採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

オリーブオイル絞り大作戦(2)

2016-10-31 | +野菜系保存食

さて、オリーブオイル絞りの続きです。

オリーブオイル絞り

サラシ布で絞った液体、このうちボトル2本を頂いてしまいました。
これを持ち帰って、浮いてきた油を取り出すと、それがオリーブオイルです。 

車の中で微妙に振動があったのは、いいことなのかどうなのか?

10/23 夜の時点。
多い方:
オイルの層8.5cmくらい 
薄い色の層10cmくらい 
濃い色の層9.5cmくらい


少ない方:
オイルの層1.5cm(全体で18.3cmなので8%)  
薄い色の層7.8cmくらい 
濃い色の層9.0cmくらい
10/24 朝。
一晩経って、油が増えているだろうなあ☆と期待していましたが・・・ 
オリーブオイル絞り オリーブオイル絞り

 

オリーブオイル絞り

一晩経っても油の層の厚さは変わりませんでした。

オリーブオイル絞り

こちらのボトルもそう。

オリーブオイル絞り

変化があったのは、下の方。
濃い色の、水の層が増えていました。

オリーブオイル絞り

こちらも。
こっちじゃないんだけどなあ・・。 

オリーブオイル絞り

苦心して吸い出した油がこのくらいでした。
右は、吸い出したまま。うっすら濁っています。
左は、境目のドロドロも吸ってしまって、コーヒーのフィルターで漉したもの。

合計88g。カサでいうと(比重0.9で計算すると)、97ccです。


もとは750ccのボトル2本弱、1.3リットルくらいでしょうか。
収穫率7%くらい・・・。 

勿体なくて使えないほど貴重ですが、ちょっと舐めてみると、ふわ~っといい香り☆
あの渋いオリーブの実から、渋くない、いい香りの油がとれるなんて不思議なくらいです。
 


うまくいくと、10~15%のオイルがとれるそうなのです。
青い実が多いほど、油の率は減るとのこと。
今回は青い実も多かったですし、7%というのは悪くない・・・・かな?  



それにしても、油って何て貴重なのでしょう。
揚げ物大好きで、たまに揚げものをするときには新しい油をじゃんじゃん使っていましたが、それが極悪非道な行いだったように思えてきました。

 

オリーブオイル絞り

表層の油を吸い出した後、数日経つとほんのわずかですが、また油が浮いてきました。
でも層が薄いので、うまく吸い出すのは難しそうです。
 
この薄緑の層に油がまだ含まれていそう。
何とかしたら、もう少し浮いてこないだろうか? 

オリーブオイル絞り

という訳で悪あがき。
あたためてみました。

結果は、より乳化を促進させたのではないかという感じ。
ダメでした。

オリーブオイル絞り

では漉してみたら・・?
薄緑の層をフィルターにかけてみたところ、モロモロが漉し残って、 肝心の油その上に。
下に落ちたのは・・・

オリーブオイル絞り

黒っぽい水。
(表層にうっすら油が見えますが、これはほとんどが最初から入っていた分です。前にオイル層最下部を漉したときの痕跡。)

でもこうやってみると、薄緑の層は大半が浮遊物と水分で、オイルは思ったよりは含まれていないのかも? 


どうあがいても、ダメかな・・・。

いっぱい油をとるには、(ほどよい熟し具合の)大量のオリーブの実を使うしかないってこと?

今年は手絞りだった工程を、量産体勢にできるようにすると、いいかも。
プレスシステムはフルヤさんがお作りだったので、布袋を沢山縫うか、細いロープでマットを作るか、私なりに考えてみよう・・。
来年、それを持参して、再び挑戦してみたいです。 (来年への「宿題」。)

そう簡単に解決できない課題って、なんか燃えますよね!
フルヤさん、楽しい時間をありがとうございました!!

■メモ
遠心分離ってどれくらい効果的なのかな?
ペットボトルに薄緑の層を詰めてしっかり栓をし、洗濯機の側壁にそれをガムテ留めし、数分脱水してみたらどうかしら? 
何かが分離できるのだろうか。 
(薄緑の層に固執するのは無駄かしら?でも一度くらいやってみるといいですよね) 

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椅子からキノコ

2016-10-27 | +きのこ

オリーブオイル絞りの話はちょっとお休み。
お伺いしたフルヤさんのお家で、珍しいものを見せて頂きました。
 

椅子キノコ

お庭のテラスで使っている椅子から妙なものがふたつ・・・。
見えますか? 

