採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

安納芋の干し芋

2009-01-29 | +干し柿・干し芋・栗

実家の家庭菜園ではさつまいも(べにあづま)を毎年つくっています。干し芋にするのが主な目的です。

母は、私が干し柿づくりをするのと同様の愛情を注いで、とても丁寧に干し芋を作るのです。サツマイモは低温に弱いので、暖房の効いた部屋に、段ボールを2重にして置いてあげたり、泥を洗うときも、冷たい水では「かわいそうだわ~」とお湯を使ってあげたり・・・。
(そのかわり、干し柿の扱いは、(私に言わせると)やや冷たいです)

市販の干し芋は、干し芋専用のタマユタカという品種なのですが、わざわざその品種でなくても作れます。
ただし、ホクホクではだめで、ネットリしたお芋がよいです。
普通のベニアズマでも、秋に買って(収穫して)新聞紙に包んでおき、涼しいところに年末頃まで置いておくと、蒸かすと全体が透明な黄色のしっとりしたお芋になります。
かぼちゃを置いておきすぎると水っぽくなるのと同じ原理ではないかと思います。

スーパーにあるサツマイモは、出荷直前まで高温の倉庫で保存されているため、いつ購入しても収穫直後に近い、ホクホクの状態だと思います。
なので、秋に買って、干しものに適した12~1月まで、やや涼しいところに置いておくのをお勧めします。(実家は、暖房が効いた部屋でもかなり涼しい)



今年は実家のお芋がやや不作なので、ずっと気になっていたさつまいもを買ってみることにしました。

安納芋というお芋で、ネットリ系のとても甘いさつまいもだとか。
干し芋にするにはネットリ系が適しているのです。

ポメマルさんのブログにネットリ蜜が出ているような安納芋(種子島蜜芋というブランドだとか)の焼き芋の写真があるので見てみて下さいね)

丸干し芋にしたかったため、Sサイズを10kg取り寄せてみました。


干し芋の作り方については、2007年1月のこちらの記事を見て下さい。




1月13日頃に干し始めたのだったかな。
表面がかなりよく乾いたので、1/20頃一旦ビニールに入れ(水分を平均化させる)、その後また表面がしっとり湿ってきたあと、再度乾かしました。

10kg、つまみ食いせずほとんど干したのに、出来上がりはこれだけ。


2009/1/25
2009/1/25 安納芋の干し芋

うーん。20kg買えばよかったかも・・・。
ザル1枚分に収まってしまうとはさみしい・・・。


干し柿のしまい方と同様、キッチンペーパーとオーブンペーパーを重ねて箱に詰めてみました。
上に乗っている黄色い、スライスタイプの干し芋は実家のべにあずまです。

2009/1/25
2009/1/25 干し芋2種


トースターで、角が少しコンガリするまで焼いて食べるとおいしいです。


コメント (8)
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年越しパーティー:グラスフュージング(道具)

2009-01-28 | +お客さんの日
【年越しパーティーシリーズ】
 年越しパーティ―:12/31夜(前編)(前菜・魚料理)
 年越しパーティ―:12/31夜(中編)(肉料理)
 年越しパーティ―:12/31夜(後編)(デザート・お酒)
 年越しパーティ―:1/1昼(前編)(朝の軽食と、午前の部前半)
 年越しパーティ―:1/1昼(後編)(午前の部後半)
 年越しパーティ―:元旦のティータイム(おめでたい和菓子)
年越しパーティー:グラスフュージング(道具)(グラスフュージングの作品例と材料) 
 年越しパーティー:グラスフュージング(作品その1)(みんなの作品;箸置きスタイル)
 年越しパーティー:グラスフュージング(作品その2)(みんなの作品;自由なスタイル)
 年越しパーティー:グラスフュージング(作品その3)(みんなの作品;自由なスタイル)

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元旦の昼下がり、お茶とお菓子のあとは、グラスフュージング大会です。

グラスフュージングとは、ガラスとガラスを加熱によって溶着させる技法です。なんと紀元前からある技法なのですが、吹きガラスの発達にともなって衰退しつつありました。が、近年、美しい色板ガラスの開発で、再び見直されてきたそうです。
検索してみると、アクセサリーのような小さな作品から、お皿などの食器サイズ、そしてステンドグラスや欄間まで、各種の作品が作られているようです。

例えばこちらを参照してみて下さい・・・
 ・フュージンググラス教室もある「るりいろ工房」のHP
 ・アクセサリー工房「glass pada」のHP


ガラスを焼くというと大変な装置が必要そうですが、小さなものであれば、家庭用(単機能)電子レンジと小さな炉(キルン)を使って焼けるのです!ビックリ。
わらびさん・ふみえさんが電子レンジ(2台)、専用釜、カラスのパーツ、ピンセットなどなど各種道具をセッティングして下さいました。

まずはわらびさんから簡単なレクチャーがありました。

(作業手順)
・板ガラスの上に、好きなパーツをピンセットで配置してまずデザインする。
・デザインが決まったらそれぞれのパーツをエタノールでよく拭く(焼き上がった後の曇りの原因になる)。
・拭いた部材に仮止め用ボンドをつけ、再びピンセットで配置・接着する。

(気を付けること)
・5cm以内の大きさ(電子レンジ用釜の直径にあわせて)
・板ガラス2枚に模様を挟むスタイル、または、板ガラスの上に模様を乗せるスタイルどちらでもよい。
・最終的に、板ガラス2枚程度の厚みがあった方が焼成中に割れたりしにくい
・材料はみなガラスなので、ガラスの粉やエッジに気を付ける。
・(今回は用意して頂いた材料を使うので問題ないが)ガラス素材はメーカーによって膨張率が違うので、別メーカーのものを組み合わせないこと。
主なメーカーは、ブルズアイ(アメリカ)、アーティスタ(ドイツ)、スペクトラム(アメリカ)、ウロボロス(アメリカ)。わらびさんはブルズアイ(だったかな?)で統一していらっしゃいます。

・・・と書いてもさっぱり分からないですよね。
まずは先生(わらびさん・ふみえさん)のお手本作品と、道具をご紹介しますね。
みなさんだったらどんな作品を作るでしょうか。

