採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

パネトーネ2023:マルケージ

2023-06-21 | +パネットーネ・コロンバ

イタリアのお友達から、パネトーネを頂きました。
一時帰国する際にスーツケースに詰めて持ってきて下さって、日本についてから発送して頂いたのです。
こんなかさばる大きなものを、本当に感謝です。
(Aさん、ありがとうございます☆)

マルケージのパネトーネ

こちらのお店は、一年中パネトーネを売っているとのこと。
清楚な真っ白の包み紙と白いリボン。

マルケージのパネトーネ

マルケージ Marchesi という高級お菓子屋さんです。
創業1824年と、歴史もあるみたいですね。

マルケージのパネトーネ

開封☆
もっこり、立派なパネトーネです。
袋に入っていても、やや焼き色が強めなのが分かるかと思います。

マルケージのパネトーネ

黄色みが強い色合いで、とってもしっとり。
オレンジピールがやや大き目カットで、よく香ります。
極微塵切りのチェドロのピールも入っていましたが、これはあまり香りませんでした。

今回印象が強かったのは、こんがりした香ばしいカラメル風味。
表面がこんがり焼けたその風味が生地の中にも沁みている感じでした。
(焼きすぎると、底面や生地全体がパサついたりすることもありますが、それはないです)
こんがり風味があるので、いわゆるパネトーネの生っぽいような発酵風味はやや印象弱めでした。
この焼け具合は、このお店の特徴というよりは、たまたまその日の出来具合、なのかもしれません。

マルケージのパネトーネ

原材料:小麦粉、レーズン15%、バター、平飼い卵の卵黄、キビ砂糖、水、オレンジピール10%、天然酵母、蜂蜜、チェドロピール1%、塩、天然香料(バニラ鞘)

マルケージのパネトーネ

説明書。


一度に食べてしまうのは勿体ないので、数切れ分は冷凍してあります。
ダンナサマが出張中に、ひとつ食べてしまおうかな・・・。

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パネトーネ2022:ニコリーニ Nicolini

2023-01-09 | +パネットーネ・コロンバ

パネトーネ、今年は国内で買えるものを買い集めています。

最後にご紹介するのは、ジャンフランコ・ニコリーニ。
昨年試食会で食べてみて、特徴があって印象深かかったもの。
代官山のボンタ・イタリアというカフェで小規模に仕入れていると聞いて、今年問い合わせてみました。
が、今年は輸入しないことにしたとの返事が。
残念~と思っていたところ、「他から何件か問い合わせがあって、やはり仕入れることにした」との連絡が。
その段階で結構沢山買ってしまっていましたが、ひとつとりおいて頂き、日本到着後、発送して頂くことにしました(支払いは銀行振り込み)。


ニコリーニNicoliniパネットーネ

ミントブルーのしっかりした箱。
この箱を包み紙で包む形で送って頂きました。(段ボールを使うと更に梱包サイズが大きくなるので)

ニコリーニNicoliniパネットーネ

何やらメダルが。
2021年のパネトーネワールドカップで賞をとったのかな?

ニコリーニNicoliniパネットーネ

厚紙がたっぷり使ってある丈夫な箱です。

ニコリーニNicoliniパネットーネ

中は、袋がパネトーネの上で縛ってあります。
この縛り方はパネトーネのドームをつぶしてしまって、問題がある縛り方です。
(実際、「かなりつぶれて届いたので値引きします」、という感じだったのでした)
(後で見せますが、特にこのお菓子屋さんのパネトーネはつぶれに弱い)
側面の紙ケースのところに縛り目がきた方がよさそうです。

ニコリーニNicoliniパネットーネ

底面積が広くて背が低いタイプ。
紙箱の形状に沿って、やや四角形に変形しています。

ニコリーニNicoliniパネットーネ

断面。左がこちら、ニコリーニ。
右は先日記事にしたジャンベルラーノ。

ニコリーニの、気泡の大きいこと!

ニコリーニNicoliniパネットーネ

大きな気泡がぷくぷくです。
直径が大きくてこの気泡ですから、そりゃつぶれやすいですよね。

味は、とってもしっとり。
シュー皮の内側のところのような、みにょん、と伸びるような弾力感があります。
側面、生地が紙ケースにあまり貼り付いていないことから、かなり油脂のにじみ出た生地だったのではないかと想像します。
(そしてその側面~上面部分が美味しい)
底面は、大抵の場合ちょっとぼそぼそしているものですが(オリヴィエリの500gがそうでした)、これは底面までしっとり柔らか。
油脂の量や焼き加減など、相当こだわっているのかなと伺えました。

常温で食べると、ヨーグルトのような香りがするのもこちらの特徴。
(強い香りではないので気づかないときもありますが)
軽く温めると、パネトーネらしい香りになります。

ダンナサマはこちらが結構気に入ったようでした。
ちょっとリッチな配合なのか、美味しいからと沢山食べると、少し胃もたれする感じもありました。(中高年なんだからちょっとずつ食べようねー、もー)

ニコリーニNicoliniパネットーネ

原材料:
小麦粉タイプ00、砂糖、卵黄、オーストラリア産種なしサルタナレーズン、オレンジピール、オレンジピールペースト、レモンピールペースト、天然酵母、アカシア蜂蜜、塩、麦芽、バニラビーン

