採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

大名たけ(タケノコ)

2023-07-06 | +その他食べるもの

先日の鹿児島で、初めての食材と出会いました。

タケノコの一種、大名竹(だいみょうたけ)、というもの。

大名たけのこ

(この写真は見切り品コーナーなので、鮮度がよいものはもうちょっと綺麗なのかもしれません。)


5~6月頃、鹿児島の島しょ部あたりで生産されて出回るもののようです。
今回行った6月下旬は、ほぼ終わり、という時期。

これは、寒山竹という竹のタケノコだそうです。
「薩摩の大名しか口にできない」もしくは「大名が美味しいといった」から、などとという云われで大名筍だそうです。

全くアクがないタケノコで、どのようにも調理可(レシピサイト)。
今回、外食先で、薄味の煮もの、そして生タケノコ+酢味噌で頂きました。

印象深かったのは生。
本当にアクがなく、ポリポリとした柔らかさ。そして、草?ハーブ?のようなほのかないい香り。
食べながらずっと何だろう、と考えていたのですが、類似のものを思いつきませんでした・・・。
東北の根曲竹の、本当に新鮮なものは、ヤングコーンのような甘みがあります。
今回の大名竹は、そういう甘さはあまりないのだけれど、仙人の食べもののような枯淡な香りが印象深いです。

(なお、今回調べたサイトのどこかに、大名竹は「スイートコーンのような甘さ」ともあるので、鮮度によってはもっと甘いのかもしれません。)

煮物にしてしまうと、あっさりして美味しいけれど、まあ普通のタケノコになってしまいます。
一度は生で食べてみるのをおすすめしたいタケノコです。

もし大名竹、食べたことがある方がいらっしゃったら、どんな印象だったか教えて下さい。
超新鮮だと、やっぱ甘いのかな???

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高山で行った店、買ってきたもの

2021-04-19 | +その他食べるもの

4月5~7日と、奥飛騨、高山方面に行ってきました。
高山半日フリーデイで行ったお店や、買ってきたものをご紹介します。

高山では、駅の西側(観光地でない側)の街はずれの和菓子屋さんを折り返し地点として、グーグルマップに頼りつつ街歩きし、また駅まで戻り、駅の東側の旧市街をぶらぶらして帰ってきました。
(タブレットの電池の都合上、地図が必要な場所に最初に行っておいた方がいいと思って)


高山の店

和菓子屋さんに行く途上でみつけたスーパーマーケット。ボス・フーズマーケット。
何故か九州の品物が多くみられました。

高山の店
高山の店

たとえばこれらドリンクは、JAフーヅ大分のもの。
「すりすりなし」という名前が可愛くて、しばし佇んで見つめてしまいました。(買わなかった)

高山の店

ケーキ屋さんの「Chez GOU シェ・ゴウ」。小さなお店ですが、上質な感じのケーキでした。
一個買って散歩の合間に、とも思いましたが、持ち歩いている間に温度が上がってしまいそう。
やっぱりケーキはひんやりしていた方が美味しいと思うので、生ケーキはあきらめて、焼き菓子を少しだけ買いました。


高山の店

今回街歩きの折り返し地点に設定した和菓子屋さん「ひよこ庵」。
以前栃木県真岡市で買ったあざらし型の練り切りが予想以上に美味しくて、それ以来和菓子に興味があるので、往路のバス車中でグーグルマップで検索してレビューなど見て、行ってみることにしました。

とってもお話好きの若い店長さん(職人さん)が、いろいろこだわりを説明して下さいました。
最初イタリアンをちょっと修行して、その後ずっと和菓子畑だそう。
洋の要素のあるオリジナル和菓子を作っているようです。
店内に喫茶コーナーがあり、そこで抹茶葛ゼリーを頂きました。隠し味が酒粕だったかな、抹茶が濃くて美味しかった☆

ほかにもいろいろ買っちゃった。

高山の店
高山の店
高山の店

よもぎ餅、桜風味練り切り、黒船(レーズン、クルミ等入り羊羹)、チョコ大福、燻製パイ(中はつぶ餡+干しイチジク)、桜風味寒天(オマケして頂きました)、いちご大福。
桜寒天、いちご大福、桜練り切り半分は、散歩の途中で座って食べ、他のものは夕食後、他のメンバー(男性3名)とお酒のあてにしました(チョコ大福が好評)。
いちご大福の皮は、卵白入り?のふわっふわのお餅。独自の食感です。(卵白が入るので、お米の風味はやや薄れます)
練り切りは、しにょっとやや粘り気のあるタイプ。もう少し甘さ少な目が好みですが、とても美味しかったです。
紙袋の中、左上の草餅が、よもぎ風味満点で一番好みでした。


