BLACK SWAN

白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

呪術廻戦 懐玉・玉折/渋谷事変 第32話 『渋谷事変』 感想: 戦闘のバランス、悪くない? 五条先生中心でいいのに。。。

2023-09-15 16:10:40 | 呪術廻戦
うーん、なんかテンポ、悪いよね。

MAPPAの悪いところって、原作にある流れをそのまま描こうとするところだよね。

まぁ、前回の究極メカ丸の戦闘シーンでは、原作以上に描きこんでいたけどw

で、今回で言えば、バッタ戦、尺、使い過ぎでしょ。

どうせ使い捨ての雑魚キャラなんだから、あんなに芝居させる必要ないでしょ。

同じ戸惑いの間をつくるなら、本丸である五条のほうに使えばいいのに。

なんかね、そういうところがね、いまいち乗れないんだよね。

懐玉編のときのように、ここの戦闘に意味があればいいのだけど、たかが三下のバッタにあれはやりすぎでしょ。

資源は有限なんだから、もっと大事なところに使おうよ。

しかし、そうか、展延、ここで出てきてたのか。

とにかく領域展開、という設定がよくも悪くも大技すぎて、その必中必殺の領域を回避するための小賢しさが、呪術戦のポイントになっているのは、なんともしょぼいよね。

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ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 第19巻 感想3: 本編のゴールである黒竜討伐にむけてダンジョン最下層の攻略が加速する!

2023-09-15 14:22:56 | ダンまち
感想1感想2からつづく)

19巻は基本的にベルくんのこれ稀での歩みを総括する物語だったわけだけど、それと平行して、物語の背景事情にも大きな変化が描かれていた。


一つには、物語の最終ゴールである黒竜討伐を完全に見据えた動きが本格化してきたこと。

それに合わせて、ダンジョンの最下層の攻略も加速しそう。

もっとも、こちらはもっぱらロキ・ファミリアの担当になるのだろうけど。

ただ、事実上、フレイヤ・ファミリアを従えるヘスティア・ファミリアが協力要請される可能性も高そう。

リューさんの加盟で、ヘスティア・ファミリアの自力はものすごくあがったし。
これで、専属ヒーラーとしてニイナが加わったら、パーティの布陣も完璧だしねw

そういう意味では、学区編が、ソード・オラトリアの13巻と、ダンまち本編の19巻で平行して始まったことで、完全に、物語がクロスオーバーしたよねw


それにしても、クノッソス攻略の成果をフェルズが利用することで、まじで最下層アタックの実現が近づく、と言うのは構成上、上手い。

外伝まで含めて、これまであった話が、全部、有機的に関わって、今後の物語が展開されそうなのが凄い。

まぁ、フェルズとフィンはもう裏でつながりあっているわけだから、最下層の攻略には、リトたちゼノスたちが本編・外伝ともに絡んでくるのは確実だろうし。

そうなると、いまのところゼノス最強であるアステリオスがどう動くかも気になる。

さらにいえば、例のジャガーノートの生まれ変わりであるゼノスもどう関わってくるのか。

そもそもジャガーノート自体は、ダンジョンの防衛機構として生まれたモンスターだったはずだから、彼?のゼノス転生?には、そうしたダンジョンの意志を伝えるメッセンジャーのような役割もあるのではないか・・・と思っていたりもする。

ともあれ、最下層アタックには、ギルドによって「巨大立杭」をつかったダンジョン最下層への近道も作られるみたいだから、思っていた以上に早く最下層には到達できるのかもしれない。

