採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

ケバブスパイス

2018-02-28 | +野菜系保存食

冷蔵庫のスパイスを整理していたら、未開封のパプリカパウダーが出てきました。
そうだ、以前作ったケバブスパイスをまた作ろうと思っていたのでした。

家にあるスパイス類を適当に混ぜます。

ケバブスパイス

パプリカ、クミン、コリアンダー、スモーク唐辛子(Isot biber)、タイム、My干しニンニクを粉砕したもの、ドライライム・スダチを粉砕したもの、レモングラスパウダーなど。

ドライライム

ケバブ風スパイスの決め手となるのは、このドライライムだと思います。これを入れると、途端に中近東の香り。

中は黒いですが、もとは果皮が黄色、果肉はグリーンだったと思われます(果皮がグリーンのライムは干すと外側も黒いです)。
(写真は以前撮ったもの)

ドライすだち

自家製で、ドライスダチも作ってあったので、それも粉砕しました。
(写真は以前撮ったもの)

ケバブスパイス

パプリカをもっと足して、塩も少し入れて、こんな感じかな?

ケバブスパイス

じつは味見しても、粉っぽくてよくわかりません。今度実際に肉を漬け込んで味見して、必要に応じて何か足そうかと思います。


漬け込む際は、ビニール袋にヨーグルト適量とこのスパイスを入れて均一に混ぜ、そこに肉(鶏ささみのことが多いです)を漬け込んでいます。
塩は少な目になっているので、漬け込む際に塩レモンペーストを混ぜる予定。

焼くときは、ビニールの上からささみを綿棒でたたいてぺたんこにすると、よく味も染みるし早く火が通ります(ジェイミー・オリバーの技)。

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マレーシア2018:ニョニャ菓子

2018-02-27 | +海外

マレーシア旅行、事前にガイドブックを何冊か図書館で借りて、予習しておきました。
ニョニャ菓子、というお菓子が美味しそう。
ニョニャというのは中華系とマレー系が融合した文化のこと。プラナカンともいうようです。
ニョニャ菓子(ニョニャクエ)は、ココナッツミルクを使ったもちもちしたお菓子が多いようです。

ニョニャ菓子

ガイドブックに載っていたニョニャカラーズNyonyaColorsというお店。うれしいことにホテル近くのショッピングモールにありました。

ニョニャ菓子

ショーウィンドーはカラフルです。
このお店は他のカフェ(スターバックスなど)に比べ、比較的いつも人が多めです。

ニョニャ菓子

オンデ・オンデというお菓子。ガイドブックにおススメとあったので買ってみます
(作り方はこちら

ニョニャ菓子

他にもいろいろあるけれど、バナナの葉っぱで包まれたものが気になります。

ニョニャ菓子

包み方もいろいろ。
なんだか分かりませんが買ってみます!

ニョニャ菓子

ホテルにて、ピクニックランチ。
四角錐のお餅は、ブルーの色にびっくり。こちらでは豆の花の色素でこういう色をつけるようです。

右下は焦げ目のついたバナナの葉をあけてみると、中はもち米おにぎりみたいな感じ(塩味系)。赤っぽいのは、わずかにスパイシーな甘じょっぱいナッツふりかけみたいな感じ(コレに似てるかも)。

ニョニャ菓子

ぷるぷるのお餅の中は、黒糖(おそらく椰子砂糖)+ココナツ。

黒糖+ココナツ味って、なんか記憶にあるような。そうだ、Myかんころ餅!勝手な思い付きレシピでしたが間違ってなかったのね~。

ニョニャ菓子

オンデ・オンデは、緑色のお餅の表面に、うっすら塩味のココナツ、そして中は椰子砂糖のシロップです。食べるとぷちゅん、とシロップがはじけて美味☆
茹でる前には固まりのお砂糖が、お餅に包んで茹でることでシロップになるようです。

ニョニャ菓子

また別の日。
違うものを買ってみました。

ニョニャ菓子

パイは、ジャガイモ入り。辛くなくて中庸な味でした。

大きい方の包みは、緑と白のお餅で、中は黒糖+ココナツ。

平たい方の包みは、バナナとお餅で、中にはパンダンリーフが挟み込んでありました。(食べやすさよりも香りづけを重視)


今度は葉っぱに包まれていないものも食べてみたいです。

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マレーシア2018:印象

2018-02-26 | +海外

2月5日から9日、4泊でマレーシアのクアラルンプールに行ってきました。
マレーシアは初めての土地。
どんなところか全く想像がついていませんでしたが、マルチカルチャー(マレー系、中華系、インド系)で、摩天楼の林立する発展著しい大都会でした。

