採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

あんずケーキ

2008-07-31 | +お菓子(西洋)

ここ数ヶ月、桑、ビワ、ヤマモモと、生ものの加工に追われてお菓子は全く作っておらず、手作りお菓子に飢えていました。
たまには市販のお菓子を食べたりしたけれど、手作りとは何か違いますよね。「たっぷり感」かしら?

ヤマモモも片づいて、久々に何か作ろう。
実は杏ジャムもいいな~と思って2パックも買ってしまった杏が冷蔵庫でテンパっています。ヤマモモと同時に瓶も尽き、気力も尽きてしまったので杏ジャムを作る元気がなくなってしまったのでした。

杏をのせるケーキのレシピを色々検討した結果、今回はごくオーソドクスなバターケーキタイプのものにしました。参考にしたのはウィーン菓子の本です。

■■あんずのクーヘン パッションフルーツ風味
(『とっておきのウィーン菓子』(勝見利子著,マガジンハウス)より)
■材料
バター  150g
砂糖    90g
卵     3個 (Sサイズだったので今回は卵黄4個、卵白3個使用)
薄力粉  120g
片栗粉   30g
BP    小さじ2/3
パッションフルーツ  1個分(大さじ1程度)  (本ではレモンの皮のすりおろし)
生あんず  5個 (本では半割缶詰 8切れ)
(レーズン 大さじ1  ・・今回使用せず)
(松の実  20g    ・・今回使用せず)

■作り方
(1)バター、砂糖を白っぽくなるまで練り混ぜ、パッションフルーツ、卵を混ぜる。
(卵液の最後の方で、大幅に分離! 普段は卵白の一部をとりわけておき、メレンゲに立ててあとで粉と一緒に混ぜるのだけれど、久しぶりなので忘れていました)
(2)分離はもう気にしないことにして、粉類を混ぜ、あんずを飾る。
180度のオーブンで、適宜向きを変えて約30分。


本では杏は半割のままで、くぼみにはレーズンを入れ生地の表面には松の実を散らしてありました。でももっとぎっしり杏を使いたかったので、4つ割にしてびっしり並べました。

焼き上がったらびっしり並べたつもりが結構スカスカ。
 
2008/7/23作あんずケーキ
2008/7/23作 あんずケーキ

片栗粉を入れるとほろほろに焼き上がるらしいですが、どうかな?

2008/7/23作あんずケーキ
2008/7/23作 あんずケーキ

ケーキくずが少しほろほろ落ちているところが、片栗粉の影響でしょうか。
味の点では片栗粉が入っているかどうかはよく分かりませんでした。

ちょっときめが粗い気がしないでもないけれど、普通にふんわりしているし、分離の影響もあまり大きくなかったような気がします。


4同割の原則からすると、砂糖は40%減という少なさ(オリジナルがそうなのですよ)。
でも、丁度良い甘さでした。杏が強烈に甘酸っぱいからかな。
焼き上がりに粉砂糖をふったり、アイシングを線状に垂らすと、あんずの表面に少し甘みが追加されてよいかも、と思いました。試しに一切れだけ、粉砂糖をふってみたらあんずの水分で溶けてしまいました・・・。

杏のパンチ力にやや負け気味だったかもしれないけれど、生地に混ぜ込んだパッションフルーツも、「何かいい香りがするけれど何?」という控えめなよい香りでよかったです。
存在感を出すためにはもう1個分入れてもよかったかな。


夏にバターケーキって重いかしらと思っていましたが、それほどでもありません。
むしろ冷蔵庫から出したてのバターがすぐ柔らかくなり、手早く作れるということが分かりました。
今度は分離させないようにしてまた作ろう。

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いちごジャム2008

2008-07-30 | +ジャム・ピール(果物系保存食)

今頃ですが、今年作ったいちごジャムを記録しておきたいと思います。

昨年はクローブ入り橙花水入りなど、色々混ぜたバージョンも作ったのですが、母によると違いがよく分からなかったとか。確かに橙花水はほのかな香りだし、煮たときに飛んでしまったかもしれないけれど、クローブは結構強くかおると思うんだけれどなあ。

最近発覚したのですが、そもそも母はいちごが好きでないそうです。
私が子供のときは滅多に食卓に上らず、たまに「デザートはいちごよ」というときがあると、弟と二人、ヤッター、と喜んでいたものです。いちごって高級だからね~とずっと思っていたのですが、単に母の趣味だったのでした。

