縁あって、小豆島でオリーブを栽培している方(お店)からコメント頂き、生オリーブを購入してみることになりました。
(購入先の連絡先は一番下に)
国産生オリーブを買うのなんて、初めてです。ドキドキします。
粒の大きさや状態も、全然想像がつきません。
ひとまず3キロ注文してみました。
どんなオリーブが届くかしら???わくわく。
数日後、クール便が到着!
なんと綺麗なグリーン! |
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小粒でツヤツヤの、綺麗なオリーブです。 |
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半分(約1.5kg)は、以前成功した漬け方にしてみます。 |
残り半分は、ちょっと複雑なやりかたを試してみたいです。
成城石井などに出回る商品「小豆島のオリーブ新漬け」は、苛性ソーダを使ってアク抜きしているようです。
折角なので、その方法を試してみます。
売っているのに近いものが作れちゃうかも?
2ヶ月も待たず、1週間以内に食べられるようになるのも魅力です。
何しろ初めてなので、全然自信はありませんが、次のような手順でやってみました。
■■オリーブ新漬け
(参考サイト:http://www.pref.kagawa.lg.jp/shozu/nokai/topic/olivecook.htm)
■材料・道具
ミッション種グリーンオリーブ 1.5kg(カサで約2リットル)
苛性ソーダ
水
アク抜き用容器(プラスチック、ガラス、瀬戸物、又は木製。金属は不可) 今回は約2リットル入りのプラスチック容器
(透明なガラス容器の方が観察しやすいし、写真にも撮りやすかったかも。でも落としぶたのはまる適当なサイズがなかった)
落としぶた(プラスチック、ガラス、瀬戸物、又は木製。金属は不可) 今回はお皿
落としぶたの補助としてリードクッキングペーパーみたいなもの
完成品を詰める容器(ガラス瓶など)
塩
■作り方
(1)オリーブを計量し、下漬けに使う予定の容器に仮に詰めてみる。
落としぶたも嵌めてみて、治まり具合をチェックする。
最終的に詰めたい容器にもオリーブを仮に詰めてみるといいかも。
詰める際にまごつかないです。
(2)オリーブをアク抜き用容器に詰めてみて、水を注ぎ、ひたひたになるには何リットル必要か計ってみる。
(今回は1リットルちょいでした)。
(3)まずは生オリーブを1粒犠牲にし、中の色を見て、舐めて味見もしてみる。
表面は濃いめの緑色、中の方に行くにつれ緑が薄くなり、白っぽくなっていました。
そして舐めてみたところ、雑草の茎のような渋苦い味。ひゃー。
(渋柿みたいに口の中に貼り付く感じはなかったです)
(3)苛性ソーダ溶液を用意する。
ミッション種 2% 漬け込み時間 12時間
マンザニロ種 1.8% 11時間
というのが目安のようだが、仕込量、漬け込み容器の形状(溶液オリーブ比)、オリーブの状態にもよると思います。
今回は最初なのでマニュアル通り、2%にしました(次回は1.8%でもいいかなと思っています)。
ガラスのボウルまたはどんぶりなどに計量した水を入れ、苛性ソーダを落とし、割り箸でよくかき混ぜる。
直後はほんのり熱くなるので、しばらく冷ましておく。
(4)苛性ソーダ溶液で漬け込み。(木曜夜)
洗って水気を切ったオリーブをアク抜き容器に入れ、ここに静かに苛性ソーダ溶液を流し込む。
(水で崩れないタイプの)クッキングペーパーでフタをし、更に落としぶたもする。
この先オリーブを空気に触れさせないことが色鮮やかに漬け込むコツなのだとか。
夜に漬け込み、朝にチェックする、というパターンがお勧め。
今回は、木曜日夜12時頃漬け込み開始し、翌朝9時にチェックしてみました。
(5)漬かり具合のチェック。(金曜朝)
一晩経つと、漬け液が茶色に変わっています。
