採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

くるみのケーキ

2007-12-27 | +お菓子(西洋)
だいぶ前に買ったくるみの粉が冷凍庫で眠っていたのでした。

くるみの粉
モルドバ産?のクルミ粉


何かお菓子に、と思ってレシピを探してみたところ、卵黄より卵白が多く、バターが少なめのお菓子をみつけたので試してみることにしました。イタリアのお菓子のようで、材料の配合や混ぜ方が普段見慣れたものとちょっと違います。(貴重なクルミ粉を実験に使うのはためらわれたものの)恐いものみたさで作ってみることにしました。
でも、どう考えても混ぜ方の順序に納得が行かず、自己流にしてしまいました。
材料が全部入るような大きなフードプロセッサもないし・・・。

■■クルミのタルトTorta di noci
(イタリア菓子の本のようですが、1ページだけコピーしたので出典不明になってしまいました。タルトといってもここではケーキのこと。)
■材料(φ24cmタルト型または容量1リットルのパウンド型)
薄力粉 150g
クルミ粉 150g
砂糖 150g 少し減らしました
バター 100g
卵白 4個
卵黄 2個
レモン汁 1/2個分(材料にはあるけれど使いませんでした)
ベーキングパウダー 16gとあったけれど実際は小さじ3(8g)に減らしました
チョコチップ 適量(本にはなかったけれど追加してみました)
■作り方
(本の作り方)
(1)フードプロセッサでバター、砂糖、レモン汁を練る。
(2)そこに硬く泡立てたメレンゲを混ぜる。
(3)さらに小麦粉を加え混ぜ、クルミ粉、卵黄、ベーキングパウダーもFPに入れて混ぜる。
(4)直径22cmのタルト型に流し込み、180℃で40~50分焼く
(私がやった作り方)
(1)バター、砂糖の半量、卵黄を混ぜてふんわりさせる。クルミ粉を混ぜる。
(2)卵白に砂糖の残りを混ぜて固いメレンゲにする。
(3)粉とBPをあわせてふるっておく。
(4)バター生地に、メレンゲ、粉を交互に数回に分けて混ぜる。
(5)パウンド型に流し込み、焼く。

本では円形に比較的薄く焼き上げてあります。
薄い割りにはオーブンの温度が高く時間も長いのが気になるところ。でも比較的高めという設定に従って焼いてみました(混ぜ方は変えてしまったのに何を今更という気もしますが)。

流し込んでみると我が家で一番大きなパウンド型の、丁度半分の高さ。ぺたんこであまりかっこよくないわ。でも本来薄いお菓子みたいだしまあいいか・・・。と思っていたら、焼き上がりは型の高さ2/3ほどにも膨らみました。
さすがベーキングパウダー。減らしても普通より多い配合だとは思ったけれど、これだけ入っているとよく膨らみます。

縦横比ふつうになりました
2007/12/20作 クルミケーキ


焼き上げてすぐ分かったのは、外側の焼き色が強すぎということ。
そういえばこのパウンド型はものすごく熱の伝わりがよいのでした。
ステンレスの型と一緒に2台パウンドケーキを焼いたりすると、こちらだけ焦げすぎになってしまうほど。この型で180度というのは高すぎでした。しまった!
どうもカサカサなので、表面に栗渋皮煮のシロップにブランデーを混ぜて塗ってみました。

切ってみると、どうかな?
クルミケーキ断面
2007/12/20作 クルミケーキ


割と普通に見えるでしょうか。
でも実は、かなりぱさぱさ。よく見ると周囲の焼き色が強いし、こげた部分が厚いです。
やはり焼きすぎたのかなあ。
でも、もともとそういうレシピという可能性もあるかも?
イタリアのお菓子って比較的ぽそぽその食感のものが多いと思うのです。だからこれもきっと・・・、なんて言い訳ですね。