生徒達(パーティ参加者のみなさん)の作品は、次の記事でご紹介します。

(写真はクリックすると拡大します) 
2008/11/23


今回のパーティでも大活躍だった箸置きです。

長方形の模様入り台ガラスの上に粒状のガラスを載せ、(比較的軽く)焼いて接着させたものです。

こちらはお皿。
上の箸置きは、粒状の盛り上がりを残す手法でしたが、
こちらは模様がお皿の面にすっかり埋まり込んでいます。
溶ける、というガラスの性質ならではですよね。
黒い円盤形のガラスに、オレンジやラメの板ガラスを乗せ
てあるのだと思います。2008/11/23

表面が平ら、ということは、一番上に透明板ガラスを乗せているのでしょうか。
一度焼いて全てのパーツを溶着させ、ゆっくり冷まし、更にお皿型にするために、もう一度専用の型に乗せて入れて熱を加えてお皿のくぼみを作り、またゆっくり冷ます、という手順ではないかと思います。このような大きな作品は、通っていらっしゃる工房の、焼成用大型電気炉とゆっくり冷ますための高温庫(正式名称はなんというのでしょう)を使われたのだと思います。
2008/11/23

小さいペンダントサイズの作品です。どうぞ拡大して見て下さいね。
とても複雑なデザインで、一体どうやって作ったのかさっぱり分かりません!
2008/11/23


トンボのように具象的な模様もいいですよね!
でもこれはベテランのわらびさん・ふみえさんの作品なので、私のような初心者は、こんなレベルを期待してはいけません・・・。うむうむ。
2008/11/23


さて、材料をご紹介します。
これは台となる板ガラスです。これをもとに、各自の好みの大きさ、形にわらびさんがカットして下さいました。
「先生~、これ~」とみんなが押し寄せて、昔の美術の授業を思い出しました。
2008/11/23


透明な板ガラスに、予め模様が入っているものもあります。

2008/11/23


不透明な色ガラスもありますね。

2008/11/23

右側は、模様として使う粒状のガラスです。
このパーツはなんと手作りなのですよ!

板状のガラスを細かく砕き、それを一度焼くとこのような、水滴が丸くなるように、こんな風なコロコロと可愛い粒状のガラスが出来上がるのです。
2008/11/23


とっても綺麗・・・。
このままでおはじきとして使えそう(ちょっと小さいか)。

大きめの粒は、完全な球体にならず、ややいびつなまるっこさで、それもまた可愛いです。

瑪瑙のように筋の入っている粒は、板ガラスを2枚重ねて溶着し、それを割って焼いて粒状にしてあるのではないかと思います。
2008/11/23


これはきっと高級な部材だと思います。ヴェネツィアングラスの文鎮の中にこういうものが入っていますよね。

金太郎飴のように長い棒状のものを購入し、短く切って焼いてあるのだと思います。

2008/11/23

透明ガラスに、キラキラしたラメがかかっています。

2008/11/23


黒いガラスに、多色使いの箔模様が入っている、シックな素材もあります。これはと~っても高級なガラスなのだそうです。

真ん中の細長いものがカットした状態。左下はそれをさらに細かくし、粒状に仕上げてあります。
2008/11/23


高級素材はやはり、キラキラ輝いて綺麗・・・・。

2008/11/23


上の高級素材を、つぶつぶに加工したものです。

2008/11/23


これは、ダンナサマが撮影していたもので、「ザクザク」という道具だそうです。
ガラスを挟んで細かく割るものだそうです。ザクザク音がするからこんな名前だとか。にゃるほど。
その細かいものを少し焼いて、ツブツブのパーツを作るのかな。

さて、どんな作品が出来るかな?
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ロールケーキ

2009-01-27 | +お菓子(西洋)

年越しパーティの記事はちょっと一休みです(写真、鋭意整理中!)。

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先日、ブルーベリー味のクリーミースプレッドを使ってロールケーキを作ってみることにしました。
ズコットの時は全卵泡立て方式のジェノワーズだったので、今度は別立て方式のビスキュイ生地でやってみよう。ビスキュイの方がくたっと柔らかで好みです。
ビスキュイは油脂分が入らないことが多い気もするけれど、今回の参考書では溶かしバターを使っていたので、計量の簡単なオリーブ油におきかえました。
粉は片栗粉を使うレシピでした。
薄力粉は冷蔵庫から出してこないといけないけれど、片栗粉はその辺に置いてあるので、これは便利。片栗粉だとどんな味になるのかしら?

■■ロールケーキ生地
(『クイーンアリスのクッキーと焼き菓子』を参考にしました)
■材料(ステンレスバット1枚分)
卵白(S)  4個  (多すぎた)
砂糖80g
卵黄(S)  4個
砂糖16g
片栗粉   15g
オリーブ油  20cc (本では溶かしバターだった)
■作り方
(1)卵白と砂糖でしっかりしたメレンゲを作る。
(2)卵黄と砂糖を泡立てる。
(3)メレンゲに卵黄を混ぜ、粉も混ぜる。油も入れてよく混ぜる。
(4)アルミ箔を敷いておいたバットに流して表面を綺麗にならす(焼いても溶けて平らにならない)。170度で15分。
(5)焼き上がったら紙を剥がして冷ます。


今回のクリームにはこちらを使ってみました。
このクリームチーズを生クリームで少しゆるめ、更に泡立て生クリームを混ぜました。

2009/1/17


私のことだから、きっとぺしゃんこのスポンジになるだろうと思ってつい卵を多めにしてしまったのですが、かなりフカフカに焼き上がり、ロールケーキにするには厚すぎました・・・。
でも気合いで巻くの。


スポンジ生地にまずブルーベリージャムを塗って・・・。

2009/1/17
小瓶のブルーベリージャムを塗ったところ

ジャムの上にブルーベリーチーズクリームを塗りました。
生地が厚いため中にあまり詰められず、案の定クリームが余りました。

翌日切ってみると・・・。
 
2009/1/17作
2009/1/17作 ブルーベリーロールケーキ


ブルーベリージャムがスポンジに染みこんで、なんだか青ざめた変な色・・・。
これは予想外でした。今度から気を付けよう。

ビスキュイのしっとりとした柔らかさはとても好みでした。片栗粉と小麦粉の違いはよく分からない気がしました。
でも味は、全体的に単調で甘すぎたかな・・。

市販のジャムが甘いし、中に巻いたクリームも酸味は特に加えなかったのです。
生のフルーツ(冷凍ブルーベリーでもいいかしら?)を使って酸味を加えるともっとよかった気がします。
ビスキュイの砂糖もちょっと減らして、卵も少なく(生地を薄く)、クリームには生フルーツ、だな。
要再挑戦。
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年越しパーティー:元旦のティータイム

