採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

スイートスプリングママレード

2011-02-28 | +ジャム・ピール(果物系保存食)

先日、duckbillさん御用達の大東京綜合卸売センターに連れて行って頂きました。
メンバーは、duckbillさんご夫妻、わらびさんご夫妻、onoさんご夫妻と私。

市場にはさかながあると聞いて、母の目がキラリ。
お友達にも配るし沢山買ってきて、との使命を帯びて、がっつり買い物をしてきました。
とはいっても、魚介普段滅多に買わない分野なので相場がいまいち分かりません。
duckbillさんにすすめて頂いたりして、ゲットしてきたものは次の通り。

・スルメイカ トロ箱1個
・ハタ 丸一匹
・イシガキダイ 丸一匹 (わらびさんと半分こ)
・アジ 6匹くらい
・ミル貝 2個
・干物類 カレイ数枚、サンマ、鮭、等
・黒毛和牛切り落とし(魚に興味ない父用)
・豚ホホ肉

慣れない魚介の買い物で、すっかり燃え尽きた私ですが、とあるデパ地下に移動して、もうひとふんばり(いや、誰も頼んでないって・・)。

・チーズ
・山形の新ブランド米 つや姫
・グリーンオリーブのアンチョビ詰め

なども仕入れてきました。
解散後、わらびさんのお宅で(美味しいものをつまみつつ)しばし休憩させて頂いた後、帰宅。
何しろ魚介は買ったあとが大変。
魚は主に母が捌いたのですが、私と父でイカを担当。
皮を剥いたり肝に塩を振ったり。ゲソの吸盤を取るのを忘れたり。
夕方いっぱい頑張って、その晩と翌日昼には次のようなお料理にあいなりました。

・イカ
皮を剥いた胴体とミミでお刺身(一部冷凍)
ゲソ・ワタ・皮むき済みの胴体・耳で塩辛
皮を剥かないミミつき胴体で一夜干し(その後一部冷凍)
(父の要望により、この忙しいときに!)胴体の天ぷら・ゲソ掻き揚げ
一部をレモン汁と香菜でセビーチェ風サラダに 

・イシガキダイ、ハタ
身はお刺身 アラは和風アラ煮
イシガキダイは2枚におろす際にわらびさんが綺麗にウロコをとって下さいました)
ハタの頭は丸ごとオーブンで塩焼き
子供の頃父が釣ってきた魚がハタの一種だったのです(ハムールと呼んでいました)。
丸ごと頭のオーブン焼きは、心の味です。弟と目玉を奪い合うようにして食べていました。
両方の肝の煮付け (美味~。わらびさん、イシガキダイの肝、沢山つけて下さいましてありがとうございます!)

・アジ
アラはうしお汁
身は〆鯖的なもの

・ナミガイ(白ミル、ミル貝とも)
じつは食べるのは今回が初めて!
お刺身(レモン汁)が美味でした。柚子胡椒が欲しかった・・。今度実家にキープしておこう。

・ミックス
アジのうしお汁の残り、塩焼きハタ頭の皮と骨を煮出したもの、ハタの頭の身、ミル貝の一部を使ってサフランとドライトマト入り洋風スープ
翌日のランチに、ごはんにかけて雑炊というか汁かけごはん?にして食べました。
わらびさんから頂いたタイムが決め手でした☆


いやー。色々なお料理で楽しめました。
アラ煮の汁が、また美味しい。ごはんにかけるとグーです。
この忙しいときに!と思った天ぷらも、作っておいてよかったです(揚げ担当は発案者の父)。家に持って帰って翌日の夜も楽しめました。
魚好きの母と私はすっかり満足。

でもミル貝は、父は勿論ですが、母もそれほど好みではなかった模様。
すごく美味しいのになー。
魚をとりに来てくれた母のお友達に裁き方を教わったし、私はまた買おうと思います。
コリコリして、貝独特の磯の味と香りがあって大変気に入りました。

こんなに美味しい魚介があるときに、ダンナサマは何をしていたかというと、出張で留守。
可哀想になあ。
一夜干しが冷凍してあるからねー。
あと、今度ミル貝を剥いてあげるね。


==話はかわってタイトルの話題==================


スイートスプリングという柑橘をお友達から頂きました(onoさんありがとうございます!)。
この柑橘は、八朔と温州ミカンの交配種だそうです。

なるほど、皮が八朔に似てやや厚め。
ですが皮が緑色がかった状態でも果肉はとても甘く(苦味もなく)、酸味はあまり感じません。
袋の皮も八朔より薄めで苦味はなく、皮ごとくし形切りにして、かぶりついて食べてしまえる程です。

面白いことに、何個か食べていくと、八朔寄りの果実とミカン寄りの果実、両方があります。
とある果実は、果肉のツブツブがぷりぷりと固めで八朔に似ています。
また別のものは、表皮が薄くて果肉は柔らかめ、なんだかミカンに近いです。

勿体ないと思いつつ、何個か絞ってジュースにしてみたら、これは絶品。
絞りたてジュースは、ちょっと別物です。

そして、折角なので、やっぱりママレードにもしてみないと。
(ジャム作りは久しぶりかも?)

皮は一部をピール用にして、果肉のほうが多めという贅沢配合で作ってみました。
ピールのシロップ漬けの中味をチョコがけしたので、そのシロップが余っていましたが、それも投入。

2011/02/11作スイートスプリングママレード ジャム作りは随分久々の気がします。
伊予柑ママレードも作りたいな。

2011/02/11作スイートスプリングママレード


2011/02/11作スイートスプリングママレード ピールのシロップを使ったせいかどうか、けっこうゆるめになってしまいました。
もう少し煮立てればよかったのかな・・。




===========

今週は更新少なめ、コメントのお返事が遅れがちになるかもしれません。
しばしお待ちを~。
コメント (4)
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丸ごとタンカンのスパイスビネガー漬け2011

2011-02-24 | +ジャム・ピール(果物系保存食)

昨年は、頂き物のタンカンを使って色々なものに加工してみました。ママレード、リキュール、輪切りコンフィ、などなど作ってみた中で、一番気に入ったのが「丸ごとタンカンのスパイスビネガー漬け」。