くるみって結構高級食材なので、次も同じレシピを作るかどうか・・・。
ともかく注意点は次の通り。
・この型を使う場合は、温度はもっと低めがよい。高くする場合は新聞紙を巻くなどする。
・もし同じレシピを再挑戦する場合は半量で。
・シロップを表面に塗るのでは不足だったので、型に入れて竹串で数箇所刺してコーヒーシロップをだばだば注いで染み込ませたらどうだろうか。
・卵白消費に心惹かれたのであれば、むしろクルミシフォンケーキの方がおいしいのではなかろうか。
・以前作ったフランスのレシピの方がずっとおいしかったかも(卵白が余るのが問題なのだけれど)

(参考)
■■クルミケーキgateau aux noix
(フランス語に関するHPのコラムに載っていたレシピです)
■材料 (φ20cm丸型)
クルミ粉 150g
アーモンド粉 100g
バター 125g
砂糖 250~300g
卵黄 5個分
ラム酒 大さじ2
小麦粉 80g
■作り方
バター、砂糖、卵黄を混ぜる。そこにナッツの粉、ラム酒、小麦粉を混ぜる。
オーブンで35~40分。
コメント (10)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

12月15日

2007-12-26 | ■外食
ダンナサマとドライブ中、とある喫茶店で眠気覚ましも兼ねてコーヒータイム。
ケーキ屋さん併設なので、コーヒー+αでケーキセットにしてもらえます。
どうしよっか、と相談しているうちに何故か2つもケーキを頼むことに!

普段よそでティータイムにする場合は私が1個決めて、それを半分こすることが多いのに、ダンナサマが丸1個欲しがるなんて珍しいこと!
朝ごはんしっかり食べて(うどん)、昼が軽かった(みかん)せいかな?

生クリーム好きのダンナサマが頼んだのはこちら。
ケーキセット
2007/12/15 バナナを巻いたココアロールと、ミカンシャーベット

セットにするとこのシャーベットがおまけでついてくるようです。多分ミカン味だと思う。オレンジよりは軽い柑橘の味でした。

そして私が頼んだのはこちら。フランスパンではありませんよ。

単品注文
2007/12/15 シュークリームとダッチコーヒー

シュークリーム(という名前ではなかったかも)の値段が安いため、コーヒーと合わせた値段がセットより安くなってしまうので、単品計算となりました。

このシュー皮が非常に私の好み!予想通り、ざっくりと固く厚くしっかり焼き上がっていました。これは頼んでみてよかった!
今回のは研究費ってことで、今度シュー皮に挑戦だぜ。


それにしても夕ごはん前にケーキ1個ずつはもう若くない我々には贅沢過ぎだったかな?
まあ、結婚記念日だったからよしとしよう。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

飾り付き

2007-12-25 | +お菓子(西洋)
先日ドライフルーツの洋酒漬けを仕込んだので、前からある在庫の方を消費促進中です。
100円ショップでステンレス製の小さいパウンド型を買ってきたこともあり、じゃんじゃん作っています。

買ってきたのは我が家のブリキ製のと容量はほぼ同じで長さがやや短いもの。以前買ったパウンドケーキ用袋にぴったりの大きさです。
それに、バター200g卵4個で丁度この型2つ分なのも分かり易いです。
全ての計量を前日(または前々日)に済ませておくと、夕食の仕度の後、ダンナサマが帰ってくる前に作業出来るのです。お菓子作りって、材料を冷蔵庫やらあちこちから持ってきて、計って、それをまた片付けて、型にあわせて紙を切って、等に時間がかかるのですが、混ぜ始めてからは意外と短時間なのですよね。

フルーツ入りパウンドケーキのレシピ、20以上もコレクションしたけれど、ここ何回かは4同割を基本にして作ってみています。
レーズンなど甘いフルーツが入るのでお砂糖はやや控えめですが、ひとに食べてもらうのだったらやはり粉と同量にすべきだったかしら。

具は次の2タイプにしてみました。
・ブランデー漬けフルーツ、干し柿+くるみ+スパイス+茶色いお砂糖
・コアントロー漬けフルーツ、干し柿+くるみ+ピスタチオ+チョコチップ+白いお砂糖

