BLACK SWAN

白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

魔法先生ネギま! 329時間目 『託される未来!』

2011-06-22 12:56:52 | UQH/ネギま!
うーん。
今回の話は、引きまで含めて、全く千雨の言ったとおりで、
全く、男の子ってのは、面倒なくらい勝ち負けに拘って、
挙句の果てに話の展開を引き伸ばすなぁ、って感じ。
いや、ほんとに。

とっととここまで話を進めればいいのに。
しかも、フェイトはツンデレ小僧モードだし。はぁ。

それでもって、一番いいところで、よく解らんけど、フェイトとネギが撃たれるのとか、どんだけ。

というかさ、今更、あの化物二人を一蹴してしまうキャラ(多分造物主?)とかだすのは、どうなのよ。

そこまで、能力値の引き上げ、というかインフレ化するの、もうやめたほうがいいと思ってたのにね。

普通に考えれば、二人を凌駕する「敵」が現れたわけだから、
もはやネギとフェイトが協力して立ち向かうしかない。

っていっても、フェイトは、どうもリライトされたくさいけどね。
だから、立ち向かうなら、ネギ達だけで、ということかもしれないけれど。

もちろん、物語的には先が見えなくなった気はさせられるけど、
なんか、そもそも、話がどこに向かっているのか、あまりよくわかんないんだよね。

それは、今回、刹那と龍宮隊長の話がたったあれだけで済まされてしまったことでもわかるけど。

簡単に言うと、物語のスケールをバカみたいに急速にでかくしたから、
その分、話が拡散してしまっていて、プロットが追えない。
いや、プロットは容易に想像がつくのだけど、その斜め上に全然いかない。

で、もはや作中内の誰かに感情移入しながら読む、というのも許さない。

たとえば、超編の時は、超の意向とか想像しながら話が進んだし、
超はスゴイといっても怪物ではなかったから、クラスの面々も含めて、
その意向を互いに推理しあって話が進むところがあった。
千雨やゆえきちとか。
だから、たとえ、最終決戦は、超とネギと分かっていても、
そこまでのプロセスは楽しめたし、
二人の対決も奥の手の存在を含めて、段階的に盛り上がった。

そういう要素が、今回の魔法世界編、特にフェイト戦では、ほぼ皆無。
これは、やっぱり、物語のスケールを大きくしすぎたせいだと思うのだよね。

だから、とりあえず、フェイト編が終わったら、
ある意味で、日常編に戻り、バトル的には一時の小康状態に戻り、
そこから、ネギパーティの布陣を再構成して、
クラスの面々にも役割が与えられるところから物語を再起動すると思っていたのだけど。
どうも、今回の引きだと、そういう「タメ」はなさそうで。
勿体無いと思うんだよな。

そもそも魔法世界編は、ネギの父=ナギを探す旅としてスタートしたはずだけど、
いつの間にか、ジェットコースターのような話になってしまって、
千雨ですら、話の流れについていけない、というツッコミしか入れられなくなってる。

ホントは、魔法世界の救済とか、ネギと千雨と何人かで協議しながら、最善策を見つけた、という展開でも良かったと思うのだよね。
ネギの発案を、千雨たちが再検討しさらに案を練り上げた、という感じで。

でも、そういう描写はなく、全てはネギの力と知恵で自己完結的に解が示されてしまう。
これは、正直、あまり読んでて心踊る展開ではないよね。

こうなると、逆に、強制的に一年ぐらいネギまは休載って方がいいのかもしれないと思えてくる。

それは映画の出来にもよるのかもしれないけど、漫画が漫画として物語を完結させるキャパを越えてしまったようにも思える時があるから。

とりあえずは、来週を待つことにする。

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