2009-01-26 | +お客さんの日
【年越しパーティーシリーズ】
 年越しパーティ―:12/31夜(前編)(前菜・魚料理)
 年越しパーティ―:12/31夜(中編)(肉料理)
 年越しパーティ―:12/31夜(後編)(デザート・お酒)
 年越しパーティ―:1/1昼(前編)(朝の軽食と、午前の部前半)
 年越しパーティ―:1/1昼(後編)(午前の部後半)
年越しパーティ―:元旦のティータイム(おめでたい和菓子)
 年越しパーティー:グラスフュージング(道具)(グラスフュージングの作品例と材料) 
 年越しパーティー:グラスフュージング(作品その1)(みんなの作品;箸置きスタイル)
 年越しパーティー:グラスフュージング(作品その2)(みんなの作品;自由なスタイル)
 年越しパーティー:グラスフュージング(作品その3)(みんなの作品;自由なスタイル)

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■■ティータイム■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

ティータイムに、わらびさん・ふみえさんご夫妻がスペシャルなお菓子を用意して下さいました。


2009/1/1
左の箱は、「金沢うら田」という和菓子屋さん(HPはこちら)の「加賀八幡起上もなか」。

右上は、金沢のお正月に欠かせない「福梅」という最中のしおりです。福梅はお正月が近づくと金沢のあちこちの和菓子屋さんで作られるそうで、それぞれ少しずつ個性が表れているそうです。
こちらの福梅は金沢の和菓子屋さん「落雁諸江屋」(HPはこちら)のものです。
右下は、「辻占 福寿草」のしおり。こちらも諸江屋さんのものです。


2009/1/1
「起上もなか」のふたをとると、きゃ~可愛い!
七転び八起きにかけて、7つの起上り小法師をかたどってあります。
真ん中の1個は本物の起上こぼしなのですよ。


2009/1/1
起上もなかと福梅、そしてそれぞれ添えてある巾着型のものが「辻占福寿草」で、和製フォーチュンクッキーです。

塗りのお皿が素敵ですよね~。


2009/1/1
おみくじにはこんな感じ。謎かけみたいですね。

諸江屋さんのHPを見ると、おみくじの解釈が一部載っています。明治時代に書かれた「なぞかけ本」の文章をそのまま使っているそうです。


2009/1/1
福梅はこんなお菓子です。紅白あるそうなのですが、こちらは白。

この梅の形は、加賀藩主・前田家が祖先と崇める菅原道真を祀った北野天満宮の大祭の献茶式で使われた餅菓子「寒紅梅(かんこうばい)」をヒントに考案されたという説が有力なのだそうです。

中のあんは一般的なあんよりかなり濃厚で甘く、固めのつぶあんでした。日持ちさせるため、伝統的にこういうタイプのあんのようでうす。
表面には粉砂糖(和三盆?)がまぶしてあり、梅に積もる雪のようでキラキラと綺麗です。

お正月の午後、おいしいお茶とお菓子を頂いてほこっとした後は、みんなでグラスフュージング製作大会となりました。
次の記事でご紹介しますね!
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年越しパーティ―:1/1昼(後編)

2009-01-26 | +お客さんの日
【年越しパーティーシリーズ】
 年越しパーティ―:12/31夜(前編)(前菜・魚料理)
 年越しパーティ―:12/31夜(中編)(肉料理)
 年越しパーティ―:12/31夜(後編)(デザート・お酒)
 年越しパーティ―:1/1昼(前編)(朝の軽食と、午前の部前半)
年越しパーティ―:1/1昼(後編)(午前の部後半)
 年越しパーティ―:元旦のティータイム(おめでたい和菓子)
 年越しパーティー:グラスフュージング(道具)(グラスフュージングの作品例と材料) 
 年越しパーティー:グラスフュージング(作品その1)(みんなの作品;箸置きスタイル)
 年越しパーティー:グラスフュージング(作品その2)(みんなの作品;自由なスタイル)
 年越しパーティー:グラスフュージング(作品その3)(みんなの作品;自由なスタイル)

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■■午餐(つづき)■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■


2009/1/1写真提供こうすけ氏
まだまだ御馳走が続きますよ!

わらびさん手配の、生のボタンエビ(富山新湊産)と、こうすけさんが買って作って下さった蒸しアワビです。
アワビは、生のお刺身だコリコリ固いですが、蒸すとタコのように(?)しっとり柔らかになります。歯ごたえでなくアワビの「味」を楽しむには蒸した方がよい、というのがこうすけさんのアドバイスでした。

(写真はクリックすると拡大します。拡大写真はFujika撮影です)
2009/1/1
こうすけさんが前夜の食後に仕込んでおいて下さった鯛とヒラメの昆布締めです。
昆布に挟む時間は好きずきで、2時間程度から、一晩まで色々だそうです。
一晩漬けたこの昆布締めは、丁度よい締まり具合で、とても美味しかったです。

お醤油ではなく、右上に写っている塩昆布微塵切りで食べるのです。
昆布締め+塩昆布というのは初めての組み合わせでした(いつもはレモン汁+柚子胡椒というのが多いです)。とても美味しいので今度家でもやってみようかと思ったのですが・・・・・・でも、フジッ子の塩昆布ではきっとダメですよね・・・。


2009/1/1写真提供こうすけ氏
わらびさんが手配して下さった、金沢のかぶら寿司。
厚切りのカブの間に見えるピンクのものはブリの切り身です。
サバを挟む場合もあるそうですが、純正(高級!)鰤バージョンです。