椅子キノコ

ほらこれ!
立派なキノコが生えてきています。
しかも左右二箇所から。 

椅子キノコ

裏はこんな感じ。
 

このキノコ、ヒラタケみたいですよね?
ものすごく美味しそうで、成長タイミングもばっちりで、まさに食べ頃に見えました。

自分の家の近くならばひと囓りしてみるところですが、もしここで動けなくなったら(帰り3時間運転しないといけないし、迎えに来て貰うにもダンナサマは出張だし)かなり困るし、この日はオリーブ関係作業でも盛り沢山なので、写真を撮るだけにしておきました。

いま見直しても、美味しそう・・・・。 

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オリーブオイル絞り大作戦(1)

2016-10-26 | +野菜系保存食

南房総でのメインイベントは、オリーブオイル絞り!

昨年、小豆島オリーブの塩漬けを作ったというブログ記事を書いたのですが、そのとき
「我が家にオリーブ林があるから来年摘みに来ませんか」
というコメントを頂きました。
南房総にお住いのフルヤさん
1年間ワクワクしながらオリーブの季節を待っておりました。

フルヤさんは昨年からオリーブオイル絞りを研究中ということで、今年は私も一緒にオイル絞り体験をさせて頂きました。
日本でオリーブ摘みが出来るところってほとんどないですよね。それに、個人レベルでオリーブオイルを絞っている方も少なさそう。
ものすごく貴重な体験です!
ドキドキして前々夜は寝付けないほどでした(なので前夜はよく眠れた)。
 

オリーブ摘み

南房総の青い空とオリーブ!
何だか日本じゃないみたいです。

オリーブ摘み

季節によっては、塩分を含んだ強い潮風が吹くのだそうです。
で、バラなどは枯れてしまうそうなのですが、オリーブは生き延びて、大きな木になってくれたとのこと。
「こんなに大きくなるのだったら、もっと間隔をあけて植えたんだけどなあ」と。

オリーブ摘み

実付きがよくなるということで、複数品種植えていらっしゃいます。
5年程前、小豆島までドライブ旅行をして買ってこられたというミッションとマンザニロ。
スペインの主要品種ピアクル。
受粉樹としてよいというネバディロブランコ。
そして苗木屋さんで「オリーブ」とだけ書いて売っていたという品種不明のものが数本。

オリーブ摘み

オイル絞り用には、主にネバディロブランコを摘みました。
(というか、フルヤさんに摘んで頂きました。私は塩漬け用に他の品種を摘んでいました)

オリーブ摘み

ちなみに小豆島まで車で行かれたのは、ラブラドールレトリバーのアイちゃん(10歳)と一緒に行くため。
アイちゃんは可愛いだけでなく、すごく賢いのです。お昼時もせっせとオリーブ摘みをしていたら「ねえねえ、みんなお昼ご飯食べてますよ?ごはんにしませんか」という感じでワウワウと語りかけてきたり、「あまりアスファルトの上を歩かないので、爪切りは獣医さんのところに行ってやってもらう」とフルヤさんがお話して下さったとき、「爪切り」とか「獣医さん」という言葉をききつけて、「キューン」とおびえた表情になったり。
(今回は犬好きのダンナサマは出張で行けず、残念) 

オリーブ摘み

オリーブオイル絞りの第一段階(粉砕)に使うのはこのマシン。
この前日届いたばかりの新兵器。
何だか分かりますか?
キッチンの流し台にとりつける、生ゴミディスポーザーです。
これでオリーブを砕くという作戦。
こちらのサイトの事例を参考にしました)

オリーブ摘み

ディスポーザーの中はこんな感じ。
そんなにごっつい刃はついてないみたいだけど・・。

オリーブ摘み

上の穴からオリーブを投入すると、「ガッ、ガリッ、ガガガガッ!」とかなり大きな音はしますが、あっという間にオリーブがピュレになって出てきます。

オリーブ摘み

青くて固そうな実も、更に固いタネも全然問題ありません。
今回は3キロ程度だったと思いますが、10キロあっても大した手間もなくピュレに出来そうです。

オリーブ摘み

最後、ディスポーザーの中には種のカケラが少し残ります。
(壁面にひっついているだけなので、水で流してしまうことも出来そう)
この程度に砕かれてしまっています。

オリーブ摘み

第2段階は攪拌。
malaxingとも呼ぶ工程。
この攪拌によって、果肉とオイルを分離させるのだとか。

オリーブ摘み

30分から45分以上、油が分離してくるまで行うとのこと。
今回は、ミキサーを一番ゆっくりのモードにして、1時間半ほどやってみました。
1時間半たつと、最初、ピンクがかっていた色が、グレーっぽい色になります。 

