採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

牡蠣のオイル漬け

2007-02-28 | +肉・魚系保存食
orakoさんのブログ(記事はこちら。写真つきの作り方があります)とカイエさんのブログ(記事はこちら。コメント欄に作り方があります)で拝見した「牡蠣のオイル漬け」、ずっと気になっていたのですが、ようやく加熱用牡蠣がちょっと安く売っていたので作ってみました。
といっても、実は買ってすぐ取りかかれなくて、賞味期限の一日あと。・・・でも加熱するし大丈夫のはず、と、とりあえずよく洗ってみました。

作り方は、テフロンのフライパンで水気が出てこなくなるまでよくから煎りし、バルサミコ酢をちょっとからめてオリーブオイルに浸す、というもの。


2007/2/20 牡蠣オイル漬け
これで2パック分も入ってます




2007/2/23 パン・リュスティックに、牡蠣と頂き物のぶどう葉ピクルスを添えて


なんて贅沢!
これさえ用意しておけば、牡蠣を食べようと思えばいつでも食べられるということですよね。ワインのつまみに、イワシ缶詰を開けようとするダンナサマに、ほらこんなにいいものが、と自慢できたのでした。

次回への課題としては、塩味とオイルの風味かな。牡蠣を洗いすぎてしまったせいかどうか、塩味がやや薄く感じました。オイルをたっぷりからめて食べるわけですし、やや塩辛めでもいいようです。から煎りしたあと要味見です。
オイルにはニンニクスライスを沈めたのだけれど、意外とニンニクの香りがしませんでした。あらかじめニンニク・ハーブ・ドライトマトでオイル漬けを作っておいて、そのオイルを流用する、というのはどうかしら。


■葡萄葉ピクルスについて
aiwhasさんの葡萄葉ピクルスについてはこちらこちらを見て下さいね。なんとお庭の葡萄の木のものなのです。
本家ギリシャでは生のつる先やピクルスを売っているそうなのです。salahiさんはつる先を買ってピクルスを手作りされていらっしゃいました。

■牡蠣オイル漬け
aiwhasさんの作品はこちら
楽子さんの作品はこちら
ポメマルさんの作品はこちら

コメント (12)
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グラパラリーフって何?

2007-02-28 | +フルーツ

いつもは行かないスーパーで変なものを見つけました。


2007/2/16 グラパラリーフ


「青リンゴのようなフルーティでほのかな酸味」
「生葉のままでも食べられるお手軽健康野菜」
だそうです。

たったの7つで248円は高い、と思って買わなかったのですが、あとから気になる気になる・・・。買ってみればよかったよー。
228円だったら買ってたな。きっと。

こんな珍しいものを千葉で作っているなんて。売れているのかしら。私みたいな珍しもの好きでも買わないのだから(次は買うと思うけど)、心配になってしまいます。


=========
追記
2013年11月に買って食べてみました。 

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変わった作り方のオレンジママレード

2007-02-27 | +ジャム・ピール(果物系保存食)
オレンジコンフィと同時に、ママレードも仕込んだのでした。
出来上がったのはママレードが先です。

■オレンジママレード
■材料
ネーブルオレンジ(全部で10個のうち、中心部分をコンフィ用に取った残り)
オレンジの皮(中身を食べて皮を冷凍しておいたもの) 6個分くらいかな?
果糖
レモン汁

■作り方
マテスク理佐さんの「バスクの砂糖壺」というHPから。作り方はこちらその1その2)です。

1)オレンジを洗う。

2)オレンジに太針で等間隔にぷすぷすと穴を開ける。
私は糸を切るニッパー?のとがった方を使いました。等間隔の密度がよく分からなくて、約1cm程度の間隔にしてみました。

3)大鍋にたっぷりのお湯をわかし、2,3分ゆでこぼす。オレンジはゆすいでおく。

4)新たにお湯を沸かし、オレンジを15分程度煮る。
  穴をあけたところから気泡がたちのぼってきます。

5)ゆだったオレンジを冷水に放し(水がぬるくなったらかえる)、水中に沈むようにして36~48時間おく。  ・・・というところを都合があって24時間できりあげました。24時間後にみたら、1個、皮が破れてはじけているものがありました。それはママレードにしました。なお、漬けてあった水をなめてみるとかなり苦みが出ていることが分かります。

