採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

「おしながき」

2007-03-30 | +お客さんの日
1月18日にお客さんをしたとき、淡々とお食事を出すだけでなく、食べる分量のペース配分をしてもらうためにもメニューを説明した方がいいかなあ、とブログに書いたのでした。

そして3月26日の前の日、ばたばたと掃除にはげんでいるとき、労働をさぼっているように見えたダンナサマが「あのさあのさ」と話しかけてきて、なんと、


厚紙の台紙にのせるともっといいかしら?

「おしながき」をパソコンで作ってくれたのでした。びっくり!
メニューがあったらやっぱワインリストも、とせっせせっせと書き写してそれを入力(手元にボトルをもってくればいいのにね?)。どうやらワインリストが本命のよう(それほど高級なワインはないのだけれどね)。
(そうじをさぼって)レイアウトなども検討した甲斐あって、なかなか本格的なものができました。メニューがあって、片づいているとお店みたいだね~と自分でも満足そう。

 
ワインリストとメニュー


そしてなんと我が家には珍しく花まで!





(私のブログに切り花の写真を載せるのは初めてでは? 折角なので2枚載せてしまいます)

勿論お客さん用に買ったわけではなく、もらいものです。
1.5リットルのペットボトルの口を切り取り、それをシャトルシェフの外釜の中に入れ、タオルで固定してあります。
考えてみたら、一部切り取ってテーブルに飾ればよかったかな?
でも食べられないものがテーブルに載っているのってあまり好きではないからいいや、やっぱり。

下の写真の右奥に見える植木鉢は、香菜とルッコラなんですよ!直売所で根っこがついたまま売っていたので植えてみたらいくつかは根がついたみたい。収穫が楽しみ。
生け花って、いつ弱ってくるか、いつ捨てればいいのか、日々凋落を心配をしなければいけないけれど、野菜の鉢物は、いつ収穫しようかどう料理しようかとポジティブなイマジネーション(取らぬ狸の皮算用?)が沸いてきて、いいものですね。

部屋のセッティングもなんとか完了。


2007/3/25 お客さん用セッティング


折角部屋をきれいにしたから、私たちの前日夜ごはんは床でどお?と言ったら却下されました。ピクニックだったらそうするのにねえ。


なおお客さんのときの料理の記事はこちらです。
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お客さんの日の翌日~エキシビジョン

2007-03-29 | +お客さんの日
お客さんをすると、どうしても多めに用意する都合上、いろいろ余りが出る。でも、調理済みのサラダなどはすぐに食べられるし、おもてなしで疲れているので楽ができるのはうれしいもの。

残ったものをどう組み合わせるか、などリラックスして考えられる。
肩の力が抜けている分、本番よりうまくいったりすることもあったりして・・・(フィギュアスケートのエキシビジョンみたいでは?)。

昆布で締めてあった鯛は、皮に熱湯を注いで松皮づくりにしてカルパッチョ風。


2007/3/27 昆布締め鯛とタブレの残り、チシャ菜



高さを出して盛りつけるといいみたい





2007/3/27 薄切りじゃがいものオーブン焼き



パテは朝ごはんのサンドイッチに(フォアグラ入りを朝食に!ワインが飲みたかったよ~)。


2007/3/28 パン・リュスティックとパテとビーツピクルスのサンドイッチ

朝からシャンパン、みたいな日だったらぴったりなのだけど。

朝シャンといえば、思い出すのは7年前のミュンヘン。
帰国前日の朝のことでした。
ホテルでの朝食はビュッフェスタイル。あれ?アイスバケツにシャンパンみたいなものが?と目の片隅に映ったのでした。でも深くは考えず、買い物デイ(数日の滞在で何軒も目星をつけておいた)の予定で気合い満々、朝食もそこそこに出発したのでした。

ところが。

全てのお店がclosed(とドイツ語で)。1件目では、あれ定休日?とも思ったのですが2件目も3件目も。周りを見回すと町全体ががらんとしているのです。よくよくガイドブックを読むと、その日はバイエルン州で決められた祝日だとか。
そして思い出したのがシャンパン。
旗日の振る舞い酒だったわけです。
そうと知っていれば! がらんとした町を歩くなんてしないで、あのシャンパンとハムとパンとフルーツで、朝から飲んだくれていたのに~~。

人生で一番心に残っているシャンパンかも。

それ以降、ガイドブックの祝祭日のページをちゃんと予習するようになりました。
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白身魚のポテトガレット

2007-03-28 | +お客さんの日
(写真いれました!)

3/26(月)のお客さんの日に初めて作ってみました。シンプルな材料で、割と華やかに出来るので、また作ろうかな、と考えています。
次回のためにメモを。

■鯛のポテトガレット
■材料
白身魚 
じゃがいも

(魚のマリネ用)
今回はタプナード
または
本ではタマネギ、ニンニク、パセリ、オリーブオイルをピュレ状にしたもの

(魚を前日に買った場合の脱水用)
昆布、ローリエ、パセリの茎など

■作り方
(前日の準備)
1)今回は前日にとても立派な鯛を1匹(特売で1200円!)買って、鱗とお腹を取って3枚におろしてもらいました。
大きい切り身のまま昆布(ピチットシートがあればそれで)とハーブに包んで一晩保存。
(一部はお刺身ですぐ頂いてしまいました)
2)オーブンペーパーを人数分切り、直径約20cmの円をお皿などを使って鉛筆で書きます。
3)魚のマリネ用の材料をあわせてピュレにしておきます。今回は市販のタプナード使用なので解凍するだけでした。

(当日)
3)ジャガイモの皮を剥き両端を落とし、できるだけ薄く同じ大きさに切ります(両端は別の料理に使いましょう)。薄切りイモは水でゆすいでデンプンを洗い流し、竹ザルにあげてかわかしておきます。
意外と沢山じゃがいもが必要ですのでたっぷり用意した方がいいです。この日は足りなくなってまた皮むきをしたのでした。また包丁で薄くスライスするのには意外と時間がかかります(スライサーが欲しいなあ)。
この作業を前日にして、水気を切った薄切りイモを多めのオリーブオイルでマリネして冷蔵庫に入れておいてもいいのではないかと思いました。

