採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

三峡碧螺春

2011-03-31 | +お茶・お酒

先日台湾で、初めて頂くお茶を御馳走になりました。

「三峡碧螺春」というものです。

現地読みはメモして来なかったのですが、調べてみると日本では「さんきょう ぴろちゅん」と読むようです。

こんなお茶。

2011/03/05三峡碧螺春 ひょろひょろした、イカナゴ釘煮のような形状。

2011/03/05三峡碧螺春 台湾の烏龍茶は、緑色でコロン、と丸まった形状のものばかりかと思っていましたが、こちらは違います。
グリーンがかった色で、ところどころ白い産毛も見えます。


頂いてみたところ、明るい早緑色のお茶で、なんとも軽い香り、そして味も、とっても軽くてほんのり甘さも感じます。

烏龍茶の場合、私の経験では、ミルキーな香り、トロピカルフルーツ(パイナップル)の香り、強いグリーンな香り、を感じたことがありますが、こちらのお茶は、もっと儚く、淡い香りに感じました。
味わいに、ほんのりした甘さを感じるところも烏龍茶と違います。
烏龍茶は香りがミルキーで甘い場合でもコクのあるキリリとした強い味で、この三峡碧螺春のような儚い甘さはでなかったように思います。
(お茶の味利きには、全く自信がないので、全然違ってるかもしれません)

ともかく、これまで飲んだことのないタイプの台湾茶だわ、と驚きました。
折角なので調べてみました。

【三峡碧螺春】
◎産地:
台湾の北部、台北縣三峡鎮。
(この地区では龍井茶もつくられている。)

◎茶の品種:
青心柑仔種。
杭州西湖の名産龍井茶と同じ品種で、小葉種の早生種。幼芽は緑色で産毛(白毛)が多いため高級茶葉には白色が必ず入る。 
この「柑仔」を使い碧螺春や龍井茶や紅茶、東方美人などを作る。
(ちなみに、他には「黄柑」「青心烏龍」などの品種などがある)

◎製法:
清明節(4月8日頃)より前に、芯芽と幼い葉を1~2枚つけた状態(ミル芽、「螺」)で、基本的には手摘みで摘む。
(龍井茶はもっと育った「長け芽(たけめ)」を摘む)
清明節より前、という意味で、「明前(みんちぇん)」という言葉がつくこともあるようです。
早春限定の高品質茶、という意味のようです。
不発酵の緑茶。
龍井茶は製茶行程で、茶葉に熱と圧力を加えて直型(ペタンコ)にして乾燥させるが、碧螺春はそれがないので、ねじねじと折れ曲がったいびつな形状。この加熱が味、舌触りの違いを生み、龍井茶はややボディ感があり、口当たりはしっかり、大人好みの味わいとなる。

◎起源:
中国大陸の『洞庭碧螺春』というお茶がオリジナルともいえる。
第二次世界大戦後、蒋介石とともに大陸から渡ってきた人々(本省人)の、故郷中国大陸の「碧螺春」や「龍井茶」を飲みたいという願いをかなえるため、台北郊外の茶産地三峡をこれら大陸緑茶の指定産地に定め、製法が導入された。

◎淹れ方:
(台湾の烏龍茶はグラグラ沸いた熱湯を使うことが多いが)三峡碧螺春の場合は、柔らかい茶葉のため、やや低め、80度程度で淹れるのがよい。
コロンとした烏龍茶の場合、5~6回(もしくは色が出なくなるまで)淹れられますが、こちらは2~3回程度かなあ、とは台湾の友人談。

◎味:
清涼感あふれる甘い香り、そしてさっぱりと口の中に広がる爽やかな渋み(出典1)。
栗落雁のような甘い香りとスキっとした渋味(出典3)


うむ。ちょっとかしこくなった気がする(すぐ忘れるだろうけれど)。
この知識をふまえてもう一度飲んでみたいものです。


ところで、調べている過程で、これまで「コロンとして緑色の、普通の台湾烏龍茶」と思っていたものにも色々あることが分かりました(いや、そんな気はしてたけれど)。

何かこう、踏み込んではならないマニアの世界を覗いてしまったような。
ワインに通じるお値段天井知らずの世界が隠れている気がする。
味の分からない私は、そーっと後じさりして退散せねば。
             ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・す す す すす。ぱたん


====================

■■参考情報
(1)清水一芳園 三峡碧螺春 (30g1260円 50g2100円)
(2)茶ムリエ小田純也氏のブログ
(3)茶師清水和正氏のブログ
(4)アイシス茶楽館のブログ
(5)台湾茶.NET (25g1500円 50g2900円)

 

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伊予柑ママレードほか

2011-03-30 | +ジャム・ピール(果物系保存食)

 

ジャムブログなので、たまにはジャムの記事もアップしないとね。
ちょっと前ですが、2種類のママレードを作りました。

冷凍庫のピールが、チョコがけをしてすっかり片付いたので、柑橘シーズンの今、また作り貯めているところです(懲りないヤツ)。
ピールを作る際は皮を平行四辺形に整形しているので、その切れ端と果肉で、ママレードを作ることが多いです。

ピールの方は乾かしたあとに冷凍するとどうしてもシロップが余ります。
そのシロップは残しておいて、また新たに別のママレードを作る際に利用する、という、シロップリレー方式。

2011/02/26作伊予柑ママレード こちらの具は伊予柑ピールの副産物。そして以前作ったスイートスプリングのシロップを利用。
あと、タンカンの果肉も使っています。
(かずさん、カノンさん、伊予柑とタンカンありがとうございます!)