6)(24時間後に早めてしまったので)また鍋にお湯をわかし、3個程度ずつ、7~8分ほどゆで、また水にさらす。
 皮付近だけ熱くして、苦みを追い出させるため。大量に一度になべに入れると湯温が下がってしまい皮より果肉が煮えてしまいそうなので少量ずつにしました。これを確か2回やりました。

7)オレンジをざるにあげ、10~15分、表面を乾かす。
  この工程は忘れてしまいました。濡れたまま次に移ってしまいました・・・。

-------------以上はコンフィ用オレンジと同時に仕込みました。このあと輪切りにすれば砂糖煮、フードプロセッサでみじん切りにすればママレードになります。


8)一方で冷凍の皮は3回ほどゆでこぼし、細切りにする。

9)オレンジは、ざく切りにしたあと、フードプロセッサで5mm程度になるように刻む。
 ・・・とレシピにあって、実際そうやってみました。でもどうせざく切りにするためにまな板と包丁を出す訳ですし、綺麗にスライスした方が仕上がりが美しかったかな、と思いました。

10)ここからあとは普通のママレードづくりと一緒。
  しかし、今回、やや皮が固めだったせいか、または余分な皮を追加してしまったせいか、皮が柔らかくなる前に水分がどんどん減ってしまったのでした。
最初はふたをして、皮が十分柔らかくなるまで煮るべきでした。

11)瓶詰め、脱気して、出来上がり。


2007/2/13作 オレンジママレード (9個できました)
(河嶋果樹園ネーブルオレンジ、果糖、レモン汁)


水分が減ってしまったせいでこんなことに。


固くなりすぎたために気泡が


一応脱気はされているものの、本当はよくないんですよね。
最近煮詰め具合がよくわからなくなってきました。
基本に立ち返って、『プリザービング』でも読み直そう。
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干しリンゴ

2007-02-27 | +ジャム・ピール(果物系保存食)
今年は遅くなってからりんごを買ってしまって、やっぱりおいしくなかった、ということがありました。
遅い時期のりんごは、ふわふわしていたり、酸味がなくなっていたりしますよね。

なのでせっせと干しリンゴ作りにはげみました。
生食でおいしいリンゴをわざわざジャムに煮たり干したりしてしまうと、勿体ないかな~という後ろめたさがあるのですが、はずれのものだと、有効に利活用しているわ!という気分。えへん。(何かちがうような)

それに、遅い時期(年が替わってから)の呆け気味のリンゴは、なんだか煮くずれにくい気がします。ちゃんと実験してみた訳ではないのですが。

■干しリンゴ
■材料
呆け気味のリンゴ(とはいっても煮くずれるタイプもあるので注意)
レモン汁
オプション(リンゴ100%ジュース(私はクリアタイプ使用)または7%のお砂糖、または何もなし)

【備考】
○煮とろけタイプ:あかね、紅玉、グラニースミス、栄黄雅
○形しっかりタイプ:幸寿、ふじ、秋映、サンむつ

■作り方
1)リンゴを4つ切り、または6つ切りにして皮を剥き芯を取る。

2)電子レンジOKの鍋(土鍋など)に入れ、リンゴジュースひたひた、または砂糖をまぶし(またはどちらもなしでも)レモン汁を適宜ふり、ふたをして加熱。
(リンゴジュースや砂糖は浸透圧でリンゴの水分を引き出す効果があると思うのですが、電子レンジ加熱だとどちらもなくても水が出てきやすい気がします)

3)水がたっぷり上がり、中心が透明になってきたら電子レンジから出す。

4)ガスコンロ、またはオーブンで、やや重めの落としぶたをして、完全に透明になるまで煮る。

5)冷めるまでおき、そっと取り出して網の上に。時々向きをかえながら干す。


2007/2/03 だいぶ乾いてきた様子
(落としぶたが重すぎてぺったんこになってしまいました)