4)魚を一人あて(小さめの)二切れになるようにスライスします。更にマリネ材料を塗りつけて下味をつけておきます。

5)オーブンペーパーに薄くオリーブオイルを塗ります(ジャガイモを前日に用意した場合は不要)。円の中心にジャガイモを、少しずつ重なるように花びら型に配置します。ジャガイモが小さければ適宜その外側にも重ねていきます。表面にオリーブオイルを刷毛で薄く塗ります(ジャガイモを前日に用意した場合は不要)。
並べる作業も結構時間がかかりますが、なんだか花模様みたいで綺麗なので楽しいです。

6)(本には書いてなくてこのときもしなかったのだけれど)魚の皮目をフライパンで焦げ目がつくまで焼いたらどうかな、と思います。

7)魚をジャガイモのまんなかに配置し、上にも底面と同様ジャガイモを並べていきます(魚がでこぼこして置きにくいです)。
上層のいもで底面のいもをすっかり被うようにします(底面がふたえだとすると、上面は魚で盛り上がっている分、もう一周必要です)。
実はこのときは上面のいももふたえで済ませたため底面より小さくなり、一番ヘリはジャガイモが一層になり、カリカリと焦げてしまったのでした。でもそれはそれでポテトチップみたいでおいしかったです。
もし魚の切り身が薄い場合、魚の上だけジャガイモをもう一枚重ねます。

8)表面にまんべんなくオイルをぬりつけます。このときムラがあるとそこだけ白いまま色づかず、あまり綺麗ではありません。

9)170度のオーブン上段で15分程度焼きます。ジャガイモのへりがこんがりするまで。

10)オーブンペーパーからお皿にそっとすべらせ、上またはお皿に、タプナードやバジルペーストなどのソースを添えてどうぞ。


2007/3/26 できたて
(薄暗い台所で撮ったせいか酔っぱらっていたせいか写真がよくないので小さく)



ジャガイモがくるくると反り返ってダリアのようになりました。本ではクチナシみたいに落ち着いたかたちだったのだけど・・。分厚かったからかしらん?

26日はお腹がいっぱいで、このお料理はほとんど食べきれなかったのでした。でもしばらく室温でスタンバイしていた生魚をまた冷蔵庫には入れたくありませんよね。
結局焼いてしまって、それを翌日頂きました。
翌日は霧吹きで表面を湿らせてオーブンで10分程度。これで表面はぱりっとし、お魚もあたたまっておいしく食べることができました。

■残りのおいももおいしく
じゃがいもの両端および多めに準備したスライスは残ってしまうと思いますが、オイルでマリネして冷蔵庫に入れれば大丈夫。翌日においしく食べることが出来ました。
1)フライパンで表面の色が変わるまで軽くソテーする。胡椒、お好みのハーブなどを振る。
2)そこにブイヨン(お湯+スープの素)をひたひたより少なめ(じゃがいもが薄いので煮えやすいため)に注ぎ、オーブンへ。
3)スープがなくなりじゃがいものヘリに焦げ目がついたらできあがり。ヘリはぱりっと、重なったところはしっとりとしたおいも料理になります。

このおいも料理はfleur de selさんのブログで教えて頂いた方法です。ジャガイモは本来薄切りではなくてやや大きめで、その場合はスープの量を多くした方がいいと思います。


2007/3/27 薄切りじゃがいものオーブン焼き


もしジャガイモが少ない場合は、網の上に重ならないように置いて、それをオーブンで焼くと、全体がぱりっとして、これもまたおいしいです。これは『エリックさんちの台所』という本にあった方法です。
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3月26日お客さんごはん

2007-03-27 | +お客さんの日
(写真のせました!)

月曜日のお客さん(マイ○氏とフジ○氏)、まず悩んだのがメニュー(特にメイン)でした。条件は次のような感じ。
 ・前日までにほとんど作業を終わらせること
 ・メインとして魚のホイル蒸しはだめ(マ氏に前回出した)
 ・中高年向きにあっさりと
 ・なるべく家にある材料を使う
 ・飲み物はワイン

いろいろ考えた結果次のようなメニューに。材料欄の下線は今回買ったもの。それ以外は既に作ってあったり買ってあったりしたものです。

■つきだし(?)
自家製パンリュスティック(薄切り)
薄塩ウニのオリーブオイル漬け(北海道の林物産のおいしい薄塩ウニ、オリーブオイル)
バーニャカウダソース(ニンニク、アンチョビ、オリーブオイル、オレガノ、黒胡椒)

■スープ
マッシュルームポタージュ(美浦産マッシュルーム、バター、タマネギ、ネギ、牛乳、仕上げに生クリーム、タラゴン)

■サラダ
タブレ(ブルガー、パセリプチトマト新タマネギセロリ、レモン汁、文旦、ドライミント、オリーブオイル、塩、黒胡椒)
豆とビーツサラダ(冷凍パンダ豆、冷凍白インゲン豆、自家製ビーツピクルス、U>新タマネギ、セロリ、自家製トマトピクルス、キャラウェイシード、ディルシード)
コールスロー(キャベツ、人参、新タマネギセロリ、マヨネーズ、塩、白胡椒)
マッシュルームサラダ(美浦産マッシュルームパセリ、レモン汁、オリーブオイル、塩、黒胡椒)
魚介のセビチェ(ゆでたこ、ゆでホタルイカ、トルコ産青唐辛子ピクルス、柚子胡椒、ポメマルさんから頂いたライムの果汁、香菜、塩、黒胡椒)

■お肉料理(または前菜かな?)
パテ・ド・カンパーニュ(詳しくはこちらのページへ)
ピクルスいろいろ(aiwhasさん作みょうがピクルス、ぶどう葉ピクルス)
人参サラダ(人参、パセリ、シークワーサー四季柑果汁、春峰果肉、塩、白胡椒)

■お魚料理
鯛のポテトガレット(鯛、じゃがいも、タプナード、オリーブオイル、バジルソース)
(ここに本当は焼きトマトとイカスミパスタをちょっぴり添える予定でしたが満腹のためなし)

■チーズ
白カビチーズ、ブルーチーズ、ミモレット、ハーブ入りチーズ

■デザート
いちごババロア(いちごジャムの余りシロップ、生クリーム、ゼラチン、ポメマルさん作ざくろ酒)
いちご
チョコレートケーキ
(ポメマルさんから頂いたリモンチェッロをお出しする予定が(ちゃんとグラスまで冷凍してあったのに)酔っぱらって忘れました。え~ん。でもひとにあげるのは勿体ないという考え方もあるな。うんうん)

