採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

ブルーベリー摘み2007

2007-06-29 | +ベリー類(ブルーベリー、ラズベリー、ブラックベリー、桑、ぐみ、ユスラウメ)

私の住んでいるところの隣の市は自称「ブルーベリーシティ」なのです。摘み取り農園があちこちにあり、6月下旬から8月ごろまで、色々な品種のブルーベリーを楽しむことができます。値段も自分で摘むと結構安いのです。

6月下旬、はしりの頃のブルーベリーは、品種のせいかどうか、皮が柔らかく種もざらざらせず、そしてとっても大粒でおいしい気がします。
6/23(土)、今年も摘みに行ってきました。

これがブルーベリー園。広いです。無農薬だそうです。

こんな感じに実がついていて・・・

熟したのを選んで摘み取ります。初なりというのかしら、はしりのは特に大粒!
葉っぱの下にも沢山実があって、
ぐいと手をさしのべて摘みます。
熟したブルーベリーは触れるとぽろりと取れてしまいます。ぎゅっとひっぱらないといけないようなものは未熟。裏返すと黒く熟していず、まだ赤かったりします。

湿らせたキッチンペーパーの上で転がしてホコリをとります。無農薬だしざばざば洗わない方が品質保持上いい気がします。
冷凍する場合はジップロックにキッチンペーパー、オーブンペーパーを2重にします(ブルーベリーに接する側がオーブンペーパー)。こうすると市販の冷凍ブルーべりーとは全然違って霜がつかないのですよ。

生のものを使ってクレープにしてみました(6/26朝ごはん)。
桑ジャムを塗って、生のブルーベリーを並べます。ここにカスタードや生クリーム、クリームチーズなどがあればもっとよかったのだけれど(でもこの時はなし)。

くるりんと巻きます。粉砂糖をふってもよいですね。

でもおしゃれも忘れてぱくぱく食べてしまいました。
ジャムだけだとさびしいですがさっぱりとしたフレッシュ感が加わって、とてもおいしいです。水が出ると思うので作りおきはしないほうがいいかも。

 また摘みに行きたいなー。収穫は楽しいので時間を忘れて熱中してしまいます。


(都合により2週間ほど更新お休みします。楽しい記事でまた再開しますのでよかったらまたお越しくださいませ)

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2007ウィーン:ナッシュマルクト散歩とランチ

2007-06-29 | +海外
4/19、朝一番でマリア・ヒルファー通りの地下にあるMercurという大きなスーパーに行きました。ここは地下鉄駅に直結しています。規模は大きく、品揃えは庶民的な感じ。何やらしこたま買い込んで、ひとまず宿に戻り、買った物を冷蔵庫にしまいました。
その後はナッシュマルクトをぶらぶら。観光客向けだわ、なんて昨年書きましたが、やっぱり楽しいのでした。 それにユリウス・マインル(高級スーパー)よりは安いですし。

●生ハム(サン・ダニエーレ)
この日の夜はホテル・ピクニックなのでおかずを買います。これはダンナサマの希望。

●アスパラ専門店
ホワイトアスパラだけ売っているお店でした。
6本購入。

各種のフルーツビネガーみたいです。前も写真だけとってきたのでした。種類とか、詳しくみてみればよかったかしら。
写真は少ないもののかなり長時間ぶらぶらしていたので、ちょっと休憩。お昼ごはん前だけど、いいですよね。

生きた鯉が売っていました。1キロ10ユーロ。
ちょっと生臭い匂いがしました。

中欧ではクリスマスなどのごちそうとして鯉を食べるそうです。
鯉の生け簀は年末の風物詩だそうです。学生バイトも多く(寒い野外での立ち仕事ですものね)、鯉のおなかに水をたっぷり入れるようにしてはかりに乗せる技を磨くとか。

そしてお昼ごはんは
一度行ってみたかったNord See(北海?)というシーフード料理チェーン店に。
なぜウィーンでシーフード。我ながら思いますが・・・。まあ一度くらい・・・。

実はダンナサマがこちらのパエリヤにほだされたのでした。
お米が恋しかったのかな?