2007/2/03 今年は沢山つくりました


出来上がった干しリンゴは、もちもちした食感になります。おなかが減ったときにちょっとつまんだり、チョコレートをかけて上等なお菓子に変身させたり(テンパリングが大変そうで未挑戦)、または刻んでフルーツケーキにまぜこんでもいいですよね。いま冷凍庫で出番を待っているところ。

■参考情報
2005年年末にも作りました。記事はこちら
patakoさんも作ってらっしゃいました。記事はこちら。そしておいしそうなチョコがけもされていました。
カイエさんはまた違ったタイプの干し林檎を作っていらっしゃいました。記事はこちら
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オレンジコンフィ

2007-02-26 | +ジャム・ピール(果物系保存食)

(写真が何枚かあるので別記事にしてみました)

和歌山の河嶋果樹園さんからネーブルオレンジを取り寄せてみました。

こちらの果樹園は、「春峰」というおいしい柑橘を開発されたまさにその方の農園なのです。植物は好きなのに大体枯らしてしまう私にとっては、新品種開発なんて信じられない魔法のよう。緑の指の持ち主なのですね、きっと。
「春峰」について問い合わせたら、他の品種も育てているということなので、ふだん余り買わないネーブルオレンジと「はるみ」もお願いしてみました。

とても立派なオレンジが届きました。「家庭用」だけれど傷は特にみあたらず、綺麗です。味も甘くて濃厚でおいしいのです。橙色のものより黄色い柑橘(特に文旦)が好きな私にとっては、なにかで薄めたくなるくらい、甘いです。


豊富なオレンジを使って何か作ってみることにしました。
ネーブルオレンジのコンフィ、と、ママレード

しばらく前、とても面白い作り方を見つけたので試してみたかったのです。マテスク理佐さんの「バスクの砂糖壺」というHPから。作り方はこちらその1その2(サイトが閉鎖されたかどうかしてリンクが切れています))です。
なんと丸ごとオレンジをゆでるところから始めるのですよ!

作ったプロセスを書いてみます。(いろいろハプニングがあってオリジナルと変えてしまったのがどう出るか不安)

■オレンジコンフィ
■材料
ネーブルオレンジ 10個(約2キロ)ママレードの分も含まれてます。(和歌山の河嶋果樹園さんから送って頂きました)
砂糖(オレンジの90%)
レモン汁 (オレンジ1キロに対して1個分)

■作り方
1)オレンジを洗う。

2)オレンジに太針で等間隔にぷすぷすと穴を開ける。
私は糸を切るニッパー?のとがった方を使いました。等間隔の密度がよく分からなくて、約1cm程度の間隔にしてみました。

3)大鍋にたっぷりのお湯をわかし、2,3分ゆでこぼす。オレンジはゆすいでおく。

4)新たにお湯を沸かし、オレンジを15分程度煮る。
  穴をあけたところから気泡がたちのぼってきます。

5)ゆだったオレンジを冷水に放し(水がぬるくなったらかえる)、水中に沈むようにして36~48時間おく。  ・・・というところを都合があって24時間できりあげました。24時間後にみたら、1個、皮が破れてはじけているものがありました。それはママレードにしました。なお、漬けてあった水をなめてみるとかなり苦みが出ていることが分かります。

6)(24時間後に早めてしまったので)また鍋にお湯をわかし、3個程度ずつ、7~8分ほどゆで、また水にさらす。
 皮付近だけ熱くして、苦みを追い出させるため。大量に一度になべに入れると湯温が下がってしまい皮より果肉が煮えてしまいそうなので少量ずつにしました。これを確か2回やりました。

7)オレンジをざるにあげ、10~15分、表面を乾かす。
  この工程は忘れてしまいました。濡れたまま次に移ってしまいました・・・。

-------------上記までの段階のあと、輪切りにすれば砂糖煮、フードプロセッサでみじん切りにすればママレードになります。

8)オレンジを1cm幅くらいの輪切りにする。(くし型でもいいらしい)
  あまり薄切りにすると千切れやすいそうです。

9)鍋に輪切りオレンジを入れ、砂糖を全量入れ、小さな気泡が出る程度の弱火で10分ほど煮る。このあと36~48時間冷暗所でやすませる。
 と書いてあったのですが、2キロのオレンジをママレード用に刻んだり、コンフィ用にスライスしたりしているうちにどっちが何キロか分からなくなってしまったのでした。なので砂糖適量を入れて煮ました。
 また、オレンジからさほど水が出てこなかったので、ひたる程度に水を加えました。完全にシロップにひたる状態で瓶詰め保存したいので。