ニコリーニNicoliniパネットーネ

 




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パネトーネ2022:ジャンベルラーノGiamberlano(ピアッティ)

2022-12-27 | +パネットーネ・コロンバ

パネトーネ、今年は国内で買えるものを買い集めています。

一昨年頃から気になっていたイタリア食材店ピアッティジャンベルラーノ
今年も、事前予約は逃したのですが(だって秋のはじまりくらいの時期なのですもの)、当日券的な販売には間に合い、ひとつ購入できました。

ジャンベルラーノパネットーネ
ジャンベルラーノパネットーネ

白と赤のスッキリしたデザインの箱。
種類はスペツィアーレ。

ジャンベルラーノパネットーネ

この部分は外せるようになっています。
違う種類のものに対応するのに、いいアイデアですよね。

ジャンベルラーノパネットーネ

縦長タイプの形状で、表面のアイシングあり。
結び目は上ですが、アイシングがあったりしてドームが固めなのか、潰れはないです。

ジャンベルラーノパネットーネ

留め金はこういうもの。初めてみたかも。
(大抵は針金のネジネジです)

ジャンベルラーノパネットーネ

(さっきも書きましたが)ぷっくり膨らんだ上部が変形していなくてすごいです。
(縦長タイプはドームが丈夫な傾向はあります)

ジャンベルラーノパネットーネ

アイシング(+あられ糖、アーモンド)がかけてありますが、膨張でかかっていない部分も多いです。

ジャンベルラーノパネットーネ

断面。右がこのジャンベルラーノ。
左は後で記事にしますが、ニコリーニ。

ジャンベルラーノパネットーネ

つやつやした生地の感じ。
何というか、もっちりした弾力があります。
あと、レーズンが大きいような!?

ジャンベルラーノパネットーネ

レーズンが気になったのでほじくり出してみました。
やっぱ、すごく大きいレーズン! 
断面から掘り出したのでちょん切れたヒトたちですが、それでもこの大きさ。
私も以前買ったことがあるチリ産レーズンではなかろうか。
(色の違うものがみつかりましたが、個体差なのか、別品種なのか不明)

大きいだけあって、皮も少し硬く、果肉も固めなのですが、噛んだときの風味がすごくいいです。
普通は、「あ、レーズンですね」という感じですが、これは、甘酸っぱくて、ワインのような複雑な風味もあり、しかも(大きくて歯ごたえがあるだけあって)余韻が長く続きます。
この生地が、へにゃへにゃ系ではなく、割とコシのあるしっとりもっちり系なのでこのレーズンが合うのだろうなと思います。

ジャンベルラーノパネットーネ

オレンジ色のドライフルーツも。
これは、材料を見て分かったのですが、おそらくキャンディードアプリコット。
(クラシコにはこれは入らないので、だからスペツィアーレなのか)
これは、酸味はほぼないです(アメリカ産ドライアプリコットとは違う)。食感は柔らかめ。
単体で食べると香りも弱く感じてちょっとインパクトがないのですが、生地と一緒に食べていくと食感では探知できないのに時折いい香りが漂うので、作り手が入れたかったという気持ちが分かるような気がします。

レモンピールも遭遇確率は低めですが入っていました。

アイシングは、たまごぼうろを甘くしたような、シンプルな風味でかなり甘め。
あられ糖は、バターがしみた粒は、ほろっと砕ける感じになっていて面白いですが、そうでない粒は硬いです。
私としては、アイシングはなしで、生地のみ食べる方が好きかな~。
(なので基本剥がして食べています)



原材料はこちら。製造手順の順に書いてあるのか、単に間違いなのか同じ材料が二度出てきたりしてすごく複雑です・・・。

ジャンベルラーノパネットーネ

重複分をある程度省いてみると、次のような材料でしょうか。

原材料:
Speziale 1用生地:「小麦粉タイプ00、バター、水、ショ糖、母酵母(小麦粉00、水)、卵黄?uova di gallina tuorlo
オレンジ皮砂糖漬け、チリジャンボレーズン、バター、果物砂糖漬け(アンズ、ショ糖、グルコースシロップ)、小麦粉タイプ00、卵黄、レモンピールキューブ、パネトーネ香料(オレンジピールペースト)、アカシア蜂蜜、水、全粉乳

アイシング:
ヘーゼルアイシングミックス:「ショ糖、アーモンド粉、トウモロコシ粉?澱粉?、米粉、米のamido、食物繊維」
殺菌卵白、ヒマワリ油、皮つきのスイートアーモンド





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パネトーネ2022:パンサ(三越伊勢丹)

2022-12-26 | +パネットーネ・コロンバ

パネトーネ、今年は国内で買えるものを買い集めています。

12月1日、東京駅近くのパレスホテルホテル東京の次に向かったのは、三越伊勢丹新宿店。
発送してくれないパネトーネがあって、それを買いに、発売日当日に向かいました。

貨物の都合で発売予定日に店頭にない可能性もあり(特に相手国がイタリアだと)、朝から確認のため電話をかけまくったのですが、担当者もつかまらず、全然折り返しもなく。
デパートって意外とちゃんとしていないのね・・・。
結局東京駅で騒音の中また電話して、自宅宛てに折り返してもらい、ダンナサマからメールで連絡を貰ったのでした。
(新宿に行って無駄足だったらイヤなので、入荷していることを確認してから向かいたかった)