2011/02/26作伊予柑ママレード タンカンは、袋ごとピュレにして、ザルにあけて滴った果汁はジュースにした残りをこちらに。
袋を粉砕すると、どうしても少し濁った感じのママレードになります(でも味はいいはず)。

2011.2.26作
伊予柑、タンカン果肉、果糖、レモン汁、スイートスプリングピールのシロップ

2011/02/26作Bigレモンママレード こちらの具はビッグレモンピールの副産物。そして何だったか忘れたけれど、ピールのシロップも使っています。

2011/02/22はるか はるかの果肉も入れました。
はるかは、柚子に似た黄色くて丸い、おしりに輪っかのある柑橘ですが、酸味が全くないタイプです。
(miyakoさんかずさん、bigレモンとはるかをありがとうございます!)
2011/02/26作Bigレモンママレード 薄い黄色のママレードが出来ました。
ビッグレモンの皮は今回はぺらん、とした薄切りにしてみました。

2011.2.26作
Bigレモン、果糖、はるか果肉、ピールシロップ

 

どんどん作るのはいいけれど、なかなか減りません・・・。
こんなんでよかったら、被災地に寄付したいけれど、めーわくだろうなあ。
誰か食べたいひと、いませんか~。

 

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サツマイモの干し餅(?)

2011-03-29 | +お菓子・おやつ

いつも八珍柿を分けて頂いている佐渡の柿&お米農家のyataさんから、スペシャルな郷土菓子を頂きました。

2011/02/16サツマイモの干し餅 こちらです。
なんとも素敵な藁細工でくくってあるのは、サツマイモを練り込んだお餅です。

2011/02/16サツマイモの干し餅 こんな感じに、おかきよりは随分ぶ厚くカットしてあり干してあります。

2011/02/16サツマイモの干し餅 藁はおそらくyataさんの田んぼの稲藁ではないかと思います。
この素敵な藁細工だけで(たとえお餅がダミーでも)、インテリアとして売り物になりそうです。

 

このサツマイモ干し餅は、yataさんの奥様のご実家のあたりの郷土料理だそうです。
(yataさま、地域や正式名称、作り方など、詳しい情報がありましたら是非教えて下さいませ!
検索しようにも名前が・・)

おかきみたいに揚げるのかな、と思って食べ方を伺ってみたところ、ストーブなどの上で軽くあぶって食べる
のが普通だそうです。

早速トースターで焼いてみました。

かなり乾いているということもあり、普通のお餅のようにはぷぷーっとはふくれず、ヘリがコンガリして中がじんわり柔らかくなるような感じです。
食べてみると、結構噛み応えがあり、よく噛みしめるとサツマイモの甘みがじんわり感じられます。
とっても素朴で、香ばしくて美味しいです。
しかも、2個も食べると結構おなかがふくれるような気がします。

昔のおやつってこんな感じだったのかな。
味はもそうですが、一番違うのは噛みごたえ。
やーらかいお菓子だと、ぱくぱくもりもりと際限なく食べてしまいがちですが(え?私だけ?)、しっかり噛むことにより満腹感につながります。

どうやって作るのかな?
今年もサツマイモを沢山植える予定なので、作り方が気になります。
皮を剥いたお芋をのっけてもち米を蒸かし、お芋ごとお餅を搗いて、ばんじゅうか何かに流し込み、適度な固さになったら切り、連ねて干す、という感じでしょうか。
もし薄く切ったら、揚げておせんべいみたいに出来るかな?
今度の冬に挑戦してみようかな・・・。


yataさま、とっても美味しい、そして珍しいスペシャルなおやつをありがとうございました!


======================

追記:

yataさんから正式名称を教えて頂き、「いも餅 佐渡」で検索してみたところ、衝撃の事実が判明(なーんて)。
なんとこのいも餅は、サツマイモ(ほぼ)100%! (少量の小麦粉・砂糖・塩を混ぜることもある)
びっくり!
いかにもかき餅っぽい形状ですし、もち米が入っているとばかり思い込んでいました。
どうりで焼いてもふくらんだりしない訳です。

作り方は、まずサツマイモを蒸かして潰します。そして大きな型枠に固く詰めて更に蒸し、それを切り餅のように切り分けて干すというもので、3日もかかるとのこと。

いも餅は佐渡島の南西部に位置する小木地区(旧小木町)の特産。
小木地区は、平坦地や水利に恵まれず水田は少なかったものの、佐渡の中では温暖な気候のためサツマイモの栽培が盛んだったそうです。
昔から、このいももちや干し芋が各家庭で作られてきたということです。

===============
■■参考情報
http://foodexplorer.blog111.fc2.com/blog-entry-397.html郷土料理研究家 清 絢(きよし・あや)氏のブログ
http://blog.goo.ne.jp/yamaneko4989/e/e15b8907edd737aa67e16c4d78db775e?st=1佐渡在住のイラストレーターのブログ(型枠に詰めて蒸したサツマイモをカットする様子の写真があります)
http://www.maff.go.jp/hokuriku/stat/area/ikkan2007/09.html北陸農政局HP:素朴な素朴な郷土食「芋もち」でまちおこし[新潟県・佐渡市]

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次郎柿の干し柿

2011-03-28 | +干し柿・干し芋・栗

昨年(2010年)の11月頃、次郎柿を試しに干し柿にしてみました。
結果、カビは生えやすいし、「皮」は厚い割には中はピュレみたいになってしまうし、どうも向かないみたいだ、という結論に。

見たくもない失敗作の干し柿は、ぺたんとしたカップみたいな形のまま、箱に入れて、封印。
その後干し芋の箱がどしどし上に積み上げられ、埋没。



(そして月日は過ぎ・・)



2月下旬、もうすぐ春になってしまうし、干し芋が黴びないうちに冷凍庫に片付けないといけません。
それまでの収納箱からジップロックに移しているときに、しばらく見なかった箱を発見。

持ってみると(干し芋の箱と違って)ころん、と軽いです。
これ何だっけ?