『プリザービング』にあった「丸ごとオレンジのスパイス漬け」をタンカンに変えたものです。
鶏肉や豚肉など白身のお肉を焼いたものに添える、と本にはありましたが、赤身の鹿肉にもぴったりでした。
酢とオレンジってどんな味?と作ったときは不安でしたが、食べてみるとさすが肉食文化圏のレシピ、お肉にあいます。

去年は試しに作ってみた程度の量でしたが、来年は量産しよう、とタンカンの季節を楽しみにしていました。

作り方は昨年とほぼ同じですが、昨年の教訓を忘れてたり、蒸し器に移す際にビンを倒したり、台から落としてビンを割ったり、今年の方がハプニング多発でした。
いつもの鍋ではなく、大量に作ろうとすると、何かしら問題が起こるものです・・・。分かっているけどつい・・。


■■丸ごとタンカンのスパイス漬け
■材料(実際はもっと沢山作りました)
小ぶりのタンカン  1kg
りんご酢 1リットル
砂糖   750g
レモン果汁  1コ分
クローブ
(スパイスバッグの材料として)
クローブ 小さじ2
シナモンスティック 2本
カルダモン  小さじ1

■作り方
(1)これから加工する予定のタンカンを、ビンに仮に詰めてみる。
意外とピッタリのビンというのはないので、タンカンを煮てしまった後から探すのは結構大変です。
これが重要と昨年分かっていたはずなのに、まあいいか、と省略して、やはり後から困りました。
(2)タンカンをよく洗う。
昨年はさっと熱湯を通しましたが、今年はなし。
こうすると次に茹でる際にやや水が濁り気味ですが、いい香りは抜けにくい気がしました。迷うところです
本ではカヌレナイフで皮を筋状に削っていましたが、タンカンの皮はごく薄いのでそれはしませんでした。
(3)タンカンを鍋に入れ、ひたひたの水を入れ煮立たせ、沸騰したらとろ火で20~25分、あるいは皮が柔らかくなるまで煮る。穴杓子でタンカンを取り出しよく水を切る。
ここで、沸騰後は本当に弱火でないと、皮がはじけて敗れてしまうので要注意です。
タンカンの場合皮もごく薄く果肉も柔らかなので、10~15分くらいでよかったのかもしれませんが、何しろ寸胴鍋満タンの量なので、沸騰するまでにかなり時間がかかってしまいました。
まずお湯を沸かし、その中にタンカンを入れ、数分煮るというのはどうだろうか。
(4)タンカンを煮た水は多めにとっておく。まずは1リットル(ビネガーと同量)だけ計り、ここに同量のビネガー、砂糖、レモン汁、スパイスバッグ(私はバラバラのまま入れました)を入れて煮立たせ、10分間アクをとりながら煮詰める。火を止めたらタンカンを鍋に入れ、一晩置いておく。
瓶詰めする際に、かなり大量の液体が必要になるため、この段階での液体は、タンカンがたっぷり浸かる以上の量が必要です。
瓶詰めしていて足りなくなりそうなら、残しておいたゆで汁と新しい酢で、再度スパイスビネガーを作ることになります。
(4)翌日、鍋を火にかけ、沸騰したらごく弱火で20分煮る。火を止めてタンカンを取り出し、少し冷ます。
ここでもごく弱火でないとはじけてしまうので要注意。
(5)タンカンにナイフで小さな穴をあけ、そこにクローブを刺し、加熱消毒済みの瓶に入れる。
何本も挿すと格好いいですが、クローブの風味はかなり強いので、1,2本でよさそうです。
(6)シロップは、やや濃くなるまで煮詰める。
このとき味見して、「結構酸っぱい☆」と思う程度の味がよいと思います。
タンカンが完全にシロップに浸るように瓶に注ぎ入れ、これを脱気密封する。
1ヶ月後以降が食べ頃。

 

2011/02/08タンカン 皮が別嬪さんのものを選り分けてみました。
どちらがそうかというと、左側。

鍋から盛り上がっていますが、茹でたらへしゃげるから大丈夫!

・・・と思っていたけれどあまり減らず、結局鍋2つに分けて酢に漬けておきました。


2011/02/09作タンカンビネガー漬け 小さい方の鍋を瓶詰めした際はまあ問題なし。
タンカンにあうサイズのビンを探すのは、やはり結構大変。
来年こそ調理前にあらかじめテストしておこう。

2011//2/09作
タンカンビネガー漬け
2011/02/12作その1タンカンビネガー漬け 1バッチ終わっても、まだ大鍋に満タン残っています。
大鍋のままでは問題がありそうなので、とりわけて分割して瓶詰め作業。
なのにビンを倒したり割ったり。ここまでひどいミスは久々だわ・・。
奮発して高い方の「純りんご酢」を買ったのに・・・。

くじけそうになりましたが、そんな場合じゃないのでした。全部詰めちゃわないと。予備にお酢をもう1本買っておいてよかったよ。

2011/02/12作その1
2011/02/12作その2タンカンビネガー漬け 2011/02/12作その2。

2011/02/12作その3タンカンビネガー漬け 2011/02/12作その3。

2010/7/15鹿肉のローストにそえたところ 使用例。

この時のようにお肉に添えると、とてもさっぱりして美味しいです。



頑張って作ったのはいいけれど、1年にこんなにお肉料理をしないかも?
沢山ってどのくらいのつもりだったんだろう。

この日はこのあと、キムチヤンニョムを作ったり、鹿肉のベーコン巻きを作ったり。
なんだかすごく頑張った日でした。
いつもこのくらい元気だとよいのだけれど。

コメント (3)
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鹿肉のベーコン巻き

2011-02-23 | +ふたりの日

父の知り合いから、「イノシシのレバーだよ」と頂いた冷凍のお肉がありました。
よし、久々にパテでも作ろう、と豚(ちょっと奮発してローズポークという銘柄)のバラ肉とモモ肉を買って、少し塩をしてピチットで包んでおきました。
よし明日が作業だという前日、件の冷凍肉を冷凍庫から取り出して、袋ごと水に漬けて解凍。
翌日見てみると・・・・。

こ、これはレバーではないような。

赤黒い色ではありますが、筋肉の繊維らしきものが見えます。
これは鹿のロース(一番美味しいところ)では?
念のためちょっぴり切って焼いてみましたが、やっぱりこれは、「肉」だわ。