オリーブ摘み

油のにじみ具合は、うっすら、といったところかな。
分離しはじめちゃったバターケーキ生地くらいです。
検索すると水たまりみたいに油が溜まっている写真もあるけれど、そこまでは行っていません。
練り時間?回転速度?温度? 
ご存知の方、情報お願いします! 

オリーブ摘み

このピュレをおたまですくって・・

オリーブ摘み

第3段階、絞り!
フルヤさんが不織布などいろいろ試した結果、サラシ布巾が今までのところよさそう、ということです。
この程度の量ならば手絞りでも大丈夫でしたが、効率よく絞る方法も検討したいところです。
なお、少量ずつ、ゆっくり力をかけながら絞るのがいいようです。

オリーブ摘み

絞り粕は、かなりパサパサの状態です。
(ブラックベリーを絞るのよりずいぶんしっかり絞れます。ブラックベリーはもっと目の粗いガーゼで絞っても、絞り粕がまだトロトロしているのです)

オリーブ摘み

パサパサの絞り粕。
昨年は、このカスをジャッキなどを使って更に圧搾してみたそうです。でもそこからは大した油はとれないという結論。なので今年はこのカスは躊躇なく捨てます。

オリーブ摘み

絞り汁がボウルに2杯とれました。表面に油滴が浮いてます。

オリーブ摘み

口の広がったボウルでは吸い出す際に不便なため、口のすぼまったボトルに移し替えます。
(これもフルヤさんのアイデア) 

オリーブ摘み

底の方はグレーのモロモロ。

オリーブ摘み

中間は緑がかったモロモロ。

オリーブ摘み

表面付近には油の玉が☆

オリーブ摘み

ちょっと待っている間に、左のボトルは油の玉同士がくっついて、油の層になってきています。

オリーブ摘み

ボトルいっぱいある方は、ガラス壁の摩擦?のせいか、油の玉がくっつく速度がゆっくり目。
とはいえ一応油部分が上にきているようです。


この貴重なボトル、2本を頂いてしまいました☆
(オイル分離については次の記事にて)

試行錯誤しながらいろいろやってみて、ものすごく楽しかったです。
絞る工程など、もっとネットを漁ってみなくては。
オリーブオイル絞りで検索すると出てくる円盤状の藁(?)マット、自分で作れないかしら?麻ひもなどで代用したり??
この小規模用オイル生産用キットでは、黒いメッシュ状の円盤を使っているようです。これは一体何だろう。


とっても楽しい一日でした。
フルヤさん、奥さま、アイちゃん、ありがとうございました!!


■情報
藁ではない素材のオイルプレス用のマット

攪拌にハンディタイプのセメントミキサーを使った道具 
 (絞るのは、布袋に詰めてそれをプレスするという感じか) 

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南房総の産直

2016-10-25 | +その他食べるもの

先日南房総まで行ってきました。
目的地は房総半島のほぼ南端。
我が家から成田まで高速がつながったので、ずーっと高速に乗って3時間くらい。
道路もいいので(ところにより対面通行のところがありますが)、思ったより近く感じました。

家を出るときはまだ朝も早く、軽いコートを着て、そのまま運転していたのですが、千葉を南下していくと明らかに気温が上がってきます。
(太陽が高くなってきたせいもあるけれど)
日差しもなんだか力強くなっているような。

高速道路の終点、富浦ICの手前にハイウェイオアシスがあったので寄ってみました。
一般道からも入れるようになっており、産直は大賑わい!
興味深いものがいろいろありましたのでご紹介します。

(南房総でのメインイベントについては別記事にて)
 

ハイウェイオアシス富楽里

アンパンマンのお寿司~。
こういう模様のお寿司は千葉の特産だそうです。
「太巻き祭り寿司」、「房総巻き」、「飾り巻き寿司」とも呼ばれるのだそうです。
海苔があるからこそできるお寿司ですよね。

