採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

謎の実

2019-12-27 | +きのこ以外

11月あたまのこと、とある住宅地の一角の畑地のすみっこで、見たことのない木をみつけました。
なんか、実がなってるの。 

謎の実

とてもきれいなオレンジ色の実。サイズは長さ3cm弱くらいの小ささ。
ヘタみたいなのが4枚ついています。
葉っぱは、わりと小さくてちまちました感じ。

触ってみると結構固くて、ベリー系ではなさそう。
ヘタの感じから、グルミチャマをふと思い出しましたが、グルミチャマを見直してみると、全然違います。
(色も、あちらは濃い紫色でした)

沢山実がついているけれど、鳥がつついている様子はないです(住宅地の中だからか?)
食べられない系か?

失礼して、実を1つだけ頂戴してきました。
 

謎の実

カットしてみるとこんな感じ。
(しばらく放置したせいで、実が乾燥してしまいました)

皮がつるっとして固いところや、オレンジ色で、黒っぽいサシが入ったこの果肉の感じ・・・一番雰囲気が似ているのは柿です。

勿論味もチェック。
果肉をひと舐めしてみたけれど、特に柿っぽくはないです。
食用でないことは確か、という味。
渋柿のあの渋さはなく、甘さもなし。


一体なんのために植えているんだろうか。観賞用の木なのかな。 


名前をご存知の方、ぜひ教えて下さい。




============

今年の更新はここまでです。
皆さん、事故や怪我、病気、歯痛などに気を付けてお過ごし下さい。病院は閉まってますからね。


近々実家に移動しますが、12月13日からこの方、ダンナサマが出張&風邪&飲み会&飲み会で、ちゃんと料理をしたのは数える程度。
(ひとりだと、野菜肉ゼンブ入りの煮込み系をまとめて作っておき、コツコツそれを食べるので料理しないのです)
お料理気分がぜんぜん盛り上がりません・・・。
冷凍庫もキツキツのまま全然空いてこないんだよなあ。
うちの冷凍物品を持って行って、あちらで食べようか。
運ぶものの用意もたいへん・・・。
もうちょっと近くて、時々荷物をとりに帰れるくらいだといいんだけどなぁ・・・。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

フェイジョア2019

2019-12-26 | +きのこ以外

チャツネを記事にしたとき、フェイジョアのことは書き忘れていたことを思い出しました。
記録のため、記事にしておきます。


フェイジョア、今年は11月20日頃、うちに送ってもらいました。
父の実家に木があるのです。

例年は、地面から拾い集めるようですが、今年はいつもより早い時期に行ったのか、それとも木に長く残っていたのか、実の大半はまだ木の上。
(今年は秋がえらくあたたかかくてキノコも変な時期に出たりしたので、後者じゃないかと思うのだけど)

なので、木から実をもいで収穫したとのこと。
フェイジョアの実がどうやって木にくっついているのかわかりませんが、ちょっと触るとぽろっと外れて、なかなか楽しかったとのこと。
 

フェイジョア

今年は小さ目だよ、という話でしたが、まあ平均的なサイズでしょうか。
大きいのがある年は、キウイフルーツくらいもありそうな大玉もあったりします。
でも大玉は、なんかうまいこと追熟しなかったりするんですよね・・。

 

フェイジョア

しばし追熟させたあと、半分にカットして中身をくりぬきます。
今年はちょっと予定があり、例年より早めにくり抜いてしまいました。
例年は、触ってみると、もにょっ、とやわらかくなるまで待つのですが、今年は、む・むに、と微かに弾力があるくらいで切ってしまうことに。

で、思ったのですが、これくらい固い方が、果肉の味がちゃんとして、美味しいかも。
酸味がほんのりあり、風味もあり、みずみずしさも。
柔らかい状態だと、酸味は薄れて薄甘いだけになってしまい、中は水分が抜けるのか空洞が出来てきます。
変色もしやすいです。
より追熟させると、皮をより沢山えぐることが出来ますが、でもそうやって無理にほじった部分は、ちょっと渋みがあったりしていまひとつです。

来年は、固め段階で切ってしまうことにしよう。
あと、追熟方法としては、ビニールに入れて口はあけておくとか、やや乾燥を防ぐ方がいいのかなあ・・

来年は埼玉まで拾いに行こうかな?
(高速道路がつながって近くなったはず)
なんか、豊作の年は、拾うのも面倒で、とても拾いきれないくらいどっさり落ちているらしいのです。
沢山あっても、中身はぽっちりだし、もっとあっても大丈夫なんだけど。


 



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

お魚大作戦

2019-12-24 | +肉・魚系保存食

先日、福井のお魚を沢山頂いてしまいました。
(Nさま、ありがとうございました!)

