採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

蒲郡でみかん狩り

2009-12-21 | +きのこ以外
2009/12/18富士山
東名富士見SAから見た富士山


(しばらく前のことになりますが)愛知県の蒲郡に連れて行って頂きました。

今年最後の「採集」に、わらびさんご夫妻のお友達、セガワさんのお父さまの、家庭菜園ならぬ果樹園に、みかん狩りにお邪魔したのです。

セガワさんのお父さまはリタイヤ後、趣味でみかん園をされているのです。もともとはみかん農家さんが管理されていた畑なのですが、病気や高齢で、手に余るようになってしまった畑を借り受けてらっしゃるそうです。
そして丹精込めて作ったみかんは、親族やお友達に振る舞って(!)いらっしゃるのです。

リタイヤ後に野菜畑、というのはよくありますが、果樹園というのはかなり珍しいかもしれません。果樹園がそばにある土地で、果樹農家さんとも深い繋がりがないとなかなか、出来ないことですよね。
(あこがれてしまうけれど、うーむ、私にはコネもないしなあ・・・。)



先日愛媛で買ってきたみかんをすっかり食べ尽くし、ああ、もっと買ってくればよかったと思っていたところだったので、喜び勇んで参加させて頂きました。みかん狩りなんて、中学校の遠足で熱海?(MOA美術館のあるところはどこだっけ?)に行って以来です。

自宅からまず神奈川に(始発!)電車で移動、そこでわらびさん号に便乗し、わらびさんご夫妻、セガワさんと一緒に4人でおしゃべりをしながら出発です。

車の中には空の段ボールが満載です。そうか、みかん狩り用の箱か!
みかんを詰めて返ろうと小さいスーツケースを転がして行ったのですが、そんなレベルのボリュームではありません。
むしろスーツケースが邪魔になってしまい、申し訳なく思いました・・・。

愛知県はあまり訪れたことがないせいもあり、ものすごく遠いというイメージがありましたが、京都よりずっと近いです(当然ですが)。
7時半に出て、午前中のうちに到着です。

蒲郡の印象は、まず、あったかい!
ススキにまだ穂がついています。うちのあたりではすっかり枯れ果てているのに。
そして、平ら!
土壌は砂地で、人参やタマネギの生産が盛んだそうです。大根や立派な蕪の畑もありました(今年My畑を管理してから、よその畑を見るという趣味が出来ました)。

平らな道を走りながら、まずは産直へGO!(この様子はまだ別記事で)

そしてひとしきり買い物をし、今度はみかん園へGO!

平らな土地を背にしてしばらく行くと、すぐに傾斜地に入ります。
スギ林の傍らに車をとめ、薄暗いスギ林の中に分け入って行きます。てくてく斜面を登り、稜線を越えるとなんとそこにはみかん畑が!


すずなりのみかんを目の前にして、もう大興奮。我を忘れてしまいます。
蒲郡の比較的ご近所のmiyakoさんと(御主人様、お子さん二人と)も再会したというのに、ほとんどおしゃべりもせず、ひたすらみかんをもぎまくり。

と思ったら、収穫方法が間違えており、わらびさんにご指導頂きました。

■みかん収穫のコツ
・ハサミを使って枝から切り取る。
・みかんから飛び出た枝の部分は、ヘタギリギリまで切る。
 細い枝が残っていると、他のみかんを傷つけて、腐敗の原因になります。
・ぽろりとヘタをつけずにとれるみかんもあるが、こういったものは比較的腐りやすいので、早めに食べる方がよい。
・最終的には全てのみかんを木から切り取るので(残っていると木の負担になる)、鳥につつかれたり傷んだみかんが樹上にあった場合、それは切り落としておく。
・地面に落ちているみかんを踏むとすべるので注意


濃いグリーンの枝にたわわに実る、あたたかなオレンジ色の丸いみかんを見ているだけで幸せになります。
そして、それを摘んでいいなんて!
大興奮です。

みかんの木を間近で見るのは初めてですが、軸をカットすると、ほんのりいい香りがします。みかんの香りではなく、バイマックルーに通じるような、さわやかなグリーン系の香りです。
そして、1本の木に、巨大みかんも極小みかんも両方みのるのには驚きました。
あまり摘果をしていない場合、小さくなる、というのはよく分かるのですが、そういった木にも、場所によっては(中央のてっぺんあたりか)、巨大なみかんが実っているのです。栄養状態や日当たりのせいかな。

私としては、小粒みかんが好みなので、枝の陰や下の方にある小粒ばかり選んで摘んでしまいました。

3個摘んでは屈んで箱に入れる、というのを数時間続けた後に、もっと効率の良い方法があるのでは、と疑問に思い始めました。
お手軽な方法としては、コンビニ袋を右手にぶら下げ、右手でハサミ、左手でみかんを持ち、摘み取ったみかんを右手の袋に入れる、というのがよいです。
もしくは、肩にエコバッグ(中に段ボールを嵌めるとなおよい)をかけ、そこにみかんを入れていくのも便利だと思いました。


興奮のあまり写真撮影がすっかりおろそかになっていましたが、少しご紹介します。

2009/12/18みかん狩り こちらがみかんの木。
鈴なりで嬉しくなってしまいます。

中央上部に特に大きなみかんがあります。
2009/12/18みかん狩り お天気に恵まれて、みかんがぴかぴか輝いています。
幸せ!
2009/12/18みかん狩り こちらは巨大な八朔の木です。
もう色づいてはいましたが、まだ収穫には早いそうです。
ものすごく大きな木で、新興住宅地の庭には絶対無理、というサイズでした。
2009/12/18みかん狩り こちらはまだ可愛らしいレモンの木です。
2009/12/18みかん狩り ユーレカレモン、というのかな、比較的一般的なレモンだと思います。

黄色く色づきかけの実があるというのに・・・
2009/12/18みかん狩り つぼみもつけています。
一体どういう順序で実や花をつけるのかしらん??

