採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

2010伊豆:旅館の様子と夕食

2010-08-31 | +国内
■2010伊豆旅行シリーズ(3記事)
2010伊豆:柿田川湧水群とずがにランチ
2010伊豆:旅館の様子と夕食(この記事)
2010伊豆:旅館の朝食と沼津ランチ

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(2010年7月中旬に行った伊豆旅行の記事の続きです)

ズカニ(モクズガニ)や鮎のランチを食べた後、伊豆半島を更に南下してお宿を目指します。
この日泊まるのは、わらびさんに紹介して頂いた、「依田之庄 大沢温泉ホテル」というところです。
大沢温泉は西伊豆の松崎港から那賀川を遡って東に7キロ程行ったところにあり、お宿はこの大沢温泉ホテル1軒のみです。

もとは、このあたり一帯を納める庄屋である依田家が、幕末に自邸内につくった製糸工場の建物なのだそうです。
本来は指定文化財に指定されてもおかしくないような古建築だったそうですが、当主が学識者の指導を仰ぎ、『民家建築の観光施設応用』を図ることにしたそうです。

あまりいい写真がないのですが、いくつかご紹介します。
(ホテルのホームページに、館内の写真や見取り図、依田家の歴史など詳しく紹介されています)
わらびさんのブログ記事に、もっと沢山の綺麗な写真がありますので、是非どうぞ。「満天の湯」は広々して素晴らしかったです。

2010/07/19大沢温泉ホテル


看板が、水車小屋のそばに立っています。道路を挟んで反対側は那賀川です。

2010/07/19大沢温泉ホテル


上の写真の左側に水車があります。
小タマネギが干してあって、風情があります。
冬は大根かな?

2010/07/19大沢温泉ホテル


水車小屋を背にして母屋を見たところ。
とても風格のある建物です。

2010/07/19大沢温泉ホテル


母屋の右奥に新館があります。
(写真左端に母屋の一部が見えています)

この白い建物の2階に泊まりました。
屋上は「満天の湯」という露天風呂です。

2010/07/19大沢温泉ホテル


宿の前の道路です。春には桜並木が、梅雨頃には紫陽花が、初夏にはホタルが楽しめるようです。

我々が行った時期は特に何もなし、でした。

2010/07/18夜ごはん


宿の前を流れる那賀川。あとからHPを見たらここに山羊をつないでいるようなのですが、この時はみつかりませんでした。残念。(山羊がはむはむと口を動かす様子が好きなのです)

奥は従業員用の駐車場。急に増水したら怖いですね。

2010/07/18夜ごはん

お部屋です。
いろりがありました。冬には火を点けられるのかな?
炭火大好きなので気になります。

中央の暗いところが出入り口に通じる部分です。

右に畳コーナーがあり、そこにも二人寝られるようになっています。

2010/07/18夜ごはん


お部屋にあったお菓子。
もと製糸工場なので、まゆ最中です。白い方はゆず風味の白あんで、すごく美味しかったです。


お宿について、お風呂に入ってちょっとのんびりしたあとは、嬉しい夕食です。
母屋の右側の離れ(茶屋)まで移動します。

2010/07/18夜ごはん


夕食の準備が出来たお部屋。

2010/07/18夜ごはん


この茶屋は庭園に面しています(泊まる部屋の窓からもこのお庭が見えました)。
季節にはホタルが舞うそうです。

2010/07/18夜ごはん


わーい、ごはんだ~。
手前はゴマ豆腐、自家製梅酒、あんかけ豆腐。
奥は、えび、ラッキョウ、ウナギ?、揚げおかき、枝豆。

2010/07/18夜ごはん かにあんかけ豆腐は、紫蘇の香りがよかったです。
2010/07/18夜ごはん お刺身。
地魚という訳ではないかも?
でもどれも新鮮でしっかり歯ごたえがあって美味しかったです。

エビ嫌いのダンナさまがら甘エビを貰えるかと思っていたら、このエビは美味しいからぼく食べる、ですと。ちぇ。
2010/07/18夜ごはん 活きているあわび!
陶板の上に載せて、生きたまま焼いてしまいます。うにょうにょ動いていますが、殻を捨てて逃げられる訳もなく、段々動かなくなります。
焼いたアワビというのは初めてでしたが、意外と柔らかいものでした。材料さえ用意できれば、料理は簡単なので、我が家でもおもてなし料理にしてみたいです。
2010/07/18夜ごはん ごぼうと穴子の柳川鍋。
美味しいのですが、ダシの味がちょっと私には濃かったかな・・・。
2010/07/18夜ごはん 伊勢エビのマヨネーズ焼。
伊勢エビなんて、一生に何回目だろうか。片手で数えられるくらいです。多分。
豪華で嬉しいのですが、頭部分は空っぽで、殻の大きさの割には物足りなかったです。
エビは大好きでもっといっぱい食べたいので、同じ値段分の普通のエビにチェンジ出来たらいいのにな・・・。
2010/07/18夜ごはん 鮎の塩焼きです。
4人分が素敵なかごに入っていたのですが、写真を撮らぬままそそくさと盛りつけてしまいました。
なので再度カゴに戻して撮影。
2010/07/18夜ごはん 和歌山の鮎だったかな。
とても華奢な鮎で、頭も中骨も全部食べられました。

鮎って何て美味しいんでしょう・・・。
2年に一度くらいでいいので、お腹一杯、6匹くらい食べたいな。
2010/07/18夜ごはん 依田家ゆかりの名物桶寿司だそうですが、わらびさんによると、前回とは味が違うとか。
確かにHPの写真は椎茸の煮しめと金糸卵ですが、これは白滝とそぼろです。
食べてみると、予想外なことに、中華味!
前回とは板長さんが変わったようなので、現代風にアレンジしたのかもしれません。
もしくはこの日のお客に小さい子供が多かったとか。
2010/07/18夜ごはん デザートの写真は撮り忘れましたが、確かスイカだったかな。
(和食ってデザートがつまらないですよね)

これはデザートになるくらい美味しかったわらびさんのお庭の初収穫トマト!
プラムのように甘酸っぱくて美味でした。わらびさんご馳走様でした!