そして大エビのマヨサラダ(輪郭が薄茶なのは白身魚のスモーク)、イカタコ小エビのドレッシングあえ。
そう。私はこの大エビが食べたくて。
ダンナサマがそれほどエビが好きでないので、我が家では滅多にエビ料理出てこないのです。たまには食べたいわ。

おいしかったです。
(結構高くつきましたけれど)

 

●2007ウィーン旅程へ

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2007ウィーン:初ケーキだったのに・・・

2007-06-28 | +海外

 
黄色いチューリップ

宿とナッシュマルクトの間にとても綺麗なチューリップの花壇が。そしてその傍らにはなんだかよさげなカフェ。
一度くらい行ってみるかな~、とダンナサマと話していたのでした。
帰国前日(4/20)、シェーンブルン宮殿庭園観光とお昼ごはんが終わって宿に帰る途中、最後のチャンスだからと立ち寄ってみました。


こんな感じの交差点の一角がカフェなのです。

CAFE SPERL
どういう意味かな?
太陽のあたり具合が丁度よくて、外でコーヒーにしました。

たっぷりのパスタを食べたせいでそれほどお腹も減っていないしとても迷ったのだけれど今回まだ一度も食べていないことだしケーキも頼むことに。一応全種類確認し、オーソドックスにザッハートルテを。

こちらがケーキ。
でも。


はずれ(涙)。
パサっとしてアイシングはジャリっとして。
思った味と違った~。

今写真をみて気づきましたが生クリームを添えて、と頼めばよかったのでした。
なんて間抜け!

 

●2007ウィーン旅程へ

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5/17~19お客さんと4食

2007-06-27 | +お客さんの日
(以前にアップしていたのですが、写真付け足しました)

以前比較的近くに住んでいたイ○○氏(一昨年ウィーンで一緒にケーキを食べた彼)が、4年ぶり位にまた近くに戻ってくることになりそう。
で、何やかやの雑用の為に我が家にお泊まり。最初1泊かと思っていて油断していたら、翌日も泊まるということに(ダンナサマ、ちゃんとリサーチしておいてよねー。むー)。

一応お客さんなので(実はもう慣れ親しんだ相手なので残り物とかも出すけど)、それなりのごはんを用意してみました。といっても、全て当日に準備。
(以前のお客さんとは力の入れようが違うって?いやまあ、即興の練習ということで)

メニューはこんな感じ

■5/17夜
・オリーブ、ゆで空豆

・オーストリア生ハム
(ベランダのルッコラ、パルミジャーノ、オリーブオイルを添えて)

・若布スープ

・パン(那須のパン屋さんのカンパーニュ)

・トマトサラダ
(トマト、新タマネギ、トマトピクルス、小夏)

・トウモロコシサラダ
(トウモロコシ缶詰、新タマネギ、トマトピクルス、マヨネーズ)

・ひたし豆

・パテ
(以前作ったパテを冷凍してあったもの。ビーツピクルス、aiwhasさん作葡萄葉ピクルス、茗荷ピクルスを添えて)

・ポメマルさんから頂いたリゾーニ
(ウニクリーム味、アンチョビ味牡蠣オイル漬乗せの2種)

・飲み物はワイン
(写真忘れました。多分大したワインではなかったのね)


■5/18朝

・青豆入り玄米がゆ
・へしこ

・楽子さんから頂いた沖縄麩で、麩チャンプルー
・michiさん作メロン奈良漬け
・ごぼう味噌漬け
・台湾の豆腐よう
・自作のわさび漬け

・トマトサラダ(昨日の残り)
・デザートに小夏

・台湾の烏龍茶


■5/18夜

・トマトサラダ
(トマト、新タマネギ、トウモロコシ缶詰、トマトピクルス、小夏、柚子胡椒)
南米風を目指したので香菜を入れたかったのだけど在庫なし。

・パルミット(缶詰)のマヨネーズソース添え
(マヨネーズ、レモン汁、粒マスタード、aiwhasさんから頂いたぶどうのサワードリンク)

・焼き肉
(那須牛の薄切り。連休に那須に行ったとき父に買ってもらった上等なお肉)

・焼き野菜(ズッキーニ、アボガド、エリンギ)

・ひたし豆(残り物)

食後に
・チョコレート

・飲み物はうちの在庫、およびイ氏ご提供の日本酒(七本槍)。
(とってもおいしい日本酒だったのに写真なし。みんな酔っぱらっていたからだわ)


■5/19朝

・パン・リュスティック(買ったもの)のサンドイッチ
(具として)
 ・パテ
 ・ビーツピクルス
 ・ベランダのルッコラ(少し)
 ・マスタード、マヨネーズ

・チリ・コン・カン(金時豆のトマト煮込み)

・コーヒー
(写真なし)