摘花して、花のアルコール漬けを作ったら、香水として使えるかな?柑橘の花っていい香りなんですよね。
2009/12/18みかん狩り そして柑橘のみならず、きくらげの木も!

枯死した木の切り株からアラゲキクラゲ(多分)が生えていたのです。我が家のあたりではきのこはすっかり終わりなのに、やっぱり蒲郡は暖かいです。
2009/12/18みかん狩り まだこれから育つような赤ちゃんキクラゲもありました。
2009/12/18みかん狩り ひとしきりみかん摘みをしたあとは、豪華なランチです。サンドイッチで有名な喫茶店「若 わか」というところにセガワさんが買い出しに行って下さいました。
全部横倒しなのでよく見えませんが、素晴らしいボリュームで、しかも作りたてです。
「ナシ」というのはmiyakoさんのお子さん達用のカラシ抜き版。
2009/12/18みかん狩り

玉子焼きサンドのこの立派なこと!
かぶりつく方向を考えてしまう程です。
他にも、ハムサンド、カツサンド、野菜サンド(パリパリのレタスと立派なトマトが最高)、ポテトサラダサンド、などなど、どれもとっても美味しかったです。

茶色いものはメヒカリの唐揚げです。メヒカリは蒲郡ではとても人気の食材だそうです。

2009/12/20みかん

摘んできた、可愛いみかん達です。
私は小粒が好きなので、小粒狙いで沢山摘ませて頂きました。

2009/12/20みかん

みかんだけでお鏡が作れそうでは?

セガワさん、美味しいランチの手配、本当にありがとうございました!


さてランチ後、更にもうちょっとみかんを摘ませて頂き、車に運搬。
摘むときはいいけれど、箱に詰めてみるとなかなか壮観な量です。3次元パズルのように、トランクにみっちり箱を積み重ね、後部座席や助手席の足下にも更にみかんの箱や袋を。
よろよろしながら(車が)帰途につきました。
途中PAに寄るときも、そ~っと降車しないとみかんの山がなだれ落ちて来そうな程でした(というのは冗談ですが)。


私の実家まで送って頂き(実は私の実家はわらびさんのご自宅とかなり近いのです)、みかん箱数箱&数袋&私を落っことして頂きました。
そして私はもてるだけのみかんを持って家まで帰宅。
始発で出かけて、終電で帰るという長い一日になりました。
でも、とっても楽しかった!

セガワさん、セガワさんのお父さまお母様、わらびさんふみえさん、本当にありがとうございました!

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フォンダンショコラ(インスタント)

2009-12-17 | +お菓子(西洋)
My畑の本来の持ち主は、今年度1年間、家族とフランス滞在中です(羨ましすぎ)。
とある機会に、知人を介してフランス土産を届けてくれました。

2009/11/07インスタントフォンダンショコラ

それがこちら。
インスタントのフォンダンショコラミックスです。

卵4個とバター125gで8人前が出来上がる、みたいなことが書いてあります。

2009/11/07インスタントフォンダンショコラ

フランス語なんてさっぱり分かりませんが、写真付きの作り方説明があるので適当に類推して作りました。
(フランス語分かる方、正しい情報を頂けると有り難いです!)

(1)型にバターを塗って紙を敷く。

(2)ミックス粉1袋に対して卵4個とバター125gを混ぜる。
ここに少々疑問が。
"ajyotez-y 4 oeufs"って、全卵?卵黄?写真では卵黄だけみたいだけれど、全卵入れてしまいました。
また"bourre ramolli"の意味が分からず溶かしバターを入れてしまいました(写真では固形のバターに見えます。柔らかくした、という意味かなあ)。

(3)2分混ぜて型に流し込む。

2009/11/07インスタントフォンダンショコラ

(4)オーブンを十分余熱しておき、210度で12分焼く。

(5)ナイフの刃にこの程度くっつくくらいで焼き上がりだが、好みで5分更に焼いてもよい。
・・・このあたり、沢山文章があるのにさっぱり分かりません。野性の勘で、適当に焼きました。

2009/11/07インスタントフォンダンショコラ

箱側面の完成予想図はこんな感じ。
アングレーズソースを添えて素敵に盛りつけてあります。
フォンダンショコラというだけあって、中心部がとろりレアな感じです。

2009/11/07インスタントフォンダンショコラ

作り方に自信がないため、まずは半量で作ってみることにしました。

おや、中心が膨らんで、表面にヒビが・・・。

2009/11/07インスタントフォンダンショコラ

じつはうっかり目を離した隙に、少々焼きすぎに。
フォンダンショコラとはいえない、しっかりとした焼き上がり。

まあ、ガトーショコラと呼べばいいかな?

