購入したまま読むのを忘れていた本。新書はやっぱり新鮮さが大事かもしれない。今更かもしれないがせっかく読んだので、記録として気になったことを何点か。。。
第4章の目線に敏感な日本人が面白かった。
カウンター席が何故リラックスするのかという話をきっかけに、映画「東京物語」では正面切って話す構図が極力避けられているのはなぜかというくだり。
カウンターがリラックスできるのは当たり前だという風に思っていた私にとっては「なぜ正面を見て話さないのか?」というのが疑問になるなんて思いもしなかった。
欧米人ではないので、正面切って話すのが当然という考えなど一つもなかったのだ。これが大事なことなのかどうなのかは別にして、こういう具体的な事柄を上げて話が進んでいく本なので、私は非常に分かり易かった。
出来事ばかりを取り上げるだけで、新しい視点がないというレビューも見かけたが、当然だと思っていることを具体的に取り上げて、平易な文章に落とし込んであるのは、別に独創的な事を望まない
私のような者には非常にありがたいことだった。
****
上司の指導にも「上からですね」という部下がいるという話。
最近パワハラの事が話題になることが多いが、部下が上司に向って言う「上からですね。」というのはパワハラの話にも関連する話だと思う。
セクハラと違いパワハラが難しいのは、業務の伝達など、仕事を教えるということとハラスメントの境界が非常に難しいから。
上司は指導だと思い、また第三者から見ても指導としか思えないことに関しても「パワハラです」と訴えてくる部下が多いというのはよく聞く話だ。
これについての考察を上手くかければいいのだが、なかなか難しい。しかしこの二つには非常に関連性があるような気がする。
第4章の目線に敏感な日本人が面白かった。
カウンター席が何故リラックスするのかという話をきっかけに、映画「東京物語」では正面切って話す構図が極力避けられているのはなぜかというくだり。
カウンターがリラックスできるのは当たり前だという風に思っていた私にとっては「なぜ正面を見て話さないのか?」というのが疑問になるなんて思いもしなかった。
欧米人ではないので、正面切って話すのが当然という考えなど一つもなかったのだ。これが大事なことなのかどうなのかは別にして、こういう具体的な事柄を上げて話が進んでいく本なので、私は非常に分かり易かった。
出来事ばかりを取り上げるだけで、新しい視点がないというレビューも見かけたが、当然だと思っていることを具体的に取り上げて、平易な文章に落とし込んであるのは、別に独創的な事を望まない
私のような者には非常にありがたいことだった。
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上司の指導にも「上からですね」という部下がいるという話。
最近パワハラの事が話題になることが多いが、部下が上司に向って言う「上からですね。」というのはパワハラの話にも関連する話だと思う。
セクハラと違いパワハラが難しいのは、業務の伝達など、仕事を教えるということとハラスメントの境界が非常に難しいから。
上司は指導だと思い、また第三者から見ても指導としか思えないことに関しても「パワハラです」と訴えてくる部下が多いというのはよく聞く話だ。
これについての考察を上手くかければいいのだが、なかなか難しい。しかしこの二つには非常に関連性があるような気がする。
「上から目線」の構造 (日経プレミアシリーズ) | |
クリエーター情報なし | |
日本経済新聞出版社 |