採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

アラゲキクラゲ採集(2013.4.25)

2013-04-30 | +きのこ

畑を耕していると、色々なものが出てきます。
石コロや、マルチシートのかけら。前に使っていた人の農機具も結構出てきます。
剪定鋏など小さなものは納得ですが、大きなスコップとクワがまるごと出てきたことも。
生き物系では、ミミズ、イモムシ、モグラ穴。

昨日は畑の真ん中から生卵が出てきました。
驚きのあまり3秒くらい、固まってしまいました。

鶏卵にしてはやや小さめかな?というサイズで、色は埃で汚れているせいか、薄い青灰色。
耕しているときだったのでうっかり割ってしまったのですが、中からは鶏卵と同じような白身と黄身が流れ出してきました。

何故生卵が。

・畑作業をしに来た人がお弁当用に卵掛けごはんを持参。しかし落とした卵がころころ転がって行方不明に。
・カラスがどこかから卵を盗んで、こっそり隠しておいた。(畑に?)
・野ネズミがどこかから卵を盗んで、もぐら通路に隠しておいた。
・以前畑で鶏小屋から逃げ出したニワトリをみかけたが、また別の鶏が逃げて来て、そして畑でぽっこり卵を産んだ。
・畑によく空いている穴ぼこは、実はモグラじゃなくてカモノハシの穴。

畑はワンダーワールドだわ。

===========


雨上がりの4/25、アミガサタケ出てるかな~、出ていないかもしれないけれどウォーキングはしたほうがいいだろうなー(はー)、と散歩に出かけました。


すると! 

アラゲキクラゲ

おお!
立派なアラゲキクラゲ!

以前発見したキクラゲスポットなのですが、一度採って以来見付けていなかったのです。
まさに採り頃というぷりぷりの肉厚。
どのくらい立派かというと・・ 

アラゲキクラゲ

むに。

つかんでみました。
アラゲキクラゲはうっすら毛羽がついていて、触ると気持ちいいです。

袋に入れるとずっしりする程の重量感。
 

アラゲキクラゲ

大量にあるため、すぐ食べる分以外は干してみることにしました。

これで半日干し。 

アラゲキクラゲ

ベランダに干しっぱなしにして翌日。
(実は夜取り込もうと思っていて忘れた)。

ちょっと強い風が吹いたら吹き飛ばされそうなくらい、カラッカラに乾きました。 

 
今回、これから干すのだから濡らさない方がいいのかな?と思って、おおまかなゴミや石突きを取り、水洗いはしないで干してみました。
でも、数個だけ洗った後に干してみたものも十分綺麗に乾いたので、やっぱり洗ってから干せばよかったかなと思いました。 

ま、水で戻す際、よく洗うことにしよう。 
 

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タケノコ

2013-04-25 | +きのこ以外

4/20(土)、Myタケノコスポットでタケノコを掘りました。
タケノコ掘りは結構難しくて、クワを何度もふるってもなかなか掘り取れなかったりします。
「あれ?あれ?うまく掘れない?」と練習がてら何回も掘っているうちに、なんだかえらく沢山とれてしまいました。


夕方から茹で始めます。
 

タケノコ

今回は、この2つの大鍋を使って茹でました(左のは比較用一升瓶)。
まず片方にタケノコと水を入れ茹で始めます。もう片方にも水を入れて沸かします。
片方が沸いてしばらくしたら、タケノコをもう片方の鍋に移します。
こうすると、ヌカを使わなくてもアクがよく抜けるのだとか。
今回糠が手に入らなかったため、この方法を試してみました。
(糠には、タケノコにミルキーな風味を与える効果もあると思うので、本当はちょっと欲しかった) 

(写真あとで)

熱々の大きくて重たいタケノコの移し替えには、このシリコン手袋が役に立ちました。
ジャム瓶の脱気に使えるかと思って買ったのだけれど使えずに温存されていましたが、ようやく出番。

箸を刺して柔らかくなった段階で味見したところ、やや渋みが。
なので大鍋にもう一度お湯を沸かし、茹で上がり直前にもう一度入れ替えてみました。
都合、2回入れ替えたことになります。
それだけ大量の水で茹でたことになるので、アクが抜けるのではないかと思います。 


茹で上がったタケノコは、一晩コンロの上に放置。
(鍋が余りに巨大で重たくて動かせません。)

翌朝は、このタケノコを冷蔵庫にしまえる状態にすべく、せっせと処理していきます。

タケノコ

まずは姫皮の処理。
がばっと剥いた皮のうち、柔らかそうなつけ根部分を包丁で切っていきます。
結構たっぷりとれました。
後日卵とじにでもするかな。冷凍も出来るだろうか?
茹でたてのあたたかいときに、この姫皮を囓るのが好きです。 