日頃丸のままのお魚を扱う機会は少ないです。
その日の予定は全部キャンセルして、お魚と格闘しました。

幸か不幸かダンナサマが留守。
夜ご飯の準備はさておき、加工に専念できました。


福井のお魚

ぴちぴちのお魚!
アマダイ、鯛、ウマヅラハギです。
これまでの人生でさばいた数を通算しても、それを超えると思われるお魚の量。
(イワシは除く)

今後のために、作業のコツを書いておきます。

・魚を仮置きするための保冷エリアを準備する。(トロ箱+保冷剤+新聞紙+ビニール袋とか)
・はやる心をおさえ、対象となるお魚のさばき方をyoutubeで予習。2回くらい見る。

・透明な大きいビニール袋の中に新聞紙を敷く。
・その中でウロコをとる。極力丁寧に、落ち着いてゆっくり。
アマダイは、側線上にとても固いウロコがしっかりひっついているので、がんばってむしりとる。
・お腹をあけて、エラと内臓をとる。保冷エリアへ戻す。
・ウマヅラハギは、背びれのとんがりと、口を切り落とし、皮を剥く。
(詳しくはYoutube参照。エラもへんなところについてるのです)
・1匹ずつそれぞれよく洗う。ここでウロコもよくチェック。お腹の奥は、包丁で傷つけてから歯ブラシで血合いをおとす。
・1匹ずつキッチンペーパーで外側を包み、お腹の中にも詰め、数匹ずつまとめてビニールに入れて一旦冷蔵庫へ。全部についてやる。
・ウロコや内臓をゴミ捨て。流しや包丁、ハサミなども綺麗にする。ちょっと休憩。
・1匹ずつ冷蔵庫から取出し、3枚おろし。タイとアマダイは皮つき、ウマヅラハギは5枚おろしにして薄皮もとる。
 中骨もとり、フィレはキッチンペーパーに包んでからラップに包み、冷蔵庫。
 (白身魚の場合は、この状態で2,3日は保存可能でお刺身にもできるようです)
 アラはボウルに入れてためておく(必要に応じて頭、中骨、その他、などパーツごとに)。きちんと拭いてあればここで汚い汁は出て来ない。
 このとき、胸ビレなど余分なヒレの先端は切り捨てておく。
 全部についてやる。
・フィレは、昆布〆にするならば、昆布に挟んで一晩なじませ、冷凍(皮つきで可)。
(今回は、昆布に挟んで24時間後に冷凍、というものと、24時間キッチンペーパーに包み、その後昆布に挟んですぐ冷凍、というのをやってみました。
理由は特になくて、なんとなくなりゆきで・・・)
 もしくはピチットに挟んで冷凍。(今回はぴったりラップというのもあり)
 (アマダイは、1匹だけ、ウロコお腹とりの状態で、丸ごとピチットに包んで冷凍してみました。後日アクアパッツァにしてみる予定)

・アラは、お友達のわらびさんに教えて頂いたレシピは、あら煮、カマ焼き、しんじょ、豆腐汁、鯛めし、鯛めしにあら汁を掛けて猫マンマ、ホイル蒸しなど。

今回は、私は全て保存を考え、また全部まとめて加工したかったので、煮てダシをとり、身はなるべくほじってみることにしました。

 

福井のお魚

沢山のアラ。
頭は、煮てしまうのでカブト割にせずまるごとです。(包丁も非力だったし手間を省きたかった)
ここに塩を振ってさっとお湯をかけました。
頭にはとくにちゃんとお湯をかけ、胸鰭付近に固くひっついたウロコをここで取るといいかも。
熱が加わるとウロコってとりやすくなりますよね。
(今回は配慮が足りず残ったまま・・)

さて、煮ます。 

福井のお魚

地獄のような光景に。
(生姜と昆布が入っています)
・・・よく考えたら、鍋をふたつに分けて煮ればよかったのかも。

西洋風にぐつぐつ煮た後で濾そうかな?とふと思ったこともあり、しっかり煮てしまったのだけれど、身をほじるならばさっと煮た段階で一旦取り出すとよかったかも。
(で、身をほじった後に骨だけ再度煮出してダシをとる)
 

