現在ぬか床育て中。
沢庵のときに使用したぬか床があまりにもいい香りで捨てそびれていたときに、それに糠を足していわゆる夏のぬか床にする、というのを教えて頂いた(ブログ「ばーさんがじーさんに作る食卓」にて)。
無人精米機で糠をもらってくる、と予定していたけれど、「ぬか床用足し糠」というものが売っていたのでつい買ってしまった。二百数十円也。酵母とかがちょっと加えてあるようだ。余計なお世話では、と思いつつもぬか床を育て上げる自信がないのでつい。
たくあんの糠とまぜて、エサを与えて(大根の葉)いま、朝晩「おぬかさま」と読んでかきまぜている。毎回においをかいで、ちょっとなめてみて、ぬか漬けの味に近づくのをまっているのだ。
捨て漬け用の野菜をどんどん放り込んでは出すらしい。7/9に入れた大根葉は、10日の夜もまだ緑色で、食べてもまだ大根の葉の味だった。葉にしみこんだ塩が薄い気がして塩を足しておいた。
ぬか床の理想の塩分濃度ってどのくらい?ぬか漬けは食べたことあるけれど、ぬか床はないかも。
濃度勾配で野菜に塩分が浸透していく訳だからかなりしょっぱいはずだけれど。どの程度のしょっぱさなのかしらん?
更に、野菜はいつ取り出すのだろう?
栄養を吸われたというのはどうやってわかるのかしらん。
大根の葉って栄養(糖分?)すくなさそうだけどあれで足りているのかしら。
この前茄子のへたのぴらぴらを3個分いれたけど、栄養としては少ないよなあ。
くず野菜っていうけれど、お店で売っているきれいな野菜を買っている訳だからくずはそれほど出ない。畑があって、山ほどとれて、傷ものもあって、という家なら話は別だろうけれど。
更にうちでは普通より少ないと思う。
人参の皮はむかないし(台湾ではどんな高級レストランでも皮付きだったので)、茄子も皮をむかない調理法が多い。大根も皮は基本的にむかない(大根おろしも)。むいた場合はきんぴらにする。キャベツの葉も一番外から食べる。
あ、キャベツの芯(外側に近いほう)は食べない。が、必要なときに限って中心部しか残っていない。
すいかの皮の白いところ、というのも聞いたことがあるけれど、いまうちにあるのは小玉すいかで、白いところなんてほとんどないのだ。
おぬかさまのごはん、何にしましょう。
(ぬか漬けは保存食ではないけれど、ぬか床はまあ一夏(またはもっと)保存できるので保存食に分類)
7/11(火)夜、かきまぜてみたら、先日まで鮮やかな緑だった葉っぱが古漬けのような色合いに!これが取り出し頃というものでは?
捨て漬け用だから食べることを期待してはいなかったのだけれど、かじってみたら(ちょっとしょっぱいけれど)ちゃんとぬか漬けの味がする。これは食べるしかないな。
まずはぬかからほじりだした。
予想はしていたけれど、大根葉はちょっとずつちぎれて大変掘り出しにくいものだ。ガーゼに包んだ方がよかったのだろうか?
ゆすいで、刻んで、きんぴら風にしてみた。
たまたま家にあった山ゴボウのキムチとだしじゃこ(イワシの類ではなく1cmくらいの鯛のような魚)と一緒に炒め、エゴマ油、みりんで味付け。ゴマがほしかったけれど切らしておりました。
ごはんの友(または日本酒の友)という味。おいしい。
ぬか床、成功の予感・・・・。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/56/c685106ccf8690bd26bf5928784c2236.jpg)
2006/7/11 わがやのおぬかさま。長生きしてね。
ああっ、しまった。旅行のときはどうしたら??
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