10)36~48時間後、レモン汁を加えて火にかけ、アクをとりながら30~40分煮る。そのあとまた24時間おく。
 この段階で皮が十分柔らかくなるまで煮る、ということですね、きっと。
 実はこの段階で吹きこぼしてしまい、また水と砂糖を足したのでした。30~40分も煮たかなあ。パソコンと台所を往復して作業したのだけれど、このくだりは読み飛ばしたような気がする。

11)オレンジをざるに空け、シロップだけ沸騰させてオレンジを戻す。また1日おく。

12)この作業を3~4回繰り返し、シロップがはちみつのような濃度になりどろっとまとわりつくようになったら完成だそうです。
私は、はちみつまではいかないものの、ぽたっと垂れたシロップにさわると、べたついて大変だ~、という状態で瓶詰めすることにしました。


写真がよくないのですが、だんだん色が濃くなっていきます。



13)瓶詰め、密封して保存。
 瓶詰めしようと思ったら、用意した瓶に輪切りオレンジが入らない!


頭わるし!

別のびんを洗って消毒(私はオーブンで20分ほど加熱してます)して、ようやく瓶詰め完了。


2007/2/23作 オレンジコンフィ 2びんできました。
(河嶋果樹園ネーブルオレンジ、ビート糖、果糖、レモン汁、水)



途中、えー、上記に書いていない問題も結構あったので、また作りたいです。あと5個オレンジがあるのだけれど、そのまま食べたい気持ちと加工品を作りたい気持ちが拮抗しているうちに、だんだんしなびてきたような・・・。茹でれば皮はふくらむかしら。 もう一箱買っちゃおうかな~~。


この作り方で興味深いのは皮の苦み抜きを、丸のまま行う、ということ。
これによって果肉のついたままの輪切りのコンフィが出来る訳です。
この方法は他の柑橘にも応用できるのだろうか。例えば八朔とか。八朔は外皮が厚く苦みも強く、袋の皮も厚く苦いのできっと向かないだろうな。
とても面白い方法なので他の柑橘でも試してみたいけれど。


とても時間がかかるのですが、個々の作業自体はそれほど大変ではありません。
比較的寒い時期(糖分浸透のためねかせる必要がありますから)、存在を忘れるくらいのつきあい方で作るのならさほど負担にならないのではないかしら。
出来上がりの色がとてもきれいでちょっと感動です。
フォートナム&メーソンのショーケースにあったオレンジコンフィみたいです。あれはオレンジが特別なのかと思っていましたが(それもあるかも知れませんが)、煮つめていくことによって出る色だったのです。

シロップもオレンジ色になってなんだかいい香りです。砂糖による浸透圧で果汁やオイル分が沁みだしてみたのではないかしら。
コアントローと混ぜてフルーツケーキに塗ったりなど、いろいろ使えそうです。

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夜なべで巻柿

2007-02-22 | +干し柿・干し芋・栗
この記事、以前(2007/1/18)アップしたものなのですが、断面の写真をblogのおともだちのうらべにさんが素敵に撮って下さいましたのでみなさんにお見せしたいです(一番下です)

鶴の子柿で作った小さめの干し柿は、いつも柚子皮の砂糖煮を芯にして、巻柿(柿巻かな)にしています(韓国では芯はくるみのことが多いみたいだけれど)。
例年はお正月に実家で作成しています。ふだんの家事がなくてゆとりがあるので。
ところが今年はばたばたして時間がありませんでした。あと、柿がまだ生乾きだったのでした。保存性をよくするために、また(鶴の子柿はワイルドに育っていてあまり甘くないので)甘みを凝縮するためにもう少し干したかったのです。