卵の加え方は、全卵4個で全部溶いてバターに、全卵4個で卵白は全部メレンゲに、全卵3個+卵黄2個で全部溶いてバターに、など色々試してみましたが、全卵4個のうち卵白を1個半ほどよけておき、それをメレンゲにして混ぜる方法が分離の危険性が少なく、余分の卵白も発生せずよい気がしています。


そして、私にしては珍しく、出来上がりに飾りをつけたりしています。
(フルーツケーキって見た目は地味だからかな)
数年前、製菓機材屋さんのおまけでもらったクリスマス飾り、今頃になって思い出し、役立たせることが出来ました。
以前aiwhasさんに頂いた「採集生活」の手作りハンコも出番です!


2007/12/11鹿児島へ2007/12/13出産祝い
2007/12/10頃作フルーツケーキ
(右はブログのこと教えていない人へのもの)


2007/12/11箱2007/12/18スライス
箱にもラベルを貼ってみました。
丸いのは、ウサギの後ろ姿にふじかと書いてあるのです
右は味見用スライス。コアントローとブランデーを1/2本ずつ差し上げたとき、
真ん中(一番いいところ?)から一切れずつ頂いてしまいました。


卵の混ぜ方実験中だというのにあちこち出荷してしまいました。
カットせずに渡す、というのは心配なので、せめて飾りだけでも、という弱気な姿勢な訳です。

それにしても、慣れないことするとセンスがないのがくっきり。
やはりお化粧も普段からしておかないと変テコになるように、常日頃から美意識を磨いておかないといけない訳ですね・・・。
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

収縮

2007-12-20 | +干し柿・干し芋・栗
ダンボールに何箱もの柿、干しあがってみると、実家に送ったりおばあちゃんに送ったりしていたら、あれこれだけだっけ? というくらい少しになってしまいます。
一体どのくらい縮むものか、今年は心がけて写真を撮ってみました。
皮むきの時期と干しあがりと、ずいぶん時間があくのでいつも忘れてしまっていたのです。

2007/11/24生の柿

2007/12/4干した柿
生の八珍柿と干し柿(上下の写真は大体同じ縮尺)


直径は60%程度になっています。
重さは、生のときは1個175g前後、干した後は、1個50~55g(干し具合にもよりますが)。3分の1以下に縮むのですね。

そうか、3分の1か。 どうりで。
干し終わって箱に詰めると、あれ?これだけ?というくらいです。
来年はもっと作ろうかしらん。
皮むき機、ほしいなあ・・・。買ってしまおうかなあ。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

柚子ママレードほか

2007-12-19 | +ジャム・ピール(果物系保存食)

最近日暮れが早いですよね。
暗くなってから家にたどり着くと、よそのおうちからは晩御飯のいい匂い・・・。ああ、なんでうちにはごはん出来てないんだろう・・・(これから自分が作るからなんだけど)・・・。外が暗くておなかが減っていると何だかみじめな気分に。
「今日のごはんは何かな?ワクワク☆」という気分は主婦になるとそう味わえないものなのですね。

--------------------------------

柚子、例年、年が明けてからあわてて買いに走り、地元では見当たらないので高知から取り寄せたりしていました。でも、旬は11月ですからお早めに、と高知の生産者の方にも言われてしまいました。
ようし、来年は、とそれなりの心構えで11月を迎えましたが、何だか柿でばたばたしていてあっという間に12月になってしまいました。

とはいえいつもより早い時期から着手しています。あたり年だなんて嬉しいこと。

■2007/12/2作花柚子ママレード
(花柚子、果糖、水)
2007/12/02作花柚子ママレード
(作り方メモ)
(1)柚子を丸ごとさっとゆでる。
(2)横に半割。果汁と種をザル+ボウルの上に絞り出す。
(3)半割の方から果肉の袋を剥がしとる。
(4)固そうなところを切って取り除く。
(5)果皮を適宜細切り。適度な苦さまで茹でて晒す。
(6)袋、果汁、果皮、水を果皮が適度な柔らかさになるまで蓋をして煮る。
(7)砂糖を加え適宜煮詰める。

