採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

みりんかすビスコッティ

2006-05-31 | +お菓子(西洋)
(本当は2度焼きする前に食べてしまったからビスコッティとは言えない。
 何と呼ぶべきか? ソーダブレッドかな?)

5/27(土)、パンを焼く予熱がてら、ビスコッティを作ることに。
ビスコッティって、要するに重曹でふくらませたパンをスライスしてもう一度焼いたものなのだ。
どのような配合比だろうと、重曹と適度な水分があればふくらむ。
・・・という仮説のもと、そのへんにある材料をかたづけた。


いま我が家に沢山あるのがみりんかす。
みりんとは、甘酒に焼酎を注ぎ、しばらく熟成させてそれをしぼったもの。
つまり、(みりんかす)≒(甘酒)-(水分)
形状は酒粕なのだけれど、お酒っぽさはあまり感じない。

そのまま食べても、ちょっとぽそぽそするけれどほんのり甘くておいしいのだ。
しかし、圧縮されている分食べ過ぎてしまうせいか、はたまた米のでんぷんが麦芽糖か何かに変化して吸収されやすくなっているせいか、太るのだ。

乾いた食品って、キケン。
ドライフルーツ然り。おせんべいも。


このみりんかす、水(およびみりん少々)でもどして、お砂糖を足して、更に甘納豆などをまぜると、とってもおいしいお茶請けになる。

焼き菓子に混ぜたらどうなるかしら?
最近、米粉を使った洋菓子というものもあるようだし。
湿った米粉と考えればよいわけでは?

という訳でみりんかすビスコッティ。

(材料)(長さ40cm程度のなまこ型)
・みりんかす  200gくらいかな?
・牛乳     ひたひたよりだいぶ多め
・卵 3個
・オリーブオイル 大さじ1
・小麦粉 300g
・BP 小さじ2
・BS 小さじ1
・砂糖 少々
・台湾製きなこのようなもの 袋に残っていた分全部。(50gくらい?)
・デーツ 適量、ドライあんず 適量
・くるみ、松の実 適量

1)みりんかすを牛乳でふやかし、ミキサーで粉砕してヨーグルト程度の濃度の液状にする。(350mlくらいか?)

2)その他液体をすべてこれに混ぜる。

3)粉類をふるっておく(BP、BSを均一に混ぜ込むため)(このように適当な分量でやっておいて、何をいまさら粉などふるって、という気もするが)。

4)液体と粉をまぜる。途中、ナッツ、ドライフルーツ類も混ぜ込む。

5)べたべたした生地になるので、スプーンで天板にかきだし、なまこ状に整形する。
 表面に粉砂糖をふるう。

6)170度くらいで30分~40分焼く。

ここで試食。
あら、表面が粉砂糖のせいかカリッとして、中はふんわり、しっとりしておいしい。
みりんかすの味(甘酒の味?)は何故か全然感じない。
・・・という訳でビスコッティは中止。
BPブレッドのできあがり。


これは実は6/13に作ったもの(3回目くらい)




これの困る点は、ビスコッティよりやわらかいので食べやすく、つい食べ過ぎてしまうこと。
・・・なあんだ。乾いていても、しっとりしていても、どちらにしろ食べ過ぎてしまうのね。
食品でなく食欲に問題があったということか。


たまたまうちにきたお客さんにも好評だったので持って帰ってもらいました。
(なので写真とらないうちになくなってしまいました)

もう一度、材料を量ってつくろう。(もう二度と同じものは作れないけど)
ドライあんずはあまりあわなかった。
今度はレーズンもいれてしまおう。


・・・・一回目は無欲の勝利というか、「意外と成功」するのだけれど、2回目、3回目は1回目を超えられないことが多い。
アレンジしすぎはよくないのです。知ってるのだけどね・・。
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ポーリッシュ法のクグロフ