ハイウェイオアシス富楽里

写真がぼけてしまいました。
細巻で、芯に紫蘇の実と梅肉を使っています。
つやつやしていたのでおそらく寿司飯だと思います。
いつもごはんに混ぜて使っていましたが、こうやって芯にする使い方もあるのですね。
寿司飯ではなくて白ごはんでもいいかも。 

ハイウェイオアシス富楽里

いも餅。
もち米とサツマイモを一緒に蒸して、搗き込むのではないかと思います。
九州にもこういう調理法があります。
(我が家でも作れるけど、ダンナサマは食べないだろうなあ・・) 

ハイウェイオアシス富楽里

玄米餅。
ツブツブ感があって喉につかえにくい感じ。
おはぎ好きなので、こういうお餅も好き☆

ハイウェイオアシス富楽里

落花生最中。いろいろなお菓子屋さんで出しているかもしれませんが、これは「亀や和草」というメーカーのもの。
落花生の形が可愛い☆

ハイウェイオアシス富楽里

白あんが詰まっており、更に、落花生甘納豆が2粒埋まっています。
白あんにも落花生パウダーを練り込んでいるようで、落花生風味がしっかりします。

道中、落花生ソフトクリーム、という看板も見ましたが、どこで売っているのかみつけられませんでした。

ハイウェイオアシス富楽里

グアバ!
愛媛のかずさんから頂いたものに似ていますが、もっと小さいかも。

ふにゃっとやわらかくなるまで追熟させ、先端の固いところをもぎとれば、皮ごと食べてしまえます。
トロピカルな香りはあまりなく、柑橘のような酸味がある味でした。 

ハイウェイオアシス富楽里

鳥のえさ。
脱穀後の玄米のうち、粒が小さかったり青かったりするくず米のようです。
昔は家にニワトリや牛がいて、農産物のB品を動物にやっていたのでしょうね。
で、フンは肥料にして。
資源を循環させていてすごいなあ、と思うけれど、それはもう忙しかっただろうなあ、とも思います。

 

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里芋あんの胡麻だんご

2016-10-24 | +お菓子(各国)

先日大勢集まる機会があり、お料理を持ち寄ることになりました。
テーマは中華。
前から作ってみたかった、里芋餡の胡麻団子を作ってみることにしました。
里芋と胡麻は自家製です。
(要するに消費促進作戦) 

芋頭胡麻団子

上新粉に熱湯(お砂糖入り)を注いで皮にしました。
餡はうす黄色。
まあるく包む作業はなんだか楽しいです。 
あらかじめ餡と皮を同じ数に分割し、餡は綺麗に丸めておくとよいです。 

黄色い芋頭

こんな里芋です。
台湾の品種で、親芋を食べるタイプ。とってもホクホク系。

黄色い芋頭

台湾で芋頭というと紫なのですが、これは黄色いタイプです。
これ以外にも、八頭や京芋(タケノコ芋)でもよさそうです。

芋頭胡麻団子

衣のゴマは、水で濡らしてからまぶすように、とレシピ本にありました。
これは昨年の収穫。
(今年は台風で倒れて大不作)
まぶしてみて思いましたが、胡麻団子って、ゴマをかなりの分量消費します。
胡麻が余り気味の場合はゴマダンゴ、おすすめかも。 

芋頭胡麻団子

揚がりました。
揚げたてアツアツだと、里芋餡はねっとり感がありますが、覚めるとホクホクな感じです。

まぶすのはむきごまの方がつやがあって綺麗なのかも。
あれって、品種が違うのかな?
うちの白ゴマを多少こすっても、あんな風には皮は剥けません。 

芋頭胡麻団子

餡が薄い色で、皮も白くて、見た目はちょっと茫洋とした感じ。
餡と皮の色の対比があるといいのだけど・・・。
餡に何か色をつけるには・・・茶色いお砂糖を使うといいかな?