今回買ったのは、トマト、新タマネギ、アボガド、エリンギ、パン・リュスティック。
他は在庫があったのでした。・・・我が家の冷蔵庫って、すごいかも。

アボガドは本当はサラダに入れようと思って買ったのだけれど、色が黒い割にかちかち。窮余の策で焼いてみることにしたのでした。
しこっとするくらい固いアボガドが、鉄板焼きするとやわらかくナッティな風味になってびっくり!ピスタチオに似ているようです。これはイ氏にも大変好評でした(料理じゃないけどね・・・)。


パテは以前作って冷凍しておいたもの。冷凍するとどうなるか実験してみたかったのです。意外と大丈夫なものでした。
焼いた後重石をしてぎゅっと圧縮したのだけれど、冷凍・解凍すると全体にふわっとした食感になります。具として詰めたいちじくや金柑、鶏レバーはどうなるか心配だったけれど、さほど違和感がなかった気がします。
また作らなきゃ!


麩ちゃんぷるは、楽子さんから頂いた圧縮車麩で初めて作って、大変気に入りました。だし巻き卵くらいの味付けの薄めた卵液に、水で戻してぎゅっと水をしぼった麩を漬けて、卵を吸わせ、フライパンで軽く焦げ目をつけるようにしてふたをしてしっかり焼く、というもの。
二人で1個の卵でもとってもふんわりして満足感があります。半熟のオムレツとはまた違う、ふわっふわの食感。生焼けの卵があまり好きではないので、この調理法はとても好みです。
何度も続けて作ったので我が家の在庫の車麩もなくなってしまいました。新潟の車輪型の車麩の場合、戻した後そぎ切りにするとよいようです。


今回はリゾーニも大成功。
おなかがいっぱいだったみたいだけれど無理矢理出したら、きれいになくなっていました。
ウニクリームソースは、板ウニというのかしら、とても塩気の強いウニを一晩牛乳または生クリームに漬けておいて、翌日ウニだけ取り出し、新しい生クリームの中で潰してソースにするというもの。お好みでおろしニンニクをバターで加熱したものを加えてもいいかも。

アンチョビソースも大変簡単。
大きめの鉢におろしニンニク、アンチョビ、オリーブオイルを入れて様子を見ながら電子レンジにかけ、ちょっとくつくつ言い始めたらアンチョビをフォークなどでほぐします。ここにゆでたリゾーニを入れて混ぜ、仕上げに作り置きのあった牡蠣オイル漬けをトッピング。

ウニもアンチョビもどちらも塩気の強い材料なので、塩はいらないと思いますが胡椒を適宜。リゾーニがつるりん・しこっとしてとてもおいしいのです。勿論スパゲッティなどでも。
でも私は麺状パスタより好きかも。スプーンで食べられるからかな?


イ○○さま、まだまだ食料在庫ありますので、また来て消費手伝ってね。
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はたと思い立って、ファルシ

2007-06-26 | +ふたりの日
日曜夕方、やらなくてはいけないことは沢山あるけれど全部後回しにして、久しぶりにお料理らしいことをしました。
冷蔵庫にあったのは、マッシュルーム沢山、トマト、ズッキーニ、タマネギ(これは冷蔵庫じゃないけど)。

何を作る?

久しぶりにファルシ(詰めもの)なんてどうかな?
何故か思いつきました。ポメマルさんがズッキーニをくりぬいて種を詰めて煮たものやトマトファルシを作ってらしたからかな?
以前作ったのは数年前になるでしょうか。台湾から知人が来て、そのおもてなしのために作ったのでした。
その時は他にも何品か作ったりしてすごくがんばったので、作るのが大変、というイメージがあったのかな。それ以来作っておりませんでした。

今はフードプロセッサもあるし、お客さんじゃない日に久しぶりに練習してみよう。

■■野菜のファルシ(ベジタリアン風)
■材料
ズッキーニ 1本  
トマト 2個    
新タマネギ 1個
マッシュルーム  沢山

ニンニク  ひとかけ
玄米ごはん 1膳分 解凍しておく
黒オリーブ  10粒くらい
アンチョビ 4切れくらい
トマトペースト 適量
エルブ・ド・プロバンス 適量
オリーブオイル 適量


■作り方
1)〈器の準備〉
ズッキーニはスプーンでくりぬく。中身はとっておく。今回はしなかったが電子レンジで軽く加熱しておくとよいみたい。
トマトもヘタ側を少し切り落とし、くりぬく。隔壁は丁寧にとらなくてもよいが種部分は掻き出す。
タマネギは根っこは切ってすわりをよくし、上1/4も切り落とす。中身も包丁で切るようにして抜いてゆく(底に穴をあけないように。多めに残っていてもよい)。
マッシュルームは茎をぽっきり折っておく。