高山の店
高山の店

パン屋さん「のぼりや」。
どれも美味しそうだけれど、食パンなどは持ち歩くとカバンの中でつぶれてしまうので、厳選してバゲット、カンパーニュなどを購入。
高山市街の南側に、おそらく有名なパン屋さん「トランブルー」があるのですが、興味はあったのですがこの日は定休日でした。

高山の店

ピンぼけ写真すみません。
パン屋「のぼりや」の向かいにある「飛騨コレクション くらしの制作所」。(ネットショップはこちら
素敵な雑貨、家具などがおいてありました。


ここで見かけた張り子の作品に一目ぼれ。

高山の店

(部分のみこっそりご紹介)
神岡在住の平野明さんという張り子作家さんの作品。
釣りが好きで神岡に移住して来られたのだそうです。
鯛、鯉、カツオ、金魚、ナマズ、などの魚モチーフのほか、ばびゅーんと飛んでるわんこやにゃんこ、スズメなども。
ぷっくりした形状やあでやかな和風の色合い、なんか素敵~。

全国各地で展示即売会のようなものをされているようですが、常設販売はこのお店だけのようです。


さてさて、高山とか奥飛騨産にこだわらず、目についたものはシパシパ買ってきました。
(地元スーパーじゃないところでの買い物は久しぶり!)
旅先で食べ終わってしまったものもあるので、実際に買ったものはもっと多いです。

高山の店

・いも天(昼ご飯に買ったあまり)
・ねじりかりんとう
・ミレービスケット塩なし (塩なしは珍しいので)
・ポム・ミエル ブリークショコラ(SAで購入。りんご&蜂蜜風味ガトーショコラ。やや過剰な印象・・)
・クッキー的なもの(「のぼりや」にて。焼きが深くてとても香ばしい)
・とちの実かりんとう(前もどこかで買ったことあり。薄味で好み)
・胡麻ラングドシャ(おみやげ品の規格外大袋入り。まあまあ)
・黒ごまこくせん(福井?でけんけら、というお菓子と同じかも。)
・国産いかり豆(国産というのは珍しいです。ダンナサマの好物)
・フィナンシェ2つ(シェ・ゴウにて)
・モナカの皮入りクッキー(新宿駅ナカにて。いまいち・・)
・集合写真に入れそびれましたが、玄米粉バウム「あるぷす」

冷蔵品。

高山の店
高山の店

・富山の昆布かまぼこ(奥飛騨に行くとだいたい買ってます)
・富山の黒作り(奥飛騨に行くとだいたい買ってます)
飛騨の大あげ
・こもとうふ(奥飛騨に行くとだいたい買ってます)
・秋川牧園ヨーグルト(山口県産。ヨーグルト、取り寄せるほどではないですが、機会があれば違う銘柄を試しています。美味しかった)
・カップ入りヨーグルト
・納豆2種(納豆も、取り寄せるようなものではないですが、別の土地のものって興味あります。味の違いは・・・わずかに・・・)
・本わさび(2本で600円弱だったかな。巨大で立派なのもあって、安いけど(千円ちょい)でも2本入りは多いので小さい方にしました)
・雲仙ハム(岐阜産明宝ハムと迷って、「肉々しい味。リピーター多数」というポップに惹かれてこちらを。食べてみると甘くて脂肪が多く、シュウマイのような味。自分的にはハズレ・・・・)
・豚の角煮(高山市内の飛騨牛専門店にて購入。飛騨牛燻製などもありましたが、2泊した旅館でしゃぶしゃぶや陶板焼きなどたっぷり頂いたので豚肉系に。たまり醤油なのかな、うちで作るのとは全く違う味で、色ほどは塩辛くなく、買ってみてよかった。)
・富山産げんげの干物(ダンナサマの知人から頂いたもの。まだ食べてません。軽くあぶればいいのかしら・・)