作るのは楽しいし、里芋消費に貢献できていいものでした。
でも、自分の家用だけだと考えると、一度にそれほど大量に食べるものでもないです。
私は好きだけど、ダンナサマはあんまり、みたいだし・・。
一度に揚げるのは、せいぜい10個くらいでいいのかなあ。
自分のためだけに作るか、というと微妙。

でも市販のお菓子よりはいいか。
手で持って食べられるし、お弁当にしようかな?とすると、塩コショウ味の餡にしちゃおうかしら!?(まさにコロッケ)


■胡麻団子作り方メモ
・皮には今回トレハロースを混ぜてみた。
・上新粉に熱湯を注ぐときは、全体にちゃんとお湯がまわるように、粉っぽいところがあまり残らないようにする。
・お湯がまわったら軽く練る。耳たぶくらいの柔らかさに。
揚げたら柔らかくは、ならない。 (2回作ったのですが、1回目は固すぎでした・・・)
・餡は、ひとに食べてもらう場合はそれなりに甘くする。自分用ならまあ適当で。
 (母に、コロッケみたいにソースつけて食べたいわね、と言われてしまいました)
・包んでゴマをまぶした状態で冷蔵庫で1、2日は保存可。
・揚げた状態で、3,4日は保存可。食べる際はトースターであたためるとよい。 

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スペシャル松茸ごはん

2016-10-21 | +お客さんの日

先日、わらびさんの白樺山荘にて、スペシャルなマツタケごはんを頂きました。
(わらびさん、ごちそうさまでした!!!)
目からウロコの調理法! 
もし次にマツタケが手に入ったら、絶対こうしよう!と思ったので、ご紹介します。 
 

マツタケ

神々しいマの字のヒトたち。
わらびさんの特別なつてで、高遠から取り寄せて下さったものです。

松茸は、たま~にお店で見かけますが、高級すぎて別世界の食品って感じで、自分で買ったことは一度もありません。
こんなに一度に目にするのは初めてかも! 

マツタケごはん border=

これを極薄にスライスします。

マツタケごはん border=

で、松茸ごはんの出来上がり。
あれ?松茸はどこに? 

マツタケごはん border=

炊きたて白いごはんの中程に、生の松茸薄切り、お醤油ひとたらし、そしておかかひとつまみを和えたものを埋めるのです。
数分蒸らしてからかきまぜると、スペシャルな松茸ごはんに!

お醤油を混ぜて炊き込んでしまう松茸ごはんよりも、松茸の香りがストレートに味わえます。
「これが松茸の味かあ!」
と初めて理解できました。

松茸は、ほろ苦いような、柑橘の皮のような香りがする気がします。
なのでここにスダチを絞ると相性抜群です。
(そういえば土瓶蒸しにもすだちを絞りましたっけ?)
さわやかになって、エンドレスで何杯でもおかわりできそう。
きのこっぽい濃厚さを残したいならば、スダチはなしがいいかなあ。
迷いながら交互に食べたら、やっぱりエンドレスでおかわりしちゃいそうです。

この食べ方ならば、二人で1本の松茸でも十分楽しめるので、もし松茸を買ったら絶対この食べ方にしよう! と思いました。 

わらびさん、素晴らしい松茸、そしてスペシャルな調理法、特別な体験でした。
本当にありがとうございました!

(ヤマドリタケモドキも、こんな風にしたらどうだろうか?) 

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ちちぶまゆ(メープルシロップ風味マシュマロ)

2016-10-20 | +お菓子・おやつ

以前、デイリーポータルという読み物サイトで、秩父の製菓職人さん達の有志がメープルシロップを作って、お菓子として加工している、という記事を読みました。
日本でメープルシロップが作れるなんて!
樹種は、本場カナダのサトウカエデではなく、イタヤカエデやヤマモミジなど、日本に普通にみられるカエデの仲間だそうです。
(いつか自分で採取してみようかな?)

メープルシロップのお菓子、いつか食べてみたいなあ・・・。
そう思いつつ、早数年。
先日、高速道路の上里サービスエリアに寄ったところ、秩父みやげがいろいろ!
メープルシロップを使ったお菓子もみつけました! 

ちちぶまゆ(マシュマロ)

「ちちぶまゆ」というマシュマロです。
秩父は以前養蚕が盛んだったので、それにちなんでのお菓子だと思います。
繭のように白くて細長いです。 

ちちぶまゆ(マシュマロ)

「秩父産メープルシロップ入り」。

ちちぶまゆ(マシュマロ)

秩父中村屋というお菓子屋さんの作品。

ちちぶまゆ(マシュマロ)

断面。

さわり心地は、市販のマシュマロより、ほわほわのふわふわ☆
思わずふにふにと触って楽しんでしまいます。
そして口に運ぶと、口元に近づいただけで、メープルシロップのいい香りが漂います。

中心にはゼリー状のメープルシロップが。こちらも素敵なメープル味。
でも、中心のメープルシロップより、外側から香る印象の方が強いです。
(マシュマロ本体にもメープルシロップが練り込んであるのかな。それともまぶしてあるコーンスターチに、どうにかして混ぜているとか・・?)

