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白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

魔法科高校の劣等生 来訪者編 第9話『来訪者編IX』 感想: 最後のフリズスキャルヴはいかにも唐突だった。そしてリーナの未来はどこへ?

2020-11-29 02:23:49 | さすおに
唐突にレイモンドが出てきて、フリズスキャルヴの話とかしていったけど、ここ、改めて見ると、話の流れをドカンとぶっ壊すほど、唐突だなw

まぁ、レイモンドは後日、いろいろとアレなバイプレイヤーになっていくわけだがw

しかし、達也とリーナたちの争いの話までは良かったけど、日本の諜報部とかまで出てくると、途端に組織の暗躍話になるのが、原作者の悪いところだな、と、これも改めて実感。

確かに原作でもここからさき、急に、パラサイトの軍事利用を睨んだ争奪戦になっていって、結局、達也の闘う相手が、そうしたプロの連中になっていった気がする。

まぁ、その結果、達也の無双が見られるわけだから、一応、視聴者ニーズには応えることになるわけだけど。。。

にしてもなぁ。。。

エリカやレオ、幹比古もがんばったけど、たしかに相手がプロの諜報部工作員じゃねぇ。

達也のように、一介の高校生が、政府組織と互角に争えるほうが異常なわけだから。


とはいえ、この終盤にきてのリーナの動きはやっぱりもったいよなぁ。

もう少しだけリーナの内面を描く場面も挟み込めばいいのに。

リーナって、シリウスをやっていることについて、明確な評価を自分自身にもしていないからね。

惰性でやっているように見えるときも会って。

まぁ、それくらい、軍の躾がしっかりしている、ってことなんだけど。

なんか、今回はちょっと全体的にぶつ切りのシーンがむりやり繋げられているだけのように見えるところがあって難しい。

あ、そうそう、真由美と達也の会話のところは、ちょっと真由美の描写に気合を入れすぎていて、ちょっとアンバランスだった気がする。

なんだろうな、前回が内容も作画もよかっただけに、今回はちょっと見劣りしたかな、内容面でも作画面でも。

もっとも、黒羽亜矢子のところだけは気合が入っているのがスゴイねw

ということで、次回は達也の無双回だなw

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魔法科高校の劣等生 来訪者編 第8話『来訪者編VIII』 感想: ようやく四葉が動き始めた。そしてほのかのがんばりw

2020-11-22 02:22:11 | さすおに
いやー、ようやく黒羽亜矢子が登場w

ここから、四葉が少しずつ表舞台で「暗躍」することになって面白くなっていく。

で、その亜矢子が、いくら真夜の代理で来ていると言え、USNA軍の大佐と互角に対峙するのだから痛快といえば痛快。

で、今回は、この亜矢子だけでなく、深雪も、ほのかも大活躍。

実は、裏で藤林さんもクドウ閣下とともに達也たちを監視しているし。

なんか、女性キャラたちが頑張っている。

エリカも一瞬出てきてたけどw

あ、そういえばリーナがいなかったかw

ともあれ、まだこの来訪者編の頃は、深雪と達也の婚約が決まっていないから、とにかく、達也を巡って、深雪とほのか、あるいは亜矢子の想いが交錯していて、そのあたりがいい感じなんだよね。

そこに、リーナとエリカ、さらにはピクシーまで加わる感じで。

多分、真夜の存在がそうだけど、来訪者編って、パラサイトのホラー感も含めて、いい感じに新伝奇的な雰囲気を伴っていて、その雰囲気の中だと、女性は妖艶な存在として男性を籠絡するような空気も流れていて、その意味で、最も女性キャラの魅力が際立っていたときだと思うのだよね。

というか、そういうところがあるから、来訪者編は気に入っているのだけど。

だから、この女性キャラたちを繊細に扱っていく、という点で、監督が女性に代わったのは本当に良かったと思っている。

なんか、こう余韻があるよね、画面に。

今回の夜、パラサイトと交渉し、やり合うところとか。

あるいは、亜矢子の雰囲気とかね。

次回あたりは、ちゃんと亜矢子も達也と言葉をかわしてほしいと思うけれどw

それにしても、新伝奇の雰囲気に四葉の暗躍ぶりはものすごい合っている。

このあたりは、クドウ閣下と真夜の関係もちゃんと物語に陰影を与えるので、ホント、奇跡的にいい物語になったなぁ、と思っている。

次回も楽しみだね。

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魔法科高校の劣等生 来訪者編 第7話『来訪者編VII』 感想: 前半のほのか/ピクシーによるラブコメと後半の対リーナ/シリウス戦のギャップが激しすぎるw