パテ用にレバーの代わりにロースを使うのも勿体ないし、豚バラと豚モモが中に浮いてしまいました。
どうしましょう。
けっこうな量のお肉が3塊も・・・。

2011/02/07パースニップ 肉料理といえば、やはり肉食文化圏の料理本が参考になります。

こちらはイギリスのクリスマス料理取り寄せカタログ(marinoさんありがとうございます!)。
レシピはありませんが、ヒントがありそうです。

2011/02/12イギリスのクリスマス料理カタログ2011/02/12イギリスのクリスマス料理カタログ これだわ!
鹿肉を、微塵きのこのソースと編み込んだベーコンで包んだお料理。
ポルチーニオイル漬けもあるし、(ベーコンではないけど)塩バラ肉もあるし、丁度よさそうでは☆☆

2011/02/12イギリスのクリスマス料理カタログ2011/02/12イギリスのクリスマス料理カタログ 魚コーナーも見てみると、「クランベリーとオレンジの詰め物」も気になります。これは鹿にも合いそうです。
鹿肉ローストのタンカンビネガー漬け添えはさっぱりしてすごく美味しいので、キノコソースでなくフルーツ系にしようかしら。


丁度、タンカンビネガー漬けを瓶詰めし終わったところで、ビンに入らなかったのが1個、余っていました。

ドライクランベリーもあるし。
あと、つなぎはどうするんだろう?
肉の回りに密着させるためには、何か挽肉的なものが必要?
むむ。
ちょっと悩みましたが、スタッフィングによく使われるのはパン粉よね、と肉系ではなくパン粉を使うことに。
タマネギの類はこの時は思いつかなかったので使いませんでした。

探せばレシピがあったのかもしれませんが、適当に思いつきで作り始めたので調べている余裕もなし。
という訳で、次のように適当に作成。

■■鹿ロース肉のパンチェッタ巻き
■材料
鹿ロース肉
パンチェッタ(もしくはベーコン)  スライサーで薄切りにする
タンカンのビネガー漬け  刻む
ドライクランベリー  刻む
パン粉 (今回はパン・ド・カンパーニュ風のパンだったが、もうちょっと柔らかいパンがいいかも)
塩・胡椒
ローリエ・ローズマリー
タコ糸
【つやだし用】
タンカンのビネガー漬けのビネガー
寒天またはゼラチン

■作り方
(1)バラ肉をスライサーで薄切りにする。丸めて切ると比較的切りやすかった。
(2)ラップを大きく広げ、バラ肉を格子に編み込む。
バラ肉は正確な帯状ではないので、適宜向きをかえて、隙間がないように。
ラップとバラ肉の間に、予めタコ糸を何本か挟んでおくといいかも。
(3)鹿肉に塩胡椒をして表面だけ焼いておく。
こうすると、ぐにゃぐにゃのお肉がやや形が定まるので扱いやすかったです。
(4)パン粉、刻んだクランベリー、刻んだタンカンを混ぜる。パラパラではなくややしっとりした方が扱いやすい。
(5)編んだバラ肉の上にこのミックスパン粉を載せ、鹿肉も載せ、ラップごと、くるりと巻く。
左右のバラ肉を交互に編み重ねるようにくみあわせておく。
ばらけそうになるのをだましだまし、そっとタコ糸でしばる。きつすぎてもよくない気がする。
バラ肉に余裕があれば重なりが多くてほどけにくいのでしょうが、今回ギリギリのサイズだったためスタッフィングがこぼれそうになり、このあたりが結構大変でした。
今思うと、ラップごと大まかにタコ糸で巻いて、後からラップを細かく切って抜き取るという手もあっただろうか。
(6)フライパンで表面をまんべんなくこんがりと焼く。
(7)オーブンに移し、焼く。このときお肉の下にローリエとローズマリーを敷いて香り付けする。
途中、時々お肉の向きを変えてみる。
(8)焼き上がったらしばらく冷ましてからつや出し液を塗る。
切る際は、適度な厚さに切るとばらけにくい。


はひー。
クリスマスでもないのに、お客さんも来ないのに、(そしてダンナサマの帰りはすごく遅いのに)こんな手のかかった料理をするなんて(しかもつや出しまで)。

まあ自分がやってみたかっただけだからいいけど。
出来上がりはともかく、達成感はあったかも。
写真もいくつか撮っておきました。

2011/02/12鹿肉料理 バラ肉を編んだところ。
この薄さに切ることが出来たのはやはりスライサーのおかげです。

2011/02/12鹿肉料理 お肉の周りにまぶすもの。
もうちょっとしっとり気味の方が扱いやすかったかも。ビネガーか何かを少しまぶせばよかったかな。

2011/02/12鹿肉料理 ばらけそうで心配で、縦横ぐるぐる巻きになっています。
実はタコ糸を切らしてまして、買いに行くか迷ったあげく麻紐で代用(洗ったし、しゃぶってみたら大丈夫そうだったので)。
最初ばらけそうでも、生肉で巻いているので焼くとくっつきます。
ベーコンの場合はくっつかなさそうなので、重なりをかなり多めにした方がよさそう。
2011/02/12鹿肉料理 つや出しも塗ってみました。
てりてりした方が美味しそうかどうか、私にはよく分かりませんが、このあとしばらくもたせるので、乾燥防止にはなったと思います。

2011/02/12鹿肉料理 さて懸案の断面!
な、なんとかOKでは?
(今思うと本と同じ向きで写真を撮ればよかったな・・・)

食べる時には一切れを更に2つに切る必要があり、綺麗な断面のまま、という訳には行きませんが、スタッフィングのフルーティな風味がお肉に添えられて、なかなか美味しかったと思います。


この日は朝からタンカンビネガー漬けの瓶詰め(3回)と、キムチヤンニョム作りと、そしてこの鹿肉パンチェッタ巻き。
3つも作業をして、私にしてはすごく頑張りました。
なので、肉料理はあっても、つけあわせはなーんもなし。
そのせいかなあ、ダンナサマの感動が薄かったような。ちぇー。

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キムチのもと(ヤンニョム)