まだありますよ。

高山の店

・山ゴボウ味噌漬け(ランチに行った道の駅にて。食堂は閉まってたのですが買い物を少々。ダンナサマが好きなので)
・山椒粉(奥飛騨の名産)
・飛騨紅茶(往路の道中、平湯バスターミナルで買って、旅館で何回か飲みました。)
・黄金柑(復路、休憩で停まったSAにて)


久々に買ったなー。よく持って帰ってきました。
生鮮品、そしてお菓子は、ほぼ消費してしまいました。どう考えてもお菓子は食べすぎ。ちょっと反省。

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今年の花粉対策

2021-03-23 | +その他食べるもの

今年は2月に急にあたたかくなって、花粉もばんばか飛び始めました。

今年の花粉対策はこんな感じ。

花粉対策

・フェキソフェナジン
アレグラのジェネリック。
最寄の診療所で出してもらえて、まあまあ効くので基本的にはこれを飲んでいます。朝夕各一錠。
その下にあるのは、昨年ダンナサマが別のクリニックでもらったテザレックス。
これは一日一錠でいいらしいのですが、(昨年私もしばらく飲んでみたのですが)効き目が弱いような??
以前、タリオンというものも飲んだことがあり、これはよく効いた記憶があるのですが、最寄りの診療所にはない薬なので、最近はご無沙汰です。

・べにふうき茶(粉末)
朝おきてまずは一杯これを飲んでいます。
なんとなくすっきりするような気がします。
こちら、「スリムレッドミスも酸っぱくて好きなのですが、ダンナサマはここまで酸っぱいとイヤみたい・・・)

・アレルケア
今年初めて買ってみた乳酸菌。
乳酸菌ごときがアレルギーに効くとも思えませんが、あまりに目がかゆかゆだった日、「だあ~、誰か何とかしてくれ~」とやけっぱちになって、ついネットでぽちってしまったもの。
レビューでも褒めている人は少なく、全く期待していなかったのですが、二人で飲んでみた翌日、
「あれ?今日ちょっと楽? 飛んでる量が少ないのかな?」
という感じ。
その後何日か経過してもやはり
「今日も飛散少な目なのかな?」という印象。
もしかして、少しは効いてるのかな?
来年も試してみようかしらん・・・。
(レビューに「おなかがゆるくなる」と書いている人がいましたが、ダンナサマも私も、問題ないようでした。)



腸活(菌活)といえば。
もともとお通じがよくないので、プルゼニド(下剤)に加え、乳酸菌もだいぶ前から試しています。

花粉対策

ビオフェルミンは、ほとんど効果ないかなー。
飲んでも特にいい感じはありませんでした。
でもまあ、ちょっとはいいことあるかも、と続けています。

ビオフェルミンがあまりに効果がないので、ドラッグストアでふと買ってみたのが、パンラクミンプラス。
特に期待していませんでしたが、こっちは、ちょっといいかも。
腸内環境がよくなったような気がします。
(プルゼニドを減らすことができました)

ビオフェルミン、パンラクミンプラスに加えて、さらにもうひとつアレルケア。
だいぶ胃酸で死んでるとしてもいくらかは腸まで届いてるはずで、腸内で、どんなたたかいが繰り広げられていることか・・・。

 

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ピスタチオペースト

2019-03-14 | +その他食べるもの

ナポリに行った際、食材店で、面白そうなものをみつけました。
confettura al pistacchino (ピスタチオ入りジャム、かな)。 

ピスタチオ入りジャム

面白そうなので買ってみました。
安かったし。

 

ピスタチオ入りジャム

原材料も見てから買いましたよ、もちろん。
林檎果肉、砂糖、そしてピスタチオが25%。

つまり、75%はりんごジャムという訳です。
りんごジャム+ナッツペースト?
一体どうして・・?どうなるんだろう??? 想像がつきません。

最悪りんごジャムと思えば、食べられないほどのものではないはず。

 

ピスタチオ入りジャム

中はこんな感じ。コッテリ濃いめのペースト状。

 

ピスタチオ入りジャム

おススメの食べ方は書いてありませんでしたが、ジャムコーナーにあったので、クラッカーにつけてみます。

んーーーんんんんんんん。
ビミョー。

甘酸っぱくて、こゆい味。

ピーナツバターや練りごまのようなナッツペースト系の味ではなく、かといって、りんごジャムとも違います。
せっかくの25%ものピスタチオの味は、よく分かりません・・・。
りんごじゃなくて、ナッツ系のものと混ぜてほしかった・・・。

