ウノは全ての事件の犯人だと自白した後、拉致されたウギョンを救うべくカン刑事が放った銃弾により命を落としてしまう。
しかしウノはカン刑事に撃たれずとも自ら命を絶つつもりだったようでもあり、何故亡くなる前に全部の罪を認めたのか、逆に疑問を持つカン刑事。
ウギョンは、母と一緒に落ち着いた生活を送っているソラの元を訪ねるが、その際ウノとソラ親子が撮影した写真を目にし、「ウノは本当に赤い涙だったのだろうか?」と疑いを持ち始める。3人が写真を撮った日は、あのクリスマスツリーの前で「赤い涙」が紙袋を持ち去ったその日だったのだ。ウノが実行犯でないことを確認したカン刑事たちは、誰か実行犯は別にいるはずと疑いだす。
犯人をおびき寄せるために、ウギョンが書き込んだ内容に犯人が反応したことから、センターの関係者が怪しいと考えた彼らは、ウノがハヌルセンターに来る前のセンターにも関係していたカウンセリング医師に目をつける。
ウノが子どもの頃、親に捨てられた灯台前の写真をPCの壁紙として使っている医師。
自分のカウンセリングも先輩であるその医師に行ってもらっているウギョンは、「プロである医師が虐待する親に復讐しようなどと企てるはずがない。」というものの、今の世の中、隠しきれる過去などないようだ。アメリカで過ごした彼が身分を隠して帰国した事、ウノの兄弟であるらしい事等を調べ上げるのだ。
何も知らないウギョンは、何度も彼のカウンセリングを受け、緑色のワンピースを着た少女が自分の妹であることを突き止める。病気の母が亡くなった後、すぐにやって来た新しい母。
親戚に預けられていた彼女が家に戻ると、義理の母の隣には違う顔の妹が居た。そんな風にして彼女は、義母が実の妹を虐待していたことを思い出す。父が自分に事実と違う話をしていたのは、妹が亡くなった事実を隠すためだったのだ。妹の代わりに義理の母の実子を自分の妹だと思い込まされたウギョン・・・・
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友達を階段から突き落とした男の子は「階段から落ちると、本当に人は死んでしまうのかどうか確かめたかった・・・」と言っていた。その子は自分達の虐待を隠そうとする両親から「自分が弟を階段で突き落として殺してしまった・・・」と教えられていたのだ。
自分がその子の事を気にかけていたのは、自分の境遇と似ていたからと気づくウギョン。