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白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

UQ HOLDER! 〜魔法先生ネギま!2〜 第11話 『彼女の恋の物語』

2017-12-12 15:00:13 | UQH/ネギま!
なーんか、いろいろ駆け足だったねー。
そのせいで、打ち切りっぽい雰囲気だった。

実は、このあたりの、明日奈が再登場するあたりは、駆け足でしか読んでいないので、あまり原作との違いがよくわからないのだけど、それにしても、駆け足すぎるw

あと、明日奈、無双すぎw

で、今回、明日奈とヨルダが対峙しているところでなんか気がついたのだけど、これって、もしかして、火星vs金星、の争いの代理戦争?って感じがしてきた。

要するに、ネギま!の話では、火星にたどり着いて、そこに魔法世界があることに気がつくまでで終わってしまったけど、UQHはさらにその上位の話に突入している、ってことなのかな、と。

だって、そもそも、始まりの魔法使いにして造物主であるヨルダがいたからこそ、エヴァという吸血鬼も生み出されたわけで、だから、ヨルダってもともとネギま!世界の超人たちのさらなる上位存在だよね。

でも、そのチートのさらに上を行く無双を明日奈がやるってことは、明日奈の存在自体は、ヨルダと同一平面上にあるってことでしょ。

で、その魔法無効化能力が「火星の白」とわざわざ言い直して、その上で「金星の黒」と対に扱われるわけだから、

明日奈=火星=白=魔法無効化、

に対して、

ヨルダ=金星=黒=魔族=魔法、

ってことだよね、きっと。

そうすると、出来損ないの複製体であるカトラスが、ネギというか、ヨルダ側についているのも納得がいくよね。彼女の場合は、魔族変身しかできないわけだから。まさに「黒」しか身にまとえなかった。

そういえば、もともと、ネギ自身も、アリカの血統から、明日奈同様、火星の白の力も引き継いでいるはずだったから、となると、ネギ自身は、なかば天然の奇跡で、金星の黒たる闇の魔法を、火星の白で押さえ込んでいたのかな、と思えてきた。それで、エヴァとは違って、実年齢に沿った肉体的成長を遂げていたのかなぁ、と。

だって、あのナギ救出作戦の時のネギって、年齢詐称薬を使ってる感じではなかった気がするんだけど。

いずれにしても、火星と金星の争いがもともとあって、その流れに、むしろ地球の人たちが巻き込まれたってことなのかね。

いやー、メチャクチャ壮大な話だけど。。。

もっともらしい理屈をつければ、金星は地球よりも太陽に近いから、生存上、太陽光から身を守る必要があって、そのために闇を操る力を得なければならず、その反対に、地球よりも太陽から遠い火星の場合は、太陽を補うために白の力が必要だった、それが各々の個別の能力の発祥だったってことかな。

となると、金星と火星の間の地球は、闇と光、黒と白のバランスがもともと取れていた、ってことなのかね?

あるいは逆に、事の始まりは、太古の昔の地球人が今以上のオーバーテクノロジーを持っていて、それで金星と火星に植民に向かい、現地で各々、生存のために能力を身に着けたら、ク黒と白だった・・・とかね。

まぁ、どうでもいいし、どうでもいえることだけど。

ともあれ、もともと金星と火星の争いがあって、その争いの中で、ヨルダという異分子が誕生してしまった、ってことなのかなぁ、と。

そうであれば、ザジが、金星のお姫様として、地球のネギたちを監視していたってのも、理屈がつくように思うし、龍宮隊長が、魔族と人間のハーフだというのも、もともと魔族=金星人が、地球人の金星適用形態だったら、交配も可能だよね。

そうすると、ダーマ師匠も、ザジとかヨルダに相当するような存在なのかね。

まぁ、そうなると、ほとんど金星人=魔族が、神様ってことになるわけだけど。

しかし、こうした対立構図ってどこかで見たなぁ、と思ったら、『進撃の巨人』だった。
あれも、いつの間にか、巨人化という能力を巡る人間の争いに転じていたからなぁ。
しかも、もともとは同族だったようだし。

それと同じような展開だよね、UQHの金星と火星の対立は。

まぁ、単なる思いつきだけど。

にしても、明日奈がここまで無双になって、かつ、扇の要のような存在になるとは思わなかったなぁ。チートすぎでしょ。

もっともマジックキャンセルの力だからなぁ。。。

あ、そうか、だから、火星の白も身にまとった刀太は、デフォルトで魔法が使えないわけか。
そりゃそうだよね。

しかし、刀太をつくった能力、というのは、火星の魔法世界の魔法人をつくるのと同じ理屈なのかな。だんだん、そのあたりが気になってくる。

ともあれ、アニメの方は、今回が11話だから、もしかして次回で終わり?
あっても、あと2回だよね。
毎度のことながら、アニメ化に恵まれないシリーズだなぁ。
もはや完全にダイジェスト版。しかも劣化版。