下に沈んでいるのは、いちじくの甘露煮。ちょっと残っていたので入れてしまいました。

味ですが、インスタントとは思えない、なかなか上質な味わいでした。
カカオ58%のチョコレート使用、みたいなことが箱表に書いてありますが、確かにチョコレート感が濃厚です。甘さも、それほど甘すぎず、丁度良いです。
きめ細かくしっとりした質感がとっても気に入ったようで、ダンナサマは大喜びしていました。

スーパーの常温コーナーに売っているような安いお菓子よりは断然美味しいですが、お菓子作りが趣味の私としては、少々悔しいような・・・(ダンナサマがえらいこと褒めていたんですもの)。
簡単すぎるのもちょっとつまんないなー。

でも、もしフランスに行く機会があったら、何箱も買って帰ってしまうかも・・。

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茹でダコ初挑戦

2009-12-16 | +ふたりの日
とあるところで生のタコを買って帰りました。
タコを食べるのは好きだけれど、生タコの処理なんて初めて。わらびさんご夫妻に下ごしらえの仕方を教わったものの、ぬるぬるのタコを目前にするとちょっとひるんでしまいます。

なお、この日は私はアラブ菓子を小分けする、という作業があり、「手が生臭くなるのはいやなの」と職務放棄(一応買ったときから根回しはしておきましたが)。
仕方なく、ダンナサマが果敢に立ち向かいました。

夜、家に帰ってすぐに着手したため、ネットなどで勉強するヒマがありませんでした。後から調べてみると、部分的に間違えたところも少々。今後のために、手順を書いておきます。

参考サイト:
タコの茹で方
辻調の「タコの水洗い
釣魚料理レシピデータベースの「タコの下処理と茹で方
ブログ「些事日記」の記事。内臓の取り方の写真あり。
おさかなコラム「タコの茹で方ぬめりの取り方

■■生タコの下ごしらえと茹でダコの作り方
■材料
生タコ  生きているタコをしめたもの。自然死したタコはダメだとか

★オプション
ヌメリ取りのために、米ぬか
ヌメリ取りおよび柔らかくするために大根おろし
赤く茹でるために茹で湯に加えるものとして、醤油、番茶、緑茶、酢など

■手順
(1)生のタコを塩で揉む。
(今回は買ったところで頭の中身(内臓)、目、口は抜いてもらいました)
米ぬかや大根おろしを使うやり方もあるようですが、どちらもいつも家にあるものではないので、今後もおそらく塩だけでやると思います。
頭の表裏、および足の吸盤のひとつひとつまでよく揉む。
ヌルヌルがいくらでも出てきます。一度洗って、まだヌメリがあるようなら再度塩もみする。3,4回するという記事もありました。

(2)よくゆすぐ。よく水洗いをし、表面全体が「こざっぱり」するまでゆすぐ。
ここでヌメリが残っていると茹で上がりのタコ表面が白くなってしまう。また、塩辛くなるので吸盤の隙間に塩が残らないようにする。
どこかのサイトで見たのだが、ゆすぎ終わった段階で生タコにチューっと吸い付いてみて、塩辛さを確認する。
もし塩辛かった場合は、水に少し晒すとよいのかな?

(3)タコを叩く。
大根まるごとの端をカットし、その断面でタコを押し叩いたり、すりこぎでタコを叩く方法があるようです。こうするとタコが柔らかくなるようですが、今回はしませんでした。

(4)塩を適量入れてお湯をたっぷり沸かす。茹でる際、酢や番茶、大根、醤油を入れ、色をよくするという方法もあるようですが、当分、一番シンプルな塩ゆでにしたいと思います。
ここに、タコの頭を持ってゆっくりタコを沈めていく。こうすると足が外巻きカールの可愛い茹で蛸になる。足が3分の2くらい入ったら、あとは全部入れる。

(5)全体が色づいたら、タコの上下を返し、頭を下にする。こうすることで、火の通りにくい足の付け根部分が浮かんでしまうことを防ぐ。このあと火を止めて数分おく。
(今回は「裏返し」、および「火を止める」という技は知らなかったためやりませんでした)
ゆで時間には数分というものから20分というものまで諸説あり、よく分かりません。その日に食べてしまうのか、数日保存するのかでも違ってくると思います。今回も、全体的にぐにゃぐにゃではなく弾力が出たかな~という状態を見て適当に切り上げてしまいました。折角の新鮮なタコなので、茹ですぎよりはレア気味でもいいかなと。

(6)茹で上がったタコは、冷水で締める。
水には晒さず、ぶら下げて水気を切りながらそのまま冷ます、という方法もあるようです。今回は、足先を試食したら塩辛かったことと、温度が高い状態をあまり長く続けない方がいいかな、と思い冷水で冷ましてみました(水に晒して塩抜き)。

とりあえず1回やっただけなので、もっといい方法があるかもしれません。

では、ダンナサマの奮闘ぶりを写真でご紹介しますね。


2009/11/23生タコ

ぬめぬめに負けそうになりながら塩もみ中!
「気持ち悪いよう」と涙目になってましたので、がんばってね~と声援を送りました。
タコのヌメリは、魚の匂いではなく、昆布のような匂いがします。

2009/11/23生タコ

何度か塩もみしてゆすいで、こざっぱりしたところ。
実は部分的にヌメリのゆすぎ忘れがありました。

2009/11/23生タコ

頭を持って、足先をちょいとお湯につけます。くるん、となります。

2009/11/23生タコ

少しずつ下げると、くるりんとカールします。
このとき、頭だけでなく足も一本握っていたことが分かり、再度持ち上げ、その足をおろしてまた沈めて行きました。

2009/11/23生タコ茹で中

最後にはどぽん、と全部沈めます。

2009/11/23茹でたてタコ

ほかほかの茹で蛸の出来上がり!この後冷水で少しゆすぎました。

2009/11/23茹でたてタコ

早速お刺身!少しレア気味で歯ごたえがありましたが、苦労した甲斐がありました!
ダンナサマお疲れさまでした!