母にとってはいちごジャムも、ママレードばかりだと飽きるから、たまにはいいわよね、という位置づけ。
一般的にはいちごジャムってジャム界の王様的存在では? 弟もダンナサマも、ジャムといえばいちごでしょう、と言っていたような。


今年はややモチベーション落ちて、基本タイプのみ作りました。

(1)3/21 栃木県茂木(もてぎ)産とちおとめ 果糖 レモン汁 (8個)
(2)5/5  茂木産とちおとめ 果糖 レモン汁 (7個)
(3)6/3  茨城産とちおとめ 果糖 レモン汁 (12個)

大体ちいさい瓶1個でいちご1パックを使う感じです。

ジャムにして煮詰めてしまうと、違いが分かりにくくなるかもしれないけれど、いちごの味としては、5月の茂木産が一番甘くてアクもなくておいしかったです。どの生産者さんだったかメモしておけばよかった・・・。
3月末の段階では赤くはなっているものの、まだいちご本来の味がしませんでした。
6月に買った茨城産は、少々アクがある感じ。やはり栃木産の旬のものは品質が高いのだわ、と再認識しました。

来年は、5月に茂木へgoだな。



こちらは3月に作ったもの。冷蔵庫に入れておいたけれど、やや色あせてしまいました。

2008/3/21作茂木産8個
2008/3/21作 いちごジャム


 

こちらは5月に作ったもの。このときは袋入りを買って、車の中で揺られたせいでいくつか潰れたものが出来てしまいました。潰れ気味のものは、すぐ食べるほか、冷凍しておいて、時々つまみます。
  

2008/5/5作いちごジャム
2008/5/5作 茂木産いちご  


なんだか作り足りないけれど、もうシーズン終わりね、と思っていた6月、またいちごを見付けました。嬉しくなって3箱(12パック)も購入。

目を△にしてヘタをとっていたところ、ダンナサマが助けてくれました。
ダンナサマが手でヘタを千切る係、私が固い部分をナイフで切り落とす係。
馴れないせいか、はたまた細かいものが見えないせいか、大概の作業は手伝ってもらうより私ひとりでやったほうがまし、という程度なのですが、このヘタ取りはダンナサマでも大変上手に出来るということが分かりました。
TVを見ながらでも出来るので(気が紛れるせいで)、労使の対立もおこらず、円満☆

ダンナサマへ。来年もよろしくね☆



ヘタをとってお砂糖をまぶし、一晩おいているところです。

2008/6/3茨城産いちご
2008/6/3 茨城産いちご 約12パック分

一晩おいたら縮んだので、浅い鍋1つで煮始めました。
でもやっぱり2回に分ければよかった。

ザルにあけて固体と液体を分けて、時折いちごをシロップに浸しつつ、液体のみ煮詰める、というやり方なのだけれど、量が多いとなかなか煮詰まらなくて大変。
これからは1回分は8パックを上限にしよう。
 

2008/6/4作いちごジャム
2008/6/3作 茨城産とちおとめジャム



 

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外食ランチ

2008-07-29 | ■外食

5月末のことですが、ダンナサマとお昼に外食してきました。

何にするか迷った結果(ダンナサマはたいてい回転寿司希望だけど)、ハンバーガーに。
しばらく前(2007/8/13)に行ったこちらのお店と比較してみたいと思って。

ハンバーガーなんてジャンクでノット・ヘルシーだけれど、1年に数回だし、たまにはいいよね。

2008/5/30オニオンリング

フライドオニオン。
粗挽き黒胡椒入り衣が、スパイシーでパリパリでおいしかったです。

今回これが一番おいしかったかも・・・。

2008/5/30アボガドバーガー

アボガドバーガーの断面。
挟んであるものはおいしいのだけれど、パンが何だか頼りない気が・・・。
くたくたのバターロールぽいパンです。

2008/5/30サンドイッチ

ハムと目玉焼きのトーストサンド。半分に切ったところです。

こちらはパンと具のバランス的にはよかったです。
添えてあるピクルスは自家製だそうで、おいしかったです。
ポテトは量的に物足りないな。


全体的に、量が少なめでした。この3品で、(フライドオニオンの割引券使って)1900円だったと思います。
(中高年向けには適量以上かもしれませんが、たまに外食するのだったら、豊かにたっぷり食べたいわ、とつい期待してしまうのです・・・)

これだったら前回のお店の方がお得な感じでした。
次にハンバーガーが食べたくなったらあちらに行くことになるでしょう・・・。


そしてこの日の夜は、こんなごはんでした。

2008/5/30タコサラダ

タコのサラダ。

2008/5/30重ね焼き

ズッキーニとトマトのオーブン焼き。

2008/5/30サンドイッチ

そしてチーズ。

(ほかにも何かあったかな?)