 

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2010伊豆:柿田川湧水群とずがにランチ

2010-08-30 | +国内
最近、ダンナサマは週末に出張ばかり。
先々週は金・土・日、先週は土・日・月、そして今週末は木・金・土と不在です。
何だかつまんないな。

本当は、ニンニク植え付け用に畑の準備をしないといけないのですが、この暑さの中、土を掘り返すなんて、うー。ちょっと。考えただけでもクラクラします。
(でももしかして痩せるかな?だとしたらちょっと頑張るかな。)

そろそろ、まとまった雨が降って欲しいです。
このあたりでは、8/12以来18日間無降雨です。
10mm以上の雨だと、最後に降ったのは7/25。干魃といってもいいのでは・・・。

カビ体質の私は暑さと乾燥には弱いので、料理もお菓子もジャム作りも力が抜け気味です。
最近作った料理で美味しかったのは、プチトマト数種を湯むきして、多めの梅シロップとバジリコの葉数枚で和えておいたもの。小さめのプチトマトはカットせず丸いままにしたのですが、ぷちんとはじけるとジューシーで甘酸っぱくて、葡萄みたいでした。今度作ったら写真を撮っておかなくては・・・。

製作関係のネタがあまりないため、7月中旬に、わらびさんご夫妻と伊豆に行ってきたのを記事にしてみたいと思います。

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わらびさんご夫妻と私は、東名川崎から沼津ICを目指しました。
この日ダンナサマは京都から来て、三島駅で合流するのです。

ダンナサマが来るまでの間、我々は柿田川湧水群(柿田川公園)を見学に行きました。

2010/07/18柿田川湧水


柿田川湧水群は、富士山に降った雨に由来する湧水で、1日70万~100万トンもの水量があるとか。
清水町、沼津市、三島市、長泉町の上水道はこの水だそうです。
この湧水にしばらく活けておくとウナギが美味しくなるそうで、三島は隠れたうなぎの名所だそうです。

2010/07/18柿田川湧水 とても暑い日だったので、足だけ水に浸かって涼みました(写っているのはどこかの女の子)。

熊本市に行ったときも思いましたが、水道水が美味しいって、すごいことですよね。

新幹線の三島駅の構造がよく分からず不安でしたが、無事ダンナサマと合流し、伊豆半島へGO!
道の駅に寄りながら南下して、今夜のお宿を目指します。

でもまずはお昼ご飯。
お蕎麦かなあ、といくつか予習しておいたものの、結局はゆきあたりばったり!
「よーし、ここだ!」と適当に選んで車を止めました。

2010/07/18ランチ

あゆ塩焼の屋台が魅力的でしょ。
それに、看板にあった「ずがに」にも興味を惹かれて。

2010/07/18ランチ 「狩の川屋」というお店です。
2010/07/18ランチ ズカニというのは淡水産では日本最大級のモクズガニのことで、上海蟹の親戚なのだそうです。
(松葉ガニより好きという人もいるようです)

旬は秋~冬だそうですが、冷凍して年中頂けるようになっています。
2010/07/18ランチ 狩野川といえば鮎なので、鮎料理も頼むことにしました。
2010/07/18ランチ 季節には猪鍋もあるようです。このお店特製の猪鍋用ダシは自慢の一品だそうで、ダシだけ買いに来る地元の方もいらっしゃるとか(壁のお品書きにありました)。

鮎の開きの干物や甘露煮、苦うるか、子うるか、白ウルカ(白子製)も売店コーナーで買えます。
2010/07/18ランチ 私はズガニ雑炊を頼みました。
(真夏だけど!)
2010/07/18ランチ カニのいい香りがして、とても美味しいです。
多分、季節に作りたてを食べたら更に美味しいのではないかと思います。
2010/07/18ランチ こちらはダンナサマの鮎炊き込み定食。
鮎炊き込みご飯にも鮎1匹分使っているとかで、贅沢です。

中央奥の生野菜の小鉢にある白いぷるぷるしたものは、糸寒天に見えますが違う物で(名前失念)、もっとぶりんぶりんした海藻加工品でした。面白い食感です
塩焼き鮎の右にあるひょろりとしたものは、柚子ピールだと思います。
ガギガギではなくしっとりしていて絶妙の柔らかさで、甘さとほろ苦さのバランスも丁度良く、うーむ、とうならされるものでした。


この狩の川屋さんは、ランチは観光客向けのようですが、夜は地元の方が飲みに来る一杯飲み屋さんのようです。
カウンター席の前の冷蔵ケースには、お魚や野菜、柚餅子、その他、お酒飲みがそそられるような美味しそうなものが沢山ありました。
試食させて頂いた、キラキラと塩を吹いた、皮付き小粒ジャガイモの塩煮も美味しかったな・・・。

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侵入者たち

2010-08-25 | +きのこ以外

畑をやっていると、家の中に自然が侵入してきます。
見付け次第やっつけておかないと、排水口に落としたくらいではそう簡単には死んでくれません。
でも、相手が怖いほど、きっちりやっつけるのは難しいです。

これまで見付けたうち嫌な順に挙げると・・・。

・でっかい毛虫(茶色い長い毛が生えていてツノもあるやつ)
ズボンの裾かどこかにくっつけて室内に持ち込んでしまった模様。
強盗が入ってもこれ程までは、という悲鳴が出ました。
ダンナサマ不在の折で、孤独な白兵戦。大きいゴミ袋に他のゴミとともに入れて口を縛り玄関の外にひとまず放置。翌日ゴミ捨て場に持っていきました。
(あまりに怖い相手は捕殺出来ません・・・)

・青虫
ズッキーニの花の中に居たものを、袋が大きいし、まあいいかとゴミ袋に捨てたら、翌朝廊下をもこもこ歩いていました(ダンナサマが発見して放り出してくれました)。
(普段は流しに落とし込んでお湯をかけて捕殺するんですけどね・・・)

・ナメクジ
きのこを摘んだ際に持ち込んでしまったようで、翌朝台所の水道の蛇口開閉用レバーの下側についていた。水を出そうとふっと触ったらぷにっとして髪の毛が逆立ちました。

・グレーの芋虫
ベランダの、どの植物からも2メートル以上離れたところでホコリまみれになってのこのこ歩いていました。どこから来たんだろう?
(私がたまにやるように)上階の人がベランダから放り投げたとか?
うちの植物をかじったら困るので、熱湯をかけて成仏してもらいました。死体はスズメが食べてくれないものかと待っているんだけれど・・・。

