BLACK SWAN

白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

ONE PIECE 第677話 『COUNTER HAZARD!!』

2012-08-20 20:58:00 | Weblog
ゴムゴムにも久しぶりに動きがあったので、ちょっとだけw

ようやくルフィらの反撃になる、というところで、
キッド、アプー、ホーキンス、の同盟の話をかぶせてくるのは上手い。

前回までは、いい加減、物語がたるく、かつ結構鬱な展開だったので、
(なにしろ、子供を人体実験に使うという、およそ少年誌とは思えない展開をしてきたので)
なんか、もう、ワンピも新世界編、蛇足だったなー、つまらんなー、エースが亡くなるところで終わっとけばよかったのになー、と思っていた。

なのだが、ルフィ+ロー+スモーカーという笑うしかない共闘で、この窮地を脱する状態にようやくなったところで、キッドらの同盟が並行して出てくると、あれ、もしかしたら、この先、ルフィとローも同盟を組む?とか思ったりして。

いやー、正直なところ、ルフィ海賊団は新世界を渡るには少数精鋭すぎるなと思っていたので、この、同盟、という策は、そのメンバーを増やすエピソードを端折って、物語を派手に大きく、つまり、新世界っぽくスケールアップした話に持ち込めるような感じにさせてくれる。

で、その同盟のどさくさで、ジンベエやキンエモンも一気に仲間に加えていく、というスピードアップした展開を図らないとこの先、盛り上がりに欠けるだろうし。

そういう意味では、キッドらが四皇に挑んで、要は海賊同士の新旧世代間戦争を起こしてくれて、その悶着というか戦闘の場面に、赤犬麾下の新海軍も参入、ついでに下野した青キジも登場、とかいった派手な話にしないと、エース/白ひげ編のあの盛り上がりの後では、もう全然面白くないから。

その意味では、ワンピは、ドラゴンボールのように、パワーインフレの世界に入ってしまったわけだけど、DBと違うのは、それは単にルフィが覇気を取得してパワーアップすればいいとかいうレベルの話じゃなく、物語そのもののスケールを上げなくちゃいけなくなったということで。

で、そうなると苦しいのは、DBの孫悟空同様、ルフィが天然でバカ過ぎること。

海賊王になるという彼の夢がもう少しだけ具体的にされ、かつグレードアップしないと、そういう派手な物語、派手な舞台に合わないんだよね。

で、多分、そうしたワンピ世界を震撼させるヒール役を、キッドとかアプー、ホーキンスに任せる。
ついでに、ルフィ自体はローと組むことで、ローにルフィ側の悪役、参謀役を任せることにする。
そうして、ルフィはなんとなか無垢なバカのままにしておいて、物語をスケールアップさせて進めていく。

ただ、そういう中で、ルフィが、エース編のようなアクの強さをどうやってだすかは結構難しいのだろうな、と。そこがこの先心配だったりする。

いや、ロビンを中心に例の古代兵器ネタとか、ベガパンクの兵器開発ネタとか、ワンピ世界の秘密や暗部に通じるネタは、ルフィの周辺にもちゃんとあるのだけど、問題はルフィたちでは、そういうヤバイネタを自分たちでどうこうしよう、という方向に行かないと思えてしまうところ。ロビンの前までのメンバーは皆若者すぎて、いい奴すぎる。そういう点でも参謀役としてのジンベエの参加は結構キモだと思うのだけどね。

DBの時も、やばい話はトランクスが登場することで外部から危機がやってきて、それに対して、バカな悟空は修行してパワーアップして対処した。でも、それだけだった。

なんか、似たような雰囲気がワンピというか、ルフィにも感じられる。

その意味では、ルフィらを一回退場させても、キッド等による海賊大戦争を起こさせたほうがいいのかもしれない。そうしないと、物語が大きく動き出さない。

裏返すと、エース/白ひげ編がそれくらい凄まじかったってこと。

で、今回、ようやくその方向に動き出したかな、と。
いい加減、悪い奴もちゃんと出さないとね。
ドフラミンゴを含めて。

派手な同盟が成立して、物語に大きな動きをもたらすことに期待。

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氷菓 第18話 『連峰は晴れているか』

2012-08-20 20:12:10 | 京アニ
どうやらこれは今まで単行本に入ってないエピソードということ。

相変わらず、物語そのものはショボイし、落ちも暗い。

ただ、今回のは、全体として奉太郎の変化、というか、転機を描いたのだろうから、そういうものとして捉えるべきなのだろうな。ヘリや遭難の話は脇において。

この映像化に当たっては、作者の米澤穂信が制作にも関わっているということだけど、それによって、映像化した『氷菓』は、ホントに青春もの、成長物語、に変えてきたのだろうね。

例の11.5話?だっけ、『愚者~』で入須にいじられた奉太郎を何となく皆でケアするプール回だけど、あれと今回の二つの新作エピソードは奉太郎の変化を強調するためのものなのだろう。