確かワインも飲んだような。


やっぱりおうちごはんはいいものだわ。
お代わりしても追加料金ないしね。

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土用といえば梅仕事

2008-07-29 | +ジャム・ピール(果物系保存食)

土用といえば、梅干しの土用干しですよね。
でも私の場合、今年やった梅仕事は梅シロップのみ。土用干しがなくて少しさみしいかも。

だからという訳ではありませんが、少し梅のメンテナンスをしました。

出来上がったシロップを細口瓶に移し、2瓶に分かれていた縮んだ梅を1瓶に。
そして梅を囓ったらまだかなり酸っぱいので、まだエキスが出るはず、と蜂蜜を注いでおきました。 とことん、絞り尽くすわよ!(悪代官のように)

2008/7/20梅シロップの梅と台湾蜂蜜
2008/7/20 台湾産蜂蜜、二番絞り梅蜂蜜、梅シロップ(梅・果糖)  

例年蜂蜜で作っているので知りませんでしたが、お砂糖で作る梅シロップは、ほとんど無色なのですね。


梅シロップは、水で割って飲んでもよいのですが、むしろ別の目的がメイン。

申年(って何年だっけ)に梅干しを沢山漬けました。それがまだあるのですが、塩辛いままだとどうしても減りが遅いのです。
邪道かもしれないけれど、市販の薄塩でほんのり甘い梅って食べやすいですよね。
ああいう梅にするために、ひと工夫します。

市販の安い調味梅干は、梅干しを水に漬けて塩抜きして、それを、甘味料や味の素の入った調味液に漬けるのだとか。それでは何だか梅エキスが抜けてしまいそう。
なので私は次のようなやり方で。この方法だと、梅エキスたっぷりです。

■■甘い梅干し
■材料
梅干し 塩分18%で漬けたもの
梅シロップ (梅を果糖または蜂蜜に漬けたもの)
梅酒 (我が家の梅酒は梅が多く砂糖少なめ)
赤紫蘇塩漬け
フタが腐食しない素材のガラス瓶

■作り方
(1)梅干しを消毒した瓶に軽く8分目程度入れる。
(2)好みで、赤紫蘇を塩で揉んであく抜きしたもの(または市販の塩漬け赤紫蘇)を所々に挟む。
(3)梅酒、梅シロップを適宜注ぐ。
(4)念のため冷蔵庫で保存。シロップが塩辛くなったら食べ頃。長期保存可です。

 
2008/7/20梅干しとシロップと梅酒
2008/7/20 梅酒、梅シロップ、梅干し、梅干しシロップ漬け  


上の写真、一番右が、シロップに浸かった梅干です。今回は赤紫蘇は使いませんでした。でもあとで追加しようかしらん・・・。この前道ばたに生えているのを見付けたのです・・・。

梅干しはこのときが初挑戦で(それ以来まだトライしていません)、勝手がわからず、重石が重すぎてかなりぺったんこにつぶれてしまいました。
重石をどかしてみて、土星のような梅干しを見付けたときは、自分で自分にパンチを入れたくなりました。

こうやってシロップに漬けると、こころなしかふっくら戻るような・・・。

梅は少し薄塩で甘くなり、漬け汁は塩辛く、そしてペクチンのせいかトロンとなります。この液体は酢の物やすし酢などに使ってもとてもおいしいです。梅酒が入っているけれど、ほとんどお酒は感じないです(気になる場合はチンするといいかも)。
ふっくら戻った梅は、果肉だけこそげてペーストにしておくと、更に使いやすくなります。赤紫蘇を一緒に漬け込んだ場合は紫蘇も刻んでしまいます。