ただその一方で、今回、エイナが心配したように、ダンジョンからの逆襲が生じる可能性も捨て置けないと思うけど。

ゼノス事件のとき以上の大災害が起こりそう。

だから、今後の流れとしては、

外伝のほうで、主にはロキ・ファミリアを中心に、最下層アタックの話が描かれ、その過程で、アイズの出生の秘密が明らかにされていく。

まぁ、その過程で、一度、地上がモンスターに襲われて、ヘスティア・ファミリアが、フレイヤ・ファミリアを従えて、事態の沈静化に駆り出されそうな気はするけどw

対して、本編の方で、黒竜討伐の準備につながる話が進められる。

場合によったらヘスティア・ファミリア自体が、『学区』にのって他の地域を見て回る、という可能性もありそう。

それならベルくんの出生の秘密?にも迫れそうだし。

ていうか、そろそろゼウスじいさん、登場してほしいよね。

最下層アタックについても、黒竜討伐についても、最も成功に近い存在が、ゼウス・ファミリアとヘラ・ファミリアだったわけでしょ。

なんとなくだけど、その過去話に、レベル7のレオン先生が絡んでくるように思えるのだけど。

もしかしてゼウス・ファミリアの関係者だったりしないのかな、レオン先生。

そうでなかったとしても、ゼウス先生が間にたって、ベルくんとレフィーナの正式な共闘が実現しそうな気もするw

ということで、だいぶ、この先の展開も絞られてきた気がする。

まずは本編の20巻、ならびに外伝の15巻を楽しみに待つかね。

といっても、この1年間の刊行ラッシュの後だから、どちらも1年くらいは待たされそうな気もするけど。。。

でも、勢いがあるうちに、新章の流れをこのまま作り出してほしいな。

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ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 第19巻 感想2: 「豊穣の女主人」という場はフレイヤ・ファミリアにとっての第2の家だった!

2023-09-15 14:21:36 | ダンまち
感想1から続く)

それにしても、19巻の中身は、ベルくんにとっては、これまでの足跡を振り返り、これから向かう先に備える、という、大きな「移行期」の話だったので、それを考えると、ソード・オラトリアの13巻で、『学区』についての基本的な説明がなされていたのは、ほんとに良かった。

本編19巻を読んだ後だと、外伝13巻は『学区』の設定資料編でもあったのだな、と思った。

でもあそこで先行して『学区』とは何か、というのが一通り説明されていたからこそ、本編19巻では、ベルくんの成長を振り返り、ベルくん学ぶ側から教える側へ、導かれる側から導く側へ移ったことに、物語の大筋を定めることができた。

『学区』についてすでにある程度予備知識があったことで、舞台設定の説明でもたつかないで済んでよかった。

実際、学区出身のレフィーナによる学生時代の回想も含めた学区の導入は自然だったし、そのときに19巻でのベルの行動もある程度先見せされていたのもよかった。

なぜなら、本巻は、ベルくんの来し方行く末を確認するもので、18巻までの彼の足跡をたどるものでもあったから。

その点では、エイナさんの妹のニイナの登場は絶妙だった。

ベルくんが自分の学んだことを教える相手としても。

そして、一通り年上女性の攻略が終わったところでの「妹キャラ」の登場としてもw

ニイナの登場は、物語のフェーズが変わったことの象徴だった。

将来的には、エイナとニイナの姉妹の間でベルくん争奪戦が始まるというただれぶりだけどw


とまれ、その年上女性の攻略の完成の象徴として登場したのがリューw

なにしろ、本巻でやっと待望のリューさんのヘスティア・ファミリア入りが実現されたw

その代わりに、といってはなんだけど、リューのポンコツぶりに拍車がかかってきたw

たしかに、リュー=アストレアでは隠す気ないよねー。

その前の、リュー=クラネルも大概だけどw

ヘスティア・ファミリア入りしたことで、どうやら今後はポンコツエルフであることが日常化していくみたい。

まさに「釣った魚になんとやらw」というメタ的扱いw もちろん作者がねw


しかし、それにしても、まさかそのリューが抜けた「豊穣の女主人」を切り盛りすることになったのが、シルと元フレイヤ・ファミリアの面々になるとはw

一瞬、面食らったけど、でも冷静に考えると、ミアかあさんからしてもともとフレイヤ・ファミリアの団長だったのだから、解散させられたフレイヤ・ファミリアの面々が寄り集まる場所としては、確かにうってつけだよな、と思って。

ここでも巧妙な設定に驚いたw

しかも、16巻17巻18巻、の流れからすれば、ファミリアの原点は、フレイヤとミアの出会いにあって、ミアは一歩先に、フレイヤ=シルが帰ってくるまさに「家」を作ることになっていたわけで。