2006-05-30 | +パン
土曜のリュスティックにひきつづき、日曜日(5/28)はクグロフ作成。
ドライフルーツ消費促進中なのだ。

夏になるまえに冷凍庫や冷蔵庫をすっきりさせて、いま常温でおいてある洋酒漬けドライフルーツも冷蔵庫にしまいたいものだが・・・。

今回のクグロフはポーリッシュ法というのでやってみた。
あと、バターを減らしてみた。いつも35%程度の配合なのだけれど、バターを練り込む最後のあたり、生地がだれてきてしまうので。
それにカロリーも控えたいしね。


2006/5/28作成 釜飯型クグロフ


(材料)
(ポーリッシュ種)
小麦粉 200g
牛乳  200g
インスタントドライイースト 3g

(本生地)
小麦粉 400g
卵   180g(小4個)
砂糖  70g(もっと少なくてもよい)
塩    5g(?あとで確認します)
インスタントドライイースト 10g

バター 170g(もっと少なくしてもいいかも)
レーズン類 210g(もっと多くてもよい)

■作り方
1)ポーリッシュ種の材料をまぜ、27度で1時間程度おき2倍にふくらませる。
(ここで冷蔵庫で一晩おいてもよい)

2)本生地の材料とポーリッシュ種を混ぜてグルテンがつながるまでこねる。

3)バターを混ぜてさらにこねる。

4)レーズン類をまぜて均一にまざるまでこねる。

5)40分発酵、パンチ、40分発酵。(27度)

6)パンチ。分割。ベンチタイム5~10分。

7)整形。型入れ。最終発酵80分。 

8)焼成(190度で30分程度)。

9)焼き上がりに表面(オーブンにあたっていた面)にバターを塗る

----------------------------

■反省点など
・ポーリッシュ法というのは作業工程的に便利かも。
 ポーリッシュ種を発酵させているあいだに、その他の材料を準備することができる。
・バターを入れる前のこねがどうもいつも足りないようだ。次はしっかりグルテンが形成されるまでこねてみよう。
・今回は粉600gなので、クグロフ型、リング型、釜めし2個に分割した。
・釜めし型が意外とよかった。丸く整形して型にいれるので、きれいにまるく焼き上がる。
・クグロフの型入れがうまくない。
 生地のつぎめが焼くときに上になる面にでていると、発酵のとき
 つぎめが開いてでこぼこに!
 かといって継ぎ目を型にあてるようにすると、型から外したときに綺麗に
 ならないかもしれない。
 継ぎ目は中心の柱の面にくっつくようにするとよいのではなかろうか。
 それとも次からはすべて釜めしの型にするかな?
・今回のフルーツは、洋酒漬けレーズン、漬けてないレーズン(汁っぽくないものも
 入れた方がいいかなと思って)、晩白柚ピール、半割金柑の甘露煮、デーツなどを
 適当にミックスした。
・ラム酒漬けレーズンの水気をしっかり拭き取って使ったらけっこううまくいった。
・フルーツの量はもっと増やしたい。生地の砂糖はもっとへらしてもよい気がする。 


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+日本の小説・エッセイ

2006-05-30 | ■本・動画
(■読んだもの、□読みたいもの)
(順不同)
(概要説明にはアマゾンから写したものもあります)

■斎藤惇夫(藪内正幸画)『冒険者たち―ガンバと15ひきの仲間』
ガンバと15匹のねずみたちが八丈島をモデルにした南の島に、仲間を助けるためにイタチと闘いに出かける冒険物語。
アニメにもなった有名な作品だと思うが、読むのはこれがはじめて。アニメも実はちらりとしか見かけたことがない。
味方といってもいい人ばかりでないなどよく出来た冒険活劇だと思うが、どうしても、ドリトル先生のネズミの話や、ミス・ビアンカシリーズと比べてしまう。そして、これら2つの方が圧倒的に好きなのである。
日本人の書いた文学は当然作者の心の赴くままに口調(台詞)もくだけている。それに比べ翻訳児童文学の文体は、(現代のものはともかく)昔の作品は、格調高い、というか抑制が加えてあってそこが好きだ。
挿絵も、ガース・ウィリアムズに比べると・・・・。
大体縮尺が間違っている絵が多い。ねずみやイタチがリンゴ、バナナ、パイナップルを食べるのだが、その大きさが、人間:バナナの比と同じなのだ。がっかりする。
ミス・ビアンカの挿絵では実際のねずみ:もの比で描いてある。拡大鏡で覗いたような独特の挿絵世界はこういう正しい縮尺でものを描いているところからくるのでは。