おお。君か。


忘れたかった次郎柿の干し柿。
発見されちゃいました。

見なかったことにして闇に葬ろうかとも思いましたが、カビもまわっていないようだし、ちょっと切ってみるかな?

 

2011/02/27次郎柿干し柿 発掘された次郎柿の丸干し柿。
とても黴びやすいので、カップみたいな形にして表面積をひろげて干しておきました。

しばらく見なかったら、綺麗に粉が吹いているような。

2011/02/27次郎柿干し柿 切ってみると、思いの外色が綺麗!

固干しになる頃には、大体どの干し柿も黒くなってしまうものですが、次郎柿は一番オレンジ色が残っているかもしれません。

食べてみると、まだカチカチではなく、もにもにしたグミみたいな食感で、ほどよくさっぱりした甘み。タンニンは少なめのような気がします。

なんだかすごく美味しい

びっくり。

2011/02/27次郎柿干し柿 そのままぱくぱく食べるのに丁度良いあっさりした甘さではありますが、でも食べきれないので、刻んでお酒に漬けてみました。

ドライフルーツのガナッシュ寄せにも使いましたよ。

 

次郎柿の丸干し柿、また作ってもいいかも・・・。

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ドライフルーツのガナッシュ寄せ~チョコがけ2011

2011-03-24 | +チョコがけ

2月初旬はピール類のチョコがけを、目を△にしてやっていました。
テンパリングってほんとに大変。

で、テンパリングの余りが必ず出るので、生チョコに初挑戦してみることにしました。
コーティング作業に比べ、格段に簡単という噂もあるし・・。

で、何度かチャレンジしてみたのですが、「格段に簡単」って訳じゃないような気がする。
失敗ポイントは次の通り。
・生クリームが熱すぎたのかどうか、混ぜていったら分離!バターをごく少量入れたら事態が更に悪化。
油が表面に数ミリほども浮いてきた。冷やしながらかき混ぜ続けることでとりあえずその場をしのいだ。
・バターを入れるところまではいいが、お酒を入れるとなんだか分離っぽくなる。
・生クリームだけを入れることにしても、つややかではなく何だかザラザラした質感。
・カットが厄介。ナイフで切ると底面付近がぽろりと欠けてナイフ側面に付着する感じ。ワイヤがいいのだろうか。
・少量だけ作ろうと思うと、チョコレートが溶けきらない。

原因・対策を色々考察してみると・・・。
・使うチョコレートが意外と重要かも。
 カカオバターの追油なしの、チョコレートエルレイ社グランサマンを使ったのだが、どうも難しい。
 追油がないだけでなく、乳化剤等も少ないのかもしれない。
・カットには、金属製のワイヤのようなものを、温めながら使うといいのかも。
・チョコが溶けきらないというのは、カットの際に固いものがある点で厄介だが味は、食感に変化があって私は好きかも。

という訳でテンパリングより事態は混迷を深めています。
そもそもレシピもいまひとつよく分からないです。チョコ:生クリームが、2:1(クックパッド)というものと、1:1(手持ちの本)というものがあるのだけれど、そんなに自由度があるものなんだろうか(お勧めレシピがありましたら是非教えて下さいませ)。
謎は深まるばかり・・・とはいえ、作業時間はごく短く、失敗してもまあ許せるものが出来るのは、テンパリングと違うところかな。
練習がてら、ちょくちょく作ろう。

そして先日、近年まれに見るひらめきが☆☆  (いや、大したことないのですが)

甘酸っぱいピールやカリカリしたナッツとチョコの組み合わせって美味しいですよね。
でもコーティング作業は面倒だしごく少量だけ作るのはちょっと難しい。
ガナッシュなら温度管理はいらないけれど、ぽってり固めですぐに冷え固まるのでコーティングは難しそう。

そうだわ!
ピールやナッツを刻んだものをガナッシュで和えて、それを丸めればいいのでは!!
チョコ+ピール+ナッツ、という黄金の組み合わせが、ささっと作れてしまうかも。むふ。


■■生チョコ(ガナッシュ)と、具入り生チョコ
■材料
チョコレート 200g (細かく刻む)
生クリーム 200cc (~100cc の間の適量。気分で。)
バニラ棒 (今回はなし)
バター 大さじ1 常温でごく柔らかくしておく (今回はなし)
洋酒 大さじ1 (分離しそうで今回はなし)
好みのドライフルーツ、ナッツ  (刻んでおく。フルーツケーキ用洋酒漬けでもOK)
ココア

■作り方
(1)生クリームにバニラ棒を入れ、沸騰させる。(沸騰直前まで、というレシピもあり)
(2)沸騰後一呼吸おいてから、刻んだチョコに一気に加え、中心からそっとゴムべらで混ぜていく。
(3)全体がなめらかにつややかになったら、柔らかくしたバターを加え混ぜる。お酒も混ぜる。(今回はこれら抜き)
(4)(生チョコ作成)
適当な大きさのトレイや紙箱にラップを敷いて、ガナッシュを流し込み表面にもラップを貼り付けて平らにならす。
(5)(具入り)
刻んだピールやナッツをボウルに入れる。このとき余分な水分は切っておく。
ここにガナッシュを入れ、和える。
トレイなどの上にラップを敷き、スプーンで一口分ずつ落としていく。この時は形は適当で。
全部落とし終わったら、小さく切ったラップを使い(もしくは手袋をして)それぞれを押し固めるように丸く形づくる。
体温で温まるので割と簡単に変形します。
(最初に絞り袋に全部詰め、少しずつ絞っていってもよいかも)
(6)冷えて固まったら、生チョコの方はカットしてからココアをまぶす。
余分なココアの粉はふるっておいた方がいいのかも。

