持ち出して、一致団結をしようとしているような気がするが、日本にはそういう物がないんだなと改めて思う。