写真もいろいろ撮ってきたので、おいおい記事にしたいと思います。
忘れないうちに、印象をいくつか書いておきたいと思います。あと、文章とは関係ないですが、花。

マレーシアの花

プルメリア。

・首都だけのことらしいが、高層ビル、マンションが建ち並ぶ大都会でびっくり。しかも、まだまだ再開発中。
・首都のあちこちに大型ショッピングモールがドカドカ建っている。 ただし、平日昼間は比較的閑散。暑い国なので、涼しいエリアで買い物が出来るのは便利なので、流行るのは分かる気がするが、それにしても多すぎのような。10年後にはどれくらい生き残っているだろうか。 


マレーシアの花

黄色くて花びらが尖った形状のプルメリア

・地下鉄やバス、無料巡回バスも充実している。
・道路の計画はメタメタのようで、朝夕は交通渋滞がひどい。
・再開発がまだ終わっていないので、あちこち工事中。とても歩きにくい。工事をしていないところでも、歩道や歩行者用信号、横断歩道は全然行き届いておらず、道を渡るときは気合が必要。

マレーシアの花

丸っこい花びらのプルメリア。かわいい。

・朝食ブッフェにカレーが出てシアワセ。
・果物は(そんなに沢山食べてみた訳ではないが)、台湾のほうがおいしいかも。 
・テンペはあんまり売っていない。インドネシアで一度食べたのが美味しくて、今回また食べたいなーと思っていたのだけれど。

マレーシアの花

名前不明の花。

・場所や時間帯がよくなかったのかもしれないが、いわゆる東南アジアらしい素朴な(品数の少ない)軽食屋台(焼きバナナのみ、とか)はあんまり見かけなかった。あ、焼きトウモロコシ屋台は夕方、オフィスからの帰宅の頃合に出てきた。
夕方以降に、それなりの場所に行けばにぎわっているのかも。なにしろ暑いので、日中に食べ物を売るのは避けているのかも?

マレーシアの花

こちらも名前不明の花。独創的な造形・・。

・スーパーマーケットの物価は、そんなに安くない。日本より安いものもあるが、同じくらい~やや高いものも。(でもって、シンガポールはマレーシアの3倍ですって。とするとやっぱり日本の2倍~3倍になるのかな?シンガポールにも行ってみたい気もするけれど、マレーシアの方がいいかも) 
・タクシーは結構安い



・何件かのスーパーマーケットに行ってみたが、高級店だけでなくどこも、世界各国からの輸入食品がぎっしり。
特にバターの品揃えには驚愕。オーストラリア、ニュージーランド、フランス、アイルランド、ベルギー、あとは自国産など。値段は、国産は日本の国産バターより安く、輸入はそれより少し高いくらい(日本の輸入ブランドバターより断然安い)。 勤め先によっては気軽に買える値段かもしれないが、不思議なのは食習慣。こんなに暑い国で、みんな頻繁にバターを食べるような食生活なのだろうか。

・昔の宗主国だからか、イギリス文化がちらほら見られる。ホテルの朝食やスーパーのパン売り場を見ると、(他のパンもいろいろあるが)薄切り食パンの売り場面積が大き目(厚切りはあまりない)。お菓子コーナーには、ずっしりしたフルーツケーキがたくさん並んでいたり。

・スーパーには、驚くほど自国産の野菜・果物が少ない。一番基本の野菜かなー、と思うような赤玉ねぎも輸入でびっくり。 聞くところによると、石油を輸出している代わりに(たとえば中国から)農産物の輸入を強いられているとか。あと、自国でも農産物・水産物など品質のいいものを生産しているけれど、超お金持ち国(で、何一つ自給できない)シンガポールが高い値段で買ってくれるので、農家や漁師はそちらに売ってしまうのだとか。その代わりもっと安いものを近隣諸国から買い付けてくるそう。
(おそらく供給の安定のため)農業企業団体は近隣諸国に土地を買ってそこで生産し、それを持ってくる(輸入)、ということもしているそう。 スーパーリッチ・リッチ・ぼちぼち、と経済力に格差のある国々が地続きになっていると、こういうことになるのか・・・。
(ヨーロッパのスーパーマーケットも、ものすごく多国籍なのが当たり前で、加工食品などはMade in XXの表示も見つけづらかったりする(みんな気にしていなさそう))

・日本人は、特に生鮮野菜は、国産かどうかをかなり気にすると思う。安全性の点と(国産がより安全で外国産はアヤシイという(あまり根拠のない)先入観)、鮮度、そしてフードマイレージ(輸送にかかわるエネルギー)などいろいろな観点があるが、地産地消は比較的いいことだ、という考え方はあるのではないか(私だけかしら)。でもクアラルンプールではそういうポリシーはほとんどない様子だった。

・日本の大抵のスーパーでは、例えば中国産ニンニクもあるけれど、必ず国産もおいている。ところがクアラルンプールのスーパーは中国産という選択肢しかなかったりする。それでいいのか・・・。
日本でも、特に気にせず、安い方の中国産ニンニクを買ってしまっていいのかなあ・・・?