・アゲハの幼虫
ジャバラの鉢植えやパセリの鉢植えについていたことがあります。
10階なのでアゲハが飛んで来て産卵することは少なくて、購入時に卵がついているというケースが多いです。
芋虫毛虫の中でもアゲハの幼虫は許す、という人がいるようですが、私の場合はMyナワバリへの侵入は許しません。

・ハサミムシ
きのこによく潜り込んでいます。
時々室内を歩いていたりします。見付けたらガムテープでひっつけて、ゴミ箱へ。


先日はちょっと珍しいお客さんが。

2010/08/24カタツムリ


かたつむり。

2010/08/24カタツムリ なんと、バスタブの、蛇口から遠い側にくっついていたのです。

前日にシャワーを浴びた際にはいなかったのに、どこから?
水の気配を求めてここまできて、力尽きたのだろうか。


ナメクジは大キライだけれど、カタツムリはそれほどでもないのです。
(特に、殻の中にきっちり入ってしまっていれば、まったく平気です)
子供の頃に飼っていたこともあります。ちょっと可愛い相手です。考えてみたら、上記侵入者たちのうちで、(怖くないので)写真に撮れるのはこれだけかも。

今回は、お風呂場からはどいてもらって、ベランダのパプリカの鉢植えに引っ越してもらうことにしました。
でも、スズメが時々来ているようだから、どうなるか分からないけれど。



ところで、上の写真ですが背景が真っ白で本体が小さいので、ピントがなかなかあわず、撮影に苦労しました。
フラッシュを焚いたりやめたり、結局7枚も撮ってしまった。
こんな(つまらない)被写体相手に、フィルムカメラだったらできない贅沢ですよね。

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2010インドネシア:トロピカルフルーツ

2010-08-24 | +海外
2010年(今年)の3月に、ダンナサマと、母も一緒にインドネシアに行って来ました。
サラック椰子の芽が出てきた記事を書く際に、インドネシアのフルーツの写真がいろいろ発見されたので、ご紹介しますね。

ここ何週間も、やる気を全て失わせるような暑さが続きますが、インドネシアもそうだった、と思い出します。我々が行った3月は、インドネシアの雨期にあたり、暑さもひときわ、という時期だったのです。
暑さのせいで、買い物に必要な判断力が失われており、今思うともっと買っておけばよかったものが沢山あります。また行きたいような気もするけれど、あんなに暑いのは、ちょっとなあ・・・。

為替レートは、概ね100ルピー1円相当。
ただでさえ暑さで朦朧としているのに、お札のゼロが多くてクラクラします。
お金を払うときは、お札をよーく見て、換算しないといけません。

なんと、ダンナサマは、ポーターへのチップに、300円(30000Rp)払うつもりが3000円(300000Rp)も払ったのですよ!しかも、私が一生懸命お札を数えている横から適当にお金をひったくって。老眼でろくにお金が見えていないんだから、私がちゃんと数えるまで、あと20秒でいいから待てばいいのに。ぷんすか(でもまあこの後、間抜けな3000円が誤差になるくらいの、盛大な浪費をする、いい口実になったわけですけれどもね。へへん)。
勿論ポーターは、あっという間に消え去りましたわ。


ゼロが2個多い、というのはつまり、アメリカ人やEU圏の人が日本に来たときと似たような状況とも言えますが、欧米人達も、日本のお札にクラクラしたりするのかな?
でも、せいぜいゼロ4個だし、お札の種類も、1000、(2000)、5000、10000、と4種類ですからまだ楽なはず。

インドネシアではお札の種類が多すぎです。
1000(モスグリーン),5000(茶色),10000(濃いピンク),20000(グリーン),50000(ブルー),100000(薄いピンク) と、6種類もあります。(最高額紙幣だけはブラックとか、全然違う色にして欲しい!一桁安い紙幣と似た色なんて!)
それに100000なんて、ゼロが何個あるのか一瞬では見分けられません。桁区切りのコンマやピリオドを入れて欲しいです。


最高額紙幣でも、日本円で1000円相当ですが、物価の安いインドネシアだと、結構使いでがあります。フルーツも安かったです。

インドネシアでフルーツを買う場合は、エアコンの効いたような立派なスーパーよりは、道ばたのお店の方がよい気がします。スーパーは、あまり新鮮でないものを置いていることがあります。
小学校の側には何故か必ず屋台のフルーツ屋さんがあります(バナナが多い)。おそらく駄菓子屋と似たような位置づけなのではないかしら。回転もそこそこよさそうです。

道ばたのお店でも、鮮度には要注意。
あちらの店員さんは商品の選別には全く無頓着なので、買う側がきっちりよさそうなものを見分ける必要があります。
日本人としては、豊富に(安く)フルーツが収穫出来るのであれば、悪いものは店番をしながらでもどんどん処分して、いいものだけを店頭に並べるようにすればよいのに、と思うのですが、あまりそういう意識はないようです。

ではでは、写真のご紹介。

2010/03/08インドネシア

数メートル歩いただけで暑さでへたばってしまいます。スーパーは涼むのにぴったり(でもエアコン弱め!)。

スイカは1キロ約47円。1個5キロとすると、250円。安~い!