オリーブを割り箸で一個取り出しさっとゆすぎ、ナイフでカットしてみる。
表面から3分の2くらいまで、クリーム色に変色していれば、苛性ソーダ漬けは終了。
ホースなどで水を容器の底まで送り込むようにし、茶色い液体を流し出す。
廃液は、十分希釈してから排水口に流すようにする。
(6)時々水をかえながら水に晒す。(金曜朝~日曜夜)
最初の3時間程度は、割とこまめに水を換える。
(どこから色が出てくるのか分からないけれど、溶液はすぐにまた茶色~黄色っぽくなります)
その後は朝・晩(もしくはそれ以上でも。気づいたときに)水を替え、2日ほどおく。
(7)渋の抜け具合のチェック。(日曜夜)
水の色が変わらなくなったらアク抜き終了、とあるけれど、2日経過した時点で、味見もした方がいいように思います。
金曜朝に水に晒して2日半経った日曜の晩になってもまだ水に色がつくので、味見してみることにしました。
この時点で青臭い渋い味はなくなっており、水っぽいながらもナッツのようなコクのある味。
これ以上晒すとオリーブの味がなくなっちゃいそうなので、水に晒すのは終了。
下漬け容器から水を捨てる。
(8)塩漬け第一段階。(日曜夜)
最初から濃い塩水に漬けるとオリーブにしわがよるらしいので、段階的に塩分濃度を上げていくとのこと。
最初は2%塩水(水1リットル、塩20g)を下漬け容器に流し込む。
これで24時間程度おく。
(9)塩漬け第二段階(月曜夜)
新たに塩水を作って漬け直すのかもしれないが、あまり味が抜けすぎても・・・と思って2%溶液とオリーブが入っている下漬け容器に、塩を直接振り込みました。
塩20g追加。
都合4%の塩水ということになる(水1リットル、塩20g+20g)
(反省:塩が底に沈んだような気がする。水に溶かしてから混ぜればよかった)
(10)この日は気温が上がりそうなので、冷蔵庫にしまう(火曜朝)
(11)時々味見しつつ、更に20g塩を足した。のべ6%。
なお、大きな容器で漬ける際は、下の方が塩分が濃くなりがちなので、時々容器をゆすってやるといいです。
塩分濃度の目安は、冷蔵庫で密封保存するとして、
1) 短期貯蔵(12月まで) 4%
2) 中期貯蔵(翌年2月まで) 6%
3) 長期保存(翌年4月まで) 8~10%
とのことです。
(12)冷蔵庫に入っているのでそのまま放置してしまおうかとも思ったが、
大樽をしょっちゅう開けて取り分けるよりは小分けしたほうが痛みにくそうです。
という訳で、ようやく瓶に詰め直して出来上がり。(翌週火曜)
ダラダラ作業したので瓶に入れて片付くまで10日以上かかってしまいましたが、漬け込みから6日目くらいから美味しく食べられます。
作業風景はこんな感じです。
粒によって、よく塩味が沁みているものと、そうでもないものがあります。
(漬け込みタッパの下の方は塩分濃度が濃かった可能性が・・・)
柔らかさも粒によって微妙に違って、食べるのが面白いです。
生まれて初めてのオリーブ漬け作り、堪能しました。
来年も作りたいです。
来年は(やや早生の)マンザニロ種にも挑戦してみたいです。
■参考情報
(1)以前オリーブを漬けたときの記事(2010年12月)
この時は、10%塩水に漬けるだけ!という簡単方式でした。(美味しくできました)
漬け込み方も色々調べました。
(2)今回オリーブを購入したお店
このブログにコメントを頂き、購入させて頂きました。
基本は洋品店で、生オリーブはホームページ内にはありません。
問い合わせフォームから連絡を入れるとよいと思います。
(3)オリーブ新漬けの作り方
苛性ソーダを使う漬け方は、こちらを参考にしました。
(4)オリーブの品種 香川県農業試験場小豆島オリーブ研究所
(5)Olive Gardening★26品種38本のオリーブを育てている方のブログ
(6)オリーブ新漬け製作(ブログ)
いま我が家には、すだちと青柚子がふんだんにあります。
(Sさんありがとうございました!!)
