ペンだこができなくなって久しいけれど、右手の小指包丁だこが出来てきましたよ。
2005年は沢山の品種の干し柿に挑戦してみました。一覧表はこちら。
2006年はある程度絞り込みました。一覧表はこちら。
今年は秋になんだか疲れ気味で、摘んでくる柿以外の柿はどうしようかな~、と迷っていました。でもお友達のブログなどで透明に干しあがりつつある柿の写真を見かけて、ああ、これはやっぱり作らねば!と思ったのでした。
ちょっと出遅れてしまったせいで、今年(2007年)買った柿は1種類。
佐渡の八珍柿(平核無柿)だけです。ぽっちゃりと可愛く干しあがるので大好きなのです。矢田農園さんから送って頂きました(矢田さん、いつもありがとうございます!)。
柿の干し方は、去年考案した「ハンガー方式」。全ての柿が水平に干せるし、簡単に移動できるので気に入っています。
柿仕事の風景をいくつかご紹介しますね(連日の睡眠不足で文章が考えつきません・・・)。
2007/11/13 八珍柿到着
My柿にはアリンコがいたり、蜘蛛の巣が張っていたりするけれど、さすがプロの作品、きれいな柿ばかりです(といっても干し柿用なので黒い点々などはあります)。ほとんど洗う必要はないのですが、包丁で皮むきをするとき意外とべたべた柿をさわることになるので、表面のほこりをさっと落とす程度に洗います。皮を沢庵に利用することも考えると、やっぱり洗った方がいいかな、と思います。洗うときヘタもとっています。
2007/11/24 八珍柿皮むき
ところで、干し柿作りの一番のコツは、皮をむくタイミングではないかと思っています。柿を握ってみて多少弾力を感じるときに皮をむくこと!しっかり固い状態(食べるとサクサクするような状態)で剥くと、表面ばかり乾いていって、カチカチの干し柿になりがちです。
特に関東地方では、乾燥が激しいので重要だと思います。
新潟や佐渡など空気にほどよく湿度がある地域では、柿が熟しつつ徐々に乾燥も進むので、さほど気を遣うこともないのかもしれません。
ほどよい状態で皮を剥くと、少し透明がかったオレンジ色です。
ハンガーをかけるのは、足にコロのついた洋服掛け。
2007/11/14 ほし始め(卵形柿)
最近では洋服掛けが2つになりました。
2007/11/26 ハンガーがふたつに
こちらはびわの隣の柿。
2007/11/25 びわ隣柿ほし中
ハート形柿の小さいものは10日ほどで干しあがりました。
こちらはヒモから外してザルの上にとりあえず乗せたところ。
2007/11/23 ハート形柿干しあがり
ザルの上でもたまに裏返しながらしばらく干すので、分かり易いように整列させます。
2007/11/25 ハート形柿干しあがり整列
八珍柿も干しあがってきました。13日に届いたけれど剥いたのはもうちょっと後でした。いつだったかしら?10日ほどで干しあがったことになると思います。
2007/11/25 左:八珍 右:卵形柿
干し柿の副産物。
2007/11/26 柿の皮
でも、とっても薄く皮むきをしているので、果肉はほとんど皮にはくっついていません。あまり甘みの足しにはなっていないかもしれないな。
沢庵つくりされるかた、柿の皮いりませんか~。いまなら干し柿がついてきますよ。