久しぶりの新宿は、もはや外国のよう。
まず、駅を出るのに掲示板が頼りだし、運よく駅を出られても、グーグルマップがなければ右も左も分かりません。
(数年前に行ったウィーンの方がまだ慣れているくらいかも・・・)

よそ者の気分を味わいながら、なんとかお目当てのものをゲット。

ジップ袋

アマルフィにあるパスティッチェリア・パンサのパネットーネです。
アマルフィは、長靴の足首あたりの前側。レモンで有名なところでしょうか。
という訳で、このお菓子屋さんの沢山あるパネットーネの中で、日本に輸入されているのはレモン。

(創業1830年の老舗のようで、グーグルマップの投稿写真を見ると、それほど華美ではなく、イタリアらしいお菓子屋さんの雰囲気です)

ジップ袋

変わったあけかたをする箱です。左右にぱかっと。
(ランボルギーニ風?)

ジップ袋

直径が大きくて背が低いタイプのもの。
袋の結び目は、上でなくてきちんと側面になっています。
(ただ、箱の中には余裕があって、クッション材がないので、てっぺんのドームはつぶれ気味)

ジップ袋

十字の切り目がものすごくぱっかり開いてふくらんでいます。

ジップ袋

断面。
レモンピールが散りめられています。
心なしか、生地も薄い感じの黄色。

ジップ袋

気泡の様子はこんな感じ。大き目の気泡が散在しています。
すごく個性的な気泡、という感じではないです。

切ったときからいい香りが漂ってきます。
で、食べてみると、これは幸せな味☆

パネトーネ評で時々聞く、ザバイオーネというのはこれかしら!
デザートに添えられる、液状のゆるいカスタードソースのような、ほんのりした卵風味が明確にあります。そしてそこに、爽やかなレモンの香り。
レモンピールは程よい柔らかさで、甘く微かな苦さといいレモンの香り。
(全体的にどこにもレモンの酸味はないです)

レモンピールのほかにレモンペースト(limoni in pasta)が使われているようなのですが、このレモンが、自社農園(Villa Paradiso)のもののようです。
なので、レモンピールを噛まなくても、全体がいい香り。

生地は、見た目は普通っぽい印象ですが、しっとりして柔らかく、ほどよいコシ。
(昨年食べたTIRIは、雲のような真綿のような感じでしたが、これはもう少ししっかり) 大変上質な生地だという気がします。


パンサのこの1キロサイズで、オリヴィエリの500gと同じ値段なのですが、もしどちらか買う予定の方には、(レモンが嫌いでなければ)こちらをおススメしたいです。(そもそも、やはり1kgサイズの方が美味しい)

はるばる買いに行ってよかったです。


ジップ袋

原材料:小麦粉(タイプ00)、レモンピール(レモンの皮、果糖ブドウ糖液糖)、バター、卵黄、砂糖、母酵母、水、ヴィラパラディソのレモンペースト、トラパニの職人製海塩、蜂蜜、マダガスカルバニラ鞘


ジップ袋

 


追記:
三越伊勢丹には、もう一種、オリヴィエリでもパンサでもないメーカーの、干しイチジク(と〇〇?)入りパネトーネもありました。
干しイチジク入りは、さほど興味をひかれなかったので今回は買いませんでした。

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パネトーネ2022:オリヴィエリOlivieri(三越伊勢丹)

2022-12-20 | +パネットーネ・コロンバ

パネトーネ、今年は国内で買えるものを買い集めています。

昨年、試食会に行ったときに美味しかったのがオリヴィエリ。
まさに試食サイズで物足りなかったので、今年は一個買いたいなー、どこで買えるのかしら、と思っていました。
手当たり次第検索していたときにみつけたのが、三越伊勢丹のこのサイト
国内ベーカリーも含め、伊勢丹にて何種類か販売している中にオリヴィエリがありました。
種類は、クラシコ、アプリコット&塩キャラメル、ジャンドゥイアの三種類。
私は、食べる際に電子レンジにかけることが多いので、ジャンドゥイアは溶けてしまうので×。
ガンベロロッソの2018ベストチョコパネトーネコンテストでベスト3だったと今知ったので、これもよかったかなと・・・)
あと、お菓子に塩味がするのも好きではないので、塩キャラメルも×。
ま、オーソドックスにクラシコにしました。
予約しての店頭購入も出来るのですが、送料が思ったより安かったので(500円くらい)、配送を選択。

12月に入るか入らないくらいに、送られてきました。
受け取ってくれたのはダンナサマ。
「伊勢丹から小さい箱が届いたよ~」と。
え、小さい箱?パネトーネならば結構な大きさじゃないかしら?

