BLACK SWAN

白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

カンピオーネ 第7話 『風よ、雨よ、狼よ』

2012-08-18 17:09:29 | カンピオーネ
ノーマークだったけど、これは面白い。
神話設定の細かいところがどうこうというのは確かにあるのだろうけど、
そこを除けば、割とシンプルに、いいチームワークで対処する話。
こういうのは嫌いではない。
主人公が、適度にマッチョな感じなのがいい

むしろ、女子の方が多すぎるのが何かもしれないが。
男の友達って、ホント、こういうキャラにはいないよねw

もっとも、カンピオーネという異能の持ち主になってしまったから仕方がないのかも、と思わせるところは、ちょっと上手いところかも。

あとは、若造がおっさんを叩きのめす。
このパタンもラノベは好きだよね。

つまり、ハーレム設定とオヤジ叩き。
これは、ラノベの定番とするなら、主人公がウジウジしてない分、マシと言う感じ。

実は、割りと、イノシシを顕現させてエネルギーボールみたいに投げつけるような、力技は嫌いではないw

そういう意味で、もうちょっと楽しませてくれると面白い。

いや、ニャル子さんもそうだったけど、この話も、第一話が非常に面白くて、後は、ちょっと失速してる感じがする。

で、なんでかなーと思うと、結局、第一話は、主人公とヒロインの出会いを扱うので、その分、物語が濃密なんだよね。で、そこから先は取り巻きのキャラがどんどん出てきて、だんだん一話の中に収まりにくくなっていく。
ニャル子さんの場合は完全にそうだったわけだけど、このカンピオーネはそういうのではないことを期待。

その意味では、何で戦ってるの?という話がちゃんと一回あってもいいと思うのだけど。

ただ、最近のラノベ原作のものは、こういうところを完全にすっ飛ばす悪い癖がある用に思える。続きはラノベを買って読んでね、と。

わからない話ではないけど、ホントに面白かったら買うわけだから、そのあたりは、ちゃんと映像にも表現して欲しいところ。

そういう意味では、ホライゾンは頑張ってると思う。
その一方で、アクセル・ワールドやSAOは失速気味だけど、これらは、また別エントリで。

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氷菓 第17話 『クドリャフカの順番』

2012-08-18 16:57:24 | 京アニ
クドリャフカの順番、の最終回。
これは、もう、ホント、京アニが凄いとしか言いようがない。
アニメ化はもうこのことに尽きる。
祭りっぽい。

で、肝心な物語の方はどうかという、これは、ちょっと。
原作は読んでたはずだけど、すっかり忘れていて、あー、こういうのだったけ?という感じ。
で、なんというのかな、わからなくはないが、
しかし、そんなに才能がある奴を羨む、というか、妬む話、が面白いのか?
とは率直に思う。
氷菓や愚者の方は、終わりを覚えていたのに、クドリャフカについては、全然覚えてなかったのも、多分、初読の時も、後味悪いな、と思ったからなのだろうな。

というか、サトシがああなるのはね。
なんか、サトシとまゆかが、える・ほうたろう組との間に大きな差が生まれたようで、なんだよね。

今回の話は、結局、千反田と奉太郎は怪物である、ということだけが強調されたわけで。

入須が最後に千反田に人の操作をするのは似合わないからやめろ、と言ったところは、好意的に捉えれば、千反田が天然のビッチになるのを見逃せなかったから、ということだけど、しかし、もっと普通に考えれば、入須は自分の女帝ポジションを千反田に奪われることが怖かったから、というのが、本音でしょ?
要するに、秀才は天才にかなわない、ということで。
だいたい、入須の入れ知恵なんかなくても、千反田は十分、奉太郎を操作しているわけで。

で、その奉太郎は奉太郎で、すっかりインテリヤクザまがいのことをしでかしているわけで。そりゃ、三年生の先輩も、こいつは末恐ろし、という気になるでしょ。襲われる側に内通者がいたら便利でしょ、というのは、さすがに高1がいうセリフじゃないよ。
どんだけ奉太郎はヤンキーなんだ、ってことだよね。
で、それを際だたせるためにこそ、このクドリャフカ事件はあった、ということで。
ここでも、秀才は天才に勝てない。