2回目はもう馴れたもんだよね。またタコを買ったらよろしくね☆

 

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四物(漢方スープ)

2009-12-15 | +お茶・お酒

これまで十全大補湯四神湯を紹介しましたが、漢方スープをもう1つご紹介しますね。
「四物湯」です。
スープ(食品)としてだけでなく、薬としても売られているもので、漢方薬剤(錠剤)がツムラなどから出ています(薬剤の説明は「おくすり110番」のこちら)。

もっぱら女性用(生理不順、更年期障害、貧血、冷え性、主婦湿疹)の処方らしく、これが美味しい、とダンナサマが言ったら、台湾の知人は「ええっ!貴方が飲むんですか?胸が大きくなってオカマになっちゃったりして」みたいなことを言われました。
でもまあ、「体をあたため、貧血症状を改善する」らしいので、女性専用という訳でもないんじゃないかな?

薬として飲む場合は、禁忌症や副作用など注意点があるようですが、食品としてスープで(多分濃度も薄いでしょうし)頂くので、それほど気にしていません。

基本の組成は、当帰(とうき)、川芎(せんきゅう)、芍薬(しゃくやく)、熟地黄(じゅくじおう)です。
台湾では、食料品店や市場などでも売っていますが、今回は、漢方医院(お医者さんと薬剤師さんがいるところ)で作ってもらいました。

配合を書いたノートは漢字だし(当然ですが)、それぞれの素材を缶から取り出して計ってくれて、なんだか魔法使いの弟子になったようです(薬剤師さんたちはみんな白衣を着て現代的ですが)。

2009/11/07四物湯
四物湯



中身を見てみると、規定の4種類(★印)以外にも色々入っています。

●成分
(外側上から時計回り)
紅棗(ナツメ) 中央上の赤くて丸いもの
枸杞子  中央上の赤くて小さい細長いもの
(名前不明)薄紙のようなひらひらしたもの
★川きゅう(センキュウ) 4時半の方向の屋久杉の年輪みたいなもの。
★芍薬? 5時の方向の木の枝のようなもの
(名前不明)6時の方向の細い木の枝のようなもの。こちらが(も)芍薬か?
★当帰(トウキ)? 7時の方向の、枝別れした根のようなもの。
黄耆(オウギ)  8時の方向の、黄色いスライス?
(名前不明)こちらが当帰(トウキ)か? 9時の方向のザラザラしたスライス
党参(トウジン) 6時の方向。キキョウ科の植物の根。

(中央上から時計回り)
★熟地黄(ジオウ) 真ん中の黒い固まり。
桂皮(ケイヒ)かな?  シナモンやカシアのことですよね。
(名前不明) ねとねとしたものが表面に付いた枝?根?

●働き
血液循環をよくして、体をあたためる作用があります。また、皮膚を潤したり、ホルモンのバランスを整える効果も期待できます。 どちらかというと女性向けで、冷え症で貧血気味、顔色が悪く、皮膚や唇がかさつく人に向きます。具体的には、生理不順や生理痛、更年期障害、貧血症状、冷え症、しもやけ、しみ、指掌角皮症(主婦湿疹)などに適応します。


2009/11/07四物

生薬のうち、クコ以外を鍋に入れます。
クコは煮くずれないように、スープが出来上がってから。

この写真では鍋にざらざらと入れてしまいましたが、後でナツメ以外のものを袋に詰め直しました。
(棗は果肉を食べるので具扱い)

2009/11/07四物

豚バラ肉や鶏の骨付き肉など、骨付きのお肉と一緒にコトコト煮出します。出来上がりのスープは、こんな風に黒くなります。いわゆる漢方薬臭さはなく、ほんわかいい香りに感じます。

左上にぽっかり浮かんでいるのが生薬入りの袋です。

十全大補湯より、染みわたるような美味しさに感じます。

■■四物湯レシピ
■材料
薬剤セット
肉類(豚バラ肉、鶏骨付き肉など骨付きだとダシが出てよい)
(肉の下茹で用)生姜・葱・酒 
ベジタリアンの場合:ゴボウ、蓮根、山芋などの煮崩れにくい根菜を適宜。もしくは何もなしでもよい。
生姜
日本酒(または焼酎でも)

■作り方
(1)鍋に下ゆで用材料と水を入れて沸かし、肉をさっと茹で、水でゆすぐ。
この茹で湯は使わない。
(2)薬剤は、さっと冷水でゆすぐ(私は買ってきたときに入れてくれた袋のまま使って、特にゆすがないことが多いです)。
(3)大きめのお茶パックのようなものがあれば、薬剤を袋に入れる。ナツメとクコの実は食べられるので袋から出しておく。
(4)鍋に肉(もしくは野菜)、生姜、水(蒸発するのでたっぷりめ)、薬剤、酒を入れ、火にかける。
沸騰するまでは強火で、沸騰したら適宜アクをすくい、極弱火にして1時間弱程度、肉が軟らかくなるまで煮る。最後に塩で調味する。
(5)肉と、スープ(液体部分)、食べられる薬剤を盛りつける。 