だから、解散させられたフレイヤ・ファミリアの眷属が「豊穣の女主人」に集まるのも、ある意味で予定調和な出来事だった。

でも、その結果、まさに美神フレイヤが街娘シルへとジョブwチェンジしたように、あの鬼気迫る形相の「こわーい」フレイヤ・ファミリアの眷属たちがこぞって客商売のフロントに立つことになったのだからw

やくざ者の更生措置としてこんなに教育的なものもないw

しかも結果的に、シルだけでなく、ヘレンやヘイズまで女給として登場し、その流れで今後もベルくんの周りをウロウロすることになるのだろうしw

しかし、いくらフレイヤ・ファミリアの男性団員がアレだったとはいえ、ヘレンはともかくヘイズまでベルくんラブになるとは思ってなかったw

すでにもう、ヒーラーとして、ベルくんを巡って、ヘイズとニイナの間で小競り合いが生じるのが目に浮かぶw

そんなふうに思うのも、戦争遊戯の結果、事実上、ヘスティア・ファミリアがフレイヤ・ファミリアを傘下に従えたwからなのだけど。

正確には、フレイヤ=シルが、ヘスティアの従属神になるという手打ちによって、ヘスティア・ファミリアの傘下にフレイヤ・ファミリアが収まった形になり、シル=フレイヤの指示には絶対忠実な元眷属たちの特性から、事実上、ヘスティア・ファミリアがフレイヤ・ファミリアを使役する立場になってしまったというw

ヘスティア・ファミリア、すごすぎ

そのおかげで春姫やリューが守られているというのだから。

ベルくんの、シル=フレイヤに対する「騎士宣言」は、同時にフレイヤの眷属をも手中に収めることに繋がったw

もっとも、フレイヤ・ファミリアの面々からみたとき、実はベルも自分たちのファミリアの一員だったようなものだから、それなりにみな親愛の情を抱いてしまっているというのがねw

ベルくん、愛されすぎw

てか、もうヘグニとか、勝手にベルのことマブダチだと思ってるしw

そのヘグニのベルくんラブに乗じて、シルがベルくんの監視をさせているのだから、始末に負えない。

実はベルくんだけに限れば、あまり状況はフレイヤ・ファミリアに取り込まれていた17巻の状況と変わらないのかもしれないw

ベルくん、常時監視され状態w

まわりにもうヤバい人しかいないじゃんw


で、こうしたベルくんを巡る人間関係の再配置が進められる背後で、物語全体の流れを大きく変える動きも生じている。


感想3へ)
感想1へ)

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ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 第19巻 感想1: 新章開始! というか《第2部》開始! 行くぜ『学区』! レッツ☆アオハル!!!

2023-09-15 14:18:59 | ダンまち
前巻である18巻で、実は1巻から続いていたシル/フレイヤとの因縁に決着を点けたベルくんたちヘスティア・ファミリア。

その次の展開が『学区編』。となることは、すでに、外伝「ソード・オラトリア」の13巻で先見せさせられていた。

あのレフィーナの苦闘の裏で、ベルくんは何をしていたのか?

学園船に乗り込んだベルくんの、今更ながらの、レッツ☆アオハル!!! 開幕!

ということで、スペース、空けておきますw











































色々な意味で新章の幕開け! だが『学区編』はその序章に過ぎなかった! ってのが読了直後の感想。

てか、ものすごく続きが気になるw

それくらい、今後の展開にかかわる仕込み=伏線がこれでもか!って具合に出てきてた。

といっても、まずは、やっぱりこれでしょw

ベルくんが学生になった!っていう、斜め上からの展開。

今更ながらの学園編だけど、今更だからな分、新鮮だったねw

ていうかさ、学校で「学ぶ」というシチュエーションを通じて、ベルくんがこれまでの(といってもまだ半年ちょっとだけどw)歩みを振り返る、っていう展開になるのだからニクい!