タケノコ

次はグリーンカレー。
鶏肉、ホタテを買ってありました。
冷凍してあったシチリアヘビウリ(夕顔)とヤマドリタケモドキのマリネが役立ちました(夕顔はこれですっかりなくなった)。

タケノコ

あと、根元を使って前からやってみたかったタケノコ団子を。
タケノコを2種類のおろし金で摺り下ろします。
8割方、緑の方でシュレッドチーズ状に粗く、2割分ほどをグレーの方で大根おろし状に細かくしてみました(全部粗いとまとまりにくいかと思って)。 

タケノコ

それにつなぎと塩ひとつまみ、青のりを混ぜて練り混ぜ、表面に片栗粉をまぶして揚げます。
つなぎは、白玉粉、サツマイモ澱粉両方使ってみましたが、どちらでも大丈夫でした。 

タケノコ

出来上がり。
チーズおろしを使って粗くおろしているため、ザクザクした食感も感じられて美味しいです。
青のりなしも作ってみましたが、青のり入りの方がつまみとしてパクパク食べるのに丁度いいです。 

タケノコ

すごく忙しいのに、ダンナサマが「お昼ごはんは?」と。
グリーンカレーは出来上がっていたものの、 タケノコ処理にいそしんでいたため、ごはんが炊けていません(痛恨)。
すぐ出来るものは、パスタかな。 
前日作ったカツオオイル漬けがあります。 

タケノコ

粗くほぐして、今いっぱいあるタケノコとあわせて使います。

タケノコ

タケノコ・ツナパスタ。
麺は実は、台湾の刀削麺
ぴろぴろの食感が美味しい麺です。
カツオが、私が作ったとは思えない位しっかりした塩味だったので、味付けはほとんどいらないくらいでした。 

タケノコ

食後は引き続きタケノコ処理。

根元部分はとても大きいため、タッパに収まりません。
何かに加工してしまわないと。
ひたすらサイの目に切って、タケノコごはんの素を作りました。
3.5合分×2回分くらいあります。

冷蔵庫にちょっと前に摘んできた蕗もあったので、一緒に。 

タケノコ

せっせと加工して、夜にようやく、この容器に収まるようになりました。

 
夜ごはんは、竹の子団子、グリーンカレーと夕方に炊いたタイ米。あと、竹の子ごはんも炊きたてだったので、それも少々味見。
一日中すごく頑張った割には、支離滅裂な献立でした・・。 
(竹の子ごはんは冷凍しました) 


======

この週末からゴールデンウィークですね。
私は家の片付け及びDIYにチャレンジする予定です。
イケアも行ってみたいな・・。
皆さんは何か企画されているのでしょうか。

火曜日にまた更新する予定です。
 

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アミガサタケ少なめ

2013-04-24 | +きのこ

今日は昼前から雨が降り出しました。
この雨で、アミガサタケが出てくれないかと期待しています。
週末あたりがチャンスではないかな?


先週末ようやく少し雨が降ったものの、これまでのところは随分少なめです。
月・火とちょっとだけ見に行ってみましたが、出ていたのは2箇所のみ。
よく出る年は、もっと見境なく、あちこちで出たりするのですが。

少なめのせいかどうか、やや大きいようにも思います。
 

アミガサタケ

4/23。
トガリアミガサタケ。横倒しっぽい形状で生えていました。 

アミガサタケ

4/23。
こちらも立派なトガリアミガサタケ。

アミガサタケ

4/23。
これは、先端が枯れて?しまっていましたが、摘んできました。

アミガサタケ

4/22収穫。
ほんのぽっちり。
(シールは無視して下さい) 

アミガサタケ

4/23収穫。

アミガサタケ

4/23収穫。
この2つが特に大きいです。 

アミガサタケ

干すほど採れないので、ちょびちょび使っています。
サルティンボッカをヒントに、豚肉と生ハムを巻いてみました。
表面を焼き付けてから、クリーム風味で煮ます。

アミガサタケ

母からディルを沢山もらったので、どっさり入れました。
ディルはハーブの中で一番好きです。 

 
本当のサルティンボッカは、セージを一緒に巻き込み(挟み)、クリームは使わず、バター、白ワイン、マルサラ酒で仕上げるもののようです。
いつかほんとのサルティンボッカにも挑戦だわ。 

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マテ貝

2013-04-23 | +乳製品・肉・魚・卵

先日、野の幸(きのこ)をお友達にお裾分けしたら、我が家にはすごく珍しい海の幸が返ってきました。
(カイエさんありがとうございました!!)

