私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

触手・・・・石田徹也

2013-10-07 21:42:00 | なんということはない日常
先週、中国語の先生から「来週の日曜日の夜の日曜美術館をぜひ見てください。」と薦められる。
(先生も、生徒さんから薦められたらしかった。)

『聖者のような芸術家になりたい~夭折(ようせつ)の画家・石田徹也~』(NHK Eテレ「日曜美術館」2013年9月29日 9:00 - 10:00放送)

この番組が昨日の晩再放送されたのだ。

「見るのが辛いけれど、ついつい見てしまう・・・」これが正直な感想なのだが、その中で私が一番心に残ったのは、クラゲの中で眠る男性を女性が優しく包み込むように抱き留めている絵だった。

傷ついてはいるものの優しい笑みを浮かべている女性と、クラゲの中で静かに眠る男性。
絵を見ながら「聖母たちのララバイ」の歌詞を思い出す。
あの歌は傷ついた男性を癒す女性の歌がだ、この絵では男性を癒す立場の女性も傷ついているのだ。

思わず、「聖母たちのララバイ 第二章だな」と思おう自分にややあきれたが、本当にそう思ったのだから、仕方ない。
疲れても疲れても生きねばならず、傷ついても傷ついても誰かの慰めになる。。。。本当にそう思ったのだ。


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