もし朝食ブッフェにこれがあったら、最初の日は食べてみるけれど、後は選ばないかな、という味。

アメリカには、ピーナツバターとフルーツのジャムを挟んだピーナツバター&ジェリーサンドイッチというものがあるようです。
私はどちらもそれぞれ好きですが、一緒には食べないです。
ナッツのこってりと、フルーツの甘酸っぱさは、分けて食べたいほう。

今回のこれは、あらかじめピーナツバターとジェリーが練り混ぜてある味なのかもしれません。

チーズに添えてもいいですよ、とメーカーサイトにありましたが、チーズはチーズで食べたいかな・・・。

すごくマズイとか、許せない、というほどではないので、きっちり完食するつもりですが、
「混ぜないでおいてほしかった・・・」
と毎回食べながら思うことでしょう・・・・。

 


調べてみると、このGustoというメーカー(ブランド?)は、ピスタチオ製品をいろいろ作っているところのようです。
ピスタチオスプレッド(ナッツペースト系。こっちならよさそう!)や、ピスタチオ入りパスタソース(ペストソース系)などの瓶詰系、ピスタチオ練り込みの乾燥ショートパスタ、ピスタチオナッツのホールやパウダーなどなど。
見てみると、どれも味のイメージが湧き、美味しそう。

今回は一番ビミョーなものを買ってしまったようでした。
(いいの、未知のものをつい買ってしまうのは、魔女にかけられた呪いなの)

次は是非、これ以外のものを。

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ベルガモットママレード

2019-03-04 | +その他食べるもの

ナポリ旅行のとき、駅のスーパーで、ベルガモットママレードというものを買ってみました。

ベルガモットというのは柑橘類の一種。
小さ目のグレープフルーツくらいの大きさの、黄色い柑橘です。
紅茶のアールグレイの香りづけは、ベルガモット精油なのだそうです。
(子供の頃は、まさかあんな香りの柑橘類があるはずないと思っていました。あと、今でもよくわからないのが、お酒のベルモット。これはベルガモットとは無関係よね?)

 

ベルガモットママレード

こちらがベルガモットママレード。
黄色いです。
ラベルのもよもよとした形は、原産地のカラブリア州(長靴のつま先)の形でしょうか。

 

ベルガモットママレード

カラブリア物産商店(?)のラベルがありました。
ここに書いてあるホームページはこちらです。

ピクルスやソース類、ジャムなど瓶詰類がものすごく沢山!
わくわくです。

 

ベルガモットママレード

さてこちらのベルガモットママレード。
原材料は、polpa di bergamottoベルガモット果肉?(70.5%)、Zucchero砂糖(28.2%)、scorza di bergamottoベルガモット果皮(0.7%)。
となっています。
polpa は多分果肉じゃないかと思うのだけど・・・。

もともとはベルガモットは、果皮から精油をとるためだけに使われていて、果肉の利用はあまり盛んではなかったとか。
とても酸っぱいもののようです。

 

ベルガモットママレード

半透明でゆるめの質感。
果肉、およびじょうのうが大半で、こんな感じになっているのかな。

 

ベルガモットママレード

パンに載せて食べてみました。
酸味がしっかり効いていて、美味しいです。
えもいわれぬ(でもまぎれもなくレモンやオレンジとは違う)香り。
これがベルガモットの香りかあ。甘さと酸味がありお茶風味はないのるのでアールグレイをあまり想起しないですが、よく考えると同じ香りです。

「あっ!」
ごく小さな固形物を齧ったとき、香水のような強い香りが、衝撃的に口中に広がる!!!
これが果皮部分か!!

