バイトーイという葉蘭のような形の葉っぱがあります。
タイあたりでよく使われているもので、鶏肉をちまきのような形に包んで揚げたり、お菓子の香り付けに使ったりするそうです。
ずっと昔何度かバイトーイを使ったお料理を食べたことがあり、ほのかにいい香りで、ずっと気になっている存在でした。
タイ食材店で生の葉っぱを売っているのを見かけたことがありましたが、使いこなせなさそうでまだ買ったことはありません。
生の葉っぱの香りを確認したかったけれどラップに包まれていてよくわからずじまい・・・。
そして先日、ブログのお友達の楽子さんからバイトーイエッセンスを頂いてしまいました(下の写真の左側がそれ)(楽子さんありがとうございます!)。
これは何か作らなくては!
よし、手持ちの使いかけのココナツミルク、同じく使いかけのゼラチン、またも使いかけの生クリームでパンナコッタだ。
楽子さんのアドバイスでは、バイトーイエッセンスは使いすぎない方がよいとか。
ほんの少量、スプーンに移して、っと・・・・小瓶のふたを開けてびっくり。
あたり一面にタイ米の香りが漂います。リビングに座っていたダンナサマが、あれ?タイカレーの匂いがするけど、と声をあげていました。
(タイカレーの時はタイ米を炊くのでダンナサマの頭の中でごっちゃになっていた模様)
まーびっくり、と瓶に鼻を近づけてクンクンしてみると、何だか違う匂い。強すぎるのかな?希釈するとタイ米の香りってことだな、きっと。
おいしいタイ米の香りな訳ですから、タイの人に好まれるハーブなのですね。
2008/5/26バイトーイエッセンスとココナツミルクパンナコッタ
ミントを飾って(これも楽子さんから。ありがとうございます)、いつも素っ気ないものばかりの私にしては、おしゃれなデザートになりました。
今回、ゼラチンもココナツミルクも生クリームも、ほとんど分量適当にも拘わらず、これまで作った中では一番丁度良い固さのパンナコッタになりました。
そして味も上出来☆ココナツミルクの風味とバイトーイの香りが丁度良いハーモニーです。
(適当に作ったので再現不能かも。一期一会だわ・・・。)
カップ2つ分出来たので、もう1個の方はちょっと変わったことをしてみました。
焼きかりんとうというものを砕いてトッピング。
ハーゲンダッツアイスクリームのミルフィーユ味にパイ生地みたいなものがふりかけてあるけれど(TVCMで見たけど食べたことありません)、あれが脳裏をよぎったのです。
かりんとうトッピング
(ミントも載せればよかったけれどうっかり忘れて全部ミントティーにしてしまいました) こちらの焼きかりんとうも楽子さんからの頂きもの。
通常のかりんとうは、小麦粉生地を油で揚げたものに黒糖をからめてあるけれど、こちらは揚げずに作ってあるそうです。
キャラメルコーンみたいかな?と予想しつつ食べてみると、結構しっかりした歯ごたえ。そして揚げていないので、さっぱりしています。普通のかりんとうはパイやクッキーで、こちらはクラッカーまたはおせんべいに例えられるかも。
使ってある黒糖が上質なのだと思うけれど、後味すっきり、心なしかひんやりするようなさっぱりした甘さです。
かりんとうトッピングのパンナコッタ とろりんつるりとしたパンナコッタに時折サクサクしたかりんとうを感じて、こちらもおいしかったです。楽子さんおいしいかりんとうご馳走さまでした!
バイトーイエッセンス、ほかにどう使いましょう。
香り米でなく安い方のタイ米を炊くときに少しこれを入れると、香り米に変化するかしらん。ココナツミルクを使った
こんなお菓子とか
あんなお菓子にも、合いそうですよね。