しばらく前、母がえいと思い切って、実家のふとんをいくつか仕立て直しに出しました。
ふんわりと打ち直すのではなく、解体して、別の物にしたのです。
重たい綿の布団は干したりなどの管理も大変。
なので最低限必要のものだけ残し(年末にダンナサマが滞在時に寝る分)、残りは小さくして使おうという作戦。
座布団がいくつかと、座椅子用の大き目長座布団が2つになりました。
もともとこの布団は、千葉(?神奈川?どっちだっけ)に引っ越した時、福井のおばあちゃん(母方の祖母)が誂えてくれたものだそうです。
長身の両親にあわせて、普通のふとんよりやや長め。
たっぷりしたいい敷布団でした。
中身を取り出して、残ったのはふとんがわ。
シルバーウィーク、雨に降り込められて、室内作業がはかどりました。
長年後回しにしてきた縫い物に、ようやく着手することになりました。
ワンピースのシャーリング部分の修理です。
ウエストの両サイド、横15cm×縦10cmの範囲が2箇所、シャーリング加工がしてありました。
上側が普通の糸で、裏糸がゴムになっているというもの。
このゴムが伸びてしまい、ウエストがぷっくりふくらむようなシルエットになってしまったのです。
このワンピースは、だいぶ前、単身赴任中の父を訪ねた際、ノルウェーのオスロでみつけたもの。
ショーウィンドーのものを見て一目惚れし、何回も通って悩んだ末に買ってもらいました。
試着してみたら、「あら貴方はSサイズですね」と。
(身長167cm)
日本では絶対Lサイズなので、すごく驚いたのもいい思い出です。
ノルウェー人は概してみんなのっぽで、みんな見上げる程なのですよ。
街を歩くと周囲につられて何だか背筋がのびますし、170cm以上ある父でも群衆に埋もれてしまいます。
最高なのは、靴が選び放題。25cmだと日本では選択肢が非常に少ないのですが、どのデザインでもサイズがあるのです!
シャーリングが伸びてしまったのは数年前。
好きな服なので洋服修理の専門店に持っていって頼んだところ
「シャーリングの修理は出来ません」
と。
ええ~。プロなのに何もしてくれないのぉ~。
仕方なく、たまにベルトをして着たりしていましたが、ベルトをするデザインではないのです。
やっぱり直したい・・。
(そして×年経過)
今やらなかったらいつやるの!?
おばあさんになる前に1回でも多く着よう!!とがんばりました。
裏から見るとひどいものですが、直せないプロより、直した私の方がエライよね!?
(そのお店の技術が低いだけで、ほかの修理屋さんをあたるという手もあったかも)
せっかく直したので、これを着てどこかにお出かけしたいものです。
長袖ワンピースなので、丁度今頃の季節向き。
腹筋もして、少しウエストをへこませて・・・。
■参考情報
下糸をゴムで縫うシャーリング、とても難しそうで試してもみませんでしたが(だってプロが断るのですもの)、検索すると沢山の方が普通にやっていらっしゃるようです。
最近はシャーリングテープというものもあるようです。
普通のミシン糸をセットし、裏を上にしてほどよく引っ張りながらあてて縫うシャーリングテープ (下の方)
シャーリング糸(ゴムカタン糸)はボビンに手巻きして、ネジを緩める
縫ったときはゆるめだけれど、アイロンの蒸気をあててしっかり縮めるタイプのシャーリング
とある日、珍しく腰痛だったので家でおとなしくしていることにしました。
(本当は畑でニンニク植え付け準備をしたいのだけど)
家でできて、あまり腰をかがめたりせずに出来る作業・・・。
縫い物か。
いくつか宿題があったので、この機会にとりかかることにしました。
ひとつはダンナサマの黒いデイバッグ。 |
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内側を見ると、防水布のビニール部分がぺろりと剥がれています。 |
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ここもペロリン。 |
直すかなあ、でもなんか難しいかも・・
と、ひとまず別の赤いデイバッグを使ってもらっていました。
ところが最近、(どうもそのデイバッグの使い勝手がいまいちなのか)
「新しいデイバッグ買おうかなあ、と思ってるんだよね」
と不穏な発言が。
前のバッグの時は買おうなんて話はでなかったはず。
早急に修理して使えるようにすれば、買いたい気持ちも当面紛れるのではないかしら。
数年後にはこういう出張用リュックはいらなくなるはずだから、出来れば買わずに済ませたいというのが本心です。
(使わなくなってしまったら勿体ないので)
に、二万円が節約できるかも!