何とこの日はお客さん用に「おしながき」も用意しました。

お料理のできばえはこんな感じになりました。
■■■つきだし


パン・リュスティックとタプナードとウニ

自家製パンが冷凍してあると、おもてなしがぐっとランクアップするような気がする(自己満足かな?)。今回パンリュスティックを6個スライスしたのだけれど、ディップがおいしくてみんな結構食べていたようで、メインに差し支えてしまった。いつも足りないので今回山盛りに用意したのだけれど、もっと食べたいな~、となった時点で追加したほうがいいのだわ・・・。

バーニャカウダはとってもおいしいし日持ちもするし便利。金曜日くらいに作ったので工程的にも余裕だった。ニンニクをミルク+水でゆでてからアンチョビ、オリーブオイル、オレガノとあわせてピュレにするのだけれど、煮すぎたせいか、国産ニンニクのせいかあまりにマイルドで、生ニンニクをちょっとすり下ろして入れた。

塩ウニは、何しろ素材がいいので手間いらず。オリーブオイルを軽く混ぜておくと日持ちもして安心。次のびんを開けたらそうしよう。

■■■マッシュルームスープ


スープは本当はボルシチ風(ビーツ入りということ)ミネストローネにしようかなあ、と思っていたのだけれど、サラダとパテ用に買ったマッシュルームが思いの外育ちすぎていて、どうしてくれようと考えていたらひらめいた。金曜日、炒めてスープで煮込んだ段階で、WECKの大瓶に詰めて密閉しておいた。当日はお湯を足して煮直して、粉砕してミルクを足して出来上がり。密閉しておくと安心でよかった。
初めて作ったけれどわりと好評で良かった。キャンベルの缶詰があるけれど、なるほどピュレ状のマッシュルームってあれに近い味なのだ。私としてはもう少しマッシュルーム風味が強くてもよかった。マリネやめて全部スープに投入すればよかったな。

■■■サラダ


下から時計回りに、魚介のセビチェ、コールスロー、豆とビーツ、タブレ、マッシュルーム

サラダのうちタブレとセビチェは初めて。
タブレはポメマルさんのブログで拝見して(記事はこちら。レシピはこちら)、そして先日嬉しいことにブルガーを頂いてしまったのでぜひ作ってみたいと思っていたのだ。元気なパセリをスーパー2軒目で見つけて一安心。文旦を入れたのはグッドアイデアだと思ったんだけれど、かき混ぜているうちに砂のうがほぐれてばらばらになって、存在感が薄れてしまった(文旦がタブレ粒のように・・・)。大きめのかけらを最後に足せばよかったのかな。中近東料理にはミントの香りが、とか何かで読んで、ドライミント(実はミントティーのティーバッグの中身)を足したのだけれど、あまり香らなかったかも。
今回はちょっとレモン汁が多かったかしら。もっとオイルを足せば良かったのかな。でも私は好みのお料理だったので、また作ろう!
ポメマルさん、初めての料理に挑戦するきっかけになりました。ありがとうございました。

セビチェは実はホンモノを食べたことないのでもどき。みじん切りサラダに、魚介と青唐辛子系の辛みとシラントロ(香菜ね)を加えたものだと勝手に理解。
本来タコだけの予定が、スーパーでたまたまホタルイカをみつけたのでこれも。1匹試食して、眼球が食べにくいということに気づき、目玉を全部取り除いたのがよかった。試食は大事。

豆ビーツサラダはディルやキャラウェイの香りをつけて東欧風(?)にしたつもりが、あまり香らなかった。
コールスローはなんだかいまいちだ~。マヨネーズが足りなかったのかなあ。キャベツを切る幅がいけなかったのだろうか。
マッシュルームマリネも、あまり長く漬けておきすぎると、水っぽくなってしまうのね・・・。

サラダ類、全体に酸味強めだったかも。できたてと作り置きでは味がかわるのかな。赤ワインには酸味のおかずはよくないって知っていたはずなのに~。


■■■あたたかい主菜
今回一番悩んだ。お肉かなあ、うーん。と、ずっと決まらず。つらつらとバーゲンブックで買ったおしゃれな本を眺めていたらとっても簡単そうでかつ華やかなメニューがあったのでそれに決めてしまいました。
ごく薄切りのじゃがいもを円形に並べ、真ん中に白身魚を置き、さらに上もポテトでかぶせ、オーブンで焼く、というもの。ほんの二切れの魚がお皿いっぱいに演出されるのは楽しいのでは?(作り方と写真は別記事を見て下さいね。)
立派な鯛(養殖)がたまたま1200円! アラとしっぽの方は我々の日曜のおかずに。薄口醤油でアラ炊きにして、出汁は翌朝の雑炊にしました。後から考えると潮汁ってものにすべきだったかな。お魚料理慣れていないとダメですね。

せっかくのメインですが、ジャガイモの薄切りと配置にかなり時間をかけたのだけれど、みんなお腹いっぱいでほとんど食べられませんでした。ちょっと残念。
でも、作ってみたかったというのが一番なので、まあいいかな。今回は練習だ。
結局ひとつをみんなで酒のつまみにつついた感じ。2つはお客さんの手みやげに。残り1つは翌日のおかずに。


■■■パテ・ド・カンパーニュ


パテは、断面は結構綺麗にできた☆  しかし塩味が足りない~。ショックだ~。塩をふりかけて食べてもらいました。後で気づいたのだけれど、しょうゆとバルサミコのソースなんてどうかしら。(後記:粒マスタード、マヨネーズ、ビネガー、蜂蜜というクリーミーなソースが、塩や醤油よりもずっと合うことが分かりました)。
aiwhasさんから頂いたみょうがピクルスぶどう葉ピクルスで、おしゃれに盛りつけた(つもり)(写真でみると、葡萄葉ピクルスは少し水気を拭き取ってから使えばよかったかも)。
でも、初めて葡萄の葉の素敵なかたちを活かせたかな?もう一歩かな?
aiwhasさん、ありがとうございました~。