帰宅して、ご対面☆

ジップ袋

わお、これは小さい。
サイトを見返すと、書いてありました。直径17cm。
これは、500gサイズですね。
お値段が1キロサイズのお値段だったので、てっきり1キロかと思い込んでいました・・・・・。
さすがデパート、マージン分が半端ないです。

ジップ袋

中は綺麗にこんもりしたパネトーネ。
結び目を側面に持ってきて、それを梱包材代わりにぎゅうっとすることで、箱の中であまりゴトゴトしないようになっています。

大半のパネトーネは、袋のあまり分がパネトーネの上面に来て、そして輸送中に揺すぶられる衝撃でやわらかいドーム状の上面がへこんでしまっています。この梱包方法は、オリヴィエリがもともとやっているのか、伊勢丹が輸入するにあたって特別に要求したのかよく分かりませんが、珍しい配慮だと思いました。

ジップ袋

断面。左がバギーズ、右がオリヴィエリ。
見た目的には、オリヴィエリの法が、気泡がやや丸くてつややかな感じでした。

まずはそのままつまんでみると、あれ、パサッとしてる?
500gで小さいので、火がよく通ってほんの少し乾燥気味かもしれません。
霧を吹いて電子レンジで片面20秒、裏返して20秒。
そうすると、しっとりふわふわがよみがえりました。

味は、バギーズに似ていて、少しあっさりしたクリアな風味。
(バギーズが、何故か「濃い」風味なので比較するとそう感じるのです)
何か(バニラとか卵とか)の香りが突出していることはなく、バランスのとれた風味です。
とても美味しい☆

ただ、この値段で500gサイズはちょっとな・・・。
だったら、プラス数千円してでも、1キロがいいかな・・・。
(1キロの方がやはりしっとり感が上だと思う)

オリヴィエリのイタリアサイトを見ると、沢山のフレーバーがあって素敵。
(アマレナ・レモン・ピスタチオとか、美味しそう☆)

伊勢丹でこの値段でこの500gをまた買うことは、ないかなあ、でも今度はジャンドゥイアも食べてみたいかなあ・・・。

ジップ袋

 

ジップ袋

原材料:
小麦粉(タイプ00)、バター、卵黄、レーズン(12%)、オレンジピール(10%)(オレンジ皮40%、砂糖、グルコースシロップ)、砂糖、天然酵母、水、牛乳、オレンジピールペースト(0.8%)、乳化剤、アカシア蜂蜜、マダガスカルブルボンバニラ



■参考情報
ガンベロロッソの2022ベストパネトーネ(クラシコ)

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パネトーネ2022:Baghi’s(バギーズ)

2022-12-13 | +パネットーネ・コロンバ

パネットーネ、今年は日本で買えるものを重点的に買いました。
注文した時はまだ気温もあたたかくて、全然パネトーネっていう気分ではなかったのですが、とにかく早めに注文しないとなくなってしまうので、注文時点で食べたいかどうか、はあまり考えず、みつけたら買う、というような方針で。

このバギーズのものは、確か昨年ネットで見かけて、「よし来年買おう」と思っていたものでした。(shopはこちら


12月に入る前に、早々に届きました。
(繁忙期前にベーカリーに発注、そしてイタリアから発送、という作戦と思われます。
時期が遅くなると、ベーカリーも立て込んでくるし、イタリアの郵便システムは日本とは比べ物にならないいい加減さだというし・・。)

バギーズ

えらく大きな箱で届きました。
送料込みだからいいけど、でもキッチリサイズにしたらあと数百円は安くできそうなんだけどな・・・・。


バギーズ
バギーズ

白黒に、赤のアクセントの素敵な箱。
(オレンジピールとチョコとか、洋梨とチョコ、全粒粉など別のタイプのパネトーネもあって、それらは赤ではなくまた別の色)
比較的若い男性二人によるお店のようですが、共同経営者の一人の方がパッケージデザインをされているようです。


バギーズ

形状は、縦長タイプのパネトーネです。
Baghi'sのホームページによると、
原材料はイタリア産小麦の石臼挽き粉(タイプ 1 )、遠心分離のベルギー産バター、地元の農場で放し飼いにされた鶏の新鮮な殻付き卵、砂糖、砂糖漬けのオレンジ皮(フランスの製法でイタリア産オレンジの新鮮な皮から直接製造されたもの)、オーストラリア産レーズン、塩とバニラ。
だそうです。
(いまどき、製菓用卵黄パックを使うところも多いと思いますが、ほんとの卵を割っているのですね。パネトーネ、コロンバのシーズン、さぞかし鬼のように卵白がたまっていくことでしょう・・・。)

バギーズ

マスカルポーネソースを添えてどうぞ、とチラシにありました。

バギーズ

断面。左側の背の高い方がバギーズのもの。(右はオリヴィエリの500g)

味は、とてもオーソドックスな、美味しいパネトーネ。
オリヴィエリと食べ比べたのですが、よく似た感じの風味なのですが、バギーズはどこか濃い?コクがある?ように思いました。甘い、という意味ではなくて、力強い風味というか。
香りはバランスがとれている感じで、バニラ、バター、オレンジ、卵、酸味などどれかが突出している訳ではないです。
生地は、シナシナすぎず、ほどよい固さ。しっとり感と、縦に裂けるような感じもあります。
(カットしたものを電子レンジで片面500w20秒、裏返して同様に軽く温めてから頂いています)
表面に余計な甘いものが載っていないのもいいです。
とても美味しい☆


バギーズ

原材料:小麦粉、干しブドウ、砂糖漬けオレンジ、天然酵母、バター、卵黄(卵を含む)、甘蔗糖、食塩、バニラ

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パネトーネ2022:パレスホテル東京

2022-12-07 | +パネットーネ・コロンバ

12月に入って急激に寒くなりましたよね。
ハイカロリーのものを食べても、多少は許される・・・かな?