こんなに強い香りなんてびっくり。
沢山使うと、ジャムとして成り立たなくなるくらい強い香りなのかもしれません。
でも、0.7%じゃなくて、1.5%くらい使ってもいいんじゃないかなあ。
あのスパークする香りのかけらを探して何回も食べていますが、滅多に出会えないのです・・。


パンに添えてもいいですが、紅茶にこのママレードを溶かすと、これこそアールグレイレモン(←酸味)ティの風味☆
 


カラブリアは、あまり産業がなくて比較的貧しい土地のようです。
ベルガモット生産も、収入が不安定だったりして経営が厳しいものだったようですが、近年、組合的なものが結成され、銀行とも渡り合い、持続可能な生産が出来るように変わりつつあるのだとか。
カラブリア産ベルガモットオイルは、格別に高価ですが、買ってみたい気もします。


ベルガモットについて調べていたら、高知県でもベルガモットを作ってブランド化しようとしているとか(土佐ベルガモット)。
こちらも関連商品はえらく高価ですが、機会があったら買ってみたいです。
愛媛や高知の産直に行ったら、うっかりお安くベルガモットが売っていたりしないかなあ・・・・。



■参考情報
カラブリアのベルガモット精油生産について
  アロマオイルショップ「生活の木」のサイトで、ベルガモット農園や精製工場の一部、有名な香水などについてよく分かります

カラブリアのベルガモット精油工場見学(アロマセラピスト先生のブログ) 資料館併設の工場  もう1件の工場

柑橘類と文明: マフィアを生んだシチリアレモンから、ノーベル賞をとった壊血病薬まで
レモンの歴史


土佐ベルガモットの紹介関連商品販売サイト
けっこうお高いです・・・。

土佐ベルガモットについて(やまけんさんブログ)

熊本県鹿北町のお茶、やまが復刻紅茶のアールグレイ
 開発当初は土佐ベルガモットで香りづけされていたようでした。
 今は、地中海産ベルガモットオイルが使われているようです。

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干納豆

2018-07-04 | +その他食べるもの

先日、母と一緒に那須に行く途中で真壁(茨城県)の農産物直売所に寄りました。
そこで母の目にとまったのがこちら。 

生干納豆

干納豆。
よく乾いた順に、本干納豆、干納豆、生干納豆とあります。
迷った末、一番柔らかいタイプの「生干納豆」を買ってみました。

この産直には那須に行く途上で、たいてい寄ります。
十年以上前、珍しいものがある、と買ったような気がするんだけれど、どんな味だったかよく思い出せません。
確か買ったのは一度だけ。
ということは・・・?

お店の人に、固さごとに味がどう違うのかきいても埒があきません。
どうやって食べるのかを聞いたところ
「一番固い本干し納豆に醤油をかけて食べます」
とのこと。


 

生干納豆

本干納豆は、よく乾いて表面に白く粉が吹いたようになっていますが、生干納豆はこんな感じ。
納豆のパックのフタにうっかりくっついて乾いてしまったような納豆粒みたいな色合いです。

袋をあけると、むわん、と濃厚な納豆の匂い。(納豆が嫌いな人は無理かも。私は気にならないけれど)
久しぶりに、「どんな味だったっけ?」とつまんでみると・・・・。

ああ。思い出した。

ものすごく塩辛いのでした。
あーん。
4粒以上は無理、という塩辛さ。そうだった。
十数年前に一度買っただけ、ということは、そのときにもう二度と買わない、と思ったんじゃないかなあ・・。

 

生干納豆

原材料は、納豆、食塩、青のり、一味唐辛子、小麦粉、調味料。

塩辛さもあるし、後味がなんかずっと辛いのは、トウガラシのせいもあるかも。

「お酒のつまみだと思えば悪くはない」とダンナサマは言っていましたが、普通の納豆でもタレなしでも十分な私には、塩辛すぎでした。

ひとがどんなゲテモノを食べていても、それが食べ物ならば特に偏見は持たないつもりの私ですが、この塩辛い干し納豆に醤油をかけて食べるというのは、「うぎゃー、まじー」と思ってしまいました。
(「セミの唐揚げっておいしいよ」というセリフより、信じがたい・・)
 



そのまま食べるのは塩辛すぎるので、炊いた玄米ご飯に混ぜて、ラップして一晩。
翌日には、湿気を吸って柔らかい納豆に戻っており、塩分もごはんの方に浸透してややマイルドになって、食べやすくなっていました。

参考サイトを読むと、干すことで栄養が2倍近くになっているとか。
でも、だったら、ふつうの納豆を2倍食べるな・・。

サラダにトッピングしたり、チャーハンに入れたりする使い方もあるようです。
ふむ、フェタチーズやベーコンだと思えば、塩辛さもこんなものか? 調味料的に使えばいいのか・・。


でも、やっぱ、もう買わない。


(うす塩で、揚げてあるタイプのカリカリしたドライ納豆は大好きなんだけど。)


■参考情報
干し納豆について

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べっこう

2017-12-20 | +その他食べるもの

富山の方から、以前から気になっていた郷土料理を頂きました。
(Sさん、ありがとうございました!)