2010/03/08

SAWOというもの。あまりに地味な見かけで買いませんでした。
調べてみると、サポジラというものだそうで、「味は非常に甘く美味でありキャラメルや綿菓子に近い風味」だそうです。
買ってみればよかった・・・。

1キロ90円。スイカの2倍ですね。

2010/03/08

dukuというもの。シーズンだったようで、あちこちでみかけ、後日買いました。
ライチのような薄い皮を剥くと5つくらいに分かれたゼリー状の果肉があります。
甘酸っぱい味でした。
美味しいけれど印象が薄いかも。もう一度食べて確認してみたいです。

2010/03/08

奥はマンゴー、手前はスネークフルーツとマンゴスチン。
マンゴスチンは、日本とは桁違いに安いですが、実はハズレも多いことが分かりました。見るからに綺麗なものは、水っぽかったり中が傷んでいたり。
この写真のものは小学校そばの屋台フルーツ屋で買った小粒ですが、非常に美味でした。

2010/03/12

こちらはスネークフルーツツ。サラックsalak椰子の実です。
この時期シーズンで、あちこちで見かけました。
まさにヘビやトカゲのの皮のようです。

2010/03/08

ヘビ皮は薄くてぺきぺきと剥けます。

いくつか品種があるようで、ジョグジャカルタ付近で栽培されているのはSalak Pondohというもののようです。
他の品種(Salak Bali, Salak Gula Pasir)より濃厚な香り(臭さ?)があり、最近人気なのだそうです。

2010/03/08 中は白くて3つに分かれています。
2010/03/08

この白い果肉を食べるのですが、ほどよい時期に食べると、味は、ハイチュウのような乳酸菌系の甘酸っぱさがあり、歯ごたえばカブのお漬け物のようなコリコリ感があります。

2010/03/08

比較的美味しいと思いましたが、沢山食べると胃にもたれるような感じです。
また、やや古くなったものはドリアンのようなむわっとする匂いが出てきます。

2010/03/11グアバ

グアバ。綺麗な色です。
香りはあまりなく、味はあっさりしていました。種が大きいです。

2010/03/08

小学校前の屋台で買ったバナナ。小ぶりなサイズです。
むっちりして味が濃くて、とても美味しかったです。

2010/03/08

バナナには色々なタイプがあり、こちらは黄色いもの。
味は、上の白いタイプの方が美味しかったかな・・。

(このフルーツ盛り合わせは、ホテルの直食の一皿)

パパイヤはさっぱりして私は大好きです。

2010/03/08

Markisaというのはパッションフルーツのことです。皮が黄色いものしかなく、最初は何だか分かりませんでした。


1キロ135円。Sirsakと同じくらいの値段です。

2010/03/08

切ってビックリ、果肉が白い!!
そして食べてビックリ、酸味がない!!!(香りもないです)

ライチとかそういう方向性の、薄甘くて酸味がない系統の味です。パッションフルーツはやはり酸味と香りが命だと思うんだけどなあ。

2010/03/08

Sirsak(トゲバンレイシ、サワーソップ、Soursopとも)。
1キロ140円。結構高価です。
小汚く見えますが、これより更に傷んだような外見になったら食べ頃なのです。
スーパーではなく、後日市場で買いました(レンタカーのドライバーさんに選んで貰いました)。

2010/03/08

こちらは道ばたのSirsak専門店(?)。

2010/03/12Sirsak

釈迦頭、鳳梨釈迦、チェリモヤ等を思わせる果肉です。
クリーミーさはあまりなく、とてもジューシーでシコっとした歯ごたえの果肉です。
いい香りで甘酸っぱくて非常に美味しいと思いました。これは是非ともまた食べたいフルーツです。
こちらではジュースにすることが多いようですが、飲む機会がなくて残念・・・。

2010/03/08

これはスーパーで見かけたなんだかでっかいフルーツ(?)です。巨大冬瓜サイズ。
とてもしっっかり梱包されています。
写真がぶれてしまいラベルが判読できず、正体不明です。

パンノキだったかもしれません。
焼くとサツマイモのような味だそうです。

2010/03/12ドリアン

さてさて、真打ちはトロピカルフルーツの王様、ドリアン。

ドリアンのシーズンは雨期だそうです。
丁度雨期の終わりに行ったため、シーズンが終わりかけではありますが、買うことが出来ました。

2010/03/12ドリアン

ドリアンはドリアンのみを売る店(というか道ばた)に行って買うのがよいようです。
ドリアン産地から売りに来ているのかな?

母も私も本場でドリアンを食べるのは初めて。是非一度、ということで車で探しに行って買いました。
ドリアンは買ったらその場で食べるものだそうです。

2010/03/12ドリアン

ナタで切れ目を入れて、ぱかっと割ります。とても綺麗な果肉です。みかんのように数部屋に分かれていて、それぞれにつき6個くらいのカケラがあります。

それぞれのカケラにつき大きな種が1個入っていますので、じつは食べるところはそれほど多くありません。


ドリアンの味は、アイスクリームのようにネットリクリーミーで、とても美味しいです。
いわゆるドリアン臭は意外なことにしないのです。濃厚な甘みと、一種陶然とするような香りがあります。

かなり大きな1個だったのですが、ダンナサマと母と私の3人で食べ尽くしてしまいました。一人二房食べたことになります。

食べている最中から何だか精力がつきそうな、成分が濃厚な感じです。
3人のうち私だけ、食べている最中から頭痛がしてきました。血圧が上がったせいでは・・?(低血圧の私には刺激が強すぎたのかも・・・)

ダンナサマの話によると(マユにツバつけといてね)、インドネシアでは、ドリアンは(どちらかというと)男性の食べ物だとか。
夕食後、男性同士でぶらぶら散歩しながら仕上げに道ばたのドリアンで締めくくるのだそうです。
なので、こんなに日が高いうちからドリアンを食べるなんて、と言っていました。

レンタカーのドライバーさん(ホテルの男性スタッフ)に一番好きなフルーツは、と聞いたところ、ドリアンだそうです。
本当は彼にも一緒に食べて欲しかったのですが、丁度この日は金曜日の午後で、イスラム教の彼は断食中だったのでした。残念。
そういえばいつもよりドリアン売りが少ないと言っていましたが、金曜日(断食日)というせいもあるのかもしれません。


インドネシアの果物まとめ。

◎美味しかったので次回是非食べたいもの。おすすめのもの
・バナナ ありきたりのフルーツではありますが、日本で食べるよりも断然美味しいです。
・Sirsak 甘酸っぱくてさっぱりして美味しい。
・パパイヤ これもまた月並みですが、美味しいと思います
・マンゴスチン あたりの物は絶品です。小さくて外見が汚くても新鮮なものがよさそうです。

◎一度は食べてみることをお勧めしたいもの。
・Salakスネークフルーツ ハイチュウ味は味見の価値ありです。
・Duku  ゼリーのような変わった食感が面白いです。
・ドリアン 臭くないです。はまる人は大好きになってしまうみたい。残念ながら私にとっては、2カケラ程度に留めておく方がいいフルーツかもしれない。

