BLACK SWAN

白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

機動戦士ガンダム 水星の魔女 第6話 『鬱陶しい歌』 感想: そうかやっぱりエリクトはエアリアルになっちゃってたのか。。。

2022-11-06 19:40:44 | 水星の魔女
まさかバースデーソングが呪いの歌になってしまうとは。

「鬱陶しい歌」ってバースデーソングのことだったのか。

厳しいなぁ。

エラン、まさか、ヘイト集めた次の話でいきなり殺処分されるとは。。。

しかし、前回も書いたけど、これ、ガンダムでは強化人間は死ぬもの、というテンプレがあるからこそ、一気に進められた話だよね。

このエグい展開の速さは大河内流だなぁ。

これで次回登場するエランは、5人目となるし。

にしても、このエランシリーズは、本体のクローンなのか、それとも、別の個人が整形とか改造されてオリジナルのエランに似せたものにされたのか、そのあたりはちょっとはぐらかされてしまった気がする。

あのエランの母親らしき人の姿は何だったのか?、ということになるし。

4人目のエランにされた人物の本当の母親だったのか?

それともオリジナルのエランの記憶まで盛り込まれたのか?

でも、一瞬映ったエランの母親の背景がどうにも金持ちの家には見えなかったので、やっぱり孤児が拾われてエランに改造されたと思うほうが正しいのだろうな。


とは言え、今回の最大のポイントは、そのエランの母親?の記憶を呼び起こさせたのが、エアリアルのガンビットの中?に閉じ込められていたであろう何者かの意志のように見えたこと。

エアリアルのシステムには、人間の脳神経系がひながたになっていた、というのはほぼ確定だね。

そして、その雛形となった素体が、プロローグでルブリスを動かしていたエリクトであることも。

なにしろ、冒頭Aパートのママンの発言で、エアリアルのことを娘とよんでいたし、プロローグの事件が起こったのが21年前だったってことも明らかにされていたから。

21年前じゃ、今のスレッタの年齢と合わないからね。

しかし、こうなると、むしろ、スレッタ自身が、エリクトのクローンの可能性が出てきた。

それまでの失敗作のエリクトクローンがすべてエアリアルのガンビットに利用された、と思う方がいいのだろう。

だから、エランがエアリアルのオールレンジ攻撃を受けたときに感じたのは、自分が単にオリジナル・エランの身代わりであったのに対して、エアリアルとスレッタが事実上、クローンとして同一の存在だったってことだったのだろうな。

それなら、エアリアルは、最初からスレッタの拡張身体のようなものだし、操縦者ひとりが受けていた負荷を、エアリアルの中の、ガンビットの中の、エリクトの脳神経系が引き受けることで、スレッタ自身の負荷は事実上ゼロになる、ということで。

その意味で、エアリアルはスレッタと完璧なまでの「人機一体」を実現させた。

そんなシステムを、自分の娘を使って実現させたのだから、ママンの狂気はとんでもないよね。

それくらい復讐の意志が強かったということで。

まさに、シェイクスピアの『テンペスト』の魔女プロスペローをもじったプロスペラをその何しているだけのことはある。

マジで、ママン、魔女だよ。


ともあれ、今回は前半の山場になったね。

これで次回、総集編というのは上手いな。

ここまでの展開を振り返ることで、エアリアルとスレッタの存在のイメージが明らかになるから。

なんか、総集編といっても、エランの会社関係者のスレッタに対する分析になりそうだけど。

いっそのこと、エランが語り部になったら、スゴイけど。

あ、そうそう、グエルだけど、これは彼も地球寮に合流する流れかな。

そういう意味では、今回の敢闘賞はなにげにニカだよね。

エンジニアとしてのニカの背景も気になってきた。

絶対修羅場の経験者だよね、ニカも。

実は、魔女の娘だったりして。

あ、ミオミオがすでに正妻づらしているのはちょっと笑えた。

うーん、しかし、エラン、ここで退場かぁ。

すごいな、大河内!

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狼と羊皮紙 第8巻 感想: もしかしてルティアに託された地球球体説の検証に賢狼ホロが協力する流れだったりする?

2022-11-06 12:30:50 | 狼と香辛料/羊皮紙
前巻までで、この物語の時代の大きな歴史的背景として、宗教改革、大航海時代、地球球体説、と、中世のまどろみから目覚めるべく大事件が控えていることが示唆されていて、どれもこれもコル&ミューリ組が解決するの?って思っていたのだけど。

とりあえず、今回の話で、最後の地球球体説については、新たに登場した狼の化身ルティアにコルが一任(丸投げ?)して対処することになった。

その分、コルは公会議の方に集中していく、ということで。

しかし、まさか、地球球体説の方の検証をルティアというもう一人の狼娘に委ねるために、ずっとミューリには内緒にしていたとは思わなったよ。

もちろん、著者の意図としてね。

でもさ、結局、この第8巻の中では、ミューリはルティアに対して、自分がルティアが「賢者の狼」という二つ名を名乗るようになった元ネタである「賢狼ホロ」の娘であることを明かしていなかったわけで、この秘匿が今後、ルティアの行動にどういう影響を与えるのか、がとても気になる。

で、今までも、コル&ミューリ組が取りこぼしてきた問題を、後続のホロ&ロレンス組が解決してきたことからすると、これはむしろ、「月を狩る熊」事件の解明も含めて、ルティアがホロ&ロレンスに合流する流れになったりするのかな?