今年もパネトーネに凝って、あちこち買い集めています。
まずは日本で買えるところを重点的に。
今年は、日本のベーカリーのものもひとつ買ってみました。
それがこちら、「パレスホテル東京」。


ネットでパネトーネを検索していたら、たまたま「パレスホテル東京」のパネットーネ予約販売の広告をみつけたのです。
丁度東京に出る予定の日にあわせて受け取りに行ってきました。

パレスホテル東京のパネトーネ
パレスホテル東京のパネトーネ

東京駅、丸の内側の北の方の立派なビル。
うっかり手前に入ってしまいましたが、奥のビルがパレスホテルでした。
居心地が悪くなるような高級ホテルでした。
地下一階にベーカリーがあり、パネットーネも飾ってありました。

パレスホテル東京のパネトーネ

外箱。
おしゃれですが、山積みにして売るのには不適な箱ですね。
(高級ホテルなのでそのようなことはしない)

パレスホテル東京のパネトーネ

中身。直径18cm、重さを測ってみたところ、約700gでした。
(ちなみにお値段は3300円)
日本で販売されているものの中では、大き目じゃないかな?
表面にはあられ糖が散らしてあります。

パレスホテル東京のパネトーネ

断面。美味しそうな黄色です。
大小の丸い気泡。レーズンとオレンジピールが見えます。

パレスホテル東京のパネトーネ

気泡アップ(色がちょっと白くうつってますが・・・)。
気泡には、縦方向の伸び構造のようなものはあまりみられません。

パレスホテル東京のパネトーネ

むしってみると、縦に裂けるような「引き」はなく、スポンジケーキのようなぼわっとした感じ。
一切れ全部食べてみたところ、赤丸で囲った「皮」の部分は、ちょっとパネトーネらしい食感がありました。

味は、とても甘め。
かなり甘いので、表面のあられ糖はむしり落として食べたのですが、それでも甘めでした。(あられ糖は完全に不要だと思いました)
特定の強い香り(発酵の香り、バニラ、オレンジ)や酸味的なものはあまり感じませんでした。バターの香りは少ししたかな。
美味しいけど、ちょっと甘すぎかなー。


パネットーネらしさを味わうならば、昨年買ったカルディのコルシーニの方が断然おすすめです。(昨年は1kgで2600円くらい)
自分がプレゼント用で選ぶならば、美味しいものが好きな人ならば、この二つだったらコルシーニを選びます。
(目上の、あまり親しくない人ならばネームバリューでホテルのにするかも。ていうか、シュトレンにするかも。食べてないけど)

ただ、日本のベーカリーのパネトーネは、年々変化する可能性が高いです。
パレスホテル東京が好きな方は、追いかけてみるのもいいかもしれません。

パレスホテル東京のパネトーネ

原材料は、
小麦粉、オレンジ果皮、サルタナレーズン、バター、砂糖、卵黄、蜂蜜、パン酵母、塩、オレンジピール、カカオバター、バニラペースト、発酵種粉末(小麦)





おまけ。

パレスホテル東京のパネトーネ

食器・雑貨屋さんショーウィンドウ。
来年はうさぎ年みたいです。
ショーウィンドウが可愛くなりそうでいいですね。


■参考情報
パレスホテル東京のクリスマスお菓子
パレスホテル東京のシュトーレンとパネットーネ

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AMEDEIのパネトーネ

2022-03-08 | +パネットーネ・コロンバ

年が明けてから、未練たらしくパネトーネについてまた検索したりしていました。
「来年はどれにしようかな~」と。
工房(職人)の「リナルディーニ」で検索していたら、チョコレートメーカーAMEDEIの日本販売サイトに何故かたどりつきました。
そこではなんと、まだパネトーネが売っているではありませんか。
しかも、「クリスマスには間に合いませんでしたが・・・」というような説明が。
輸送トラブルか何かで年内に届かなかったのかな・・。

格別な味わいのTIRIで今シーズンのパネトーネを締めくくろうと思っていましたが、
クリスマスに間に合わなかった気の毒なパネトーネに同情して(←無駄遣いの言い訳)
このAMEDEIのパネトーネも買ってみることにしました。
チョコレートメーカーのものだけあって、AMEDEIのチョコタブレット入りのパネトーネです。

amedei-panettone

しっかりした箱入りです。

amedei-panettone

中身。

amedei-panettone

パネトーネ職人としては、ロベルト・リナルディーニが参画しているようです。



切ってみると、ちょっと残念なことが。

amedei-panettone

底部に大きな穴があいていました。
これは、生地を丸めて型に入れる際にできた空洞が、発酵を経てこんな大穴になってしまったのだと思われます。
手丸めの証拠ってことかな~。。
日本で買うととても高価なものなので残念ですが、まあ仕方ないか・・・。

amedei-panettone

断面はこんな感じ。
なぜだか、ところどころに白い生地があるように見えます。
詳しくはよく分かりませんが卵黄はずいぶん早い段階で混ぜるはずで、卵黄の混ざりが不十分ということはないような気がするけれど・・。


amedei-panettone

気泡アップ。
いわゆるクラシコのパネトーネ生地に、大きめのチョコタブレット(ヴァローナのタブレットくらいかな?)が混ざっています。

で、味なのですが、チョコタブレットの味はビターで濃厚、さすがAMEDEI、なのですが、パネトーネが。
なんか。
酸っぱい。

明らかに、生地部分がかなり酸っぱいです。
チョコレートが力強い味で、酸味もあるのでパネトーネも酸味強めにわざと仕立ててる?
それにしても、普通の味と違いすぎます。
何か事故があったのかも。
年内に到着しなかったということは、一週間以上シンガポールあたりの常温(高温)倉庫に留め置かれて、変質してしまったのでは・・・。
(フランスのネットショップからチーズを時々取り寄せたりしているのですが、日本向け荷物は大抵、東南アジアのどこかで一度積み替えられるようなのです。保冷剤と一緒に梱包されてはいますが、荷物の追跡情報を見ていて、あと何時間この熱帯においとかれるのか、とハラハラしています。)