2020-11-15 02:25:06 | さすおに
いやー、ほのかの想念で起動したピクシーが達也に抱きつくところからの一連のシーンはやっぱりいいねぇw

ここは原作でも一番笑えたところだったからw

地味にほのかの動きを止めようとするエリカと深雪も大概だけどw

でもあの場面で、欠かさず達也に「ロボットにも好かれるんだ」と突っ込む花音のブレなさもいいw

ともあれ、ピクシーを通じてパラサイトの思考形態やありようが平和的に開示されたのは、実はスゴイことなので、まさにほのかのお手柄なのだけど。

でも誰もそんなふうにほのかをみてやってないよなぁw

まぁ、それ以前にほのかが羞恥心で撃沈しているわけだけどw


で、そんなほんわかしながらも、微妙に達也がいじられていたピクシー回の前半から一転して、後半は、対リーナ戦。

でも、リーナが達也に勝てるはずもなく。

ただ、まさか達也に再生魔法が使えるなんて思ってはいないから、そりゃあ、撃たれたと思って気絶までした後、目が覚めて身体に何の傷もなければ、達也の能力が精神干渉系と思ってもおかしくないよね。

そもそも、USNAは、達也が、質量・エネルギー変換魔法の使い手として見ていたわけだから、再生魔法が使えるとは思えないわけで。

いや、でも、もっと冷静に推理すればその可能性もなくはないわけだけど。

でも、そこまで、リーナに思いつけ、というのも酷な話。

むしろ、達也は、自分の能力を精神干渉系と思ってくれるようにミスリードもしているわけだしね。

ということで、なんとなくパラサイトのことも、リーナ/シリウスのことも一定の方向で決着が付きそうな形になってきたので、次回以降、今度は、またぞろ大人たちがこの騒ぎに便乗して良からぬことをしでかそうとするのを、達也が潰しにかかる、という方向かな。

そして、ようやく黒羽の双子の登場だなw

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魔法科高校の劣等生 来訪者編 第6話『来訪者編VI』 感想: 待望のバレンタイン回を征したのは七草センパイでしたw

2020-11-08 17:46:43 | さすおに
あはは、完全に一回分、ギャグ回にしてしまったw

で、しかも完全にバレンタイン回。

おいおい、前回の戦闘回のシビアさはどこに行ってしまったのだ???って感じだけど。

でも、それも仕方なくて、バレンタイン回の一番のオチであるピクシーの扱いが、次回に繰り越しになってしまったからねw

それにしても、この頃の深雪は、まだ自分が達也の実妹という意識が残っていたときなので、こうしたバレンタインデーのような状況だと、自分の心情に自分自身戸惑っていて、いい意味で面白かったんだなぁ、と改めて思った。

これなら、ほのかにワンチャンあるようにまだみえるし、リーナが、なんだかんだいって達也に惹かれる乙女な部分を見せても納得がいく展開だった。

なので、なんで、実はいとこ同士でした、だから結婚も可能です、なんて展開に、後にしてしまったのだろう?

もったいないよなぁ。

どこまでいっても、達也と深雪は実の兄妹の関係で、結婚はできないけど、二人でずっと過ごすことはできる、という基本設定は残しながら、ほのかとかリーナとか真由美とかが、達也に正式にちょっかいを出せる状況をずっと残しておけばよかったのに。

その方が、気持ちは悪いけど、面白かった。

それを、作者の都合で、自分は恋愛の機微はかけないので、ええい、めんどうだから、とっとと深雪の希望を叶えてしまおう!って感じで「四葉継承編」のあたりで、むりやり決着をつけてしまってから、達也がただの「俺TUEEEマン」になりさがってしまって、とたんに「お兄様」の物語って、つまんなくなっちゃったんだよね。