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まるごと茹でダイダイママレード

2018-02-24 | +ジャム・ピール(果物系保存食)


レモンと同じタイミングで、丸ごと茹でのダイダイママレードも作ってみました。
丸ごと茹でるのはなんか心配だけど、やるだけやってみよう!

ダイダイママレード

6個一度に茹でてみます。
茹でる前は皮の表面が凸凹してセルライトみたいですが、ゆでるとつるりん、となります。
レモン同様、ダイダイの皮も分厚いので、ゆでている間にはじけてしまう心配は全くないようでした。
ゆで汁は、レモンより苦くないし、レモンよりも色が抜けていません。

ダイダイママレード

お湯からあげて冷めたところでカット。
生のフルーツをカットするよりも、果汁がびちょびちょ出てきたりせず、扱い易いという印象でした。

ダイダイママレード

ヘタと芯は取り除き、種はとっておいてガーゼに包みます。

ダイダイママレード

刻んだ果実、果実と同量のゆで汁、砂糖、そして種。
果実の重さが1kgでした。で水も1kg入れて、ブラウンシュガーを1kg入れたところで、ぷっす~んと耳から煙が。2キロもの砂糖を一気に投入する勇気がくじけてきました。鍋も満タンだし・・。
結局、黒糖やピールシロップなどを適当に入れて、お砂糖はちょろっと足したような、足さなかったような・・・。


ダイダイママレード

ブラウンシュガーや黒糖、ウィスキーなどが入ってます。
頂いたお手本に、色だけは近いかな?

ダイダイママレード

水を加えたので、想定外の分量になりました。なので2回に分けて煮詰め作業。
1回目はしっかり固まりました。

ダイダイママレード

こちらが2回目。

ダイダイママレード

こっちはゆるいです・・・。ぬおーん。


■■ダイダイママレード
■材料
ダイダイ 太い針や竹串などで表皮部分に穴をあけておく。果肉には貫通しないように。

砂糖
レモン汁


■作り方
(1)ダイダイをちょうどぴったり並ぶサイズの鍋に並べる。ひたひたよりやや多めの水を加え、落し蓋をして、弱めの火で皮が柔らかくなるまで茹でる。
(最初のうちは、針穴から空気がポコポコでてきて面白い)
(2)柔らかくなったら、ダイダイを取り出して冷ます。(今回はお湯から取り出して冷ましたが、そうすると表皮のツルツルの部分がカチッと固く乾燥してしまうような気がした。お湯につけたま冷ますか、別の冷水にとって冷ますのはどうだろうか)ゆで汁はとっておく。
(3)扱える温度になったダイダイを4~6等分にカットし芯と種を取り出す。種はとっておく。
皮と果肉は刻み、重さをはかる。
(4)果実と同じ重さのゆで汁を計り、果実とあわせる。「果実+ゆで汁」と同量の砂糖を入れる(参考サイト)。
種はガーゼに包んで縛ってここに入れる。この状態でひと晩おく。
(同じ重さだと煮詰めるのが大変なので、水はもう少し少な目でもいいかも)
(5)翌日、種の袋を取り出してよく絞り、絞り汁は鍋に戻す。味見してみて、好みでレモン汁を追加。
ちょうどよい濃度になるまで煮詰め、瓶詰して出来上がり。

■メモ
・晒さないで作るママレードはそれなりにパンチが効いたほろ苦さなのだが、水で希釈されることもあるし、砂糖をしっかり入れると、苦さはあまり問題なくなるような気がする。。
・果実と同量の水を使うと、出来上がり分量がとっても増える。カサ増ししたい場合はそれでもいいが、私はどちらかというとコンパクトにおさめたいので、果実の0.5~0.7倍くらいでもいいかもしれない。目標の濃度に煮詰めるのも大変だし。
・フルーツの量に比べ、煮詰めることになるママレードの量が多い(水を加えて2倍に増えているのだから当然だが)。6個程度のオレンジはいつもなら大した量ではないのだが、水やら砂糖やら加えていったら鍋からあふれそうになって困った。煮詰め作業は2回に分けた。
・予想以上の分量ができたので、ひさびさに手持ちの瓶が尽きてしまった・・・。まだダイダイが何個かあるのに・・・。