11月末ころ、patakoさんのお庭に実った花柚子を沢山頂いてしまいました(patakoさんありがとうございます!)。ちょうどよい時期に収穫して、果汁もたっぷり、みずみずしいです。今シーズンの初柚子☆
果肉の袋は本柚子より固めなのかと思ったのですが簡単に柔らかくなりました。

■2007/12/8作本柚子りんごママレード
(本柚子、ふじりんご、果糖、水)
2007/12/08作本柚子とりんごママレード
(作り方メモ)
(1)柚子を丸ごとさっと茹でる。
(2)縦に切り目を入れて半割にし中の袋を取り出す。
(3)袋の中心側をカットし種を取り除く。
(4)果皮は細切り。茹でて晒すのを1回程度。
(5)林檎は皮を剥いてスライス。電子レンジで透き通るまで加熱。
(5)果皮、袋(と果肉)、水、林檎を煮る。
(6)沸騰したら砂糖を加え適宜煮詰める。

直売所の店員さんに干し柿をちょっとプレゼントしたら、まぁ~!じゃあこれ持って行って!、とおうちで採れた柚子(直売所の商品だったのだけれど)を頂いてしまいました。
ふじりんごもあわせてママレードにしました。

■柚子ピール2007/12/09頃作柚子ピール

柚子を丸ごと一度さっとゆで、汚れを落とします。皮を剥いて細長く切り、お砂糖と少量の柚子果汁で煮てザルに乗せ乾かしておきます。巻き柿を作るときまで冷蔵庫に。

2007/12/09柚子果肉ピュレ

ピールを作ると果肉が余り気味になりますが、私は房の皮ごとピュレにしてしまいます。
二房ぐらいずつにばらして中心の筋をハサミでカットし、種を取り除いてからこのようにピュレに。

2007/12/09柚子果肉冷凍

そして冷凍しておきます。
ジャムを作るときなどに、酸味料兼天然ペクチンとして使う予定。
野菜やスモークサーモンのドレッシングに使っても、適度なとろみが丁度よいです。


2007/12/09柚子果肉ブロック

凍ったら小さいブロックにカットしておきます(製氷皿を使えばよいのだけれど、最近使っていなくて見当たらない・・・)。


 

コメント (10)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

種無し柚子のコンフィ

2007-12-18 | +ジャム・ピール(果物系保存食)

今年は柚子が当たり年みたいですね。
地元の直売所でも山盛り、山口、鳥取の噂でも豊作とか。果汁がたっぷりめの早い時期にがんばって加工しようと買い込んでおります。

本柚子、花柚子のほかに、種無し柚子というものも最近見かけます。
大きさは花柚子くらい、皮は花柚子よりは薄く柔らかいです。皮の色は、花柚子はレモン色っぽいですが、種無し柚子は本柚子に近い色です。
ほろ苦さは本柚子よりはあって、花柚子よりは少ないかな。

種無しというだけあって、種がほとんどなく、切るとレモンのように果汁たっぷり。
スライスして蜂蜜に漬けておけば種を取る手間もなく柚子ドリンクが出来上がります。

直売所で何袋かかごに入れていたら、売っている人に「甘露煮にするの?」と聞かれました。「甘露煮というと?」と聞き返すと、3回ぐらいゆでこぼして、それを蛍火でとろとろ煮るものだとか。
何だかよさげな感じでは☆ よし、挑戦だ!
 