ホント、もったいない。

その結果が、メイジアン・カンパニーでは、藤林さんにしても真由美にしても、達也に雇われる社員という扱いだからね。

リーナに至っては、深雪のボディガードだしw

色気も何もあったもんじゃない。

色恋沙汰が苦手、というのにもほどがあるでしょ。

そういう意味でも、やっぱり、この「来訪者編」が、『魔法科高校の劣等生』の面白さのピークだったと思うんだよね。

キャラ配置も、世界観設定も、スリラーとホラーが程よく混ざった本筋の展開も、たまにまぶされるギャグ成分やラブコメ成分という点で、バランスのいいお話だったと思うんだよね。

深雪は、自分の想いは永遠に満たされないと思い続けることで、類まれな魅力を発していたキャラだったのにね。

ホント、もったいないことをしたな!って、再度思い知らされた2期第6話だったとさw

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魔法科高校の劣等生 来訪者編 第5話『来訪者編V』 感想: ようやく面白くなってきた!次回は念願のバレンタインほのか回かw

2020-11-01 14:53:46 | さすおに
リーナやパラサイトを含めて、ようやく役者が揃ったところで、わかりやすく第1回の対パラサイトバトル回。

パラサイト編の何が面白いかって、パラサイトが妖魔と位置づけられているので、幹比古の古式魔法が、予想以上に役立つところ。

対して、達也は、完全に「原題魔法っ子w」なので、いちいち、想定外の現象に、いまはまだ戸惑い続けている状態。

なんていうか、今の達也は『禁書目録』のアクセラレータみたいなもので。

学園都市の科学の中では第1位のアクセラレータも、外部にある魔術に触れると、なにがなんだかわからず、当初は混乱していたけれど、その時のアクセラレータに今の達也は似ている。

なまじどちらも理詰めの強者なだけに、理解不能の未知の存在に対しても、正当に理詰めでそれを理解しようとするから。

でもまぁ、この来訪者編から、実は達也の「人間味」が増していくところはいい。

あ、でも、そういえばアクセラレータも同じように人間味がまして言ったけっけw


ともあれ、達也からすれば、前半の雫とのやり取りの中で、パラサイトは、ミニブラックホール実験のせいで異次元からやってきた「来訪者」であることもはっきりしたし。

しかし、そうなると、いきなり原作の最新刊の方にまで飛ぶけど、達也の時代の日本のディープステイトたる「元老院」が国土保全のために目を光らせている相手が妖魔ってことは、実は、八雲師匠ってMIB(メン・イン・ブラック)のような存在だったんだなw

だって「妖魔=パラサイト=異次元からの来訪者」って、もうほとんど異世界人=宇宙人みたいな存在じゃない。

だって、このパラサイトを呼び込んでしまった背後にある余剰次元理論?って、この達也の世界では、一応、正当な物理学として扱われているのだから。

宇宙人は、宇宙船に乗ってやってくるのではなく、まさに異世界召喚のように異次元から突然、転移してくる存在、ってことになるw

だから、最初に来訪者編を読んだときに感じた面白さって、そうした達也の世界における現代魔法の存立基盤とその限界の片鱗が見られたように思ったからで。

で、気になったからずっと追いかけたわけだけど、結局、達也が高校を卒業するまでには、ほとんど、その秘密について扱うことはなかった。

一応、新章のメリディアン・カンパニーでは妖術師が敵対者になるようだから、妖魔やパラサイトの秘密にも迫っていってくれると思うけど。

なんたってMIBって元ネタも割れたわけだしw


ともあれ、次回は唐突なバレンタイン回だけど、でもまぁ、そこでようやく、今回戦力外通告によって校舎屋上に置いてけぼりになった「ほのか」の大活躍回になるからw

まぁ、とてもハズカシイ大活躍なのだが。

多分、来訪者編のなかで、一番、どうでもいいといえばどうでもいいw回になるはずなので、今から楽しみw

さぁ、パラサイトが憑依した家事ロボット・ピクシーは、どう起動するのでしょうか?w

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魔法科高校の劣等生 来訪者編 第4話『来訪者編IV』 感想:お兄様ラブの深雪にリーナがただただ圧倒された回w

2020-10-25 02:25:55 | さすおに
なんだろう、リーナvs深雪の対戦、って、わりと頂上対決だったはずなのだけど、深雪のブラコンに当てられてリーナが戦意をくじかれたように見えてしまうのがおかしいw