■深田祐介『美食は人にあり』
文庫版タイトル『美味交友録』。
タイトルにひかれてつい借りてしまったが、大失敗。最低。著者が有名人との交友をひけらかす、というエッセイで、何の面白味もない。
台湾で××ホテル総支配人に招待されてどこのレストランに行ったとか、パリで辻調理師専門学校パリ校の校長の××氏に紹介されてどこのレストランに行ったとか(内容と違ってるかもしれないけど)それに近いことが延々と連ねてある。
全ての登場人物の出身校、職業、肩書き(総支配人とか支店長とか)がこんなに無意味に出てきてかつその人物像がまったく話にかかわらないエッセイというものもあるのだ。あきれる。
西原理恵子がマリ・クレールなどに登場するような女社長のことを「国際的な私。ゴージャスな私。セレブと知り合いの私。私を見なさい」と要約しているがまさにそんな感じのエッセイ。こういうのを「下品」というのではないか?
この作家、小説は面白いのかもしれないけれど、二度と手に取りたくない。忘れないために記録しておく。


■村上春樹『海辺のカフカ』(上・下) 2008.2
これまで読んだ村上春樹の小説のモチーフがあちこちにある。幼なじみで完璧な恋人である佐伯さんとその恋人は、『ノルウェイの森』。「僕」のお父さんはほとんど人物描写なしにまわりに悪をまき散らす人と描かれて言えるが、『ねじまき鳥クロニクル』に出てくる女の人のお兄さんもこんな描かれ方ではなかったか。ナカタさんがひたすら眠るところは『レキシントンの幽霊』。
いつものとても読みやすい村上春樹の文体はなつかしかった。
暗示や比喩が多いよく分からないストーリー(ファンタジー?)にも思えたけれどちょっと取り憑かれてしまうような力があると思った。小説のせいか春のせいか、眠くて仕方がない。疲労感がどっと押し寄せる。読むべきではなかった?

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2006韓国:海鮮パジョンと麺

2006-05-25 | +海外

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おなかを減らすべく海辺を歩いたあとは、お昼ごはん!
魚介入り麺のお店に連れて行って頂きました。


2006/2/25 お店の名前 




2006/2/25 外のようす
外にも店内にも民具が飾ってありました 




おすすめは麺なのですが、そのほかに、パジョン(チヂミみたいなもの)を注文して、あと小鉢ものが沢山出てきました。
(1)白菜キムチ
(2)大根キムチ
(3)きゅうりキムチ
(4)青菜の炒め物
(5)エリンギのナムル(唐辛子なし)
(6)皮付き小じゃがいもの甘辛煮
(7)干しタラの辛み和え


2006/2/25 (1)白菜キムチ、(5)エリンギのナムル




2006/2/25(左奥から手前に)(6)皮付き小じゃがいもの甘辛煮、(4)青菜の炒め物、
(5)エリンギのナムル、(3)きゅうりキムチ、(2)大根キムチ
(きゅうりの左はパジョンのたれ)


この白菜キムチと大根キムチ、同じように赤いけれど、味も辛さも違うのです。
赤さと辛さは比例しない。
赤くても辛くないこともあるのが不思議です。唐辛子の種類かしら?