2007/12/07種無し柚子

こちらが種無し柚子。本柚子のような色合いで小ぶりです。

昨年作ったオレンジコンフィに倣って、針でつついて穴を開けてから下ゆでしてみました。

2007/12/07下ゆで中(2回目)

ゆでこぼしているところ。面白いことにみんなおしりを上に向けて浮かびます。
針でつついたところからアブクがたちのぼっているのが分かるでしょうか。

3分茹で、さらし、
3分茹で、1晩さらし、3分茹で、さらし

と3回ゆでました。

2007/12/04さらし中(1回目)

晒しているところ。2回ゆでたので、沈みます。
一晩晒した水を舐めてみると苦いので、苦味が抜けたことが分かります。

針で沢山つつくとより苦味が抜けやすいようです。

2007/12/04鍋の中(1回目)

さて鍋に入れて、水をひたひたより多め、そしてお砂糖(果糖を使っています)を入れてコトコトコト・・・・。

のはずが!

2007/12/04破れてしまった柚子(1回目)

うっかり目を離した隙にグラグラ沸騰させてしまいパックリ爆発!
え~ん。
完全に成功するつもりでいたのでこの時はショックでした。

でも、もうこのまま煮続けるしかないわ。

(3日後再挑戦しました)

2007/12/09落としぶた(2回目)

こうやって落としぶたと重石をして煮て、それが冷めるとあら不思議。びんの中だけ水位が高く!
白土三平の忍者マンガにこんな秘法がありませんでしたっけ。
この方法で池の水を干上がらせていました。

2007/12/07破れたのと破れてないの(1回目)

さておおむね煮詰まりました。これは悲劇の1回目。
左上の三角形のが破れていないもの。ほかの丸いものは破れたもの。

2007/12/09破れてはいないけれど(2回目)

2回目は破れないように慎重に煮ていきました。

でも、冷静に考えると、なんだかしわしわで変な形。浸透圧で中の果汁が引っ張り出されているわけだから縮むのは当然なのだけれど・・・。

甘露煮ってこれでいいの?
ほたほたと、ぷっくり煮上げないといけないのでは?
こんなに縮んでしまってはお茶請けというよりドライフルーツ・・・。

2007/12/07作種無し柚子コンフィ(1回目)

ひとまず瓶詰めしてから使い道を考えよう・・・。
(これは1回目。破れてしまったもの)

2007/12/09作種無し柚子コンフィ(2回目)

これは2回目。瓶詰めするために煮立たせたら更に濃いカラメル色・・・。
しわしわ~。

2007/12/09作種無し柚子コンフィ(2回目)

ねっちりとしたドライフルーツ系です・・・。


2回目、皮が破れなかったのはよいのだけれど、疑問を残す出来上がりとなりました。
しわしわと小さく、皮がちょっとカチっと固め、そしてけっこう酸っぱいのです。
お砂糖が足りなかったのは確か・・。でも最後の方、もう煮詰まってきてしまい、しかもペクチンで濃度もついており、ここにお砂糖を足すとさらに柚子がちんちくりんになってしまいそうで足せなかったのでした。

考えてみればオレンジと違って酸っぱい果汁がたっぷり詰まった種無し柚子。
これが縮むほど煮詰めると酸味も凝縮されるわけで、砂糖もその分大量に必要だったのでした・・・。

そもそも、しわしわに煮上げてはいけなかったのかな?
ぽたっとした柔らかい甘露煮にすべきだったのだろうか。とすると、あらかじめ皮に切り目を入れておく必要があるはずですよね。
以前aiwhasさんがクローブを沢山突き刺して丸ごとオレンジのコンポートを作っていらっしゃいましたが、ああいう風にすればいいのかな?
あ、でも今読み返したら、クローブを突き刺すのは甘く煮た後、瓶詰めする直前のようです。
単に煮すぎたということかなあ。
甘いオレンジだったら、しわしわになるまで煮詰めても、甘くておいしいコンフィになりそう。

成功とはいえない気分だけはするものの、一体どの方向に修正を加えていいのか分からなくなってしまいました。
・砂糖を多くしてしわしわの甘いコンフィにする。
・砂糖を多くして、煮る時間を短くして、ぽったりとした甘露煮にする。
・材料を変えて(オレンジなど)、しわしわの甘いオレンジコンフィにする。