かぶら寿司、ものすごい高級料理なので話には聞いたことがありましたが実は頂くのは初めて。あこがれの存在でした。
初かぶら寿司は、美味しかった!こういう、糀のなれ鮨って大好きです。
かなり大きなサイズの蕪から、このお寿司がおそらく1個か、せいぜい2個しか作れないはずです。上端と下端はどこへ行ってしまうのかしら・・・。お漬け物?
母がべったら漬けを漬けるので、糀漬けってかなり大変なのだろうな、と分かります。かぶら寿司の場合は鰤を2週間塩漬けにする工程もあるそうで、高級なのもなるほどです。


2009/1/1写真提供こうすけ氏
ふみえさん手作りのきんとんに、Fujika作栗渋皮煮をトッピングさせて頂きました。

アクが少ないのでしょうか、とっても綺麗な黄色に驚いたのですが、材料は、「五郎島金時」というさつまいもだそうです。
私には初耳のブランドだったので調べてみると何と、(九州方面ではなく)石川県金沢市五郎島地区のものでした。
日本海に面した五郎島地区は適度な砂質土のため、絶妙のほくほく加減のさつまいもが育つのだそうです。
わらびさんが薪ストーブに乗せて焼き芋を作って下さったのですが、黄色くてほっくほくの美味しい焼き芋でした(写真がなくて残念)。
ホクホク系のさつまいもが好きな方、五郎島金時を是非お試しを!


2009/1/1写真提供こうすけ氏
こちらのきんとんは、中津川の和菓子屋さんのもの、栗100%です。こちらにもFujika作栗をトッピングしてしまいました。


2009/1/1写真提供こうすけ氏
ふみえさん作の切り干し大根のなますです。
切り干し大根の酢の物は作ったことがありますが、いつももっと茶色くなってしまいます。
こちらはとても白く上品な仕上がりです。たっぷりヒタヒタにお酢(+だし?)で浸すのがコツでしょうか。
生大根のなますとはまた違う、コリコリした歯ごたえが楽しい、とてもおいしいなますでした。
右下のは、ボタンエビの酒盗和えです。一番上の写真にあるボタンエビ(富山新湊産・生)を、お酒で伸ばした酒盗で和えてあります。酒盗はカツオの内臓の塩辛で、アンチョビのような味も少しする発酵食品です。そのままだととても塩辛いのですが、こうやって和え衣として使うと塩辛さが和らぎます。
思い出すだけで日本酒が飲みたくなってくるよう・・・。


2009/1/1写真提供こうすけ氏
数の子、黒豆、なます、沢庵、炒りウニ、胡麻入りなます、ごまめ、です。
ちょろぎは滅多に食べないのでどんなものかよく知りませんでした。こちらは梅酢漬けだったのだけれど、コリコリサクサクして、まるで小梅漬けのようでおいしいものでした。

その右のなますはふみえさんとわらびさん作、生大根と人参と干し柿(後述)を使っています。
手前真ん中のなますはFujika出品(実は作ったのは母)です。福井風なのか、白擂りごまがたっぷり入るのが特徴です。胡麻のコクで、酸っぱさが緩和されてまろやかに仕上がります。


2009/1/1
こちらがなますに使った干し柿。
埼玉県幸手市にある西山堂柿善(HPはないようです。Tel:0480-42-3779)というお店の「柚子柿」というお菓子です。
1枚の紙が2つに畳んであって、そこに挟まっています。
厳重にシールされていないところが大変好ましい☆
ぴらっとめくってぱくりと食べられます。


2009/1/1
中身はこんな状態です。
巻き柿でなく、重ね柿!
そして、細切り状態の柚子皮甘露煮がところどころにちりばめてあります。
見てもよく分からないけれど、食べるとしっかり柚子の風味がします。


2009/1/1
柿を切る方向に包丁を入れて、微塵切り状の干し柿をなますに混ぜていらっしゃいました。
なますに柿の甘みと柚子の風味も加わって素晴らしい味わいでした。

(自称)干し柿研究家の私としてはこの「重ね柿」の作り方が気になります。
四角い型に、時々柚子を散らしながら切り開いた柿を並べ、重石をするのでしょうか。
作ってみたいわ・・・。丁度良い細長い型がないな・・。100円ショップでミニパウンド型でも探してみようかしら。


2009/1/1
さきほどの写真にも出てきましたが、かずのこ、たくあん、炒りウニです。

かずのこのお皿はフュージンググラスという手法のわらび・ふみえご夫妻の手作りです。黒いお皿って何を乗せても映えますね~。
沢庵のお皿も、蕗の葉(蓮?)をかたどった手作りです。
今年は沢庵作らなかったのだけれど、ほんのり甘くてサクサク柔らかな沢庵を食べて、こんな上手に作りたいものだ、と思ったのでした。


2009/1/1写真提供こうすけ氏
伊達巻きとかまぼこ。伊達巻きはふみえさん手作りです。
ピンクと白、たまご色がとってもお正月らしい一皿ですね。





こんな御馳走のあとに勿体ない程だけれど、このあと美味しい和菓子とお茶も頂いたのでした。ティータイム編はこちら。縁起物の可愛い和菓子が登場します☆
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じゃこ天チャーハン

2009-01-22 | +ふたりの日

最近年越しパーティの御馳走の記事が続いていますが、あんな豪華なお食事は、一生に何回もないことです。
自分も参加していたにもかかわらず、写真を見直すとなんだか夢の世界のよう・・・。
思い出すと目の毒です。


何しろここ1週間ほどおでんが主菜。
大根やこんにゃく、昨日は牛すね肉を次々に足して、何だか更に美味しくなってきたような(いやホントに。負け惜しみではなくって)。


今回は御馳走記事をひとやすみして、素朴なごはんをちょいと。


今年はお正月の後、8日~15日まで1週間、ダンナサマが出張で留守でした。
例年1月前半はおせちの残りなどで食いつなぐのですが、今年は更に1週間ひとり、流し台がカラカラに乾く程料理していませんでした。
(干し芋かじったりして暮らしていました)

先週の日曜(18日)は、ダンナサマが出張から帰ってきて久々に二人で昼ごはんなのですが、すっかり怠け癖がついてしまい、久々の料理、何も思い浮かびません・・・。


オイルと塩胡椒だけの「素パスタ」とも思ったけれど、ダンナサマの意見でチャーハンに。

幸いおいしいジャコ天が冷凍庫にストックしてあり(かずさんありがとうございます!)、ネギとセロリ、大根の芯葉、卵でなんだか立派なチャーハンになりました(炒めるのはダンナサマがしてくれました)。