2011-02-22 | +野菜系保存食
とある近所の産直に売っている「キムチのもと」が、結構美味しいよ、とお友達に教えて頂きました。
早速私も買ってみよう。
友人の畑から大根とカブを抜かせてもらってきたので、大根キムチなんていいのでは☆

2011/02/11キムチのもと こんな感じの、コテっとしたペーストです。

2011/02/11キムチのもとで作った大根キムチ ちょっときつめに塩をして水分を出した大根とカブに和え、My切り干し大根もちょっと入れて、あっという間にキムチの出来上がり。割と甘口で辛さ控えめで、漬けたての浅漬けでも美味しいです。

拍子抜けするくらい簡単だわ・・・。
2011/02/11キムチのもとで作った大根キムチ 材料を見てみると、唐辛子、ニンニク、生姜、砂糖、食塩、だし汁、イカ塩辛、りんご、アミエビ塩辛、ゴマ、昆布、とあります。

意外と普通の材料ばかり。
我が家にあるもので作れそうな気がする・・・。



というわけで、まだ市販品は残ってはいますが、キムチヤンニョムに初チャレンジすることにしました。
まずはレシピ検索。
最初にヒットしたサイトが、この市販品とかなり近い構成で、しかも我が家にあるものばかりです。これはラッキー、と他をろくに調べもせず、参考にすることにしました。

冷蔵庫や冷凍庫をあさると、大体材料が揃います。
(うちの冷蔵庫ってすごい)
早速製作開始!
計量して、出汁の鍋を一度煮立て、その他は生のまま混ぜるだけ、と意外と簡単そうですが・・。
あれ?水2カップって随分多いような・・・。まあいいか、「きょうの料理」のサイトだし、間違いはなかろう。

(ここに落とし穴が)

■■キムチヤンニョム
こちらのサイトを参考にしましたが、水の量は各自様子を見ながらがよいと思います。あと、写真はレシピで出来上がるものとは違っています)
■材料(出典の3倍量で作成)
【液体】
出汁パック 2袋(袋を破いて使用)
水 資料には6カップとあったが、2~3カップでよいと思う
白玉粉 大さじ3 (分量の水から大さじ3とりわけて溶かしておく)
はちみつ 大さじ3
三温糖(または砂糖) 大さじ1.5
【粉末】
粉とうがらし150g弱、パプリカパウダー適量  あわせて200gくらい
【非加熱のもの】
蝦醤(中華食材のエビ塩辛ペーストのようなもの。アミエビ塩辛の代わりに使用) 約220g
ズガニ醤油漬けの液体部分
りんご 2コ分
にんにく(冷凍を使用) 6かけ分
しょうが 60g
白ごま 大さじ3のところ、増やしてざざっと投入。大さじ5くらいか
【水分吸収用】
切り干し大根微塵切り
薄切りのドライニンジン

■作り方
(1)出汁パックをやぶいて水と一緒に煮立て、一旦さます。
(2)白玉粉に少量ずつ水を加え、なめらかに溶いておく(一気に水を混ぜるとダマが消えないので注意)。
この水溶き白玉粉を出汁に加え、弱火で煮立てて糊状のものをつくる。
(この段階でえらく水が多いと思ったんだよなあ。水なんてあとで足せる訳だし、直感に従うべきだった・・。)
更に蜂蜜と砂糖も加える。
(3)唐辛子をボウルに入れ、あら熱をとった糊状だし汁を加えて混ぜ、完全にさます。
(4)冷ます間、りんご、にんにく、生姜をスティックミキサーでピュレ状にし、その他非加熱のものとあわせておく。
(5)冷めた唐辛子液に、りんご等のピュレを混ぜる。
(6)この段階で水分多すぎのちゃぷちゃぷのため、切り干し大根やドライニンジンを混ぜてみました。ほどよい甘みと旨みも期待したいです。
薄めの仕上がりなので、すぐ使わない場合は冷凍保存!

2011/02/12蝦醤 アミエビ塩辛の代わりに使ったのはこちら。
蝦醤(シュリンプソース)は、だいぶ年代物ではありましたが、極めて塩辛いし発酵食品だしずっと冷蔵庫にあったし味見して大丈夫だったのでOK。
「真かに漬」もとても塩辛いもので、少しだけ残っていたものを漉して使いました。
2011/02/12作キムチのもと 作りながら水がえらく多いと思ったのはあたっており、じゃぶじゃぶの出来上がりに・・・。
ああ、やっぱり・・・。
そうだと思ったよ。

何か水分吸収剤に・・・ということで、冷凍庫にあった切り干し大根やドライニンジンを投入。
2011/02/12作キムチのもと コテッとしたペーストの方が嵩張らないし保存性も高そうだし、よかったのになあ・・。
ゆるめピュレがこんなに沢山出来てしまいました・・・。


キムチヤンニョムの問題点は、味見してみても辛すぎてよく分からないということです。
でも、割と買ったものと近い気がする。

市販ペーストよりはややhotな気がします。
そして甘さの方は随分少ないような感じです。市販品は結構甘めに作ってあるのかも。自作品にももうちょっと足してしまおうかしら。
塩分はだいぶ控えめのように感じるので、下漬けの際にしっかり塩をするとよさそうです。
最後、水分を吸収させたくてゴマを多めに投入してしまったので、ゴマの風味がやや突出していますが、野菜と混ぜたら薄まるはず。

最終的には発酵の力によって美味しくなってもらうことを期待しよう・・・。
(お裾分けされちゃった方、他力本願でスミマセン・・・)


それにしても、「みんなのきょうの料理」サイトには騙されたなあ。
確かにレシピ通りに煮干しや昆布を入れて10分も煮たら随分蒸発して水分が減るはずで、この辺を適当に読み飛ばしていた自分が不注意でした。出汁パックの場合はその分少なめに加減しなくてはいけなかったとは思います。
でも、用意する水の量だけ書いて、使うだし汁の分量を書かないというのは、ずいぶん杜撰なレシピでは。鍋の大きさや火加減によって随分違ってくるはずでしょうに。
出来上がり写真も、材料表に載っていないものが混ざったものが写っているし。
ちぇー。

別にすごく変なものが出来た訳ではないけれど、なんだか悔しい気分だわ。
やはりレシピはいくつか比較してみるべきですね・・・。
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パースニップ