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蓮台寺柿

2009-12-14 | +フルーツ

こ、この週末は、頑張りました。ぜいぜい。

果物加工
・獅子柚子ママレード(完成)
・キウイジャム2種(完成)
・柚子ママレード(完成) 
・柚子ピール(干し中)
・干し林檎(干し中)
・獅子柚子ピール(煮ているところ)

冷蔵庫や玄関先(北側なので野菜置き場になってる)が大分片づきました。
あとは、花柚子、レモン、りんご、みかんくらいかな。ゆっくり楽しんでも大丈夫のはず。
干す場所が空いたら、干し林檎をもっと増産したいな。
天気が悪くてなかなか乾かないのが困ったところです。

野菜在庫管理
・タマネギの在庫一掃(よさそうなところを実家に送付。ピンチのものは全部皮むき。炒めて冷凍の予定)
・ジャガイモ(インカの目覚め)在庫一掃

とりあえず、ピンチのものはだいぶ減ったような気がします。
引き続きジャガイモ消費促進中。里芋、サツマイモ、大根も少しずつ何とかしないと。
そういえば、今週はかなり冷え込むという予想ですよね。
里芋、大根は、畑に置いておいても大丈夫なんだろうか?
里芋には、一応こんもり土をかけておいたのだけれど・・・。保存用のムロ(穴)を掘る元気は、ないなあ・・・。
大根も、霜が降りたりすると、地上部がしもやけしてしまうのでは??


=================

話は変わって。

珍しい柿を知人から頂いたのでご紹介します。

三重県伊勢特産の蓮台寺柿というものです。

350年前、神宮祭主大中臣永瀬が勢多町に建立したと伝えられる鼓嶽山蓮台寺にちなんで蓮台寺柿と名付けられたもので、昭和33年には伊勢市の天然記念物に指定されました。

三重県外に出回ることは滅多になく、これを下さった方は伊勢の親戚から送ってもらったのだそうです。
検索してみると、楽天では1件、販売しているお店がありました。

種無しの渋柿で、脱渋してから(もしくは熟柿にしてから)売られるのだそうです。

どんな柿かというと・・・。

2009/11/20蓮台寺柿

こんな感じで、まるっこくて平たい柿です。
ヘタの部分は窪んで、肩が盛り上がっています。

2009/11/20蓮台寺柿

横断型は、丸でもなく四角でもなく、ややいびつで、縦にいくつか条(窪んだすじ)が入っていることが多いようです。

この写真は花落ち側が平らですが、大きな果実などは中心がひどく窪むものもあるようです。

2009/11/20蓮台寺柿

右側が蓮台寺柿の断面です。明るいオレンジ色で、平核無柿に似ています。

左はmiyakoさんのご実家にある柿で、御所柿というものです(過去記事はこちら)。
御所柿は紅色に近いような濃い色です。

果肉の色だけでなく味も平核無に似ているような気がしました。
個体差もあるので何ともいえませんが、濃厚な甘さで、果肉はむっちりした食感です。
種が入っているべき場所のツルツルした部分の歯ごたえが何とも美味しいです。
種がないので、遠慮無くかぶりつくことが出来ます。


もとが渋柿ということは、渋柿の状態で手に入ったら、干し柿にもしてみたい気がします。
ただし、デコボコの表面と窪んだ果頂部は、皮むきに手こずりそうです。
そうだわ、今年の新趣向、割干し柿なら果頂部に窪みがあっても大丈夫。

伊勢の農産物直売所には、渋のままの蓮台寺柿が売っていたりするのかしら・・・。
三重県にはここ××年くらい足を踏み入れていない気がします。
いつか行ってみたいものです。

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6個の実

2009-12-10 | +きのこ以外
この木何の木?
2009/12/01じゃばら

むふふ。


2009/12/01じゃばら

実家の庭の、じゃばらです。
ちゃんと実がなりました!

今年のバレンタインデーの翌日に植木鉢から移植しました
そして5月の連休頃に沢山つぼみをつけ、花が咲いて、小さな実がつきました。摘果したり、自然落果したりして、最終的に残ったのは6個。
かわいいかわいいジャバラ果実です。

2個もらって帰ったのだけれど、勿体無くて使えません・・・。
一番ジャバラを生かす用途は何かなあ。


===============

じゃばらについては、和歌山県北山村の公式HPのこちらをご覧下さい。
北山村の直販サイト楽天市場、有楽町の交通会館B1階の和歌山県グッズのお店でも買えます。

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かぼちゃ色々

2009-12-09 | +野菜
最近、色々な種類のかぼちゃを買ったり見たりしたのでご紹介します。


2009/11/06かぼちゃ

これは宮崎産のもの。イトウさんのお母様に頂いてしまいました(ありがとうございました!)。

2009/11/06かぼちゃ


品種名は何でしょう。ローヤルエーコンという品種に、果皮の色や質感が似ています。濃いグリーンで、すべすべしており、少し粉っぽい感じです。

2009/11/06かぼちゃ

でも形状が違います。エーコン・スクワッシュ(acorn squash)の類はどんぐりのような形におしりが尖っていますが、これは平らです。

2009/11/06かぼちゃ 切ってびっくり、種は下半分の方にしか入っていません。
そういえば、以前買ったバターナットかぼちゃもそうでした。

適当にカットして、フライパンでじっくり弱火で(フタをせず)ソテーしました。
2009/11/06かぼちゃ

みどりのカボチャがあるというのに、産直でまた変な形のかぼちゃを見かけたため、つい買ってしまいました。ブログのネタになるし、と自分を納得させつつ・・・。

大きさの比較はカセットテープです(最近見かけませんが、どんな大きさか覚えてますか?)

