ぴっかぴかの国産のグリーンレモンを頂いたので(かずさん、ありがとうございます!)、何かレモンを生かしたものを!と考えて、「ガトー・ウィークエンド」(レモン風味ケーキ)のレシピをいろいろ比較してみました。
色々な方式があって面白かったのですが(今度比較表を記事にしようかな?)、結局、お砂糖が中では少なめ、サワークリームを使わない、杉野英美氏のレシピに挑戦することにしました。
潔い程にシンプルな配合なのです。
ガトー・ウィークエンドにはアイシングがつきものらしいのですが、それが今まで挑戦しなかった理由のひとつでした。
でも今回は、折角なのでそれにも挑戦。
(1)ケーキ+杏ジャム+アイシング(多数派)
(2)ケーキ+アイシング(藤野真紀子氏レシピ)
(3)ケーキ+シロップ+杏ジャム+アイシング(杉野英美氏レシピ)
とアイシングを塗る前に杏ジャムを塗るのが標準のようです。
でも杏ジャムがない・・・。
要するにケーキ本体からの水分の移動がなければいいのよね?(2)の例もあることだし、と次の様にしてしまいました。
(4)ケーキ+シロップ+(しばし乾燥)+アイシング
■■パレ・オ・シトロン
(『素材より素材らしく―杉野英実の菓子』(杉野英美著 柴田書店)より)
■材料(本では、14cmマンケ型2個分。今回は小さいパウンド型2個分)
卵 200g
グラニュー糖 150g
小麦粉 150g (花象51使用)
溶かしバター 150g
レモンの皮 1個分 ・・・今回2個分使いました
レモン汁 40cc (1個半分に相当) レモンの皮とは別にしておくといいと思います
○シロップ
砂糖
水
レモン汁
○アイシング
レモン汁
粉砂糖
コアントロー少々・・・本にはなかったけれど使ってみました。
■作り方(うろ覚え。あとで確認します。)
(1)全卵と砂糖をリキッド状に泡立てる(5分立て)。
普通リボン状に泡立てるところ、「リキッド状」にとどめることで、しっとり感を出すそうなのです。でも、それがどの程度がよく分からず、ややリボン状に近い程度、泡立て器からたれる卵液が、ふんわり積もってすぐ見えなくなる程度にしてみました(7分くらいかな)。
(2)レモンの皮、レモン汁も入れる。
(3)粉をふるいながら混ぜる。ダマになり易いので気をつける。
(4)溶かしバターを入れ、さっくり混ぜる。
(5)紙を敷いた型に入れ、型を台に叩き付けて大きな気泡を抜き、170度で25~30分焼く。
焼き色がつきにくい気がしました。
あと、卵の泡立て方か、または粉を練り混ぜすぎたためか、焼いてもほとんど膨らみませんでした・・・。
(6)焼き上がったら網にとって冷まし、シロップを刷毛でたっぷり塗る。
(7)粉砂糖、レモン汁、コアントローを練り混ぜてアイシングを作る。
本では、粉砂糖100g、レモン汁30gを火にかけて練る方式でしたが、私は単に混ぜるだけにしました(分量ももっと少なめ。適当)。混ぜるだけというレシピも多数あったので。
(8)ケーキが完全に冷め、表面が乾いた感じになったら、アイシングを塗る。
アイシングは薄いのが好みなので、かなり薄塗りにしました。
(9)アイシングを塗ったあと、高温のオーブンに30秒分入れる、という指示でしたが(他の本もそういうものが多かった)、放置すれば自然に乾く、という説も1つあり、そちらに従ってみることにしました。
オーブン乾燥方式だと、うっかり焼きすぎると大変なことになるそうなので。
結果、放置方式でもしっかり乾くということが分かりました。
さて出来上がりは・・・。
2008/10/25作 パレ・オ・シトロン
ずっし、いえ、しっとり、と主張すれば通らないこともないかな。ダンナサマには。(そう私は言論統制妻)
でも、次に作るときはやっぱり卵はしっかりリボン状にしようかと思います。
(だって冷蔵庫に入れたら、「しっとり」じゃなくて、「ガッチリ」になってしまったのですもの。涙)
余計なカロリーだと思っていたアイシングは、歯触りがショリっとして、きゅっと酸っぱくて割とよいアクセントだと思いました。
アイシングの問題は保存。
袋に詰めておいたら、アイシングが再度湿ってべたべたになるし、部分的にはがれてしまいました。
このタイプのケーキは、プレゼントにする場合も密閉せず紙箱などにそのまま入れておく方がいいのかもしれません。
近日中に要リベンジだわ。
次は、卵はリボン状まで泡立て。
もしそれでだめなら、パン・ド・ジェーヌをレモン風味にしてしまえぇぇ。