2011/03/16頃作成生チョコと具入りガナッシュ どんなもんでしょう?
具入りは、和えるガナッシュが少なめなのでゴツゴツしています。
もしガナッシュ多めだと、よりまるっこく形づくることが出来ると思います。



チョコレートコーティングと違って、パキっというチョコの食感はありません。でも味はよく似ている気がします。
こちらのよい点は、色々なピールやナッツを混ぜられること。
甘酸っぱい味、香ばしい味、カリカリ、もっちり、色々な食感や味が混ざって、これはこれでいいのでは☆



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大根のキムチ

2011-03-23 | +野菜系保存食

畑友(男子)は、初心者の私と違って、セロリ、大根、カブ、ネギ、白菜、ニンジンなど何を作るのもとても上手です。でも、利活用はあまり熱心ではないようで、2月中頃にもなると、大根がまだまだ沢山あるのに霜で弱ってきています。
いつでも、いくらでもどうぞ、ぜーんぶ持ってって、という言葉に甘えて、(腐らせちゃうのも勿体ないし)2月下旬、残りの大根とカブをすっかり頂いてきました。

この前作りすぎてしまったキムチヤンニョムを使うチャーンス!
ついでに、その辺にあるものも色々入れちゃおう。

■■大根キムチ(カクテキ)
■材料
畑友の大根、カブ
桜島大根の一部(onoさんありがとうございます!)
このあたりの産直で買った三浦大根
母作干し大根のキムチ(エバラキムチのもと使用)
ニンジン
Myキムチヤンニョム
ふと思いついて、漢方薬剤の棗
昆布を乾いたままハサミで細切りにしたもの
(今回は買わなかったがニラがあったら入れたかった)

■作り方
(1)生の大根類は適宜皮を剥き、ぶつ切りにしてから放射状や4つ割等にカットしておく。
ニンジンは千切りにする。
(2)大きめの樽に大根を入れ、塩を気持多めにふって、重石をする。2~3時間おく。
(3)母作の干し大根のキムチは、もとは乱切りだが、やや固めなので薄くスライスし更に細めに切る。
(4)大根のカケラが芯までしんなりしたようであれば、出てきた水分は捨て、ザルにいれて水でゆすぎ表面の塩分も洗い流す。よく水を切る。
大根を食べてみて、んー、少~ししょっぱかったかなーという位でも、おそらく発酵がすすむと丁度良くなるはず。
(5)水気を切った大根を樽に戻し、その他材料を混ぜていく。
今回は買わなかったけれど、ニラを入れたらより美味しくなりそう。
混ぜている段階で、ふと思いついてナツメを入れてみた(漢方薬剤に使う、干した赤いナツメ)。
ほんのり甘酸っぱい味がするし、ドライなので余分な水分を吸ってくれるのではないかと。
(6)ビンなどにぎゅうぎゅうに詰めて、しばらく冷蔵庫の野菜室に。
数日すると味が馴染んできます。発酵して酸味が出た頃も美味しいと思います。
ダンナサマは、しゅわっとする位のが好きなようです。


今回は大量に仕込んだので、ずっと前沢庵漬けや梅干し作成用に購入したホーロー製の樽が、久々の出番です。
樽いっぱいの大根・・・。わくわくするなあ。

2011/02/23大根キムチ 生の時は7分目くらいあった大根ですが、塩をしたらだいぶ減って半分くらいに。

ニンジン、干し大根キムチを投入し、ヤンニョムも入れて・・・

2011/02/19桜島大根 刻んでしまったのでよく分からなくなりましたが、今回のキムチにはこちらの桜島大根(の一部)も入っています。
きのこ鍋やブイヤベースは沢山の種類のきのこ/魚を使うことで味が出るといいますよね。
沢山の種類の大根を使ったキムチも、きっと美味しいはず☆

2011/02/23大根キムチ まぜ・まぜ・まぜ。

大量の大根、快感だ~。

2011/02/23大根キムチ ジップ式袋と空き瓶にぎゅうぎゅうに詰めると、割とコンパクトになってしまいました。
(このマチつきの厚手ジップ袋は楽子さんからの頂き物。ありがとうございました!)

真ん中の2つは、畑友に返還(加工貿易?)。
2011/02/23大根キムチ ぎゅうぎゅうに詰めたつもりが空間が。
もう少し水が出てきたら、もう少し上から押してみます。

ビンの中右の方に赤く見えるのがナツメ。


ナツメを入れたのは、吉と出るか凶と出るか。
キムチのレシピ本、何冊か読んだことがありますが、こういったものを入れたバージョンは見た記憶がないような・・・。ちと不安。

・・そして一月後・・・・・・・・・・

ほどよく味が馴染んで食べ頃です。
まだしゅわっとする程には発酵していません。
ナツメは、特に違和感ないようです。
キムチって段々とびしょびしょになってきますが、ナツメが水分をほどよく吸っているのか、それほどでもありません。
ほんのり甘みもあるような気もします(ナツメの効果かどうか不明ですが)。
キムチの汁を吸ってぷっくりふくらんだナツメは、勿論食べてしまえます。
断水の時も、切ってあって味も付いていて、まさに食べるだけの大根キムチは大変便利でした(断水時はお皿にラップを敷いて盛りつけ)。