◎今回食べなかったので次回食べてみたいもの
・Sawo

◎次はもういいかな、というもの
・パッションフルーツ
・洋梨 (写真はありませんが)買ってみましたが、あたりはずれがあるようです。
・グアバ 印象の薄い味でしたので是非もう一度というものではありませんでした。ハズレだったのかなあ。


うーむ。総括してみると、私って結構保守的?
メジャーなものが上位にあるなんて、何だか悔しいような。

というかむしろ逆で、美味しい(と多くの人が思う)ものが日本に輸入されていて、だから日本でも一般的になっている、ということですよね。日本の「豊かさ」を再認識しました。

結論。日本でよく見かけるトロピカルフルーツも、現地で食べると全然別物。食べてみる価値は大いにあります。
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蟠桃(ばんとう)

2010-08-23 | +フルーツ

先週末、ダンナサマは長野方面に出張に行っていました。
(その間私は暑さでぐったり、廃人状態)

あらかじめプレッシャーをかけておいたせいか、私の期待以上に「きめ細かく」お土産を買いそろえてきてくれました。
 ・さかたのお焼き
 ・晩ごはんにすぐにお役立ちの釜飯
 ・コンポート用桃(ひと箱10個くらいかな)
 ・生食用桃
 ・プルーン2種
 ・野菜(ミョウガとパプリカ)
 ・天然わき水のおいしい水 ペットボトル5本分

すごーい☆
まさにきめ細かいお買い物!
産直から電話してもらうはずが受けられなかったのでどうなることかと思っていましたが、「ひとりでもこんなにお買い物が出来るんだよ。えっへん」だそうです。


中でも今回の白眉はこちら!


2010/08/23蟠桃(ドーナツピーチ)

蟠桃
ドーナツピーチとか平桃などともいうようです。
外国では「日本の桃のように美味しい」品種として(在外邦人の間で)有名な品種のようです。

実は以前熊本だったかのデパートで、1個400円近い値段で見たことがあったので(悩んだ末買わなかった)、日本でも育てている農家もあるとは知っていましたが、まさかこんなにお手頃な値段で買えるなんて・・・。

2010/08/23蟠桃(ドーナツピーチ) まさにドーナツのような、変わった形の桃ですよね。

ヴェネツィアで一度買ったのと同じですが、はるかに大きいです。
2010/08/23蟠桃(ドーナツピーチ)

種が上下につぶれたような丸っこい形で、果肉が種の側方にだけふくらんでいます。
∞マークみたい。


おそらく世界一丁寧な桃の育て方であろう日本で育ったのですから、それはもう、世界一の蟠桃かも。

固めだけれど待ちきれなくて切ってしまったのですが、しっかり甘味があって、濃厚な味で、大変美味でした。
日本だと丸い桃がそもそも美味だから、外国よりは蟠桃の有難味が少ないかもしれないけれど、でも希少価値は高いですよね。

美味しかった~。ダンナサマありがとう~。


(ダンナサマへ:こういう珍しいものは「大人買い」してもいいのですよ。せめて3パック!またよろしくね~)
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プルーンジャム

2010-08-22 | +ジャム・ピール(果物系保存食)

ちょっと前に、お友達からプルーンを2袋も頂いてしまいました(わらびさんふみえさんありがとうございます!)
丁度そのときプルーンが食べたい気分で、スーパーで1パック買ったところだったのです。ところがスーパーのプルーンは、皮を全部剥いてもまだ渋い(皮ごと食べるともう大変な渋さ)、という結構なハズレ品。がっくし。

頂いたものは、甘酸っぱくて渋みはなく、皮ごとぱくぱくつまめます。美味しい~。
何かに加工しようかな~と考えつつも、冷蔵庫の前を通るたびに、ちまちまつまんでいたら、何だか随分減ったような?
加工するなら早くしないと!

以前作ったハリネズミのようなプルーンタルトもいいのですが、何か新しいものに挑戦してみたいな。
実は基本のジャムは未挑戦だったので、ジャムにしよう。
検索してみると、とても綺麗な色の赤いジャムになるらしいので、楽しみです。

■■プルーンジャム
■材料
プルーン
果糖
レモン汁(色が鮮やかになることを期待して)

■作り方
(1)プルーンを洗い、適当な大きさに切る。今回は縦に4分割したものを更に上下に2等分してみました。
(2)カットしたプルーンに砂糖をまぶし、一晩おく。
(3)ジュース部分のみ鍋に入れ、煮詰めていく。
(4)固体部分は土鍋に入れて電子レンジで適度に煮えるまで加熱する。
(5)煮えたプルーンを、ジュースの方の鍋に入れ、更に煮詰める。
仕上がり直前にレモン汁を加える(色が鮮やかになるような気がします)。
(6)瓶詰め・煮沸して出来上がり。

2010/08/11プルーン

ザルにこんもり1杯分のプルーンです。

2010/08/11プルーン

プルーンは、皮が濃い紫で、果肉は黄色(黄緑)です。

縦に4分割してお砂糖をまぶしておきまいした。

2010/08/11プルーン

でもやっぱり大きすぎるような気がして、ハサミで更に半分にカットしなおしました(段取り悪し!)。

種を割って杏仁も入れるという作り方もあるようですが、今回はなしにしました(割る元気がなかった・・)。

2010/08/12プルーンジャム

ある程度煮詰めたジュースに、電子レンジで加熱しておいた果肉を加えたところ。

2010/08/12プルーンジャム

しばらく煮ると、果肉はすっかり煮崩れてきます。
固そうかも?と心配した皮も、柔らかく煮えました。
8分割ではなくて4分割のままでもよかったかもしれません。

2010/08/12作プルーンジャム

4個出来ました。
深い赤の、綺麗なジャム!
プルーンジャムってこんな色になるんだわ・・・。

2010/08/12作プルーンジャム

プルーンはペクチンたっぷりなので、割とちゃんと固まりました。

2010/08/12作プルーンジャム

瓶にきっちり収まらなかった分を試食してみました。
むむ、やや甘すぎだったかな?
パンに(バター代わりに)ヨーグルトを乗せてそこにジャムをつけると、甘さが和らいで丁度よいです。
パンにマスカルポーネ+ジャムというのもお勧めです。


プルーンは、黒っぽいフルーツ、という印象があったので、こんなに綺麗な赤いジャムになるとは思ってもみませんでした。
少量混ぜて使うだけでも、ジャム全体が赤くなりそうです。
(何を狙っているかというと、地味なモスグリーンになりがちな梅酒の梅ジャムとか、ルバーブジャムとかの着色にしてみたいな、と)

ペクチンも強いので、ペクチンがない和梨のサイコロ切りを混ぜてみるのも楽しいかもしれないな・・・。その場合、プルーンの方はムーランで漉してなめらかにすると、具の和梨とのコントラストがより際だっていいかもしれません。
(プルーンジャムは、まさにムーラン向きの素材!)

