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白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

ストライク・ザ・ブラッド 第24話 『暁の帝国篇 II』

2014-04-01 16:08:01 | ストブラ
ストブラの最終回・・・なのだけど、
どちらかというと、最後の二話は外伝的かな。
原作の本編にはないものなので。
その分、ストーリーは全くわからなかったから、素直に楽しめたけど。

要するに、未来から娘がやって来ました!って話だったわけで。
でも、20年後の世界が「暁の帝国」というのだったら、
それは古城が皇帝というわけだから、
別に彼の伴侶が雪菜だけとは限らないよね。
というわけで、多分、零菜だけでなく萌葱の生物学的父親は古城、ってことなんだろうけどね。
で、雪菜にしても浅葱にしても忙しすぎるから、彼女らの娘の養育は実質的に凪沙が行ってきたから、結果的に「古城くん」という呼び名がデフォになったんだろうね。

まぁ、真性の暁ハーレム誕生、ということでw
もっとも、要するに、それは第四真祖のドミニオンってことだから、その主がハーレムであることは全く問題ない!

ってことで、むしろ、ストブラは、最終的に誰が正妻か?なんてくだらない問いを物語構成上持つことなく進めることができることが、これで確約されたわけでw

ある意味、これはこれで正しい設定だと思うなw
だって、王者がハーレムを持つのなんてマジで普通じゃない。
そこをわかっていてもグダグダ扱わないといけない、というのが、ラノベの鬱陶しさだったわけだけど、そこはもう、どうでもいい、ということで。

そもそも、ストブラの場合、古城の眷獣掌握のために新規の献血者が必要だ、ってルールの縛りがヒロインを増やさざるをえない構成を許してくれるわけだから。

ということで、外伝的な未来からの来訪者のエピソードだったわけだけど、意外と深い意味をもつ回だったなー、と思った。

どうでもいいけど、中二的武器の名前をあずみんボイスでやられると、零菜がどうにもニャル子さんみたいで困ったw ある意味、ものすごい存在感だなw

ともあれ、2クールに渡ったストブラも終了。

終わってみれば、最後は素直に面白かったかな。
東レと違って、ストーリーや演出については、うまく原作を処理していて、良かったと思う。
もちろん、全部は描けないから、原作の中に残してしまったネタも多いのだけど、そういうネタがなくても、少なくとも第一期で完結させる分には問題ないものばかりなのは上手い。
ちゃんと、取捨選択がされていて。

ちなみに、最も外されることが多かったネタは、雪菜の過去話と、凪沙の奇怪な行動だったのだけど、それも第2クールに入って、適度に挟み込んできて上手いな、と思った。

ところで、ここから先は、原作のネタバレも含むけど、結局、今回の第一期では原作の6巻までを消化。

で、次の7巻、8巻は、ずっと伏せられていた、古城がなぜ第四真祖になったのか?についての過去話と、それを通じて、そもそも第四真祖とは何か?という疑問に徐々に答える話になっている。

そういう意味では、大転換点の直前で終わったんだよね。

なので、ここまで上手く作ったのなら、是非、第二期でこのあたりの話を突っ込んで表現して欲しいところ。

原作的には、10巻まで既に出ているので、あと、2、3冊、ということはまぁ、1年ぐらいしたところで第二期をやってくれるといいかなー、と思う。

前に、10巻の感想でも書いたけど、2、3巻ってことは、多分それで、古城が12体の眷獣を全て掌握する、というところまで行くと思うのだよね。となると、残るは、カインとの最終決戦、つまりは、聖殲、の話の手前ということになって、原作をアピールするにもいい感じだと思うし。

ということで、原作の続きも、二期も楽しみにしたい。

これも10巻感想で書いたことだけど、このストブラ、既存ラノベのオイシイところのマッシュアップ的な作品なんだよね。実際、第1巻は2011年5月に出てるわけで。

そういう意味では、ラノベ第二世代、というか、10年代のラノベの一つの典型だと思うので、その意味でも、上手く最終話に着地してくれるといいな、と思う。

ホント、禁書目録×カンピオーネ×はがない×・・・、という感じの作品なので。

この第一期は、よく出来た佳作だった。
まぁ、もう少し作画のバラ付きをなくしてくれたら傑作の部類に入ったんだろうけど。

ともあれ、第二期を楽しみに待ちたい。

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