馬刀貝(マテ貝)です。

(カイエさんがどうやって獲ったのかは伺っていないのですが)砂浜で穴に塩を振って、にょこーっと飛び出してきた貝をつかまえるというサイトを読んだことがあります。
面白そう~、と思っていましたが、その貝が、我が家に!
 

馬刀貝


ほほーう。ほんとに写真の通り細長くて葉巻みたい。
自分で触るのは初めてです。
(食べるのも初めてのような気がする) 

検索したところ、酒と水半々のもので下ゆでする、という方法もありましたが、カイエさんはそのまま使うとのことで、私もそれに習いました。
タワシでよく洗ってから、アサリ入りアクアパッツァみたいな感じでスープパスタにしてみます。 

馬刀貝

白と緑のネジネジしたものはパスタ(名前失念。duckbillさんからの頂き物です。ありがとうございました!)。
ドライトマトとパセリ、オリーブ、ちょびっと残っていたキクラゲ、タマネギを入れました。

マテ貝の殻はアサリなどより断然薄くペナペナでした。
加熱すると殻から簡単に外れてしまうため、盛りつけ前に殻は外してしまいました。 

 
初めて食べた馬刀貝ですが、クニクニした食感が面白く、また(磯臭いという資料もありましたが全然そんなことはなく)優しい海の風味で、すごく美味しかったです。
たまたま入れたキクラゲですが、マテ貝の食感とはまた違うコリコリ感があって相性がよかったように思います。

うちの辺りのスーパーでは滅多に見かけなくて残念です。
御馳走さまでした! 

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アラブチャリティバザー(2013)~塩味系

2013-04-22 | +バクラバ・アラブ菓子(購入)

アラブチャリティバザーで見かけたり買ったりしたものの、甘くないもの編です。
 

アラブチャリティバザー

開場前の様子。
屋根付き中庭の周囲、および中央に一列、ブースが並んでいます。 
さほど広くないところのため、人が入るとぎっしり芋の子を洗うようになります。 

アラブチャリティバザー

奥にはステージがあり、開場前には大使夫人達によるプレス用開会式をやっていました。
皆さん民族衣装風のドレスでドレスアップして素敵です。
音楽演奏もあったようですが、ほとんど目に入っていませんでした。
  

アラブチャリティバザー

●国:スーダン
・モロヘイヤ(緑色のどろりとした煮込み)とごはん
見た目がいまひとつなので買いませんでしたが、どんな味だったんだろう・・・。
・タミヤ/ターメイヤ 空豆のコロッケ
・ 野菜ごはんのチキンソースと茄子のサラダ

アラブチャリティバザー

●国:アラブ首長国連邦(UAE)
・アラブのパン
・ザータ/ ザータル/Zahtar のパン

アラブチャリティバザー

●国:ヨルダン
ザッター/ザータル/zahtar のパン。
いくつかの国でこのザータルパンを出していました。たまたま買ったのがこちらヨルダン。
ザータルとは野生のタイムのことだそうで、乾燥したzahtarとゴマ、スーマック、塩、レモングラスなどを混ぜたミックスハーブのこともザータルというそうです。 
さわやかなハーブの香りで美味しいです。
袋入りザータル(ハーブミックス)も売っていたため買ってみました。 (写真後ほど)

アラブチャリティバザー

●国:ザータル:パレスチナ  ゴマ:不明
この右の方がザータル(ハーブミックス)です。
ザタールパンを作ってみようかと思っています。 

ゴマも、試食品が香ばしくて美味しかったので買ってみました。 

アラブチャリティバザー

●国:不明
サモサ。
ロールパン状のほか、三角形のサモサなど、あちこちのブースで見かけました。
三角形の方を買ったけれど写真取りわすれました。 

アラブチャリティバザー

●国:イラク
イラクブレッド。
パン生地に牛挽肉やパセリ、タマネギを練り混ぜてしまってから焼いてあるようです。
包んで焼くサモサより、ちょびっと手抜きかも?
焼き直して頂いたら結構美味しかったですが、でも買うならサモサかな。 

アラブチャリティバザー

●国:アラブ首長国連邦
チキンビリヤニ。
カレーのようにごはんの上にソースをかけてくれるタイプでした。
会場の片隅で早速食べましたが、あっさりして美味しかったです。 

アラブチャリティバザー

●国:カタール
こちらもチキンビリヤニ。
これはダンナサマへのおみやげ(夜ごはん)。
パラッとして色もろくについておらず、一見物足りなさそうに見えますが、アラブ首長国連邦を上回る、アラブっぽい味と香り。
今回買った塩味系のものの中で一番美味しかったです。 