2)黒オリーブを半分に割って種をとっておく。

3)〈具の準備〉
器じゃない方のタマネギとニンニクをフードプロセッサにかけフライパンで炒めていく。マッシュルームの軸もフードプロセッサにかけ炒める。アンチョビも入れる。アンチョビは加熱すると自然にほぐれていくので刻む必要なし。
ズッキーニのくりぬいた部分、オリーブ、トマトもフードプロセッサにかけ、合わせて炒める。玄米ごはんも入れて馴染ませる。
塩胡椒、トマトペースト、エルブ・ド・プロバンス、気持ち多めのオイルで適宜味付け。
具の味に変化を付けるためトマトペーストは半分だけ、というのもいいかも。

4)器に具をつめていく。
マッシュルームの傘のくぼみにもちょっぴりだけど詰める。浅い器にオリーブオイルを入れマッシュルームのなめらかな側にオイルを薄く塗りつけるようにする(オーブンで焼くと乾燥するので)。
最後にハーブパン粉をかけたらどうかとおもったのだけれど、今回は省略。


焼く前


5)160~170度のオーブンで20分位焼く。
マッシュルームが一番最初に焼けてしまうので、ほかのものと別皿がいいかも。
(でも多少焼きすぎても大丈夫)。


焼けました~


今回は味つけのためにアンチョビは入っていますが、ほとんどベジタリアン仕様です。あとで楽子さんの自家製丸ズッキーニファルシを拝見したらパルミジャーノを入れて作っていらっしゃいました。私もそうすればよかったな。思いつきませんでした。
以前作ったときはお客さんにベジタリアンがいたのでアンチョビなしでした。
トマトペーストでコクを出したのだったかな。
玄米のつぶつぶ感が挽肉みたいで、でももっとさっぱりしていてお腹にもたれないです。

オーブンで焼くと具の表面が乾燥してしまわないか心配でしたが、具にしっかりオイルがまぶっていたせいか大丈夫でした。玄米の表面がちょっとパリっとする程度でその食感が逆によかったです。

何だか沢山出来てしまって、同じ具で飽きないかな、と心配でしたが、器にした野菜ごとに微妙に味が違ってきて、食べ飽きませんでした。

フードプロセッサがあったせいか意外と簡単で、オーブンに入れてしまえば一度に出来上がります。
たねと器を準備して冷蔵庫に入れておいて、お客さんが来たら詰めて焼けばいいかな。詰めてしまうと水が出てきそうですよね。

今度お客さんのとき温かい前菜として作ってみようかな。
5cm位に筒切りにしたズッキーニを立てて使ったらどうかしら。
あと小さめのトマト、タマネギ、マッシュルーム。こぶりに作ってそれぞれに盛りつけたら綺麗そう。
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2007ウィーン:ケーキ我慢してランチ

2007-06-25 | +海外
広大なシェーンブルン宮殿の庭を彷徨い、カフェであんなケーキこんなケーキをぐっとこらえてようやくランチタイム。
とりあえず市内に戻って探してみようということになったのでした。

今回はダンナサマに任せることに。
ソーセージスタンドや、ケバブ屋、小洒落たワインレストランなど候補をぐるぐるとめぐり続けます。ワインレストランに行くと絶対ワイン1本あけてしまうし、そうすると身動きとれなくなるよなあ、とかダンナサマなりに考えているよう。だったらケバブとかソーセージで軽く済ませる?と聞いても煮え切らない返事。(一体何が欲しいの!)
よく分からないのでおとなしくついて歩きます。

ランチタイムもピークを過ぎ、食べている人たちのテーブルの上を参考にする訳にもいきません・・・。

結局太陽のマークの看板を下げた、看板はイタリアンっぽいレストランに入りました。へちょ、と座り込んでメニューを見るとイタリアンではなかった模様。
ま、いいか。

ビールがすっかりなくなってしまうころに漸く食べ物が運ばれてきました。
ビールは食前酒なので飲み終わる頃を見計らってお料理を運ぶのが親切なのかな?
でも食べている間も何か飲みたいですよね。2杯頼むには多い気がするし、のどは渇いているし、いつも悩んでしまいます。
お料理がもっとさっさと出てくるとよいのだけれど。そういう好みのひとはケバブ屋の方が向いているのかも。

こちらがダンナサマのお皿。
ダンナサマは大概お魚料理を頼むのだけれど、海から遠く離れたこのまちで何故?お魚を食べるなら日本ですよねえ。


お魚ソテーのクリームソース、野菜シュトルーデル添え(名前うろ覚え)


結構な大きさの切り身が2切れ、クリームソース。添えてあるのは薄いパン生地のようなものでおいものような具を包んでオーブンで焼いてあるもの。
じゃがいもと人参の中間くらいでカブの雰囲気もちょっとあって薄い黄色の野菜なのです。これってパースニップかな(見たことも食べたこともないのだけれど)?
それとも、じゃがいもとにんじんとカブを混ぜたものかな?