・後日残りのダイダイでも作成。丸ごとゆでて、ゆであがったものを少し乾かし、表面のツルツル部分をゼスターグレーターであらあら削ってみた。半量は黒砂糖・ウィスキー入りの茶色いもの、半量は果糖と、丁度作業中だった梅シロップの梅の柔らかいもの少々入りで明るいオレンジ色のものにしてみた。

・丸ごと茹でたオレンジの皮は、薄くは切りづらい。もし薄切りにしたい場合は、4つ割りくらいにしたあと、一旦冷凍するといいかもしれない。

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まるごと茹でレモンママレード

2018-02-23 | +ジャム・ピール(果物系保存食)

レモンママレードに光明が見えてきました!

これまで何回かチャレンジしたレモンママレードですが、皮の内側の白いところがドロドロと煮崩れてしまって、濁った感じのママレードになってばかりでした(例えば2008年12月のこの時とか)。
市販の、透明なジェリーの中に煮崩れていない皮が浮かんでいるような、あんなマーマレードとはかけ離れています。ペクチンを足せばああなるのかなあ、と思いつつも、レモンママレードは作らないまま、何年も。

最近はママレード作りは慣れた自己流でやることが多く、本をひもとくことは少なくなっていました。
が、未知の新素材、ビターオレンジ(橙)の加工について調べてみようと、ある保存食の本を読み返していたら、近くにレモンママレードについての記述が。
レモンを丸ごと茹でるんですって!

ビターオレンジも丸ごと茹でる方法を教わったことですし(Oxford marmalade)、レモンとオレンジ、両方とも、茹でる方法のママレードを作ってみよう。

一緒の鍋で茹でたら楽じゃない?とも思いましたが、何が起こるかわからないので別々の鍋で茹でることにしました。
丸ごと茹では、オレンジ(ネーブル)の輪切りコンフィやタンカンビネガー漬けのときにもやったことのある方法です。どちらの時も火力が強かったりすると皮がはじけやすくてデリケートで憂鬱な作業でした。今回またやるのはなんだか不安ですが、やるだけやってみよう。

レモンママレード

失敗すると貴重なレモンが勿体ないので、3個だけ。
(月下さん、ありがとうございました!)

表面に針で穴をたくさんあけてから茹でました。
皮が柔らかくなるほどまで茹でると、表面の黄色がやや薄くなり(ゆで汁に溶け出し)ます。ゆで汁は結構苦め。懸案の皮はじけですが、レモンの皮はタンカンなどよりずっと分厚いので全く問題ありませんでした。

レモンママレード

茹であがったレモンを冷ましてから切ってみると、皮が半透明に綺麗に煮えています。果肉はとろん、となってじょうのう膜は柔らかくなっています。
4分割し、芯と種を取り除いて、種のみとっておきました。

レモンママレード

刻んだレモンと、ゆで汁(刻んだ状態のレモンと同じ重さ)、そしてガーゼにくるんだ種を鍋に入れ、ここにレモンの2倍量の砂糖を投入!
(果実の2倍かと思うと耳から煙が出そうですが、レモン+水と同量と思えば少しはましかな。)
この状態で、すでにトロンとしてきました。成功の予感☆
味見して、ちょっと物足りない感じだったので、別途レモン汁を追加しました。

レモンママレード

翌日、種の袋を取り出してから、煮詰めて瓶詰。
なんか綺麗!
初めてレモンママレードらしいママレードができました!

レモンママレード

しっかり固まった透明感のあるジェリーに、煮崩れていないレモンの皮が浮かんでいます。
わーお、こんなのが作れるなんてびっくり~。

レモンママレード

実はビンによって固まり具合が違っていて、こっちのビンはちょっとゆるいのですが・・・。

とはいえ、レモンママレードに光明が見えてきました。この手法で次は量産かな!
(でもレモンの用途はほかにもあるし、勿体ないのでママレードはこれくらいにしておくかな・・・)

 