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桃とトマトのパスタ

2008-07-28 | +ふたりの日
愛媛のイタリアンレストランのシェフ、かずさんのブログで拝見して以来ずっと気になっていた、「桃とトマトの冷製パスタ」(画像はこちらとかこちら)、とうとう作ってみました。

冷製パスタというものの作り方がいまひとつよく分からないし、細いパスタがいいのに中細の平たい麺しかないし・・・。
あと本家は枝豆を合わせているのだけれど手元にはなく・・・。


結局黄色いトマトと桃、そして青みにベランダのバジルを少し散らしてこんな感じになりました。
 
2008/7/20桃とトマト
2008/7/20 桃とトマトの冷製パスタ(白い方が桃)  


トマトと桃、塩、胡椒、オリーブオイル、ニンニクオイル少々を和えて冷やしておき、そこに一度水で冷やした麺を入れて和えてみました。

塩味の桃ってどんな味!?と思っていたけれど、なるほど違和感がないのです。固さがトマトと似ているので、口に入れた瞬間はどちらか分からない程。
外側がうっすら塩味になっており、噛むとじゅわっとほの甘い果汁がたっぷり(実は今回の桃は甘さ少なめだった)。トマトの場合は少し酸味のある果汁です。
ここに、コリコリした枝豆が加わると食感にも変化があって素敵なのかな~。

でも麺を水で締めず、普通に和えるだけでもよかったかも。トマトと桃から出る果汁が麺に染みこまず、ソースと麺が一体化していませんでした(固ゆで過ぎたかな)。麺が細ければほどよく馴染むのかもしれないけれど、今回太い麺だったのがいけなかったのだな。
別に冷え冷えでなくても、ほんのりぬるい温度でもおいしそう。


本家とは実は全然違ったものを作っていたのかもしれませんが(かずさん、如何でしょうか!?)、これはこれでよいものでした。
自分で料理していると、味が想像がつかないものって滅多にないけれど(なので料理したくなくなるのだ。暑かったりすると)、これはなかなかに意外な味わいでした。
意外だったし、おいしかったし、めでたしだ。

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パープルロシアン

2008-07-28 | +野菜
変わったものを置いている近所の農産物直売所に久々に行ってみたら、ちょっと変わったトマトが。
 
2008/7/22パープルロシアントマト
2008/7/22 パープルロシアン  

パープルロシアンというトマトだそうです。
ここの直売所には、黒トマト、という名前で丸いかたちの黒みがかったトマトが出ているときもあります。黒といっても赤と緑が混ざっているので黒っぽく見えるのです。

「パープルロシアン」という品種名が書いてあるなんて珍しいです。

B級品のようで、このひと箱で400円とお買い得。買ってみなくては!

帰って調べてみると、こちらのサイトに同じ品種が出ていました。肩のところが青みが強く、ヘタとおしり、両端がつぼまっていて、なんとも言えないいびつな形。
なるほどそっくりです。

15粒で525円と、高級なタネです。1株に7果と書いてあるけれど、トマトってそんなものなのでしょうか。
パープル・ブラック色のトマトの最高品種のひとつだそうです。

食べてみると、やや柔らかく(熟し具合によるかも)きめ細かい食感で、ちょっと独特の味わいも。黒っぽいトマト特有の少し複雑な風味です。
皮は薄くてやや固いかな。熟した柔らかいものだと、皮が少し残る感じ。
適度な固さのものだと皮は気になりません。

また売っていたら買いたいな。
でもB級品が出たということはそろそろ終わりということかしら。


直売所はまさに一期一会。本当は毎日見に行きたいところだけれど、「見るだけ」と思ってもつい買ってしまい、あとで消費に苦労するのでした・・・。
お腹をへらしたお客さんが週1回くらい余剰食糧を片付けに来てくれたらいいのにな・・・。
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ヤマモモソース

2008-07-24 | +ジャム・ピール(果物系保存食)

ペクチンの謎に混乱させられつつも、ピュレにしたヤマモモをはやく瓶詰めしてしまいたいので、がんばって加工しました。

方針は次の通り。
・ペクチンと果実の量は、日本語版いちごジャムのレシピに従う。
 つまり、果実2リットルとペクチン2/3袋。
・砂糖は一応定量用意はしておくものの、味をみつつ、適当なところでやめる。
・レモン汁もまあ味をみつつ適量。