→melocotonさんが教えて下さいました。ターニップというカブの一種ではないかとのことです。webで写真を検索すると見るからにカブなのですが、こんなデンプンぽい食感を持っているのですね!本物を蒸かして食べてみたいものです。melocotonさん、教えて下さいましてありがとうございます!

お魚もこの野菜巻きもなかなかおいしかったです。私は特に野菜巻きが気に入りました。クリームソースに乗っかってしまって皮が部分的に湿気てしまったのが勿体なかったです。この野菜巻きだけ、もっと沢山食べたかったなあ。

お魚にはパンを添えたいところでした。ダンナサマにパン頼む?と聞いたらいらないとのことで、頼まなかったのですが。
一昨年は何も言わなくてもパンが出てきて、食べた分だけ料金が加算される方式だった気がしますが、今年はパンは全ての店で出てきませんでした。お願いしたひとにだけ出すように法律か何かが変わったのかしら。衛生上の理由?


なんでお魚をたのむのかしら、と思っている当の私もえらそうなこといえません。
頼んだのは「自家製生パスタのサーモン・トマトソース」。

もう一つ候補があったのだけれど、ダンナサマが「自家製生パスタ」(を食べてみたいそうなので、こちらに。
2重3重の意味で楽しみ。
いくつもの疑念が頭をもたげますが、好奇心が勝ってしまったのでした。

疑念:イタリア以外の国でパスタを頼むべからず、という鉄則がありませんでしたっけ?
好奇心:まあオーストリアはニンニクを極度に嫌う北ヨーロッパではないし中央ヨーロッパとはいえイタリアとも地続きだから大丈夫では?
疑念:(どう大丈夫なのさ)

疑念:サーモンとトマトというのは、最適の組み合わせとはいえないような。
好奇心:イタリア風とはいえなくても新たなおいしさの世界に到達しているかも。
疑念:(ウィーン風のおいしさの世界とは一体なに?)

ドキドキ、ハラハラ。

じゃん!


自家製生パスタのサーモン・トマトソース


おー。器がでかし~。そこに満タンに麺が。(よい点)
サーモンの角切りがコロコロ入っています。(よい点。以上でよい点おわり)
ニンニクやオリーブオイルの香りはしません。
生麺のパスタってこんなに消化によさそうな感じのものなのかな。
そして、掘っても掘っても器が深くて底が見えてきません・・・。

乾麺のパスタのアルデンテの方がだいぶ好みではありますが、柔らかい麺でもまあ許せない訳ではありません(味覚の許容量が広くてこういうときは便利だわよ)。

でも一番物足りなかったのが香り。パスタ的な香りが全然なくて、無国籍焼きうどんという雰囲気。茫洋とした味。
「タバスコでも紅ショウガでもラー油でもコーレグスでも何でもいから辛いものもってきて~」と言いたくなってしまいました。


お昼ご飯がこのようなことになると分かっていれば、シェーンブルン宮殿のカフェでケーキ1個食べたのになあ。
でもまあ、ブログのネタになったしいいんだ。うん。(やせ我慢?)


●2007ウィーン旅程へ

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我が家の新ペット

2007-06-21 | +食べるもの以外
うふふ。ペットといっても動物ではないのです。
じゃん。


ロボモップ


ご存知ですか?お掃除ロボなんですよ。
私は知りませんでした。

お掃除ロボというと、充電式で掃除機内蔵の動く機械がありますよね。あれは電池が切れそうになると自分で充電器の上にすわりに行ったりとか、部屋の形を記憶してまんべんなく掃除機をかけたりとかとっても高機能。でも十何万円だかした気がします。
こちらはそれの簡易版。掃除機のように吸引するのではなく、ドーナツ型のキッチンペーパーのようなもので床(フローリング)を乾拭きしていくのです。そして動力源は中心にある球です。

母からわざわざ電話がかかってきて勧められたのです(私が掃除が苦手なのをよく知っているので)。ふーん、とは言ったもののあまり本気にしていなかったのですが、お金をあとであげるからぜひ買いなさいとメールでお店のホームページアドレスまで教えてくれたのでした。「動きがかわいいらしいわよ」とも。・・・かわいいとは?