■■レモンママレード
■材料
レモン 太い針や竹串などで表皮部分に穴をあけておく。果肉には貫通しないように。

砂糖
レモン汁

■作り方
(1)レモンをちょうどぴったり並ぶサイズの鍋に並べる。ひたひたよりやや多めの水を加え、落し蓋をして、弱めの火で皮が柔らかくなるまで茹でる。
(最初のうちは、針穴から空気がポコポコでてきて面白い)
(2)柔らかくなったら、レモンを取り出して冷ます。(今回はお湯から取り出して冷ましたが、お湯につけたまま冷ましてもいいのだろうか?)ゆで汁はとっておく。
(3)扱える温度になったレモンを4等分にカットし芯と種を取り出す。種はとっておく。
皮と果肉は刻み、重さをはかる。
(4)果実と同じ重さのゆで汁を計り、果実とあわせる。「果実+ゆで汁」と同量の砂糖を入れる。
種はガーゼに包んで縛ってここに入れる。この状態でひと晩おく。
(5)翌日、種の袋を取り出してよく絞り、絞り汁は鍋に戻す。味見してみて、好みでレモン汁を追加。
ちょうどよい濃度になるまで煮詰め、瓶詰して出来上がり。

■メモ
・レモンの皮はえらいこと苦いので、晒さないでママレードを作るとは考えたこともなかったが、今回のこの方法で、耐えられないほどに苦みが気になるというほどでもない。
果実と同量の水で希釈されているせいかな?
・果実と同量の水を使うと、出来上がり分量がとっても増える。カサ増ししたい場合はそれでもいいが、私はどちらかというとコンパクトにおさめたいので、果実の0.7倍くらいでもいいかもしれない。
・フルーツの量に比べ、煮詰めることになるママレードの量が多い(水を加えて2倍に増えているのだから当然だが)。いつもの分量の果実を加工しようとすると、煮詰め作業は2回に分けてやる必要があるのでそのつもりでいること。

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ジャム4種

2018-02-22 | +ジャム・ピール(果物系保存食)

2月5日(月)~9日(金)と、4泊の旅行に行ってきました。
週末を絡ませないという、ある意味贅沢な日程。旅行前後の週末は、家にいて作業が出来ます。
これが意外とよかった。
旅行前の料理は、生ものを使い切ることを目標に、最低限に。
その代わり(?)やってしまいたかったジャム作りなどに取り組みました。
生の柑橘と、冷凍素材両方あったのだけれど、水に晒したりなど時間がかかりそうな生柑橘は旅行後にし、旅行前は冷凍素材を片付けました。 (きっと何か買い物するだろうから、冷凍庫に少しでも隙間をあけたかったし)

帰宅後は、料理はやっぱりシンプルにして、作業。
常夏の旅行先でからだがよくあったまってたのか、体もよく動きます。 3連休だったこともあり、思ったよりはかどりました。

旅行前:
ゆずジャム 冷凍のゆず皮・ゆず果肉使用
ブラックベリーのミックスジャム ブラックベリーピュレ(冷凍)、ブルーベリー(冷凍)、あんずの梅酒漬け使用
チョコレート刻み(2キロ強)
ピール刻み 

旅行後の作業: 
じゃばら(皮)ママレード じゃばらを絞り、果汁は冷凍。じゃばら皮とゆず果肉でママレードを。 マイヤーレモンママレード マイヤーレモンの皮と果肉の一部、ゆず果肉 
チョコがけ
干し芋
追加のピール乾燥



旅行前のジャムは、主に冷凍材料を使って2種類。

ブラックベリーミックスジャム

冷凍のブラックベリーピュレとブルーベリーに、いろいろ混ぜちゃいました。
上に乗っている茶色っぽいものは、ドライアプリコットの梅酒漬け。アプリコットってなんとなく勿体なくて使いそびれてしまうのだけれど、「いい加減使っちゃおう!」と意を決して入れてしまいました。

ブラックベリーミックスジャム

あと、固くて巻き柿に使えなかった干し柿も・・・。
(ブラックベリーが黒くて何を入れたかわからないのをいいことに、やりたい放題・・)

ブラックベリーミックスジャム

干し柿!?とぎょっとしたかもしれませんが、干し柿の味はほとんど目立たないです。
アプリコットの力強い酸味が効いていて、色は普通のブラックベリージャムなのに、なぜか濃厚な風味がする、というようなジャムになりました。

柚子ピール副産物

もうひとつは、ゆず。
巻き柿用のゆずピールの副産物を冷凍してありました。
種をとったゆずの果肉と、ゆず皮の両端の部分。
(写真は過去のものを再掲載してます)

柚子ピール副産物

こうやって合体させて冷凍しておくと、刻むのが手早いです。

柚子パッションフルーツママレード

今回は、パッションフルーツピュレもまぜてみました。
台湾で買ってきたパッションフルーツピュレ。やっぱり勿体なくて温存しがちだったのだけれど、勇気を出して1袋放出!

