名誉警察官でなく、改めて本当の警察官になることを誓い、予備校に通い始めるソロクだがバスの中で盗撮犯を捕まえるなど、警察官気質は消すことは出来ず。
イケメンな若者がおしゃれな眼鏡でファッションを楽しんでいるのかと思いきや、見たもの全てを録画出来るカメラを装着し、乗り込んだバスの中で自分の前に座った女性の洋服をこっそりと見つめているのだ。
隠しカメラで盗撮しているのと変わりないではないか・・・
犯人をワンスンに引き渡し、自分は予備校と自習ルームで1日を過ごそうとするソロクだが、予備校での席取りは夜明け前の3時頃から始まり、自習ルームでは物音一つ立てたら大変な騒ぎなのだ。
学生たちより一回り以上も年上と思われるソロクは、居眠りをしたり、席から立ち上がったりと、若者たちのルールについていけず、すっかりおばさん扱いだ。
しかしそんなソロクのそばには、眠い目をこすりながら送り迎えをしてくれるワンスンがしっかりといるのだから、おばさん扱いされる問題など小さなものだ。
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夜中、予備校そばで起こった殺人事件の容疑者として警察が連行したのは、就職準備のため予備校に3年も通い続けた若い女性。
返り血を浴びた犯人と道ですれ違う際にぶつかったから、自分の洋服に血が付いただけという彼女だが、はっきりとした確証はない。
疲労のため、始終鼻血を出していた彼女は、袖についた血も、自分の鼻血だと思ってたと言い張るが、警察がそんな言い訳を簡単に信じるわけはない。
しかし、犯人は殺害の際に自分も傷を負っているはずなのだが、彼女にそんな傷は見当たらない。
結局、就職試験準備どころではなく、ソロクの犯人探しは続く・・・