福井のお魚

ほよほよに煮えてしまったアラから身をほじり、小骨をよりわけるのは結構大変でした。
プシュケーの気分。
(しかもウロコはもはや肉眼では見えず、ちょっと混入・・・)
なんとか身をほじり出して、全部で2皿分になりました。

 

福井のお魚

ほじった身は、スープに再投入。
これをパック詰めして、冷凍しました。

見た目はアレですが、すごく濃厚な魚のダシがでていて、臭みは全然なくて、美味しいです。
スープかけごはんで食べてみましたが、小骨、ウロコは許容範囲(1杯で4-5個)。
 

これを炊き込んだら、鯛めしになるはず。
生姜や昆布が入っちゃってますが、スープドポワソンとかにも展開できるのでは・・。


この日一日で、ものすごく経験値が上がった気がします。
やっぱ、大量に作業するっていうのは勉強になります。


知人から聞いた話ですが、ご主人のご実家から、2か月に一度くらい、冷凍のお魚(フィレになった状態)がどっさり届くのだそうです。
で、しょっちゅう魚のフライや唐揚げ、天ぷらを作るそう。
サイズは小さくてもいいので、お魚のフィレが冷凍されていたら、すごく便利ですよね。
(中高年の我が家では、揚げ物じゃなくて蒸し物とかがいいかも、だけど)
アラは茹でて(身はほじらずに)ダシだけとったらすごく楽。

今度、さばく練習がてら、またまとめ買いするのもいいなあ。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

干し柿2019:八珍柿に粉☆、鶴の子クルミサンド

2019-12-23 | +干し柿・干し芋・栗

八珍柿、一部はずっとザルにのせて干し続けていました。
そうしたら、今年は矢田さんみたいにほんのり粉が吹いてきましたよ☆ 

干し柿

見て見て~。
綺麗な薄化粧。

ヘタを下に置いて、四角く、安定するように手でちょっと整形してザルの上に。
そして心を揺らさずにじっと待ってみました。
南側ベランダは気温も上がってしまうため、北側にて。
 

干し柿

そうしたら、いつの間にかほんわか粉が☆

 

干し柿

これらは大玉の子たちです。
大玉であんぽ柿風だと、中がとぷとぷの液状で危うい感じがします。
なので結構強めに乾かしたのがよかったのかも。

 

干し柿

こちらは小玉の子たち。
いつものあんぽ柿くらいの状態でまず冷蔵庫に入れ、その後時々出したり、あれこれ工夫したのですが、この時点では粉なし。
最初の段階で干し足りないと、いくら工夫しても粉は吹いてこないようです。
このくらいから、もうしばらく保管したらこちらにも粉が吹いてきました。

粉が吹くのは綺麗なんだけれど、逆さに置いた状態は、ヘタのよつばマークが見えなくて、そこはちょっとさびしいかも。


鶴の子柿は、ひたすらタネ抜き中。
1個あたり、2~7個程度のタネが入っています。

稀に、タネが8個のものも! 

干し柿

見て下さい。タネ8個。
こんなにがんばらなくてもいいのに・・・。
タネをとると、産卵後の鮭のおなかみたいに、ぺなぺな、ぺったんこになってしまいます。


比較的果肉が厚いしっとりした鶴の子柿は、試しにこんなアレンジをしてみました。 

干し柿

くるみサンド。
半割にしたところに、びっしり並ぶようにくるみを数カケラ挟み込んでみました。
韓国の干し柿はこうやって売っていたりします。
あと、デーツにもこんな感じのアレンジがあります。

 

干し柿

粉吹き八珍と鶴の子(プレーン、くるみサンド)の盛り合わせ。
八珍は、半分、ヘタを見せてみました。
鶴の子は、くるみが苦手な人もいるかもしれないので、半々に。


くるみサンドは、私としてはなかなかお気に入りの味。
タネを気にせずがぶっと噛めて、かつ、コリコリとした歯ごたえが楽しめ、くるみの渋さ・コクが柿の甘さを和らげて、とっても合う気がします。
(私はもともとクルミが好きなので。クルミが嫌いな人はやっぱダメかも)
ワインやウィスキーのつまみになりそうな味です。

もっと美味しくなっちゃうかも、と、くるみに加えてビターチョコチップを数粒挟んでみたのだけれど、柿に負けてしまうのか、チョコレートはかすかなほろ苦い隠し味、程度。
微かに感じる程度なら、なくてもいいかなー、という印象でした。
むしろ、クルミ+少し塩味のあるチーズ、の方が合いそうでした。
(チョコチップではなくクルミをチョココーティングしたものを挟むとまた違うかもしれません)

 

試食下さった方、チョコ入りがよかった、とか、やっぱクルミなしのプレーンが好き、など、感想を頂けると嬉しいです。
見た目的には、ヘタをつけたままで、クルミサンドの方が可愛いかったかな?

