ジヌがレベルを上げて鍵を手に入れ、それをエマに手渡したことで、ゲームの製作者であるヒジュの弟セジュは無事にスペインから帰ってくることが出来た。
ジヌの言う通り、これで「あと一つの話を残すのみ・・・」というこのドラマを、この騒ぎをどんな風にまとめるかということだけ残っていると思っていた。
ただ、この収束に向かっての一つ気がかりなのは、ジヌが常々言っていた「僕と教授は同じ運命を辿るんです」という言葉。二人が同じような気持ちでこの妙な現象に(ゲーム内の話のはずなのに、何故か命を落とすという訳の分からない話)に立ち向かう必要があるということなんだろうが、教授はジヌにあれほど忠告されたにも関わらず、足を踏み入れたら危ないと言われていたソウルに戻り、さらにジヌを出し抜こうと、停めてあったサーバーを10分間稼動させることを無理やり指示。全てのトラブルの原因をジヌに着せようとしたのに、結局自分が何人もの敵の前に命を落とすことになってしまうのだ。
そしてジヌもヒジュと友人である理事の前から姿を消してしまう。
最後に居たと思われる教会に残された4つの白い粉の跡・・・ジヌが鍵を持ち、エマの代わりに亡霊のようにゲームの中に住み着いていたヒョンソクと自分の秘書、教授の胸を次々とその鍵で突き刺したのだ。
ゲーム内で削除される3人・・・・そして残されたもう一つの白い粉は、誰が見てもジヌが削除された跡・・・・
私は当然、ゲームの謎に誰か人力で加わっていると思っていたのだが、ゲームの製作者であるセジュもコントロール出来ないようなファティマの手によって、妙なゲームが出来上がっていたということらしい。セジュは「自分と同じようにジヌもどこかに隠れているかも・・・」と言うものの、その謎は解かれないまま、ゲームオーバーだ。・・・
再開したゲームの中で「分からない勇者が助けてくれた・・・」という都市伝説のような話があり、ヒジュはそれを信じて、ゲームにログインするのだが、謎が解かれないままドラマが終了したことには変わりない。
****
今回は言葉の壁というより、ゲームの壁を感じたドラマ視聴だった。