2009/11/25かぼちゃ

上のかぼちゃは、何しろ大きいです。
七福神の誰かが持っている杖、もしくは七福神の誰かの頭みたいです。

これもまた、種部分が少ないお得系かぼちゃでしょう。
このあたりでカットしてみると・・・。

2009/11/25かぼちゃ

ほとんど種部分も終わりです。2つ上の写真の、青線のあたりから上は全部果肉、ということになります。
お得というかなんというか。
昔NHKに、「プリンセスプリンプリン物語」という人形劇がありましたが、あれにIQ1800という頭の大きな将軍が出てきました。こんな風な、果肉みっちりのかぼちゃを見ると、あの人物を思い出します。

2009/11/25かぼちゃ

左の2切れが棍棒型かぼちゃ、右のほうがひょうたん型かぼちゃです。
棍棒型の方が濃い黄色です。

こちらもフライパンで弱火ソテーにしてみました。

2009/11/23かぼちゃ

こちらは愛媛の産直で見かけたかぼちゃ。
上の棍棒型かぼちゃと同じだと思って写真を撮りましたが、今見ると果皮がちょっと違うなあ。

2009/11/22かぼちゃ

このあたりも棍棒型かぼちゃに似ています。
右端の、緑地に黄色の模様のは、バターナット・バーバラかな。

手でもっているのは、かぼちゃの上部で、種が全くない円筒形の部分です。
芯までみっちり使えるだなんて、じゃがいもやサツマイモみたいです。

2009/11/22かぼちゃ

これはラグビーボル型(バナナ型)のかぼちゃ。こちらは空洞部分が大きいです。


宮崎産、棍棒型、ひょうたん型、どれもしっとり系(水分多め)のかぼちゃです。
フライパンで弱火でソテーしたり、少量のオイルを絡めてオーブンで長時間焼くと、驚くくらい小さくなります。つまりその分、水分が含まれていたということ。
でも、そうやって水分を飛ばして濃縮させると、ねっとりして甘みが濃くなり、お菓子のような甘さです。
日本の、ぽくぽくした粉質のかぼちゃとは全く系統が違いますが、これはこれでとても美味しいです。
(棍棒型かぼちゃは、もうちょっと小さいといいんだけどなあ・・。)
特に、宮崎産の緑色のかぼちゃは、甘さが一番でした。
お砂糖を入れなくても、パンプキンパイのフィリングになりそうです。もし見かけたら絶対買おうと思います。
あっ、しまった!種をとっておけばよかったよ~。すっかり忘れていました。馬鹿馬鹿~。


下3つの写真のかぼちゃはどれも買わなかったものです。
でも宮崎産、棍棒型、ひょうたん型、それぞれ微妙に味が違ってとても面白かったので、やっぱりこれらも買っておけばよかったかなーと今になって思ったりします。

愛媛の農家さん、来年も作って下さいませ。
またかぼちゃを買いに行きたいです。

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新趣向、割干し柿

2009-12-08 | +干し柿・干し芋・栗
今年は新趣向の干し柿を試してみました。

それは、 割干し柿。(名前はいまつけた)

カットしてから干す、というものです。(「カット干し柿」の方がいいかな?)


これまで、スライスした甘柿を干したものは頂いたり、作ったりしたことがありました。
そのスライス干し柿は、ゼリー状に透明にはならず、白っぽく空気を含んだまま乾燥していく感じです。

熟柿化しないのだから、渋柿だったら渋が抜けないままでは、とずっと思っていました。でも、とあるところで、刀根柿(平核無柿のことだと思う)を4つ割にして干した製品を発見。
試食があったので食べてみたのですが、むにむに・しこしこして、通常の干し柿とはまた違った、プルーンやレーズンに通じる、ドライフルーツのような食感があり、結構美味しいのです。

少なくとも、同じ品種の八珍だったら似たようなものが出来るはず。

というわけで、実験してみることにしました。

4つ割、6つ割、4枚スライス、と色々やってみました。
(カットして干し始めた時点の写真は撮りそびれました。)


2009/11/30割干し柿

約1週間後の様子がこちら。


固い柿を干した場合は、もっと白っぽく干しあがるような気がしますが、今回カットした八珍柿は、ハラハラする程に追熟が進んだものでした。
なので、カット後、すぐに熟柿化が進み、全体に透明感が出ています。
ここまで追熟していると、スライスするよりも、4つ割の方が網の上で安定感があっていいかも。

試食してみると、もっちり、シコシコと弾力があります。
通常の干し柿のねっとり感とはまた違う美味しさです。
勿論、干しあがるまでの期間も短そうです。

ひとかけらが小さいので、ちょっとつまむのに罪悪感がない大きさです。(で、沢山食べてしまったら意味がないのですが)
しっかり干しあがるため、ケーキに焼き込んだりするには、こちらの干し方の方がいいかも、とも思いました。
それに、大きな傷がついてしまったり、ヘタスキになった柿は、カットして大丈夫な部分だけをこうやって干すと、通常の干し柿の秀品率が上がるし、美味しい割干し柿も出来るし、で一挙両得かも。


来年から、この干し方も併用で行こうかなと思います。


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昨晩(12/7)、ようやく全ての柿を剥き終わりました。
ついつい、(ダンナサマがまだ帰って来ないというのに)ビールを開けて祝杯を挙げてしまいました。
でも、柿剥きが終わったからといって気を抜かず、気分を引き締めて次の加工に移らないと。

えーと、次は、柚子ピール作り。 沢山作って柿巻きに備えます。
柚子果肉は、とりあえずピュレ状にして冷凍です(あっ、冷凍庫がいっぱいかも)。
冷凍庫で加工を待っている、アレとかアレとかアレは、当分待機のつもりだったけれど、もしや場所を空けるため何とかする必要があるのかしらん。

そしてつい買いすぎてしまったレモンでリモンチェッロを作りたいのだけれど、同時に白い部分利用のためレモンピール作り、および果汁の処理(冷凍)作業も発生します。最近パラレル処理が出来なくなっている私には、ちょっと大変。

そうだ、獅子柚子も出番を待っています。レモンより獅子柚子が優先かな。

実は大量のみかんも作業リストに加わったのだけれど、こちらはとりあえずそのまま食べてしまおう。おかずに野菜がちょっと足りなくても、みかん食べていればビタミンは足りるよね、きっと。

あっ。キウイのこと忘れてた。

あっ、そういえば畑に沢山の大根がっ!
切り干しか割干しを作ろうと思っていたけれど、週末雨らしいので二の足を踏んでいます。

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ホテルの柿

2009-12-03 | +きのこ以外
「干し柿の保存」で検索して訪ねてきて下さった方へ。
こちらの記事に、私のおすすめの保存方法を書いてあります。よかったらどうぞ☆


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畑に行く途中、小さな、昔ながらのビジネスホテルがあります。
そのお庭には、樹高は小さいのに、枝もたわわな柿の木が。

数年前からか、秋に通りがかっては見とれておりましたが、今年はとりわけ豊作のように見えます。
昨年は、通りすがりのスズナリ氏(仮名)のところで柿をもがせて頂きましたが、今年はそこの柿はほとんどなっていません(寂しい)。

・・・という訳で、ホテルの柿を、ちょっぴり摘ませてもらえないかと聞いてみることにしました。向こうも客商売で人当たりがいいだろうし、それほど剣呑な態度ではないのではと期待して・・・。


むさ苦しいおばさんではなんなので、ちょびっとお洒落をしてホテルのフロントのお兄さん(同世代くらいかな?)に声をかけてみると、渋柿ですけどそれでよければ、と快い返事を貰えました。
そして翌日、段ボール箱と剪定鋏を持ってお邪魔しました。

 
2009/11/13ホテルの柿

こちらがホテルの柿の木。
枝がしなる程の実り具合です。

経営者一家が前に住んでいた東京から持ってきた苗木だそうです。本家が山梨だそうなので、山梨の品種かもしれません。
フロントのお兄さんのお父さんが果樹が好きで、敷地内には甘柿、渋柿、キウイなど色々植えてらしたとか。

収穫まで手伝って頂いて、段ボール箱2箱分も頂きました。
背の低い木なので、地上からでも大抵手が届きます。

2009/11/13ホテルの柿

柿の実はこんな形をしています。

先端の尖った卵形(ドングリのような形)、ヘタは反っくり返っていて王冠のようです。

なで肩でこういうヘタの形だと、ヘタを千切りやすくてとても便利です。

2009/11/13ホテルの柿

横断型は丸っこいです。

2009/11/13ホテルの柿

右がホテルの柿。洗ってヘタを取ってしまったところです。
左はMy柿の卵形柿(鶴の子?)。
形も色も、随分違います。

このホテルの柿は、皮を剥いてみると、みっしり固い果肉でした。ヘタ付近の形状は全然違いますが、My柿のハート形柿に肉質が似ている気がしました。

2008/11/15ハート形柿

ハート形柿はこんな形です(昨年の写真)。
昨年は20キロくらいの収穫がありましたが、今年はなんと、ゼロ!
遅い台風でまばらになってしまった上、残りをカラスに全部持って行かれました。
摘蕾はしなかったけど、摘果はしたのになあ・・・。

2009/11/13ホテルの柿干し上がり

(干し上がりについて、別記事にもまとめましたがここにも載せておきます。)

干しあがってみると、とっても細長い形になりました。
種がないせいかもしれません。

食べてみると、何故か黒糖のような風味があります。
甘さはやや薄めなので、巻柿用にしようかと思います。

初めての柿は、追熟のパターンがよく分からず、他にも色々な作業があったこともあり、ついあせって、早めに皮むきをしてしまいました。
そろそろ干しあがって来たのですが、その状態を見てみると、もう少し追熟させてもよかったかな。

来年があるかどうかは分からないけれど、今後の課題にしよう。

そうだ、干しあがった柿をホテルの人に持っていかないと。

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赤いルバーブ狩り前夜:白樺湖畔でハロウィンディナー

2009-12-02 | +お客さんの日
しばらくご無沙汰しておりました。
別にインフルエンザという訳でもなく、元気です(ナントカは風邪をひかないといいますし)。
今年は、My柿の1本に、まる1日かけて厳重にネットを張ってみました。そうしたら、効果覿面。いつもだったらカラスが枝ごとさらって日に日に寂しくなっているはずが、今年はかなり残っています。
2度に分けて収穫し、合計なんと、80キロ(段ボール箱の重さも含む)。