目が $ $ になって一生懸命繕いもの。
Fujika:「リュック直したんだよ~。ほら、パソコン用ポケットも」(鼻高々)
ダンナサマ:「おー、すごいね。
あ、パソコン用ポケット、背中側につけたんだ。」
Fujika:「え? だってゼロハリバートンのやつそうなってるじゃん」
ダンナサマ:「ゼロハリのは、そこだけはいまいちだと思ってたんだよね~」
Fujika:「にゃにー!?」
候補とか言っておきながら、希望の機能は全然満たしていないじゃん!
見た目とかブランドだけで選んでたのぉ~?
そんなミーハーだったなんて、見損なったわ!ぷんぷん。
とりあえず数回使ってもらって、場合によっては、パソコン用ポケットは背中じゃない側に移動させることにしました。
ま、簡単な構造なので直すのも簡単です。
革のボストンバッグって、新品のうちは革の張りでしゃっきりしていますが、使い込むとくたっとへしゃげてしまうようになります。
中身を詰めれば問題ないのですが、しまっておく時、しゃっきり自立していてくれると、収納しやすいし、何より見た目がカッコいいですよね。
以前作業したボストンバッグ(裏地を付け直した際に補強も加えた)の反省点を踏まえ、新たなバッグに補強をつけてみることにしました。
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補強を試みます。 |
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3本ほどを、太目のチューブで束ね、またつなげていきます。 |
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両端をつなげ、輪っかにします。 |
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以前補強したバッグは図赤線のように、バッグの輪郭に沿うように、ワイヤを入れました。 |
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しゃっきりしすぎ。 |
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ただ、今回は裏地に縫い込んだ訳ではなく、ワイヤの輪っかそのままを、ゆわえつけただけ、という状態。
荷物の出し入れをする際にひっかからないか、またワイヤが接続用チューブから外れてしまったりしないか、やや心配です。
しかも、使うのは父・・・。
(私の(ムダな)創意工夫の意図が伝わらない可能性が・・・)
ま、不便だったら簡単に取り外せるしね。
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要領はつかめたので、他のバッグもワイヤで補強していこう、と思った矢先、
デイバッグの破れかけ修理の依頼がダンナサマから来ました。
補修用の布が必要・・。
布を買うのではなく、手持ちのカバンをドナーとして使えないか、今、家捜し中。
こんなことならあのときあのバッグを捨てなきゃよかったなあ・・。
何か丈夫な素材はないかしら。
(視力の都合上明るい色希望)
飛行機の中でチクチク縫い物をし、早速、台湾で大いに役立ちました。
ちょっと不便だなあ、とずっと思っていたので、試してみてよかったです。
ファスナー式や巾着式ポーチは、最近余り好きではなくなってきました。
口の開け閉めがなんとなく億劫で・・・。
ぱっちん、と片手で、ワン・アクションで開閉できるがま口が最近の好みなのですが、がま口ポーチって結構高価です。
自分で作ろうかと、手作りがま口の本を図書館で借りてはみましたが、ミシンには寒すぎる気候だったため、着手には至らず・・。
手芸材料店のサイトを見ていたところ、ばね口金、というものがあるのに気づきました。
これ、いいかも。
バネ口金というのはこういうもの。 |
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こういう巾着式のバッグが、ダンナサマの実家の片付けをしていたら出てきました。(ほぼ唯一の掘り出し物) |
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巾着のヒモが通っていたところに、丁度バネ口金を通すことが出来ました。 |
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手提げヒモを内側に隠せば、ショルダータイプになります。 |
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バッグの全体像はこんな感じ。 |
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このバネ口金は、ぱかっと、小判型に開きます。 |
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カンの部分は、爪で指している六角ナットがストッパーになっています。 |
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換えのナットをホームセンターに探しに行きました。 |
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中に弾力性のあるものが仕込んであり、それに食い込むことで、抜けにくいという仕組みではないかと思っています。 |
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その後、実家の自分の部屋で、長年埋没していた革のショルダーバッグひもを発見。 |
ばね口金ポーチはとても使い易いです。
巾着ポーチで使えそうなものは、みなこの口金をとりつけているところ。
いくつか試してみましたが、てろてろと薄い生地(絹など)のものは、口金の強さに負けて布が弱ってしまいそう。
やや厚手の木綿生地に適しているようです。
ファスナー式ポーチはもう処分しましょうかね・・。
ダンナサマの革のボストンバッグ、久しぶりに取り出してみたら、裏地がひどいことになっていました。
ビニールコーティングされた木綿布なのですが、ビニールが劣化してボロボロのネバネバになっています。 |
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既存の縫い目はそのまま生かし、それより小さい範囲で裏地を切り取ります。 |
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新しい裏地はどうしようか、と辺りを見回してみると、今期限りで捨てようかと思っていたゴアテックスのヤッケが。(20年以上愛用) |
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作戦というのは何かというと、クタっとへしゃげている鞄をしゃっきりさせたいということ。 |
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何かこう、強靱だけれどしなやかなもの・・・と捜してホームセンターをウロウロ。いいものが見つからず、我が家でもキョロキョロ。 |
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平たいリボン状をしていることで、丸く広がろうとする力が強く、しかも適度にしなやかです。 |
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そういえば2日ほど前、100円ショップで小さめのランドリーバッグを見かけました。 |
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バイヤステープ部分は残して内側だけ切り落とします。 |
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最後は、袋の口部分と本体を手縫いで縫いつけました。 |
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出来上がり! |
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中はこんな感じ。 |
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ポケットも、最初にあった革の飾りとファスナーを生かすようにして取り付け直しました。 |
細かいところはさておき、完成してめでたい!