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

洋梨とフェイジョアのチャツネ

2019-12-20 | +ジャム・ピール(果物系保存食)

鹿肉のローストで、ブラックベリーソースや、オレンジソースを作った際に役に立ったのが、こちらのチャツネ。 

チャツネ

ハワイのDean and Delucaで買ってみたマンゴーチャツネです。

 

チャツネ

原材料は、グリーンマンゴー、砂糖、酢、キャラメルフレーバー、玉ねぎ、水、レーズン、ショウガ、ニンニク、塩、スパイス、ハワイ産トウガラシ。
味は、マンゴーの味は特にせず、甘酸っぱくてスパイシー(シナモン系?)な風味。そのまま食べるとちょっと甘さ強め。色はカラメルのせいか、茶色でした。シャバシャバではなく、割とこってり濃度のある感じ。
ジャムみたいにパンにつけてそのまま食べるものではありませんが、肉料理にはよく合います。
お肉って、塩コショウだけでも美味しいですが、こういうものを添えると目先が変わりますよね。

久しぶりに自分でも作ってみようかと思います。
昔、固くてそのままでは食べられないノビルのピクルスを使って作った記憶があります。
(あと、忘れていたけれど、青トマトやトマトでも作ってました)

保存食の本を見ると、レリッシュ、サルサ、チャツネ、と3種類あります。
レリッシュはヨーロッパ系のハーブやそのタネを使う感じ、サルサは南米風でコリアンダーリーフが入る感じ、チャツネは生姜とシナモンなどのスパイスが入る感じなのかな、という印象です。

今回は、ショウガの入ったチャツネにします。

原材料は結構何でもありで、酢と砂糖、あとスパイスが入ると結構それっぽくなる気がします。
なるべくうちにある材料で。
という訳で。 

チャツネ

■材料
玉ねぎ
洋梨(追熟に失敗した若いもの。冷凍庫より)写真の状態からさらに小さくカット
フェイジョア(埼玉のもの。冷凍庫より)
生姜千切り けっこうたっぷり
国産レモン いちょう切り 1個弱
台湾産ドライパイナップル(小鉢の中)(冷蔵庫より)タンカンビネガー漬けの液で戻した
梅酒の梅 (お皿の一番上にある黒いもの。冷凍庫より)8分割程度の小さ目カットがよい
(写真にありませんが)ハラペーニョ 2本 レーズンもちょびっと
リンゴ酢、砂糖、スパイス(オールスパイス、シナモン、レモングラス少々など)

 

チャツネ

ひとまず混ぜてみました。
味はなじんでいませんが、ちょっと味見したりして。
ぱっと見、ちょっと具材が多めかなー。悩んだ末、洋梨をもう1パック投入することに。
(フェイジョアにするか迷いましたが、チャツネの濃い味にしてしまうならば風味のあるフェイジョアはちょっと勿体ないかなと思って、味のあまりない洋梨にしました)
刻んで混ぜたらお鍋が満タン。あふれそうです。煮れば減るはず!


 

チャツネ

茶色っぽい感じのお砂糖を入れ(桔梗信玄餅の黒蜜もひとつ投入)、ある程度似たあとがこんな感じ。
本には、まず酢だけ入れてよく煮て、最後に砂糖、とありましたが、今回柔らかい材料ばかりだし、最初から酢と砂糖を入れて煮てしまっていい気がしました。
毎回間違えてますが、梅酒の梅を4分割にしてしまったので、水分を吸ってずいぶん大きくなってきました。

あと、ざっと煮たあとに瓶詰する時間がとれず、しばらく冷蔵庫にて保管。
冷めたところで味見して、酢や砂糖を足せたので、割とよかったと思います。

 

チャツネ

12個できました。
市販品よりやや甘さ控えめ。必要があれば、使う時に蜂蜜など足せばいいかなと・・。
レモンを皮ごと入れたせいか(『プリザービング』にあったのです)、レモンの皮の苦みが隠し味(隠れてない?)になっています。
渋すぎて気になるほどではないと思うんだけど・・。

 

チャツネ

具はごろごろしていますが、ペクチン的なねっとり感はあまりないかもしれません。
ゆず果肉を入れればねっとりすると思ったけれど、今回はさらっと系にしてみました。


 


冷凍庫から洋梨は片付きましたが、瓶詰が12個も出来ちゃって、どうしましょう。 
んーむ。
年末のローストビーフに添えてみるかな?