ネットで写真を見てもピンと来ません。
ものが散らかっている場合大して役に立たないし、掃除機をかけるのと大して変わらないのでは、と高をくくっていました。
まあ本体+シート70枚で5535円なら買っもらってもいいかな? 
「かわいい」が決めてになって注文してみました。どんな動きか見てみたいわ。

届いてすぐ動かしてみようと思ったら中心の球にしばらく充電しなくてはいけないのでした。
そしてとうとうスイッチを入れてみると・・・・。

なんとなんと!意外とすばやい動き!
「するする」とか「ゆるゆる」と動くのかと思いきや、「ひょひょひょひょひょ」という感じ。
中心の球は不特定方向に転がるのです。
障害物があると適当に向きを変えて進んでくれますが、障害物がなくても直線に進むとは限らなくて、ふと見ると意外な場所にいたりします(赤ちゃんってこんな感じ?)。
我が家にはこんなにすばやく動く存在はいなかったので、最初はびっくり。

彼(ロボモップ)がせっせと床ふきをしているので、ついこちらも片付けに精が出ます。これは意外な副作用。ダンナサマが掃除機かけていたとしても、これほどせっせと片付けないかも。
小さい彼(ロボモップ)が障害物にぶつかって苦労しているのをみると、ついどけてあげたくなります。

だんだんかわいくなってきました。

掃除してほしい部屋から勝手に出てきてしまうので、「おしおきです!」とドアを閉めると中でごそごそやっているのもいじらしい。
それに、30分タイマーが切れるとその場でぱたりと動きを止めるところもかわいいです。スイッチを入れて出かけた場合、帰ってから、おーい、どこにいるのかな~と探すのもまた楽しいです。


肝心のお掃除能力ですが、意外と効果がある気がします。
まずベッドの下に入って勝手に掃除してくれること。これはすばらしい。いざ自分でやろうとすると週に一度も難しいけれど、この機械なら毎日でもやってもらえます。
大きなゴミはキャッチできないし完全に人間が掃除しなくてよくなる訳ではありません。でも綿埃レベルならどんどんこすり取ってくれて、最近フローリングに輝きが出てきたような気がします。あらかじめワックスをかけて床をツルツルにしておくとよさそうです。
それに掃除の頻度が上がることで、よごれをためない効果もありそうです。
ロボモップにせっつかれるので片付けも何だかはかどります。
ふだん使わない部屋も徐々にほこりがたまっていきますが、このロボモップを放り込んでおくだけでピカピカ。すばらしい。

お掃除が好きで得意な人には不要かもしれませんが、私のように掃除より好きなことが沢山あるひとにはとってもおすすめです。
買ってもらってよかったです。お母さんありがとう~。
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2007ウィーン:とても広いシェーンブルン宮殿

2007-06-20 | +海外
ウィーン旅行4日目(4/20)、帰国の前日です。観光の最後のチャンス。ダンナサマのおすすめということでハプスブルグ家の夏の離宮、シェーンブルン宮殿にまず行くことにしました。宮殿内部への入場は有料だけれどお庭だけなら無料で、とても立派とのこと。建物および庭園群は世界遺産にも指定されているとか。
(本当は他に数カ所計画していたみたいですが到達せず。結局めぼしい観光スポットはここだけとなったのでした。)

この日、私は連日のタウン・ウォッチング(ウィンドウショッピングとも言うかも)で疲労の頂点に。10歩(10分じゃないですよ)くらい歩くと腰が痛くなってきます。でも人魚姫はもっと辛かったはず、とか訳分からないことを考えて自分をだましつつ、何とか前に進んでいたのでした。
 

●バス停
初っぱなから変な写真ですが、インスタントスープの広告です。野性のきのこの風味のよう。100%の下にあるきのこはアンズタケだな。右端や上の方にあるのはヤマドリタケモドキ(ドイツ語圏ではSteinsoppだったかしら)。本当に野性キノコの味がするのかな?
スーパーで探したけれどみつけられませんでした。

きのこ摘みしたいなあ、と屋根の下でしばし佇んだのでした。

●なぜかというと
バス停から宮殿まで、かなりの距離。しかも日陰なし。もうこの時点で目が白くなっています。
もともとひんやりして薄暗くって湿り気のある場所が好きなタイプなので(Fujiカビとダンナサマに呼ばれることも)、紫外線まるあたりのこのような環境はちょっと・・・。