今週末、ダンナサマが長野方面に出張なので、プルーンとか桃とか、フルーツをどっさりお土産に頼もう!
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もげた

2010-08-21 | +その他

夕方畑に行くと、お昼を食べていてもいなくても、何故かすぐに空腹になり、次第に低血糖でフラフラしてきます。

そんな時は要注意。

うっかりミスが起こります。
しばらく前は、草むしりをしていて、小玉スイカのツルを根元からザックリ刈り取ってしまいました。

この前は、かぼちゃ周りの草を片付けていました。
このカボチャは、植えた覚えもないのにどこからともなく生えてきたものです。
いつの間にか何メートルも何メートルもツルを伸ばして、何個か実までつけてくれています。
ホクホクのカボチャは、じつはサツマイモより好きかも、というくらい大好きなのです。採り頃がよく分からないのですが、ツルがすっかり枯れるくらいまで畑で完熟させておけば確実ですよね。じっくり待って美味しいのを食べよう、と周辺の草を刈って日当たりをよくしていました。

おやおや、けっこう立派な実があるではないですか。
確か、下に枯れ草とかを置いてやるといいのよね、とかぼちゃを持ち上げて、ちょっと場所を変えようとしたら・・・

グキ

実のつけ根の茎が!
半分ほどはつながっていたものの、半分じゃ意味はなかろう、といっそのこともぎ取って帰ってきました。

あーん。
折角完熟させようと思っていたのに~。


2010/08/17カボチャ

一応結構重いんだけど、もう熟しているってことないかなあ・・・。

色はもともと薄いタイプだと思うのだけれど。

2010/08/11プルーン

熟すと果柄部分が自然に木質化してくるらしいのだけれど、これはまだ青く見えるような・・・。


そういえば収穫後のカボチャは、1週間~10日ほど陰干しし、うち数日は35度の高温にあてて追熟させると聞いたことがあります。

2010/08/17カボチャ

とりあえず、8月末頃まで待ってみようかな?
このところの暑さは、追熟にはもってこいの気温ですしね。
この白い部分が黄色くなるとよいのだけれど。

早採りしてしまったら、追熟させても無駄かなあ・・・。


それにしても、畑に行くとお腹が減るのは何故?
きのこ探しだったらそんなことはないのに(きのこ狩りの場合、アドレナリンが出てるからかな)。
畑仕事は向いてないのかも。アドレナリン、出ないみたい。


追記:
9/4頃、カットしてみました。
種のところには空洞も出来ていて、ほぼ成熟しているようでした。
まずは電子レンジで加熱して味見。
甘さはあまりないけれど、ホクホク・ムッチリという感じ。
かぼちゃの食感としては、美味しい方だと思います。
天ぷらにして、4分の3強、食べ終わりました。(9/8時点)
完熟版はもっとホクホクしているのではないかな☆
楽しみです。

■参考情報
かぼちゃの収穫時期について
かぼちゃのキュアリング
かぼちゃ全般

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きゅうりのピクルス

2010-08-20 | +野菜系保存食
ベランダのキュウリはカーテンを形成する迄には至らずお亡くなりになってしまったのですが、畑仲間が植えた地這いキュウリが大豊作です。
あるだけ持って行ってくれるとありがたい、とのことなので、どっさり貰ってきました。

でもキュウリって、それほど一度に沢山は食べられません。保存を考えなくては。
丁度、本のなかでとても手間のかからないピクルスの漬け方を見付けたので試してみることにしました。
私のこれまで知っている作り方とは色々な点で異なっています。どんなものが出来上がるのか、楽しみです。

■■キュウリのピクルス
(『毎日がおいしい工夫』(村上祥子著,講談社)を参考にしました)
■材料
まっすぐなキュウリ(太くなっていないものがよい)
キュウリを縦にぎっしり入れることの出来る円筒形の瓶
○下漬け用

塩 水1カップにつき大さじ1
○本漬け用
スパイス(赤唐辛子、粒コショウ、ローリエ、シナモンスティック)私はディルシードとタイムも追加しました
酢 (本では、酢:水:砂糖=7:3:3の割合ですが私は酢をやや増やして8:3:3としました)
水  酢1カップにつき3/8カップ(75cc) 
砂糖  酢1カップにつき3/8カップ(75cc)

■今回の作り方
(1)キュウリをよく洗い、瓶にぎっしり、ぎゅうぎゅうに詰める。
細くなっているはじに隙間が出来たら、短く切ったキュウリを更に詰める。
(2)瓶の中にきゅうりがすっかり沈むところまで水を入れ、その水を計量する。
(3)新たに、先程計量したのと同量の水を鍋に入れ、水1カップにつき塩大さじ1を加え、煮立てる。
(4)煮立った塩水をキュウリの入った瓶に注ぐ。
熱湯が直接ガラスに触れないように、キュウリに注ぐようにすれガラスは割れません。
(熱い塩水を直接キュウリに注ぐなんてびっくり!)
(5)フタをして、直射日光のあたらない場所で常温で、液体が白く濁ってくるまでおく。今回は、この猛暑で、1日で濁って来ました。
(6)瓶のまま蛇口の下に置いて水を出し、濁った水を全て追い出して、キュウリをすすぐようにする。水を捨てて瓶を逆さにし、よく水分を切る。
(7)本漬け用に、酢、水、砂糖を煮立てる。
なお、分量は、下漬けに使用した塩水よりやや多めに用意するとよいと思います。
キュウリが塩水で脱水されて縮んでいるため、瓶の中の空隙は大きくなっているはずなので。
(8)水気を切ったきゅうりの瓶に、スパイスを入れ、更に煮立った熱々のピクルス液をキュウリが完全にかぶるように注ぎ、瓶のフタをする。
このまま常温で1週間程度おく(本漬け)。
(9)本漬けが終わったら、キュウリを適当な大きさにカットし、小さい瓶に小分けして詰め直す。
(この後は冷蔵庫保存の方が歯ごたえが保たれそうな気がします)