■■■デザート


いちごババロア、いちご、チョコケーキ

しばらくチーズをつまみに飲んでいて、ちょっとなら入るかな、とデザートを出したら意外とぺろり、となくなっていました。
ババロアみたいにひんやりつるりとしたものは別腹なのかも。
100gのいちごシロップと50ccの生クリーム.、ゼラチン2グラムで小さいプリンカップ4つ出来ました。フランボワーズ酒を色・香り付けに使うとレシピにあったので、ポメマルさんに頂いたザクロ酒を使いました。フランボワーズ酒よりもおとなの味になったのではないかな~。ポメマルさんごちそうさまでした!
少量作るのって苦手なのだけれど、意外といいものかも。洗いものも小さいし、食べきるのも楽。
型から外すとき、ぬるま湯に浸けるのではなく、指でそっとはがす方がエッジが綺麗だったかも。今回お湯浸け方式で4個ともやって、折角型に模様があるのにいまいち美しくなかった。
チョコレートケーキは以前も作ったマジパン入りのもの。別のタイプも作る予定が時間切れだったのでした。いわゆる普通のガトーショコラ、食べたかったなあ。

■■■この日のお酒


ワインリストを作って準備したのですよ☆




翌日は、残ったものを集めて、またまたご馳走ができあがりました。翌日の方が型の力が抜けていて、盛りつけがのびのびしてるような気がするのは気のせいかしら。

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パテ・ド・カンパーニュ

2007-03-26 | +お客さんの日
『プリザービング』の本にある鴨肉のパテが最近気になって仕方がない。
茨城には新鮮な鴨を送ってくれる西崎ファームというところもあるらしいし(まだ買ったことはありません)・・。

月曜日(3/26)にお客さんなので、それにあわせて作っちゃおうかな~。でも、高価な鴨肉を取り寄せて、失敗したら目も当てられないわ。まずは練習として、豚肉で作るパテに挑戦。ずっと前、一度作って、かなり成功して、それ以来挑戦していなかったのです。

3/22(金)、買い出しと仕込みだ!
パスポートの受け取りに隣駅まで行って、駅ビルのイトーヨーカドーに行って、肉類はここで買ったのですがどうも失敗。レバーのパックには赤い液体がたまっているし、がっかりだ。いつものスーパーにすべきでした。
獲物をゲットするのはやっぱりナワバリじゃないとね!

■材料(分量適当でごめんなさい)(このときはテリーヌ型1つ、釜飯型3つ、湯飲み1つできました)
(炒める野菜)
タマネギ   半分
ネギ     細いものの白い部分のみ、3本分くらいだったか
マッシュルーム 200gくらい

(肉)
鶏レバーとハツ 2パック

豚肉(赤身) バラ肉の2倍くらい 
豚肉(バラ肉) 400gくらいだったかな。
鶏もも肉  2枚
ベーコン(細切れとかでもいい) 鶏もも肉の1/4量くらい
ニンニク  1欠け
ブランデー(シェリーとかでもいいかも)

胡椒
ハーブ
生にんにく 一かけ にんにくつぶしでつぶす

(ナッツ)
ピスタチオ 湯むきする
くこの実(たまたま少し残っていたので) ゆすいでブランデーをふりかけておく

(つなぎ)
卵 1個
生クリーム 大さじ3くらい

(包み用および具材)
長い形状の薄切りベーコン(または網脂)
金柑
ドライプルーンまたはドライイチジク
(パテではない)フォアグラ缶(今回はたまたまあったので☆)

(焼くときの香り付け用)
オレンジ(今回は春峰)またはレモン
ローリエ

■次回の作り方と今回の反省
(下準備)
1)レバーとハツは塩水でゆすいで血抜きをし、ブランデーに漬けておく
2)鶏肉は皮を剥ぎ、皮の脂肪の多いところは切り落とし、肉も皮もブランデー、塩に漬けておく。
3)野菜はすべてみじん切り
 
(加熱)
4)みじん切り野菜類を炒める。別の器に移し、冷ましておく。
5)同じ鍋でレバーとハツを塩胡椒しながら炒める。レバーの中心がピンク色になるまで。これも冷ましておく。
今回ハツは炒めず、生のものを細かくして挽肉に混ぜ込んだのだけれど、炒めてからの方が風味がやわらぐ気がする。
レバーを漬けておいたブランデーは私は捨ててしまいました。

(挽肉づくり・こね)
6)薄切り肉や細切れ肉を買った場合、フードプロセッサで挽肉をつくる。
少し冷凍して扱いやすくする(カチカチにしない)。
肉の種類ごとにフードプロセッサにかける。脂身と赤身では挽肉にするのにかかる時間が違うため。ベーコンも別に挽く。
7)レバーの一部をとりおき(具にするため)、残りのレバーとハツをフードプロセッサにかける。
8)鶏肉をブランデーから取り出し、これも挽肉にする。皮には塩を少々足し、まだ漬けておく。
このとき、鶏モモ肉の一部を包丁でざく切りにしても食感に変化が生まれてよかったかも。
9)挽いた肉類、冷ました野菜、塩胡椒スパイス、鶏皮を漬けてあったブランデー、新しいブランデーをよく混ぜる。数時間ねかせ味を馴染ませる。

(味見)
10)ねかせる前に味見。挽肉だねを電子レンジで加熱し、味見する。このとき、ちょっとしょっぱいかなー、大丈夫かなーという程度にする。丁度良い塩加減ではあとで薄くなってしまう。
今回はしょっぱいかなーと思って不安になって、野菜を更にちょっと足したのですが、それはよくありませんでした。

(型の準備)
11)型の長手方向に垂直に、ベーコンを重なるように敷く。両端はだらりと垂らしておき、あとで肉だねを包めるようにする。冷蔵庫に入れておく。
底面のベーコンの下にローリエを置いてみた。
12)釜飯型は外側が素焼きなのでアルミをまいてみました。
内側には鶏もも肉の皮を、鳥肌側が釜と接するように敷く。一番底(鶏皮の下)にもローリエを置いてみた。 これも冷蔵庫へ。

(具材の準備)
13)金柑は両端も少し切り落とし、樽型にする。更に縦半割にし、芯をV字型に切って取り除き、見えてきた種を取る。
14)プルーンやドライイチジクは、しっとりタイプならお酒を少々振りかけて香り付けする。かなり乾いているタイプなら、ブランデー+熱い紅茶に漬けてふやかす。
このときふやかしすぎないようにする。焼いている最中、肉汁でゆだる状態になるわけで、戻しすぎるとぐじゅぐじゅになる。しっとりタイプのプルーン程度でいい気がする。
15)フォアグラは1cm角の棒状に切る。

(型入れ)
16)型の底にまず肉だねを型の1/4程度の厚さに敷く。そこに二筋くぼみをつけて、片方にフォアグラ(またはレバー)、片方にプルーン(または干しいちじく)を置く。
更に半分の厚さまで肉を敷く。ここに1筋くぼみをつけ、金柑をきっちり並べていく。金柑の上にも肉をおき、型の3/4程度まできっちり詰めていく。
型の縁まで種をつめては絶対ダメ!焼いているときにおいしい肉汁や脂がふきこぼれてしまうのです(涙)。