とりあえず種を取り出すところまでやって、持って帰ってきました。鶴の子柿は種が8個くらい入っていて意外とこの作業も時間がかかるので、やっておいてよかったです。ほどよい固さまで干したら柚子の準備ができるまで冷蔵庫に。

実家で作っておいたゆず皮の甘露煮は、柿が干しあがるまでにすっかりカチカチに。もう一度作り直して、一日干して丁度良い固さになりました。
あまり固すぎるとほどごりっとして柿の食感と違和感があっておいしくないのです。ねっちりした程度がよいと思います。

1/16(火)、皮が出来てしまったので、夜中から巻き柿づくり開始です。木曜にお客さんが来るのでその準備があって、いまやらないとしばらく時間がない!柚子皮も冷蔵庫にしまっておいて、また水で煮直せばいいのかもしれないけれど1時間くらいで終わるかな?と思って作業を始めたのでした。

■巻き柿作り方
1)ヘタを切り取り、一辺を切り開いて種を取る。
2)切り開いた内側に、刷毛でブランデーを塗る。柿の堅さに応じて2度塗ってもよい。(プロの巻き柿はお酒など使っていないと思いますが、柿の堅さ調節、接着剤、防腐、香り付けなどの効果を期待して塗っているのです)
3)しばらくおいて水分を染みこませる(べちゃべちゃしていると作業性が悪いので)。沢山ある場合、全部に塗り終わるころには最初に塗ったものはよどよく乾いています。
4)巻き簀にラップを広げ、柿を並べる。まず手前に4つ(長くしたい場合はもっと)、横に多めにオーバーラップさせて並べます。次の(奥の)列は手前の柿の下側に来るように少し重ねて配置します。
下の写真では横に4個×4列並んでいますが、やや細めにするため結局3列にしました。


並べたところ。ブランデーを塗ったのでつやつや


5)一番手前の柿にゆず皮甘露煮を置きます。切ったとき2本分が見えるように多めに。
6)巻き簀でぎゅうぎゅう巻いていきます。このとき次の柿との重なりがずれてしまったりしますが、余り気にしなくてもよくて、一列目の柿の周りに貼り付けていくような感じで大丈夫。ラップを巻き込まないように。
7)巻き終わったらラップでぐるりと巻きます(巻く時使ったものでOK)。ラップの上からある程度形を整え、またちょっと短めになるように両端から押しつけます。


4本できました


8)干し柿を干すときに使ったひもを用意します。片方のはしからぎゅうぎゅうとひもで締め付けていきます。ひもが終わったら、次のひもを重ねるようにして、重なり目を巻きの中に埋め込むように更に巻き続けていけば結ばなくても大丈夫。


巻き終わり。今年はハンガー方式で干したのでひもが短くて、結び目が沢山

ブランデーを塗るところからはじめて約2時間かかりました。最初の1本はコツを忘れていて一旦巻いた後全部ほどいてやり直したせいもあるけれど。ああ眠かった。

ところで、「夜なべ」という言葉、ちょっと前まで徹夜のことだと思っていました。「♪母さんが夜なべをして手袋編んでくれた~♪」という歌、試験前の高校生みたいにお母さんが徹夜して編み物しているかとずっと。
割と最近、そんなはずはない、ということに気づきました。徹夜なんかしていたら翌日の労働に差し支えるではありませんか(昔の主婦は一家で一番働き者だったはずで、お昼寝なんて出来ないですし)。そして、この事実に気づいたということは、自分が徹夜の出来ない年齢になったんだな、ということにまた気づいてちょっと愕然。昔は試験前やら納品前やらよく徹夜していたものだったけれど・・・。

約48個の柿がこんなにコンパクトに。そして密閉してあるのと同じことだからとても日持ちがするのですよ。冷凍しなくてもかなり保ちます。
今年ちょっと心配なのは柚子が苦めなこと。ゆでてさらしてから砂糖で煮たのだけれど、意外と苦い。大丈夫かなあ。スライスしたら一切れあたりの柚子の量は少ないし、柿も甘いから気にならないといいのだけれど。

おまけ。


1個あまった柿でミニ巻き柿



■2006.2.22追記


切ってみるとこんな感じ!(うらべにさん撮影)