迷走中。



それにしても。
成功させてお友達に味見してもらうつもりが、謎のものが出来てしまった。
どうやって使おう。

刻んで、フルーツケーキに混ぜるかな。干し杏のように酸味のアクセントを出すのにいいかな(負け惜しみ)。
去年金柑を使ったように、挽肉のパテに断面が綺麗に出るように埋め込んだらどうかな、と思ったのだけれど、こんなに酸っぱくてもいいものだろうか。
シロップで少し煮直して、お酒に漬けておけば使えるかしらん。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

さよならパプリカ

2007-12-17 | +その他

5月末にタダでもらってきたパプリカの苗、思いの外沢山収穫できましたが、そろそろ限界。まだ茎はしっかりしているのだけれど、葉っぱがほぼ全てハダニにやられてきてしまいました。

思い起こせば3本の苗、最初につけた花は風で枝先が折れてなくなってしまい、悲しくて見ないようにしていたら新たに花をつけてくれました。8/13に初収穫9/13には6個目が収穫できました。苗1本につき2個の収穫でひとまず満足していたものの、肥料をやったら(葉っぱがはらはらと落ちるというダメージもありつつも)どんどん花をつけてくれたのでした(こんなに肥料が効くならばもっと早い段階でやっておくべきでした)。
9/29には沢山実をつけた枝が強風でぽっきり、そしてそのあともブログには書かなかったけれどもう一度ぐらい風害が。でも収穫もぽつぽつ出来たのでした。
寒風ふきすさぶこんな時期までよくもってくれたものです。

オレンジパプリカの苗
2007/12/4 オレンジパプリカの苗


そして12/4、最後の収穫。
 
最後の収穫
2007/12/4 最後の収穫


鉢が小さかったせいかこれまで比較的育ちの悪かったオレンジの方に6個もついていたのでした。黄色も1個。
細切りにしてサラダで食べてみたのですが、緑がかったオレンジのパプリカも、甘酸っぱくておいしいのです!完全に色づくと酸味は消えるようだけれど、緑色のものは林檎のような味わい。名残惜しさのせいが大半だとは思うけれど格別の味わいでした。

鉢の中にびっしり張った根っこと、そして茎は、裏山の土に還しました。さようなら~。


来年もしまた育てることがあれば、もっと大きな鉢に植えよう。
あと、早い時期から肥料を。
強風で折れやすいので支柱も重要です。苗が枝分かれしているので、1本の支柱に結びつけるのではなくて、朝顔みたいに円形の枠を使って周囲から支えるのはどうだろうか(ナントカ仕立てというんですよね。何だったかな)。

2007/12/12ばんごはん
2007/12/12 茹でキャベツ、焼き椎茸(祐子ちゃんありがとう!)に
韓国風タレをかけて、
パプリカを添えました


パプリカがいなくなったベランダはいま、ルッコラ畑です。
となりの植木鉢でアブラムシが大発生して、集団移住してきたらどうしようと心配でしたが、なんとか元気に成育中。
生ハムに添えたいところですがなかなか生ハムは登場せず、アボカドに添えてサラダにしています。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

たくあん開始(大根干し、柿皮粉砕)

2007-12-12 | +野菜系保存食
少々迷ったのだけれど、柿皮もあることなので、やはりタクアン漬けることにしました。
実は昨年のがついこの前まであったのです。
最後は酸っぱくなったけれど、薄くスライスして少し水にさらしキンピラ風にしたり、甘酢に漬けてピクルスにして片付けました。
この夏は暑すぎてぬか床は作らなかったままでした・・。

大根購入は12/4。
本当は別のもの(種無し柚子)を買いに行ったのだけれど在庫がなく、たまたまたくあん用だいこんが農業用肥料などの袋に入って売っていたのでした。
通常は予約販売、という形で、注文後、畑から掘り出してもらうことが多いのだけれど、この時期漬ける人が多いせいでしょうか。