小芋の煮っころがしは以前ケンタロウ氏の本で見て作ったことがありました。
きんぴらに似た作り方で、みりん(砂糖だったかな?)が多めでコチュジャンが少々入ります。
こっくりあまくてとてもおいしい。おすすめです。
小さいじゃがいもはもしかして普通のスーパーでは手に入らないのかな。
このあたりの農産物直売所では新じゃがの季節になると出回ります。


2006/2/25(左奥から手前に)(1)白菜キムチ(わたしのゆびがレンズに!)、(3)きゅうりキムチ、
(4)青菜の炒め物、(5)エリンギのナムル 




2006/2/25 (7)干しタラの辛み和え




2006/2/25 チヂミ
具だくさんでおいしい 




2006/2/25 海鮮めん 



麺が出てくる頃にはおなかがいっぱいになっていました。
手打ちうどん風の太めの麺で、つるつる、しこしこしていました。
連れて行って下さった方(韓国の方)は、思っていたのと違う、とおっしゃっていましたが。
理想の麺はどんなもの?


食堂の、道をはさんで向かい側には陶器屋さんが。
キムチを漬ける壺や土鍋などが売っていました。

もうちょっと時間があったら何か買っていたかもしれないけれど、幸か不幸かささっとみるだけにとどめました。


2006/2/25 レストランの近くの陶器店
左奥はみなキムチ漬け用壺。大きさもいろいろ。 




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2006韓国:海

2006-05-24 | +海外

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2/25は母の知り合いの方に島にドライブに連れて行って頂きました。
干潮時には陸続きになるという島。
済州島も年に何回かそうなるらしいですが、この島はほぼ毎日渡れるようです。
「奇跡」とはいえませんが、モーゼの島という愛称があるとか。

道中屋台を見かけて車を停めて頂きました。
枕ほどもありそうな蒸しパンが。


2006/2/25 トウモロコシ粉の蒸しパン




2006/2/25 ぽん菓子


あまりの巨大さに躊躇しましたが、一期一会の法則(旅先で出会ったものはその場で買わないと「あとで」はない)に従って買ってみました。

が・・・。 おいしくない。

あの屋台、開店したばかりだったのではなかろうか。
トウモロコシ粉って、老化がとても早くて、すぐぱさぱさになってしまいますよね。蒸し直せばしっとりするのだろうけれど、どうやら蒸し時間が足りないようでした。
もてあましてしまいました。

電子レンジか蒸し器があればよかったのだけれど。
勿体ないことをしたなあ。ポン菓子にしておけばよかったよー。


モーセの島はこんな感じ。
肝心の道の写真を撮り忘れました。


2006/2/25 そぞろ歩きする人々


私たちも歩きました。
(おなかを減らすため)


2006/2/25 海 


海辺の風景の観賞ポイントはよく分からないけれど、私にはしゃがんでいる人が気になります。
袋をもっている人もいました。
なに?何がとれるの? 貝かなあ、岩のりかしら。
どうせ歩くなら私も何か採集したいものだ。

海岸に流れ着いた岩のり、少し味見をしてみました。
意外と歯ごたえがある。海苔のいい香り。
そしてしょっぱい。
海水から引き上げたままだから当然塩辛いわけです。
ここ何年も海水浴などしていないので、海の味など忘れておりました。


2006/2/25 海




2006/2/25 奇岩



さあて、次は、お待ちかねの昼ごはん!

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2006韓国:市場でみたもの・買ったもの(スパンコール編)

2006-05-23 | +海外

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広蔵市場は食品類よりも布地で有名らしい。
間口2間ほどの小さな布地屋が連なっている小路が、おそらくのべ何百mもある。
(食材店にカイコのさなぎが売っていたのは生地(絹)市場の歴史があるからだろう)

女性用服地、紳士服地、カーテン生地、韓服生地、それに洋服に関連する小物類、ボタン、スパンコール、かざりひも、などなど。
研ぎ屋さんまである。生地裁断用のはさみを研ぐのだろう。

洋裁をするひとには楽しくて仕方がないのではなかろうか。
それともあまりの品数に頭がくらくらするか。
(実際私もそうで、だから写真がないのだ)
ポジャギという韓国のパッチワークに興味があって、それ用に韓服の生地を買おうかなあ、とほのかに思っていたのだけれど、あまりの商品の多さに気合い負けしてしまった・・・・。