印象的な美味しいお菓子です。

秩父の名物として長く作り続けられて欲しいものです。


 

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スクッグ2016

2016-10-19 | +野菜系保存食

 

スクッグ

日照不足ではありますが、こういうトウガラシがボツボツとれています。
辛さはほどほど。

久々にスクッグを作ることにしました。
中近東の薬味で、青唐辛子、コリアンダーリーフ、クミン、塩を混ぜて作るものです。
トマト味の煮込みと、相性が抜群ですし、おでんに添えるのもすごくおすすめ!
 

スクッグ

種をとった青唐辛子を粉砕。
はじめはこのカップにぎっしり詰めた状態でしたが、ピュレにするとこの程度になります。
(泡立っているので白っぽいです) 

スクッグ

更に香菜(スーパーの一把分)、スパイス、塩を入れて出来上がり。

スクッグ

小瓶に詰めて、表面に少量のオリーブオイルを垂らしました。 

スクッグ

小瓶5つできました。


これまで何回か作っています。
使うトウガラシも年により。
セラーノ、ハラペーニョ、そして今年の牛角椒。
(ここ数年、セラーノ栽培は失敗続きです)

スクッグに関しては、セラーノが合うような気がします。
今年の牛角椒は、辛さがちょっと物足りず、ほろ苦さが少しあります。
ハラペーニョも、すり潰してしまうと水分が多くて辛さのパンチが弱め。ハラペーニョは、微塵切りにして塩と胡麻油で和える薬味が、カリカリした食感も生かせて一番合う気がします。
 



■■スクッグ
■材料
青唐辛子(セラーノ、ハラペーニョ) ヘタと種、スジ(胎座)をとる
香菜  唐辛子の1.5倍くらいのカサ
ニンニク 2カケくらい
クミンシード
カルダモンパウダー

黒コショウ
塩レモン ごく少々


======
■参考情報
2011年作成のスクッグ 
この年は、晩秋、霜が降りてぷよぷよになりかけのセラーノ唐辛子を使って作りました。
香菜は産直で購入。香りが強かったため、驚くほどカメムシ臭いスクッグになりました。

2012年作成のスクッグ
ハラペーニョ多めで作ったところ、ややパンチの弱い仕上がりに・・。
香菜も、真夏に入手するのは難しく、また香りも弱めでした。

クックパッド Zhoug

Google画像検索 Zhoug

スクッグの使い道
 ・中近東風煮込み料理に添える(それほど辛くない煮込みに、辛い薬味を添えてパンチを効かせる)
 ・サモサのような揚げ物に添える
 ・お肉や魚のローストに添える
 ・おでんに添えてもグー(特に豆腐にあう)
  ・生の魚介のレモンマリネ(セビーチェ)に混ぜてもよさそう 

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ヤツガシラチップ

2016-10-17 | +ふたりの日

トウガラシ系は日照不足で息も絶え絶えな様子ですが、サトイモ類はたっぷりの雨が嬉しそうで生き生きしています。
種イモが大抵余るのですが、勿体ないのでついその辺に埋めてしまって、それがやっぱりわさわさ。
畑友は、株ごと植えっぱなしにしておいたら、親芋・小芋・孫芋の全部から芽が出てきて、トトロの森みたいになってしまったのだとか。

イノシシを退治するにはみんなでコツコツ食べていくしかないのと同様に、サトイモもコツコツ消費しなくては。

あの泥と毛とぼうぼうの根っこのかたまりを、夜、日が暮れてから処理し始めるのは非常に億劫。
しかも、一度綺麗に洗ってしまったものは、あまり日持ちがしなくて、出来れば一度で使い切ってしまうのが望ましいです。
冷凍も出来るのですが、とてもかさばるのが問題です。
サトイモ消費を何とか軌道にのせたい。

先日、”中華料理持ち寄り”の集まりがあり、これよさそう、と以前から思っていたものを作ってみました。 

ヤツガシラチップ

芋蝦というもの。
蝦は使っていません。

使うのは親芋を食べるタイプのホクホク系のサトイモ。
今回はヤツガシラを使ってみます。 

ヤツガシラチップ

タロイモを細長く切り、上新粉等をまぶし・・・

ヤツガシラチップ

網杓子2つでボール状に丸めて揚げる、という手順です。

細くカットするところまでは真似できたのですが、
この写真のような網杓子はなくて、普通の穴あきお玉1つのみ。
しかも芋がピンピンと固く、うまくボール状になりません。 