てかさ、さすがにリーナ、というかシリウスの立場、ないじゃん!って思うよなぁ。

リーナが完全にタダのポンコツJKに成り下がっているしw

いや、これでいいんだけどね。

で、あとは、七草・十文字組と、エリカ・幹比古組の間を勝手に手打ちにしてしまう達也のしたたかさw

まぁ、達也的には、彼らが一本化してくれたほうが余計なことに時間をとられなくていいや、くらいの合理的判断だったのだろうけど。

でもまぁ、結果として、周りが振り回されているのがちょっと笑える。


とまぁ、パラサイトの追跡劇をしていたはずなのに、いつの間にか、相手がリーナになって、その相手もいつの間にか達也から深雪になって、なぜだか九重八雲一門が仕切り役になっている、という、よくよく考えると、展開の目まぐるしい回だった。

というか、リーナって、自分が深雪と達也に負けたこと、シルヴィにいってよかったの?

こんなにリーナって、脇が甘かったけ?と思うくらいポンコツ度が増しているw

とはいえ、これで、次回以降、物語の焦点はパラサイトそのものに移るってことで。

あ、そうそう、雫のそばに来たレイモンドw

まさかやつがその後、自らパラサイトになるとは思わなかったなw

てか、来訪者編以後の彼のしょぼい振る舞いを見ると、初登場の頃は大いにだまされていたのだな、と感じる。

とまれ、雫といえば、次はほのかw

はやく、ほのかのあの名場面をみてみたいw ヒントはOPw

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続・魔法科高校の劣等生 メイジアン・カンパニー 第1巻 感想2: 本当はアニメの『来訪者編』の終了直後に『メイジアン・カンパニー』を始めたかったのだろうな。

2020-10-20 01:08:18 | さすおに
来訪者編を見直してて思ったのだけど、コロナがなければ、アニメの来訪者編が9月末で終わって、その直後に「メイジアン・カンパニー」を始めたかったんだろうな。

というのも、メイジアン・カンパニーの柱って、来訪者編の冒頭でパラサイトが属するカテゴリーとして、SB魔法を引き合いにしながら言われた「妖術」だから。

そのためにも、来訪者編は9月に終わらせたかった。

というのも、来訪者編が終わってからの、達也と深雪が2年間の高校生活を送る間には、結局、パラサイトが巻いた様々な謎は、事実上、何も解かれずに終わってしまったから。

ただ、光宣を介してパラサイトの能力が達也の敵になっただけで、パラサイトはどこから来て、もともとどの様な存在なのか、という謎は手つかずのままだった。

ただ、「幻術」の世界は、来訪者への冒頭で少し語られていたように、達也の師匠の八雲が本来扱ってきた領域なんだよね。

ただ、来訪者編の段階では、八雲の正体ってまだわかってなかったから、そもそも魔法の埒外にある妖術の話に至るルートがまだなんにもなかった。

これもまた、来訪者への冒頭で達也が言っていたように、達也たちの世界では、百年前にはオカルト扱いされていた魔法が、体系化された科学技術として扱われているわけで、その意味では実は解明の手順がわかった「既知」の領域。

それに対して、妖術の方は、魔法という科学技術ではまだ扱えない未踏の地、「未知」の領域であって、その限りで、達也たちに時代における正真正銘のオカルトになる。

それでも、科学技術で解明できないからといっても、祈祷師や呪術師の実践に見られるように、事実として使えるオカルトは存在するということ。

そうした魔法の埒外の世界を扱うのが幻術の世界。

そして、それを、来訪者編からようやくストレートに受け継いで物語を駆動する謎として扱うのがメイジアン・カンパニー編なのだと思う。

そういう意味では、来訪者編が終わって、幻術の「妖しさ」についてなんとなくイメージができたところで新章開始!にしたかったのだろうな、と思った次第。

というか、八雲師匠や、彼が御庭番的に仕える元老院!とか出してきたら、今まで以上のの謎!に向き合わないと面白くない。

多分、気分的には『帝都物語』の平将門的な国家の英霊wみたいなものがきっと出てくるんだと思うよw

きっと魔法師開発のために第一研から第十研まで国家が設置した時に、そのナンバーズからはみ出た存在が絶対いたはずで、それこそが妖術師だった、ってことになりそうだし、その意味では、パラサイトのように、異世界からの侵入者に備えるMIBwみたいな奴らがきっと元老院の直轄にはいると思うなw