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ドルマダキァ(ハーブライスの葉っぱ包み煮)

2011-03-22 | +ふたりの日

ご無沙汰しておりました。先週はパソコンの前にあまりいられなかったのですが、また、ちまちました手作り記録を再開したいと思います。
有用な情報も、元気のでるような言葉も全然含まれていないブログですが、よかったらまたおつきあい下さいませ。

===============


地震直後はガソリンが足りなかったこともあり、また特に不足しているものもなく、(品不足の棚を見るだけで)パニック感が高まりそうで怖くて、あまり家から出ない暮らしでしたが、それでも先週半ば以降、ぽつぽつと買い物に行っています。
16日頃だったか、洟たれダンナサマのためにドラッグストアにティッシュを買いにいってみました。
(ヴィクトリア朝のイギリス人のようにハンカチでハナをかみなよ、と言ってみましたが却下されました)
このドラッグストアには一部食料品もおいてあるのですが、21世紀の日本とは思えないくらい、棚はスッキリスカスカです。唯一、チーズとバターがほぼいつも通り。
バターはまあ分かるとしても、チーズが売れないのは何故?
栄養価は高いし日保ちも結構するし、「念のため買う」非常食としてはよさそうなものですが。
日本ではチーズってあまり人気ないのかな。
ドラッグストアのお米や菓子パンコーナーはすっかり売り切れでしたが、産直やパン屋さんには豊富といってもいい在庫でした。

日曜日(3/20)にも頭痛薬を買いにドラッグストアに。カップ麺や缶詰は品薄ではあるものの、いくつかはおいてあります。普段買う大箱入りのマスクは売り切れのよう。「三陸産茎ワカメ梅しそ味」というおつまみを見付けて、つい2つも買ってしまいました(三陸がんばれ、という気持だったのだけれど、もしや買い占め行為に荷担してしまったのだろうか)。
同じ日、久々にスーパーに買い物に行ってみました。
スーパーの方は、地震後10日も経っていたせいかどうか、かなり豊富な在庫状況でした。
鮮魚がだぶつき気味のよう、という噂をラジオやお友達のブログで聞きましたが、確かにお刺身コーナーは品揃え豊富です。
折角なので、千葉沖産の生びんちょうまぐろを買ってきました。(千葉だか茨城だか分かりませんが、漁師さん頑張って!)
そしてパセリの大束があったのでこちらも。タブレサラダを作ろう。
地震後10日のうち、ダンナサマが2度(延べ4泊)も出張に行って料理はすっかりさぼっていましたが、久々にちゃんと野菜を食べなくては。

刻んでみると山のようなパセリ。
タブレ以外に、何かパセリ料理ってなかったかしら。

ふと見ると、しばらく前に開封して銀杏おこわなどを作った、塩漬けの桜葉の残りが。
名前は覚えてないけれど、ハーブやお米をぶどうの葉っぱで包むというアレはどうかな?

ギリシャ料理salahiさんのブログを検索して名前が判明。
ドルマデス、もしくはドルマダキァでした。
大きいものがドルマデス、小さいものはドルマダキアだそうです。小ぶりで肉なしのものは、ドルマダキァ・ヤランジということになるようです。
桜の葉でうまく包めるか心配ですが、何とかがんばってみましょう。

■■桜葉のドルマダキァ
(salahiさんのブログの「ドルマダキアァ・ヤランジ」「トマト味のドルマダキア」を参考にさせて頂きました)

■材料
桜の葉、レタスの葉
ハーブライスとして
 バスマティ米
 パセリ
 ドライトマト お湯で少し戻して微塵切り
 ピーマン 微塵切り
 レモンの皮(白いところも)極微塵切り
 セロリ 微塵切り
 塩・胡椒・オリーブオイル
煮る際に
 オリーブオイル、レモン汁
■作り方
(1)桜の葉をある程度柔らかくなるまで茹でる。
今回の桜葉はかなり固く、随分長い時間茹でる必要があり、塩抜きは必要はありませんでした。
(2)ハーブライスの材料は全て微塵切りにして混ぜておく。
ピーマンやドライトマト、レモンの皮などはオリジナルレシピになかったのですが、丁度その辺にあったので投入してしまいました。
(3)桜の葉のツルツルした側を下にし、ハーブライスを少量載せて包む。
(4)ぎゅっと巻いて、ほどけないうちにお鍋に並べていく。
桜の葉は随分小さいのでオーバーラップがあまりないが、煮えてしまえばお米の接着力でなんとかなるので大丈夫。
なお、葉っぱ巻きが丁度キツキツに1層に並び、かつぴったり合う落としぶたとフタがあるお鍋がよいです。
(5)桜の葉が足りなくなった場合はレタスをチンして使う。
(6)鍋に落としぶたをして、ヒタヒタより気持少なめの水(スープストック)、レモン汁、オリーブオイルを入れ、ステンレスの落としぶたをし、その上に重石をして煮る。
適宜フタを外したり嵌めたりして水分量を調節しつつ、丁度お米が煮上がった時に水分がなくなるようにする。煮上がる直前にはフタをして、余熱でしばらく蒸らすようにする。
(煮る際にニンニクを埋め込んで香り付けをするつもりだったのですが、忘れました)
(7)試食してみてお米が固いようなら、ごく少量の水を加えてもう少し煮直す。
煮すぎてぐにょぐにょに柔らかなペースト状のお米よりも、お米の粒を感じる程度の方がいいような気がします(といっても本場のものをよく知らないのですが)。
温かいうちでも冷めてもOK。


