若干コメディ寄りよりになって帰ってきたパート2。
ソロクが離婚してシングルとなったものの、刑事のワンスンとコンビを組んで町内の事件解決に励むというストーリーはそのまま。
パート1と違うのは、二人の関係が推理コンビというだけでなく、私生活上もカップルになるか?という展開が入っていることなのだが、そこは簡単にカップルになるわけがなく、ワンスンが購入し、ソロクに渡すはずだった指輪は酒の勢いでどこかに行ってしまったらしい。
カップルの問題は、また後で解決するとして、警察官の試験を受けたソロクは試験結果を待っている間もワンスンとコンビでカード詐欺の捜査に従事。
しかしカード詐欺はあっという間に結婚詐欺であることが判明し、ソロクは義母と仲良くなるというパート1を彷彿とさせる展開の中で結婚詐欺師一味を摘発するというなかなか話題性のある事件を解決。
警察官の試験には不合格となるものの、この事件解決のおかげで「名誉警察官」となり、警察バッチを手に入れるのだ。しかし、この警察バッチは市民に見せる時にしか効力はなく、署内にも入れないという中途半端なもの。
しかし、事件をかぎ分ける嗅覚はバッチが名誉バッチでも関係ない。
放火犯人の行動を町内地図で確認して犯人逮捕に至る経緯はパート1と一緒だし、警察内部で手柄をちゃっかり横取りしようとするメンバーがいるのもお決まりの展開だ。
アカデミー賞作品賞は「シェイプ・オブ・ウォーター」最多4冠 今年は発表間違えず
スリー・ビルボードとシェイプ・オブ・ウォーターを見たばかりだったので、例年よりも賞レースの結果が気にかかる。
スリー・ビルボードは外からガツンと、シェイプ・オブ・ウォーターは内臓をぐっと掴まれる感じで、全くタイプの違う映画。
作品賞と監督賞がシェイプ・オブ・ウォーター、主演女優賞と助演男優賞がスリー・ビルボード。
バランスを取るなどという事はないんだろうが、結果的にバランスが取れているように思える。
☆☆☆どちらか、お薦めするなら…
年に一回しか映画館に行かない人にはスリー・ビルボードを、複数回行くかも知れない人にはシェイプ・オブ・ウォーターを、年に10本以上は映画館に行く人には両方見ることをお薦めしたい。