ヤツガシラチップ

かき揚げがばらけてしまうのと同様の事態になり、出来上がったものはこんな状態・・・。
バラバラ。
これでは持ち寄りにはとても出せないので、自分で食べなきゃ・・・。
(うっすら失敗の予感はしていたのに、なぜか山盛りの千切りを作ってしまってました・・・)

でも、カリカリしていて、味はなかなか美味しいのです。山盛りのスナックが、みるみる減っていきます。
数本くっついているところもありましたが、食べやすさとしては、変にトゲトゲしているよりも、むしろバラの方がよさそう。
ただ、1本1本が細いと、ちまちま口に運ぶのがちょっと面倒かな。もうちょっと大き目カットでもいいかも。 

ヤツガシラチップ

進化形。
細長めの薄切りにし、粉をまぶして揚げました。
粉(上新粉)をまぶすと表面がパキっと固く、おせんべいのようになります。
これなら人に出しても許されるかも、ということでこちらを持っていきました。

このとき試しに素揚げもしてみたところ、素揚げでも油を吸いやすいということはないです。食感は、ポリポリと砕けやすく、やわらかめの食感です。私は素揚げが好きかも・・。 

ヤツガシラチップ

最終形。
薄切りにして、何もまぶさず素揚げ。

揚げ方は、2度揚げがいいようです。
数回に小分けにして、まず白っぽく、軽くなるまで揚げます。
揚がった分は170度のオーブン保温。
全部について一度目を揚げ終わったら、油をやや熱くし、3回分くらいまとめて2度目揚げ。
うっすら色づいたら紙に広げ、しばらくまたオーブンで保温。
(途中で塩少々をまぶす。お好みでスパイスも)
オーブンで保温しておくことで、余分の油が流れ落ち紙に吸われて油っぽさが軽減されます。 
(油は温度が高いと流動性が増し、流れやすくなります) 

パリパリしてとても美味しいです。
シンプルな塩味なので、市販のスナック菓子よりも素朴な味で、後をひきます。
(私は塩なしでも好きだけれど、ダンナサマは塩をつけておかないとあまり食べてくれない)
沢山食べても気持ち悪くなったりしにくいです。

作ってから日持ちがするところも助かります。
一株掘ってきて煮物などに使って余った分を揚げておき、その後数日分のおやつにすると、ちょうどよさそうです。
(私は揚げ物は苦にならないので)
なるべくいい油を使った方が美味しいので、安上がりかどうかはわかりませんが・・・。
(オリーブオイル半分と、残り半分、別の油を混ぜています。米油、グレープシードオイル、ピーナツオイルなど)

サトイモ・ヤツガシラの処理になれるため、今シーズンはちょくちょく作ろうかな、と思っています。


■メモ
・大きさをそろえた方が、焦げ具合がそろう。 
 小さくなってしまうところは、厚くしたらどうか。
・繊維を断ち切る方向にカット
・今は細長めにしているが、もっと大きいスライスでもいいかも。
・アボカドディップやサルサソースなどをつけて食べるのもいいかも。
・サラダやスープのクルトン代わりにも使えるか。 
・一度目揚げをひきあげるタイミングによっては、風船のように膨らむものもある。狙って作ってみようかな?
 (食べて美味しいのは、風船状でパリッと固いよりは、厚いままのポリポリ砕けやすい方だと思うけど・・・) 

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ニンニク2016:植え付け

2016-10-13 | +ニンニク

ニンニク植え付けがほぼ一段落しました。

植えた品種の覚え書きを書いておきます。

ニンニク植え付け

(1)ふくち
(2)無臭

昨年の収穫からタネ用にとっておいたもの。
病気?でスカスカになっていて、だいぶ目減りしました。
ネットで読んだ、薄い重曹水に一晩浸し、植える直前にアルコールをくぐらせてさっと消毒、というのをやってみました。 