17)垂れ下がったベーコンでたねの上部を被う。鶏皮の場合は被うものがないがそれでいい。最上部にローリエ、オレンジの輪切りを置く。
更にアルミなどでぴっちりふたをする。
今回あやうくふたを忘れるところでした。


ふたを忘れてオーブンに入れてしまったところ。
数分後あわててアルミでふたをしました。
なおそれぞれの型、これではたねを詰めすぎです


(焼成)
18)オーブンと天板を180度に余熱しておく。熱湯を沢山沸かしておく。
オーブンが暖まったら天板に型を置き、熱湯を注ぐ。常にお湯がある状態で1時間半~2時間焼く。
今回は1時間45分焼きました。2時間でもよかったかなあ。
湯煎焼きのため、焼いている最中は換気扇を回していたとしても部屋に湿気がこもります。時々換気しないと窓に結露してしまいます。
19)型をオーブンから取りだしても、側壁の透明な肉汁がぐつぐつ沸騰しているようになったら出来上がり。取り出します。


焼き上がり。パテがだいぶ縮みます
(このオレンジは取り除くので、食べてしまいました)


型にたねを詰めすぎると、天板のお湯に肉汁や脂があふれでて、結構悲しいです。翌日脂が冷めてからの方が片付けやすいです。脂はおはしでつまんで、水は捨て、ぼろきれで天板に残った汚れをよくふきとってから洗剤で洗うとよいです)




(重石)
20)パテが完全に冷めたらそれぞれの型にあった落としぶた(段ボールを切るか、丁度あう真っ平らな小皿、びんのふたなどを探す)をして、重石をのせる。この状態で冷蔵庫に入れて一晩程度。
焼き上がったとき中心が盛り上がっていたパテが、たいらになります。
この重石によって、ふんわり焼き上がったたねを圧縮して、パテらしく、またスライスしやすくするようです。
21)重石を取り除いて更に冷蔵庫で保管。3日後以降が食べ頃だとか。


(保存)
かなりもつものらしいですが、ラード、バターなどオイル漬けするともっと保つとか。釜飯型3つのうち2つについて、バターとオイル漬けもやってみました。

22)上に置いたオレンジ、ローリエを取り外す。パテを型から取りだし、表面のゼリー状のものを拭き取る。
23)新しい容器にパテを入れ、オリーブオイル(すましバター)を注いで被う。
24)オイル漬けは、WECKの大瓶に詰め直したので煮沸して密封してみた。


すましバターで被ってみました(これはバターがまだ熱い状態)



でも、冷凍の方がよかったかな?オイル漬けを冷凍してみようかしら。
塩味がちょっと足りなくて心配だし、なるべく早く食べなくては。


さて、ドキドキワクワクの断面は、こちら! じゃん☆



結構きれいでは!?ピスタチオの緑、くこの実の赤、プルーンの紫。そして一番気に入っているのが半割の金柑。形もオレンジ色もきれいで嬉しい~。フォアグラもしっかりしているし、見た目は本格的☆
自分としては上出来ではないかな~。


2007/3/29

こちらは少し余った生地を湯飲みに入れて、イチジクを1個埋めてみたもの。もっと小さいイチジクがあるとよかったのだけれど。
パテの盛りつけは、型の底側を手前にするのが普通みたいですが、これはその逆ですね。末広がりというのもよいのではないかしらん。
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油で揚げない豆コロッケ

2007-03-22 | +お客さんの日
3月12日はダンナサマの誕生日でした。だけど月曜だっていうのに飲み会ですって。じゃあなんにもしないからね、と言っておいたのだけれど、前日の11日にちょっとだけお料理をしてみました(普段はしていないのかって?ええ、そうなんです…。花粉のせいか、または花粉が飛んでいるのを口実に運動していないせいか、最近お料理に意欲が湧かなくって・・・)。

お誕生日祝いというよりは、食材片づけが第一目的かも。今回は豆。梅雨前には食べてしまった方がいい、といいますからね。
休日は花粉を口実に家から一歩も出ないので、それなりに時間があるので、豆を煮るには丁度よいです。

以前買ったパンダ豆を煮てみることに。


北海道で購入したパンダ豆

白と黒にくっきり染め分けられていて、パンダのようです。豆料理の本でみかけたのですが、黒アパルーサ豆ともいうとか。白とえんじ色のバージョンもあって、そちらは赤アパルーサ豆だそうです。

水で戻したらこの黒い部分から青インクみたいに色がにじみ出してきます。そしてゆでると何だか日本の虎豆に似たような雰囲気に。なるほどー。豆料理の本に、「(各種の豆の味は)外見ほど劇的には違いません」と書いてあったけれど、その通りなんですね。なのに豆ってどうしてこんなに劇的に外見が違うのでしょうね。

ゆでたパンダ豆はこのとおり。


ゆでたパンダ豆とアボガドサラダ

ね。びっくりするほど普通の豆に。

これだけでは豆料理は終わりません。何しろ一袋ゆでてしまいましたからね。
豆コロッケとチリビーンズも作ってしまいます。品数を増やして、ポーションは小さくして、豆づくしだということがばれないようにする作戦(ばれてるけど)。

今回豆コロッケというものを自己流で初めて作ったけれど、意外と簡単でおいしいものでした。油で揚げないやり方は揚げるより大いに簡単です。
温かいうちはほこほこして、ジャガイモに近い感じです。小さく作ったからか、胃にもたれたりもしません。又作ってもいいかも。
作り方をメモしておきます。

■オーブン焼き豆コロッケ
■材料
やわらかくゆでた豆
豆のゆで汁(固さ調節用)
ネギ(タマネギでも)
きのこ
(ベーコンがあってもいい)
塩・胡椒
お好みのスパイス(ナツメグ、セージなど)

パン粉
オリーブオイル


■作り方
1)やわらかくゆだった豆をオーブンで乾燥焼きする。皮がはじけて、粉を吹いたようになります。

2)ネギ、きのこ、ベーコンをみじん切りし(フードプロセッサが便利)、油少々で炒める。塩胡椒もする。

3)フードプロセッサに豆を入れつぶす。ボウルに入れてマッシュしてもいいです。ここに炒めた野菜を加え更に混ぜ、スパイスや塩で適宜味付け。ゆで汁を適宜加え、握れる程度の固さにし、好みの大きさに形作る。