2010/08/07ピクルス塩漬け段階

塩水に漬けたところ。
梅酒用の4リットル瓶で仕込みました。
きゅうりをぎっちり詰めるのは大変だけれどなかなか面白い作業です。

翌日にはもう白く濁ってきました。

2010/08/17酢漬け

えーと、本漬けから9日後、かな。
こんな感じになっています。
酢を注いだ直後はぬるい状態なので、また発酵してしまうのではと危惧していましたが、幸い液は透明なままです。

そろそろ小分けしたほうがいいのかもしれませんが、冷蔵庫に入れる余裕なんてありません(キッパリ)。

もうしばらくこのままでもいいものだろうか?
少なくとも味見くらいはしてみるべきかもしれないな・・・。


これまで私が試したピクルスは、スパイスなどを入れて煮立ててピクルスビネガーを作り、それを冷ましてから(下漬けした)野菜に注ぎ、という工程のものが多かったです。
この作り方は、瓶に最初に収納してしまい、下漬け、本漬けはどちらも熱いままの液体を使っています。この方が、断然手早いです。

まだ味見をしていないのでよく分かりませんが、この方法で美味しかったら、今度からこちらにしようかな。
家庭菜園のキュウリの場合、まっすぐで適度な若さのものを手に入れるのが、唯一のネックかもしれない。カーブしたものの場合は沢庵方式で詰めれば丸い瓶に収まるかな。
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ズッキーニのジェゼリィエ

2010-08-19 | +お菓子(各国)

先日実家に行きがけに、2泊も留守にするし、と畑に寄ってみました。そうしたら、前々日に来てチェックしているはずなのに、ズッキーニが何本も採り頃に!うち1本は、最近しばらく見ていなかった巨大サイズ。しまった・・(中一日おいただけなのに何故?前回見逃していたんだな、きっと)。

畑でこんなに採れるとは知らず冷蔵庫にあった数本も車に積んであったのでした。
こんなに沢山あっても、中高年ばかりの集団ではちっとも減りません。
ラタトゥイユを鍋いっぱい作ったものの、巨大ズッキーニ1本すら使い切らない状態です。

何か減る方法ないかしら、とたまたま先日作った人参のジェゼリィエをおやつに食べながらおしゃべりしていたときにひらめきました!
ズッキーニもこうやったら小さくなるよね、と母と意見が一致。

新案特許(?):ズッキーニのジェゼリィエ


人参バージョンを参考にしつつも、水分量が違うので、分量は「適当」で、GO!

■■ズッキーニのジェゼリィエ/ジェゼリエ(ズッキーニ大量消費レシピ)
■材料
ズッキーニ (半量以下に煮詰まります)
砂糖
ホールスパイス(シナモン、クローブ、カルダモンなど) なければ粉末スパイス適宜
小麦粉と片栗粉 カサで同量  今回は合計大さじ5程度使用
炒って刻んだナッツ  今回はアーモンド使用
ココナツ

■作り方
(1)ズッキーニを大根おろし器で(細かく)おろす。このとき水分が出てくるが、この水分に甘みがあるので、捨てずに一緒に煮詰める。
(2)おろしたズッキーニ、ホールスパイス、砂糖適量(少なめ)をテフロン加工の鍋に入れて煮詰める。ぽってりして、水分が滲み出さない程度まで。
(最後の段階では別の容器に移して電子レンジで時々混ぜながら作業してもよいかもしれません。焦げ付きを気にせず煮詰めることが出来ません)
煮詰まったら一旦味見して、足りなければ砂糖を足す。
ここでスパイスは取り出す。
(3)粉をふるいながら、ダマにならないように混ぜ、更に弱火で加熱する。
(これも電子レンジ作業でも大丈夫です)
粉に火が通ったらナッツを混ぜ、さらによく練る。
(4)ラップを敷きココナツを敷いた型に敷き詰め、更に上にもココナツをふりかける。
(人参版よりも柔らかく、型にくっつき易いのでラップを敷いた方がよさそうです)
(5)冷蔵庫で冷やして少し固くし、ナイフで切り分ける。

どんなものが出来たかというと・・・・・。

2010/08/14ズッキーニのジェゼリィエ

すり下ろしたズッキーニ。
最初は薄い黄緑色です。水分たっぷりで、しゃばしゃばしています。

2010/08/14ズッキーニのジェゼリィエ

煮詰まるにつれて緑色が濃くなって、ピスタチオペーストのようにも見えます。
多少褪せるもののしっかり緑色が残るのでびっくり。ズッキーニの緑色は熱に強いのかもしれません。

ここから更に、水分が滲み出さなくなる程度まで煮詰めます。

2010/08/14ズッキーニのジェゼリィエ

これは、粉を混ぜ、更にナッツも混ぜたところです。随分カサが減ったのが分かるでしょうか。

なお粉を混ぜる前に、充分水分を飛ばしておく方がよさそうです。粉を混ぜてからはもう煮詰まらないので。

2010/08/14ズッキーニのジェゼリィエ

出来上がり~。

こういうお菓子、どこかにありそうではないかしら。


食べてみましたよ!

ダンナサマによると、「ボク人参のよりこっちが好き」だそうです。やったね!
人参よりもクセがなく、ズッキーニで出来ているとは、言われないと分からないのでは、と思います。スパイスの香りがよくて、勿論ウリっぽい感じは全然しません。普通に美味しいお菓子ではないかと思います。

食感は、(煮詰め具合にもよるかもしれませんが)人参版よりは柔らかく、なんだか「おはぎ」のご飯部分のよう。
もちもち感&かすかなツブツブ感があります。そこにコリコリしたナッツが埋まっている感じです。
ズッキーニがソフトな食感なので、ナッツはアーモンドではなく、胡桃や松の実などもっと柔らかいものが合うかもしれません。表面にまぶしたココナツも、味は合うものの食感はやや固いので、むしろ刻んだナッツを使ってもいいかも。

何より、大量のズッキーニがものすごく小さくなるのが便利です。
今回も、もっとおろしておけばよかったと思ったほど。
粉とナッツを混ぜる前の「ズッキーニペースト」は、ズッキーニブレッドやシフォンケーキ、スポンジケーキにも使えそうです。綺麗な緑色のケーキになるのではないかしらん。ズッキーニペーストは、冷凍も出来そうです。

スパイスを混ぜずに煮詰めたペーストは、緑色を生かして抹茶、よもぎ粉、などを混ぜて、和菓子にも使えそう。

ズッキーニって、何だか面白いかも。
ズッキーニペースト、量産しちゃおうかしらん☆
ズッキーニ、いくらあっても困らないわよ、どーんといらっしゃい!