2011-02-21 | +野菜

お友達から珍しい野菜を頂きました(メグミさんありがとうございます!)。

2011/02/07パースニップ 白ニンジン、ではなくて、パースニップというものです。


パースニップは、ニンジンと同じセリ科です。
調べてみると、和名はアメリカボウフウ。
そしてそれは、『ドリトル先生』シリーズに出てくるブタのガブガブの好物なのです。
作品中では、オランダボウフウとなっていますが、これは井伏鱒二の意訳(造語)だと何かで読んだことがあります。

ガブガブは、いつも食べることばかり考えているのんきなブタで、花束よりもパセリの束の方がいいのでは、と真剣に考えたりするヒトなのです(私もそう・・・)。

最近、昔読んだ児童文学が非常に示唆に富むような気がしています。
『メアリーポピンズ』のロバートソン・アイは実は私そのものかも?と思っていたところでしたが、そうそう、ガブガブもいました。
私=(ロバートソン・アイ+ガブガブ)/2
だな。

ガブガブの大好物のオランダボウフウって、これだったのか!ずっと謎でした。

生で少量囓ってみると、ニンジンのようなセリ科の強い味がして、ニンジンよりやや固めです。微かにほろ苦いような味もあります。
皮付きのまま乱切りにして、少量の水でじっくり蒸し煮にしてみました。
そうすると、全く何の味もつけていないのに、ニンジングラッセの味
甘くてとっても美味しい!
ガブガブが大好きになる理由がわかります。

2007年、ウィーンのレストランで食べたあの美味しいマッシュは、パースニップだったような気もするなあ・・・。
でも、ターニップの可能性もあるらしいので、いつかターニップを味見してみたいものです。



2011/02/07パースニップ 蒸し煮にしたあと、バターを少量のせてオーブンで焼き、お肉料理に添えてみました。

(えーと、アメリカ風メガ盛りに見えますが、二人分です)



これは是非ともまた食べたい野菜でした。
育ててみられないものかと種屋さんを検索したりしてみましたが、そういえば、私はニンジンすらうまく育てられないのでした。

むむむ。

種を買って、産直に出している農家さんにプレゼントするとか・・・。

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箱作り2011

2011-02-17 | +紙工作

この冬は、干し芋やピールのチョコがけと同時にその箱づくりも頑張りました。

あまり裏話を書くのはスマートではないと思うのですが、一応自分用の記録のために書いておきます。
(なのであんまり読まないでね☆)

箱作り、全然迷ったりせず、テキパキ・サッサと作ったのよ☆ (当然嘘です)

============

この秋、お芋が沢山穫れたときから(というか苗を植えたときから)、干し芋を量産する予定でした。
製品が沢山出来ると言うことは、誰かに貰ってもらわないといけません。
人にプレゼントするためには、容器が必要です。

「箱って意外と重要だし時間もかかるのよねー」とお友達のmarinoさんにも教えて頂き、どうしたものか、年末頃(干し芋製作着手前)から悩み始めました。
中に割と重たいお芋が入るので、結構厚い紙でないと中味を支えきれません。
厚紙ってどこに売っているの?いっそ箱屋さんに発注してしまおうかしら、とあちこちネットで見て回っていたとき、はっとひらめきました。「み」(上下に分かれた箱の、ものを詰める方の側。ふたでない方)だけガッチリ丈夫なら、フタはそれほど分厚い紙でなくても大丈夫だわ!
薄手の段ボールなんてピッタリでは!

そうこうするうちに、好きなサイズの段ボール板を、画期的な自動見積システムを使って、ネット上から小ロットで注文出来るサイトを見付けました。
片面色つきの段ボールというものもあるようですが、桁外れに高価なので、クラフト紙(茶色)で我慢することに。

フタ用の紙は、別の紙屋さんで発見。アウトレット品だったためあまり選択の余地もなくクリーム色になりました。
購入したのはB4サイズで、これを半分に切って蓋にします。

もっとシックな、都会的な方がよかったけれど、中味が干し芋だし、まあナチュラルカラーというのもありでしょう。


2011/01/24段ボール板 こちらが注文した段ボール板。長さ327×幅534mmです。
E段と呼ばれる厚さ約1.5mmのもので、みかん箱などよりはだいぶ薄口です。

色々な用途に使えるように、目的サイズの3倍の、大きめの状態で購入。
これを3つにカットして干し芋用の箱にします。
2011/01/28箱展開図 私が作ったのは、蓋と身が分かれているタイプの箱。
C式と呼ばれます。
金具を使わず折り込んで組み立てるものが標準のようですが、今回は、ホチキスで留める、簡易C式です。
身の方は、内側にホチキスの金具が出ないという「折り込み式」にしてみました。
2011/01/28身を組み立てたところ 身を組み立ててみると、段ボールの摩擦のせいか、ホチキスやテープを使わなくてもかっちり留まるということが分かりました。
これは便利なり。
捨てるときも紙100%なので気楽ですよね。


E段という段ボールは、思ったよりずっと扱いやすくて感激です。
定規をあてて、鉄筆(てっぴつ)でやや力を入れてガイドラインをつけると、あとは簡単にパキっと、折ることができます。
普通の厚紙の場合、完全に折りたたんで、折り目の上を固い物で押しつけるようにしないと、綺麗な折り目は出来ませんが、段ボールだと手で大丈夫。


干し芋用の箱を作り終わったところで、ピールのチョコがけが量産の気配(いや、やってるのは全部自分なんですが)。
チョコの箱のことは今年はあまり考えていませんでした。
去年作った箱の設計図が探せばどこかにあるはずだし、あれでいいかなーと軽く考えていたのです。

でも、昨年のチョコの箱のミは、フタに比べてカットも折りも結構大変なんですよね・・・。
折角沢山ある(そして折るのが簡単な)このE段を使って何とかしよう、と色々思案。

結局、購入した段ボール板を4等分した細長いサイズで作成することに。
フタの方は、ホチキス止めよりは高級感のある、C式の組み立て式に(昨年と一緒のスタイル)。
たまたまというか丁度というか、フタはB4の紙1枚の長さにぴったり収まることが分かりました。
幅は丁度A4くらいの幅。これが非常に重要で、たまたまこの幅だったのでプリンタにかけることができました。
フタの設計図は印刷するので、プリンタにかかるかどうかが非常に重要です。