錬金術師で猫の化身のフェネシス(『マグダラで眠れ』のヒロイン)が、どうやら先んじて、この地球球体説の検証にいどんでいるみたいだし、そもそもフェネシスもそのひとりである「呪われた一族」が新天地に飛び立った、という話もあったりすると、この「呪われた一族」は「月を狩る熊」と接点を持っているんじゃないかなとも思ったりするので。

だったら、ホロが解明に向かってもおかしくはないかな。

障害があるとすれば、ニョッヒラの温泉宿のことと、あとはロレンスが、もういい中年なので、どこまでホロたち獣の化身の道行についていけるか、ということだろうけど。

でもなぁ、これまでの作者の作風を見たら、公会議のすったもんだを描いている間に並行して、新大陸と地球球体説の方に向かってもいい気がするんだよね。

近代の夜明け、新時代の到来、を描く、ってことで。

そこで、ホロとフェネシスとミューリの話が合流するのって、なんかかっこいいじゃん!って思うのだけど。

どうかなー。

それはともあれ、今回はコルが、ちょっと若き日のロレンス風に、あれこれ社会の政治の仕組みを直感的に理解して、ほどよい解決策を即座に描けるようになってきたのだがよかった。

もちろん、それは一方で、ミューリの幼さを強調するための対比でもあったのだろうけど。

しかも、その「知恵者コル」の姿を見せた相手が、ミューリではなくルティアだった、というのが、いかにも秘事っぽくてw

なんとなくコルがエーブに気に入られているのがわかるような感じで。

今回は、そこが一番の見どころだったかな。

もちろん、大学都市の様子も面白かったけど。

しかし、この先、どう話は広がっていくのだろう。

西洋文化史的には、中世から近世、そして近代へ、という大きな流れが控えているから、作者の気概さえ十分なら、まだまだ話は膨らませられるんだけどね。

さてさて、どうなることやら。

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うたわれるもの 二人の白皇 第20話 『トゥスクルへ』 感想

2022-11-06 12:00:38 | Weblog
やっぱりトゥスクルが舞台になるといいね。

ヤマトでの合戦も想像以上によかったけれど、トゥスクルに舞台が移ると、やっぱり旧作とのつながりや、この世界の秘密に迫る話が前面に出てくるので面白い。

基本、人類が滅んだ後の世界、というのがね。

今回だった旧文明のオーバーテクノロジーが出てくるわけだし。

いよいよ終盤ってことだけど、地味に楽しみになってきている。

しかし、今回のようにハクであることを明かしながらクオンと話すときは、藤原啓治の生来のいつまでもチンピラなオッサン声が懐かしいと思ってしまった。

惜しい人を亡くしたと改めて実感。

役者さんってすごいよね。

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SPY×FAMILY 第18話 『家庭教師の叔父/〈東雲〉』 感想

2022-11-06 11:45:40 | SPY×FAMILY
今回は、アーニャの試験を巡って、ユーリとロイドが右往左往する回。

てか、東雲に中村悠一使うんだー、ってのが一番驚いたけどw

なんかそこに全部持っていかれた感じ。

アーニャの目標も、ロイドの目標も、ともに赤点の回避に集中していたのはどうかと思ったけどね。

しかし、これ、この先どうやってアーニャはステラを獲得していくのだろう?

それはそうと、意外と次男のダミアンが努力家なのには驚いたが、これ、どこかでうまく使われるのだろうか。

そりゃまぁ、できの良い兄をもった弟の悲劇、ってことなのかもしれないけれどね。


しかし、よく考えたら、アーニャもClover Worksじゃん!

これはClover Worksの時代が来たってことでいいの?

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ぼっち・ざ・ろっく!  第5話 『飛べない魚』 感想

2022-11-06 11:38:46 | ぼっちちゃん
アハハ、とにかくぼっちちゃんの一挙手一投足が面白くてしょうがないw

それだけでもう十分楽しめるのだが、今回は、そこにバンド演奏が加わって、俄然、ロックっぽくなってきたw

で、ぼっちちゃんのギタースキルが超絶なのはいつになったら全バレするのだろう?

まぁ、それをやっちゃうと、ぼっちちゃんが無駄に増長するのも目に浮かぶので、物語構成的には、切りどころの難しいカードだよねw

でも、とにかく、このぶっ飛んだ感じはいいなぁ。

アニメーションってこうじゃなくちゃ、という気にさせられる作品だなぁ。

だって、見てるだけで可笑しいからね。

もう完全に『チェンソーマン』を抜いてるでしょ、アニメの動きや表現として。

MAPPAは、Clover Worksに弟子入りして、一からアニメの作り方を教わったほうがいいんじゃないかな。

そう思わないではいられないくらい楽しい絵だよなぁ。

なによりスタッフが楽しんで作っているのが伝わってくるのがいいw

でもそのためには、ギリギリのところをついても視聴者が受け入れてくれるはず、という直感が必要なんだけど。

そういう意味で、センスのいい作品だよね。

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