という訳で、いま皮むきに追われています。返す返すも、皮むき機を買っておいてよかったです。
この柿は、そのまま食べるのには少々物足りないので、巻き柿にする予定です。
80キロの柿から、一体何本の巻き柿が出来るだろうか(売りたいわ・・・)。そうだ、ヒモを買っておかなくては。

という訳で、更新滞りがちになるかもしれませんが、よろしくおつきあい下さいね。

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富士見町での赤いルバーブイベントの前夜は、miyakoさんと息子さんと一緒に、わらびさんご夫妻の白樺山荘にお世話になりました。
その晩の素晴らしいディナーをご紹介しますね。

miyakoさんは、わらびさん御夫妻とも私とも初対面。でも、とっても気さくでパワフルで、むしろ場を盛り上げような華のある方でした。

みんなで楽しくおしゃべりをしながらきのこの下ごしらえや夜ご飯の準備をしました。

2009/11/24

丁度この日はハロウィンも間近。コータロー君が八ヶ岳祭りでつくってきたかぼちゃのジャックに蝋燭を灯し、ハロウィンディナーの始まりです☆

2009/11/24

わらびさんが捌いて下さったとっても立派なアジのお刺身です。
ご飯に乗せて鯵丼にしたらもう、何も要らないかも、というくらい、新鮮で美味しいお魚でしたが、他にもご馳走があるので丼は延期(?)です。

2009/11/24

新鮮な生の甘海老のお刺身です。
ぷりっとして、甘くて、ものすごく美味しいです。

実はダンナサマが海老をあまり好まないので、常に海老に飢えている私。5人で割ると一人当て8匹だったけれど、うっかり10匹くらい食べてしまったかも・・・。

2009/11/24

微塵切りパセリと紫たまねぎ、リンゴなどを使ったタブレ風サラダ。コータロー君がはさみでパセリを微塵切りにしてくれました。

2009/11/24

わらびさんのご自宅で採れた甘長唐辛子の揚げ浸し。
酸味のある出汁で、さっぱりとっても美味しいのです!(小鉢をそそそそと自分の前に引き寄せて、半分以上食べてしまったかも・・・)
冷凍保存してあったそうですが、全く味が変わらず美味しいままなのです。こんな美味しいお惣菜が冷凍庫にあったらとっても心強いかも・・・。
来年の夏は作りだめしておかなきゃ!

2009/11/24

折角の生(非冷凍)甘海老があるので、殻を炒めてスープをとることにしました。
セロリの葉とレモンの皮を入れてぐつぐつ煮てみます。

クラムチャウダーのイメージで、ミルク仕立てのスープをほんの一口分ずつ、作りました。

2009/11/24

というのは汁物として、既にきのこ汁があるためです。

きのこ汁にはこの日収穫してきたクリタケのほか、さまざまなきのこが入っています。詳しくはこちらの記事を見てくださいね。

2009/11/24

なんと更にお肉まで!
見るのも初めてという、マンガリッツァ豚です。
ベルギー産まれの、まるで羊のようにふさふさ毛が生えた豚さんです。
お肉の色はまるで牛肉のように濃い目の赤です。

2009/11/24

マンガリッツァ豚は、ハンガリーの国宝とも言われる品種だとか。
説明と、むくむくの可愛い写真などがこちらに詳しく掲載されています。


お肉と一緒に、四国のきのこセットにあった、バーガー用バンズサイズのしいたけも一緒に焼きます。

2009/11/24

マコモタケ、そしてリーク(ポロネギ)の千切りも。

2009/11/24

これらをじゅうじゅうと鉄板で焼きます。
マンガリッツァ豚のなんと立派なこと!
そして脂や肉汁を吸ったお野菜もとても美味しくなっています。


お肉を目前にして理性を失ったためかどうか、このあたりで写真が途切れております。
本当は、更にイタリア産冷凍ポルチーニや、信州の美味しいスイートコーン(夏にほぐして冷凍してあったもの)などもあったのです。
どれもこれも、本当に美味しかったです。

miyakoさんと私は、驚いたことに身長が同じくらい(大きい方)。
二人して、よく食べました(よね?miyakoさん☆)。


この日は早起きだったため、よく眠れました。
そして翌朝。

 
2009/11/24

あんなにお腹がいっぱいだったのに、朝ごはんが美味しいのです。

昨日同様、汁物2本立て。海老のスープは、澄まし仕立てで、かき玉汁にしてみました。

2009/11/24

このハムが美味しかった!
「自由農場」という農産物直売所においてあるそうなので、今度行く機会があったら買って帰りたいと思います。

2009/11/24

蓼科の有名パン屋さんEpiのパンが沢山!

右にあるのは、オリーブとドライトマト入りです。ドライトマトは、パン屋さんのオーブン余熱を利用して自家製だそうです。輸入ものとはまた違った味わいで、美味しいのですよ~。

2009/11/24

こちらもEpiのもの。秋限定、りんごデニッシュ。綺麗なピンク色でほどよい固さに煮たりんごと、カスタードの組み合わせです。


朝ごはんの後は、みんなで富士見町の赤いルバーブイベントに出発!


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■赤いルバーブイベント関連記事
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赤いルバーブ狩り前夜:白樺湖畔でハロウィンディナー(この記事)
赤いルバーブ狩り

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