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白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

七つの魔剣が支配する 第9話 『迷宮探索(エクスプロア)』 感想:きっといつか今回咲かせた「剣花」も散る日が来るのだろうな。。。

2023-09-02 18:40:42 | 七つの魔剣
いまだに原作も続いているから、どうなるかは不明だけど、でも、この、迷宮1層につくった秘密基地で咲かせた「剣花」がきっといつか裏切られる日が来るのだろうな。。。

まぁ、まだ遠い話だろうが。

なにせ原作最新刊である12巻でもようやく4年生となり上級生の仲間入りを果たしたばかりだから。

でもねー。。。

母クロエの復讐のために〈同志〉たちの君主としてキンバリーの怪物教師たちを成敗するために動いているオリバーがいる以上、学年が上がれば上がるほど、剣花団の6人の結束が内部から崩れる可能性は高まっていくはず。

というか、そもそも、ナナオとシェラの立ち位置が怪しい。

どちらもシェラの父セオドールが仕込んだ「クロエがらみの傀儡」のような存在だと思うから。

いや、最初はナナオが、学園長のエスメラルダからクロエの魂を引き剥がし収めるために世界中をセオドールが旅して見つけた器だった、とだけ思っていたのだけど。

でも、その一方で、実の娘のシェラを、わざわざハーフエルフとして生まれさせたことの意味も少なくないと思っていて。

もともとセオドールもクロエに懸想していた、ということだから、彼の手にクロエが収まらなかったところで、何らかの思惑を持ちながらエルフと婚姻したとしか思えない。

もともとクロエを超える魔法使いを生み出すことを目指してシェラが誕生したのではないか。

それこそ、一種の交配実験の結果として。。。

・・・なんてことを思ってしまうので、いつか、シェラの出生秘話を含めて、オリバーの真意に気づいた彼女が、オリバーのもとから去らざるを得ない展開もあるんじゃないかな、と。

その一方で、ピートとかカティとかは、無条件で〈同志〉の仲間入りを果たしそうだし。

そのとき、ガイがどう動くか、によって剣花団の崩壊がギリギリのところでおさえられるのかもしれない。。。

ともあれ、今回咲かせた剣花は、いつか必ず朽ち果てる危機に瀕するはず。

そのときがいつ来るのか、その結果、オリバーを核にして残りの5人がどのような立ち位置をとるのか、今から気になってならない。

まぁ、その特大の時限爆弾を抱えながら7年間の学生生活を過ごさせるのが、この物語のマゾヒスティックなところなので、仕方ないのだけれどw

ただ下手をすると、7年すら無理かもしれない。

というのも、魂魄融合を強いる結果、どうやらオリバー自身の心身がどれだけの期間、生きられるのか、わからないから。

下手をすると、もっと前倒しで、最終局面がやってくるかもしれない。

ただ、4年生の時点で、もうオリバーはどう見ても同級生のリーダーの筆頭なので、彼が学園に対して行う謀反は、同級生全体を巻き込んで敵味方に分ける可能性すらある。

その全面的な対立状況の到来が今から楽しみでならないのだけどw

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