柚子パッションフルーツママレード

ゆず果肉が多めに入ったので、とろみが強めになりました。




旅行後は生のフルーツを加工。                      

マイヤーレモンママレード

マイヤーレモンママレード、久々に挑戦です。(レモンママレードはなんかいつもイマイチなのです)
今回はこんな風に果肉を削いで、果肉をつけたまま皮をスライス。そして水にさらさずに煮てしまいます。
味見したら酸味は十分だったので、果肉は全部は使いませんでした。

マイヤーレモンママレード

で、出来上がりがこちら。
うーん・・。
今回もイマイチかも。

マイヤーレモンママレード

皮の白いところが煮崩れてママレードが白濁した感じになってしまいました。レモンっていっつもこうなるのです。
(→後日別の方法で試したら光明が!また今度記事にします)

マイヤーレモンママレード

こちらはじゃばらの皮のママレード。じゃばらの果汁は絞って冷凍してしまいました(ドレッシングや焼酎お湯割りなどに。花粉症に効くことを祈りつつ)。
その代わり、ゆずピールの余りのゆず果肉がまだあるのでそれとあわせました。

ところでビンが大きめなのにお気づきでしょうか。いつもの小さいビン(S53)のフタを切らしてしまい、最近出番のなかったS71のビンを出してきました。


まだ柑橘があります。(ダイダイとレモン)
今度はちょっと違った作り方に挑戦してみます。

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わらび餅

2018-02-21 | +お菓子(各国)

  

れんこん餅

「抹茶くず湯」というのを母からもらいました。
ダンナサマはあまり甘い飲み物は飲まないため、なかなか減りません。
何かお菓子にできないかしら・・・あんこにまぜちゃう?あずきでっち?・・・としばし見つめていたら、ひらめきました!
わらび餅!

砂糖とでんぷんがまざっていて、お湯を混ぜればトロリとした飲み物になる、ということは、もうちょっと澱粉を足してやれば、わらび餅になるはず。

れんこん餅

ちょうど家には蓮根澱粉(藕粉)があります。
台湾で買った蓮根澱粉、八宝菜のとろみ付けなどにこつこつ使っていましたが、そう減るものでもないなあ、と思っていたところ。

れんこん餅

レンコンデンプンは、こんな感じのフレーク状です。
(中国産のレンコン澱粉は、人工的に着色してあったり別の澱粉を偽装していたりすることもあるようですが、これはたぶん大丈夫だと思う)

れんこん餅

粉類に水を少量混ぜなめらかにしてから、茶漉しで漉しながら残りの水とあわせます。
これをテフロンの鍋に。
ゴムベラで混ぜながら強めの火で加熱。白濁したところがなくなるまで練り上げたら出来上がり。

れんこん餅

ずいぶん茶色くなりました。
もとの抹茶くず湯は薄緑色だったはずなので、レンコンデンプンの色と、あと少し足した茶色いお砂糖の色でこうなったのかな。

れんこん餅

自然に冷ましてもいいですし、こんな風に小さくちぎって冷水にとって冷やすこともできます。
溶けちゃわないかとこわごわでしたが、大丈夫でした。
(とても冷めにくいので、冷水にとるのが結構おすすめかも。きなこもよくまぶるし)

れんこん餅

水からあげて、黄な粉をまぶします。

れんこん餅

抹茶くず湯だから緑色っぽい餅になるかな、と、薄緑色のうぐいすきな粉を買ってきましたが、茶色の餅になったので、ふつうのきな粉でもよかったかも。

 

液体のときよりも、餅にすると甘さを感じにくくなります。
きな粉をまぶし、好みでお砂糖もちょっとふりかけて、出来上がり。
ぷるぷる、もちもちで美味しいです。

蓮根澱粉の和菓子といえば京都紫野和久傳の「西湖(せいこ)」。聞いたことはありますが、実物は食べたことありません。
春になったら笹の葉を摘んできて、葉っぱで包むところまで真似してみようかな。


■■わらびもち材料 

抹茶くず湯 1袋(27g。おそらく大半が砂糖)
蓮根澱粉 50g
水 300cc
砂糖 少々(澱粉液をなめてみて、好みで砂糖を追加)
きな粉適量(抹茶入りだからうぐいすきな粉にしてみました)

 

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タマリンド挟みバナナチップ

2018-02-20 | ■手作り

ダンナサマが、「お土産をもらったよ」とやや鼻を高くして帰ってきました。

タマリンドバナナチップ

それがこちら。タイのもので、バナナチップに何かが挟まっています。


タマリンドハウスTamarind Houseというブランドの商品で、タマリンドのペーストが挟まっているようです。Crispy Banana Tamarindと書いてあります。
結構固めの餡です。

バナナチップに何かを挟むなんて考えてもみませんでした。手間がかかった商品を考えたものですよね。

バナナチップは大好きで、カリカリ・ポリポリした食感が後をひいてやめられなくなるので、なるべく買わないようにしているほど。

タマリンドと組み合わせるとどんな感じなのかしら?