アラブチャリティバザー ●国:カタール
ジャレーシュスープ/Jareesh
液体を持ち運ぶのはどうかな、と思いましたがしっかりしたパッケージで大丈夫でした。
アラブチャリティバザー


中はこんな感じの白濁したオレンジ色のスープ。
ジャレーシュって初耳です。
いま調べてみたところ、挽き割り小麦のことのようです(ブルガーと同じものだろうか)。
小麦がとろけ気味になることで、白濁した感じになるのだと思います。
味はスパイシーさは特になく、マイルドな味わいでした(ちょっと物足りない)。
 

 
ヒヨコ豆のディップ(ホモス/フムス)も買ったけれど、写真撮り忘れました・・・。

屋台ということもあり、作り置きできて持ち帰りが便利なスナック類(サモサとか)が充実している気がしました。
ドネル・ケバブ(塊状の肉をぐるぐる縦に回しながら焼くもの)もありましたが、大行列でした。


東京だったらアラブ系の各国のレストランがあるのでしょうけれど、うちの近所にはないです。
なのでどれも珍しく、面白かったです。
海外旅行に行ったと思えば!と値段のことは気にせずバンバン買ってしまいました。


■参考情報
(1) アラブチャリティバザー2013 甘いもの編
   アラブチャリティバザー2013 塩味系  (この記事)

(2)これまで買ってきたアラブ菓子・アラブ食材は こちらのカテゴリに。 

コメント (2)
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サワーポメロ(文旦)ジャム

2013-04-21 | +ジャム・ピール(果物系保存食)

ダンナサマのお友達(鹿児島在住)のTさんが、「知人の庭でとれたサワーポメロが沢山あるから」と一箱送って下さいました。
(Tさんありがとうございました☆)

サワーポメロというのは、文旦に似た黄色くて大きな柑橘です。
文旦とどう違うのかな?と思って調べてみたところ、基本的には同じだそうです。
鹿児島では文旦という呼び名はあまり使わず、サワーポメロと呼ぶようです。 
(愛媛・高知では文旦。熊本ではパール柑)

文旦と同じだったのか!

文旦は大好きで、毎年沢山買っています。
今年は買ったり頂いたりで、30キロ消費しています。(Oさんその節はありがとうございましいた!)

ふんだんにあるので、サワーポメロの一部をジャムにしてみることにしました。

今回は、果肉だけ煮てみます。
(皮は苦味抜きが結構難しいので・・・) 

文旦ママレード

せっせと果肉を取り出して煮ます。蜂蜜を少し入れたので茶色っぽくなりました。

煮るとツブツブが簡単にほぐれますが、ツブツブはかなり固いため、なかなか柔らかくなりません。 結構長時間煮ました(電子レンジ使用)。 

文旦ママレード

ツブツブが固く煮とろけないためか、液体にはあまりとろみがつきません。 なのでペクチンを少し入れてみました。

文旦ママレード

ツブツブ部分が固めのため、皮を使ったママレードのような歯応えのある食感です。
 

文旦ママレード

2013/04/08作
サワーポメロ、砂糖、蜂蜜、ペクチン 


今回は表皮の風味はない、果肉のみのジャムになりました。 
 
●出来上がってから思いついたこと
・表皮をピーラーで削いで、香り付けに果肉と一緒に煮てみればよかったかも。
・もしくは表皮をゼスターグレーターですり下ろして、ジャムに混ぜてしまうという手もあったかも。


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清見オレンジピール

2013-04-20 | +ジャム・ピール(果物系保存食)

お友達のSさんから、沢山の清見オレンジを頂きました。
(Sさん、ありがとうございました!!)

犬の散歩中に甘夏やオレンジの木をみつけ、その後、タイミングをみはからって木の持ち主と知り合いになって、ここ2年ほど摘ませてもらっているのだそうです。
(何て羨ましいパターン☆ 犬を飼おうかしらと私も思う程ですが、人徳がないのでSさんのようにはいかないな・・・) 

御近所の甘夏、夏みかんの木1本ずつ、そしてご実家の御近所の清見オレンジと、計3本もの木を面倒みる(?)ことに。
どこのお宅も、「もう、残っているのは全部持っていっちゃって!」という状態だとか。
1本の木の生産量といったらかなりのもので、例え子どもが食べ盛りでも、一家族で太刀打ちできるようなものではありません。
熟年世代ならなおのこと。
そんな訳で、「家中が柑橘大洪水」なのだそうです。