重いし、まだ心の準備も出来ていなかったので躊躇しましたが、10本入り、買ってきました。1本70円なので、700円。帰って洗ってみたら、おまけで細めのが1本ついてました。
毎年思うのだけれど、こんな重たい大根、畑から引き抜いて直売所まで運ぶだけでも、小学生だって1本70円のお駄賃ではやってくれないのではないかしら。申し訳なくなるほどの値段です。

大根って大きいので洗うのも一苦労。葉っぱもわさわさ着いていて、流しに入らないです。
そこでお風呂場にばんじゅう(長方形の大きくて浅い容器)を持ち込みそこで作業。これは楽でした。

一昨年は葉っぱと根っこを切り離して干したのですが、今年は昨年同様、2本ずつ組にして干してみました。芯芽は取り除いてみました(柔らかくておいしいところなので、翌日の鍋に投入)。

さて、一段落。


2007/12/4 大根干し

一日で葉っぱはしんなりするので、翌日ヒモを締め直した方がよいようです。


別の日、今度はこちら。


2007/12/9 柿の皮(これが干した分の全量。ほとんどが佐渡の八珍柿のもの)



両手でつかんで適当な長さに折り取ってミキサーに入れます。八分目ほど。


ぶいん、とまわして・・・。


なんとこんなにちょっぴりに。


上の柿皮全部がこのくらいに納まりました。


イタリアンレストランシェフのかずさんは、この粉末柿の皮の細かい部分を使って、なんとオレンジ色のパスタを作ったのですよ。すばらしく独創的なアイデア!
私も何か面白いもの・・・。クッキーでは普通か。
コメント (16)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ドライフルーツ仕込み

2007-12-11 | +ジャム・ピール(果物系保存食)


2007/12/8

オレンジ色は、柿関連品?・・・ではなくて、柑橘類のピールです。

左上から時計回りに、ポンカンピール、柚子ピール、オレンジピール(以上aiwhasさん手作り。aiwhasさんありがとうございます!)、ドライパイナップル、イラン産グリーンレーズン(トプカプ宮殿展のミュージアムショップで買いました。皮が薄くてあっさりした味)。

それから下の写真右は、チリ産大きめレーズン。こちらは皮はやや厚めではありますが、甘酸っぱい味がとても濃いです。


2007/12/8 左:イラン産グリーンレーズン 右:チリ産大きめレーズン


秘蔵のドライフルーツを刻んで、フルーツケーキやシュトレン、クグロフなどに備えます。クリスマス用にはちょっと仕込みが出遅れた感もありますが、昨シーズンのものも少し残っているので、何とかなるでしょう。

ひとまずフルーツケーキかな?
自分としては、一昨年だったか成功した(と思った)シュトレンをもう一度作りたいのだけれど、母の評価がそれほど高くなかったことと、(ビギナーズラックの)次は失敗しそうな気がしてなかなか着手できないでいます。
どうしようかな~。
生イースト買ってしまって、あとは気合いで突き進むか。


レーズンが入っていた袋
Chilenaはチリ産のという意味だと思うのですが違っていたらご指摘下さい)



2007/12/10 晩白柚ピール
色は薄いけれどほろ苦いような風味は結構強いです


写真は忘れてしまったのですが、他にも色々冷凍庫から探してきて、下ごしらえしました。
レーズン類はぬるま湯でゆすいで表面の油などを洗い流し、乾かしておきます。
表面にお砂糖がまぶしてあるピールは、ザルでお砂糖をふるい落とし(いい香りのお砂糖なので勿論お菓子に使います)、刻んで、熱湯に一瞬漬けて少し柔らかく戻し、こちらも乾かします。
杏や干し林檎は刻んでおきました。