勇んでひとつ口に放り込んでみたところ、時間がとまったような面白い間隔を味わいました。


カッ(1)にょ~~~~~~~~~~~ん(2)カシ(3)んがっ(4)カリンポリン(5)

(1)
上下の奥歯がバナナチップにあたった
(2)
バナナチップが割れずに、上下のバナナチップに挟まれたタマリンドペーストが、ゆっくり変形していく
(3)
タマリンドペーストのクッションがなくなり、上下のバナナチップがあわさってようやく割れた
(4)
上下の奥歯がタマリンドペーストでくっつき気味なのを引き剥がす
(5)
口の中で複数に砕けたバナナチップをようやく普通に噛めるように

カリカリ、ポリポリ、とそれなりのスピードで咀嚼することを予期していたのに、なかなか噛み割れず、突然世界がスローモーションになった感じなのです。(昔のドリフのコントで、そういうのありませんでしたっけ)
なんか面白~い!

肝心の味ですが、結構美味しいです。
挟まれているタマリンドペーストは、甘さ控えめで酸味があり、バナナチップとの相性もなかなかよいです。何より、咀嚼がスローモーション化されることで(?)満足感がアップして、際限なく口に放り込まずに済みます。2組ほど食べると、なんとなく満たされる感じ。(普通のバナナチップだったら4枚じゃ絶対やめられない)。

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肉団子酢豚

2018-02-19 | +ふたりの日

(長らく更新お休み失礼しました。PCの調子はまだいまひとつなのですが、ネタがたまってしまうので、写真が少な目のものからなんとか記事にしていきたいと思います)

======

明日は餃子でも作るかなー、それとも中近東風スパイス肉団子かな、と、イノシシ肉と豚肉をフードプロセッサーにかけていたら、ダンナサマが台所に来ました。
「わー、明日はひき肉料理? 肉団子で酢豚とかどうお?」
と。
想定外でしたが、材料はピーマン以外はおおむねそろっていたため、酢豚にしてみることにしました。 

酢豚って、結構好きな味なのですが、甘酢ソースがなんだか謎。
毎回本で調べて復習します。そうそう、ケチャップとソースなのよね。中華料理なのに不思議・・。
調べはするけれど、でもケチャップは買い置きがないためトマト缶で代用します(いつも)。その他材料も、甘いものとすっぱいものとスパイシーなものを適当に・・・。
味見しつつ、それらしく仕上げました。
(タンカンビネガー漬けの漬け汁(酢)がちょうどよかった)

前の日にひき肉種を練るところまではやってあるものの、丸めて揚げるのはまだ。
何種類もの野菜を刻み終わったあとで、これから肉団子を揚げて、それでもまだ終わりじゃないのかー、と思うとくじけそうになりましたが、途中でやめるわけにもいきません。
なんとか完成にこぎつけました。

肉団子酢豚

イノシシ肉団酢豚。
パプリカが赤と黄色、両方あったので色とりどりになりました。

肉団子は、豆腐ようの汁と紹興酒を適当にいれたら水分が多かったのか、種が柔らかめ。
餃子みたいに包むならばやわらかくてもいいけれど、丸めて粉をまぶして揚げるのにはちょっと扱いづらかったですが、揚げあがってしまえば、ふんわり柔らかいおいしい肉団子になりました。
酢豚用には多かったので、5玉は別によけておき、翌日、翌々日のスープの具になりました(ダンナサマ出張なのでひとりごはん)。

肉といえば断然カタマリ肉派なのですが、たまにひき肉料理をたべると、ああ、なんて食べやすいんだろうとも思います。(赤ちゃんじゃないのにこんな柔らかなものを食べてていいのかしらん、という気分)

今度こそ、餃子かな!