■これまでに作ったチャツネ
グリーントマトチャツネ 2009.08
トマトベースの裏漉しチャツネ 2010.10
ノビルピクルス転用チャツネ 2012.10

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

天然なめこ

2019-12-19 | +きのこ

お友達から天然ナメコを頂きました。
(Miyakoさん、ありがとうございます!)

なめこ狩り、以前一度連れて行って頂きましたが、道もない急斜面をのぼったり降りたり、大冒険なのです。
苦労の成果、ありがたいです。

天然なめこ

最近雨がなかったのか、こんかいのなめこはやや乾き気味。
ぬめるようななめこの場合、ビニール袋にぎゅっと入れて空気を抜くようにして持ち運ぶと保存性がいいようですが、乾燥したなめこは折れたりしやすいので、ふんわり詰めてありました。

 

天然なめこ

まずは軸をハサミでカット。
このあとざっと洗います。この段階ではゴミがくっついて残っていてもOK。
次に、たっぷりのお湯をわかし、しっかり茹でこぼします。
ちゃんと茹でておいた方が、あとで土臭くなくていいです。

茹でると、ぬめりが出て残っていた枯葉などが落ちやすくなります。
煮えたものを水にとって、ゆすぐようにして洗うと、きれいな茹でナメコの出来上がり。

 

天然なめこ

とぅるとぅるのゆでなめこ☆
椎茸くらいあるような、立派なヒトもいましたよ。

 

天然なめこ

小分けして冷凍しておきます。

なめこに限りませんが、素材を冷凍する際は、袋詰めの段階で頭をしぼって(検索とかもして)、袋にいくつかレシピ案を書いておくといいです。
そうすると、冷凍庫でこの袋をみかけたとき、字を読まなくてもなんとなく思い出すし、勿論読めば「ああ、そうそう、なめこ入り雑炊」みたいな感じで料理に使いやすいです。
何も考えずに袋に詰めて冷凍庫に入れるだけだと、冷凍庫で見かけても「あー、なめこだー」とは認識するものの、おかず名が浮かばないいので、スルーしがち。
使い慣れない素材ほど、書いておくと後で助かります。
 



コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

お客さんディナー

2019-12-18 | +お客さんの日

先日、ダンナサマの旧友のEさんが我が家に飲みにきました。
ほんとうはどこかで外食する予定でしたが、この時期、忘年会などなどでどこもいっぱいだったとか。
急遽うちでおもてなしすることになってしまいましたが、お料理は、なるべく家にあるものにします。
Eさんは、あんまり沢山召し上がらないので、作りすぎても困るし。
ディナーはこんな感じ。

・プチトマトマリネ(冷凍しておいたもの)
・MYオリーブのドライトマト詰め(今回は市販ドライトマトで作成)
・バゲット薄切りにパセリガーリックバターを塗って焼いて、塩うにを塗ったもの(ダンナサマリクエスト)
・アーティチョークマリネ(冷凍しておいたもの)
・鹿肉ソテータンカンビネガー漬け添え
・アーティチョークのドリア
・キャベツ、りんご、ビーツピクルス、きゅうりピクルスのマリネ
・各種パン(買ってきた)
・チーズはあったけどそこまで行かず

・デザート:いちご、富士柿(Eさん手土産。いつも高級フルーツを持ってきて下さいます)
 

当日はせわしなくて写真を撮れませんでしたが、翌日、残り物をまた盛り付けた際に撮影しました。

お客さんディナー

鹿肉ローストのタンカンビネガー漬け&チャツネソース。
平らに盛り付けてタンカンのビネガー漬けを一切れのせて全体にソースをかけ、最後にパセリを。
(ソースは、タンカンビネガー漬けのビネガーとハワイで買ったチャツネを煮詰めて最後にバター少量)
こういう平らな盛り付けは、それぞれ均等に味がつくし、とりやすいので便利です。
(ソースがもうちょい多くてもよかった)