その意味では、国家戦略魔法師なんて、所詮は人間どうしの、国家どうしの争いに過ぎなくて、元老院は、きっと地球の危機wについて備えているんだよね、MIB的に。

いやバカバカしい話だけど、でも、光宣を、サンダーバード5号のように衛星軌道に常駐させるようなバカバカしさがオーケーなら、異なる世界からの侵入者、って絶対出てくると思うのだよね。

で、きっと、その末裔が妖術師=ソーサラーなんだよw

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魔法科高校の劣等生 来訪者編 第3話『来訪者編Ⅲ』 感想: リーナがどんどんテンパっていくのはやはり笑えるw

2020-10-18 02:05:36 | さすおに
うん、やっぱり、来訪者編は面白いな。

パラサイトの行動が夜に限られるので、勢い、物語が進む時間も闇夜に限られるのがいい。

不穏な雰囲気が素敵。

で、今回はとうとう、シリウスがリーナであることがバレちゃったしね。

というか、リーナの独白がいいよね。

エリカに達也に、日本の高校生、どうなってるの? ってw

だんだん、リーナがテンパってきて、素の姿が顕になってしまうのはやはり笑えるw

ただここで、実はエリカが、結構規格外の強さの持ち主であることが判明するのはすごいんだよね。

なにしろ、後にUSNAの軍人とも剣技でエリカは渡り合ってしまうのだからw

そりゃ、リーナが焦ってもしかたないw

ここから先、リーナとどう共同戦線をはるかは楽しみ。

でも当然、この段階では、リーナに対する深雪の対抗意識も相当なものなので、次は、リーナvs深雪になるはずで。

もっとも、それが、数年後には、リーナが深雪の護衛になる時代を迎えるのだから、この出会いは、大きな転回点だったってことだよね。


それにしても、今にしても思うと、結局、高校生編の「お兄様」って、今回達也が疑問に思ったパラサイトのこととか、SB魔法のこととか、明らかにしないまま、終わらせていることが改めて確認されたので、やっぱり、メイジアン・カンパニーでは、そっちに取り組んでいくんだろうな。

その意味では、八雲師匠って、やっぱりメイジアン・カンパニー編では重要な役割を果たすのだろうな。

あとは、このときはまだ真夜の得体のしれなさが強くてビビる。

でもあとになると、むしろ後ろに控えていた執事の方が気になってくるというw

そういうところも含めて、やっぱり来訪者編は面白いなぁ。

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続・魔法科高校の劣等生 メイジアン・カンパニー 第1巻 感想: 「妖術師(ソーサラー)」という新たな敵への対抗から「霊子(プシオン)」の謎に迫っていくのがきっと物語の大きなテーマに違いない!

2020-10-13 00:32:45 | さすおに
先月、完結したと思ったら、その1月後には新シリーズが始まった「お兄様」の物語。

新章はどんな立ち上がりを見せるのだろうか?

ということで、とりあえずスペースあけときます。

























とにかく、達也が「お兄様」からすっかり「閣下」になってしまった!w

副題にある通り「魔法科高校の劣等生」の続編である「メイジアン・カンパニー」の1巻。

予想していた通り、新シリーズとしてリセットするにあたり、前シリーズがほうぼうに散らかしてきたネタや秘密やキャラをシャッフルして使い勝手のいい形に整形し直すところか始まった、という感じ。

その受け皿というか、枠組みが、達也がつくった「メイジアン・カンパニー」という組織、ということだね。

簡単にいえば、読者の人気度の高い(主には女性)キャラを中心に、達也の周りに自由に配置させるための装置がメイジアン・カンパニー。

大学と違って、達也のつくる組織だから、その構成員は達也の好き勝手にできるので、多分、『劣等生』の最後の方、特に3年生のときにように、もはや高校や大学という公式の場所に拘泥する必要はなくなる。

簡単に言えば、「司波達也組」の立ち上げね。

で、そこは達也の城なので、もう達也の存在は完全に「閣下!」w

なにしろ、上は、USNAやイギリス、あるいは、インド・ペルシャ連合といった、各国政府の重鎮とホットラインを築きながら、その脇で、四葉の当主・真夜の庇護、さらには四葉のスポンサーである(未来の)日本のディープステイトたる元老院の大御所からも支援を得ているのだからw

