私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

ごめん、愛してる

2017-07-10 21:12:39 | なんということはない日常
長瀬智也主演『ごめん、愛してる』初回平均視聴率は9.8%

昨日の夜は韓国ドラマのリメイクの「ごめん、愛している」を見たのだが、韓国版の設定を変えないようにかなり気にしているのが伺える。

韓国ドラマはステレオタイプの中で独自の色を出そうとする展開が多い。水戸黄門の印籠のように、遠山の金さんの桜吹雪のように、定番の展開で安心感を出しながら、ストーリーが進む場合が多い。
記憶喪失で恋人がわからなくなるとか、病院でこどもを取り違えたことで親子が離れ離れになるとか、「またこの展開」と思いながらも、そのわかりやすい展開を確認したくて、ドラマを見続けてしまうということが多い。

最近はそういう展開が少なくなり、ジャンルドラマと呼ばれるミステリーなどに特化したドラマも多くなっているようだが、このドラマが放映されていた12年ほど前は、そういう定番の展開をうまく使ったドラマがヒットしていた時代だったと思う。
定番の展開をちりばめつつ、皆が思わず続きを見てしまいたくなるようなストーリー展開を作れたドラマがヒットしていたのだ。

さらに韓国版は16話だ。日本と違いCMを挟むわけではないから、フルで16時間ということ。日本の場合は10話前後で1話の正味時間は45分程度だろうからかなり短い中で原作のニュアンスを伝えようとするわけだ。
かなりハードルが高いことにチャレンジしているような気がする。

長瀬智也演じる主人公が実の母の家を訪れると、彼女はピアニストの息子を溺愛しており、家には大きな二人の写真が飾ってある。
韓国ドラマりではよくあるシーンだ。ごくごく普通の家でもかなり大きめな家族写真が居間に飾ってあるシーンはよく出てくる。
韓国ドラマ的には写真を見たことで自分が母から見捨てられたことを彼が実感する悲しいシーンなのだが、日本人的には、「家にあんな大きな家族写真を飾るなんて!!」と違和感を覚えるシーンだろう。

多分、これからもそんな違和感を覚えるシーンがたくさんあると思われる。そんな違和感をものともしない強い何かが感じられるドラマになったら「ヒット」ということになるのかもしれない・・・・

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個人的には大竹しのぶ演じる母親が日本バージョンのキーになるような気がする。彼女一人だけなんとなく別の雰囲気を醸し出していたし・・・・


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