もちろん、その変容ぶりには、古典部一同が驚愕する、というお約束の対応つきなのだが。

ただ、今回は、連峰の描写も合わせて、奉太郎が、遠く、すなわち、自分の未来も漠然と考え始めたような描写になっていて、よかった。

何の前知識もなかった分、今回の話はとてもよかった。
オチは暗いけどねw

で、確かに、ここから『遠まわりする雛』に続けていくのだろう。

だから、単純に推理モノから始まった『氷菓』を、11.5話と今回の話を加えることで、うまく青春ものに変えてきた。このあたりの、変化のさせ方は嫌いじゃない。

というか、映像にしてよかったね、という感じ。

とはいえ、残り数話でどうシリーズをまとめてくるのか。

ちなみに、文庫新刊の『ふたりの距離の概算』は、また、どうにも暗い内容に戻っていたので、その前で綺麗に終えることを希望。

まぁ、推理小説の読者、というかファンと、アニメのファンの嗜好性の違いが、思い切り出てるといえばいいのかもしれない。つまり、推理小説の読者は暗いってことなのかも。

そうした成分を京アニはうまく外して、非常に伸びのある映像を見せてくれてる。

いや、ホントに、遠目に見る連峰の姿は美しかった。
ついでにいえば、ちょっとレトロな市内図書館もよかった。
これは、もう完全に背景の勝利だから。

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織田信奈の野望 第7話 『信奈上洛』

2012-08-20 19:56:18 | Weblog
これも一回は触れておこうかと。
というのも、意外と面白い。
というか、作りが全体的に丁寧。

さっきのホライゾンのところで戦国時代はちょっと・・・と言ったそばから、ベタな戦国時代物に触れるのもなんだけどw

でも、これは単純に楽しく見れるものを作ってる感じがする。
どちらかというと、よくできたコメディ。
あと、やはり動きがいい。作画もいい。

で、道三をはじめとして、意外とオヤジキャラにも味があっていい。

なんというか、ホライゾンもそうだけど、歴史上の実話をアレンジするのは、オリジナルの歴史をある程度知ってると確かに先がある程度見通せるから、キャラを動かしても、物語そのものがそれほどブレないところがいいのかも。そのくせ、サルじゃないけど、実際の歴史とは微妙に変更してくるわけで。

その、キャラも物語も両方とも動かせるところが面白いのかも。

そういう意味ではカンピオーネもそうだけど、あちらよりも、ベースにある物語が、神話の引用ではなくベタに歴史なので、わかりやすい。

というか、織田信奈という名前を考えついた時点でアイデア勝ちだね。

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境界線上のホライゾンII 第6話 『広場の男女』

2012-08-20 19:48:27 | Weblog
うん。いいね。
ホライゾンは、二期になってから、俄然テンポがよくなった。
でも、これ、原作もそうだったから。
映像の制作サイドが、非常に丁寧に構成を考えているんだろうな。

なんか、AWはベテランチーム、ホライゾンは若手チームが制作している、ってことだけど、圧倒的に、この若手チームのホライゾンの方がいいね。
確かにAWは臭すぎる。たとえば、このあいだのクリキンの登場とか。なんていうか、ロボはちゃんと動かしますよ!って感じしか伝わらないもの。

もとい、ホライゾンだけど、実は2巻が最もいい話なんだよね。
今、5巻を読み中なのだが、どうも、3巻ぐらいから、日本史要素が多くなりすぎて、つまり、戦国時代の合戦名が増えすぎて、どうにもトリビア感強くて。

その点、この2巻ぐらいは、英国が神州の領土を持っていない分、ベタにイングランドをやってくれているので、西洋魔法ファンタジー風で良い感じ。
レパントの海戦とか、無敵艦隊とか、ああ、なるほど、と思うし。

それが、3巻あたりから・・・、あ、いや、3巻はまだいいか、ネイトのお仏蘭西話があるので。4巻のあたりから、日本史色が強くなってキツイ。当時の合戦って思ってるほど規模がでかくないしね。

あとは、あー、これちょっとネタバレになるけど、インノケンティウスのおっさんが隠れてしまうので、さらにバタ臭さが減ってしまって。義経とか北条とか、字面だけ見てると、漢字名が増えて、完全に戦国ものになってしまって、なんか恐ろしく話がスケールダウンした気がする。

なので、この2巻のイングランド、スペインぐらいの話がスケール感があっていい。

妖精女王もいい感じだし。
・・・って思ったら、今回、エリザベスはノリノリだったしね。
あまり、CVのことには拘らない方だけど、双子であるエリザベス=田村ゆかり、メアリー=堀江由衣、という配役は確かに鉄板だね。
なんだかベン・トーのことも思い出してしまって、笑えるのだがw

メアリーについては、最初は遠藤綾をイメージしていて、最初はあれ?ちょっとイメージと違うと思ってたのだけど、双子設定で、田村/堀江、という組み合わせの妙に気づいて、納得。

また、脱線しちゃうけど、この分だと多分三期もやる、しかも3巻の内容を考えたら2クールで来るんじゃないかと思うけど(なにしろ、2巻よりも遥かに長い)、さらに登場人物が増えてCVどうするんだろう、って思う。今回、前田・利家が登場したわけだけど。3巻の内容は、ホライゾン世界としても転機となるので、じっくり描いて欲しいところ。

で、今回も、いろいろと端折ってるけど、ちゃんと見れてしまうから面白い。

前回、前々回の戦闘シーンとかは、DVDやBDでは、個別に尺を伸ばしてくれたりすると面白いのだけど。ネイト戦とかさん戦とかもっと見たいじゃない。そういう見所の場面を多少でも尺を伸ばして特別編とかすればいいのにな、と思うな。

とにかく、このホライゾンIIはもはや安定のクオリティという感じで。
これを若手で作ってるというのだから、ホント、素晴らしい。

で、原作5巻については、読み終わったらちょっと書くかもしれない。
今のところ、戦闘シーンばかりなことと、微妙な人間関係の彩を扱った部分が多い気がするので、10月に出る下巻まで読んでからのほうがいいかもしれないけれどw

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