4)衣の準備。バットなどにパン粉(湿気ていたら乾燥させる)を入れ、オリーブオイル少々を混ぜ、よく混ぜてぱらぱらにする(全体がしっとりする程度。パン粉がだんごになってしまうほどはオイルを入れない)。

5)形作ったたねに卵白をからめ(全卵でもいいけれど、家の冷凍庫に卵白が余っていたので)、オイルパン粉をまぶして天板に並べる。今回卵の前に小麦粉をはたくのは省略したのですが、特に問題はありませんでした。

6)オーブン上段でこんがり色づくまで焼く。途中裏返したりする必要はない。

できました。この豆コロッケは卵くらいの大きさです。


豆コロッケと豆トマト煮




豆コロッケ断面
添えてあるのはaiwhasさん手作りのパプリカケチャップ



油で揚げるコロッケって、ずっと揚げ物鍋につきっきりで揚げ続けないといけないし、それぞれ裏返さないといけないし、つつき回しているうちにぼろっと崩れてしまったり、ハプニングがありますよね。オーブン焼きの場合は全部一度にオーブンに入れてしまえば後は手間いらず。途中でさわったりしないので、どんな固さでもOKです。
できたては外側がサクサクして、中はほっこりして、豆料理なのに軽く感じます。衣を楽しむために小さめに作るのがいいかも。比表面積が大きくても油はごくわずかだから安心です。

この日はあとダンナサマの希望でステーキを一枚焼いて二人で分けて食べました。
タンパク質過多だったかしら??


翌朝は、多めに作っておいたコロッケでまたおいしいものを。


豆コロッケサンド


オーブントースターでパン粉をかりっとさせて、ケチャップをたっぷりからめてパンに挟んで頂きました。このパンは酵母からaiwhasさんの手作り。レッドグローブ酵母のパンです。不覚にも写真を撮り忘れてしまったのですが、aiwhasさんのページにある十文字にクープの入った(クープがぱっかり開いている!)パンです。ごちそうさまでした!
コメント (6)
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へそ大根

2007-03-16 | +野菜
ご存知ですか? へそ大根。
輪切りにして茹でて干した大根をこう呼ぶそうです。
干すときに串に刺すため穴が開いて、それがおへそのようだからへそ大根。

webを検索すると結構沢山出てきます。たとえばこちらのページなど。
どうやって作るかというと、
・皮をむいて輪切りにする。
・40分ほどゆでる。
・間隔を開けて20個ほど串(笹竹)に刺して、両端をひっかけるようにして、日向に干す。
・1ヶ月ほど凍ったり溶けたりさせながら干す。
・十分乾いてきたら串からはずし、ザルに上げて更に1週間ほどおき、よく乾燥させる。
と、なんとも手間暇のかかるもの!
1ヶ月も凍るような寒さが必要なため、作ることができる土地は限られる(東北が主な産地とか)そうです。
干している風景をみると、私も作りたくなるような豊かな気分です。干し柿ののれんもまぶしくて素敵だけれど大根もいいものですね~。

主に関東に住んできた私は見たも聞いたこともありませんでした。そんな珍しいものを、ブログのお友達のaiwhasさんに頂いてしまいました! (なんと手作りされるときもあるそうですが、今年は暖冬なのでお店のものです)


これがへそ大根

親指と人差し指で○をつくったくらいの大きさです。私ったら浅はかにもへそ大根用の小さい大根があるのかと思いましたが、もとの大根は普通の大きさのようです。webの写真などじっくり見ると、直径で1/3,厚さ1/2程度に縮んでいくみたいです。この小さなもの6切れくらいで大根1本分にはなりそうです。素晴らしい保存方法ですよね。

まずは基本のお煮染めに挑戦。
ぬるま湯で戻して煮てみました。結構時間がかかります。しっかり戻せば完全にもとの形になるのかもしれないけれど、待てずに芯がなくなった程度で煮てしまいました。
途中一度水を換えたけれど、2度目の戻し水は甘くておいしいだしが出ていたので煮汁として使いました。


へそ大根の煮しめ

このときは、こんにゃく、車麩、芽レンコン(レンコンのはしっこ)、昆布、ごぼう、人参、豚肉少々。写真は冴えませんね・・・・。せめて人参を一緒に盛りつければよかった。

味や香り、食感は切り干しを煮たものとはかなり違う気がします。もどし汁を舐めてみたのだけれど、切り干しよりずっと甘くて、切り干しにある独特のにおいがないです。食感は、生の大根とは違った、もちっとした弾力のある歯ごたえ。生の大根を煮た場合はさっくりしていますが、こちらは麩に近いような密度としなやかさです。なんともいえない、生の大根とは代え難いおいしさなのですよ。

この歯ごたえは独特なので、お煮染め以外の料理もしてみたいです。一度味付けしたこのへそ大根に衣を付けて揚げると、おいしいカツになるのでは? 揚げ物以外では、戻してから小さめに切って出汁で煮て、卵とじとかどうかしら。

aiwhasさん、おいしくて珍しいものをありがとうございました!
コメント (8)
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焼肉のタレがあまったら

2007-03-15 | +ふたりの日
ある日の食事で赤ワインがちょっと余ったのでした。銘柄を決めずに買っているので、たまにあまり飲み進めない味のものに出くわすのです。そういう時は、料理に。

りんごの赤ワインコンポートや、ビーフシチューなど。お砂糖やレモン汁、またはトマトソースなど他の具材と混ぜてしまうと、ワイン単体ではあまりおいしくないものでも一応消費できます(本当は飲んでもおいしいワインで作るのが一番ですが)。

このときは、鶏レバーを煮てはどうお?、とダンナサマからアイデアが出たのでした。鶏レバー、大好きなのだけれど、これまで醤油・酒・生姜で煮る和風の味付けばかりでした。
確かクックパッドに洋風味付けレシピがあったはず。
・・ふむふむ。
赤ワインと鶏レバーの組み合わせでも覚えきれないくらい沢山バリエーションがあります。そこで総合的に判断し(?)(本当はパソコンから台所に行くまでの間に全部忘れた)、我が家の冷蔵庫で消費促進中のものを使って作ってみました。