 

お客さんディナー

キャベツとビーツのサラダ(キャラウェイシード入り)。
きゅうりピクルスをつい1本半入れたら、けっこう酸っぱめになってしまった。

 

お客さんディナー

アーティチョークとごはん少量入りドリア。
今回は何故か塩がつよめ。いつものハムなんだけど、いつもよりしょっぱかった気が・・・。
表面にはパン粉かとけるチーズか迷ってパン粉を載せてみたのですが、焼きたてはサクサクで軽く、パン粉でよかったです。

 


今回もやっぱりあまり食べ物へらず。
「豚しゃぶの千切りキャベツバージョンで食べると4分の1くらいぺろりだよ」とおっしゃっている割には、うちで飲むときはとっても小食です。
お酒を飲むと食べ物は少な目でいいのかな、それとも私の料理があんまり口に合わない・・・?
もしや酸っぱいものが苦手とか?(今回特に酸っぱいめの料理が多かった)
次は別系統のお料理にしてみようか。
お好み焼きとか、シューマイあたり、どうだろうか?

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アラブ料理教室

2019-12-16 | +国内

11/23、アラブ料理教室に参加してきました。
こういうイベントに参加するのは、私にしてはとても珍しいです。
重い腰を上げて、がんばって行ってきました。

会場は松戸。以前、トマトフェスタでお知り合いになった、料理本などの編集者のやぎぬまともこさんが主宰するサロン、hanaラボです。

講師の先生は、ずっと前にアラブ菓子を検索したのがきっかけで、ずっとサイトを読ませて頂いている小松アキさん。
ずっと前東京の雑貨店で展示をされたときに母と一緒に行ってお目にかかったことがあります。
(向こうは忘れていると思いますが)


アキさんは、シリアに2年半(アラブ菓子の勉強をされたとか)、その後エジプトに7年住んでいらして、今は日本だそうです。
ご主人さまは日本の方で、アラビア語関係のお仕事だそう。 

お昼の部と夕方の部があり、私が参加したのは夕方の部。
生徒は、東京から2名(男性・女性)、そして私の3人でした。東京のお二人は、昼間に別の中央アジア料理か何かの講座に参加されたあと、こちらに急いでこられたとか。講座のハシゴですね。
(お二人ともしょっちゅうイベントに参加しているようで、私と大違い・・。東京はイベント盛りだくさんですよね)

出来上がりのお料理のみ、ご紹介します。

アラブ料理教室

サイドディッシュいろいろ。

 

アラブ料理教室

メインはこちら。チキンのカブサ。
ニンニクと玉ねぎ、スパイスを炒めてトマト缶・トマトペーストを加えて一旦煮詰めます。で、ここに水を加え、鶏モモ肉をそのまま投入。鶏肉が柔らかくなったら肉を取り出して、浸水しておいたお米(短粒米)を入れて炊き上げます。
炊き上がる直前に鶏肉をオーブンで焼いてから、こんな感じで盛り付け。
一度煮てある鶏肉は骨から簡単に肉がはずれてとても食べやすいです。

エジプトなどでは、ふだんは短粒米を食べるのだそうです。バスマティライスはやや高級品という扱いのよう。

 

アラブ料理教室

いんげんのトマト煮。
これもやはり玉ねぎ、トマト缶を炒めてなべ底が見えるくらいに煮詰め、そこにインゲンと水を加えて煮るというもの。
最後に、ニンニクと塩のピュレ(石臼か、少量の場合は包丁の腹で押しつぶすようにしてまな板の上で練る)
を加えて2分ほど加熱。
最後にニンニクを加えることで、ニンニク風味が強くなります。
作り置きを冷やしたまま頂いても美味しいとのこと。

 

アラブ料理教室

ムハンマラ。
初めて聞いたお料理でした。
ローストパプリカ、パン粉、クルミ、玉ねぎ、赤唐辛子、ザクロシロップ、トマトペーストなどをフードプロセッサーでがーっと混ぜたもの。
ザクロシロップとパプリカの味なのか、甘酸っぱい味付けです。
これはパン粉が主材料ですが、パンに塗ったりして食べるものです。パン粉onパン。
(うどん+かやくごはんの定食みたいな感じ?)
丁度良い甘酸っぱさで、大好きな味でした!