うらべにさんのブログでもご紹介下さったのですが、5割り増し綺麗に撮って頂いた素敵な写真なのでこちらにも載せさせて頂いたのです。ありがとうございます!
それにしても、太巻き寿司、いっつも具が真ん中にこないのに、この柚子芯はほぼ真ん中で奇跡的です。作ったときよりも白い粉が目立つみたいでバラ模様みたい。
やったー(見かけはね)。
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ゆず皮甘露煮

2007-02-22 | +ジャム・ピール(果物系保存食)
クリスマス時期に焼くフルーツケーキやシュトレン、自家製材料ばっかり、というのがあこがれなのです。
そこで柑橘ピールを作ろうと思っているのですが(うっかり捨ててしまった不知火などもありました。しまったわ)、どの状態で保存するか考えました。

・シロップ煮を作り、シロップから上げてほどほどに乾かしてグラニュー糖をまぶして冷凍庫
・シロップ煮を作り、シロップから上げて冷凍
・シロップ煮の段階で瓶詰め

昨年末ごろ、ゆず皮ピールを作ったのですがうっかり干しすぎてしまいカチカチにしてしまったトラウマもあり、シロップ煮を瓶詰めしてみることにしました。

まずは柚子皮!
■ゆず皮甘露煮
■材料
ゆずの皮
果糖、グラニュー糖
レモン汁少々(味のためとあと砂糖の結晶化を防ぐ効果もあるとか)

■作り方
1)ゆずを丸ごと熱湯で1分ほどゆでる。水にさらす。
これにより表面の汚れがおちて見違えるほど綺麗になります。

2)ゆずの皮に切り目を入れ4つ割にする。中身は甘露煮には使わないけれど捨てないで。
はさみで種側の固いところを切り、種をとり、フードプロセッサにかけてピュレ状にするとよいドレッシングのもととなります。適宜味やスパイス、オイルなど足して使います。

3)皮を適当な大きさに切り、沸騰したお湯で3分ほど茹で冷水にとる。かじってみて苦かったら2,3回繰り返す。

4)ゆず皮、砂糖、水、レモン汁少々を鍋に入れて煮る。ゆずの場合皮が溶けてしまいやすいので長時間は煮ない方がいいと思います。

5)適当なところで瓶詰め・脱気してできあがり。


2007/1/28作 ゆず皮甘露煮


瓶詰めなら冷凍庫や冷蔵庫にしまうより、多少雑に扱っても(室温で放置ということね)大丈夫ですものね(梅雨はこわいですからね)!

シロップから上げて、低温のオーブンで乾燥させるといわゆるピールになるはずです。そうしなくても、刻んでケーキなどに焼き込んでしまってよいのではないかしら。


ネーブルオレンジのコンフィも現在作成中です。

→完成しました! 詳細はこちらの記事を。

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いちごタルト

2007-02-20 | +お菓子(西洋)
先日のチョコレートタルトの残りのパートシュクレ、とりあえず16cm型に敷き込んで空焼きしておきました。そのまま2日ほど熟考。

何にしようかな。
自家製洋梨のコンポートやいちじくコンポートを焼き込んだタルトもいいなあ。
でもダンナサマはとろりん、ふわりん、としたお菓子が好きみたい。
春なので、これに。


2007/2/14作 いちごタルト


中身はカスタードクリームに泡立て生クリームを混ぜたもの。

■いちごタルト
■材料(16cmタルト型)
(下記分量のクリームは1/4ほど余ります)
●クリームパティシエール
  小麦粉 20g 
  卵黄 2個
  砂糖 40g
  牛乳 200cc
  バニラ棒(半割にして種を取り出す)
●生クリーム 150ccくらい
●いちご   適量