で、「いいですね~。いいですね~☆羨ましいな~。ちょっと下さい」とおねだりしてしまった訳です。


清見オレンジと甘夏。
清見はシーズンも終わりかけとのことで、早速加工することにしました。

この前からおニューのジューサーを使いたくて仕方がなかったので、いっぱいジュースを絞りました(で冷凍)。
(今度カンパリオレンジを作ろうかと思っています)


絞り終わってカップ状になった皮は、ピールにします。
今回は、表皮のツルツルの摺り下ろしは、なし。
清見オレンジの皮は、比較的柔らかそうなので、表皮のツルツルがついたままでもおそらく大丈夫。(ほんとは面倒臭くてさぼった)

シロップはいつもサラサラのままなかなかとろみがつかないので、今回は水飴を多めに使ってみることにしました。
そうしたら、吹きこぼれること!

シロップをちょっと温め直すだけのつもりだったのに、「ぶっわ~っっ・・・・じうじう(鍋底に垂れたシロップが焦げる音)」
瓶詰めする前に、ちょっと温度を上げるだけのつもりだったのに、「ぶわっしゃ~・・・どろ~(コンロにシロップが流れる音)」

すごい短期間のうちに、2回もコンロの大掃除をするはめになりました。

 

清見オレンジピール

だいぶ吹きこぼれたせいで、シロップが足りなくなりつつも、なんとか完成。
(マイヤーレモンコンフィのとき余ったシロップも動員)

清見オレンジピール

かなり頑張って煮詰めたつもりですが、「蜂蜜のよう」よりはだいぶゆるいかも。
使う前に調整すべし。

2013/04/12作
清見オレンジ皮、ピールシロップ、果糖、水飴、レモン汁 

 
■メモ
・水飴を沢山いれると、もしくはシロップの糖分濃度を濃くすると、吹きこぼれやすいようだ。
・加温する際、電気釜の保温モードを使うと、一定温度以上にはならないため吹きこぼれないかも。
 次、試してみようかと思う。 

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アラブチャリティバザー(2013)~甘いもの

2013-04-19 | +お菓子・おやつ

4月14日にアラブ・チャリティバザーに行ってきました。
そこで見かけた(買った)甘い系のものをご紹介します。

アラブのお菓子は、似たようなものでも国によって呼び名が違ったりします。
また、もとのアラビア語などの言葉をローマ字にする際、複数の綴りが通用していたりします。
日本語(カタカナ)に直すと更にバリエーションが。
もう、何が何やら。

今回のバザーでは商品名ラベルは基本的にはついていましたが、調べて分かった範囲の別名も、追記しておきます。
 

アラブ菓子

●国:不明。
●マシャバッグ/mushabak
西洋菓子のロゼットクッキーと似ています。
試食があり食べてみたところ、生地に甘さはなく、表面に粉砂糖がふってある程度。サクサクして美味しかったです。
●バラシャモ
食べた方のブログによるとココナツ風味のドーナツのようです。


アラブ菓子

●国:アラブ首長国連邦
左のほうはデーツ。右はデーツ菓子詰め合わせ。
試食がありました。 

アラブ菓子

デーツは母が、デーツ菓子詰め合わせは私が買ってみました。
上段左・下段右:デーツ餡をくるんだセモリナ粉のクッキー
中央の上下2つ:2種のデーツの種をとり、ハルワ(ゴマペースト菓子)を挟んだもの。片方はココアハルワでした。
上段右・下段左:デーツと何かを練り合わせて団子にしたもの。
カルダモンの香りがして、何とも美味しく好みでした。 

アラブ菓子

●国 エジプト
●名前 カーク / kahk 

ほろほろのクッキーの中にデーツ餡を詰めたもの。表面は粉砂糖。  

アラブ菓子

中はこんな感じです。
デーツのマームールとか、アジェヴェと呼ばれるものと同じものではないかと思います。
こんな大きいクッキーは初めてみました。 

アラブ菓子

●国エジプト
●名前 アタイフ/atayef/Qatayef/カターイフ 
ラマダンにつきもののお菓子のようです。

アラブ菓子

アーモンドダイスとココナツと砂糖を混ぜた物を小麦粉生地で包んで揚げ、それをシロップに浸しているようです。
しにょっと湿気たような食感。
意外と甘くないお菓子が多かった中、さすがアラブというしっかり甘いお菓子でした。 

アラブ菓子

●国 不明
●名前 クナーファ/Kanafeh/カダイフ
細麺状の小麦粉生地で出来たこのお菓子、ネットで検索して見たことはありました。
けばけばしい色といい、しっとり湿った麺といい、
甘すぎで美味しく無さそうにみえます。

ところが!