いくつか試作してみると、干し芋のときはまあよかったナチュラルカラーが、チョコにはどうもさみしすぎるというか野暮ったい気がしてなりません。
昨年の柄を流用しようかと簡単に考えていたのですが、昨年とは紙質や色が違って全く合わない!
ひー。
しかも、パソコンを替えたため、昨年使ったマイクロソフトオフィスの描画機能は使えません(オープンオフィスになってしまった)。


ここで結構悩んで、そういえば唐紙のデザインってクリーム色にあうかも、と検索。色々見ているとインスピレーションが湧いてきます。
検索の過程で、たまたま素敵なWEB素材屋さんも見付けました。
素材屋さんのデザインは、さすがプロの仕事です。思ったよりもずっと素敵になりそうです。
色つきの模様を印刷出来ることを考えると、やむなく選んだクリーム色の紙も、悪くなかったかもな・・・。


身とフタと、あと敷き込む薄紙までは何とか目途がたちました。
あとはしきり。
昨年は、全部のチョコを、しきりなしで適当に詰めてリストを添えたのですが、どれがどれか分からないという意見がありました。
今年は一歩前進してしきりをつけよう。

2011/02/02チョコの箱 しきりについては、何日考えてもなかなかひらめきません。
結局、身の全周を囲うように枠を作り、そこに両面テープでしきり板を張りつける方式に。

後から考えると、四角い枠を4つ嵌め込む、という手もあったかな?
2011/02/02チョコの箱 こちらは、出来上がったチョコを一旦種類別に納めておくための浅い箱。
(私にしては珍しく用意がいいです)
お菓子の空き箱などを流用するという手もありますが、同一規格で積み重ね可の丈夫な箱があって、かなり便利でした。
2011/02/04チョコの箱

箱の模様色々。
丁字唐草、木賊(トクサ)、海松(ミル)、など。
個人的には半分色を替えた渦巻きが気に入っています。
(実は慣れないフォトショップをいじっていて偶然出来た)

2011/02/11チョコの箱 こんなのも作ってみました。
(ポピー、丁字唐草、吾亦紅(ワレモコウ))
みなさんどれがお好きですか?

ダンナサマは、唐草模様を別の模様の上に重ねたら、とか言っていましたが、そうしたら何だかうるさくないかな。

2011/02/02チョコの箱 箱にチョコを詰めてから、あ、薄紙を留めるシールがないと100円ショップに。
でも思ったサイズや模様がなくて、やっぱり自作することになりました。
WEB素材屋さん、またもお世話になりました。

薄紙が、つんつるてんで反省。
もう少し重なりが多い方がよかった。
22011/02/02チョコの名札 で、最後が「名札」。
どのチョコがどれか、説明書きをつけなくては。
折角しきりをつけたし・・・。
これがまた、チョコの在庫との関係で組み合わせが微妙に異なるため、印刷して済ませる訳にはいかなさそうです。そもそも紙の端切れを利用するので、プリンターにはかからないし。
22011/02/04チョコの名札 結局、6箱くらいずつ箱詰めし、ひとつだけチョコの部屋(さぶい)で現物を見ながら記入、残りは暖かい部屋で手書きで書き写しました(上と左のように内容は多少異なってます)。

左側3つのしきりは、チョコが2段になっています。
チョコを入れてみてから、箱の高さが高すぎるじゃん、と気づいてチョコの方を2段にすることにしたような気がする。‥ドロナワ式?
22011/02/04チョコの箱 自然光で写真を撮ると、なかなか素敵に見えます。
作ってよかった、かな?

(カノンさんの写真を使わせて頂きました。ありがとうございます!)



■注意点・今後の課題

・チョコの箱詰めの際は寒いので厚着すること。
・名札はやはり印刷する方が、綺麗で楽では。端切れを使っちゃおうとケチらず、印刷すべきかも。
・チョコの箱を作り終わったあとに気づいたが、干し芋の箱のフタにもなにか模様をつけてあげればよかった。
 「採集生活」のハンコのシール(剥がし易いもの)を貼れば良かったな。サツマイモはまさに採集したものだし・・・。
・紙全面に面的に印刷すると、紙が縮む気がする。
・極薄のトレーシングペーパーやオーブンペーパーを裁断する際は、薄くてうまく切れないため普通紙に挟み込んでから切ること。
・段ボールの色を変えるため、表面に何か薄めの紙を貼ったらどうなるだろうか。紙を貼っても綺麗に折れるかどうか。貼った紙が破れるかな。
・ココアつきのものは、しきりがあっても輸送の際などに粉が飛ぶ。はめ込み式の簡単なフタを作るといいかも。
・今年は試行錯誤しながらだったので、いつの間にか作り終わっていたけれど、同じ作業をまた繰り返すとなると、結構退屈かも。
また来年やるのなら、かなり早めに着手すること。


■参考情報
アース段ボール
こちらで段ボール板を購入。
自動見積コーナーで厚さ・サイズ・枚数を入力してネット注文出来るのでとても便利。
大洋紙器
段ボール箱の形式や設計図などの情報が沢山あります。C式折り込み式の設計図はこちらを参考にさせて頂きました。
紙21
アウトレットコーナーでファンシーペーパーを購入。
●猫と和風のWeb素材屋さん「林檎屋小間物店
色々使わせて頂きました。
●唐紙のお店 株式会社山崎商店
日本のデザインってすごい、とみとれてしまいます。
京からかみ 丸二
同じ意匠でもお店によって微妙に異なります。見るだけでも興味深いです。




●レザック80つむぎ 肌 四六版連量210kg(米坪244g) 257X364(B4規格)220枚
一〆価格  (2800*1.05+送料987/2)=3433
紙一枚あたり 16円  
お芋の箱1つあたり(2分割) 8円
チョコの箱1つあたり(丸1枚使用) 16円

 *連量は紙1000枚あたりの重さ
 *米坪は1平方メートルあたりの重さ


●段ボール板 長さ327×幅534
一〆200枚価格合計 (1枚単価22*200*1.05+送料570+代引料315)=5505
一枚あたり 28円
お芋の箱1つあたり(3分割) 9円
チョコの箱1つあたり(4分割) 7円