「絶対に分量を変えるな」との英語の指示に、真っ向から立ち向かってますが、顛末は・・・。


(写真はクリックすると拡大します)

2008/7/17

こちらがヤマモモのピュレ2リットル分です。

2008/7/18作ヤマモモ

出来上がりは・・・
やはりソースに・・・。

定量のお砂糖はいかにも大量で、とてもではないけれど全部は入れられませんでした。

甘さ控えめなので、赤ワインを足して煮詰めて、お肉のソースなどにもなるかも(負け惜しみ)。

2008/7/17作ヤマモモといぐり 3バッチ(計6リットル)作ったのですが、うち1回はいぐりスモモピュレを約1/4弱加えてみました。
多少とろみは濃いかな?
でも味としては、ヤマモモの味がやや薄れてしまった気もします。
2008/7/17作ヤマモモ

さて整列。
いよいよもって瓶がなく、大きめの瓶登場です。左2列の角形はミキプルーンの瓶と同じ大きさ。

白ワイン、お砂糖など適宜足してゼラチンで固めると簡単にゼリーが作れます。

2008/7/17作
ヤマモモ、果糖、レモン汁、ペクチン、ビタミンC

2008/7/17作ヤマモモといぐり

またはヨーグルトソースにたっぷり使うとか・・・。



2008/7/17作
ヤマモモ、いぐりスモモ、果糖、レモン汁、ペクチン、ビタミンC

2008/7/18作ヤマモモ

2008/7/18作
ヤマモモ、果糖、レモン汁、ペクチン、ビタミンC

この日小さい瓶をいくつかもらったので早速出番です。
小さい瓶の方が開封後の消費時間が短いため安心です。
大きいと飽きてしまって、そうこうするうちに冷蔵庫の奥におしやられて忘れ去られたりしがちですよね・・・。



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干しルバーブ

2008-07-23 | +ジャム・ピール(果物系保存食)

うらべにさんにお願いしてルバーブを分けて頂きました。
届いてびっくり、こんなに沢山、しかも太い!
 
2008/7/3ルバーブとじゃがいも
2008/7/3 ルバーブとじゃがいも

 

ルバーブはタルトやパイクランブルやクラフィティ風のお菓子もおいしいし、ジャムもよいのだけれど、去年カイエさんが赤いルバーブで作ってらしたものを拝見して以来、ずっと作ってみたいと思っていたものがあるのです。

それは干しルバーブ。

ルバーブを扱ったことのある方なら分かるとおもいますが、生の時はセロリやフキのようにシャキシャキしているのに、加熱すると皮までとろとろに柔らかく煮えてしまうのです。
しっかりした形状を保ちつつ干すとは、これまで考えてもみませんでした。目からウロコです。
絶対やってみたいわ、と昨年からずっと思っていました。

加熱しすぎは厳禁のはず。

色々考えて、次のようにやってみました。

■■干しルバーブ
■材料
ルバーブ 太いもの
果糖  たっぷり
四角い琺瑯容器

■作り方
(1)ルバーブは洗って、ホウロウ容器にぴったり収まるように長さをそろえて切る。
干しルバーブ用には皮をむく。
皮はジャムにする際には簡単に煮崩れるが、干すと固い表面となり、噛み千切りにくい。
なので皮を剥いてから作るのがコツです。(お友達のわらびさんに教えて頂きました)
端っこがあまったらジャムなどに(ジャム用には皮を剥く必要はない)。生のまま冷凍保存も可。
(2)大量のお砂糖をまぶして冷蔵庫で一晩おく(時々容器を振るようにして混ぜ返す)。翌朝にはかなり水分が出てきます。
(3)容器ごと(水分もそのまま)オーブンの低温(120度)で時々混ぜ返しながら加熱。全体に、新鮮な緑色が褪せ、シャキシャキした感じがなくなり、ふよふよになる程度まで。
(今回容器に何層にも積み重なった状態で加熱しましたが、天板に平らに並べて軽く加熱してもよかったかも。時々様子を見ながらひっくり返したりすれば焦げたりもしないのではないかしら)
(4)ルバーブを液体の中から取り出し、干す。液体はまだサラサラしているので、これを半量程度になるまで煮詰める(焦げないように注意)。
(5)夜になったらルバーブを容器に戻し、煮詰めたシロップをまぶしておく。冷蔵庫で保存。翌朝にはルバーブ中の水分が引き出され、シロップがたっぷりに増えている。
(6)ルバーブを干し、シロップを煮詰める、を繰り返す。シロップにとろみがついてきたら煮詰めるというより、殺菌のため軽く煮立たせるにとどめる。煮詰まったシロップはとても焦げやすいので、湯煎にするとよいかも。
(7)好みの干し加減で出来上がり。よく乾いていればグラニュー糖をまぶしてもよいが、私の場合まだしっとりだったのでまぶしたグラニュー糖は翌日には溶けてしまいました。
(8)干しあがったルバーブは、短く切ってレーズンのようにフルーツケーキに焼き込むのもいいし、チョコがけするのもおすすめ。