「洋品店」で見た覚えのあるような素材や模様があちこちに。
ああ、みんなここから来たのね、となんだか分かった気になった。


布を作るのはいいけれど、それを売りさばくのは大変だろうなあ。
どういったシステムで流通しているのだろうか。

布のデザインと洋服のデザインと、どちらが先にあるのだろう?
洋服屋が服にあわせて布を特注するのか、それとも洋服屋は布地屋にあるものを買い付けるのか。
想像もつかない。

布は腐らないとはいえ、どんどんデザインがふるびていく。
大量の在庫を抱えてしまったら、さぞかし大変だろう。


下の写真は市場のなかで見かけた光景。
何をしているところかわかりますか?


2006/2/24 スパンコール作成中 



よく、女性もののTシャツなどに、絵の具の模様の一部にきらきらしたスパンコール(ラインストーン?)がついていることがあるでしょう。
このひとたちは、洋服ひとつ分のスパンコール一式を粘着シートのようなものに固定しているところなのです。

どうやって作るかというと・・・。

一番下に(おそらく)粘着性のあるシートをしき、そこにプラスチック製か何かの厚めの台紙をおく。
その台紙には色々な大きさの丸い穴が開いている。
台紙の上に一番大きいスパンコールをまず適当にばらまいて(おそらくスパンコールには上下はないのだろう)、化粧パフでそっとなぜると一番大きな穴にそれがすぽっとはまる。
余ったスパンコールを取り除く。
次に一段階小さいスパンコールをばらまいて・・・、と大きいものから順に穴を埋めて、最後に一番小さいものを埋める、という訳だ。なるほどねー。
(知ってしまえば当たり前だけど、最初に考えた人はすごい)
最後に台紙をはがして、上からも何か透明なシートをかぶせてできあがり。

スパンコールだけでは何の模様か分からなかったけれど、Tシャツの模様と組み合わせることで、きらきらと効果的に輝くのだろう。

最近確かにきらきらのついたTシャツとか多いかも。
(私自身は、洗濯してはげちゃったら困るのでそれがないものを選ぶのだけれど)
そのきらきらはここから来ているのですよ。

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タラの芽料理

2006-05-22 | +きのこ以外
この春は、タラの芽をよく食べた。

昼、ウォーキングがてら(正直にいうと、走るのをさぼって)摘んで歩いたのだ。
去年は天ぷらしか食べ方を知らなかったので、採集の情熱もそれほど沸かなかったけれど、ゆでるという調理法を知ってからは気合い倍増。
ひとにあまり知られていないMyタラの芽スポットも見つけて、圧倒的に収量が増えた。
おかげでこの時期、青菜類を買う必要がなかった。
食費節約にもなったはず(ほんとかな?)

あまりに毎日続いたので、料理法もいろいろ研究してみた。

・ゆでて醤油をまぶす。おかかをまぶしてもよい。(小さいタラの芽)
・下ゆでし、きのこ・にんにくと一緒にオリーブオイルでソテー
・下ゆでしたものをポトフ風スープに入れる
・天ぷら

お醤油まぶしが一番好き。
大木から収穫したタラの芽の場合、表面の産毛がちょっと気になるので天ぷらがあう気がする。でもそんな大きなものは滅多に手に入らない。
小さいのはゆでるのが一番。手でさわるとちょっととげが痛いかな、というものでもゆでてしまえば大丈夫。
ゆでたあとは、アスパラやほうれん草と同様に使えます。


2006/4/07 タラの芽入りスープ
巨大なタラの芽なので、姿煮風にしてみたくてスープに入れた。
が、大きいものは表面に産毛があって、少々ざらっとした舌触り。
天ぷらがよかったかなあ