レベルアップした後は、身体能力の向上に精神がついていかない、という説明が以前あったけれど(だから慣らし運転としての模擬戦とかが重要)、あれにならえば、まさに経験を知恵に変えていくための熟成期間として、純粋に「学ぶ」機会が必要だ、ということだよね。

そして、経験を知恵として客観させるために欠かせないのが、自ら学んだことを第三者に「教える」こと、それによって経験は知識に変換され、その知識を使って振る舞うことでそれは時に現実的な突破口を広げるための「知恵」になる。

これまで、アイズ、リュー、ヘディン、あるいは、ティオナやフィン、さらにはフェルズといった先達から学ぶ一方だったベルくんが、とうとう後輩に教える立場になる。

感無量だよねぇw

それだけで作中の時間経過の密度、濃さを実感させる。

なんていうか、あぁ、気がつけば遠くまで来たもんだなぁ、って感じ。

そりゃエイナももうベルくんに教えることはない(だからあたしは用済みかなぁ。。。)って思うのも仕方がない。

ただそう思わせておきながら、いきなりエイナの妹のニイナを登場させ、ヘスティア・ファミリア入りを熱望するすでにレベル2の冒険者候補を登場させて、エイナにとってもベルくんとは、切っては切れない縁に改めしてしまうのだから、ほんとに作者はズルい。

新章幕開けの本巻は、こんな感じで、全編において、これまであった関係性のメンテとリセットがなされていて。

その意味では、単に新章開始、というよりも「第2部」開始というほうが適切。

それくらい物語のステージが変わった感じがする。


そのステージの変化を実感させるための物語が本巻だったってことw


しかも、そのベルくんの「振り返りの時間」が読者としても共有できてしまうところが、愛おしさひとしお!なんだよね。

そこで、イズンさまのレッツ☆アオハル!なんだものw まったくもってズルい!

そういう意味では、終盤の「修学旅行」全般の展開は、ちょっとしたこれまでのベルくんの決死行の回想にもなっていて、ホントにずるい。

まだリリとヴェルフの三人でダンジョンに潜っていたときのゴライオスから逃走や、18層のアンダーリゾートを拠点にしてさらに下層に下って遭遇したジャガーノートとの一件、そうしたものが自然と思い出される展開になっていた。

ゴライアスからはうまく逃げおおせてあっさり18層にたどり着けたかと思ったら、さらにその下に行って、そこでちゃっかりアルゴウェスタまで使ってブルードラゴンを倒してヒーローしちゃうんだから。

しかもボールズとか、もうベルが瞬殺してくれて当然、とか思っているしw

で、実際、ブルードラゴンを瞬殺して、ニイナたちを守っちゃうんだもの。

そして、ニイナは晴れて冒険者を目指すという夢を抱くわけでしょ。

このシーンは、完全に、第1巻の、ミノタウルスに襲われたベルくんがアイズに助けられたところの反復だよね?

とにかく目の前でものすごい力量で救ってもらえた、という衝撃的な経験が、その後の冒険者としての運命を決めちゃうわけでしょ?

もらう一方だったベルくんが、名実ともに「与える」側にもなった瞬間だよねw

だって、その結果、ニイナの人生、変えちゃったんだからw

ニイナのヘスティア・ファミリアへの加入、今から楽しみだな。

ちょうどヒーラーが欲しい、と軍師リリルカwも言っていたことだし。

『アルゴノゥト』のことを思うと、てっきりレフィーナが、ゆくゆくはヘスティア・ファミリアに移籍して後衛の魔道士を受け持つと思っていたのだけど、どうやら「ハーフエルフ」属性のほうが優先されて、ニイナがベルくんの妹分として治療師枠としてファミリア入りすることになるみたいw

もちろん、魔道士枠でレフィーナがヘスティア・ファミリアの後衛を務めるときが来るかもしれないけれどw

そのあたりの、あれ、レフィーナじゃなくてニイナなの? というところも、うまい具合に『アルゴノゥト』をずらしてきている。

いやー、ホントよく作り込まれた「第2部」の序章だった。

感想2へ続く)

感想3へ)







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