■作り方
1)コップに牛乳、砂糖20g、バニラ(さやも種も)を入れ電子レンジで熱くする。
2)鍋に卵黄、砂糖をよくまぜ、小麦粉もダマのないようによく混ぜる。
3)鍋に熱い牛乳を少しずつ注ぎ込み、火にかけ始める。(バニラのさやは取り出す)
4)小さい泡立て器を使い手でよくかきまわしながら煮立たせる。
  一煮立ちよりもうちょっと煮る。
5)出来上がったら熱伝導の良い容器にあけ、表面にぴったりラップをしておく。
  水にその容器を浮かべ急激に冷ます。
6)固まったカスタードを泡立て器などでよくほぐす(プロは裏ごしするようですが私はしません・・・)
7)生クリームを7分立てくらいに泡立て、ほぐしたカスタードに混ぜる。
8)底面に(カスタードのあまりの)卵白を軽く塗って更に空焼きしたタルト生地にクリームを詰める。
  16cmの型の場合1/4ほど余りました。
9)上にいちごを飾ってできあがり。

前にブルーベリーのタルトをつくったけれど、生フルーツのタルトって実はあまり好きではないのだ。まず日持ちがしない。丸のままのフルーツを並べると隙間ができてしまって意外と少ない(切ったフルーツを載せると、今度は日持ちが更に問題に)。そしてごろごろしたフルーツのせいでとても切り分けづらい。ポーションがあまり美しくない(私がへたっぴなせいですが)。


ほら、なんだかぐちゃっとなってしまって



でも16cmだから早くなくなってよかった。もっと小さい型だったら一人ひとつ、食べるたびクリームを詰めて上にはスライスしたいちごをぎっしり乗せるのになあ、と思っていたら、fleur de selさんのブログにいちごタルトレットが!
小さい型でプリンのようなアパレイユを焼いてその上に切ったいちごを載せていらっしゃいました。私もタルトレット型欲しいなあ。


あまったクリームでは別のお菓子を作りました。

■余ったクリームを使うための薄焼きケーキ
■材料(18×22cm位のステンレスバット1つ)
卵 2個
砂糖 40g
小麦粉 40g
オリーブオイル 小さじ1 (なくてもよい)

■作り方
1)全卵を、砂糖を何回かに分けて加えながら十分泡立てる。
2)小麦粉をふるい入れ、混ぜる。
3)オリーブオイルを入れ、ゴムべらで混ぜる。
4)型に流し入れちゃんと平にならし、190度のオーブンで10分程度。
5)焼けたら敷き紙を外側にして軽くまるめておく。袋などに入れて乾燥しないように。
6)クリームを塗ってくるりと丸めてできあがり。または、3つに切って、クリームやいちごを間に挟んで3層のケーキにする。

実は上記より小さい型を使ってしまったため厚すぎて巻けませんでした。なので3層ケーキになりました。次はちゃんと大きい型を使います。


バレンタイン前後はダンナサマの好きなふんわり系のお菓子が沢山となりました。
年中お菓子をつくっているけど、今回はいちおう配慮したって分かってくれたかな?
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おでんごはん

2007-02-19 | +ふたりの日
この前のおでんは、ダンナサマにリクエストされる前に作ったのでした。一度作ってしまえば何日も楽が出来る、ということもありますが、実は楽子さんおでんごはんが作ってみたかったのです。
おでんの煮汁って、最後どうしても残ってしまって勿体ないと思いながらも処分してしまっていたのです。それが気になって、作るのも躊躇してしまう、というところもあったかも。
でも、このだしの出た煮汁とそのとき残っている具で炊き込みごはんをする、というのが楽子さんの「おでんごはん」。なんて素晴らしい!あまったもので別のおいしいひと品ができるなんて!

おでんに登場した具の種類はこんな感じでした。
(野菜類)
・大根
・ごぼう
・じゃがいも(メイクイーン)
・レンコン(水でさらしてさっと下ゆで)
・かんぴょう(20cmくらいのものを畳んで結ぶ)
・羅臼昆布(だしをとったあと具として利用)
・こんにゃく

(肉・魚類)
・鶏もも肉切り身(さっと下ゆでしてから)
・ロール白菜(具は挽肉)
・ゆでたまご
・タコ

(豆腐類)
・厚揚げ
・もち入り巾着
・がんもどき
・豆腐

(練り物類)
・タコボール
・いか天
・黒はんぺん
・さつまあげ
・かまぼこ

でも、最後には下記のとおりちょっぴりになりました。

■今回のおでんごはん
■材料
・(おでん)こんにゃく
・(おでん)レンコン
・(おでん)いか天
・(新規)にんじん
・(新規)しめじ
・(新規)鶏肉少々
・(新規)生姜千切り
・おでん煮汁
・水
・醤油
・酒
・(おでん)ゆでたまご(炊けたあと、電気釜に入れて温める)