なら、それを素直に書けばいいのにな、というのは、まぁ、物語構成に対する好き好きの問題だから、別にいいのだけど。

なんというか、こういう世界を、高校生の世界でしか書けなかった作者の方が気になってくる。

とにもかくにも、千反田と奉太郎がモンスターであることが強調された話だった。
もちろん、普段のように古典部だけで活動しているだけでは、彼らの異能ぶりはわからないわけで、そのためにも学園祭のエピソードが必要だった、ということだった。

京アニの演出には毎回凄いと思わされるのだけど、その一方で話の展開のほうではいつも、ううむ、と考えさせられる。というか、後味の悪い思いをさせられる。作者は青春を美化し過ぎてるんじゃないか、とね。

ともあれ、京アニさまさまだ。次回ももの凄い演出を期待。

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エウレカセブンAO 第16話 『ガーディアンズ・ハンマー』

2012-08-18 16:37:36 | Weblog
結局、このAOの話は歴史改変の話ってことね。

そうなると、クォーツってのは、「水晶時計」の「水晶」なわけだ、きっと。
で、クォーツ=水晶の固有周波数が転じることで、時間の流れが変わり、世界が変わる。
今回、AOが錬成?した超兵器もそういうものだったし。

で、どうやらそのクォーツから生まれた?トゥルースは、文字通り「歴史の真実」を意味するのだろう。

となると、この先は、そのクォーツ(水晶)とスカブ(珊瑚)がどういう関係になってるのか、ってことだよね。

クォーツがスカブの侵食を防いでいる、という話を信じるなら、スカブが地球を侵食することでクォーツの固有周波数を変動させてしまう、ということなのだろう。

あるいは、水晶がケイ素を含むことを考えると、ケイ素対炭素という、元素間の争いなのかもしれない。
いずれにしても、クォーツ=無機物、スカブ=有機物の闘いになるのだろうけど。

・・・ってなことを、今回のを見て思ったのだけど、

でも、こういう話って、エウレカの本筋とはどうでもいいことだと思っていて。

正直、このAOはつまらない。
本格的につまらないと思ってきた。
月光号やエウレカを出して、お茶を濁してんじゃないよ、という気になってくる。

まず、歴史改変、って、ただ謎が増えていくばかりで、次回がどうなるかという気にさせてくれないから、全く物語にのめり込めない。つまらない。
いや、最後の最後に判明した事実によって全ての謎が溶ける、というものなのかもしれないけど、そこまで、だらだらとよくわからない流れに付き合わされるのはね。
というか、歴史改変って、後出しじゃんけんがOKの世界だから、そうわかった時点で、なんか、どうでもいい、という気になってくる。
いや、シュタゲみたいに、目的や悲劇がちゃんと最初から仕込まれていて、かつ、一つ一つのエピソードにきちんとサスペンスがあれば、おお、と思って見れるのだけど、このAOには全然そんなところがない。

なんていうか、映画で改変ものやったら割をうけたから、次もそれでやってみようという感じで始まったぐらいなのだろうな。しかし、そんな制作サイドの自己満足に付き合わされるのもー。

これなら、オリジナルのエウレカをHDで作りなおした方が良かったんじゃない?
あれはあれで、結構、ひどい絵の時もあったわけだし。

あとは、今回もあったけど、そこはかとなく特定の国や地域に対する感情を操作するような小ネタ(アメリカのコーヒーはまずい)をいれこむのもね。いや、ソ連がある世界だから、そりゃ、この世界が空想の世界であることは自明中の自明のことだけ、そうした空想世界の中で、実在の名前を使うのってどうなのだろう、と思う。気持ち悪い。なんていうか、非実在少年とか少女というよりも、こういう空想世界での実在名の扱いの方こそ、考えたほうがいいんじゃないの、と思う。別に、これはAOに限った話ではないけど。もう少し、それとなく分かる程度の比喩で表現してもいいと思うな。リアルをどう表現するかという点は、もう少し考えた方がいいと思う。

ここまでだらだら見てきたので、多分、最後まで見るのだろうけど、なんか、最後は、エウレカとレントンが出てきて、もう一度、ラブラブ掌とか使って、あと、ダブル・ニルバーシュ・アタック!とかよくわからんネタ的なもので一気にたたまれそうで怖い。

エウレカセブンはいい話だったのにな。
普通にボーイ・ミーツ・ガールをやればいいのに。

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