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しとぎ

2011-02-16 | +お菓子・おやつ

ここのところ、曇ったり(雪が降ったり)晴れたりで、毎日違う質の寒さです。
低温だけど晴れっぱなし、というのとは違って、翻弄される分、より寒いような。
ダウンの上着を2枚重ね(片方は別のヤッケのダウンライナー)にしていたら、ダンナサマがあきれた顔で見ています。


「Fujikaちゃん、まるで羽ぶとんみたいだよ。」
「だって寒いといやじゃない」
「きをつけ、してみな。手が脚につかないでしょ。」
「ドリフの相撲取りみたいだけど、いいの。きをつけ、しないし」

まんまるに着ぶくれたまま、エレベータに乗り込みました。
9人乗りのエレベータのはずなのに、どう見ても、私のほかに3人しか乗らなさそうです。
こ、これは。
私が4人分のスペースをとっているということ?(あと私のバッグが1人分)
厚着も考えものかも。

今度から階段にしなくては・・・。


==============


豆しとぎという食べ物をご存知ですか?
固くゆでた青大豆をすりばちで粗く擂り、米の粉をまぜ、豆のゆで汁を加えて棒状にまとめ、適宜スライスして、生のまま食べる、という青森や岩手などの郷土料理です。本来神様にお供えする食べ物のようで、「不浄火」を避けるため、生のままなのだそうです。

本で読んで知って以来、生の米粉??というものが不思議でずっと興味があったのですが、北東北に行く機会もなさそうなので、一昨年に自分で作ってみました

とっても適当に作っただけですが予想以上に美味しいものでした。
でも、実物は、ずっと謎のまま・・・。

そして先日、北東北にお住いのお友達が、本物のしとぎをプレゼントして下さいました!
(メグミさんありがとうございます!)

やった~。
本物のしとぎだ!
ワクワク☆

2011/02/05しとぎ 豆しとぎと黒豆しとぎの二種類です。



2011/02/06しとぎ 原材料は、大豆(青豆/黒豆)、うるち米粉、もち米粉、砂糖、食塩、となっています。
2011/02/06しとぎ 切ってみたところ。
上は豆しとぎ。やはり青豆の皮は剥いてあるように思います。

下は黒豆しとぎ。
黒い皮がマーブル模様になって綺麗です。
青く見えるのが黒豆の中味だと思うのですが、黒豆ってグリーンでしたっけ?そういう品種?収穫時期?

まずはしとぎ本来の食べ方で、そのまま頂いてみます。
しっとりひんやりして、少し粉っぽさを感じますが、生の米粉、という違和感は全くなくて、美味しいです。
この粉感は、あのお菓子のラムネを食べたときのような感じといえるでしょうか。
口に入れるとひんやりするところも近いです。

豆はほどよい固さで、丁度良い歯ごたえです。
私が作ったときは、固ゆでに気を配るあまりかなり固くって、翌日にこめかみが筋肉痛になったほどでしたが、そうか、このくらいまで茹でてもいいのね・・・。(当然よね・・・)

味は、勿論ラムネ菓子のように酸っぱくはなくて、米粉のいい香りと、豆の味がします。
私が作ったものより結構甘く、立派なお菓子、という味でした。
もう少し甘くない方が、いっぱい食べられてよさそう(ってこれ以上沢山食べてどうするつもりだか)

ひんやり感とポリポリした豆の食感が楽しくて、どうにも止まりません・・・。

食べ終わってしまう前に、ちょっと別の食べ方をしてみます。

2011/02/06しとぎ ホットプレートで焼いてみました。
蓋をしてしばらく置くと、米粉部分が透明に透き通ってきます。ますます、大理石のようです。

両面、軽く焼き目がついたら出来上がり。


焼いたものは、米粉部分に火が通って、すっかりお餅に変身してしまいます。
茹で大豆入りの柔らかいお餅という感じです。
香ばしくて柔らかくて、これはこれで美味しいです。

ダンナサマは焼いたものの方が好きだったようですが、でも私は、豆しとぎの本領はやはり「生」にあるのではないかなあ、と思います。
上質な米粉だからこそのお米のいい香りとひんやりした食感は、他のお菓子にはない美味しさです。

美味しいお米と豆がとれて、水も綺麗で冬は寒い北東北ならではのお菓子なのだと思いますが、今だったら冷蔵庫もあるし、他の土地で作って作れないことはなさそうです。
うちの地元でも作ってくれたらいいのだけれど・・・。

いや、やっぱりまた自分で作るかな。
休日の朝食に、ついうっかりぺろりと2本とも平らげてしまい、名残惜しい気分でいっぱいです・・・。

コメント (2)
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Myカラシナ

2011-02-15 | +きのこ以外

秋の種まきが出来なかったため、畑には、今収穫出来るようなものはあまりありません。
(何でだろう。サツマイモがずっと遅くまで植わっていたせいだろうか)

という訳で、青いお野菜が欲しいので、ちょっと散歩に行ってきました。

2011/02/09カラシナ Myカラシナ畑。
一昨年にみつけたMyカラシナスポットではなくて(あの場所は今年は少ない)、数百メートル離れた場所です。
散歩の犬は基本的にはこないところなので、一応安心。

ここにはびっしり!


2011/02/09カラシナ こんなに育ったものもあります。
太いトウ(花芽)をとるためには、間引かないとね!