柚子胡椒を作ったり、サラダやマリネにしても、全然減ったように見えません。
(絞ったカスは冷凍しておいて、お風呂に入れると、からだがホッカホカに温まります)
こんな時こそ、例のあれを作ってみよう。
中近東風の保存食、塩レモン。
これの青柚子、すだちバージョンを作ります。
今回は次のように作ってみました。
■■すだち・青柚子コンフィ(すだち、青柚子の塩漬け)
■材料
すだち/青柚子
塩
すだち/青柚子の絞り汁
■作り方
(1)すだち、青柚子を縦半分に切り、見えているところにある種はとる。
(2)塩をまぶしながら、瓶の中になるべくギュウギュウに詰めていく。
(3)果汁を絞り、6分目程度まで水位が来るようにする。
(4)上の方からも塩をふりかけ、2日程度常温でおく。
(5)2日後、果実が少し柔らかくなっているので、再度スプーンなどでギュウギュウして、新たに2切れほど(入るだけ)詰め込む。
こうすると、水位が低かったものが、かなり満タンに近くなる。
この状態で、果実を覆うほどに果汁がなければ、新たに絞り足す。
(6)落としぶたをして果実が浮かないようにし、しばらく常温においておく。
塩レモンは、発酵することで独特の風味が出ると思うので、今回、初挑戦でびくびくしつつも、常温放置を試みます。
(決して冷蔵庫に入らない訳ではありませんよ。ほんと)
その分、塩をいっぱい入れておきましたが、うまく行くかな・・・。
怪しくなったら塩を追加するつもり。
2012/10/21漬け込み開始 |
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2012/10/30。 |
■参考情報
(1)Google画像検索の citron confit
フランス語系サイトの画像がヒットします。
甘いコンフィと、塩レモンどちらも含まれるようです。
(2)Google画像検索の preserved lemon
英語系サイトの画像がヒットします。
英語だと、preserved lemonは(甘い方ではなく)塩レモンを指すことが多いようです。
(3)塩レモンの作り方とそれを使った料理(salahiさんブログ)
(4)塩レモンを使った料理 モロッコ風チキン煮込み (当ブログ)
(5)Google画像検索の moroccan chicken
(6)モロッコ風チキン煮込みのレシピ (英文 写真多数)
他にも多数ありますが、こちらのは写真が綺麗です。
ハタケシメジは一体どこに生えているのか、更に散歩してみます。
といっても、ヤマドリタケモドキを探すのと、同じコースを巡るだけなのですが。
いっぱい生えているので、食べられたら嬉しいですよね。
調べてみると、食べない(食毒不明)という説と食べるという説が。
売っているサイトすらあったりします。
気になる・・・・・。
で、どうしたかというと・・・・・。
ちょっとだけ味見してみたのです。
フライパンにフタをしながらジュウジュウよく焼いてみました。
フタをとった瞬間!
えもいわれぬホコリくさい匂い!
食べてみても、当然ながら埃臭さがあります。
ずっと前に食べたカワムラフウセンタケに似て、ツルン・コリっとした食感で、旨みもあるんだけれど、埃臭さが頂けません。
後味が悪い感じです。
どうやら食不適のようです・・。
(特にお腹が痛くなったりはしませんでしたが・・・)
無茶な試食はやめましょうね。
■メモ
ウスフジフウセンタケ Cortinarius alboviolaceus (Pers. : Fr.) Fr.
ハラタケ目フウセンタケ科フウセンタケ属
■参考情報
(1)Wild Mushrooms From Tokyo
個人の方のHP。
分類ごとのきのこ、胞子の写真がとても参考になります。
こちらのサイトのウスフジフウセンタケと、今回採集したものがよく似ています。
(2)きのこ販売サイト
こちらではウスフジフウセンタケが食用となっているようです。
(3)ネットを検索してみると、ウスフジフウセンタケとされている写真は非常に多様です。
明らかに紫色で、情報①によるオオウスムラサキフウセンタケと酷似しているものから 随分茶色っぽいものまで。
畑から、青唐辛子(主にセラーノ、ハラペーニョ少々)がまだ供給され続けています。
何かいい大量消費方法はないものか。
いろいろ検索していますが、比較的オーソドックスなものばかり。
(柚子胡椒、三升漬け、南蛮味噌、青唐辛子醤油・・・)
中で、面白そうな(味の想像がつかない)レシピがあったので、試してみることにします。
(どこかのQ&Aサイトだったのですが、みつからなくなくなってしまいました)
正式名称や分量はそこにはなかったので、全部適当ですが、GO!
■■青唐辛子の塩胡麻油漬け(保存食)
■材料
ハラペーニョ唐辛子
セラーノ唐辛子
塩
胡麻油
■作り方
(1)唐辛子の種を取り、3mm角くらいの微塵切りにする。
(辛くしたい場合は種ごと薄切りのものを適宜加える)
(2)綺麗な瓶に入れ、塩、胡麻油で和える。
保存食なので塩は多め。
青唐辛子+醤油、というレシピはありますが、塩と胡麻油で和える、というのは珍しいです。
どんな味か想像つかないので、まずは少量作ってみました。 |
さてさて味見。
・・・あら美味しい!