アラブ菓子

まず食感にびっくり。ぷるりん、としていて、全体が柔らかいのです。
湿気た揚げ麺風のものを想像していましたが、全然違います。
形状は異なりますが、固さとしては柔らかなういろうもしくは固めのプリンに近いです。
中には白いあっさりしたチーズクリーム(?特にミルクやチーズの風味は強くない) が挟んであります。
味は、甘さとても控えめ。
とても食べやすいです。
今回、一番予想外に美味しかったものでした。 

アラブ菓子

●国 イラク
●名前  デヒーナ(思いつく限りの綴りで検索してみましたが詳細不明)
薄茶色のぷるりん、としたういろう状のものがココナツに挟まれているお菓子。
小麦粉と牛乳、ナツメヤシシロップを練り合わせて作ってあると思います。
柔らかで甘さも控えめで、とっても食べやすかったです。 
また食べたい(作ってみたい)です。 

アラブ菓子

●国 イラク
●名前  カーヒ
イラクブースで3パック(1500円)買ったらこれもすすめられました。
「じゃあ4パックで1500円!」と値切ったら成功。
味の付いていない小麦粉生地を鉄板で焼いたようなものです。インドのロティ みたい。小瓶にシロップがついていますが、トーストし直してシロップなしでパンとして食べました。
タダだからよかったけれど、これに300円は払えないな。
鉄板で焼きたてを売っているならばともかく、作り置きのパック入りでは価値があまりないような気がしました。
今回で一番おすすめしないものがこれ。 

アラブ菓子

●国 シリア
●名前 バクラバ
おそらく楽天の「地中海」というお店が出店していたのだと思います。
このバクラバも以前買ったことがあります。政情不安にもかかわらず入荷して嬉しい限りです。 

アラブ菓子

●国 不明
●名前 バクラバ
会場入り口入ってすぐの右側の並びで買いました。
 

アラブ菓子

こちらもバクラバ詰め合わせ。
試食が出ていました。
シリアのより、ややシロップ多めでじゅわっとした食感ですが、美味しいです。 


これまでの分は、買うときほとんど迷いませんでした。
大きなパッケージのバクラバは大体味が分かっていますし、それ以外の未知のお菓子は、量が少ないので例え好みでなくてもさほど問題ではないです。
今回迷った(けど買った)のはこの2つ。
入り口を背にして左側の並びのブースで見付けたものです。 

大きな缶入りのお菓子が3つ並んでいました。
うち2つを買ってみました。
 

アラブ菓子

●国 おそらくクウェート
●名前 Darabeel(Drabeel/Drabell)
丸いクッキーとどちらにしようか迷って、ブースの方(外国人)にどちらが美味しいか聞いてみたところ、こちら、と即答したのでこっちにしてみました。
食べてみると、フィロ生地を丸めて空焼きしたものに、きめの細かいシナモンシュガーをまぶしたものでした。
生地が極薄でパリパリで、すごく美味しいです。
シナモン風味がやや強いくらいで、特にアラブっぽい感じはせず、誰にでも食べやすいと思いました。来年も買いたいかも。 

アラブ菓子

●国 不明
●名前 不明
この缶を持つとずっしり重く、何だかお得な感じがして買うことにしました。
どんなお菓子?聞くと、「ゴマのお菓子」「中はごまペースト?」「いやゴマ。あとデーツシロップ」 という感じで要領を得ませんが、まあいいや。買うわ。

会場片隅で早速開封して味見。
ぺたぺたしているため全てのボールがひっつきあっています。 

アラブ菓子

そして中は、ゴマ!
なるほど。何か粘りけのあるペーストでゴマをあえ、丸めているだけのようです。(表面に再度ゴマをまぶしてあるかも)

味は、しっかり甘めで、そしてなんだか酸味が!
デーツって酸っぱくないはずだけど。レモンとかタマリンドが入っているのかな??
母や会場で落ち合ったわらびさんご夫妻も「こ、これは!?」という反応でした。 

今回一番違和感のある味だったかも。 

でも、その後何回か食べているうちに段々慣れてきました。
空腹時に2,3個つまむと、結構満足感があります。ゴマのせいか、元気が出てくるような感じ。


わらびさん、Onoさん、無理矢理おしつけちゃってすみませんでした。
消費できそうですか? 