ニンニク植え付け

(3)フランスこと静岡薄紫
畑友からの頂きものタネの2世代目。
鱗片のつきかたは一層のようですが、一部が細かく分球するタイプのようでした。
消毒あり。 

ニンニク植え付け

(4)アーティチョークを買いにいったときに頂いたニンニク
白くて完全抽台の綺麗なニンニクでした。
全部植えてみることにします。 

ニンニク植え付け

(5)スペイン白
スーパーで食用として売られていたスペイン産の白ニンニク。
ソフトネックタイプではないかと想像しています。 

ニンニク植え付け

(6)紫(1)  写真なし 
(7)紫(2)
頂き物の2世代目。おそらく同じ品種。外皮がまだらな紫、鱗片を包む皮が紫色のもの。鱗片着生は一層で、完全抽台タイプ。

ニンニク植え付け

(8)ターバンこと、完全抽台白
同じく頂き物の2世代目。
鱗片着生は、一層、または一層半くらいかな。
背が高めになります。 

ニンニク植え付け

(9)アブルッツォ
イタリア原産のタネ。数年前から栽培。
育ちがよいと、かなり大玉になります。
この写真は萎びた鱗片がいくつもありますが、しぼんでない、プクプクの鱗片がいっぱいついてるものもありました。
ソフトネックタイプ。 

ニンニク植え付け

(10)シチリアヌビア
イタリア原産のタネ。数年前から栽培。
外皮は薄紫で、鱗片を包む皮が濃いめの紫色。
あまり大玉にならないタイプ。
半量は、9月あたまから冷蔵してみました。
二次成長しやすいのだけれど、それに影響が出るか実験。

ニンニク植え付け

(11)スペイン
最近スーパーでよく売られるようになったスペインの紫ニンニク(アホ・モラード)。数年前から植えています。
昨年は暖冬で成長不良だったので、今年はタネを9月初旬から冷蔵してみました。 

(12)山形 写真なし
これも冬の低温不足で毎年成長不良のため、タネ冷蔵実験をしてみました。 

(13)岐阜 写真なし
以前お友達のmiyakoさんに頂いたニンニク。ふくち系ではないかと思います。消毒あり。

ニンニク植え付け

(14)新規購入ふくち
自家製のふくちが病気多発のため、新たにタネを購入しました。前に買ったのと同じJA白樺なので、同じ品種のはず。
プロがつくるとやっぱ綺麗だなあ・・。
(消毒もちゃんとしてるのだと思う)

写真なし

植える場所が余っていたため、タネが余っているという畑友から今年もいくつか分けてもらいました。彼は品種を特に区別しないで植えているため、形や色でざっと分けてみました。

(15)畑友の白ニンニク
鱗片が一周半している白いニンニク。
完全抽台白、もしくはもう一種の別の品種(ソフトネック)が混在している可能性もあり。

(16)畑友の紫ニンニク
(17)畑友の薄紫ニンニク?
色で分けてみたけれど、同じかも。静岡薄紫、紫(1)(2)のどちらかに該当するはず。

ニンニク植え付け

植え付け場所はこんな感じ。
畝を真っ直ぐ作ったり、マルチをぴっちり張るのは苦手です・・。 

ニンニク植え付け

ここは里芋の北側で日当たりが悪いです。
ニンニクの芽が出る頃には里芋が枯れてくるかな?まだかな?
葉を刈り取るか、少しずつ収穫して日が当たるようにしなくては。 

ニンニク植え付け

棒を立てて境目にしています。
管理しやすくわかりやすい看板をつけたいけれど、どうやっていいかよく分かりません。品種と品種の間には隙間をあけ、また場所をノートに控えてはいますが、畑にいるときに、すぐにわかるようにしたいものです。 

ニンニク植え付け

全部で8畝。
植え方は、小さい粒はマルチ穴全部に植えていますが、大粒のものは、例えば5列マルチに3列植え、など、減らしています。(でも、ニンニクは密植でもあまり問題ないみたいだけど・・・。畝の準備も大変だし、来年はびっしり播くかなあ)


10/13現在、最初に植えたふくちなどから、芽が出てきました。
ニンニクが終わったら芋掘り作業を急ぎたいところ。
でもニンニク畝に、モグラ除け用笹の差し込み、というのもやってみたいです。
(菜箸よりやや長めくらいの竹を、大量にぷすぷす刺しておくのだそうです。そうすると効果抜群なのだとか)
例年、モグラが畝の下に通路を造ってしまい、その上の株は、結局枯れてしまうのです。
モグラ、にくし。 

コメント (4)
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