■作り方
1)具は全て適当な大きさに切る。
2)研いだお米、おでんの煮汁、酒、醤油、水で、適宜味見しながら水加減する。
3)具をお釜に混ぜ込む。
4)電気釜のスイッチ、ON。
5)炊けたら全体をよく混ぜ、ゆでたまごを中であたためる。


2007/2/8 おでんごはん



見た目はなんだかさえないですが、とってもおいしい!
大根が鍋底にくっついてちょっと焦げてしまって、色の濃いおでん汁になっていたのですが、大丈夫でした。
千切り生姜をたっぷり入れたのがほの甘いごはんとよくあって、成功でした。
くーっ、もっと前にこのおでんごはんを知っていれば!


このアイデアを頂いて、おでんの途中段階で煮汁を失敬して、おからを炊くのに使いました(煮汁がおおはばに減ってしまったので、おでんの方は新しく出汁を足しました)。これもとてもおいしいです。(おからって、ほんとおなかすっきりなんですよ。おでんがなくなってからも、薄味で炊いてごはん代わりにもりもり食べてます)

ダンナサマへ。来冬は沢山おでんつくってあげるからね~。楽しみにね。
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たまにはこんなごはん

2007-02-15 | +ふたりの日
みそ漬けとか、たくあんなどのお漬け物って旨みが凝縮していておいしいですよね。でもちょっとしょっぱくて、ごはんが大量に必要になるのが問題点。
そしてつい冷蔵庫のなかでずーっと眠りっぱなしになってしまうのです。

そこでお漬けものを前面に押し出した献立を考えてみました。
禅寺の朝食みたいにおかゆにするのです。そうすると、いくらおかわりしてもごはんの量はたかが知れている、という訳。


お漬けものもりあわせ(ふたりぶん)

左の器はセロリの葉のきんぴら。
右は、左斜め上から、へシコの粕漬け、たくあん、大根か何かのみそ漬け、ゴボウのみそ漬け、これもみそ漬けだけど何かしら、胡瓜の奈良漬け(michiさん作)。真ん中はmichiさん作の美しい本物の紅ショウガ。
とても塩辛いへしこはどうも食が進みませんが、酒粕に漬けておくだけで塩気が抜けて酒粕の甘みが加わってとてもおいしいのです。


ゆべしとあわ紅豆腐

上の大皿に盛りつけ忘れてしまったのですが、aiwhasさん作のゆべし、そしてmichiさんから頂いたあわ紅豆腐も。


玄米がゆ

ここで上に載っているのはへしこですが、ゆべしを温かいおかゆの上にのせるのもおすすめです。ほんのり柚子の香りがたちのぼって、すばらしい気分になります。ちょっと歯の弱いひとも、おかゆの水分でゆべしが柔らかくなっていいかも。


カレイ干物

禅寺と違うところは、この日おさかなもつけてしまったこと。横にあるのはわさび菜というもの。ちょっとわさびのようなぴりり感があります。

たまにはこんなごはんもいいものですね。
週に2回くらいこんな感じにすると、冷蔵庫も次第に片づくし、痩せるかも! むふふ。


上の写真、1月末ごろなのですが、たくあんは実は前シーズンのものだったのでした。丸一年以上も十分食べられるなんてびっくり。特に昨年はよく干したからかもしれません。最後の方は酸味が強くザワークラウトのような味になっていきました。シュークルート(ザワークラウト、じゃがいもなどとベーコン、ソーセージなどの肉を煮込むもの)にぴったりでは、と思ったのだけれど手元にお肉がなく、最後はこのように、甘酢に漬けて食べ終わりました。ピンクなのは赤い大根を漬けた残りの酢を使用したから。


さよなら、去年のたくあん


コメント (6)
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