蜂蜜を(沢山)使ったお菓子ってないかしら?
大好きなもので、旅先でちまちま買い集めていたら、いつのまにか食料庫のあっちにもこっちにも蜂蜜が。
(しかも、勿体なくて使わずに仕舞い込みがち)
ダンナサマには、「Fujikaって、クマ?」と言われる始末。
加熱すると勿体ないかな、とも思うけれど、使わない方が勿体ないわよね、きっと。
パウンドケーキの形のパン・デピスもいいけれど、年末はフルーツケーキを焼くのでケーキ系ではないものとすると・・。
クリスマスにつきものだというスパイスクッキーに、蜂蜜大量使用のものがあったはず。
そういえば冷蔵庫に・・・。
ドイツ語もフランス語もイタリア語も、ろくに分かりません。
しかも、フランス語部分なんて、紙が破れて破損しています・・・(折角フランス語辞書あるのに・・)。
こ、これは・・・。あれに似てる?
ロゼッタストーン
ヒエログリフ解読のきっかけになったという、三カ国語並記の石版のよう。
破れたところは別の言語を見て類推し、またインターネットの翻訳機能やwikipedeiaの多言語機能を駆使して、なんとか材料欄だけは解読しました。
シャンポリオンの気分!
(間違いを発見された方是非ご一報を)
■■レープクーヘン/パン・デピス(クッキータイプ)/パンペパート/スパイスクッキー
■材料
小麦粉 500g
レープクーヘンスパイス 大さじ2
(内容はコリアンダーシード、シナモン、八角、生姜、クローブ)
砂糖 85g
蜂蜜 250g
牛乳 125cc
重曹 大さじ1/2
生クリーム又は牛乳 50cc (上に塗る用)
(なんと、バター不使用です!)
■作り方(こちらは解読ではなく、推理&一度作っての考察)
(1)全ての材料を混ぜてひとつにまとめ、半時間ほど(室温で?)やすませる。
なお、砂糖と牛乳を混ぜて(適宜加温して)溶かし、更に蜂蜜もよく混ぜたものを、粉類にまぜる方がよさそうです
(蜂蜜が結晶している場合は結晶を溶かす)。
砂糖の粒が残っていると、焼いたときにマダラなクッキーになります(というか、なりました)。
(2)打ち粉をした台の上で生地を薄くのばし型で抜く。
とてもべとつく生地なので、打ち粉はこまめにふる。
余分な粉を刷毛ではらい、表面に生クリームを塗る。
(3)適当な型で型抜き、もしくはスクエア型等にカットする。
200度のオーブンで10-15分、様子を見ながら焼く。
蜂蜜が沢山入っているのでかなり焦げやすいので、要注意。
また生地は割と膨らむので、間隔は適度にあける。
(4)焼き上がり直後は変形しやすいため、天板の上で平らな状態を保ちつつ冷ます。
この変形しやすさを利用して、カーブをつけることも可能。
蜂蜜を250gも使うなんて、ある意味贅沢なお菓子です。
今回使った蜂蜜は、数多ある在庫から厳選して、こちら。
それにしても、バターが全然入らないクッキーというのは驚きです。
ものすご堅いクッキーになりそうだけれど、美味しいのだろうか? 日保ちはするだろうけれど・・・。
せめて、牛乳を生クリームに置き換えた方がよくはないだろうか・・・?
せっかく大切な蜂蜜を使うのに、美味しくないクッキーが出来てしまったら・・・・。
心は千々に乱れましたが、結局、オリジナルレシピを尊重して、砂糖も蜂蜜も減らさず、そのまま作りました。
きっと固くて食べるにはビミョーなクッキーのはずだから、せめて何か遊んでみようかな・・・・。
という訳で、焼き上がりはこんな感じ。
(砂糖を牛乳に溶かしておかなかったせいで、マダラ模様です。生地の時は均一に見えたので、オーブンを開けたときはびっくりした!)
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焼き上がり、オーブンを開けた途端に山桜はちみつの、花のような香りがぶわっと立ち上ります。 食べるときには薄れてしまうかもしれないけれど、作る人がこんなに楽しんで感動したのだから、この蜂蜜を使った価値があったといえるかも。 このクッキー、妙にでかくて、変な模様つきなのには訳が。 |
このクッキーをどうするかというと・・・
(つづく・・・・)
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というところで、今年の更新はここまで。
みなさんよい新年をお迎え下さい。