■鶏レバー洋風煮
■材料
鶏レバー、ハツ(適宜切り分け、血や脂肪のかたまりを取り除く)
タマネギ
赤ワイン
ウスターソース(ちょっぴり)
焼肉のタレ
(必要に応じて塩胡椒醤油など)

■作り方
1)レバーはきれいにして冷水で血抜きをする。脂肪は今回の調理法の場合なるべく丁寧に取った方がいい。
2)小さめの鍋でタマネギを炒め、しんなりしたらレバーも炒める。
 外側の色が変わったら、赤ワインを注ぎ沸騰させる。アクが出たらとる。
3)ウスターソース、焼肉のタレなどで適宜味付け。
焼肉のタレにはにんにくが含まれているので、今回は具としては入れませんでした。
レバーが煮えたらひとまず火を止める。
4)レバーを取り出し液体部分を適宜煮詰め、レバーを戻して出来上がり。


2007/2/12 鶏レバーの洋風煮


出来ました。
何故かウスターソースの味です。
ウスターソースも入れたとはいえ、ビンに残っていたのは小さじ1程度。赤ワインと焼肉のタレをあわせるとソースの味になるといえるのでは?
焼肉のタレってどう使っても焼肉の味なのだけれど、この味ならば「脱焼肉」です。この鶏レバー、もう一度作ってもいいな。

上の写真のときは、周りにほうれん草とベーコンソテーを盛りつけてみました。レバーとほうれんそうって相性がよさそうかな、と思って。
ところがこれは失敗。
レバーは温かくても冷たくてもよいけれど、このときはできたてだったのであたたかめ。ほうれん草もできたて。
両方ぬるい温度で、まったりもったりとした味。・・・なんか決まらない感じ。
何故!
どちらも単体ではおいしいのだけれど、組み合わせるとよくないなんて。
レバーの周囲には生野菜とかの方がよかったのかなあ。
それともレバーを冷たくして、ほうれん草が温かいのだったらまだましだったのかしら。
そもそもほうれん草ソテーって何と合うんだろう。思いつかない。もしかして私、ほうれんそうソテーが嫌いだったのかしら。考えてみると、おひたしかキッシュの具になっている方が好き。

もしこの2つのおかずが出逢う機会がまたあったとしても、今度は別々に食べよう。
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柑橘ピール

2007-03-14 | +ジャム・ピール(果物系保存食)
今年は何種類かの柑橘でママレードを作りました。そのとき皮の一部を取り除けてママレードの果肉比を高め、皮はコンフィ(甘露煮/ピール)にしてみました。
今年の年末のフルーツケーキやシュトーレンは、乾しぶどう以外は手作りで!というのが目標。


■柑橘ピール
■今回の作り方
1)フルーツはまるごとさっとゆでこぼす。果皮表面には結構よごれがついており、自然のワックスでそれが塗り込められているので、汚れを落とすのが目的。

2)皮をきれいにむいて、内側のでこぼこしたところを少しそぐ。

3)熱湯で3分ほどゆで、水にさらす、というのを何度か繰り返し、苦みをぬく。
  3回ほどやったら味見して確かめる。

4)水と砂糖、レモン汁少々で、皮が丁度浸るよりかなり多めのシロップを作り、皮が柔らかくなるまで充分煮る。
レモンの場合は、内側からもろもろしたものが煮くずれてきたので、確かこの段階で一つずつシロップから取り出して、スプーンで内側をこそげてみました。

5)毎日少しずつシロップを煮詰めていく。
 本には、皮はよけて液体だけ煮立たせる、とあるのだけれど、例えば湯煎で(火の当たりが柔らかい方がいいかなと思うので)皮もシロップもまとめて熱くするのではだめなのだろうか。煮立たせる、というのは、水分を蒸発させて糖度を上げるのが目的なのか、糖分の浸透に何日もかかるため、消毒を目的とした煮沸なのだろうか。皮を取り出さない方が、道具も汚れないし、雑菌混入の機会も減るし、いいのになあ。一緒に煮てはいけない理由があるのかなあ。
どなたかご存知でしたら教えて下さい。

6)水分が蒸発して、ひたひた程度になってもシロップがさらっとしているようであれば、お砂糖を足す。
 シロップが煮詰まってくると、煮立たせたときの泡が大きくなります。目を離さないようにしないと、とても吹きこぼれやすく、また一気にカラメル化してしまいます(経験者談)。

7)とろりとしたシロップになれば出来上がり。
このあとシロップごと瓶詰め・煮沸してもいいし、乾燥させて、更にグラニュー糖をまぶしてもいいです。
瓶詰め密閉しない場合、夏場は冷凍保存が望ましいと思います。
今回は冷凍庫の荒波にもまれて行方不明にならないように、瓶詰めしてみました。


2007.3.11作 左:三宝柑ピール、右:伊予柑ピール




2007.3.11作 左:レモンピール、右:八朔ピール



種類によって煮え方に違いがある気がします。

●オレンジ:どんなに煮ても果皮の内側に白い点々が残る。

●レモン:下ゆですることにより、黄色い部分はどんどん色が薄くなる。
なので苦味抜きのために下ゆで回数を増やすのは要注意。水でさらす時間を増やした方がいいかも。
白いふわふわした部分の一番内側(果肉側)は、加熱すると粉状にとろけていく。粉状に煮えてしまった部分はスプーンでこそげることが出来、残った部分はしっかりした形状を保ち、白い点々を残しつつ煮えていく。
今回こそげ方が足りなかったせいで、(何度か漉したのだけれど)最後までシロップにもろもろが出てきてしまいました。

●晩白柚(ばんぺいゆ)(今回作っていないけれど、これまでの経験から):一番外側の黄色い部分は非常に固い。ここをつけたままピールを作ったのだが、あまりにも固いため、フルーツケーキなどに使用する際は外皮を薄く削いでから刻むので、ピールを作る時点で削いだ方がいいかも。または圧力鍋を使うか?。
とても分厚い皮なので、剥いたときの皮のままでなく、スライスしてから苦味抜きをするとよい。
白いふわふわした部分は、煮ると透明になるが比較的しっかりしている。
独特のいい香り。苦さとはまた別のあくがあるような気がする。
沢山(それほど沢山じゃないと思うんだけどなあ)食べるとげっぷが出るのは私だけかしら?