●入り口はまだ先
門にたどりついたと思ったらその先石畳(腰にひびく)の広場があり、入り口らしきものは地平線の彼方。
さいわい広場周囲には回廊があり日陰をたどって進みました。
●ようやく入口
と思ったら、こちらは宮殿内部への入り口。無料の庭への入口は違いました。
左方向へずーっとずーっと進みます。
通用門のようなところを抜けるとようやく庭園(のはしっこ)。上の写真の建物がこんなに遠く見えます。

再び正面に向かっててくてく。5mおきに目を惹くショーウィンドウがあるなら話は別ですが、もう1歩も歩けません。
でもぐっとこらえました。だだっ広い道ではつまらないので脇道へ。
あら、道の真ん中で疲れてへたりこんでいるひとが。
いいえ、違いますよ。これは噴水。
こちらも綺麗な並木。でも日陰を作るほどの茂り方ではありません。
ああ、だいぶ近づいてきました。

と思ってからが長かった。建物が大きすぎるせいで距離感が狂ってしまいます。
ようやく建物正面に復帰。
ダンナサマがそこの階段にのぼるというので私は待っていることにしました。

階段の上からダンナサマ撮った写真がこちら。
広さが分かるよい写真では(でも水平じゃなかったので私が修正しました)。

ナントカと煙が上に登っている間、あまりの筋肉のこわばりをほぐそうと私はそこらを走っておりました。
フォームがよくありませんが、意図的にひねりを入れて筋肉をほぐしているのです。うむ。
でも走ったおかげでちょっと楽になりました。ウォーキングはジョギングより身体に悪いのでは?慣れの問題かしら。
ちょっと身体がほぐれたところで、はるか遠くに見えたこちらの建物(グロリエッテ)をめざして見ました。見晴らしがよくて素敵なカフェもあるとか。
でも、道半ばにして断念(これはダンナサマの決定)。普段なら「じゃあちょっと偵察してくるね」と駆け出す私なのですが、この日はその決定をありがたく思ったのでした。
さきほど写真を撮った階段がこれ。こんなに横長だったのですね。
上の建物の左側にある小庭では藤の花が満開。
藤のトンネルに仕立ててあります。いい香り。

このあと一休みしたくなって宮殿の横にあるカフェ・レジデンツに向かったのでした

今回は行かなかったのですが、宮殿内部もきっと見応えたっぷりなのだと思います。なんと全部で1441部屋もあるとか。さいわい観光できるのは40室だそうですが。
日本語の音声ガイドもあるそうです。
アヴィニヨンの法王宮殿では音声ガイドを借りて館内を見学したのだけれど、遺物がほとんどなくがらんどうの宮殿内なのに音声ガイドの方の情報量はすごいものでした。入場するなら音声ガイドは必須です。

1400もの部屋、一体どういう使われ方をしていたのか興味をひかれるところです(さぞかし掃除が大変だったことでしょうね)。
どういう立場の人が何人ぐらい生活していたのでしょう。
活動している人間の1/3(もっとかな?)は召使いではないかと思うけれど、召使いは宮殿内に住んでいたのかしら。

そしてこんな広い庭、どうやって楽しんだのかしら。王族はジョギングなどしなかっただろうし、散策するにはだだっ広すぎるのでは?もっとちんまりしていて野草があったり木陰があったりしたほうが楽しい気がするけどなあ。王様は違うのかしら。
中央階段から広々した庭園を眺めるのが楽しいのかな。


おまけ。


sahand oriental market

シェーンブルン宮殿に行くトラムから見つけたお店。調べてみるとイラン食材店でした。またウィーンに行く機会があるかどうか分からないけれどもしあったら行ってみよう。

●2007ウィーン旅程へ

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2007ウィーン:バクラバ礼賛

2007-06-19 | +バクラバ・アラブ菓子(購入)

(こんな暑い日に暑苦しい大甘のお菓子の記事ですみません~。連日のびわ疲れで頭がまっしろに)

バクラバ(バクラヴァ BAKLAVA)といいうのは小麦粉で出来た薄い(または細い)生地(フィロ生地と呼ばれているものに近いみたい)とナッツを使ったお菓子の総称のようです。それぞれの形によって違う名前がついているみたいです。
子供の頃食べて以来大好物です。特にピスタチオを使ったものが大好き。
シロップがたっぷり染みこませてある場合が多く、日本人の味覚には甘すぎるものが多いらしいのですが、メーカーによってはそれほどではないようです。

ウィーンのナッシュマルクトで買ったのはこのセット。買おうかどうしようか迷ったのですが買って正解でした。思ったよりぜんぜん甘くないし油っぽくもないです。パリパリしてとてもおいしい!