その名も「べっこう」。
かんざしなどに使われる「鼈甲」からきた名前です。
(地域によっては、べっこ、ゆべし、ゆうべし、ゆべす、べろべろ、エビス、いべす、などと呼ばれることもあるようです)

べっこう

じゃん!

詳しいことは分かりませんが、色の濃淡で2バージョンあるようです。

べっこう

こちらは白い方。

べっこう

こっちは黒い方。
どちらも卵を溶いて煮たかき玉汁のようなものが、寒天で固めてあり、まさに鼈甲細工のようです。




どんな味なんだろうなあ、とずっと思っていました。
(母が再現して作ってみたり、富山のスーパーで見かけたりはしたのですが、現地のものを味わったことはなかったのです)


まずは薄い方から。

寒天はけっこう固めで、ぷりん、としています。
味は・・・・・甘いんだ!
かき玉のお吸い物を固めた味だろうな、とずっと思っていたので、甘くてびっくりでした。
卵の味と甘さがあいまって、そう、伊達巻卵のような印象です。
伊達巻卵のような味がする、さっぱりした水羊羹、という感じ。
寒天のつるつるひんやりした食感が、後をひきます。



濃い色の方は味が違うのかしら?

おお! みたらし団子の味がする!
白いほうに、おしょうゆを加えているのでしょうか。
甘辛い味になっていて、みたらし団子のタレの味です。
みたらし味だけど、寒天のつるりん感があって、不思議な気分になります。
(寒天で固めると、別世界が開けるかも。いろいろ、固めてみると面白いかも)


どちらも、おかずにしたり、お酒のつまみにするには甘い味なので、おやつで頂くものなのかもしれません。
(甘さは、お店や地域、家庭によって違うかもしれませんが・・)
どういう経緯で発明された料理なのか、不思議・・・。
かき玉のお吸い物から来たというよりは、和菓子の錦玉羹の方と近い気がするなあ・・・。


Sさん、珍しいものをありがとうございました!
堪能させて頂きました!

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スリランカ風ベジタブルカレー弁当

2017-10-23 | +その他食べるもの

先日、東京駅を通る機会がありました。
最近は駅ナカのお店、すごいですよね。品川駅などはちょっとしたデパート並みの店舗数でした。
東京駅もそう。
ただ、お店があちこちに分散していて、デパートよりは複雑な構造で、たまにしか行かないような田舎者には、自分がどこにいるのか、このお店にまた来るにはどうしたらいいか、わからないこともあります。


東京駅でたまたま通りがかったのが、駅弁の専門店。
日本全国の駅弁が大集合しているお店でした。
ほかのお店より、かなり混雑していました。

私もせっかくなので何か・・・。
この日はダンナサマが出張なので、私一人。
ダンナサマがいるならば、魚系(深川飯とか、お寿司っぽいものとか)にするところですが・・・。

さんざん迷った結果選んだのがこちら。

スリランカ風カレー弁当

「スリランカ風ベジタブルカレー弁当」。

一体どんな風に仕上げているのか想像がつかないため、確かめてみたくて。

スリランカ風カレー弁当

中身はこちら。左から反時計回りに、
・ターメリックライス
・ポル・サンボール
・スリランカ風野菜カレー
・スリランカ風人参サラダ
・魚のカトレット
・インディアッーパムコトゥ(焼きビーフン)
・ワタラッパン(ココナツミルクと黒糖のプリン)

スリランカ風カレー弁当

どうやら各国料理のお弁当がシリーズ化しているようで、南仏(ブイヤベース)、台湾(魯肉飯)、ジャマイカ(ジャークチキン)に続く第4集がこちらのスリランカ弁当のようです。