2009/1/18
2009/1/18 ジャコ天チャーハン


子供の頃はチャーハンってあまり好きでなかった気がしますが、なんだかしみじみ美味しいものですね。
特に今回はおいしいジャコ天が決め手。甘さがなく、魚の旨みたっぷりのジャコ天は、二人分のチャーハンに1枚では多いほど、よいダシが出ました。

ダンナサマへ、また作ってね~。
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年越しパーティ―:1/1昼(前編)

2009-01-21 | +お客さんの日
【年越しパーティーシリーズ】
 年越しパーティ―:12/31夜(前編)(前菜・魚料理)
 年越しパーティ―:12/31夜(中編)(肉料理)
 年越しパーティ―:12/31夜(後編)(デザート・お酒)
年越しパーティ―:1/1夜(前編)(朝の軽食と、午前の部前半)
 年越しパーティ―:1/1昼(後編)(午前の部後半)
 年越しパーティ―:元旦のティータイム(おめでたい和菓子) 
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大晦日の晩は、6時頃から御馳走を頂き、そのあとにぎやかにみんなでおしゃべりなどしていました。
紅白もちらっと見て、そのあとのさだまさしの番組に入ったところでひとまず(私は)就寝。
翌朝は食べ過ぎのせいか顔がぱんぱんにむくんでおりました・・・。それにちょっと二日酔いも・・。

でも、よい天気のさわやかな元旦でした。


■■朝ごはん■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■


(写真はクリックすると拡大します。拡大写真は概ねFujika撮影です)
2009/1/1
前日からアサリを塩水に漬けて砂出ししていました。
塩分濃度が濃すぎても薄すぎても砂をうまく吐いてくれないそうなのですが、こうすけさんの絶妙の塩加減で、水が汚れるほどに砂を吐いています。


2009/1/1
朝、起きてきたひとだけ、アサリのお味噌汁を頂きました。
Jasminさんが作って下さいました。

奥に見えるのは、矢崎フルーツ園さんの冷蔵脱渋甲州百匁柿です。
これまで干し柿用の渋柿しか買ったことがありませんでしたが、この脱渋柿の大きくて甘くて美味しいこと!ほどよく柔らかく、みずみずしいのです!(矢崎さんおいしい柿をごちそうさまでした!)




■■午餐■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

お昼過ぎには酔いも覚め(?)、みんなでお正月のおせちを頂くことになりました。


2009/1/1写真提供ふみえさん
新年のテーブルはこんな感じです。


2009/1/1写真提供ふみえさん
おとその酒器です。
青いガラスの方、ものすごく綺麗です。
注ぎ口が細く長く伸びていて、見ているだけでハラハラしてしまいます。
粗忽者の私はなるべく近寄らないようにしました。


2009/1/1写真提供こうすけ氏
わらびさんの盃コレクションです。各自好みの1つを選んで使わせて頂きました。

こんな風に杯をまとめておく、というのはいいアイデアですよね。選ぶ楽しみがあります。
我が家には大した杯はないけれど、こんな風にしてみようかしら。


2009/1/1
お雑煮も作ったのですが、シェフJasminさんがお風呂でいらっしゃらなかったせいか、なんだか迷走して面白いことになりました。
3種類の出汁が出来上がったのです。

まず昆布を水に漬けておいたのですが、そこにヒラメ昆布締めに使った昆布も全部入れてしまったのです(昆布ってものすごい増えるのね~と思ったら違いました)。こちらが濃厚昆布出汁になりました。
もう一種類は干し鮎。前日から水に漬けておいた干し鮎で出汁をとり、ここに昆布出汁を少し加えました。
干し鮎出汁は少々癖があるので、オーソドクスなカツオだしもこうすけさんが作って下さいました。

具は、鶏肉、カラシナ、三つ葉、おもちで、各自お好みの出汁を適宜ミックスしてどうぞ、という面白い趣向になりました。
(お母さんへ、カラシナとお餅、ご協力感謝です)

お餅は、ウェイドさんとアツオさんがトースターに張り付いてみんなの分を焼いて下さいました。焼いた後鍋の中の熱湯に漬けておいて、各自すくい上げて盛りつける、ということにしたので、固くならず丁度よかったです。


2009/1/1
わらびさんが福井から取り寄せて下さったおせちです。
とてもお洒落な八角形のお重に入っています。
大変盛り沢山で、しかもどれをとっても手が込んでいて、美味しいのです。

(おせちのお品書きの写真、どなたか撮ってらっしゃいませんか~)


2009/1/1
こちらがもう一段。
鴨やローストビーフ、焼き豚、あんきもなども入ってとても豪華です。
一段だけで、一週間くらいのメインのおかずがまかなえそうな豪華さです。


2009/1/1
例えばこちら、おせちの1品の干し柿ですが、なんとまあ可愛く細工してあることでしょう!
裏から種を抜き、ハサミでちょんちょんと切り目を入れて亀甲模様にしてあります。


2009/1/1写真提供ふみえさん
こちらはおめでたい祝い箸。
お正月のお箸は、縁起をかついで割らないお箸なんですよね。

(おせちとセットかと誤解していましたが、違いました)



2009/1/1
水引細工の亀です。

おせちとセットだったら越前水引かな、と思っていましたが違いました。
お隣石川県の加賀水引の始祖ともいえる老舗「津田」のものだそうです(HPはこちら)。

加賀も越前も和紙の産地です。水引の芯のこよりに和紙が使われます。


2009/1/1
おせちと同じお店のせいこがに寿司です。
福井でせいこがにと呼ばれるメスのカニを使った押し寿司です。

メスのカニは漁期が決まっているため季節限定のものです。


2009/1/1
寿司飯の上に、プチプチしたカニの外子をまず載せ、更に内子、甲羅の肉などを載せ、最後に脚肉を綺麗に並べ、最後に白板昆布を載せてあります。
スライスする際は、昆布や具がずれやすいため、一本丸ごとラップでぴっちり包み、ラップごとカットするのがよいです(経験者わらびさんのアドバイス!)。
このお寿司、大変気に入ってしまいました。
メスガニの外子って、内子に比べて味もないし美味しくないなーと思っていたのですがこうやってお寿司にすると、プチプチ感がたまりません。この外子があるとないでは、このお寿司の印象は全然違ったものになるのではないかしら。
メスのカニは(オスに比べると)比較的お手頃な値段で買えるので、機会があったら似たようなものを作ってみたいと思います(来年かな?)。