主にハラペーニョを使ったので、辛味は控えめ。
(後から種ごとのセラーノ唐辛子輪切りを追加した程でした)
作りたてだからかもしれませんが、肉厚のハラペーニョのカリカリ感があります。
塩と胡麻油といえば、レバ刺しにはつきものの、黄金コンビ。
それに青唐辛子のスッキリした風味が加わって、予想以上の美味しさです。
胡麻油で和えているせいか、辛味が比較的マイルドに感じるような気がします。
ラーメンやチャーハンなどの中華料理の薬味にしたらすごく合いそうです。
かなり塩を利かせ、また油でコーティングしてあるので、冷蔵庫で長期保存出来そうな気がします。
しかも刻んで混ぜるだけ、と、とっても簡単!
もうちょい作り足す予定です。
追記:
セラーノ唐辛子だけで作ると、辛め、食感柔らかめに仕上がります。
ハラペーニョは、セラーノより食感がシャキシャキしているので歯応えがよいのですが、最近は採れません。
なので、霜がおりるまえに収穫してしまった緑のパプリカを刻んで混ぜることに。
辛味を和らげる効果もあり、シャキシャキ感も加わり、なかなかグーです。
■青唐辛子大量消費大作戦2012
(1)ピクルス (保存食)
激辛が苦手なので種を取って漬け込み。
サラダなどに使えそうですが、収穫シーズン中(初夏~晩秋)は生を使うし、冬はあまりサラダを食べないし、いまひとつ使いこなせないです。
(2)スクッグ (保存食)
中近東風の青唐辛子ペースト。香菜、スパイス、ニンニク入り。
大好き。おでんにもつけたりします。
ハラペーニョで作ると辛味が足りず間の抜けた味になるため、セラーノの方がいいです。
(3)柚子胡椒 (保存食)
柚子皮はナイフで剥いて刻んだ方がいい香りのようです。
ゼスターグレーターでおろしていたけれど、再度作るべきかも。
(4)青唐辛子マヨネーズ (すぐ食べる)
種をとったハラペーニョ/セラーノとマヨネーズをスティックミキサーで粉砕するだけ。
ややゆるい仕上がりになりますが、辛さが抑えられて美味しいです。
(5)青唐辛子ディップ (すぐ食べる)
種をとって刻んだハラペーニョ/セラーノと豆腐のディップ。
豆腐でコーティングされるせいか、辛さマイルドです。
(6)ハラペーニョ入りコーンブレッド (すぐ食べる)
どんな味か想像つかずに作ってみました。
うっすら甘塩っぱいコーンブレッドに、ハラペーニョの軽い辛味が加わり、予想していたよりずっと美味しかったです。
(7)ハラペーニョのクリームチーズ詰め・ピラフ詰め (すぐ食べる)
丸ごと、中味をくり抜いて詰めてみました。
胎座が取り除ききれないため、かなり辛くなります。
やるなら収穫シーズンはじめの頃のものがいいかも。
(8)サルサソース (保存食)
トマトなどと煮込んでサルサソースに。
(9)三升漬け (保存食)
セラーノで作ってみました。
(10)青唐辛子の塩胡麻油漬け (保存食) 当記事。
種をとり包丁で微塵切りにして、適量の塩と胡麻油で和えるというもの。
今シーズン一番のヒットかもしれない(自分比)。
ほどよくカリカリとした食感があり、何につけても美味しいです。
緑パプリカを適量混ぜて辛さを調節したところがよかった(辛すぎるのは苦手なため)。
三升漬けやピクルスにせず、こちらをもっと沢山作ればよかったけれど、シーズン最後の方にようやく発見したレシピで、時既に遅し。
(11)ハリッサ (保存食)
赤唐辛子(チェリーペッパー、中辛なんばん)で作りました。
キャラウェイの風味が印象的な赤いソース。
■参考情報
青唐辛子とニンニクの刻み炒め (今度作ってみる予定) (保存食)
微塵切りのニンニクと青唐辛子を炒めるそうです。
青唐辛子レシピ 各種
青唐辛子味噌を使った紫蘇巻きが美味しそう。
南蛮味噌だけだと味が濃すぎるので、おからを同量混ぜるというのは目からウロコのいいアイデアです。
まずは南蛮味噌を作ろう。 (そして紫蘇巻きは来年・・・)
思いがけずハタケシメジを見付けた日、他の場所にもないかしら、と少し散歩してみました。
これまで全然見付けたことがないきのこなので、どんな場所に生えるのか、よく分かりません。
ざっと下見したくても、車からでは絶対分からないので、てくてく歩くしかありません。
どこに出るんだろう?