■参考情報
(1) アラブチャリティバザー2013 甘いもの編  (この記事)
   アラブチャリティバザー2013 塩味系  

(2)これまで買ってきたアラブ菓子・アラブ食材は こちらのカテゴリに。  

(3)まゆげさんが2015年に行ってきたときのレポート 

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フェイジョアのクランブルとスイートポテト

2013-04-18 | +お菓子(西洋)


ダンナサマ:「最近なんか疲れやすい気がするんだよね・・」

Fujika:「それは運動不足だよ。運動すればするほど、疲れにくくなるみたいよ」

ダンナサマ:「運動ねぇ・・・。ウォーキングとか?」

Fujika:「マンガの『パイナップル・アーミー』にあったけど、穴を掘るのも結構な運動になるみたいよ。」

ダンナサマ「そうかもね。足腰使うしね。」

Fujika:「私、好き勝手に穴を掘ってもいい場所知ってるよ」

ダンナサマ「・・・・・・・・・。それはもしや、「は」で始まって「け」で終わるところかな?」

Fujika:「ほほほほほ。
 すごく汗かくし、いい運動になるよ。」

ダンナサマ「・・・・・。んー、まあそのうち・・・・」


という訳で、誘ってもダンナサマは手伝ってくれないし、一人で畑を耕しています。
畑作業の中で、スコップでもってほじほじ掘り返すのは比較的好きな作業です。体あったまるし。
次に好きなのは、草むしりかな。
(草むしりって、家の片付けより簡単ですよね。全くの単純作業だし)
苦手なのが、種まき、支柱関係。トウモロコシと、ズッキーニ、はやく播かなくては・・・。


===============
 

フェイジョアジャム

昨年は、父の実家のフェイジョアが大豊作でした。
何度かジャムに加工したのですが、この回は、梅酒の梅ピュレを混ぜてしまったせいか、とてもジャムっぽくない変な色になりました。
中味が隠れてしまうクランブルにすることにします。 

フェイジョアジャム

裏漉ししてあるサツマイモペーストが沢山あるため、下にはスイートポテトを敷いてみることにしました。
絞り出してから焼いてあります。
(折角絞り出し袋を使ったのに、途中で金具がすっぽぬけて後半めろめろに)

サクサクの台とは違うけれど、ポテトアップルパイというものもあるし、味は合うのではないかと思います。
 

フェイジョアジャム

スイートポテトの上に地味色のフェイジョアジャムを敷き詰め、更にりんごと金柑を。

フェイジョアジャム

そしてクランブルをかぶせて焼きます。
(焼けたところの写真はなし) 

フェイジョアジャム

サツマイモピュレが余ったので、再度絞り出し袋に金具をセットし、ぐるりと2段に絞り出して焼きました。
間には金柑を挟んでみました。 
焼くと金柑にもほどよく火がはいって柔らかくなります。 

 
出来上がったものはダンナサマの職場に持っていってもらいました。
冷凍庫がちょっと片付きました。
 

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復活祭のお菓子 コロンバ

2013-04-17 | +パネットーネ・コロンバ

お友達から復活祭にちなんだお菓子を頂きました。
(Eさん、Mさんありがとうございました!!)  

colomba

それがこちら。コロンバ・パスクァーレ(復活祭の鳩)、またはコロンバ。
(これは小さめなのでコロンビーナになります)
パネトーネのような、甘くてふんわりしっとりしたパンです。

ラベルにあるG.COVA&Cというのはは、パネトーネの名店(以前ミラノ旅行の際買って帰って、すごく美味しかった)と同じCOVAがついていますが、別のお店だそうです。
店頭だけではなく(ミラノの)スーパーで売っているそうです。

colomba

縦に置くとこの形が鳩に見えるのだそうです。
後ろ姿と思うとそう見えないこともないけれど・・。
でもカラスとか、ツグミとかでない理由は何?
鳩は吉兆のイメージがあるからかな。 

colomba

今回のこちらは、チョコチップ入りでした。
表面にはサクサクしたマカロン生地のようなものをかぶせてあり、日本のメロンパンを思わせる味です。
何しろパネトーネ生地ですから、とてもふんわり・しっとりしてしなやかなパン生地で、すごく美味しいです。
勿体ないのでちびちび食べようと思っていたのですが、土曜日の朝ごはんに、ダンナサマと二人で平らげてしまいました。 


以前食べた本家COVA(ブランドショップが建ち並ぶモンテナポレオーネ通りにある)のドライフルーツ入りパネットーネも美味しかったけれど、こちらのG.COVA&Cのチョコチップ・コロンビーナも、十分美味しいです。
同時に食べたら違いがあるのかもしれませんが、どちらも好きだと思いました。