食べられない訳ではないのだけれど、食べる度、頭の中に「?」が浮かぶものでした。
大穴もあいていたしメーカーに問い合わせようかどうしようか迷っているうちに、(さっさと片付けちゃいたかったのもあって)つい食べ終わってしまったのでした。
やっぱ問い合わせてみればよかったかなあ。
いつもなら問い合わせるんだけど、今回何だかタイミングを逸してしまったんだよな・・・。

あと、これは好みの問題ですが、チョコチップ入りパネトーネというのも実は悩ましいものでした。
知っていたはずが勢いで買ってしまいましたが、チョコチップ入りのものは、パネトーネを電子レンジで温めた際、チョコチップがくにゃりと柔らかくなりがちなのでした。
あたためたほうが、生地のしっとりフワフワ感は断然復活して好みなのですが、チョコはひんやり固い方がいいんだよなあ。
チョコチップ入りパネトーネは避けよう、と以前思ったのに忘れていました。

amedei-panettone

材料:
小麦粉、バター、卵黄(低温殺菌)、AMEDEIダークチョコレート(65%)13%、砂糖漬けオレンジ5%、オーストラリアレーズン5%、天然酵母、砂糖、水、アカシア蜂蜜、塩、天然オレンジ香油、天然レモン香料、バニラビーンズ
(植物繊維、酵素(αアミラーゼ)、乳化剤、酢酸:イタリア語原材料には記載なし)


今シーズン買ったパネトーネを順位付けするならば、これは、選外、って感じ。
本当に、とっても酸っぱいこういう味なのか知りたいものです・・。

一位は勿論TIRI。
2位は、カルディで買ったコルシーニ。
(試食会で食べたものは除く)



追記:
この酸っぱい味についてやっぱり気になったので、AMEDEIに問い合わせてみました。
酸味については、
「パネットーネに使用されている酵母は、「サワードゥ種」という種類のもので、強い酸味が特徴の酵母です。
同じタイプの酵母としてライ麦パンなどがあり、ライ麦パンをお召し上がりいただいた際に酸味をお感じになると思います。」
ということでした。事故じゃなかったのか・・・。
原材料のlievito naturare 天然酵母というのがそれかな。この情報では酸っぱいサワー種かどうかはよくわからないですね。
ほかのお客さんから酸っぱい件について問い合わせはあまりないようでした。
みんなびっくりしないのかなあ・・・。


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TIRIのパネトーネ

2022-01-20 | +パネットーネ・コロンバ

憧れのパネトーネ、イタリアのお友達に送って頂きました☆
(Aさん、ありがとうございました!)

素敵な青い箱のパネトーネは、TIRI。
dissaporeのサイトのランキングで、上位(5位以内)入賞の常連店です。

TIRIのパネトーネ

12月4日に発送して頂き、手元に届いたのは27日。
いま荷物が大変混雑しているとのことですが、所要日数20日間程度というのは、船便にしては早いかな?航空便だったのでしょうか。
(ちなみに日本発イタリア行きは、いまなんと、船便しか受け付けていないのだそう)


TIRIのパネトーネ

箱は、写真だとうまく写っていませんが、立方体ではなく角錐台形。紙はかなりぶ厚いです。
中には、わりとゆとりをもって、パネトーネが入っています。

TIRIのパネトーネ

袋をあけた瞬間、とてもいい香りが漂います。
何の香り、と特定はできないのですが(例えばオレンジとか)、とてもさわやかないい香り。
発酵の香りと、あとフルーツの混じった感じなのかな。

上のドームはぷっくりふくらんで、さほど潰れていません。
(やっぱり箱入りはいいな)
周囲は、心なしか、四角い箱にあわせた四角っぽい形状。

TIRIのパネトーネ

ケースとパネトーネは、やや隙間がある感じです。


TIRIのパネトーネ

カット。
生地は、明るい黄色で、軽やかな色合いです。
レーズンは、薄い色のサルタナかな。
レーズンやオレンジピールの場所などに、ところどころ大きな気泡があります。

TIRIのパネトーネ

折角なのでもう一枚。

TIRIのパネトーネ

引き裂いてみると、縦の繊維構造がよく発達しているのがよく分かります。

味は、とってもしっとり、きめ細かくてシルクのよう☆☆
食べた瞬間に香りが口に広がります。

実家の朝食で頂いたのですが、母が、
「今年これまで食べたパネトーネとは全然違う!」
と。
(実家で食べたのは確か、イータリーのボニファンティとカルディのコルシーニ)
ボニファンティはパサパサで論外として、コルシーニは結構しっとりだったようには思いますが、アルティジャナーレ(職人製。大量生産の工場製と違うという意味)のものは、何というか、フレッシュさ、そして造りの丁寧さのようなものが違う気がします。