製作過程の写真をご紹介しますね。
最初のころの写真は撮り忘れてしまったのですが、干して3日目ではこんな感じです。

2008/7/8
2008/7/8 干して3日目だったか

 

網の上に乗せるとしずくが垂れるというほどではなくなりましたが、まだ内部には水分がたっぷりです。

このしばらく後、だんだんとろみがついてきたシロップを煮詰めようとしていたらら悲劇が。

2008/7/11
2008/7/11 シロップがカラメルに・・・
(自分への戒めのために写真にとりました。涙。)
 
いぐりすももを剥いている間にシロップがカラメルになってしまいました・・・。一応、ルバーブにはそこそこ甘さは染み込んでいたので、新たにシロップを作ることはせず、干してはとりこみ、を繰り返すことにしました。
 干し続けるとこんな感じにかなり細く縮んできます。

2008/7/20
2008/7/20 仕上げ干し  

夜の間は容器に入れて冷蔵庫にしまっておきました。グラニュー糖をまぶしてみたけれど、まだ溶けてしまいます。でもこれ以上干すと固いかな、と思ってひとまず出来上がりとしました。

2008/6/22トマト裏ごし
2008/7/15 ためしにグラニュー糖をまぶしてみたら・・・  

あの荷崩れやすいルバーブをこういう風に仕上げるのは面白い経験でした。
母が実家のルバーブを使って私より先に作ったものは、もっとジューシーな感じでしたが、私の方がよく干したせいか固めです。
面白いのは、根っこ付近とそれ以外の食感が違うこと。根っこに近いほうはシャキシャキ、茎部分はシコシコ。根っこ付近にはデンプンが蓄えられているのかな。
味はどこも甘酸っぱいです。
何に似ているかな。干し杏の系統かしら?レーズン?(今回は途中でシロップが焦げたためレーズン程は甘くなりませんでしたが)

いっぱい作ったはいいけれど使い道はどうしましょ。
そのままお茶請けにつまむほか、細かく刻んでレーズン代わりに焼き菓子に混ぜるというのはどうだろうか。
ここまで干せば、よもやケーキの中で煮崩れたりはしないはず。
という訳でひとまず冷凍しておきました。

今回少し悔やまれるのが、何だかお菓子の割には地味な色になってしまったこと。
作成途中、いぐりすももの果汁や、ブラックベリー酒、ビーツなどの赤いもので色づけすることも考え付いたのですが、ぼんやりしているうちに忘れて、時期を逸してしまいました。

でもまあ、これがナチュラルな色なので仕方ないな。
レーズンやサルタナだって地味な色だし、刻んで使う分には問題なさそうです。

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いぐりすもも

2008-07-22 | +ジャム・ピール(果物系保存食)

しばらく前ポメマルさんのブログで、「今年はいぐりという赤いスモモを買うつもり」ということを読みました。
「いぐり」って何??と検索してみたところ、奄美大島で主に生産されている、小さなスモモだということが分かりました。
「花螺梨(がらり)」という台湾原産の品種だそうです。
甘くはない、と説明に書いてありますが、色が真っ赤でとても綺麗・・・。
奄美のほか指宿でも育てられているようで、奄美産より幾分安いので、そちらを注文することにしました。

予約注文してからしばらく待って、7/9頃到着。
今年は裏年で収穫が少なかったそうです。

やっぱりジャムよね・・・☆

(写真はクリックすると拡大します)

