ダンナサマのお友達がインドネシアに行かれたとのことで、珍しいものを頂きました。
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Kopi Luwak(コピ・ルアク)。 コピはインドネシア語でコーヒーのこと。 そしてルアクは、丸の中に写真がある動物、マレージャコウネコ。 ほほーう。 噂には聞いたことがありましたが、これが例の・・・ |
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説明書きがありますが、インドネシア語なので読めません・・。 右側の袋に、一人前分の粉に挽いてあるコーヒーが入っています。 |
ジャコウネコのコーヒー、何かの小説に出てきて知りました。
世界で一番高価なコーヒーだとか。
これは、ジャコウネコのフンから取り出されたコーヒー豆なのです。
マレージャコウネコは果肉をエサにするためにコーヒー豆を食べるけれど、種子部分は消化されずに排泄されてしまいます。
これを探し集め、洗浄し乾燥させたあとに焙煎するのです。
希少価値が高く、一説によるとジャコウネコの腸内の消化酵素の働きや腸内細菌による発酵によって、通常のコーヒーにはない独特の複雑な香味を持つと言われているらしいのですが・・・。
■■飲んでみました■■■■■■■■
見かけは普通のコーヒーです。(なので写真はなし)
ドリップしている時の香りは、とりたてて特筆すべきものはない気がしました。
飲んでみると、うーむ、酸味はあまりなく、多少コクがあるかな?
通常のコーヒーとタンニンの質がちょっと違う(少なめ?)ような気もします(焙煎方法などにもよるのかもしれませんが)。
そして、何口目かに、ふっと花のような複雑な香りが口腔をよぎります。
あれ?今の香りは??
と再度味わおうとしてはみるものの、次第に舌が慣れてしまって、段々味が分からなくなってきます・・。
幻の香りを二度は掴めないうちに飲み終わってしまいました。
<感想>
ワインのソムリエのように味覚・嗅覚を鍛えた人ならばともかく、私にはこのコーヒーの価値は分からないかも・・・。
世界中のコーヒーを飲み尽くして、さらに何か物珍しさを求める人には刺激的かもしれません。
でも現代ではこのコーヒーの稀少さも薄れてきているとか・・・。
(お金を出せば世界中で買うことが出来るようになったようです。
又聞きですがジャコウネコを飼育して人工的に豆を食べさせたりもしているらしい)
(コーヒーが好きな人こそ)いつか飲んでみたい幻の存在にし続けておく方がいいんじゃないかなあ。
手に入らない、でも手に入れたいものがあるって、ある意味、エネルギーのもとになりますよね。
■参考情報
wikipedia コピ・ルアク