こう書くととても簡単なもののようですが、慣れないせいか結構手間取りました。
一番悩むのは、具の分量。桜葉がそれほどないので、どの程度お米を入れたらいいのかさっぱり見当がつきません。まあ適当に・・・。
そして予想通り厄介だったのが、巻き作業。
細長い葉っぱなのでほんのちょっとしか包めず、オーバーラップ分がないためとても巻きにくいです。また、固さがあるためすぐにほどけてきます。
そもそも具が(餃子の具などとは違って)バラバラとしたものなので、包みにくいわ周辺に飛び散るわ。
1個ずつタコ糸で結ぼうかとも思いましたが、そういえばタコ糸は鹿肉のベーコン巻きの時に買いそびれたままでした・・・。

そして案の定具が余り、ベランダのレタスも急遽動員して更に巻き巻き・・・。
順調とはいえないチマチマした作業に、ダンナサマは見て見ぬふりをして通り過ぎて行きます(八つ当たりされるのを恐れている模様)。

そろそろ巻き終わりそうな段階で、どうやら鍋のサイズが大きすぎることが判明。一回り小さい鍋に並べ替えです。ギュウギュウに詰め合わせて、ピッタリだ!

両手を使うため巻いているときの写真はないのですが、いくつかご紹介しますね。

2011/03/21桜葉ドルマダキア こちらがハーブライス。
制作中(ドレッシングを混ぜる前)のタブレからとりわけたので、トマトのカケラが混ざってます。

2011/03/21桜葉ドルマダキア これが桜葉。桜餅に貼っつけるには充分ですが、何かを包むには小さい・・・。

とはいえ根性で巻きました。
長さ4cmくらいかな・・。
2011/03/21桜葉ドルマダキア 煮ている間にお米が膨らんで爆発するかと心配でしたが、落としぶた+重石(水入りマグカップ)で、なんとか形も崩れずに煮上がりました。

煮る前はやや固めでほどけそうな桜葉でしたが、お米が煮えている間に葉っぱも柔らかくなりお米と密着してくれました。

2011/03/23桜葉ドルマダキア 生の段階ではパセリの方が多いくらいに見えましたが、煮えるとお米メインになりました。

煮すぎるとお米がみな合体してチマキみたいになってしまいます。このくらいふんわり感があった方がいいと思います。


味は、私にしては塩がしっかり効いて、レモン汁の酸味もあって、キリリとしたいいお味。
桜葉特有のクマリンの香りは、下ゆでした際に抜けてしまったようであまりありません。
(その代わり、同じお湯で茹でたホウレンソウが、ほんのり桜餅の甘い香り・・・。)

結構美味しいじゃん!

挽肉入りの種だと、ばらけないので小さく包むのも少しはましかもしれません。
また作ろうかしら。

本物のぶどうの葉で作ってみたいものですが、なかなかなさそうです。
桜の葉なら、もうじき生の葉っぱが出てくるけれど・・・。
(大島桜ではなくて、その辺の普通の品種でもいいのかな?)

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地震

2011-03-11 | ■備忘録

買い物を終えて産直の駐車場にいたのですが、立っているのも大変な程のすごい地震でした。

帰ってみると、家中がたいへんなことに。

 

食器類、瓶類、液体関係に多大な被害が。
割れたガラス、陶磁器などが散乱して、場所によっては、室内でも靴を履かないと歩けないような状態です。

その他こまかい被害状況はまだ把握出来ていません。


命があっただけよしとしないといけないのかも。

一体何から手をつけたら?
(洗濯機の中の脱水済みの洗濯物は、どのくらいの優先度だろうか。)

業務連絡:お母さんへ。
お家の片付け、手伝いに来て~。え~ん。え~ん。


==============

愕然としつつとりあえず液体を拭こうとしましたが、台所の床は壊れた陶磁器でいっぱいで、流しに近づくことができません。
まずはスリッパを探してきて装着。
段ボールにゴミ袋と新聞紙を嵌め、大きな破片を拾っていきます。
掃除機も同時に使用。
内容物がこぼれたところには雑巾も。
台所が片付くまでは、洗面所の流しで雑巾を洗います。

考えてみたら電気・水道・ガスがみな使えるというのはラッキーだったと思います。
片付けるにも水や電気は必須ですし・・。

家中がすごいことになっています。
気づいた変状は次のとおり。

・鍵が閉まっていなかった窓・サッシはすべて開いている。

・玄関に飾ってあった石が落下している。
重量感のある石にもかかわらず、玄関のタイルは割れていなくてびっくり。

・冷蔵庫(2つある)の引き出し部が開いている。
扉部分も開いていたり、開いた形跡があったり。
そして下を見ると冷蔵庫の中身(の一部)が飛び出して、散乱している。
2号機ではイチゴジャムが1瓶割れて散乱。
1号機ではレモンピールのシロップの大びんのフタが開いており(きつく閉め忘れたのかも)、揺れによってシロップがあちこちに飛散。
瓶が倒れていなかっただけましか。

・テレビの台にしていたものが30cmほどずれ、その上のテレビがずっこけている。
更にテレビの上にあった8ミリビデオデッキがふっとんでいる。
幸い両者とも破損はなし。

・台所の吊り戸棚は、よく扉を閉め忘れることがあるが今回は閉めてあった。
地震対策フック(?)だったため大きな揺れでも開くことがなく、被害なし。

・食器戸棚は自立していたものの、中身はことごとく雪崩落ちて粉々になっていた。
特に棚の上の方のものや背の高いグラス類。
重くて平たくて棚の下の方にあったものは位置がずれた程度。