2009/1/1
こちらがお寿司のチラシです。
あんきも寿司だとか、鯖寿司、きす寿司など魅力的なものが沢山・・・。


2009/1/1
こちらがおせちのお店で、「懐石料理 萩」というところだそうです(HPはこちら)。


(業務連絡:お母さんへ 福井に行ったらこちらでお食事しては如何。そしておみやげにお寿司を~~)

2009/1/1
わらびさんが富山から手配して下さったベニズワイガニです。
写っているのは私の手ですが、カニの大きさがおわかりになるでしょうか?

そして実はもっとすごいのが、カニを載せている立派なお皿。
わらびさんの作品です。


2009/1/1
カニは純正富山産で、新湊漁港のタグがついていました。


2009/1/1
これから解体しようというところです。
とても立派!



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後編に続きます・・・・
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年越しパーティ―:12/31夜(後編)

2009-01-21 | +お客さんの日
【年越しパーティーシリーズ】
 年越しパーティ―:12/31夜(前編)(前菜・魚料理)
 年越しパーティ―:12/31夜(中編)(肉料理)
年越しパーティ―:12/31夜(後編)(デザート・お酒)
 年越しパーティ―:1/1夜(前編)(朝の軽食と、午前の部前半)
 年越しパーティ―:1/1昼(後編)(午前の部後半)
 年越しパーティ―:元旦のティータイム(おめでたい和菓子)
 年越しパーティー:グラスフュージング(道具)(グラスフュージングの作品例と材料) 
 年越しパーティー:グラスフュージング(作品その1)(みんなの作品;箸置きスタイル)
 年越しパーティー:グラスフュージング(作品その2)(みんなの作品;自由なスタイル)
 年越しパーティー:グラスフュージング(作品その3)(みんなの作品;自由なスタイル)
 
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■■デザート■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

2008/12/31
Jasminさん御提供のヴァシュラン・モン・ドール。
とろりん、として丁度食べ頃!


2008/12/31
Jasminさん手作りのタルトタタン。
りんごはJasminさんのお友達の農園のもので、ちょっと珍しい品種なのだそうです(Jasminさんもしよかったら品種名を教えて下さいませ~)。
りんごのサイズは半割、お砂糖は殆ど使わず、型に隙間ができたらまたりんごを詰める、という風にして、数時間かけて焼き上げたそうです。
見えるところを数えただけでも、りんごを10個以上使っているようです。すごい豪華~。

2008/12/31
盛りつける前に、表面にお砂糖を振ってバーナーで焦げ目を入れました。
泡立てた生クリームを添えて頂きました。
単なる煮りんごとは違ってしっかりカラメルの風味がして、パイ皮はサクサク、美味しかった・・・。
どうやったらこんな風に作れるのかな・・・。

ところで生クリームを泡立てるとき、こうすけさんが「最初は低速でね、・・・」などと教えて下さいました。お魚のみならず、お菓子方面にも造詣が深いのでしょうか。どんなお菓子作るのかな?聞いてみればよかったのに、ぼんやりしているうちにお聞きしそびれてしまいました・・・。


2008/12/31
ハードリキュールのおつまみにもなる美味しいものたちです。
わらびさん御提供の千葉県八街のピーナツ。うちの地元もピーナツ産地なのですが、これは別格の美味しさでした。母がピーナツ大好きなので、今度勧めてみようかと思います。

殻付き炒りヘーゼルナッツ(どなたの御提供でしょうか?)は、殻が半分割れており、お酒を飲みながらパキパキ手で割って楽しめるのです。ほんのり塩味もついて、とても工夫されたものでした。

いちじくとプルーン、レーズンの赤ワイン煮はJasminさん作です。レモンスライスのようなものも一緒に煮てあり、とても美味しいです。どんぶり2杯分あったのですが、ワイン2本使っているとか!



■■お酒■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

2008/12/312008/12/31 2008/12/31
この日のお酒はこんな感じです。
(何しろ次第に酔っぱらって行ったので、撮り忘れご容赦下さい)。
左の2つはアメリカ出身ウェイドさんに敬意を表してカリフォルニアの白・赤ワイン(マグナムボトル?)です。


2008/12/312008/12/31 2008/12/31 2008/12/31
そしてハードリキュールもこんなに登場しました。
越乃寒梅が焼酎を造っていたとはびっくり。
真ん中はグラッパ。
そして右は、どうぞクリックして拡大してみて下さいね。超ビンテージのカルバドス酒です。
天国の花はかくや、と思わせる極上のいい香りでした。

勿体ないのでちびちび飲むつもりだったのに、美味しくてつい飲み過ぎてしまいました・・・。


■■その他■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

2008/12/312008/12/31
お刺身に使ったのは有限会社喜多屋醸造店(HPはこちら)のこちらのお醤油です。
こうすけさんとJasminさんが白樺湖への道中、岡谷で買ってこられたものです。
こちらのお店はおいしいお味噌も作っているそうです。


2008/12/31
お刺身やお肉類に添えて大活躍だったのがこちらの柚子胡椒。Jasminさん手作り!