2006/4/07 タラの芽ときのこソテー
全く違和感なくおいしいですよ




ところで、天ぷらをからっとさせるコツを発見しました。(というほどでもないけれど)。

天ぷらを揚げながらオーブンを160度くらいに予熱しておきます。
芋など煮えにくいものから揚げます。あとちょっと、という段階で油から上げ、新聞紙(油が染みるので都合6枚以上重ねる)に載せてオーブンに入れます。
そのほかのものも揚げ終わったら追加でオーブンの新聞紙の上にのせます。
(分量が少なければ、全部揚げ終わってからオーブンに入れる)

全部オーブンに入れて、そこらへんをちょこっと片づけたら(7~8分かな)、天ぷらの上下をひっくりかえし(紙に触れていた方が湿気ているので)、またそのとき必要に応じて新聞紙を取り替え、更に加熱し続けます。
合計して20分程度はあたため続けて大丈夫。(もし色がついてくるようだったら温度を下げて)
お芋もこの加熱で芯まで火がとおります。
(オーブンの奥の方が焦げないかようすをみてくださいね)

普通、たくさん揚げているうちに最初に揚げたものは冷めてべたっとしてきてしまいますが、このやり方だと、すべての天ぷらがあたたかく、さくっとした状態でテーブルに出すことが出来ます。

しかも油がかなり落ちているので、おなかにもたれにくく沢山食べることが出来ます。高温を維持することで油の粘度が落ちて、敷き紙にどんどん流れ落ちていくためだと思われます。

天ぷらそばも、(お湯は最初に沸かしておいて)天ぷらをオーブンに入れた状態からおそばをゆではじめれば、天ぷらはかりりと温かく、おそばはしゃきっと冷たい状態で食卓に出せます。

市販の天ぷら粉でなく小麦粉と卵でも、この方法だと十分さっくりしますよ。
おためしくださいませ。
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2006韓国:市場でランチ

2006-05-18 | +海外

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2/24の昼は広蔵市場でうろうろしていた。

午前中のおやつはこれ。
紫米入りの米粉(もち米粉?)の皮に、ほんのり甘い小豆あんを包んで鉄板で焼いたもの。
左に見える白いボウルにあるものが生地で、右の灰色の容器にあるものがあんこ。
中央にあるあずき色の半円形のものができあがり。
皮はもちもちしていて、あんこは薄味で大変おいしかった。
昼ごはんが控えていなかったらもう一個買いたかったくらい。

韓国のあんこは実に甘さ控えめで大変おいしい。
何でかなあ。小豆って、けっこう傷みやすいのに、こんなに少しの砂糖でいいとは?寒いからかしら。


2006/2/24 広蔵市場のお焼き屋



昼ごはんは何にしよう。
市場はアーケード状になっていて、道の両側がお店(食堂もある)。そして道の中央には椅子席もある食べ物屋台がずらっと並んでいる。

欲しいものを指させばよさそうなので屋台でランチをすることにした。
それぞれの屋台は基本的には単品で勝負しているようだった。もつ煮屋、刺身屋、パジョンというのか緑豆の粉で作ったお好み焼きの店、どれも興味深くて目移りしてしまう。

で、結局選んだのがこれ。


2006/2/24 広蔵市場の水餃子屋台
(餃子のあんの色に注目!)




2006/2/24 水餃子のできあがり
かきたまごが入っていて、海苔がちらしてあります。
スープのダシの味は朝のお雑煮と似ている



母は胃の調子が万全でなかったようで、おなかにやさしそうなものを選んだようだ。ところが!食べてみると、辛い! 
積み上げてある餃子をみたら、さっき物色しているとき、ああ、ほかの屋台より随分餃子が赤いなあ、と注目していた店だったのだ。熱心な呼び込みに引かれてついうっかり入ってしまったのだった。
胃にやさしいという訳にはいかなかった・・・。


猫舌の私はあまり熱い汁物に食指をそそられない(味見はしたいんだけどね)。
むしろビビンパの方が食べたかったので、餃子屋のおばさんに、「ビビンパはないよね?」と意志を伝えたら、「いいから座りなさい」と言われた(のだと思う)。
ご近所のビビンパ屋台から持って来てくれたのだった。
「持ち込みお断り」なんていわず融通がきくとはありがたい。


2006/2/24 私の食べたビビンパ


ごはんはむぎごはん。生野菜が沢山入っている。
生のニラも!そうか。ニラって、生で食べられるのね。どうして日本では滅多に生ニラを食べないのかな。
ゆでた豆もやし、そして、なにやら謎の野菜も。


2006/2/24 ビビンパに入っていた謎の野菜


スベリヒユとかマツバボタンのようでは?