味ですが、えーと、スリランカに行ったことはないのでわかりませんが、異国情緒は全く感じない、おだやかな味のものばかりでした。
冷たいまま食べたのがよくなかったのかな、フタをあけても何の香りもしないし、食べてみてもスパイスが香るようなものはほとんどなし。辛いものも全然ありませんでした。
異国風を期待してしまうと、物足りない印象です。(量はそこそこだけど)
(これだったら、「金沢らー油」の方がどこか別世界に連れて行かれる感じがあるなぁ。)


・ターメリックライス
量は十分。色が黄色いだけで、特にどうということはなし。

・ポル・サンボール
ココナツとサンボルフィッュ(かつおぶし)のふりかけだそうで、このお弁当の中で一番どんな味か興味がありました。
(材料は家にあるので作ればいいのだけど)
感想は、魚臭いココナツ、もしくは、甘いかつおぶし、という味。
ううむ・・・。ビミョーだ。
でもそういえば、この状態は、「でんぶ」に近いかも?(甘い魚のふりかけ。絶対に自分では買わない食べ物)
本来はトウガラシが使われる場合が多いようで、もう少しパンチの利いた味かなあ、と想像しています。
やっぱ、作ってみるかな。

・スリランカ風野菜カレー
おだやかな味で、カレーと気づかないくらい。
辛さは全然なし。

・スリランカ風人参サラダ
クミンシードが入っていました。
スパイスを感じたのは、これくらい。

・魚のカトレット
魚とジャガイモをあわせたもののコロッケ。和風お弁当に入っていても違和感がないです。
スリランカっぽさはよく分からないけれど、普通の味。

・インディアッーパムコトゥ(焼きビーフン)
とても薄味のビーフン炒め。
何だろう?と思っている間に食べ終わってしまいました。
(ココナツが少し入っていたかも)
異国っぽさは特になし。

・ワタラッパン(ココナツミルクと黒糖のプリン)
ココナツミルクと黒糖なので、はずれのない美味しさ。
これは好きだけど、ちょっぴりで残念。
自分で作ればもっといっぱい食べられるな、うむ。


ほかの人がいるところでこのお弁当を広げても、変わった香りで悪目立ちしない、控えめなお弁当だな、と思いました。でも、もう買わないかな。

ホントのスリランカ料理レストランに行ってみたいです。

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インドネシアみやげ

2017-09-11 | +その他食べるもの

8月末から9月にかけて、ダンナサマは2回もインドネシア出張に行ってました。
しかも、1回目は8/28(月)~31(木)、2回目は、9/4(月)~7(水)。
「ずっと続けていれば?旅費も節約できるのでは。」(決して週末ご飯をつくるのが面倒、という訳ではない。うむ)と言ってみたけど、どうやら金曜に日本で会議なのだとか。
あらまあ。
移動の労力だけでも大変なものです。お気の毒・・。

で、1回目の時は、おみやげを買ってきてくれました。

インドネシアみやげ

左はジョグジャカルタ名物、ジョグジャまんじゅう。前にも買ってきてくれたものです。「チョコとか、フレーバーがいろいろ増えてたんだよ」と報告してくれました。

右は初めてのもの。バナナせんべい(Sale Pisan)。

インドネシアみやげ

ジョグジャまんじゅうは、小さ目の月餅のようなおまんじゅう。外側が小麦粉の皮で、中は緑豆のほろほろしたあんこなのです。
「飲み物が欲しくはなるけれど、素朴な味がいいのよねえ」とぱくついたところ、皮が以前よりリッチになっていることに気づきました。油脂を増やしたのかな?
そして餡を食べてみると、うっすら塩味がして、歯にねっとりくっつくような・・。
「あれ?ずいぶん味が変わったんだなあ」と箱を見直したところ・・・

インドネシアみやげ

あらま! チーズ味!

「ねえねえ、チーズ味って分かって買った?」とちらっとダンナサマをみると、きょろりーん、とよそ見してます。
どうやら、沢山フレーバーがあるなあ、とは気づきつつも、適当にひと箱つかんで買ってきた模様。黄色くて美味しそうに見えたのかも。

(私は、チーズなしの素朴でぽくぽくしてる(歯にくっつかない)方が好きかなあ。)

インドネシアみやげ

バナナせんべいは、とても薄べったく、比較的しなやかなものです。
薄切りにして干したバナナを、天ぷらにしてあるような感じです。
よくあるバナナチップはパリパリしていますが(結構好き。食べ始めると止まりません)、これはシンナリしなやか。

天ぷらぽく揚げてあるのでカロリーはかなり気になりますが、これはこれで美味しいです。バナナの味もしっかりします。



ジョグジャまんじゅうは、小分けして冷凍して、朝ごはんなどで食べ進んでいます。
3分ほどトースターで焼くと、皮がサクサクになって美味しいです。
2009年の写真を見返すと、皮のリッチさ(油脂含有量)が全然違うのが分かります。
(チーズまんじゅうだから油が多めなのか、それとも全面的に皮のレシピが変わったのかは不明)

バナナせんべいは、なんか湿気た天ぷらみたいで不思議な食感だわー、と思いながら時々つまんで、いつの間にか残り1枚になってしまいました。
たった今思いついたのだけど、こっちも少しトースターで焼いてみよう!
パキっとして、せんべいっぽくなるかも。



ダンナサマへ:
ひさびさのインドネシアみやげ、ごちそうさまでした。ジョグジャまんじゅうは、次はチーズでないのを是非よろしく☆

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ウィーン2017:ロシア食材店で買ったもの

2017-05-29 | +その他食べるもの

ウィーンで、ロシア食材店に行ってみました。
前回(2014年)に見つけて、その時は時間がなくて詳しくは見られなかったところです。

キャビアがあったら、高くっても買っちゃおうかしら? 

ウィーンのロシア食材店

こちらがロシア食材店。
ホテルの真向かいの通りMarzstrasseを登って行ったところにあります。

店員さんが、目の覚めるような美人!
イスラム教の頭巾をかぶっていましたが、眉毛やまつ毛の色も薄くて西洋人ぽい顔立ちでした。写真を撮らせてと、ダメもとでお願いしてみればよかったか・・。

ウィーンで買ったロシア食材

各種袋入りお菓子をバラして、量り売りになっていました。安い方と高い方の2種あり、高い方からいくつか買ってみました。
(左上の白鳥模様のは、マシュマロのチョココーティング、あとはヘーゼルナッツチョコペースト入りチョコ、みたいなチョコ菓子系でした)

包み紙のデザインが独特ですよね。
ヘーゼルナッツ模様やリス模様、真っ赤なケシが印象的です。(ナッツフレーバーをあらわしているのかな。ケシは中身とは無関係だと思うけど)

ウィーンで買ったロシア食材

CHMELI-SUNELIというスパイスミックスを買ってみました。
調べてみると、Khmeli suneliフメリ・スネリ)ともいうようで、ジョージア(グルジア)共和国などのコーカサス地域でよく使われるもののようです。

ウィーンで買ったロシア食材

原材料は、
コリアンダー、フェネグリーク、クミン、ディル、パセリ、バジル、ペパーミント、マージョラム、ローレルの葉、トウガラシ
です。
どんな味か想像つきます? 私はつきませんでした。

袋をあけて匂いを嗅いでみると、「あ、カレーじゃん!(なーんだ)」。
匂いはほぼカレー。色も黄色くてカレーっぽいです。
レシピ例画像を真似して、トマト入りスープに溶かしてみました(ハーブが入っているので最後の方に投入)。するとなんだか、コーカサスの味!(行ったことないけど)
カレーっぽい味(弱め)とハーブ風味(強め)が混ざって、複雑未体験の味わいです。(スープには点々とハーブのかけらが浮きます)
美味しい☆ 買ってよかったです。

ウィーンで買ったロシア食材

右のクラッカーは、まだ味見していません。
(どのみちスーツケースぱんぱんに買い物することになるので、かさばって軽い(そして安い)ものを買って、「わー、カバンいっぱいに買ったね~、もう十分だよね~」と自分で自分を納得させるのが重要)

左は、クルミの形のキャラメル入りクッキー。
(パッケージの、顔の形にも見える煙突つきのものは、あちらのかまどかしら?)

ウィーンで買ったロシア食材

クルミの形なので具にもクルミが入っていると思い込んでいましたが、キャラメルだけでした・・・。


冷凍ベリーが売っていて、ロシア方面の方はこういうのが好きなんだなーと思いました。
幸いなことにキャビアはみあたりませんでした。

今回のヒットは、「フメリ・スネリ」スパイスミックス。
コーカサスに言った気分が味わえます。
日本でも買えるようです)



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