柚子胡椒は作ったらすぐに冷凍して保存するのがベストだそうです。


2008/12/312008/12/31
Jasminさんのフランスのお友達のところで作っているという、ミラベルのジャムです。輸入されている訳ではなくて、多分ご自分で運んで来られたのだと思います。(ジャムって重いんですよね・・・)

Saint-Vaury, Creuseというのが産地かな?リモージュの北東約50kmの場所です。行ってみたいな・・・。

コメント (2)
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年越しパーティ―:12/31夜(中編)

2009-01-20 | +お客さんの日
【年越しパーティーシリーズ】
 年越しパーティ―:12/31夜(前編)(前菜・魚料理)
年越しパーティ―:12/31夜(中編)(肉料理)
 年越しパーティ―:12/31夜(後編)(デザート・お酒)
 年越しパーティ―:1/1昼(前編)(朝の軽食と、午前の部前半)
 年越しパーティ―:1/1昼(後編)(午前の部後半)
 年越しパーティ―:元旦のティータイム(おめでたい和菓子) 
 年越しパーティー:グラスフュージング(道具)(グラスフュージングの作品例と材料) 
 年越しパーティー:グラスフュージング(作品その1)(みんなの作品;箸置きスタイル)
 年越しパーティー:グラスフュージング(作品その2)(みんなの作品;自由なスタイル)
 年越しパーティー:グラスフュージング(作品その3)(みんなの作品;自由なスタイル)

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白樺湖畔での年越しパーティの続きです。
31日の夜の前菜とお魚料理をこちらでご紹介しましたが、まだまだお料理は続きます!


■■お肉料理■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■


2008/12/31
手前左側、Jasminさん手作りの鴨のスモークです(いい写真がなくてご免なさい!)。

スティック状になっているスモークウッドではなく、木の砕片そのままのスモークチップをお使いになったそうです。

奥に私の憧れ、フタつきのテリーヌ型が☆


2008/12/31
こうすけさん作のローストビーフです。
専用の加熱器を自作されて、車で移動中も加熱し、60度で5時間加熱したものだそうです。牛肉はA4クラスを使用とのこと。
見事なピンク色の仕上がり!
グレービーソース、そしてサクランボジャムのソースも添えられていました。
でもお刺身用におろしてあったわさびとお醤油がピッタリでした。わさびって、和風ホースラディッシュですものね(というかホースラデイッシュが西洋わさびでしたっけ)。


2008/12/31写真提供ふみえさん
こちらはわらびさん御提供のイノシシ肉です。
下ごしらえの場面は見逃してしまったのですが、バラ肉の骨を外す作業をしたところのようです。


2008/12/31
取り外した骨に、塩・胡椒・スパイス・くず野菜(人参の皮)をまぶしてしばらくマリネしています。

バットの向こうに1つ写っていますが、塩も各種こだわりの塩が集まっていました。
日本産の「雪塩」、海藻の混じったような塩、フランス産の塩もあったなあ・・・。パッケージの写真撮っておけばよかった・・・。


2008/12/31
それをオーブンで焼いて、スペアリブロースト!

三角形の個性的なお皿は、わらびさんの作品なのですよ。


2008/12/31写真提供ふみえさん
こちらはバラ肉のロースト。
フライパンで表面(特に皮側)をよく焼き、しばらくおいてスライスしました(フライパンの後オーブンで焼いたのでしたっけ?)

きのこオフ会の時もイノシシ肉がありましたが、部位が違うのかそれとも育て方なのか、脂身が少なくて肉は綺麗なピンクの、また違ったタイプのイノシシ肉でした。
ものすごく美味しかったです。


2008/12/31
こちらはイノシシのフィレ肉ローストです。
塩胡椒したフィレ肉を、バラ肉を焼いた後のフライパンでコンガリ焼き、キッチンペーパーとアルミ箔でくるんでしばらくおいたらこんな感じに綺麗なピンクに焼き上がりました。

豚肉とも、勿論牛肉とも全然違う繊細な味で、とっても美味しかったです。
柚子胡椒やわさび醤油がよく合いました。
私の独断でこの日のお料理で強いてひとつ選ぶとしたら、このフィレローストが一番好きだったかも・・・。イノシシ肉なんてまず手に入らない、という希少性がそう思わせているのかもしれませんが・・・。

2008/12/31写真提供ふみえさん
お肉が沢山なので野菜もたっぷりです。
大皿いっぱいのサラダ。チコリも入っていてゴージャスです。

チコリは、レモン汁を入れた水に放しておくと変色しにくいそうです。また、葉っぱのつけ根を円錐形にくり抜くと、葉っぱが切り離し易いとJasminさんが教えて下さいました。
今度試してみなくては。



・・・・・・・・・・
文字数制限に収まらなくなってきたので、デザート、お酒はこちらに!
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年越しパーティ―:12/31夜(前編)

2009-01-19 | +お客さんの日
【年越しパーティーシリーズ】
年越しパーティ―:12/31夜(前編)(前菜・魚料理)
 年越しパーティ―:12/31夜(中編)(肉料理)
 年越しパーティ―:12/31夜(後編)(デザート・お酒)
 年越しパーティ―:1/1昼(前編)(朝の軽食と、午前の部前半)
 年越しパーティ―:1/1昼(後編)(午前の部後半)
 年越しパーティ―:元旦のティータイム(おめでたい和菓子)
 年越しパーティー:グラスフュージング(道具)(グラスフュージングの作品例と材料) 
 年越しパーティー:グラスフュージング(作品その1)(みんなの作品;箸置きスタイル)
 年越しパーティー:グラスフュージング(作品その2)(みんなの作品;自由なスタイル)
 年越しパーティー:グラスフュージング(作品その3)(みんなの作品;自由なスタイル)
 
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お正月はいつもは実家でダラダラ過ごすのですが、今年はお泊まりのパーティーにご招待頂きました。
以前きのこオフ会でもお世話になった、白樺湖畔のわらび山荘です。

総勢なんと13人という大人数です。
わらびさん・ふみえさんご夫妻、さっちん、アツオさん、メグちゃん、ウェイドさん、トモエさん、Jasminさん、こうすけさん、neneさん、イヅミさん、そしてうちのダンナサマとFujikaです(もし名前間違えていたらごめんなさい~!)。

31日にみんな集まり、温泉に行ったり、お料理をしたりし始めました。
この日はこうすけさんとJasminさんがメインシェフ。こうすけさんはお魚料理方面ではほとんどプロのよう、そしてJasminさんはホントのお料理のプロでいらっしゃいます。


すごいディナーになりました。
(晩ごはんだけでブログの記事3つ分です。まずは前編。)
(参加者の皆様:紹介し忘れのものもありましたら是非ご一報下さい。また、もっと写りの良い写真もよかったら使わせて下さい~。Fujika撮影は何だか黄色っぽくて変な色で悲しいです)
どの1品をとっても、我が家だったら主菜としてお迎えできるような大御馳走ばかりです。お料理の紅白歌合戦のようでした。

わらび家秘蔵の食器コレクションも使わせて頂きました。
みなさん、お料理のみならず、器にもご注目下さいね!