石焼きでないビビンパって、記憶にある限りでは食べたことがないのだけれど、猫舌のひとにはうってつけの食べ物だ。生野菜やキムチと攪拌することでごはんがすっかり適温に。
そして野菜を大量に簡単に食べることが出来る。
この、ごはん・野菜比だったら、アメリカあたりではサラダといっても通用するのではなかろうか(米も野菜だしね)。

攪拌してしまって一見単調などんぶりもののようだけれど、豆もやしのぽりぽり、レタスのさくさく、キムチのしゃきしゃき、など各種の歯ごたえを楽しむことができる。とってもおいしいものだったのね。





2006/2/24 魚鍋食堂(入らなかったけど)
ここも注文が簡単そう(指さすだけ)。でも、赤いタレの分量をみて!
「減らして」と言わないときっと大変なことに!



後記:
家に帰ってから自分でビビンバを作ってみました。
上に載せたのは、ゆでニラナムル、ゆでもやしナムル、にんじんナムル、ほうれん草ナムル、白菜キムチ(韓国土産)、エゴマキムチ(韓国土産)。
ナムルは塩(または醤油)とごま油とにんにくで味付けした。
生野菜はこのときは忘れてしまった。あと半熟目玉焼きものっける予定が忘れました。
ヒエごはん半膳強をラーメンどんぶりに入れて、野菜をたっぷり盛りつけ、焼きコチュジャン(機内食にでたものを持って帰った)を適宜かけ、ごま油(韓国土産)をたらしてできあがり。
食べるときはよくまぜて。
まさに野菜サラダ。ごはんのつぶつぶ感が韓国風タブーリともいえるかも。
うまし!

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2006韓国:市場でみたもの・買ったもの(引き出物編)

2006-05-17 | +海外

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市場でひときわ目をひいたものがこれ。
ひきでもの屋(多分)。
乾燥果実やナッツ類がびっしり積み上げてある。なんという様式美。

結婚式のみならず、還暦祝いとか、節目節目のお祝いに使われるそうだ。
日本でこれに相当するものはあるだろうか。
食品を使ってあって、しかも大量で、見ても豪華なもの。
十五夜のおだんごはこれに近いものがあるかもしれない。
だんごがピラミッド状になっている。

こちらの方がずっと豪華。
本当にこういうものをやりとりしているのだろうか?
でもって、芯までぎっしり詰まっているのだろうか?
分量が多すぎて迷惑がられないのかしら。
それとも、(ウェディングケーキのように)芯は空洞で、表面の一層だけこのように飾ってあるとか。
これをもらって、すっごくめーわくだった、とか、あっというまにもりもり食べ尽くしちゃったとか、体験談を聞いてみたいものだ。
あ、もしかすると、これは神様におそなえするもので、そのあと出席者みなで少しずつ(一層ずつ)持ち帰るようなものなのかな?
だとすると、この山のような品物を一家族で消費する、という心配はいらない訳だ。(本当のことをご存知の方教えて下さいませ)



2006/2/24 広蔵市場の引き出物屋


上の写真は勿論見本の蝋細工。本物ではありません。
蝋見本をにらんでもいかんともしがたいけれど、一体どんなもので構成されているのか観察してみた。


2006/2/24 上段左アップ

上段左:下2段に皮付き栗(生なのかゆでるのか)。その上2段には松の実を芯に入れたナツメ。その上に赤紺のしめ縄があって、更に白いウズラ卵もしくは団子。
てっぺんは鳥の姿を形作っていて、くちばしには先ほどのナツメをくわえている。
鳥の首には緑丸いものをつなげた花輪のようなものが。この緑色のものは銀杏だろうか、それともぶどう?(多分銀杏だな。生ものは避けるはず)


2006/2/24 上段中・左アップ

上段中・左:栗を2段に摘んだ上に、何か茶色っぽくて四角いものがおいてある。
これは何だろう?中のものはやや赤く、右はややみどりがかっている。ビージャーキーと昆布か?
やはり松の実で上面を飾っている。

下段左:(12時方向)干した貝かな?
(1時半方向)芯にくるみが入った干し柿
(3時方向)上段にも出てきたみどりのもの。多分銀杏。
(4時半方向)さかなのみりんぼしみたい
(中心)何だろう。白いもの






















2006/2/24 下段中アップ

下段中:(12時方向)薬菓
(1時半方向)干した貝かな
(3時方向)上段にも出てきたみどりのもの。多分銀杏。
(4時半方向)芯にくるみが入った干し柿
(6時方向)松の実の飴菓子ではなかろうか
(7時半方向)干し芋のように見える
(9時方向)くるみ
(10時半方向)干しあんずかな?
(中心)○○○細工(後述)


2006/2/24 下段右アップ

下段右:(12時方向)干しりんごかな?
(1時半方向)らくがんのようなもの
(3時方向)干した貝かな
(4時半方向)薬菓
(6時方向)くるみ
(7時半方向)○○○細工(後述)
(9時方向)上段にも出てきたみどりのもの。多分銀杏。
(10時半方向)芯にくるみが入った
(中心)松の実をのせた干しあんず



2006/2/24 これは上記セットに使われているもののひとつです。何でしょう? 


答えはくるみを芯にした巻き柿です。自分で作った干し柿柚子を芯にして巻き柿を作るので、売っているものがすごく安かったら悲しいので値段を聞かなかったけど、やっぱり聞いておけばよかったなあ。


2006/2/24 上段は巻き柿。下段右は栗の上にナツメ(松の実つき)、てっぺんはまた栗。
下段左はさっぱりわからない。茶色いつぶつぶの混じった白っぽい四角いかたまり。豆餅かな? 





2006/2/24 さてこれも何でしょう。一番上の写真にも使われていた○○○細工。


なんとスルメ細工なのだ。
日本にはこういう文化はないよねえ?びっくり。
刻んであって、実は食べやすいのではなかろうか?それとも食べたりしないものなのかな?


2006/2/24 絵画調です。山と鶴。
でも、ほのかにスルメの形跡が。 



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2006韓国:市場でみたもの・買ったもの(野菜編)

2006-05-17 | +海外

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広蔵市場で、とても綺麗な八百屋さんをみつけました。
すべての野菜が綺麗にそうじされているのだ。
ほかの店は必ずしもこうではないところをみると、この八百屋の店主のこだわりではなかろうか。
スーパーマーケットとは違って市場の八百屋さんはこういうところで特色を出しているのだろう。

沖縄の市場では、ひたすらもやしのひげ根を取り続けるおばあさんがいた。
福岡の市場では、栗をむいている人がいた。

スーパーの袋入りカット野菜とかはあまり買う気にはなれないけれど、その場でひげ根をとったもやしだったら買いたいなあ。



2006/2/24 広蔵市場の八百屋
中央手前の透明ビニールに入ったものは、ヨモギではないかしら
右下のたらいに入ったものはセリかな。日本ではあまり一般的でない山菜類が大きな面積を占めている気がする




2006/2/24 奥はサニーレタス
左からななめ上に向かって、ほうれん草、のびる、もどしたぜんまい、
なんだろ?、ニンニク
手前はごま?、皮を剥いたにんにく、ズッキーニ?、きゅうり。
韓国では皮むき済みのにんにくはごく一般的のよう。どこの店にもありました。




2006/2/24 若い大根かな
きれいに泥とひげ根をそうじしてあります
右はふきかしら?



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