・電子レンジの扉をあけ、その上に刻んだチョコ300g分を置いてあった(生チョコを作ろうと思って)。
実は地震があったときに(間抜けにも)真っ先に思ったのはこのチョコのことだった。
「ひっくり返っているだろうなあ。あーあ」と。
帰宅してみるとそれどころではない惨状に膝ががくがくするほどだったが、このチョコは無事だった。びっくし。

・食料庫から大量の瓶類(蜂蜜やお酒)が放り出されて床の上に散乱。
よく見ると割れたものは比較的少ない模様。びわ種酒、ガマズミ酒、梅干し、ブラックオリーブが被災。
梅干しとブラックオリーブは中身を救出。
びわ種酒は、捨てる前にキュッといっぱい味見。杏仁のようなえもいわれぬいい香りのお酒であることが判明。
かなり度数が高かったため、これ以降の片付けは半分ラリってする羽目に。ういっく。

・トイレの棚の上の段にあった本がすべて落下。
トイレのフタはしまっていたため、水没事件はなし。

・18本入りの細長いワインセラーがほぼ横倒しになり、ドアにつっかえている。
6本入りワインセラーを上下二段に積んでいたが、上のものが落下。

・ワインセラーと同じ部屋にある本棚の本が大量に落下。

・冷蔵庫二号機と同じ部屋には棚が4つあり、1つは本棚。残りはガラス瓶関係。
これら棚のうち(後から思えばラッキーなことに)本棚だけが転倒。
本が部屋中に散乱。本と棚と棚の前に置いてあったモロモロが入り乱れて、すなおに立て直すことが出来ない状況。
とはいえ、ガラス類は混ざっていないのでなんとかなりそう。
ドライフルーツの洋酒漬けの瓶は無事。

・ベッドサイドに置いてあったワイングラスが落下破損。
我が家のワイングラスがたったの1個になってしまいました。買いにいかなくては・・・・。

・玄関に飾ってあった陶器の象の置物は落下していたが、たまたま下においてあった籠に助けられ、2つとも無事。びっくり。
お気に入りの猫の置物も無事。


まずは割れたものから片付けていたところ、7時頃にダンナサマが帰宅してくれました。
職場は水道管破裂などなどで仕事にならないとか。
ダンナサマに手伝ってもらってもうちょっと片付けて、最後には洗濯物も干しました。
本棚が転倒した部屋はまだほとんど手つかずですが、スリッパなしでもおおむね安全に歩けるような家になってきました。
(まだまっすぐは歩けないけど、でもそれはいつものことかも)

適当に切り上げて、食事と、生き残った数少ないグラスでやけ酒(食べるものは幸いいっぱいある)。
ここでようやくテレビをつけてみると、うちどころではなくて、東日本の太平洋側全部がとてつもないことになっているようです。
(あまりの大災害で、とても言葉にならない)
東北のお友達は大丈夫かなあ、と心配になってきます。

都内の帰宅困難者の群衆の映像を見つつ、我々は家にいるしで無事で電気もついて幸運だったねと話していたところ、母から電話が。
(ようやく電話が通じるようになった模様)

なんと父が新宿で帰宅困難者の一員に!
若いサラリーマンならば情報機器も使いこなせるし体力もあるし問題なさそうですが、高齢者は色々心配です。
うちのお父さんの帰路は如何に!?

(我が家の帰宅困難者の新宿彷徨の顛末はまた後ほど)


================

翌3月12日昼前、それまで出ていた水道がぱったり止まってしまいました。
このあたりの市内一帯断水のようです。

ショック。。。

お風呂の残り湯が少々あるので、トイレには使えそうです。
飲み水の買い置きは、少しはあるかな。
いくらか買い足したいけれど、今更買い物に行っても買えなさそうな気がします。
掃除や片付けも水道がないと不便だし、今できることは何だろうか・・・。

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3月12日夜

まだ断水は継続中。
飲み水や食事は問題ないが、花粉を落とすために顔を洗ったり出来ないのがダンナサマにはつらそう。
トイレは、お風呂の残り湯で何とか。

今日昼、一旦外出し、ガソリンスタンドに行こうと試みたが、あまりの長蛇の列に、並んでいる間にガソリンが切れそうで引き返してきた。
断水なので給水スポットが設置されているが、ガソリンが心許ないので行くのはやめた。
最寄りのドラッグストアは「安全確保のため休業」。スーパーは行ってみていません。

水も出ないし、ということで、今日は片付けもせずぼんやり過ごしてしまいました。

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3月13日

一時半頃、ダンナサマは鹿児島に出張とのことで、出かけてしまいました。
最寄り駅のJRは動いていないため、バスで私鉄某駅まで向かってます。
本当は私鉄の駅まで送ってあげたかったのですが、よりによってこんな時にガソリンがからっぽ。
バス停まで送ったついでに最寄りのガソリンスタンドを2件覗いてみると、片方は閉店(売り切れか?)、片方は長蛇の列で並んでいる間にガス欠になりそう。
という訳ですごすごと引き返してきました。

家に帰ってみると、ありがたいことに水道が復旧!
これで片付けがはかどる・・・はずなのですが、元気でないなあ・・・。
くったり。
あ、でもそういえば先日の帰宅時のパニックで家の鍵が行方不明に。探さなきゃ。


いくつか写真をご紹介します.
インパクトが大きいものは,もともとの部屋の散らかりもバレてしまうので内緒.
小ネタを少しだけ.

2011/03/11地震の影響 近所の道路にひび割れが出来ていました.

2011/03/11地震の影響 愛用の皮むき機がこんな姿に!
買い換えなくては.

2011/03/11地震の影響 アルファ米の味ごはんなのですが,食器戸棚のガラス類の破壊に伴って,肝心の袋に破れ目が!
別の容器に移してふやかすことにしました.