■■■■■■■■■■■■■■■

(写真はクリックすると拡大します)
2008/12/31
こうすけさん手書きのメニューを冷蔵庫に貼って、作業されていました。
こうやって書きだしておくと、1品出し忘れ、ということもなくなって便利なのです。

冷蔵庫の上にはわらび家のネコちゃん、ショコラが。
ショコラちゃんは、シャルトリューズという種類でとても美しいグレーの毛並み、目はゴールドです。


2008/12/31
13人が席に着ける長いテーブルは、なんとわらびさん手作りです。

徐々にお料理も揃ってきたところ。

それぞれ写真を撮ったのでご紹介しますね。



■■前菜(っぽいもの)■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■


2008/12/31
鶏のハツのコンフィ。

鴨の脂で煮込んだ本格的なものです。
鴨の脂は、瓶詰めが売っているそうです(どこに~)。


2008/12/31
フォアグラのバターソテー。

それはもう、美味しいに決まってます・・・。
はあ・・・。
思い出しただけでもうっとりです・・・。


2008/12/31
この場面は見逃してしまったのですが、何と丸ごとのフォアグラが!!
すごい!

輸入する際は、真空パックで冷蔵状態なのかな。こんな大きな塊、見たことありませんでした。


2008/12/31写真提供こうすけ氏
Jasminさん作レバーパテ。
ピュレ状にしたあと型に詰めて焼いてあるそうです。レバー好きの私はすっかりトリコに(Jasminさんレシピ教えて下さい~)。
レーズンを添えて頂くと、お洒落でとても美味しいです。

パンはバタールっぽいものと、茶色いパンがありました。どちらにもよく合いました。


2008/12/31
パンにはこちらを添えても美味です。
ブルターニュの塩バター。
ツブツブの塩の結晶が練り込まれたバターです。

うっかりパッケージの写真を撮り忘れてしまいました。

ネットで検索してみたところ、Lescure、Coraris、Laiterie le Gall 、Paysan Breton などのブランドがあるようです。それぞれ個性があるそうです。(日本で買えるものなのでしょうか??
”demi sel”が有塩バターのようです。 ”Au Sel de Mer ...avec cristaux” などとパッケージにあったらツブ塩入りだと思います。


2008/12/31
Jasminさん作鴨のテリーヌ。中にはフォアグラと、プルーン、いちじくが入っています。そしてピスタチオも。

実は私もテリーヌ作ったのですが、お肉の種類やフルーツが違えばまたひと味違うので、両方食べましょうね、ということになったのでした(私のは明日登場。プロの作品の後に登場するかと思うとびびりまくりです・・・)。


2008/12/31
こちらもJasminさん作ゆずジャム。
鴨パテにこれを添えて、という趣向です。抜群の美味しさです。

ジャム好きとしてはこのジャムは、どうやって作るのか気になります。
皮の表面だけ削いでそれを細く千切りにし、果汁は絞り、残りのカスを水で煮出してその水を漉して使う、という感じかなあ・・・。うーむ。プロの技にはそう簡単には近づけないとしても、いつかこんなに上手に作ってみたいものです・・・。


2008/12/31
鴨のテリーヌは、こんな陶磁器の型(フタつき)に入っていました(ル・クルーゼかしら?)。
格好いい!

私もテリーヌ型欲しいなあ。今回金属製のパウンド型で作ったのだけれど、大概の型は漏るのです。なのでアルミで内張しないといけないのが結構面倒。
型があればこの先ずっと使えますよね~。
うーむ。
フランスのリサイクルショップあたりに行けば安くありそうだけれど、フランスに行く費用の方がかかるわ。そう思えば日本で定価で買ってもいいかな?むふ。



■■お魚料理■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■


2008/12/31
生牡蠣。
厚岸の生牡蠣をわらびさんが手配して下さいました。

イヅミさんと私で、剥きに剥きました!
牡蠣大好きなので、気合いも十分!
柿、じゃなくて牡蠣剥きにもかなり習熟した気がします。


2008/12/31
ホタテのカルパッチョ(ラップつきの写真しか見あたらずすみません)。
こちらもわらびさんが手配して下さった殻付きの厚岸ホタテです。

ホタテの殻を開けるのは牡蠣よりは簡単。うちのダンナサマがやってたみたいです。
ホタテのスライスも最初ダンナサマがやっていて、私にバトンタッチ。でも引き継ぎがうまくいっておらず、薄~く(7枚位)切らなくてはいけないのに、厚切り(4枚)にしてしまいました。夫婦の意気が合ってないなー。だめねえ、もう。

私はお寿司屋さんでは必ずホタテを頼むほど、ホタテ好きです。
殻つきでも剥くのはそんなに大変ではないのに、このあたりのスーパーではあまり見かけません。やはり冷凍でない新鮮ホタテは身のプリプリ感が違いました・・・。


2008/12/31
新鮮ホタテはヒモも勿論活用します。

下ごしらえ作業を見損ねてしまいました。塩でよく揉んで洗うのでしょうか。
そして短く刻んでバジルペーストで和えたものです。

以前札幌のお寿司屋さんでホタテヒモを頂いて、美味しさに感動しました。ホタテ本体より好きになってしまいそうでした。
お醤油でなく、こういう味付けも美味しいとは。
それにしても、こんなに大量のホタテヒモがあるということは、どんなに沢山のホタテがあったか、想像がつきますよね・・・。すごい豪華だな~。


2008/12/31写真提供ふみえさん
こうすけさん、Jasminさんが市場で調達して来て下さったお魚です。
とても美味しいマグロ、そして鯛。

ツマはこうすけさんが大根を桂剥きして作ったものです。
もうちょっと作って、と頼まれそうになりましたが桂剥きなんて自信がないので、結局作らないことになってほっとしました。こういう時に備えて特訓しておかないと・・・。

マグロは、大きめの拍子木切りになっています。本来マグロはこういう切り方をするのだそうです。


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まだまだお料理は続きます!
中編後編に続く~。
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