今年、試食会にも行って何種類も食べて思ったのですが、「おお、これは」と思うのはやはりアルティジャナーレのもの。
工場製のものでも、パネトーネとして美味しくいただけるのですが、アルティジャナーレのものは、作った人の目指す方向性がなんとなく伝わる気がします。(未熟な味覚ではありますが)
きめ細かくしたいのか、むしろ気泡大き目でぼわぼわにしたいのか、コシを出したいのか・・。

TIRIは、しっとり繊細きめ細やか系。
そしてこれは、確実に日本人に受けそうだと思いました。

昨年頂いたベススキオは、パンの気配がしっかりする、コシのあるタイプのパネトーネで、これはこれで美味でしたが、
高級「”生”食パン」とか柔らかくなくな系が好きな日本人にはこちらが受けそう。
(私自身は”生”食パンは、一度だけ食べて、苦手と思いましたが。)


TIRIのパネトーネ

原材料:
小麦粉、バター、レーズン20%、砂糖、放し飼い鶏・カテゴリーA・低温殺菌の生卵黄11%、オレンジの皮砂糖漬け15%(オレンジ皮、グルコースシロップ、砂糖)、天然母酵母(小麦粉)、オレンジペースト、蜂蜜、塩、天然マダガスカルバニラ香料


こちらのものは、チェドロは使っていないようです。
あと、記載が細かいので、卵にこだわっているようですね。
確かに卵の味って、お菓子に結構影響します。
いい卵を使うと、焼いたときの香りがとてもいいと思います。


今シーズンの〆を飾る、スペシャルなパネトーネでした。


・・・・・

と思いきや。


年明け、ふと検索していたら、輸入がクリスマスに間に合わなかったと思われるパネトーネを発見。
名残にぽちっとしてしまいました。
(おばか)
もうひとつ、記事にします。

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パネトーネイベントにて8種試食

2021-12-27 | +パネットーネ・コロンバ

11月27日、とあるパネトーネイベントに出席して、パネトーネをいっぱい試食してきました。

行ってきたのは、パネトーネソサエティという団体主催の、
パネットニアーモ2021Novembre テイスティング会

ちょっと前に、こちらの団体のサイトをお友達に教えて頂き(Aさん、ありがとうございます!)、
時々ホームページを覗いていたのでした。
で、たまたま、このイベントの告知が。
試食できるもののラインアップも公表され、大半が食べたことがないものということを確認して、申し込むことに。

いちおう念のため
「パネトーネの試食、ダンナサマも行く?」
と聞いてみたところ
「えー、せっかくだから行こうかな」
と。
えっ、そうなの。

甘ものばかりだから、パスするかと思っていたのに。
(でもって、参加費、高いのに)

でもまあ折角だから二人で行った方が楽しいかも。仕方ない。
せめてダンナサマが楽しめるよう、ドリンクは、アルコールあり、にしてみました。
(ノンアルもしくはアルコールドリンク)


場所は、四ツ谷の小さなイタリアンレストラン「オステリア・デッロ・スクード」。

パネットニアーモ2021Novembreテイスティング会

出番をまつパネトーネたち。
午前の部、午後の部があり、我々が参加したのは午前の部。
(その日の夕方、お客さんの予定をダンナサマが入れてしまったため)

おそらく奥が、午前の部用。

パネットニアーモ2021Novembreテイスティング会

座席はこんな感じ。
飲み物をいろいろ出して頂けるので、グラスが沢山並んでいます。

パネットニアーモ2021Novembreテイスティング会

これは、口直しのおつまみ。主に塩味です。


さて、試食は、クラシコ4種と、各種味つき4種。
まずはクラシコから。

パネットニアーモ2021Novembreテイスティング会
パネットニアーモ2021Novembreテイスティング会
パネットニアーモ2021Novembreテイスティング会

左から
K ランテルナ・マジカ(日本)
B オステリア・デッロ・スクード(日本・会場レストランご提供)
G フラッカーロ
D ジャンフランコにコリーニ


K ランテルナ・マジカ(日本)
レストランとしてパネトーネを作り始めて、12年目だそうです。
ちょびっと齧ったところ何だか固く、香りもなくて、そういうものかと思っていたら、どうやら冷えすぎ状態だった模様。
持ち帰って少しあたためたら、バターの香りや甘みなど出てきました。
生地に酸味はけっこうあり。
イタリアのパネトーネは香料を使う場合が多いようだが、こちらはあえて不使用。

B オステリア・デッロ・スクード(日本・会場のレストラン)
今年初めてのチャレンジとのこと。
料理の仕込みをしながらのパネトーネの手入れは結構大変だそうです。
生地の酸味は、ランテルナ・マジカよりは少な目。
生地は気泡ちいさめで、柔らか、ふんわりしたスポンジ系。
使っているレーズンが酸味があるタイプなのが好み。

G フラッカーロ
生地の色が、(他と比べてだが)うす茶色。
さわやかでフルーティな香り。
みっしり、丈夫な生地とメモにあるが、冷えていたせいかも。
やや個性弱めか。