バクラバ盛り合わせ(シリア産)

ふたをとって写真をとるべきでしたね・・・。このセットの中のもの、そして他で買ったアラブ菓子をいくつか紹介しますね。
 

●鳥の巣
昨年ダンナサマが買ってきてくれたものに比べとても小さい、一口タイプです。外側の糸状の生地がパリパリしてとてもおいしいのです。母の一番のお気に入りはこれ。

●白いもの
おそらく上下の白い部分は「鳥の巣」と同じ生地。それを焼き色を付けないように焼いてシロップを染みこませてあります。
ピスタチオの層が厚くておいしいです。ピスタチオはお菓子などに使われる緑が濃いタイプではありませんがコクがあっておいしい。

●パイ風
いわゆるバクラバというのはこんな形でしょうか。
上下は層状の生地でパイのようです。
●これも
上のものに似ていますね。こちらの方がパイ部分が多くてナッツが少ないです。
●ブルーマ
これはセットにはいっていなかったもの。
外側は糸状の生地、中はピスタチオ。のり巻きのように上手に円柱形に仕立てるのは職人技が必要だとか。
大抵斜めに切って売っています。
●こちらもブルーマ
これもセット外です。上とは別のお店のものです。
こちらの方がシロップが多くてパリパリというよりじゅわっという感じでした。
●消防ホース
トルコではこう呼ばれるとか。チュロスというお菓子に似たしっかりした揚げ生地にシロップがたっぷり染みこませてあります。サヴァランを頑丈にした感じ。とても甘いですがやみつきになりそう。
●のし梅?
薄べったくて表面にはココナツ、ところどころにピスタチオがちりばめられています。正体は・・・にんじんを煮詰めたものかな、と思ったら甘酸っぱいのです。あんずが入っているのかしら。材料不明ですがおいしかったです。
●これもバクラバ
トルコ食材店で買ったもの。
両端は薄い生地にしわを寄せるようにしてそれをころころ巻いてあります。そして右端のは巻いたものを輪状にかたちづくってあります。どれもシロップたっぷりめでした。ナッツもあまり挟まってないし、上のセットのほうが好みだったかな。
シロップ少なめが好きな場合は、持ってみて軽い感じのものを選ぶとよいと思います。

トルコ食材店で買った方はシロップたっぷりで、日本人にはどうかな~、という大甘でしたが(疲れていた私はベンチに座って何個も食べてしまいましたが)、この丸い容器の方は甘さも丁度良くナッツもたっぷりで本当においしいものでした。

円筒形のブルーマが好きでそればかり買ったのだけれど、こんなにおいしいのだったらこのセットを何個も買うのだったわ。賞味期限は何ヶ月も先だったし。・・・でも日本の湿度ではそれほど日持ちしないかな( 冷蔵庫に入れると結露してしまって味が落ちるのでおすすめできません)。
日本にも直送してくれるお店もあるみたいなので、冬になったら買ってしまおうかなー。


850g入り。GRESAMというのは輸入商社の名前ではないかしら?
エジプト産の豆にもこのロゴがついてました。

●2007ウィーン旅程へ

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びわびわびわ

2007-06-14 | +きのこ以外


2007/6/13 びわ


びわの実、今年はそこそこ豊作です。やや実が小さいのだけれど。一昨年もそうだったかな。
連日皮むきに追われています。というか、別にやらなくてもいいのだけれど、カラスに喰われるくらいなら収穫したいですよね。

毎日目を三角にして作業しているみたいで、ダンナサマに小さな声で聞かれてしまいました。

「そうやっていっぱい作っていて、どの辺が楽しい?」

なるほど。楽しそうに見えないということね。自分では気づいていなかったわ。声は小さかったけれど洞察力にあふれる質問でした。


まあ趣味というのは、はたから見ていると楽しいのかどうか分からないものですよね。例えば登山。死の危険を侵して山に登ったりする気持ちは私にはよく分かりませんが、きっと本人は何かが楽しいわけです。「そこに山があるから」という端的な言葉がありますが、私の場合そこに枇杷/桑/栗があるから、となりましょう。

強いて言うと、繰り返し作業を続けていくうちに少しずつ効率アップしていくあたりが楽しいかな。リズムに乗る、というか。あとは沢山出来たのを片付ける直前、並べて眺めるときかしら。
その瞬間からあとは、片付ける場所もないし消費の心配もしなくてはいけないし、気苦労の方が多いかも。

手作り派のみなさん、楽しいポイントは何でしょう。


楽しそうに見えないみたい


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