2011/03/11地震の影響 袋を破った犯人は,おそらくこれ.
枇杷種酒です.
アマレットのようないい香りのお酒でした.(捨てる前にちょっと飲んでみた)

2011/03/11地震の影響 記憶にある限りでは我が家で一番高価な食器(薩摩切り子の杯).
念のためタッパに入れてあったため,無事でした.

2011/03/11地震の影響 もしこの容器に入っていなかったら,おそらくこんな風に粉々に.
(台所の床です)

段ボール箱1箱分くらい,大きな破片を取り除き,ようやくこの状態になりました.

2011/03/11地震の影響 地震に伴う奇妙な現象.
揺れのせいでぶら下げてあるキッチンペーパーがぐるぐると繰り出されてしまった模様です.

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山のバナナ

2011-03-10 | +フルーツ

3月初旬に出かけたフルーツ天国では、パイナップル、パパイヤ、釈迦頭、鳳梨釈迦(アテモヤ)、蜜棗、バナナ、スイカ、グアバ、プチトマトなどを食べてきました。

もうどこかお分かりですよね・・・。


あちらはバナナでも有名なところですが、特にちょっと山の方に行くと、一般的な栽培種とは違うものを見ることができます。
沖縄の「島バナナ」に似て概して小さめで、現地の方には「山のバナナ」と呼ばれるもので、美味しいという評判が高いです。

実際、一般的なものよりも断然味が濃く酸味もあって、全然別物!という印象でした。
日本ではそれほど頻繁にバナナを買ってくることはないのですが、一度あちらで食べて目からウロコがぽろりん・・・。それ以来、行く機会があれば必ず買うようになりました。
(インドネシアのも美味しかった~)

今回ダンナサマのお友達に山に連れて行って頂き、写真も撮ってきましたのでご紹介しますね。

2011/03/05山のバナナ 山の上の方にある食堂の店先です。

個々には多分、2種類のバナナが写っています。

分かりますか?
2011/03/05山のバナナ こちらには3種類のバナナが写っています。

右下:細長いもの。これは(日本語に訳すと)美人バナナと呼ばれるそうです。

左:やや大きめのバナナ。美味しいよ、とお店の人のお薦めでした。

右上~中程:ころんと小太りで可愛いバナナです。
2011/03/05山のバナナ お店の人おすすめの、すらりとしたもの。
一般的なものに比べサイズも小さく細めです。
2011/03/05山のバナナ こちらは美人バナナ。
皮を剥いてしまうと、本当に細いです。酸味があって、美味!
2011/03/05山のバナナ 小太りバナナ。
(ナニかに似ているとか、考えないように)
むっちり密な肉質で、ドライ杏のようなはっきりした酸味がありこれまた美味です。
形も大きさも可愛い・・。二口でペロリです。
2011/03/10山のバナナ 並べてみました。

美人バナナは、先端のとがったところがとても大きく見えます。
2011/03/05山のバナナ 可愛いムッチリさんをもう一度。

青いときは皮が丈夫ですが、熟すについれて段々と薄くなっていきます。



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出遅れた~~にょっきりフキノトウ

2011-03-09 | +きのこ以外

久々にお友達のブログを読んでいたら、「そろそろウチのフキノトウも終わり」という記事が。

えっまさかもうそんな時期!?

慌ててMyフキノトウスポットを見に行ってみました。
去年まで摘んでいた場所は、なんだかセイタカアワダチソウ畑になってしまい、フキが駆逐された模様。
でも、ちっこいフキノトウが2個ほどとれました。

そうそう、今年見付けたもう一箇所も要チェックだわ。

その場所は、一ヶ月前の状態で蕗の葉っぱが茂りまくりなのです。
建物のそばで北風があたらず暖かいせいでしょうか。
フキノトウって、フキの葉に先んじて出てくるイメージがあるけれど、フキの葉があっても春なら出るのよね?、きっと。

さてさて、どうなっているかな、と偵察に行ってみると・・・。

あらま。
遠くからでも状態がよく分かるわ。


。。。。。。。。。。。。にょき。。。。。。。。。。。にょき。。。。。。。。。。。にょっきり。


2011/03/09フキノトウ こんな感じで、すくすく伸びたフキの花畑になっていました・・・。

(もうちょっと低いアングルから撮ればよかった)
2011/03/09フキノトウ ツボミも大きく、とても太い茎がスラッと伸びています。
ちょっと前にはさぞかし立派なフキノトウだったのでは。
あららん。
残念~。

来年は、2月中旬からチェックしなくては。

 

でも、伸びちゃったふきのとうでも、茎部分は食べられると聞いたので、とりあえず刈り取ってきました。
手ぶらじゃ帰らないわよ。むふ。

今晩の予定はフキノトウの天ぷらのはずだったのだけれど・・・。
フキノトウの茎も天ぷらになるかな?


===============-

さてさて伸びすぎフキノトウ、折角なので利用を試みました。

2011/03/10フキノトウ こんな感じで、茎、葉、先端、と分割します。
葉と先端はかなりアクが強いので、茹でた後24時間くらい晒しました。
茎はさっと茹でて皮を適当に剥き、少し晒し、出汁で煮ます。
2011/03/10フキノトウの茎ごはん 茎の煮汁を使ってごはんを炊き、炊きあがりに茎と混ぜ込みます。あと今回は、タラの子の缶詰があったので少し混ぜてみました。

先端と葉は水気を絞りザクザクと切って胡桃も混ぜてフキ味噌に。よーく晒したせいで、とてもマイルドなほろ苦さでした。


伸び切っちゃったふきのとうでも、充分美味しい春の味でした。

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