という訳で袋を持って摘みに行ったのですが、肝心なものを忘れていました。
野生のカラシナは、丈夫な根っこが固い地面に深く深く突き刺さっており、ちょっと引っ張ったくらいでは抜けません。
何か刃物が必要でした。とはいえ、1回分くらいは気合いでむしってきました。

次は袋とカッターだな。 


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サツマイモせんべい

2011-02-15 | +お菓子(各国)
先日、これで最後の干し芋を干したあと、厚く剥いた表面を裏漉ししていました。

そういえば、このサツマイモピュレを使って作ってみたかったものがありました。
タイ方面に詳しいoonさんが、ラオス旅行中に見付けたサツマイモせんべいです。

oonさんによると、「サツマイモを蒸してココナッツミルクを混ぜて丸めて潰して干す」のだそうです。
どうやって食べるか(炙る?揚げる?)など不明な点は多々有りつつも、とりあえず試してみなくては。
このピュレは、蒸してあるし潰してあるし、もう出来たも同然。

ピュレに適当にココナツミルクパウダーを混ぜ、電子レンジで加熱して、タネの出来上がり。
これを、絞り出し袋でオーブンペーパーの上に絞り出し、もう一枚のオーブンペーパーをかぶせて押しつぶして丸くして干すだけです。

基本バージョンのほか、米粉を混ぜるとふくらむかも?と白玉粉を混ぜて、更に重曹も混ぜたものも作ってみました。

ここまでは、まあよかったんですが・・・。




2011/02/04サツマイモせんべい 絞り出したサツマイモピュレを、オーブンペーパーで挟んで薄くしています。



2011/02/04サツマイモせんべい ココナツミルクの油脂分があるため、割と綺麗にペーパーがはがれてくれました。

白玉粉ミックスバージョンは、水分をやや追加したせいか、何だか紙にくっつきます。
そして、さて干そうか、とザルをみてびっくり!!!
え?青カビ??
2011/02/06サツマイモせんべい ほんの十数分でカビが発生するとは思えません。
よくよく見ると、どうやら重曹と何かが化学反応を起こして、青緑色に変色してしまったようです。
不気味な色だ・・・。

不吉な予感が・・・・。
2011/02/06サツマイモせんべい 予感通り不幸は続きます。
薄いせいもあり数日で簡単に乾いてくれたのはいいのですが、食べ方がどうも謎です。

基本バージョンを、トースターやホットプレートで軽く焼いてみると、ややしんなり柔らかくなるものの、歯にとてもくっつきます。
1枚食べたら、奥歯のくぼみに詰まりまくってがなんだか雪の日の下駄のように・・・。

(写真右にみえるのは「しとぎ」です)
2011/02/06サツマイモせんべい あ、油は全てを美味しくしてくれるわよね、と揚げてみると、水分がみんな飛んで、ガギガギのおせんべいに。

膨らむかな?と微かな期待をかけた白玉粉バージョンも、揚げてみても全然膨らんだりせず、そのままのサイズのガギガギせんべいに。
(青カビカラーが目立たなくなったのはめでたいけれど)


よくよく考えたら、おせんべいというのは、もち米やうるち米、などの澱粉を糊化させて、結晶構造をとっているデンプン分子の隙間に水分子を入り込ませないと始まらないのでした。
この水分子が加熱によって膨張・気化することで、おせんべい自体がふくらんで、スポンジ状の(サクサクした)構造になるのです。(多分)
白玉粉を混ぜたあと、加熱しないままで乾かしても、ふんわり膨らむおせんべいにはなりようがないのでした。


それにしても、基本バージョンのサツマイモせんべいも、どうにもビミョーなものでした。
軽くあぶると、しんなり柔らかくなって、ほんのり甘くココナツミルクの風味もあって、味はまあまあ。けっこうお腹にたまるおやつです。でも随分と歯にくっついて、不便です。
揚げると固すぎる気がするし・・・。
だったら干し芋の方が美味しいなあ・・・。

ラオスの人は、どうやって食べているのかしら。
糒(干し飯)みたいに、非常食?
いや、でも市場で普通に売られているようですし、一般的なものではないかしら。
ラオスの人は、歯が丈夫、とか?

きっと材料の配合が違うのかも。
もっとココナツミルクが多いとか。


ふくらむ予定だった白玉粉入り版もちょっと悔しいです。
(よく考えれば想像がつくはずじゃーん。Fujikaのばか~)

(ピュレはまだまだあることだし)一部を解凍して、再チャレンジしてみようかな・・・。
中華料理屋さんなどにあるエビセンみたいにぷぷーっと膨らんだら、サツマイモの新境地だと思うのだけれど・・・・。

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銀杏おこわ

2011-02-14 | +ふたりの日

金曜日から連休だった方もいらっしゃると思いますが、如何お過ごしでしたか。
私は、特に普段と変わりなく・・。
というか、金曜・土曜・日曜ともダンナサマが仕事で職場に行っていたため、色々作業がはかどりました。
なんだか静かでさみしい感じがするけれど、雪のせいかしら・・・とふと窓を見上げてみると、予報でさんざん脅かされたほどの雪は降っていません。
単にラジオの電池が切れて自然に音が止まり、しん、と静まりかえっていただけでした。

雪だし室内作業を何かしよう、そうだパテでも、と、冷凍庫にあったイノシシレバー(親戚からの貰い物)を予め解凍しておきました。
溶けてみたものをよくよく見ると、レバーじゃないような?
これはどう見ても筋肉の組織。鹿のロース肉のように見えます。
あららん。
先週、パテにする予定で豚バラ肉とモモ肉を買って、塩をしてピチットに包んでおいたのに。
かなりの大きさのお肉が3塊も・・・。
どうやって使おうか。
ふと思いついて、イギリスの料理本で見かけた、バラ肉をスライスして網目にして鹿ロースを包む、というちょっと変わったものを作ってみました。
意外なことに、割と成功。ビギナーズラックってやつか。

このほか、
・タンカンのビネガー漬けのビン詰め作業
・キムチのもと(ヤンニョム)作り
なども。
これらは何事もなく、とはいきませんでした。
近々記事にしますね。

=================

お友達のmiyakoさんから、ご実家の銀杏を頂きました。
藤九郎という品種だそうで、自分で拾うMY銀杏に比べてなんとも巨大です。

早速銀杏おこわを作ってみました。
うるち米ともち米半々の、電気釜炊きです。

2011/02/08銀杏おこわ 藤九郎銀杏は、うずら卵のように巨大!
今回のおこわには、一緒に蓮根のサイの目切りも混ぜてみました。



2011/02/08銀杏おこわ だいぶ前に伊豆で買ってきた桜の葉の塩漬けで包みました。
桜葉の塩気がおこわとぴったりです。


銀杏と桜葉は実はシーズンが全然違います。桜葉は、春先のほんの短い時期(桜餅の時期)にしか出回らなくて残念です。
買って冷凍しておこうかしら・・・。
いや、自分で作るべきか?

大島桜じゃなくても出来るのかな。
この春、アミガサタケが終わったら、次のターゲットは桜葉かも。むふ。

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