もはやすっかりジジ殺しの若手のやり手起業家!、という感じ。

なんか、このあたりは、マジでIT起業家万歳!だった頃のゼロ年代テイスト。

なので、途中で、達也がルルーシュに見えてしまったよw


で、そうして、自分の城を築いたところで、まわりは、達也のハーレム結成、ということで。

深雪、リーナ、藤林響子、七草真由美、黒羽亜夜子、の5人が、とりあえず、達也のつくった会社に集っているということで。

ていうか、この5人だと、マジで前シリーズの人気女性をとりあえずかき集めました、って感じで。

とはいえ、この5人の中では真由美は、完全にイロモノ担当になっているけどw

それでも出させてもらえるだけよかった!って感じなんだろうな、真由美ファンからしたら。

で、肝心の物語の方は、メイジアン・カンパニーの稼働に伴い、恒星炉技術の基幹技術である人工レリックに対する産業スパイの侵入、という、今までの「お兄様」の物語のレベルからすればえらくこじんまりとした、いわばコソ泥事件がメインだったわけだけど、

そのコソ泥事件を通じて、深雪、リーナ、響子、真由美、亜夜子、の5人の能力がどんなのだったか、一通り、復習する回だった、って感じ。

で、この産業スパイ事件を通じて、一応、当座の達也の敵になるFAIRというテロ組織!が最後に登場したところで、次回に続く。

そういう意味では、今回登場した新キャラの遠上遼介は、こうした新組織を紹介するための媒介役だった、ということかな。

この先、彼の大本の雇い主で、FEHRという組織の長であるレナ・フェールとの接点ということで、遠上はまだ出てきそうな気はするけれど、どうなんだろう?

とりあえず、遠上はレナに心酔しているから、真由美とコンビを組まされても、特に真由美になびく、ということもなさそうだし。

むしろ、司波達也閣下ハーレムのそばにある男性だけど、そのハーレム要員の女性たちと無駄な色恋沙汰が起こらないようにするために、この遠山をおいたようにも思えるけど。

一応、作者の思惑としては、遠山は達也に続く第2の主人公になる、ということのようだけど。

ちなみに、第3の主人公は光宣らしいw

にしても、3人主人公システムって、それ、完全に『禁書目録』じゃん!大丈夫なの?


もっとも、真由美がこんな近くに、しかも「司馬専務!」とかいいながら甲斐甲斐しく達也の支持に従うような立場になってしまった以上、次巻以降、十文字や摩利が出てくるのは必至なんだろうな。

むしろ、今回、ほのかと雫を除いて、レオやエリカ、幹比古が登場しなかったのは意外だった

彼らは彼らでこの先、登場するのだろうけど、しかし、逆に、今の達也の目的とは接点がつくりにくいから、登場させるにも、もう少し仕掛けが必要なのかもね。


でも、とにかく、今回一番笑えたのは、光宣と水波の扱い

もう、あれ、黒羽姉弟と同じくらい、完全に達也の信奉者じゃんw

しかも、衛星軌道上から地球の動向を探るという、超隠密の役割!

正直に言えば、

パラサイトとなった光宣と水波の住む衛星軌道上の施設「高千穂」は、何だか衛星軌道上から地球の事件を監視する点でサンダーバード5号みたいだなとか、

その「高千穂」から擬似瞬間移動で地上と行き来できる(ようになる)のって、映画のスタートレックの転送ビームみたいじゃん!

と思っていたら、作者あとがきで、全く同じことが書いてあって、さすがに苦笑いw

もっとも作者のいうスタートレックは、オリジナルのテレビシリーズのことだったけどねw

ということで、この先、「高千穂」は便利に使われるのだろうな。


で、新たな敵となるのが、魔法師ならぬ妖術師(ソーサラー)!