トータルで10日くらいかけて、都合がつく時に少しずつ作業したのですが、途中、ポケットの内布交換が面倒でくじけそうになり、また縫いつけるための切り込みを、少々切りすぎたことに気づいて放り出しそうにになりました。でも、
「ザツでもいいので終わらせる!」
という決意で進めました。
この後、皮革用クリームも塗ってあげる予定ですが、あとどれくらい使えるかな・・・?
私の経験からいうと、ある部分の修理が必要になってそこを修理したとしても、他の部分もほどなく傷んできて、結局寿命は間近、という可能性が高いです。
でも、それでもいいや。
かかったコストはほんの108円ですし。
何より、修理作業を経験したことにすごく意味があったような気がします。
特に面白かったのは、ワイヤを入れるというアイデア。
鞄が自立する程の効果があるとは思っていませんでした。
革の鞄って、新品のうちはシャッキリしていますが、使い込むと、よくいえばしなやか、悪く言えばグニャグニャになってしまいます。
この技は他の古い鞄にも応用出来そうです。
というか、古くなってからではなく、なるべく新しい段階でこういった補強ワイヤを入れておくと、型崩れ予防になりそうです。
(この先、上等な革の鞄を買う予定はないけれど・・・)
先週は、ブログは予約投稿にしてありまして、しばらく花粉のないところに出かけておりました。
出かける前は、「ああ!やらなきゃいけないことがいっぱいあるのに!」と思っていたのですが、帰宅したときには何も思い出せません。
(自分が作らないとごはんがない、ということも忘れかけてました。)
出かける前は、まだ暖房を入れるほどでしたが、金曜に帰ってみると、桜はほころんでいるし、コブシは散りそうだし、コートを着ている人はいないし、すっかり春です。
室内も、どの部屋に行っても寒くないです。
(我が家は1部屋にしか空調機器がない)
冬は激寒で30秒くらいしか滞在できなかった北側の物置部屋を何とかする、いい時期です。
週末で時間もあることだし、と冬服を仕舞いがてら、片付けに着手しました。
色々と放り込みっ放しになっていたクロゼットの床を掘り返していると、レースのカーテン生地を発見。
実家のお古なのですが、母がわざわざ芯地までほどいて、平らな布にしてあったもの(漂白するため?)。
1年に1度くらいクロゼットで発見して、「何だっけ?」と広げてみては、「ああ、カーテンじゃなくて単なるカーテン生地だった」とまた袋に戻す、という物件でした。
で、これを繰り返すこと××年(勿論二桁)。
そこに。
ミシンの神様が降臨・・・・・・
(おお・・・とうとう・・・)
ミシンかけのために椅子に座っていても、足が冷えない気温になったためでしょう。
(ミシンの神様って、冬眠から覚めるカエルみたい?)