そもそも、目立つきのこは全然ないし。
見付けた場所と似たような場所は沢山あるけれど、そうそう生えているものではないです。
しかも、丁度草刈りシーズンのようで、草刈り機&熊手で掃除をされたばかりの場所が多く、例え生えていたとしても壊されている可能性も大です。
やっぱだめかー、と思ってふと目を上げると、木の幹の、地面際のところ何か明るい色のものが。
はれれ?
こんなところにきのこが?
わらびさん、つかさん、KOHさん、その他ご存知の方、是非是非ご教授下さい。
■メモ
ナラタケ(楢茸、Armillaria mellea subsp. nipponica) ハラタケ目キシメジ科ナラタケ属
ある朝、車をぶーんと走らせながら、ざっときのこチェックをしてみましたが、いまひとつの発生具合です。
ヤマドリタケモドキは見あたらず、テングタケすらほとんどいません。
そろそろきのこは終わりかなあ?
いつもと違う道をとぼとぼと歩いていたところ、枯れ葉のふりをしたもっこら丸い物体が。
お!?
残りは、茹でて冷凍したいのだけれど、冷凍庫がいっぱいだ・・・。
栗拾いのコツは、虫栗を拾ってこないこと。
・・・柴栗ならこう言い切れますが、大粒栗はそういう訳には行きません。
だって虫のところちょっと削れば、あとは使えそうですよね。
虫食いの栗は、渋皮煮には向きませんが、美味しい栗きんとんが作れます。
岐阜県中津川の栗きんとんは、すごく美味しいけれど、そうそう買えないですよね。
自分で作れば、食べ放題!
手作りはとってもお勧めです。
栗きんとんを作るのに、鬼皮ごと丸茹でし、スプーンでくり抜く、という方法もあるようですが、私は、まず皮を剥いてしまいます。 |
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渋皮を剥いた、ほぼ生の栗(半割にしておく)。 |
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ほこほこに煮えてきたら、ポテトマッシャーや木べらでざっと潰します。 |
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茶巾に絞ると、栗きんとんの出来上がり。 |
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すぐに食べない分は、冷凍します。 |
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こんなに出来た。 |
■■手作り栗きんとん
■材料
栗
好みの砂糖 (茶色い砂糖と果糖を混ぜています) バニラシュガーを混ぜても。
蜂蜜 (お好みで。入れるとコクが出るように思います)
■作り方
(1)栗の鬼皮を剥く。虫食い部分は、大きめに取り除く。
(2)鍋にお湯を沸かし、渋皮つきの栗を投入する。4分ほど(再沸騰しなくてよい)茹で、冷水にとる。
これで渋皮付近が少し柔らかくなり、皮むきしやすくなる。
(3)渋皮のついた栗は水につけておき、どんどん渋皮を剥いていく。
剥けた栗は、半分程度にカットする。
(4)栗が1~2層になるような鍋に栗を入れ、水を栗の5分目程度入れる。
フタをして弱火で煮る(バニラビーンズを一緒に煮てもよい)。
時々様子を見て、適宜栗をかきまぜる(満遍なく煮えるように)。
煮えて来るに従って、栗が粉を吹いたようになり、またちょっと触っただけでほろりと崩れるようになる。
(5)栗がいい具合に煮えたら、水分量をチェックする。
底にうっすら水分が残る程度ならばそのままにしておく。ちゃぷちゃぷに水分が残っていれば、その水を別容器にあけておく。
(後で調節するので、捨てないでとっておく)
(6)ポテトマッシャーもしくは木べらで、栗をざっと潰す。
このとき頑張って滑らかにし過ぎない方が、ポクポクした食感が残って美味しいような気がします。
ここに砂糖や蜂蜜を適量入れ、適宜弱火の上で練る。
水分が足りないようならば追加。多すぎるようならば、火の上で練るか、電子レンジにかける。
冷めると固くなるのでそのつもりで、柔らかめにしておくといいです。
(7)固さ・味が丁度よくなったら火を止め、別容器に移してさます。
ラップで茶巾に絞れば、栗きんとんの出来上がり。