D ジャンフランコ・ニコリーニ
大き目の気泡が沢山入っていて、カットするときに、ぼわんぼわんと軽い感じ。
とても気泡が多いにもかかわらず、ドームが潰れていなくて、おそらくきちんと箱に入ってるのが好ましいです。
何だかわからないけれど、複雑な香りがよく香った。
縦にのびた組織の感じもとてもよく、これは、今まで食べたことがあるパネトーネとはまた違う、ぼわぼわ系?
美味しいので、もっと食べたいと思いました。

これのみ、イベントの時点でまだ買える唯一?のパネトーネのようでした。
販売代理店関係者の方が来ていて、
「青山のボンタ・イタリアというカフェでピースのイートインもしくは持ち帰りで買える」
とのチラシを下さいました。
(他パネトーネのの代理店も来ていましたが、今季の販売は終わりのようで、全く案内なし)



次は、独創パネトーネ。

パネットニアーモ2021Novembreテイスティング会
パネットニアーモ2021Novembreテイスティング会
パネットニアーモ2021Novembreテイスティング会

左から、
E バロッコ(ボッテガ)のマロングラッセ(イタリア)
L ルカ・マンノーリのコーヒー・ミルクチョコ・ヘーゼルナッツ(イタリア)
C オリヴィエリのベリーとホワイトチョコ(イタリア)
J ムッツィ洋梨とチョコ(イタリア)


E バロッコ(ボッテガ)のマロングラッセ(イタリア)
バロッコは、非常にメジャーな工業製品で安いものもありますが、これは少し高級な「ボッテガ」ラインだそうです。
マロングラッセのパネトーネはそれほど好みではないので、印象もそれなり。
美味しいけど、おかわりできるなら違うやつがいいかな。ていうか、最初から違うやつがよかったかな。

L ルカ・マンノーリのコーヒー・ミルクチョコ・ヘーゼルナッツ(イタリア)
これは、主催者の方が特別に取り寄せて下さったもののようです。
縦長タイプのパネトーネ。
チョコの味がおいしすぎて、生地の味はよくわからじ。
これは、一個まるごと買いたいおいしさでした。

C オリヴィエリ1882のベリーとホワイトチョコ(イタリア)
今年とても気になっていたパネトーネでした。
(こちらのネットショップでは、日本への発送もやっていて、買い物かごに入れるところまでしたくらいでした。)
日本で普通に買えるところはなく、特別なルートで準備して下さったもののようです。
ドライカシス、セミドライいちごなどのベリーは酸っぱく、ホワイトチョコは目には見えにくいですがやさしい甘さ。
美味しいです。(ホワイトチョコって甘すぎるかな、と危惧しましたがそういうことはなく)
生地の色は普通(特に目を引く黄色ということもない)のですが、独特の食感と質感でした。
もし買う場合は、生地の味を楽しめる具がいいかも。

J ムッツィ洋梨とチョコ(イタリア)
イータリーで買ったムッツィ・トンマーゾと同じメーカーですが、イータリーのものより少し高級なラインとのこと。
なので、前に食べた、100gサイズの洋梨とチョコレートよりは、チョコの粒も大きくて美味しかったです。
でも、洋梨はやっぱピンとこないかな。。。
でも、この高級ラインでも、上のドームが盛大につぶれています。
箱じゃなくて紙包みなのでしょうか。(印象よくない)



パネットニアーモ2021Novembreテイスティング会

ひとりあたりのポーションは、これくらい。
16分の1かな?もっと少ないかな?
とはいえ8種類もあると食べきれません(お酒に苦戦してたせいもある)。
会場はけっこうにぎやかで、集中して味見できない状態で食べてしまうのも勿体ないです。
こんなこともあろうかと一応タッパ持ってったのですが、最後、持ち帰り用ビニール袋も配られて、助かりました。


パネットニアーモ2021Novembreテイスティング会
パネットニアーモ2021Novembreテイスティング会

お酒のリストはこちら。
ソムリエさんが出席して下さって、お酒のチョイス、サーブをして下さいました。
私は知らなかったのですが、パネトーネには甘いスパークリングワインをあわせるのが定石なのだとか。
そのほか、アマレット、ヴェルモットなど、いろいろ味見できました。
が。
全てが甘いお酒。
甘い、強めのお酒ばかり何種類もというのは結構大変。
会場では、お酒を飲み干すのに集中し(持って帰れないので)、パネトーネまではちょっと進まない、という状況でした。
(他の人はどうなのか分かりませんが)
アルコールなし、水とか麦茶だけで、パネトーネのポーションがもう少し大き目の方がよほど嬉しいんだけどなあ・・・・。

持ち帰ったものは、必要に応じてあたためて味見しました。
会場よりよく味がわかったので、持って帰ってよかったです。

会場では、名刺交換をしている人たちが多数。
どうやらかなりの方が食品/飲食業界のようでした。


楽しいイベントでしたが、ちょっと残念だったのは、原材料の記載部分が見られなかったこと。
できれば全てについて配ってほしかったなあ。
小麦粉がタイプ0なのか00なのか、など、作り手のこだわりが原材料欄から少しは分かるので。

あと、提供されたパネトーネが、今年は売り切れで買えなくてもいいので、どこで買えるのかの一覧もあるとよかったです。
代理店の方々が来ている割には(一社以外は)全く情報がなく、
「へー、予約で売り切れてて、これ以上売る気はないんだー」
という印象を強く持ってしまいました。


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