 

アラブ料理教室

タッブーレ。
パセリとブルグルなどのサラダ。
シリアでは、イタリアンパセリを綺麗に一度だけ刻むようにして、包丁を縦横斜めにしてみじん切りにはしないのだそう。
参加者の男性がトルコ料理教室で聞いたときは、ごくごく細かく微塵切りにするという方式。
地域や人によって刻み方にもいろいろあるようです。
シリアは、とっても酸っぱいものが好きで、クエン酸が各家庭に常備されていて、タッブーレも顔をしかめるほどの酸っぱさに作る人もいるのだとか。

 

アラブ料理教室

試食タイム☆
パンは、アキ先生が作ってきて下さいました。
 

アラブ料理教室

デザートも先生ご提供。
胡麻をびっしりまぶして底面にはピスタチオを埋め込んだバラーゼックと、デーツ餡のマームール。
ひとり1本の鶏モモ肉を食べてみんなおなかいっぱいのはずですが、飛ぶように消えていきました。

試食会の後は、エジプトなど現地の写真をプロジェクターで写していろいろと解説して頂きました。
エジプトではサトイモを食べると聞いて、びっくり。賽の目に切って、フダンソウピュレと一緒にスープにするとか。
砂漠っぽい乾燥地イメージがありますが、ナイル川があるから、湿地帯もあるのですね。
 



講座の内容もですし、他の参加者のお話を伺うのもとても刺激になりました。
すきな料理はという話題で「ウズベキスタン料理かなあ」という回答が出たのにもびっくり!
ウズべキスタン?場所もお料理も想像がつきません。
(スパイスも少な目の茹で肉、とか比較的シンプルなお料理のよう)
中央アジア料理やブラジル料理の美味しいレストラン情報なども教わりました。

自宅で本をよんでいろいろ作るのもいいけれど、たまにはこういうイベントもいいものでした。
がんばってまたお出かけしよう。

当面の目標:比較的近くの、アフリカ料理レストランに行ってみよう!(つぶれる前に・・・)



■参考情報
やぎぬまともこさん 個人フェイスブック
hanaラボ フェイスブック
アキさんのフェイスブック  HP『アラブでお菓子のハナシ、ゴハンの時間

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ボケの実、ほか

2019-12-12 | +きのこ以外

秋がいつまでもあたたかかったので、最近急に寒くなって、ショック状態で外に出たくないですよね。
天気も悪いし。

寒さに慣れよう、とちょっと散歩してみました。
そういえば、初冬にひとつ、採集チェックポイントがあったのでした。

ボケ。 

ボケの実ほか

おうおう、今年も丸い実がいくつもなっています。
何かのトゲをよけながらボケもぎ。
(ボケにはトゲないですよね?)
 

ボケの実ほか

ごつごつして見た目はいびつですが、ずっしりした重量感がなんとなく好もしい実です。
使い道は・・・お酒、とか・・。
調べてみると、ジャムにしたという情報もあります。
丸ごと茹でて、皮を除いて裏漉しして作るようです。
蜂蜜漬けにしてシロップを飲みものに使う方法もあるようですが、我が家はドリンク系はあまり減りません。
ジャム、作ってみようかな。

 

ボケの実ほか

とぼとぼ歩いていたら、いいもの見つけた。
これは、山椒の木!

 

ボケの実ほか

奇数羽状複葉の葉っぱが互生しているのがサンショウ。
(対生はイヌザンショウ)
そしてこの木は、実の残骸がついていたので、雌株でした。
なんだ、雌株か・・。
実は探していたのは雄株。雄花を房ごと佃煮にしたものがとても美味しかったので、作ってみたいと思って。
でも、一般的には雌株の方が格上かも。
次のシーズンには、実を摘んで何か作ってみようかな・・。
 

ボケの実ほか

もひとつ、クチナシの実。
栗きんとんなどを黄色く染めるのに使えます。

今のところ使う予定はないけれど、いちおう、ここに沢山あったと覚えておこう。
じゃがいもを染めて、黄色いコロッケを作ったら面白いかしら?
(だったらターメリックでもいいか・・・)
 

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

和菓子「爾比久良(にいくら)」

2019-12-11 | +お菓子・おやつ

お友達のカノンさんから、貴重な和菓子を頂いたのでご紹介します。

その名も「爾比久良(にいくら)」。
これまで雑誌などでも全く見たことのないお菓子でした。

先日カノンさんのブログで紹介されていて、これはいつか、と思って製造元大吾のお店の住所(練馬区大泉学園)をグーグルマップに登録したところでした。
それがこのたび我が家へ☆
(カノンさん、ありがとうございます!)