そうそう、やっぱり三太がいないと物語が締まらないね。
三太がいると、刀太が同性からも信頼されるナイスガイになるけど、三太なしだとただのハーレム王にしかみえないw 残念だよなぁ。

なんか、それっぽくアレンジされて終わるのかな。

まぁいいや、今回は、なんとなく、金星と火星の間の確執に思いが至ったので。

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カンピオーネ! XXI 第21巻 「最後の戦い」 感想

2017-12-12 10:01:47 | カンピオーネ
いやー、とうとう最終巻なんだけど、
これも、前巻から間が空きすぎて、全く内容を思い出せなくて困ったw

ということで、とりあえずスペース、空けときます。






























で、最終巻は面白かったかどうかというと、
うーん、ビミョー。

というのもラーマとの戦いはすでに、これまでにガチでやってしまっているので、いまさらだなーと思っていたら、あっという間の共闘モード。

で、その共闘からラスボスたる時の女神を倒し、その権能を護堂が奪うというところでエンド。

ただ、その最後に得た権能が、なんとここでもまた「平行世界」移動能力でワロタw

なんかさぁ、平行世界、ブームすぎでしょw

でもこれさぁ、便利に使われて全然カタルシスなくなるからやめた方がいいと思うんだけどね。

もっとも、このカンピオーネの作者は、恐ろしいくらい文章が下手で、何の描写能力もないので、これくらい書割な能力を持ち出したほうが逆にいいのかもしれないけれど。

あーでも、この人の文章が下手、というのは、前にもカンピオーネの感想で書いた気がするのだけど、これはこれで味のあるものなんだよね。

いい意味で、ホンモノの神話っぽくて。
かっこよくいえば、叙事詩っぽい。

要するに、出来事が淡々と記されるだけで、そこに登場人物たちの感情や思いが特に書き込まれるわけでもない。

それに、間をすっ飛ばして唐突に次の場面に行ってしまう。

そういうのが、ホンモノの神話や叙事詩では見られるわけだけど、それは普通に今の時代の小説を読んだ人から見たら、何の心理描写もなくてつまんないってことになる。

正直、カンピオーネの作者の書き方はそれにかなり近い。
いや、もちろん、ちゃんと会話もあるわけだけど、その会話にしたって、多くはパタンの繰り返しなので。
そこは、あ、また同じこと言ってる、と思ってほくそ笑むところになっている。
オチを知っている落語を何度も聞くようなのもので。

カンピオーネ、って全体的にそういう文章なんだよねー。

ただ、この作者、その一方で、神話の知識はどうやら無駄に豊富だから、それなりにその神話の話を持ち出すことで、お話自体は、読めてしまうところがある。

でないと、あれだけ、アルゴノートとかで引っ張っておきながら、最後の護堂の好敵手に、インド神話のラーマーヤナなんて持ってこないでしょ。

まぁ、そもそも、ウルスラグナなわけだがw

ということで、最終巻だったけど、なんか、1冊まるまる後日談みたいな話で特に盛り上がるでもなく終わってしまった。

いや、実際、アテナやペルセウスの再登場なんて、もう、カーテンコールみたいなものだったし。
だって、登場しても、うーん、こういう形で汝と闘うのは違うとか言って、自発的に退場しちゃうのって、結構、目が点だったよw

まぁ、こういうあっけなさは、マジで神話っぽいわけだけど。

胸熱展開ということでは、カンピオーネどうしのバトルロワイヤルの前巻、前前巻の方が面白かったよね。

あれは、一応、それぞれのカンピオーネのもつ権能が予めわかっているので、半分くらいは知略戦になっていたところもよかったしw

それに比べると、ホント、最終巻には、そういう盛り上がりは皆無だったなぁ。

まぁ、とりあえずは、ゴドーを待ちわびて、ちゃんと終わったのでいいかな、と。

もともと、テレビでやっていたのを見て読み始めたし、あれも、そもそも「草薙護堂はかんぴおーねである!」という口上に痺れて見てしまったところもあったから、そういう意味では、神話ぽいケレン味はあったかな。

もっとも、やっぱり10巻あたりまでがよかったかな。

アイーシャが出て来たあたりから、何でもありになってしまって、なんか物語もだらだらしてしまったし。
アテナが何度も出てくるのは、ちょっと何だったかなー
人気があるからなのはわかるけどねー
あのあたりから、実際、何が目的でお話が動いているのかもよくわかってなかったかなぁ。
まだ、惰性でも読めてしまえたわけだけどw

ということで、これは、むしろ、テレビの続きをOVAでもいいから見てみたい感じ。
恵那と天叢雲劍の活躍をもう少し見たかったかなぁ。

もっとも護堂の場合は、ウルスラグナの権能だけで闘うほうがカッコ良かった気はするけどねw

ともあれ、終わり。
たしかに、続きは見たい感じ。読みたい感じではある。

しかし、終わった感じのしない終わり方だなぁw

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