結局このような品揃え。

・イラン産グリーンレーズン 
・チリ産大きめレーズン
・オレンジピール(お友達手作り)
・ポンカンピール(お友達手作り)
・ゆずピール(お友達手作り)
・干しパイナップル
・干し杏
・干し林檎(自分手作り)
・文旦ピール(自分手作り)
・晩白柚ピール(自分手作り。後から思い出して、これから刻みます)
・(干し柿も刻んだのだけれど、別の瓶にしまっておきました。お菓子に応じて混ぜる予定)
・(瓶につめた自作のピールもまだあったことを今思い出しました。大瓶が少し減ったら足そう)


手作りのものが多くて、嬉しい・・・。干しパイナップルも来年は自作しようかしらん・・。

混ぜて、お酒であえて、大びんに。そして更にお酒を注いでおきます。
ブランデー味とコアントロー味、両方作ってみました。


2007/12/8 キラキラで宝石箱のよう
(写真の上達はもうあきらめていますが、せめて自然光で撮りたかった。けれど日が暮れてしまったのでした)


紫の乾しぶどうがないので全体的に明るい色合い。やっぱりダークな紫も必要かな。あとで買い足そうかしらん。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ひよこの形

2007-12-10 | +ジャム・ピール(果物系保存食)
(しばらく前の出来事です)
この秋いちじくブームだった我が家に、またもや珍しいいちじくがお目見えしたのです。
なんとも可愛い形! ひよこまんじゅうのよう。雀、文鳥、メジロのような小鳥がふくふくと羽をふくらませているようにも見えます。

2007/11/2 ひよこ型いちじく

中が赤いいちじくや日本いちじく、ホワイトゼノアに加えてこちらもaiwhasさんから送って頂いたのです(aiwhasさんありがとうございます!)。
 

 
ひよこアップ(この頃手荒れがあって、いちじくをさわるときは手袋が必要でした)
かわゆい形なのですが、意外と大きないちじくです。

緑色がかって、やや固めなところといい、外皮に近い白い部分が多いところといい、ホワイトゼノアに近い種類ではないでしょうか。でもほぼ全ての固体がこんなぷっくりしたひよこ型。微妙に違う品種なのだと思います。

 
断面

ホワイトゼノア同様、皮付きの甘露煮にしてみることにしました。
酸味は加えず、ほたほたと気長に煮ていきます。たまに火を止めて、また冷めたら煮始める、という気まぐれ煮。でも甘露煮の場合そのくらい気長に構える方がよさそうです。

お砂糖だけでシンプルに煮ていったのだけれど、最後ちょっと風味付けしてみたくなりました。生姜?バニラ?それとも冒険してアニスシードなんてどうかな?

色々考えたのだけれど結論はこちら。

2007/11/4 皮付き甘露煮

ごちゃごちゃと散らかっているのは、そう、レモングラス。生姜と檸檬の香りですよね。 いちじくと生姜はあう、ということなのでふと思いついたのです。
(ミントにお湯を注いだミントティーも少し入れてミントの香りもつけようと思ったのだけれど、そちらはほとんど影響なかったみたい)

2007/11/4作 ひよこ型いちじく甘露煮

甘露煮の瓶詰めって、いちじくがぎゅうぎゅう詰めに入っていてそこが可愛い☆


もう1種類、ヘタは残しつつ、皮はむいて、レモン汁で酸味もつけてコンポートにもしてみました。
こちらの香り付けもレモングラス。

2007/11/4 ひよこ型いちじくコンポート

味見してみたのですが、レモングラスはどうも、酸味のあるシロップの方があうような・・・。甘露煮の方、評判はどうかなあ。ううむ・・・。


そしてもう1種。ジャムです。
ポメマルさんから頂いた真っ赤なルバーブと合わせてピンクのジャムにしてみました(ポメマルさん、ありがとうございました!)。

2007/11/4頃作 ひよこ型いちじくと赤いルバーブのジャム

かわいい色~。
材料を考えると、おなかのお掃除になりそうなパワフルな組み合わせですね。

今年は本当に色々ないちじくを手に(口に)することが出来ました。aiwhasさん本当にありがとうございました。
来年も豊作でありますように!

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする