採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

いぐりすもも2023

2023-07-05 | +ジャム・ピール(果物系保存食)

6月の第4週、第5週と、ダンナサマが二週間連続で鹿児島に出張に行っていました。
折角なので、間に挟まれた週末、私もちょっと鹿児島へ。
蒸し暑い天気ではありましたが、天文館のアーケード街などをぶらぶらしてきました。

農産物も売っているところがあって、久しぶりにこれをみつけました。

いぐりすもも

小さくて赤い、いぐりすもも。
以前取り寄せたことがありました。
(調べてみたら、2008年のことでした。わお)

赤い色と酸味を生かして、ジャムにするのがいいフルーツです。
今回もそうすることに。

毎回悩むのが皮。
ちょっと渋く、また色も緑色です。
前回は剥いてから加熱したようですが、今回は、まず丸ごと電子レンジにかけて適度な柔らかさにし、そっと裏ごしして皮(と種)をよける、という作戦。

とても綺麗な、滑らかな赤いピュレになりました。
(越し残った皮はそれはそれで砂糖を混ぜて、噛み応えのあるジャムとしてすぐ食べてしまいました)

いぐりすもも

いぐりすももジャム、できあがり。(照明の色のせいで紫に見えるけど、もっと赤いです・・)

綺麗な色で、濃度もほどほど、これも、ラズベリー同様、ジャムのせクッキーにも使えそうです。

(じつは今回実は一番苦労したのが瓶のやりくり。
 先日の桑の実ジャムで適度なサイズの瓶を使い切ってしまい、移し替えたり食べたり、何とか空き瓶を捻出しました)

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じゃばらママレード(母作)

2023-03-14 | +ジャム・ピール(果物系保存食)

今シーズンの実家のジャバラ、花は結構咲いていたのに、実の数は少な目でした。
お正月時点で、11、12月の暖冬実家のじゃばらが、まだほんのちょっと青いかな? という状態だったのでした。
で、私が3個くらいもらって帰り、残りは母が加工してくれました。
(私の方のは、果汁は果汁で使い、皮のみ刻んで煮て、砂糖と母作ゆずジャムを足して即席ミックスママレードに)

2月に実家に行ったとき、出来たものを貰ってきました。
花粉のこの時期、出番ですよね☆

じゃばらママレード

とっても綺麗な黄色。
そして、果汁たっぷりのジャバラの、全部を贅沢に使っているので、ゆるめです。

じゃばらママレード

たっぷりのクリアな液体に、果皮が浮かんでいます。
袋やスジの痕跡は全然見当たらない感じですが、袋は使ったのかな?果肉だけ?

じゃばらママレード

母は、作ったときのレシピを各瓶に貼っています。
確かにこうすると、次回作るときの参考になります。
これを解読するに、皮を剥いて刻んで・・・水晒しなし、というのは本当に水に漬けてもいないのか、ゆでこぼしていないという意味か・・。
袋 540g とあるので、袋を剥いて果肉だけ使ったわけではなく、袋も使ったということかな。
(分量は分かりますが、これでプロセスまで他人が解読するのはちょっと難しいですね)


ジャバラの皮ってかなり個性的な香りで、ママレードにはどうかなーと思っていたのですが、完熟だからか、果肉もたっぷりだからか、ほどよい個性で、美味しいです。
花粉症にも効くといいんだけど・・・。ずびずび。

(業務連絡:お母さんへ ごちそうさまです。美味しいですよ)


イギリスのマナーハウス主催の、「ダルメイン・ママレードコンテスト」というのがあるらしいです。
世界に門戸が開かれていて、日本や台湾からも続々と入賞している模様。(たしかジャバラママレードもあったような) (何千もエントリーがあって、どうやって審査するんだろうとも思います)
日本や台湾など温帯地域は、自分とこの柑橘でママレードが作れるという強みがありますよね。
イギリスは、ある意味ママレードの本場ともいえますが、柑橘自体は外国産ですし・・・。

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生ベルガモットで自家製アールグレイ

2023-02-06 | +ジャム・ピール(果物系保存食)

12月末、ブログ友のスヌーピーさんから、生ベルガモットを頂きました。
お庭の木からの収穫です。
(スヌーピーさん、ありがとうございます!!)

ベルガモット、ここ数年来憧れだった柑橘です。
メルカリで探そうとしても、うまいこと販売中のものにあたらず・・・。
アールグレイの香料だったり、香水の原料だったり、果皮から精油をとるための柑橘です。
ベルガモットエッセンスの主な産地はイタリアのカラブリア州(長靴のつま先)。世界の80%がカラブリア産だそうです。
そして日本では、高知で生産しようとしているらしいですが、高知県物産館以外では見たことがありません。
(高知物産館にも大したものはありませんでした。ベルガモットシュガー、ベルガモットソルト、ソフトドリンク、お酒数種、のみ)


得られる精油1に対して、必要な果実はその200倍。
本物のベルガモット精油はとても高価みたいです。

生ベルガモットはこんな感じ。

ベルガモット

レモンくらいの大きさと色で、レモンの両端のでっぱりをなくして平らにしたような感じ。

試しに少量の皮をナイフで削いで、紅茶に入れてみました。
とてもいい香りで、なるほど確かにアールグレイ風味になります。


折角なので一気に加工してしまうことにしました。
丁度家に、紅茶とルイボスティーがありました。(ルピシアのノンカフェイン福袋)

ベルガモット

このふたつをアールグレイに変身させます。


ベルガモット

4個、ゼスターグレーターで皮を削りました。

ベルガモット

紅茶に半分。

ベルガモット

ルイボスティーにも半分。

ベルガモット

混ぜると、紅茶の方は結構存在感あるかな。

ベルガモット

ルイボスティーは、茶葉が細かいので、すっかり埋もれてしまいました。

ベルガモット

このままだと、皮の水分のせいで全体に湿気た感じなので、それぞれオーブンペーパーに包み、缶に入れて冷蔵庫へ。
こうやってしばらくおいて乾燥させていきます。
(冷蔵庫をあけるとふんわりいい香りが漂います☆)


さて、ベルガモットで興味があったのが、果肉。精油は有名ですが、果肉は・・?

ベルガモット

これは、表皮を剥いたものを茹でこぼしたもの。
白いところはかなり苦いので、何に加工するにしてもちょっと晒した方がよさそうです。

ベルガモット

中は、レモンのような形状の房。種がちらほらあります。
この茹でちゃった状態で果肉を食べてみると、酸味はレモンほど強くはなく、苦さもそれほどでもないです。甘さはやや少な目。
Wikiによると、果実にはクエン酸含有が高く、苦さも強いとあったので、品種や熟し具合で違ってくるのかもしれません。あと茹でたせいで味も変わったかも。)

芯のところをV字に切って取り除き、輪切り方向にカットして、ママレードにしてみようと思いました。
が、ゆでこぼしたせいでふにゃふにゃと柔らかく、スライス幅が、極太5mm以上に。
ママレードぽくないので、どんどん煮詰めて、あと乾かして、ピール風にすることにしました。
(電気オーブンの、低温(70度くらい)送風モードが、乾かしモノにぴったりなのです)

(ピールの写真あとで)

念願のベルガモットを加工してみられて、とってもうれしかったです。
(もっといろいろな加工方法にするべきだったのかもしれないけれど)
スヌーピーさん、本当にありがとうございました!

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フェイジョア2022

2022-12-14 | +ジャム・ピール(果物系保存食)

父方の叔父の家の庭にフェイジョアがあり、毎年ぽたぽたと実を落とすそうなので、是非にといつも送って頂いています。

確か昨年はかなりの豊作。いっぱいくりぬいて冷凍した記憶があります。
で、今年も連絡頂いたのですが、今年は極端な不作、とのこと。


届いたものを見て見ると、確かに量が少な目で、全体に小粒傾向でした。

フェイジョア

丁度実家に行く用事があり、男性二人(父と夫)を酷使して、くりぬき作業。
作業中はいい香り! 
フェイジョアって食べるとそうでもないけれど、丸ごとの状態だとすごく香ります。どこからこんないい香りがしてくるんでしょうね・・・・。

フェイジョア

とても小さいものは、横切りだとスプーンが入らないくらいの小ささで、縦にカットしました。
やってもやっても果肉が溜まっていかない、と男性陣には不評でしたが、断固とした態度で継続。

母が出来上がるそばから加熱していき、なんとか一晩でジャムの前段階にまでなりました。



今年のフェイジョアが届く前、そろそろフェイジョアシーズンなので、冷凍庫のフェイジョアを一掃しました。

フェイジョアとりんごジャム

フェイジョア、りんご、ドライマンゴーのジャム。
こちらはりんごもドライマンゴーも甘めで酸味あまりなしのため、甘めのジャム。

フェイジョアとゆずジャム

こちらは、フェイジョア、ゆず(母作の花ゆずジャム大瓶使用)、ドライマンゴーのジャム。
花柚子ジャムがとても酸味強めのため、酸味ありのジャムです。


冷凍庫から旧フェイジョアがなくなって、スタンバイOKでしたが、今年はフェイジョアが不作でしかも実家で作業したため、うちにはなし。
(柿で忙しいでしょ?と、第二弾も実家に送ることになった)

冷凍しておいて、夏、アイス代わりに齧るのも美味しかったのだけど。
ま、今年不作の分、来年に期待しましょう☆
(よそのおうちのフェイジョアなのに勝手に期待してます・・・)

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ルバーブジャム(赤・緑)

2022-06-16 | +ジャム・ピール(果物系保存食)

アーティチョークを独占購入させて頂いたとき、ルバーブも沢山頂きました。
沢山あって、しかも今年は気候のせいか赤みが強いとのことなので、赤と緑、2色に分けてジャムを作ります。

ルバーブは地味な茶色のジャムになりがちですが、緑と赤をなるべく分けるようにすると、比較的綺麗な緑のジャムになります。
赤くするのは、ルバーブだけの力ではかなり難しいかも。なのでいつも、赤くなるものを混ぜちゃいます。

ルバーブジャム

全体が赤いものもありますが、だいたいが、緑~赤のグラデーション構造。
でもって、赤く見えるところも、表面だけ赤い場合が多いです。

ルバーブジャム

表面を剥くと、中は緑色。
向いた表面は赤チームへ、中身は緑チームへ、と分けます。

ルバーブジャム

こちらが赤チーム用。
根元などは芯まで赤かったりしますが、大半は、芯は白や緑色。


ルバーブジャム

左が赤チーム、右が緑チーム。
左は、あまり赤くないけどそれは後で何とかなります。
緑をきっちり緑だけにすることが重要。


ルバーブジャム

赤チーム、煮てみましたが、やはりルバーブだけの力では赤さが足りない・・・。

ルバーブジャム

という訳で、赤さの素追加。
以前摘んで加工して冷凍しておいた、ブラックベリージュース。
(ジャム用に加熱した際、あまりに水分が多いので上澄みをよけておいたもの)
ブラックベリーは薄めると赤になりますが、ブルーベリーは薄めると青紫色になります。
いつもブラックベリーを使っていますが、青紫のジャムでもいいかな?
欧米では、ルバーブといちご、またルバーブとラズベリーをあわせたりもするようです。
(その二つならば収穫の季節が比較的近いですよね。ブラックベリーは夏に採れるので、冷凍して半年待ってルバーブと合流、という感じです。)

ルバーブジャム

できました。赤と緑のルバーブジャム。

ブラックベリーが効果アリで、綺麗な赤になりました。
緑の方も、これなら許せる感じの緑色ですよね。


 

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福来みかん(ふくれみかん)ジャム

2021-12-08 | +ジャム・ピール(果物系保存食)

筑波山あたりの名産に、福来みかん(ふくれみかん)というものがあります。

福来みかん

(写真左側)
直径3-4cmほどのとっても小さな黄色いみかんで、皮がフカフカとふくれているもの。
ふくれているからフクレミカンで、風流な言葉をあてて福来、なのかな、と思っています。
味は、熟してしまえば特段酸味が強い訳ではなく、みかんに近い味。(甘さがあり、酸味はそれほどでもない)
ただ、じょうのう(房の袋)が厚めで、果肉はごく少量なため、噛んでいるとすぐに果汁は消えてしまうのにいつまでもじょうのうが口に残るような感じです。

このみかんは、皮がとてもいい香りという評判で、このあたりで七味唐辛子を作る場合には福来みかんの皮は欠かせないというもの。

みかん狩りに連れて行って頂いたハツエさんは、手作り七味唐辛子の名人☆
以前頂いたのですが、辛すぎず、とってもいい香りで何にかけても美味しくなってしまうのです。

ふくれみかんの収穫時期は今頃で、皮を剥いて乾燥させ、七味作りに備える段階。


副産物は、みかんの中身。
「中身、よかったら・・・・」
ということで、(レジ横にあってお肉のパックとかを入れるような)ビニール袋2袋満タン分、頂いて帰りました。

上の写真にあるように、直径3-4cmの小ささですが、いっちょまえに、スジがあります。
あと、タネもそれなりに。

柚子や花柚子を加工する際と同様の方法で、スジとタネをとっていくことにしました。
1~2房ずつに分け、スジを綺麗にして、中心側をハサミでカットして、タネをぷちゅん、と出す、という手順です。

福来みかん

花柚子で慣れているつもりでしたが、ふくれみかんは二回りくらい小さいです。
いや、やってもやっても終わらないことといったら!
こういう単純作業に強い私ですが、久々に、「ぐぬー、終わらん~」とうめき声がもれました。(あと、首筋も凝った)


数時間かけて綺麗にしたふくれみかん。

福来みかん

後半4分の1くらいになって方針変更して、タネの入っていない房については、中心のスジのカットを省くことにしました。
こんなに小さいみかんなので、中心側のスジは大した固さではなく、煮溶けてしまうだろうとの見込み。
(タネ入りの房のみ、カットして種を出す)


よく煮込むと、綺麗な黄色のジャムになってきます。
味はまろやか系。

福来みかん

じょうのう率が高いために、味は薄くなってくるため、お砂糖、レモン汁など加えた方が味が引き締まる気がします。

(びん詰した写真あとで)

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フェイジョア2021

2021-11-01 | +ジャム・ピール(果物系保存食)

今年も父方の叔父が、庭で実って落ちてきたフェイジョアを送ってくれました。

フェイジョアは、とってもいい香りが特徴。
箱をあけるとあたりに香りが漂います。


第一弾は、ほどほどの分量でした。

フェイジョア

今年は、あまり追熟させないうちにくりぬく作戦にしました。
確か去年、触って柔らかくなるまで待ったものよりも、かなり固い状態で切ってしまったものの方が色も茶色くなりにくく、酸味もあって美味しいといことが分かったのでした。

触ってみて、石のようにかたい場合は後回しにしますが、ちょっと緑色が褪せ、かすかに弾力を感じる程度でもう切ってしまうことにします。

フェイジョア

今年のフェイジョアは、丸っこい形のものが目につきます。
(丸っこいものは、かわいいだけでなく、細長いものよりも、スプーンでくりぬきやすい)


くりぬいたもの。
即座にすだち果汁等をふりかけてあえておきます。
追熟させすぎていないので、色が白っぽいままキープされています。

フェイジョア

追熟度合いに応じてこつこつくりぬき作業をしているので、一日分を冷凍しておいて、後日まとめてジャムにしようかと思っています。
(ジェラートも作ってみたい・・)


実家に少量のフェイジョアを持ち込んでジャムにしたのですが、干しブドウ(グリーンレーズン)を混ぜると、水分を吸い取ってくれて簡単にぽったりしたジャムになりました。


第二弾も収穫されたとのことで、それは実家に行く予定。
私は、佐渡の柿を待ってスタンバイ中なのだけど(とりあえずベランダ掃除は終わった)、まだかな?

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ローゼルとりんごのジャム

2021-10-20 | +ジャム・ピール(果物系保存食)

お友達のスヌーピーさんから、今年もローゼルを頂きました。

ローゼルってこんなもの。

ローゼル

「ハイビスカスティー」という名前のハーブティーに使われているのは、このローゼルです。


乾燥させてお茶にするという手もありますが、折角のフレッシュなのでりんごとあわせてジャムにします。
昨年作ってみたのですが、赤い色と酸味・風味が加わってとても美味しくなります。


ローゼル

ガク部分を使うので、中心の実とガクを分解していきます。
緑色の丸い実は、なんか可愛いのですが、こちらは使いません。

このガク部分は、煮ると柔らかくなって自然に砕けていくので、刻んだりは不要。
刻んだリンゴと一緒に煮ると、とても鮮やかな色になります。
(煮た状態の写真撮り忘れ・・・)

よく煮たせいか、どちらのりんごも煮とろけてピュレ状のりんごジャムになりました。


ローゼル

使ったりんごは、早生ふじと紅いわて。
紅いわては、以前産直で見かけて「酸味があまりない甘いりんご」、ということでまあいいか、とスルーしたもの。
今回は、それを忘れてうっかり買ってしまったのでした。
でもジャム用なのでまあいいのです。
(生でも味見してみましたが、蜂蜜水のような甘さと比較的強い風味。酸味はないものの、美味しいりんごでした。)


ローゼル

こんなに赤いジャムになりました。
(もっとりんごを用意しておくべきだったか・・。)
ローゼル風味強めの美味しいジャムになったはずです。


スヌーピーさん、ぴかぴかのローゼルを沢山、ありがとうございました☆

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ポンデローサレモンピール

2021-03-15 | +ジャム・ピール(果物系保存食)

冬作業のネタがもうちょっと続きます。

====

12月に入る頃、お友達からポンデローサレモンを頂きました。
(楽子さん、ありがとうございました!)
ビッグレモンとも呼ばれる、文旦くらいのサイズの、シトロンの仲間です。
(分類上は、レモンよりは獅子柚子に近い)

うっすら青みが残っていて、まだまだ日持ちしそう。

と思ったのがよくなかったのか、長いこと待機させていました。
その後に届いたダイダイを加工するとき、あ、一緒に剥こうかなー、と思ったのですがコロリと忘れ、はっと思い出して大慌てで着手。
幸い、ほんとうにしっかりした果実で、どこも傷まず、しぼんだりもほぼしていない状態でした。


「大変、大変、急がなきゃ」と(今更)思っていたせいかどうか、過程の写真はほぼ撮り忘れ。

ポンデローサレモン(ビッグレモン)

で、この写真は、2008年12月頃のものです。
ポンデローサレモンというのはこんな感じの黄色い柑橘です。
これまで何度か加工したことがありますが、すっかり黄色く熟すると、皮の白い部分にはほぼ苦みがありません(文旦とは違いますね)。
果肉は文旦よりやや柔らかめですが、レモン絞りで絞るにはちょっと固いかな、というもの。

今回は、青みの残った果実でした。
で、切ってみると、いつもと違う香り!
いわゆるシトロン的な、香りと苦みがとても強いです。
普段はゆでこぼす必要がないくらいなのですが、今回は苦みが落ち着く程度までゆでこぼしたり晒したりしました。
(お砂糖をどっさり入れて煮るうちに苦みはだいぶ減るので、風味を生かすためにも苦みを抜きすぎないのがよいです)


ダイダイピールで、ゼリー化しないうちに乾燥させてしまって失敗したので、今回は、お砂糖をエイヤと入れて、レモン汁も入れて、きちんとゼリー化させました。

ゼリー化してきたな、という状態で、オーブンペーパーに挟み、ブリキ缶のフタにのせて、ホットプレートの保温モードで乾燥。
(天気が悪かったというのもある。真冬なら天日干しで済むのですが)
今回は、無事、もっちりしたピールが出来上がりました。

ポンデローサレモンピール

乾いたところで真空パック。
これを冷凍保存します。
果皮を6等分したので、6パックできました。

ポンデローサレモンピール

今回は、表面の黄色い部分はつけたまま加工しました。
(表皮がついていると、煮すぎても煮崩れるということがないので)
なので使う時に、ゼスターグレーターで削るか、ナイフで剥く予定です。

ピールにする際は、いわゆるオレンジピール的に細長くスライスしようとすると、果皮がぶ厚いので、ボリューミーになりすぎます。
厚さ方向にふたつに分けて、細いピールにするか、もしくは厚さはそのまま、短く切って、パート・ド・フリュイ風(もしくはチョコレートボンボン風)の、小さなスクエア型にするのがいいかもしれません。

 

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アロエのシロップ漬け(母作)

2021-03-09 | +ジャム・ピール(果物系保存食)

しばらく更新お休みで失礼しました。

新ネタがないなー、とぼんやりしていたら、突然あったかくなって花粉で目がかゆかゆになったりして、ついつい書きそびれていました。
インドア派の私でも、お出かけしない期間が長くなってきて、そろそろ目先の変わったことをしたくなります。
でもまあ花粉もすごいし、仕方ないですね。

小さめの地味ネタをコツコツアップしていきます。

====

お正月に実家からもらってきたアロエのシロップ漬けがなかなか美味しいのでご紹介します。
庭に1株のアロエがずいぶん前からあって、母がその葉を使って作ったもの。

アロエシロップ漬け

詳しい分量はよくわかりませんが、アロエと氷砂糖と酢。
酢は、実家はいつも米酢なのでそれだと思います。
皮を剥いたアロエの果肉を漬け込んであります。

割と長くもたせるものなので、氷砂糖がしっかり入って濃いシロップになっています。

アロエシロップ漬け

瓶の中。
しわしわの青梅が入ってました。
ラベルには書いてありませんが、どこかの時点で梅シロップ(の梅)と合体した模様です。

アロエシロップ漬け

半透明なものなので、色つきのお皿がいいかなーと漆の小皿に乗せてみましたが、やっぱり半透明なのでよくわかりませんね。
アロエの葉っぱは細長いものだからか、細い形状になっています。

アロエって、食べると苦いものもあるようですが、これは苦くないです。
あと、切るとぬらり~ん、という液体が出てきますが、あれは表面近くのみにあるもののようで、こうやって切ったアロエ果肉自体は、実はサクサクとした食感です。
(シロップがちょっととろん、としています。)

味は、アロエ自体の味はほぼなく、漬け込んだシロップの味。氷砂糖とお酢なので、甘酸っぱい味わいです。
これ単体で食べるとちょっと濃いのですが、フルーツポンチに混ぜると、これが美味。
果物とはまた違う食感がいいのかも。
漬け込む液体を、おいしく調味してある飲むお酢(+お砂糖)などにすると更にフルーツぽくなっていいかもしれません。

母は、「アロエって胃にいいらしいから」という動機で作ったようなのですが、胃の丈夫な私はフルーツポンチの具材として楽しみました。



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