・・と期待したときに限って、ここ数日の日照りのせいか、たいした収穫がありません。おかず用に焼いて食べるのにも足りないくらいです。
一雨欲しいな。


■参考情報
インドに似たお菓子があるようです。
なんと「冬瓜ユウガオのハルワ Bottle Gourd Halwa/Lauki Halwa」。
youtube:http://www.youtube.com/watch?v=vTwrHTxxohQ&feature=channel
冬瓜ユウガオを粗くすりおろし、たっぷりの牛乳と一緒に煮ておじやくらいの濃度になるまで煮詰めたものです。
ズッキーニで代用してもよさそうです。というか、ズッキーニハルワというものが存在するかもしれません。


■当ブログの関連記事
ジェゼリィエは何度か作って記事にしています。

(1)人参のジェゼリィエ(胡桃入り)
2007年のお正月、実家の畑で穫れた人参を使ってつくりました。

(2)また別の機会の人参ジェゼリィエ(ピスタチオ入り)
2008年のこと。
夜11時頃まで意味もなくお菓子作りをしていました。うー、いまより元気だったなあ。 

(3)カカオ味のにんじんボール(ハヴチュル・トプラル)(柑橘ピール、胡桃入り)
2009年に作りました。ジェゼリィエのココア風味版といったお菓子。 

(4)ズッキーニのジェゼリィエ (アーモンド入り。でも胡桃の方がおすすめ)(この記事)
作ったことすっかり忘れていました。
2010年はズッキーニが豊作で、消費に困って作ったのでした。 

(5)人参のジェゼリィエ(胡桃入り) 
2012年9月作。 畑でとれたMy人参で作りました。 

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スパゲティ・カレッティエーラ(車夫風)

2010-08-18 | +ふたりの日
先日、冷蔵庫の野菜を一掃すべく、どーんとカレーを仕込みました。

増えた野菜もあるけれど(カボチャ)、野菜室がかなり片づいた!と喜んでいたら、今度はカレーがなかなか減りません。
そうこうするうちに、またも畑から野菜がちまちまと供給。
再び野菜室が埋まっていきます。むむむ。

=====================

先日作ったカツオのオイル漬けで、かずさんお勧めの「スパゲティ・カレッティエーラ」を作ってみました。
ツナ、パンチェッタ、きのこを使うそうなのですが、たまたま全部家にあったのです。
パンチェッタではなくて生ハムのはしっこ、そしてきのこは国産ポルチーニ(実はウツロイイグチとヤマドリタケモドキ)のオイル漬け。

作り方は適当に・・・

■■スパゲティ・カレッティエーラ(車夫風)"Spaghetti Alla Carrettiera"
■材料
パスタ(今回はスパゲティ)
オリーブオイル
ニンニク
カツオオイル漬け
生ハムのはじっこ
きのこオイル漬け(油を切って、適当な大きさにカット)

■今回の作り方
(1)ニンニクをオイルに入れて加熱する。
(2)その鍋の中にハム、ツナ、きのこを入れてあたためる。
(どれも生でも食べられるものなので適当にやってしまいました)
(3)パスタのゆで汁および水を入れて、少し煮て火を止める。
(具が全て塩分を含むもののため、ゆで汁だけだと塩辛くなりそうなので、一部は水を使いました)
(4)そこに茹で上がったパスタを投入、適当に和えて出来上がり。
(5)今回はバジルの葉と、青柚子の皮をおろしてトッピングしました。
魚系の具のパスタの場合、レモンオイルやレモンの皮がとても合うと思います。


2010/08/12Spaghetti

"Spaghetti Alla Carrettiera"
出来上がり~。


ツナとハムときのこ、それぞれ単品、もしくはどれか2つだけでも美味しい具なのですが、3つ組み合わせると、ツナでもハムでもきのこでもない、不思議な旨みが生まれてきます。
どの味も突出していなくて、予想外の美味しさでした。
これは、食べてみないと分からない味かも。
作ってみてよかったです。
かずさん、アドバイスをありがとうございました!


今回は適当に作ってしまいましたが、本当はどうやるのかな?と"Carrettiera"で検索すると、ツナ使用以外にも色々なバージョンがあるようでした。
(むしろ赤いトマト使用版の方が主流なのかもしれません)
・トマトとニンニクと赤唐辛子
・トマトとニンニクとバジル
・ニンニクとパン粉(細かい砂状のもの)とアンチョビ
・ニンニクと塩リコッタ(のみ!)

詳しいことはよく分かりませんが、「車夫」が付くということは、要するに手早くって美味しいってこと、かな(あと、ちょっと塩辛め?)。
ツナ、豚肉、きのこ入りのものは、色々ある中では豪華版なので、車夫の親方風といってもいいかも。

ニンニクとパン粉とアンチョビ、というのも面白そうなので今度作ってみよう。
モロモロしたものがまぶっているなんて、「ふりかけごはん」みたいですよね?


■参考情報
かずさんのハガツオオイル漬け
(当ブログ)カツオオイル漬け(2008)と、ミニパプリカのツナ詰めの写真
かずさんのヨコワマグロオイル漬けを使ったパスタ、カレッティエーラ(車夫風)
(パンチェッタ(豚バラ肉の塩漬け熟成肉)やグアンチャーレ(脂身の多いのど肉の塩漬け熟成肉)などとツナを合わせる面白いレシピです)
カイエさんのカツオのオイル煮(シャトルシェフ使用)
カイエさんのカレッティエーラ(車夫風)パスタ
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