118話の最後のチラッと出てきた「御守り」のことね。
五月が最初に零奈に扮した時に、ボートから上がる際に風太郎に渡した「御守り」。
あの中には何が入っていたのだろう?
五月は、風太郎が自信をもてたら中を確かめて、と言っていたわけのだけど、あいにく、あの御守は、その後、風太郎が雪も積もるような冬の寒い日に川に落ちた際、二乃を救うか、御守を確保するか、の二択を迫られた結果、そのまま川に流されてしまった。
なので、今はもう風太郎の手元にはない(はずの)御守り。
でも、その回想場面が118話でチラ見せされた、ということは、そして、119話で、その話はなかったかのように、というか、そもそも118話なんてなかったかのように、風太郎と四葉のバカップルぶりが描かれたことを思うと、やっぱり、120話以降で、あの中身についても言及されるのかな。
一応、最初に言っておくと、あの中身は、直後にでてきたプリクラだ、と受け止められているようだけど、それは、さすがに了解し難い。
だから、あの直後の五月のスマホに貼られたプリクラはミスリードだと思う。
だって、あれ、42話で自信喪失中の風太郎に対して、いかにも咄嗟に御守りのなかに入れた感じだったけど、その時にプリクラをシールのまま、持っているものなのかな?
いや、持っている可能性は否定しないけど。
でも、この零奈なりすましに対して疑問をもっていた五月だったら、事前になにか用意しておくような気がするのだけど。
まぁ、それがプリクラだった、というなら、それはそれで納得はできないこともないのだけど、でも、それも含めて、巧妙なミスリードだと思うのだけどね。
118話の内容にそくせば、あの時の意気消沈している風太郎に対して、「あなたは一人ではない」というメッセージを伝えることができるものだった、ということ。
なにかプリクラ以外のメモ的なものが入れられた、と思うのだけど。
もっとも、あれが確かに、五月、風太郎、らいは、の3人で撮ったプリクラで確定だったとしたら、むしろ、あの42話の時点で、すでに五月は、十分、風太郎のことを意識していた、ということだよね。
最低でも友だちであることを自覚するくらいには。
だったら、日の出祭の「君もわたしの理想」発言までを含めて、五月が、少しずつ一歩一歩、風太郎との距離を詰めてきていたことの証しと受け止めることができる。
あと可能性としてあるのは、あれがプリクラだったとして、風太郎はすでに御守りの中を見ていて、だから、零奈の正体は五月であることを突き止めていた、というもの。
それなら風太郎が、修学旅行の後、零奈=五月を呼び出してスクラップブックを手渡すことができたのも説明できる。
ただし、読者からすると、「零奈問題」というこの作品の最大級の謎が、いつの間にか、はるか昔に解決されていたことになり、盛大に騙されたことになる。
とりわけ、この事実の読者からの隠匿は、そうとう悪質なものといえるので、もしもそうなら、読者が荒れることは必至。
さすがにそんな仕込みは作者もしないだろうから、風太郎は御守りの中身は知らない、ということにしてよいのだと思う。
だとすると、118話の中であの御守りのことが振り返られたことの意味とは、中身が何であれ、風太郎はあの御守りをなくしてしまって、中身を確認することができず、五月が込めたメッセージが伝わることは、金輪際ありえないということ。
むしろ、その「失われたメッセージ」を巡る騒動が、ポイントなのだろうね。
もう一つ、ウルトラCとして、あの川でなくした御守りを、実は三玖が拾っていて、中身を見てしまっており、そこから風太郎が五月のことを大事に思っていることを知って、だから、日の出祭の時に「風太郎への恋がかなわない」と思っていたというもの。
まぁ、ありえなくはないけどね・・・、ぐらいの話。
とにかく、御守りは、6年前の京都の出来事を含めて、この物語の中核をなすものであることは間違いないので、118話でそのことを読者にわざわざ思い出させたことには、やはり何らかの意図があるはず。
となると、そのお守りの件で、京都への修学旅行のさなか、風太郎から、お前は信用できない、と通告された一花が出張ってくる感じかな。
ともあれ、あの御守りの話が、この終盤において無視される、ということないはず。
そこが突破口になるのだろうね。
五月が最初に零奈に扮した時に、ボートから上がる際に風太郎に渡した「御守り」。
あの中には何が入っていたのだろう?