折角修理してもらったのに、まだ一度も使っていなかったミシンが、ようやく出番です。
(だいぶ間はあきましたが)修理したてなのでミシンも快調。
直線縫いばかりなので、根気さえあればどんどん縫えます。
右足のスネ前側が吊りつつ、結局、レースカーテン2セット(4枚)分縫いました。
1セットは件の実家のお古の布。
もう1セットは、これまた××年前、南仏に旅行に行った際に買い込んできたもの。
こちらが実家のお下がりの方。 |
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三つ山もテストしてみましたが、分厚くて縫いにくいので却下。 |
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こちらは昔フランスで買った新しい布。 |
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こちらの方は、もう片方よりは丁寧に作ったつもり。 |
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でも下糸が絡まっているところは、そのままだったりします。 |
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糸端の始末がてら、その辺にあったボタン(ワイシャツのボタン)で飾りをつけてみました。 |
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裾には重石となるワイヤーが入っている生地でした。 |
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概ね完成! |
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裾は床すれすれ。 |
ミシンの神様がいる間に、他の縫い物もしたいです。
「使うか、さもなくば捨てよ!」というのをモットーに、直したり、作ったりしていく予定です。
・いまいち使いづらい極小プチタオルをつないでハンドタオルに。
・使わないバスローブをカットしてバスタオルに、又は足ふきマットに。
・ボロシーツの使えるところをカットし、ヘリをかがって布巾に。
・大昔(結婚前!)、羽布団カバーにしようと思ってた布があったので、それを何とか形に・・・。
・ダンナサマの革ボストン鞄の、内布部分がボロボロなので、それを直せないかチャレンジ。
(どれもこれも、貧乏くさい加工ばっかでスミマセン)
ふと思い立って、ミシン関連の作業をしています。
最近棚を増設したのに伴い、ものをあちらからこちらへ、ちまちま移動しています。
移動しようとしてみると、使わずに「保留」になっているものがあちこちから出てきます。
布関係もいろいろ。
女性って、みんな布好きなのかしら?
母は幼い頃おしゃれに渇望していたせいか、かなりの布地好き。洋裁も出来るし、よさそうなきれを見かけるとつい買ってしまうようです。
私は買い集めるというほどではないつもりなのだけれど、何故か結構な分量あります。
古くなったもの(ふとんカバーとか)を捨てずにとってあったり、あと加工技術がなくて保留のままにしてあったりするのが、たまってしまう原因です。
布は、例えばカーテンとして吊してしまえば収納しておく必要はありませんが、使わずにしまってあると、それなりのスペースを占有します。
「使うか、さもなくば廃棄か!」
というスローガンのもと、使えそうな布地は使える形に加工してみることにしました。
ひとまず、ミシンの直線縫いだけで出来るもの。裁断もほとんどなしで。
ミシンの使い方も忘れているし、リハビリです。
作業したものは・・・
・レースのカーテン→縫製して吊す(倉庫部屋の一間半窓用)。(古い方はとても汚かったので捨て)
・イカットの厚手の布→長細いクッションカバーに
・古い麻の羽布団カバー→切って周囲を縫い布巾に
・羽布団のサイズより大きすぎて使いにくかったふとんカバー→2辺を縫って丁度いいサイズに。
(そして今使っていたボロい方を捨てる)
お見せするようなものではないのですが・・・
折角調子が出てきたところだったのに・・・。
ミシン修理店をネットで探すと、隣の市にあるようです。
最近のネットショップとは違い、古いお店なので、ミシンの型番を言って部品を送ってもらったりは出来ないようです。
どでかい足踏み式ミシン、車に積んでドライブか・・・。
折角のミシン熱に水をさされてしまいました。
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追記:
とても良心的なミシン修理店をみつけました。
ミシン修理の顛末はこちらの記事にて。
とある昼下がり、暗くて寒くて元気が出ないなあ、と思っていました。
ふと見るとおニューのデジカメが。
展示品で少し傷有りだったため、メモリとケースと液晶保護フィルムセットで27800円。
のところを。
ケース代900円ケチって、その分プラスアルファしてちょっとよいメモリを買いました。
という訳で裸んぼのデジカメ。
今回は濡らしたりせず大切に使いたいものだわ。
戸棚を探すと、丁度良いサイズの布が出てきたので、今日は縫い物の日ということにしました。
適当にチクチク縫い合わせて、とりあえず使えるものが完成!
それにしても、こういった縫い物をするには、私にはまだ体力と集中力が有りすぎるかも。
ほかの全ての家事をさしおいて(さておいて?)熱中してしまいました。
料理やジャム作りだったら、ちょっと疲れたので何か別の作業、というパターンになるのに、ずっと暖かいホットカーペットに座っていられる縫い物だと、いつまでもいつまでも続けられそうです(この日は天気も悪く、エアコンのリモコンが行方不明で、室内がかなり寒かったせいうのもあるかも)
この日、ダンナサマはちょっとお腹を減らしていた模様です。
今回、ちょっとゆがんだいびつなものになってしまったので、沢山作って上達したい気分です。でもデジカメ、そんなに持ってないし。
(すぐに量産モードになってしまう自分が怖い)
今度は操作の練習がてらミシンで何か作ろうかな。