一応、作中では、今までも登場した生まれながらの魔法師であるBS魔法師の延長線上に捉えられるような「未知の術者」として置かれているみたいだけど。

でも、もとをたどれば、「来訪者編」で登場した吸血鬼のような謎の存在を「パラノーマル・パラサイト」から「パラサイト」と名付けたのが、古式魔法の使い手であった幹比古であったように、まだまだ達也の世界には「魔法工学」では解明できない謎がたくさんあるということで。

今回、響子が真夜から「本命の研究課題」として与えられていた「情報ネットワークの研究」というのとあわせて、マジで「パラサイト」という現象の根幹である、謎因子の霊子(プシオン)の探求に向かうのだろうな。

で、その過程で副産物的に、多分、光宣と水波をパラサイトから人間に戻す手段も見つかる、という感じで。

あ、そうか、きっと妖術師まわりの探求のために、達也が、古式魔法の知識を求めて幹比古や八雲師匠との接点を復活させる、って感じだな、きっと。

幹比古が出てくれば美月も多分、ついてくるし。

そもそも「メイジアン」という戦闘魔法師適性を持つ以外の魔法特性をもつ人間という点では、美月なんてメイジアンの筆頭のような存在だし。

自らレスキュー隊員の道を選んだレオとか、広い意味でメイジアンの可能性を開いていっているわけだしね。

そういう意味では、レオとエリカのドイツ魔法師ネタにも広がるといいなぁと。


とまれ、仕切り直しの『メイジアン・カンパニー』の第1巻は、こんな具合に、新たな物語環境の設定の紹介で終わってしまったので、とりあえず、次巻での物語の方向性のより具体的な提示に期待?かな。

要するに、『魔法科高校の劣等生』で不完全燃焼のまま終わったネタをあれこれ回収していくというのが『メイジアン・カンパニー』の基本戦略。

そういう意味では楽しそうではあるのだが。

にしても、リーナが、達也と深雪に対するツッコミ役になるとはねーw

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魔法科高校の劣等生 来訪者編 第2話『来訪者編Ⅱ』 感想2: 来訪者編、監督が代わって大正解!『空の境界』のような原作の雰囲気がうまく再現されていて大満足!

2020-10-12 00:04:18 | さすおに
その1からの続き)

改めて2話を見直してみたのだけど、いやー、細かい芝居が丁寧に組み込まれていて、これ、監督が代わって大正解だったな!

たとえば、今回で言えば、レオの病室を後にして達也たちが帰る場面で、エレベータに乗っている場面があるけど、

あの外の夕日を背景にして正面から捉えた構図、しかも対称的な人の配置とか、それだけでなにか不穏な気にさせられるものね。

その後の、病院前のスペースで達也たち5人だけで話す姿をロングで捉えている場面とかも、何かが起きるかも?って不安にさせられる。

いやー、監督が吉田りさこって女性に代わってどんな風になるか心配だったのだけど、これ、小野学よりも百倍くらいいいね。

小野学ってなんでもかんでもエログロと無駄なアクションにするから、お兄様の第1期は完全にネタばかりになっていたし、SAOの3期もやたろと陵辱系の描写が多くて嫌になっていたのだけど、ホント、監督、代わってよかった。

小野学だったら、来訪者への新伝奇風の雰囲気なんて、絶対、つくれなかったからね。

あと、監督が女性になったからかもしれないけれど、女性キャラの描写が繊細かつフェミニンなものになった。

特にそう感じたのが、今回のエリカね。

エオの見舞いに私服で駆けつけていたエリカの姿は、制服のときよりもスレンダーなラインが生かされていて、これなら、原作の中でしばしば、深雪と並ぶ一高の美少女、というの納得できるから。

そう思って振り返ると、1期のときのエリカって、ひたすら元気っ娘って印象しかなかったから。

でも、今回のエリカは違った。

まぁ、リーナたちスターズの女性隊員全般にもいえるけど、動きがシャープだよね。

そういうのがネタにならないでスマートに描かれているのはいい。

あるいは、途中の芝居で、真剣な話をするときは、しっかりアップで話者の顔を捉えたりとか、そういう画面演出もうまいなぁ、と思った。

とにかく、来訪者編って、魔法師どうしの対決、というよりも、パラサイトという妖しい存在と、どう戦っていいのか手探りで相対していくのが中心になるから、とにかく繊細な表現が必要だと思っていたので。

『空の境界』みたい、って言えば通じるかな。

ああいう感じが、原作を読んでいるととてもしたので。

その雰囲気をうまく再現してくれていて、実はとても嬉しい。

ホント、小野学じゃなくてよかった、彼の作風だったら、原作の持ち味が台無しだっただろうから。

実際、街を徘徊するレオの悩みとかも、陰りのある描写だけで表現されているからなぁ。

素晴らしい!


その1もあります)

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