 
とても鳩には見えない型なのに鳩というし、カトリック教会の本山イタリアのお菓子だし、さぞかし歴史のあるものだろうと思っていました。
ところが。
定かではありませんが(情報元はこちら)、復活祭にこれを食べるようになったのは20世紀に入ってから(1930年頃以降)の習慣なのだとか。
お菓子業界の大手モッタ社が、クリスマス商戦でどっさり売れるパネトーネの二匹目のドジョウを狙って、「復活祭にはコロンバを!」と売り出したのだそうです。
(日本のバレンタインチョコと同じような感じかしら)
とはいえ今やすっかり定着し、製法も法律で決められているくらいなのだとか。
パネットーネは(多少カロリーは気になるけれど)とっても美味しいお菓子だし、(年に2回も)大売り出しをして手に入りやすいというのは羨ましい限りです。

クリスマスにはケーキ、バレンタインにはチョコレート、ハロウィンにはかぼちゃなど季節のイベント盛り上げるのが得意な日本ですが、復活祭関連食品はまだあまり有名ではない気がします。
ハロウィンの飾り付けグッズはこの頃は100円ショップでも見かけますよね。

ガレット・デ・ロワですら、パン屋さんやお菓子屋さんでよく目にするようになってきたというのに。
(何の日か今、調べました。1月6日の公現祭ですって。公現祭が何かは、よく分かりません・・・・・)



なぜ復活祭イベントがなかなか導入されないのかしら?
移動祝祭日というのが日本には馴染みがなくて、商業的にやや難しいのかしらん。
日本の場合、年度の切り替わりが4月なので、年度末・年度初めはいろいろ忙しいのかも。
3月末頃だと丁度お花見の季節だし、4月あたまは年度初めで(新人歓迎飲み会とか)忙しく、4月後半になってしまうと、もう春を言祝ぐような陽気とはいえず、むしろゴールデンウィークの気分になってしまう。
(4月も後半になると、ゆで卵を飾り付けるには、暑いような気もするし・・。)

おいしいコロンバだけでも、導入されるといいのにな・・・(鳩ということは伏せておくといいんじゃないかな。絶対鳩に見えないもの)。



■ちょっと復習(リンク先はWikipedia)

謝肉祭/マルディ・グラ/告解火曜日 
四旬節の始まる水曜日の前日(火曜日)。年によって2月3日から3月9日の間となる。
翌日から一ヶ月半の節制時期に備え、この日に肉を全部食べてしまおう、というニュアンスから、現代ではドンチャン騒ぎのお祭りという意味合いがある。

四旬節 
復活祭の46日前の水曜日(灰の水曜日)から復活祭の前日まで。2月4日から3月10日のいずれかの日に始まる
伝統的には食事(肉)の節制と祝宴の自粛、他人に対する慈善によって自らを振り返る期間。
この時期は秋の収穫が底をつきはじめる頃でもあり、食事の節制には実用的な意味もあったという考え方もあるそうです。

復活祭/イースター/パスハ/パスクァーレ
春分の日の後の最初の満月の次の日曜日。月齢によって、3月22日から4月25日の間。
飾り付けのモチーフとしては、卵(とめんどり)、ウサギ、仔羊、など。カラーは黄色が多いように思いました。
食べ物としては、四旬節の間節制していた肉類(仔羊、乳飲み子豚など)、卵、乳製品などがこの日に解禁となるため、ふんだんに使われる。
お菓子も、卵や砂糖、バターなどを沢山使ったものが作られるそうです。
現代ではチョコレート屋さんも卵の形のチョコレートを売り出したりしているようです。
(昔はメンドリを飼って卵を自給しているため)四旬節の間中、使えずにたまってしまう卵をまとめて消費するという実情もあるとか。仔羊や仔牛を食べるのも、初春に生まれた仔羊や子豚を間引く、という意味がありそうですがどうなんでしょう。 


■参考情報
(1)このコロンビーナのメーカー G.COVA & C
(音が出ます) 

(2)イタリア南部(カラブリア、シチリア、プーリア)の復活祭名物は Cuddura
(シチリアだとPalummeddhra プルメッラ(バスケット)) 
甘くリッチなパン生地をバスケットや鳥などの形に成形し、殻付きのゆでたまごを埋め込むもの。
コロンバより歴史のあるお菓子だそうです。
wikipedia cuddura(イタリア語)
レシピサイト(イタリア語。製造工程等写真多数) 

(3)家庭で作る場合は、四角いアルミローフ型を変形させてハト型を作るそうです。
コロンバの型の作り方 
コロンバレシピ  (イタリア語。製造工程等写真多数) この方の場合、イーストは入れていますがバターケーキみたいなタイプです。

コメント
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