五月は、風太郎が自信をもてたら中を確かめて、と言っていたわけのだけど、あいにく、あの御守は、その後、風太郎が雪も積もるような冬の寒い日に川に落ちた際、二乃を救うか、御守を確保するか、の二択を迫られた結果、そのまま川に流されてしまった。
なので、今はもう風太郎の手元にはない(はずの)御守り。
でも、その回想場面が118話でチラ見せされた、ということは、そして、119話で、その話はなかったかのように、というか、そもそも118話なんてなかったかのように、風太郎と四葉のバカップルぶりが描かれたことを思うと、やっぱり、120話以降で、あの中身についても言及されるのかな。
一応、最初に言っておくと、あの中身は、直後にでてきたプリクラだ、と受け止められているようだけど、それは、さすがに了解し難い。
だから、あの直後の五月のスマホに貼られたプリクラはミスリードだと思う。
だって、あれ、42話で自信喪失中の風太郎に対して、いかにも咄嗟に御守りのなかに入れた感じだったけど、その時にプリクラをシールのまま、持っているものなのかな?
いや、持っている可能性は否定しないけど。
でも、この零奈なりすましに対して疑問をもっていた五月だったら、事前になにか用意しておくような気がするのだけど。
まぁ、それがプリクラだった、というなら、それはそれで納得はできないこともないのだけど、でも、それも含めて、巧妙なミスリードだと思うのだけどね。
118話の内容にそくせば、あの時の意気消沈している風太郎に対して、「あなたは一人ではない」というメッセージを伝えることができるものだった、ということ。
なにかプリクラ以外のメモ的なものが入れられた、と思うのだけど。
もっとも、あれが確かに、五月、風太郎、らいは、の3人で撮ったプリクラで確定だったとしたら、むしろ、あの42話の時点で、すでに五月は、十分、風太郎のことを意識していた、ということだよね。
最低でも友だちであることを自覚するくらいには。
だったら、日の出祭の「君もわたしの理想」発言までを含めて、五月が、少しずつ一歩一歩、風太郎との距離を詰めてきていたことの証しと受け止めることができる。
あと可能性としてあるのは、あれがプリクラだったとして、風太郎はすでに御守りの中を見ていて、だから、零奈の正体は五月であることを突き止めていた、というもの。
それなら風太郎が、修学旅行の後、零奈=五月を呼び出してスクラップブックを手渡すことができたのも説明できる。
ただし、読者からすると、「零奈問題」というこの作品の最大級の謎が、いつの間にか、はるか昔に解決されていたことになり、盛大に騙されたことになる。
とりわけ、この事実の読者からの隠匿は、そうとう悪質なものといえるので、もしもそうなら、読者が荒れることは必至。
さすがにそんな仕込みは作者もしないだろうから、風太郎は御守りの中身は知らない、ということにしてよいのだと思う。
だとすると、118話の中であの御守りのことが振り返られたことの意味とは、中身が何であれ、風太郎はあの御守りをなくしてしまって、中身を確認することができず、五月が込めたメッセージが伝わることは、金輪際ありえないということ。
むしろ、その「失われたメッセージ」を巡る騒動が、ポイントなのだろうね。
もう一つ、ウルトラCとして、あの川でなくした御守りを、実は三玖が拾っていて、中身を見てしまっており、そこから風太郎が五月のことを大事に思っていることを知って、だから、日の出祭の時に「風太郎への恋がかなわない」と思っていたというもの。
まぁ、ありえなくはないけどね・・・、ぐらいの話。
とにかく、御守りは、6年前の京都の出来事を含めて、この物語の中核をなすものであることは間違いないので、118話でそのことを読者にわざわざ思い出させたことには、やはり何らかの意図があるはず。
となると、そのお守りの件で、京都への修学旅行のさなか、風太郎から、お前は信用できない、と通告された一花が出張ってくる感じかな。
ともあれ、あの御守りの話が、この終盤において無視される、ということないはず。
そこが突破口になるのだろうね。