2008/7/13

こちらがいぐりすもも。皮は赤と緑が入り交じった複雑な色です。

梅くらいの大きさで、小さいです。

2008/7/11

皮ごとぱくりと食べると少々渋いので、悩んだのですが、皮をむくことにしました。

果肉の味は、甘さは少なめで、酸味もそれほどないような・・・。もっと酸っぱいことを予想していました。
コリコリモッチリした食感です。刻んでサラダに使ってもさっぱりしておいしかったです。

2008/7/12

電子レンジで少し加熱したところ。
なかなか煮くずれないかと思ったけれど、無事滑らかなピュレになりました。
加熱した方がさんみが際だった気がします。

2008/7/12作

真っ赤なジャムの出来上がり。ペクチン分も多く、かたまってます。

2008/7/12作

7個出来ました。

2008/7/11 この綺麗な色を生かして・・・とひらめいたのがルバーブとのミックス。

ダンナサマの知り合いの方から頂いた巨大ルバーブが少しあったのです。
切って砂糖をまぶし、出てきた水は使わないでおきました(染みだした水は実は酸っぱくないのですよ。薄甘いだけ)。
2008/7/12作 あまりに太くて筋っぽくないのか心配なほどでしたが、無事煮くずれて、とろりとしたジャムになりました。

ルバーブとスモモの比率は・・・。1:1くらいだったかしら・・・。忘れてしまいました・・・。
酸っぱいもの同士の組み合わせ、かなり強烈になったはず。
食べるときはご用心・・・。
2008/7/12作 8個出来ました。




 

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太いマカロニ

2008-07-22 | +ふたりの日

連休はいかがお過ごしでしたか?
暑くてなにひとつしたくない気分で、あまり有意義には過ごせなかった・・・。
桃やメロンのジェラートもどき(冷凍した果肉と生の果肉を混ぜてスティックミキサーでガーっとしただけ)くらいしか作る気分にならず、料理がなんだか苦痛でした。

こういうときは、何か作り置きできるメイン料理を用意しておくといいですよね。
先日ヤマモモで忙しい頃、重宝したのが仔羊すね肉のトマト煮込み。
クスクスのソース部分をイメージして少しピリ辛にして、先日作ったトマトソースも使ってたっぷり仕込みました。

初日は揚げ麺入りごはん(後述)を添えて。
その次は、パスタにかけて。最後はちょっと趣向を変えて、カレー粉を足してほんのりカレー風味で・・・。

基本は同じ味だけれど、多少趣向が変わってよかったのでは?
(ま、私は、全く同じメニューが続いても(自分の作ったものなら)全然平気なのだけれど)

今回のパスタは太いマカロニです。
 

2008/7/12太マカロニとクスクス
2008/7/12 太マカロニのスープパスタ風
(よりによって一番手前に、ゆで加減チェックのため囓ったものがぁ・・・)
 


ダンナサマが細長い麺が好きなので、ショートタイプは久しぶり。しかもこんな太いマカロニは初めて。
ぷかぷかした食感がまた麺とは違って面白かったです。

2008/7/12太マカロニ
太マカロニの生の状態  

そういえば、このマカロニは、ワインの試飲をしてへろへろになった時、汐留イタリアで買ってきたのでした。


揚げ麺入りごはんというのはこちらです。

麺入りごはん
揚げ麺入りごはん  

極細のパスタを短く折ったものをむらなく色づくまでオリーブオイルで揚げ、油を切って、お米と一緒に電気釜で炊くだけ(パキパキの揚げ麺は、炊かれて柔らかくなります)。
トルコ料理屋さんに行ったとき教わりました。
本来スープストックで炊くものらしいですが(TULAYさんのレシピはこちら)、私はごはんを炊く時同様水だけ。

実はこのヴェルミセリ、随分前に買い込んで半分忘れており、ようやく作ったのですが、作ってみて、あたりに漂う甘~い香りにびっくり。
なになに?何か作ってたっけ?? と嗅ぎ回って、電気釜にたどり着いたのです。
お砂糖入れていないのに甘い香りとはこれは異なこと。

小麦が香ばしく焦げた香りではないかと思います。そういえば、かりんとうを揚げているときもこんな甘い香りがしたような・・・(こっちの場合はお砂糖入りですが)。

ごはん同様冷凍も可ですが、甘い香りはやはり炊きたてが一番です。

 

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