●文旦(今回作っていないけれど、これまでの経験から):一番外側の黄色い部分はとても固い。苦味が強いので、剥いたときの皮のままでなく、棒状にカットしてから苦味抜きをするとよい。
白いふわふわした部分は、煮ると透明になるが比較的しっかりしている。

●八朔:白いふわふわした部分は、文旦に似て煮ると透明になり比較的しっかりしている。

●伊予柑:白いふわふわした部分は、透明に煮えていき、やや煮とろけやすい。皮からも甘くいい香りがする。

●ゆず:皮全体がとても煮とろけやすい。




(上から時計回りに)八朔、伊予柑、三宝柑、レモン

コメント (2)
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レモンママレードはうまくいかない

2007-03-08 | +ジャム・ピール(果物系保存食)
国産レモンを4キロほど買ってみました。一部は皮のコンフィを作って、中身は他のママレードの酸味づけに使って・・・、後はなににしようかなあ、とのんびり考えつつ1週間後気づいたら、なんと袋の中にカビレモンが! ・・・6個も腐っていました。しまった!
あわてて作業にとりかかりました。やっぱりママレードかな?

でもでもでも、なんだか今年もいまひとつの出来。ゆるいのです。
何がいけないのでしょう。同様のやり方で作った八朔ママレードはちゃんと固まったのになあ。違う点は、皮をかなり長いこと水にさらしている、ということ。これがいけないのだろうか。 

悲しいけれど記録のために書いてみます。

■レモンの皮の苦み抜き
1)よく洗い、まるごと熱湯にさっと通す。また冷水で洗う。
2)両端を切り落とし、皮をむく。
  とても固いので親指の爪が痛くなります。テープなどを貼っておけばよかったかな。
3)実は八朔などをむく要領で袋から果肉だけ取り出す。タッパに入れて冷蔵庫に。
4)むいた皮は水にさらして一晩おく。
5)熱湯に入れ、再沸騰してから3分茹で、また水にさらす。これを3回。
ゆでた水は黄色くなっていい香りがして、一方皮の方は黄色みが薄くなってきて、なんだかとても勿体ないことをしているような気がする。でも苦いから仕方ないのだけれど。ゆで湯はお風呂に使いました。
水につけたまま一晩おく(この日時間切れのため)。
6)この皮をかじってみたらまだとても苦い! なので皮を刻んで、また水につけたまま一晩(苦みを抜くため)。
7)翌日味見したら苦さはほどよくなっていたので煮始めました。


皮が沢山あったので2種類作ってみることにしました。

■レモン&文旦ママレード
1)去年レモンの皮と果肉だけだと酸味が強すぎて水を足してしまった。そのせいかかたまらなかったので対策を考えてみた。今年は贅沢にも文旦を使おう。
 苦み抜き済みの刻んだレモンの皮、文旦の果肉を鍋に入れ、圧力鍋で湯煎状態にして10分ほど煮てみた。これは皮を柔らかくするため。
2)柔らかくなった皮と、追加の文旦、果糖、レモン果肉をあわせて煮た。
  ・・・とろり、とはするものの、いつまでたってもコテっとした感じにはならないのであきらめて瓶詰め。

■レモン&はるみママレード
はるみというのはミカンによく似ています。でも薄皮がごく薄くて、砂のうがぷりぷりしていて、酸味もちゃんとあって、おいしいのです。みかんは酸味がない場合は多くて買わないのですがはるみは好きになってしまいました。こちらも河嶋果樹園さんに送って頂きました。

1)苦み抜き済みの刻んだレモンの皮(固いまま)と皮をむいたはるみ、レモン果肉、果糖を鍋に入れてまず電子レンジに。
上記の文旦ミックス版ではゆるくなったのではるみは少なめに。はるみの薄皮、および種も一緒にいれることでペクチンの効果を期待してみた。
2)はるみから水がでてきたらコンロに移して煮た。水分を蒸発させつつ、皮を煮込む、という方針でコンロで煮続けてみた。
3)しかしやはりとろりとはするものの、コテっとはならない。あきらめて瓶詰め。


2007/3/5作 レモンと文旦ママレード
(静岡産レモン、文旦果肉、果糖)



2007/3/5作 レモンとはるみママレード
(静岡産レモン、はるみ果肉、果糖)
こちらは冷めたら上のよりかはかたまりました。はるみの薄皮と種の効果があったかな。
味は酸っぱすぎだったかも。



袋からペクチン液を作ってそれをママレードに加える、というやりかたもあるけれど、私はどのママレードもそのやり方はしていないのです。ちょっと面倒なのと、苦そうなので。それでもかたまるママレードもあるのにレモンは何故?
「レモンはペクチンの力が強い」と書いてあるけれど、さらしすぎてしまったらだめなのかなあ。

まあ、レモンソースとして使えばいいかな。レモンソース、誰か食べてみたいひといませんか~。


ところで、かたまるかどうか、というのとは別な話だけれど、柑橘の皮って煮え方がいろいろありますよね。糖分濃度などによるのかもしれないけれど。
レモンは下ゆですることにより、黄色い部分がどんどん色が薄くなる気がします。
ほかの柑橘よりもその程度が大きい気がします。どうも熱で溶け出すようで、水にさらすだけでは抜けない気がします(雨が降るたび実ったレモンの色が薄くなる訳ないですものね)。

白いふわふわした部分の一番内側(果肉側)は、加熱すると粉状にとろけていきます。粉状に煮えてしまった部分はスプーンでこそげることが出来、残った部分はしっかりした形状を保ち、あまり透明にならずに煮えていきます。オレンジに似ているかな。

レモンの白い部分が「粉状に煮える」っていうのは私の気のせいかなあ。で、この粉状の感じ(「とろとろ」でなくて粒子を感じる「どろどろ」)がなんだかおいしくない気がするのだけれど。
この部分は煮えてみないとどの厚さまでそうなのか分からないのだ。今回、ある程度は包丁でそいだのだけれど、まだ残っていた。
ここをちゃんとこそげてからママレードにしたほうがいいような気がするけど、でもどの本にものっていないし、気にしなくていいのかな。

いっそのこと黄色い部分だけでママレードにしたら、苦くないし、晒す必要もないし、どうかしら。
fleur de sel さんはオレンジママレードを、白い部分を使わずに作っていらっしゃいました。確かに苦み抜きの必要がないし香りは凝縮されますよね。でも、食べようと思えば食べられる白い部分を使わないのはちょっと勿体ない気も・・・。

でも、レモンの白い部分には上記の理由であまり未練もないし、来年のレモンママレードはこの方法でやってみよう!
(今年いっぺんに作業せずレモンを残しておけばよかった)
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