すぐ食べない分は冷凍しておきます。
ジップロックでもいいですが、最近は瓶に詰めてから冷凍するのが、匂い移りがないので気に入っています。
解凍する際は、自然解凍だと水っぽさがあるので、電子レンジで熱々にチンするとよいです。
■参考情報
(1)栗きんとん 2009年10月に作ったときの記事
(2)栗ペーストの利用法 2009年10月の記事
ロールケーキ、おまんじゅうなどにしました。
(3)栗ペーストの利用法 栗まんじゅう 2012年2月の記事
ちゃんと和菓子の本を見て栗まんじゅうを作りました。
餡は、ライマビーンで作った白あんと栗ペーストを混ぜました。ほどよい栗風味でなかなか。
とある日、ニンニクの植え付けをしなきゃいけないけど何か元気でないなあ・・・・・・、と思いつつ、まずは途中にある産直に行ってみました。
産直では「ぶどう祭り」をやっていて、何種類ものぶどうが並んでいて、美味しそうです。
ダンナサマに買っていってあげようかなー、と思っていたのですが、何と、財布を忘れています。
じっくり眺めることしか出来ません・・・。
ああ、無駄足・・・。
何も買えず産直を後にして、すごすご帰ろうかとも思いましたが、折角なのでやっぱり頑張って、畑に向かうことにしました。。
左車線を走っていたところ、左目の隅を、何やらこんもりした明るい茶色の物体がよぎりました。
「あれはきのこだ!」
直視しなくても目に映るくらいですから、かなりの大きさです。
街路樹の切り株から発生している模様。
何だろう?
後で調べに来よう。
ひとまず畑に向かい、ニンニク(珠芽)を植え付けて、同じ道を戻ります。
産直の駐車場に舞い戻り、車をとめてさきほど見た物体を探してみると・・・・。
瓶詰めは、全部冷凍です。
(春から夏にかけて、コツコツ整理して減らしておいて本当によかったよ・・・)
ああ疲れた・・。
冷凍庫がいよいよパンパンなので、しばらくきのこを買うのは禁止!
もしきのこを使いたい場合は、全部ナラタケモドキかヤマドリタケモドキで行きます。
いやむしろ、積極的に消費していかないと。
早速ひと瓶解凍し、炊き込みごはんを作りました。 |
4合まとめて炊いたので、残りは冷凍しておきます。
きのこ一瓶使って、ごはん6玉冷凍。差し引きすると、冷凍分がふえてるし。
■メモ
ナラタケモドキ Armillaria tabescens (Scop.) Emel. ハラタケ目 キシメジ科 ナラタケ属
2009年に、父が大きな丸太をぐつぐつ煮て、マイタケのホダ木づくりをしました。
山荘の庭に埋めてあるのですが、その後、ほぼ毎年、立派なマイタケが発生しています。
今年は雨の具合のせいか、あまり大きくならなかったとのことですが、中でも一番立派なものを送ってくれました。
(同時に自分でみつけたというセンボンシメジも。センボンシメジについての記事はこちら)
この冬は、再度ホダ木作りをするつもりだとか。
取材がてら、お手伝いに行こうかと思っています。
お父さんへ:立派なマイタケご馳走様でした。
植菌作業、手伝いますよー。呼んで下さいね。
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■マイタケ関連記事
(1)マイタケ植菌奮闘記(父が作業) 2009年3月
(2)2009年10月 初のマイタケ発生
(3)2010年 記録なし。猛暑乾燥の夏で発生しなかったのかな?
(4)2011年10月12日(うちに届いた日) 巨大マイタケ発生! 1.4kgもありました。
(5)2012年10月8日(うちに届いた日) 大きいです。 1.0kg。
(6)マイタケ2013:原木づくり2013
(7)マイタケ2013:マイタケ菌苦戦
カビが・・・。
(8)マイタケ2013:伏せ込み(by父)
成功率は低いですが、カマンベールチーズのように真っ白にマイタケ菌が育ったものがいくつもありました。
でもこの時の秋のマイタケの発生はなし(無念)。
雨などの条件が悪かったのだと思っているのですが・・・。
(9)マイタケ2014:原木作り
(10)マイタケ2014:伏せ込み
(11)マイタケ2014:巨大マイタケ発生! (この記事)
2013年に伏せ込んだ場所から、2.7キロの巨大マイタケが出てきました。