BLACK SWAN

白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

UQ HOLDER! 第18話 感想

2014-01-15 18:42:52 | UQH/ネギま!
面白いくらい、刀太と九郎丸の回になると、つまらなくなる。
刀太はあっさり倒されてしまうし(というか、不死性を封印?されてるし)。

これだと、九郎丸が頑張るしかないけれど、どう考えても、刀太と九郎丸にとっては格上の相手との戦闘だから、刀太に続いて九郎丸がピンチになったところで、他のUQHのメンバーが助太刀に入る、ってところかな。

まぁ、これまでの流れだと、九郎丸が頑張って、刀太にとって「頼りになれる」存在であることを証明しようとするのだろうけど。

・・・とはいえ、そういうのはなー、正直、どうでもいいや。

ネギま!の時もそうだったけど、戦闘ってイベントは、無用にだらだらと頁数ばかり食うから面倒なんだよね、そもそも。コマばかり食うというか。そのくせ、やっぱり、赤松健って漫画家はバトルの描き方が上手くないんだよね。愚直に細部を描きすぎるというか。

そろそろエヴァの再登場による瞬殺!ってのがみたいところだけどw

なんていうか、バトルといっても、刀太と九郎丸だと、ネギと小太郎の修行シーンを延々が見せられているような感じがするんだよね。なので、どうしても退屈。

そういう意味では、刀太のバディとして「頼りになる存在」になろうと頑張った九郎丸も瞬殺され、前回、超の襲撃を受けた夏凛も劣勢に立たされているところに、他のUQHメンバーが駆けつける、という展開を希望。

で、そのUQHメンバーが敵を圧倒して、それで、何であんな民間軍事会社なんかに襲われなきゃいけないのかを、とっとと説明してほしい。

というか、半端に民間軍事会社なんて存在を出してきているのもなんか嫌なんだよね。このUQHの世界がネギま!の世界の未来であって、どうもネギたちの計画がうまく行かなくて、わりとディストピアの未来が生じている、ってことのようで、その結果、国が力を失い、魔法力を戦闘力にした傭兵=民間軍事会社が跋扈している、ってことなのだろうけど。。。

でもさー、ネギま!の未来がディストピアってことだけでも、普通に「鬱」なんだよね。

なので、そんな鬱な世界がどうして生じてしまったのか、ってことぐらいは、そろそろ、ちゃんと作中で説明してほしい。

でないと、何か、世の中の気分として民間軍事会社でも出しておくか、ってやってるようにしか見えないんだよね。

でも、そういう半端な使い方はあまり感じが良くない。

ということで、さっとさとUQHの助っ人を登場させて、お話を進めてくれ。

ていうか、夏凛を出してくれー。

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東京レイヴンズ 第14話 『Black Shaman ASSAULT -術比-』

2014-01-15 18:21:56 | レイヴンズ
まさか、13話と14話の二回で6巻を消化するとは思わなかった。
今回は、OPもEDも省略で。
これで完全に今までのOPとEDのことを忘れさせて、次回から新OPと新EDに移行するのを狙っているのかもしれないけれど。

それにしても、さすがに詰め込みすぎじゃないかな。
全編に亘って、ぶつ切りの、ダイジェストな感じがして、これだと原作の面白さが伝わらないのではないだろうか。

というのも、6巻のポイントは、蘆屋道満と大友の間の「術比」そのもののスゴさではなくて、その最高水準の陰陽師同士の真剣勝負を目の当たりにした春虎が、自分たちが極めて危機的な状況にある、ということをすっかり忘れて、二人の陰陽師の術の掛け合いにどんどん惹かれてしまい、むしろ、その凄まじさに恍惚として行くところにあるんだよね。

だから、そのカットが入らないのは、ちょっとね・・・
というか、かなり残念な気がする。

そもそも原作の語り手は春虎なんだよね。
基本的には彼の視点から事件が捉えられていく。

もちろん、そんな一人称視点は、映像にしてしまったら維持するのは無理なことはわかるのだけど、けれども、今後の展開を考えたら、この回の「術比」を捉える視点は、可能な限り、春虎が見ているものだ、ということを理解させるカットの挿入が何回か、欲しかった。それも、思いきり彼の目に寄せたカットで。春虎が術比を、恐怖と畏敬の両方を込めて「凝視」しているものとして。

なんというか、そういう切迫さがないまま、6巻の内容を全部消化しました!って感じで無難に済ませてしまったのはもったいない。半端に鈴鹿がデレるところを描くくらいなら、そっちに時間をさいて欲しかったなぁ。それくらいなら、無理矢理二話で6巻を消化するような構成にせずに、3話に分けて行けばいいのに、と思う。

あとは、あー、確かにこれ、難しいよなー、と思ったのは、実際に陰陽師対決になると、術を一通りきちんと唱えて戦わなくてはいけないわけだけど、これ、正直にやると、思い切り時間をくうね。しかも、詠唱の呪文?に漢字が与えられないから、原作にあるような、陰陽道的オドロオドロしさが全く伝わってこない。この辺りの処理の仕方は、もうちょっと工夫がほしい。

あるいは、漢字的、というか、象形文字的な禍々しさが、口頭で術を唱えるだけでは全く伝わらないから、その分、画面をもう少し暗めにして、道摩法師と大友の対決の厳しさを表現して欲しいと思ったかな。

とにかく全体的に雰囲気が軽い。というか、軽すぎる。

春虎たちを全員描こうとするとどうしても棒立ちの静止画になってしまうので、とても間延びした感じになってしまう。それくらいなら、春虎だけにカメラをあわせて彼の表情の変化だけを追っていけばいい。

・・・という具合で、どうも半端にエロや萌え要素を入れようとしているせいか、肝心なところで、緊迫感の欠ける絵作りになっているのは残念。

決していい加減に作られているわけではないのは、3話で、春虎と夏目が鈴鹿の泰山府君祭を阻止しようとするところで、ちゃんとアクションになっていたところからわかる。あの第1巻を扱っていた頃は、ちゃんと春虎目線で物語が進んでいたんだよね。

もちろん、それは、春虎が能動的に行動を起こしているから、その描写をするだけで、自動的に春虎目線で事件を見るようになるということで、逆に言うと、今回は、春虎は単なる観戦者でしかなかったから、自動的に春虎目線を感じることができなかったのかもしれないけれど。

とはいえ、それは画面の作り方でいろいろと調整できると思うのだよね。

心配なのは、これから先の話は、今回以上に、様々な人たちがそれぞれの立場から動き始めるようになるので、その事件の推移だけを消化しようとすると、その事件が持つ物語全体の意味、とりわけ春虎にとっての意味が不鮮明になってしまうように思える。

でも、その「春虎への影響」が感じられないと、そもそも何でそんな事件が起こっているのか、伝わらないはず。

大体ここのところの展開だと、そもそも春虎が主人公に思えないしね。

いや、思っても、いわゆるラノベ的な鈍感さをもつハーレム主人公のように見えてしまう。そういう要素が原作には全くないとはいわないけど、でも、そんな要素ばかりが強調されるのもねー。

特に、7巻以降の展開は、そんなハーレム展開のような呑気さとは無縁のシビアな展開なので、そのシビアさをどこまで映像化できるかどうかで、東レの評価も決まってしまいそうに思えるのが困るところ。

6巻を描いた前回と今回を見ると、大分、不安になる。

終わってみたら、原作の方が遥かに面白かった、ってことにならないといいけど。

心配だな~。

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