■■酢豚メモ
■材料
生姜、にんにく
人参、エリンギ、長芋
白菜の芯のところ
ピーマン、赤パプリカ、黄パプリカ
玉ねぎ
りんご

肉団子(豚モモ肉、イノシシ肉、イノシシ脂、豆腐ようの汁、ネギ、おろし生姜、卵)

甘酢あん(トマト缶、とんかつソース、タンカンビネガー漬の汁、台湾の梅漬けのシロップ、ゆず果汁、りんご酢、ケチャップマニス、塩)

・ひき肉はある程度固めが扱いやすい。
・りんごはたまたまあったので入れてみたのだが、甘いりんごだったのがちょっと残念。すっぱいりんごか、パイナップルがあうかな、やはり。
・肉団子を揚げるところまで、前日にやっておくという手もあるかも。
・肉団子は大目に作っておくと、何かと使える。冷凍してもいいかも。
・残っていたタンカンビネガー漬けの汁をこれで使い切ったのはきもちよかった。
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橙ママレード

2018-02-01 | +ジャム・ピール(果物系保存食)

お友達から、橙を頂きました。
(天子さん、ありがとうございました!)
やはりママレードやピールを作られる方で、最初は地元のダイダイを買っていたそうなのですが、加工が必須のダイダイはあまり人気がなく、伐採の憂き目に。これは大変!とお庭に植えたのだそうです。

このあたりの産直でも、ダイダイはまず見かけません。
初めての柑橘、とっても楽しみ。

橙ママレード

これが橙。
八朔くらいの色と大きさです。

中国から日本に伝わった柑橘のようですが、中国から西へ、ヨーロッパに伝わったものがビターオレンジなのだそうです。ビターオレンジママレードって有名ですが、ダイダイの仲間だったのか!

橙ママレード

葉っぱは、葉柄付近がこんな風に細くくびれています。

橙ママレード

オックスフォードママレードのレシピ、そしてお手本を添えて下さいました。このレシピは、柑橘を丸ごとゆでて作るという方法です。果実と同量の砂糖(ドキドキ)、そして黒砂糖とウィスキーも入ります。

橙ママレード

お手本がこちら。
黒砂糖など茶色いお砂糖を使っているので、あめ色です。しっかりゼリー状に固まっており、味はビターで大人の味。黒糖のカラメル風味とウィスキーのスモーキーな風味が絶妙です。
で、これをトーストに乗せると、とんでもなく絶品!このママレードは、ヨーグルトよりトーストに断然合います。甘党でないはずのダンナサマもどんどん食べ進んでしまうほど。

橙ママレード

お手本がとっても美味しかったけれど、初挑戦の柑橘を、丸ごとゆでるのは何か心配・・・。
まずは半分くらいのダイダイを、いつもの作り方をして、柑橘の特徴を調べてみます。

さて、八朔を食べるときのように、皮を剥いて、じょうのうから果肉を取り出してみようとしましたが、このありさま。種が多く、じょうのうはかたく、果肉は極めて柔らかいです。なるほど、絞ってポン酢にするのはそのせいか。

橙ママレード

では別の方法で・・。
表面のツルツルしたところをゼスターグレーターで軽くこそげ、縦半割りに。そして芯のところをナイフでカットし、電動シトラススクイーザーで絞ります。

橙ママレード

表皮は乾かしてみました。
今度何かに使おう・・。

表皮を削いだのは、このあと皮をピールにもするので、糖分を染み込みやすくするため。

橙ママレード

絞ったダイダイ。
このあとじょうのうはむしりました(使わなかった)。皮を更に反割りにし、ゆでこぼすのを2回ほどやりました。一晩水に晒しても皮は結構苦め。でもこの苦味が特徴なので、むきになって苦味抜きはしないようにしました。

橙ママレード

市来オレンジママレードを作ったときの写真です)
4分割状態の紡錘形の皮を2方向から刻んで、平行四辺形にします。
この刻んだ部分をママレードに、平行四辺形の部分をピールにします。(こうするとピールの大きさが揃うので気に入ってます)

橙ママレード

絞った果汁は、一部をピールに、残りはママレードに。
ポン酢にするだけあって、とても酸味が強いです。
ここに、果実と同量の砂糖を・・・うう・・ちょっと勇気が・・。

橙ママレード

砂糖はともかく、黒砂糖とウィスキーは入れて、大人風味のママレードを目指してみました。

橙ママレード

でも、お砂糖が足りず、また煮詰め方も足りなかったのか、とろん、とゆるいです・・・。


まだダイダイは半分あります。
今度はまるごと茹で方式を試してみるかなあ・・・。なんか心配・・・。うまくいくかしら。

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来週は更新お休みです。ちょっとあったかいところへ。初めての土地です。
自分の作る冬野菜料理に飽き飽きしてきたところなので、結構楽しみです。

 

2/14追記

リフレッシュして旅行から帰ってきたのですが、パソコン不調のためもうしばらく更新お休みにします。

タブレットでは書きにくい~。

折角写真沢山とってきたのに。忘れてしまいそう。

コメント (4)
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