 

和菓子爾比久良にいくら

ひと箱に、2個入り。
このひと箱、かなりずっしりしています。
中にはかなり大きな直方体の塊がふたつ。6cm×6cm×4cmくらいあります。
包み紙は角ばっているけれど中身は丸いのかな?とつついてみましたが、角までみっちり中身が詰まっています。


 

和菓子爾比久良にいくら和菓子爾比久良にいくら

しおりによると、聞きなれない「爾比久良(にいくら)」というのは武蔵風土記に記載されている、古い地名とのことです。
工場のある埼玉県新座(にいざ)市あたり。
そうか、新座=にいくら か!

昭和天皇訪米の際の手土産として選ばれたものだとか。
こちらのサイトを見ると、戦後、昭和天皇が訪米したのは昭和50年の1回のみ。このときかなあ。
おつきの人、いったい何キロのお菓子を運んだのでしょう。
工場の人たちも、献上とあって、製造にますます精が出たことでしょうね・・・。

余計なお世話ですが、賞味期限がそんなに長くないお菓子なので、期限内に配れたのかちょっと心配(勿論計算済みで大丈夫なものを選んだはずだけれど)。
(あと、これ以外の時の、皇族や要人の海外訪問の際に何が選ばれたのか、とても興味があります。公開されていないのかしらん)

 

和菓子爾比久良にいくら

さて、包みを開けてみると、ぴっしり四角いお菓子が。何とも潔い形。
羊羹とも、おまんじゅうともまた違う重量感があります(比重が均一なかんじ)。
黄身羽二重時雨餡主体のお菓子だそうです。


しおりによると、対角線で切って4等分するといいようですので切ってみます。
ナイフが入る、みっしりとした質感が、なんとも言えず快感。
すっぱり綺麗に切れます。 

 

和菓子爾比久良にいくら

対角で切った断面はこんな感じ。
クリーム色の中にこしあん、そして栗がまるごとひとつ!
(栗の固さが、餡にほぼ近いというのもミソですよね。もし栗が固かったら切る際にぼろっと崩れてしまいます)

更に半分に切って頂いてみました。
バッテンにカットすると、直角二等辺三角形になって、尖った角からかじりやすいです。
(もう一個は試しに十字に切ってみましたが、キューブの形状だと、おおきな口でかじる必要があります。
しおり通りにバッテンに4分割、またはさらに切って8分割が食べやすい気がしました。)

4つに切っても、手で持つとなんともいえないずっしり感があります。
らくがんなどとは違って、パサパサ・ポソポソせず、しっとりとした食感。
そして、かたまりをかじったつもりなのに 口のなかでホロリとほどけて消えて、夢のよう。
なんと上品な黄身餡・・・!
もともと黄身餡は大好きなフレーバーなのですが(ひよこまんじゅうとか桃山とか)更に栗まで入っているなんて~☆きゃ~。
栗甘露煮も甘すぎなくてとても美味しいです。
至福のお味でした。

通常の黄身時雨は、白あんと、白あんの10%の卵黄を混ぜて加熱してから裏漉し、更に白あんの1%弱のもち粉と上新粉を混ぜ、丸めたこしあんを包んで蒸して作ります。そうすると、丸くて表面がひび割れた黄身時雨の出来上がり。(参考サイト
これは、出来上がりがひび割れないように、型に入れたまま蒸すのかな?
型から綺麗に出すのはどうやっているんだろう・・。
作り方は、謎です。

大ぶりでゆたかな気持ちになり、なおかつ上品で品格があるお菓子なので、進物にもふさわしいなあと思いました。
お店には、各種サイズの化粧箱があるようです。

ネットショップはないようですが、有名デパートに曜日限定で入荷するほか、電話注文で地方発送もやっているようです。
保存は冷蔵または冷凍も可。


 

和菓子爾比久良にいくら

原材料は、砂糖、白いんげん、卵黄、栗、小豆、水あめ、食塩、ビタミンC、クチナシ色素。


この爾比久良には黒糖バージョンもあるようです。そちらは、中の栗は渋皮煮。
それもまた美味しそう。



今度、黄身時雨、作ってみようかなあ・・。 
My栗ペーストがあるのだけれど、栗と卵黄を混ぜた栗黄身餡ってどうだろうか。味的に。
合わないことはない・・よね? 今度試しに・・。



コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする