採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

トルコ、ガズィアンテプ、Koçak Baklava のバクラバ

2023-07-07 | +バクラバ・アラブ菓子(購入)

知人がトルコに出張に行って、バクラバをおみやげに買ってきて下さいました。
(私宛ではなくて職場あて)

トルコのあこがれのまち、ガズィアンテプ。
ピスタチオの里、という意味なのだそうで、バクラバの美味しいお店が沢山あるようです。
彼は勿論仕事なのでバクラバ屋巡りなどはしていませんが、現地の同僚から有名なお店を聞いてそこで買ったとのこと。

お店は、Koçak Baklava(グーグルマップにリンク)。
すごく大きなお店で、高級感が漂っています。(虎屋みたいな感じかしら)

写真は、ちょっとラフな様子なのですが・・。

トルコガジアンテプのバクラバ

ここで撮りたかったポイントは、シロップじゅびじゅびではない、というところ。
とても簡易な紙箱に、オーブンペーパーを敷いてそこにバクラバを入れて、それで汁漏れしません。
トルコ系バクラバは、シロップがたっぷりすぎて、密閉容器でないとヤバイくらいなのに、これはサクサクタイプなのです。
(銀座のどこかにトルコのバクラバ屋さんがオープンしたようですが、あそこはシロップ多めタイプ)

ガズィアンテプは、シリア国境から50kmないくらいの場所。
このあたりはシロップ少な目文化圏なのでしょうか。

シロップは少ないけれど、バクラバの大きさは、トルコ的に大き目、正方形カットです。
(シリアのはもっと小さくカットされています。たとえば以前取り寄せたSemiramis

見た目通り、甘さ控えめでとても美味しいです。
(サクサクではありますが、ナッツが細かめなので、ポリポリ感はあまりないです。)
このお店が日本に出店してきたのだったらよかったのに・・・・。


トルコガジアンテプのバクラバ

高級店にしては、ほんとに簡素な箱ですよね・・・。
組み立て式で、フタとミが一体型のタイプ。
どんどん売れるから、これでいいのか・・・。
(日本が過剰包装なのか・・・)

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インドのお菓子

2020-01-14 | +バクラバ・アラブ菓子(購入)

とある集まりで、インドのお菓子を持ってきて下さった方がいたのでご紹介します。 
年末、帰省した際のお土産です(インドの方なのです)。

インド菓子

じゃん。
4種類が入った詰め合わせ。

 

インド菓子

BIKANERVALAというお店。
発音は、ビカネール・ヴァラ というような感じでした。
サイトはこちら
インドに3店くらいお店があるようです。
(今回の詰め合わせと同じ商品は見当たりませんでした・・)
 

インド菓子

一番上の黒いものはこれ。
デーツとナッツを押し固めて、外側にもナッツをまぶしたもの。
割と甘さ控えめです。
他のお菓子と比べて、これが一番甘くないのですよ。(いわゆる普通のデーツとちょっと違うのかしら・・?)
巻柿に通じるものがありますよね。

 

インド菓子

上から2つめはこれ。
外側が銀箔、その中にグリーン、黄色、ピンクの層になって、てっぺんに十字の切込みが入っています。
花のつぼみを模しているんじゃないかな?
マレーシアのインド菓子のお店でも、この綺麗な形のお菓子をみかけました。
素材はアーモンド粉かなあ。アーモンドのフレーバーと、カルダモンの香りがちょっとするような気がしました。
ミルクっぽい味はあまり感じず、マジパン的な感じかなあ、という印象ですが、詳しいことは分かりません。

 

インド菓子

3段目は、茶色い球形のものに、ホワイトチョコのチップがびっしりまぶしてあります。
茶色いのは、アーモンドかカシューナッツのマジパン的なものに、カカオを混ぜたものではないかと思います。
それに、ローズウォーターで香りづけしてあるような気がしました。
(お店には、外側がチョコでなくバラの花びらまぶしのものがあったとか)

4段目のひし形のものは、日本でもたまに見るカシュー・バルフィ。
インドの方によると、kaju Katliとのこと(Barfi とKatli、地方名なのかな?)。カシューナッツの粉で出来たマジパン的な味わいのものです。
味としてはミルク味はあまりしませんが、「多分ミルクが使われているんじゃないかな?」、とのこと。
表面のきらきらしたものは銀箔。
お店のサイトのこちらと同じものと思われます。

 


以外にも、全体に甘さ控えめで、和菓子が食べられる人なら全然問題ないレベルでした。
(デーツのやつ以外、どれもペースト状だったからか、練り切りを思い起こすような質感と甘さでした)
頂いた数名の日本人みな、美味しいという評判でした。

だいぶ前、Onoさんに頂いたインド菓子とは、ちょっと違う味わい。
(あちらは、なんかもっとミルク感があるものもあった)
地域性なのか、お店によるものなのか・・・。

ビカネール・ヴァラのお菓子のトップページによると、
1)限定お菓子(詳細不明)
2)カシュースイーツ(カシューナッツが主原料のナッツペースト菓子)
3)コヤスイーツ(ミルクを煮詰めて作ったコヤを主原料にしたお菓子)
4)ベンガル菓子(ベンガル地方のお菓子)
5)ギースイーツ(油脂を多く使ったお菓子。揚げ菓子など。)
6)チッキ(飴菓子)
に分類されています。

1と4は原材料による分類じゃないので、よく分かりません・・。
今回の下3つは、おそらく2のカシュー系の仲間ではないかしら。ツボミ型のものなどはスペシャルな感じもするし、1なのかな。
以前onoさんに頂いたミルク風味が印象的だったのは、3コヤスイーツの仲間かもしれません。
マレーシアで食べた、揚げ玉を固めてボール状にしたのは、5ギー菓子かな。

それにしても、ベンガルって、わざわざ名前が出てくるということは、お菓子の名産地なのかしらん・・。
インドのお菓子、もっと探究したいものです・・・。

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ドバイ(アラブ首長国連邦)のバクラバ

2019-12-09 | +バクラバ・アラブ菓子(購入)

先日、お友達と集まる機会があり、そこに、バクラバを持ってきて下さった方がいました。
ご主人がアラブ首長国連邦のドバイに行かれたそうで、そこのお土産だそうです。

本場のバクラバ!
早速写真を撮らせて頂きました。

 

ドバイalMealimのバクラバ

A4サイズくらいの大きさの箱です。
中が見えるように、透明なフタが。
製造元は、Al Mealim アル・メリム という会社。
ホームページによると、「ダマスカスでみつけた秘伝のレシピを持ち帰り・・」と書いてあるので、シリアタイプのバクラバです。

 

ドバイalMealimのバクラバ

開けてみると、中身は結構ぎっしり!
5種類が入っています。
サイズが小ぶりでナッツが比較的粗くカットしてあり、シロップがごく少なく(垂れない)乾燥した感じに見えるのが、シリア系の特徴です。

シリア系のものは、日本人でもパクパク食べられるほど甘さ控えめです。
サクサクして、ナッツのカリカリ感とコクもあり、止まらない美味しさ。
(ほかの人の手前、モリモリ食べるのは遠慮したのですが)軽い感じでとても美味しかったです。

 

ドバイalMealimのバクラバ

5種類は
・バクラバピスタチオ
・バクラバナッツ(カシューナッツかな?)
・Turkiya(ロール状で台形にカットしてあるもの)おそらくカシューナッツ使用
・Asabe(葉巻状のもの) ピーナツは、粉末になってここに使われているのかも
・ピスタチオ入り鳥の巣


 

ドバイalMealimのバクラバ

原材料は、砂糖、植物性ギー(パーム油)、小麦粉、水、コーンスターチ、ピスタチオ、カシューナッツ、ピーナツ、全粉乳(牛)、パームオイル、コーンフラワー、トウモロコシ油、塩、イースト、ローズウォーター、クエン酸

(ピーナツ使用というのはやや珍しいかも)

油脂として、動物性のギー(バター)は使っていないようです。
ギーを使ったものは、その品質により、ケモノ臭いというか、強いにおいがすることがあるそうです。
これならば、その危険もなく、美味しく頂けます。
 


こういう海外のお土産って、メルカリに出ていたりします。
(もらい物を何千円とかで売るのは、んー、という気もしますが・・・でもまあ需要と供給が釣り合っているんだからいいのか)
たまに探してみると、運がよければ巡り合えるかも。


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トルコのバクラバ

2019-10-01 | +バクラバ・アラブ菓子(購入)

トルコのバクラバをまた頂戴したので、ご紹介します☆
(Gさん、いつも本当にありがとうございます!!!) 

トルコのバクラバ

お店は、イスタンブールのアジア側にある老舗の
KARAKÖY GÜLLÜOĞLU
(ホームページはこちら)。

前にも頂いたお店ですが、品揃えが違いますよ☆☆
 

トルコのバクラバ

じゃーん☆
すご~い☆

 

トルコのバクラバ

右から、ココア、ナッツ挟みカダイフ、ナッツのせカダイフ、クルミバクラバ、ピスタチオのロールバクラバ、クルミ巻。


それぞれ説明しますね。
まずは右側3種類。

トルコのバクラバ

1.ココア味のフィロ生地。前回も似た感じのものを頂きました。前回は、フィロ生地だけで構成されていて、ナッツやクリームはなかったような印象でしたが、今回はチョコクリームがかなり下の方に挟まっていました。前回、気づかなかっただけかな・・。
チョコクリームも美味しいですが、ココア味パイ生地自体の味が絶品です。
下から3分の1くらいの位置の、しっとり湿った生地の味が美味しい・・。

2.カダイフ(糸状の生地)で細かく刻んだピスタチオの粉を挟んだもの。
カダイフはシロップをたっぷり吸いこんで、ほろほろと崩れんばかり。
シロップの糖分濃度が低い場合なのか、カダイフはしっとり水分を含んでぷるぷるのういろうみたいになることもありますが、このカダイフはサックリ感があります。
かなりの甘さで、アラブ菓子に慣れない日本人の大半にはもしかしたらキビシイかも。
(私は全く問題なし)
甘さのなかに、挟んであるナッツの風味とコクが感じられます。
クオリティの高い新鮮なナッツならではの味です。

3.右隣のカダイフのものと、下側は同じです。一番下がカダイフ、その上にピスタチオ粉。
そして、上の層が、カダイフではなく、ホールのピスタチオがゴロゴロ。
全体にほろほろ、コロコロしてさっくり噛み切る、というよりは、ちょっとずつすくって食べるような感じです。
ホールのピスタチオは、グリーンが鮮やかで風味も濃くて、最高級な感じ。日本では滅多にお目にかかれないです。
勿体ないので、豆部分のみ横にのけておいて、下の層は下の層で食べ、豆は豆でつまんだりしています。
 

トルコのバクラバ

4.クルミのバクラバ。
長方形にカットしてあり、間には細かく刻んだクルミが。
上下切り離されていることで、上の層のサクサク感がキープされるような気がします。

5.やや粗く刻んだピスタチオをフィロ生地でロール状に巻いてからぶつ切りにしたもの。
その他のものより、ピスタチオの刻み方が粗めで、ナッツ感がたっぷり。
周囲の巻いてある生地はシロップがよくまわって結構しっとりです。

6.小さ目に切ったフィロ生地にくるみの粉を散らし、それをくるっと海苔巻きのように巻き上げたあとにまるく整形してあります。
真ん中のくぼみには半割のくるみが。
焼き加減は浅めで、茶色く色づかない程度。
巻き込んだくるみの粉が結構たっぷりあるのか、齧ると濃厚なくるみ風味。甘いことは甘いのですが、くるみのほろ苦さとコクがぴったりあって、後を引きます。
個別に整形するので、手間はほかのものよりもかかっているのではないかと思います。
色白に焼き上げることで小麦の香ばしさをあえて押さえて、ナッツが主役のお菓子になっています。

youtubeで、「baklaba Bülbül Yuvası」で検索するとプロの工房やら手作りやらいろいろな動画が出てきます。
例えばこちらはプロの例。1.5cmくらいの棒に小さな生地をくるっと巻きつけて棒を抜き、そのあとシワを寄せつつ棒から抜き、最後、円形に形作っています(8分頃。これはナッツは巻き込まないもの)。
 


どれもこれも、禁断の美味しさ・・。

今回、本場にならって常温でおいてあるのですが、最初はシロップじゅわー、のしっとり感、そして次第に水分が飛ぶのかサクサク感が増す、両方の美味しさを堪能できました。
目の前にあるとキケンで仕方がないので、あとほんの少しだけれど、冷凍しようかな・・・。
でも食べちゃおうかな・・・。
Gさま、本当にありがとうございました。


===

トルコからの帰路、ラグビーワールドカップの関係で、日本行きの飛行機のチケットが高騰してとりにくかったそうです。
なんとかとれたのがロシア、モスクワ経由のアエロフロート。
彼にとっては20年ぶりのアエロフロートだそうです。
20年前ということは、ソ連崩壊(1991)が30年前なので、ロシアになって10年後くらい。

当時は、
・空港が停電じゃないかと思うぐらい暗い
・CAさんが仏頂面
・機内で上映される映画の吹き替えを一人の声優さんがしている
など、戸惑う状況。
今回は、
・年齢の若いCAさんは笑顔(年配の方はあいかわらず)
・鮮やかなオレンジ色の素敵な制服
・モスクワ空港には,シンガポールやバンコクの空港のように,お店があふれており非常に活気があったり
など、全てが変わっており非常に感慨深かったそうです。

ダンナサマも、ソ連崩壊直前に行ったことがあるとか。当時は普通の人は何を買うにも並んでいたし、外国人は外国人専用のお店でしか買えないし、でも外国人用ホテルでは朝ごはんにキャビアが出てきた・・・とか。
今行ったら感慨深いでしょうね・・・。
ていうか、今、中高年のロシア人はソ連時代を知っているはずで、住んでいる人たちにとってはその変化はどんな感じなのでしょうね・・・。
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トルコの老舗のバクラバ

2019-04-16 | +バクラバ・アラブ菓子(購入)

お友達のGさんがまたトルコに行かれたとのことで、お土産を送って下さいました。
(Gさん、ありがとうございます!)

何という幸せ。


トルコのバクラバ

とても立派な箱が2つ。上は、バクラバ。下は干しイチジクです。
ものすごいずっしり感です。
持ち運ぶのだけでも、大変だと思うのに、本当にありがたいです。

 

トルコのバクラバ

今回のバクラバは、イスタンブールのアジア側にある老舗とのこと。

KARAKÖY GÜLLÜOĞLU

というお店です(読めません)。
ホームページはこちら

読めないけど、なんだかちょっと見覚えがある店名かも、と思いました。
確認してみると、mayugeさんが、新宿のトルコ文化センターのバクラバパーティに参加された際に提供されたバクラバのメーカーがこちらでした。

ブログを拝見して、「う、うらやましい・・」とうめいていましたが、そのバクラバが我が家にあるなんて☆ ☆☆
う☆・・・☆う☆れ☆し☆い☆☆ 
舞い踊るほどです。


ではバクラバのお姿を。
じゃーん!
 

トルコのバクラバ

うわ~。綺麗~!!
輸送中、いろいろな衝撃があったはずなのに、パイ皮一枚剥がれておらず、端正なたたずまい。
(水平に持って帰って下さったのだと思います。本当に大感謝)

右端は、とてもおおぶり。ピスタチオを細かく刻んだものが挟まっています。
一度にこのサイズ1個は迷う大きさですが、なぜか食べ終わってしまいました。

中ほどのトッピングなしは、クルミが挟まっています。
ほろ苦いクルミ味もいいものだなあ・・。

その左の小さ目ピスタチオは、やや粗く刻んだピスタチオがたっぷり挟まっていました。
ナッツ感たっぷりで、至福の味です。

緑色のロール状のものは、ごく細かいピスタチオ粉を薄いフィロ生地でびっしり巻いてあるもの。シロップが均一にしみこんでいることもあって、とても滑らかな食感で、なんとなく羊羹のような印象もあります。これはナッツの比率が高いからか、かなりの高級品のはずです。

左端はココアバクラバ。初めて食べました。ナッツは挟まっておらず、生地のうま味を楽しむものです。
(本当はかぶりつくのかもしれませんが)上から剥ぐように食べていったのですが、てっぺんはサクサク、下に行くほどしっとりして、上から3分の2くらいの場所は、しっとりもっちりした食感。丁度シュー側の内側の柔らかな膜のようです。で、一番下までいくと、また焼かれた際のこんがり感があって、パリパリザクザクしています。
私としては、シュー皮っぽい、柔らかい部分が好み☆ もちもちしてほんのりココア味。新しいバクラバ体験でした。


 

トルコのバクラバ

イチジクの箱も、びっくりするほどずっしり。
うっすら粉を吹いた上等のイチジクが、綺麗に並べて入っています。そしてローリエの葉が何枚も。
トルコのいちじくの詰め合わせは、なぜか必ずローリエが入っている気がします。香りの相性がいいという組み合わせなのかな(タケノコと山椒の葉みたいに)。


今度このイチジクでケーキを作ろうかなと思っています。(そしてGさんにお礼として・・・)
ケーキを作るときは、ローリエの香りを意識してみたいです。
(型に入れる際に一番下に敷いて焼くとか、上にのせて焼くとか)


 


■参考情報

KARAKÖY GÜLLÜOĞLU の紹介動画Youtube

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トルコのベーカリーのバクラバ

2018-08-07 | +バクラバ・アラブ菓子(購入)

以前もトルコのお土産を下さったお友達のGさん、また行かれたとのことで、今度は空港ではなく、ベーカリーでバクラバを買ってきて下さいました。
(Gさん、いつもありがとうございます!なんて幸せなんでしょう)

お土産にバクラバが買いたいんだけど...」
というと,大学の近くにあるショッピングモールに入っているお店に連れて行ってくれました.
できたての熱々の奴を購入したので,シロップがまだ固まっておらず滴るような状態でした.
お店のご主人がまつげを粉で真っ白にした状態で対応してくれて,シロップが固まるように
十分冷やすよういわれました.」 

という出来立てのバクラバ。
成田から直送して下さいました。

箱を受け取ってみると、ものすごくずっしり。
こんなにかさばって重たいものを、はるばる海外から、本当に感謝です。

baklava

ベーカリーのバクラバの大きなパックが二つ、そしてドライアプリコット(右上)、ドライフィグ(右下)です。
(どれも、比重が高いものばかり。ずっしり☆)

 

baklava

こちらは伝統的なバクラバ。
ひし形のものはクルミ、長方形はピスタチオです。
シロップがたぷたぷにたっぷりなので、キッチンペーパーの上にのせてみましたが、それでも、齧ると層と層の間からじゅわっとシロップが。禁断の味・・・。1個にしておこうと思うのにとまりません。


 

baklava

右のものは、フィロ生地で細かく刻んだクルミを巻いて、輪切りにしたもの。
バクラバよりクルミ含有率が高く、ほろ苦くコクがあって美味しいです。
縦向きの層のせいか、シロップもやや抜けやすいのかな、甘さもやや控えめです。

左のものは、初めてみるものです。
極細の糸状の生地(カダイフ)に、ところどころにクルミを散らしながら細長く整形してあります。これを型に入れておそらく下火を強くして半分だけこんがり焼いたあとに、シロップを含ませ、さかさまに、焦げ目を上にしてパック詰めしてあるのではないかと思います。下半分は白っぽい、ほとんど焦げていない状態で、そこにシロップがたっぷりしみこんでいるので、ぷるぷるの糸状ういろうのような感じ。
上半分のこんがりしたところはサクサク、下半分はぷるぷる、という組み合わせで、ところどころナッツのカリカリ感もあり、とてもくせになります。

 

baklava

断面を見ると、クルミバクラバの方が、ナッツの層が多いことが分かります。
カダイフロールは、下半分が焼き色がついていないのが分かるでしょうか。

こんなにしっかり甘いので、小分けして冷凍しなければ、と思ったのですが、机の上においてあると、つい1個、2個、と食べてしまいます。日数が経つとシロップが落ち着いて(ペーパーに吸わせたりもしたので)、垂れるほどではなくなってきます。カダイフロールの、焼き色がない方のぷるぷる感はだんだんなくなって、シャリシャリした感じになってきます。
最初のぷるぷる感は、ベーカリーの出来立てならではなのかもしれません。貴重な味わい☆
(結局冷凍せずに食べきってしまいました。当分きついズボンは穿かないようにしよう・・・)


 

干しイチジク

これは何かというと、ドライフィグのトレイ。
なんと木製なのです。四隅に切込みが入って、型押しで縁を丸くもちあげて、トレイ状にしてあります。
日本は何でもかんでもプラスチックトレイですが、こういうドライフルーツなどは、適度な調湿効果のある木製トレイもいいものだなあと思いました。
日本でも昔はお肉屋さんなどで薄い木の板の経木が使われていたようですが、今は大抵がプラスチックトレイ。
天然素材がもうちょっと復活してもいいのにな。


 

■参考情報
経木について:「実は凄かった!木の食品包装「経木」の天然パワー」
 かんなで薄く削ってすぐ出来るのかと思ったら、脱水・乾燥・平らに伸ばす、という手間がかかっているとのこと。
 我が家では、チーズを沢山買って冷蔵庫で熟成させるときは、経木を使っています(ホームセンターで買えます)。
 お弁当にも導入してみようかな。


■■■
三つ編みニンニクの出店予定は次の通りです。今週末の金・土で、今年のお店はおしまいです。
台風一過で暑くなりそうです(泣)。
「ブログ見てます」と声をかけて下さった方には何かちいさなプレゼントを考えています。
売れなくてヒマだと思うので、おしゃべりしに来て下さると嬉しいです。


(終了)8月5日(日)東急多摩川線 武蔵新田駅 新田神社付近 15:00~20:40 
  松太郎ママさんがいらっしゃって下さいました。暑い中ありがとうございました!

8月10日(金)有楽町駅 東京交通会館マルシェ(平日プチマルシェ) 12:00~18:00
8月11日(土)有楽町駅 東京交通会館マルシェ 11:30~17:30
8月下旬 千葉県松戸市のお友達のイベントスペースにて、三つ編みにんにくワークショップ(詳細未定)

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トルコのバクラバ

2018-04-06 | +バクラバ・アラブ菓子(購入)

2016年2017年にもトルコみやげを下さったGさんが、またトルコに行かれたとのことで、バクラバを買ってきて下さいました。
(Gさん、ありがとうございました!嬉しい!)

 

トルコみやげ

バクラバと、レーズン、そして丸いもの。

トルコみやげ

この丸いものは、干しイチジクです。

トルコみやげ

inci というのがメーカーなのでしょうか。
毎回違うものを買ってきて下さって、見るだけでワクワクです。

トルコみやげ

中身はこんな感じ。
トルコのバクラバで紙カップに入ったものバは初めてです。赤いのが、トルコらしい感じ(確か国旗も赤でしたよね)。

中で一番よかったのが、四隅を折り上げた形状のもの。フィロ生地がサクサクでシロップ少な目、とっても軽くて美味でした。
(マレーシアのお店のものは、同じ形状でもシロップが多めで印象が違っていました。見た目だけでなく、食べてみないと分からないものですね)
四隅を折り上げたものと、中央の縦の列上部は、具がヘーゼルナッツです。これもちょっと珍しい気がします(トルコで採れるからでしょうね)。通常は(ピスタチオと同程度の柔らかさがお菓子の食感と合うからか)カシューナッツが使われることが多い気がします。

トルコみやげ

四角くて上面にナッツがめり込んでいるものは、ねっとりしてとっても甘いものでした。普通の日本人には甘すぎてきびしいかもしれません(私は大丈夫)。


味はとても美味しいバクラバでしたが、アラブ菓子によくある「ぎっしり詰め感」はないスタイルでした。
(それぞれの間に隙間があり、紙カップもあり、また底も上げ底)
高級チョコレートみたいかも。
大きい箱なのに、意外とすぐに食べ終わってしまったのは、(私がバクバク食べちゃったからではなくて)内容量が少し少な目だからかな、と、思いたい・・・・。

Gさん、ごちそうさまでした!

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ターキッシュディライト

2018-03-15 | +バクラバ・アラブ菓子(購入)

知人からトルコ出張のお土産を頂いてしまいました。
(Yさん、ありがとうございました!)

ターキッシュディライト

ターキッシュディライト☆
ロクムlokumというのがトルコでの呼び名です。

ターキッシュディライト

ロクムは澱粉でつくったもちもちした甘いお菓子で、香りづけや混ぜるもので、無数に種類があります。(バラの花の香りなんてものも)
今回のこちらは全てナッツ入りで3種類の詰め合わせ。


上下の薄茶のものは、干しイチジクとクルミ入り。イチジクの種がぷちぷちしています。
オレンジ色のものは、ヘーゼルナッツ入り。ニッキの香りかな、エキゾチックな風味です。
緑色のものは、ピスタチオナッツ入り。


食感というか歯ごたえは日本のクルミ入りゆべしに近いです。ゆべしは塩味があったりしますが、ロクムは塩気はありません。

干しイチジク入りは初めての体験でした。
ナッツのポリポリ感とイチジクの種のプチプチが、とてもいい組み合わせだと思いました。
そういえばエゴマ入りのお餅も、プチプチがよかったです。あれにナッツも入れたらいいかも。だんご類、何にでもエゴマ入れてみるといいかも。

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マレーシア2018:アラブ菓子

2018-03-01 | +バクラバ・アラブ菓子(購入)


「クアラルンプールにバクラバが売っているみたいよ」というのはダンナサマからの情報。
検索してみると、こちらのブログがヒット。
中心部からやや離れた、IKEAの隣にあるショッピングモール内に売っているようです。

もちろん、朝から勇んで出かけていきました。
が。
だだっ広いショッピングモールを、足を棒にして頑張って探したのですが、見当たりません。
案内所(コンシェルジュ)に聞いて向かった店は、中近東系ではなくて、中華系のお菓子屋さんでした。

うーん、ないかも。
「ショッピングモールの店って結構回転が早いんだよね」、というダンナサマの言葉もありましたし、移転してしまったのかもしれません。
ぐすん。
気を取り直して、ちょっとおやつを食べてから、移動します。

幸い、このショッピングモール直結の地下鉄駅があることが分かりました(来るときはプドゥ市場を見たかったこともあり、別の駅から来た)。
ダンナサマから一見の価値があるよ、と言われていたイスラム美術館に向かったのですが、この駅が最寄りかな?と思っていた駅がハズレで(もう一個手前の駅だった)。丘をひとつ山越えして、ようやく美術館の裏口に。
よれよれになって美術館を見学し、「もう歩けない~」とタクシーでホテルへ。

ベッドにへたり込み、ホテルのWifiで件のブログを確認すると、2年前の情報でした。
お店の名前(Rahimdelight SDN BHD   - Fruits & Nuts)で検索しても、クアラルンプール市内にはないみたいです。やっぱり移転(撤退)してしまったのかも。

他の店は?と「KL baklava」で検索してみると、いい情報がヒットしました。
Damas Sweets」というシリア系のお菓子屋さんがあるようなのです。
場所も、今日行ってきたイケアよりだいぶ近いところ。
よし!タクシーで行っちゃえ!

アンパン・ポイントという交差点の近くでタクシーを降りました。
この近くのはずなんだけど・・・。
人に聞いてもあまり役に立つ情報はもらえず、念入りに歩き回って探して、ようやく発見!
(斜め前のレストランの店員さんは知らなかった)

クアラルンプールのバクラバ

写真中央が、Damas Sweetsです。結構地味なお店。
製造所は別のところにあるようで、ここは販売のみのようです。

クアラルンプールのバクラバ

許可を得て、ショーケースの写真を撮らせてもらいました。
この二つは甘そうで買いませんでした。

クアラルンプールのバクラバ Tamriehというもののようです。デーツとナッツの羊羹みたいな感じかな。1個買ってみればよかった。
クアラルンプールのバクラバ

右は、Baklava Roseで、四角いパイ生地の四隅を織り上げた形状。ピスタチオとカシュ―の2種類あります。
左はシガレット状のBaklava Fingers。太めと細めがあり、太めの方がナッツ感がありますが、細めもそれはそれで美味しいです。

クアラルンプールのバクラバ

このBaklava Roseは、とても軽そうに見えて、パイ生地の層と層の間にたっぷりシロップが含まれて、結構甘いです。ナッツも、ちょこっとふりかけてあるだけだし、ちょっと物足りないかなあ。

クアラルンプールのバクラバ

右がSparrows Nest。
左はKol Wshkor。

クアラルンプールのバクラバ

Sparrows Nestは、ほどよい大きさです。ピスタチオならば数粒、カシューナッツならば2粒入っています。
糸状の生地はやや太め。

クアラルンプールのバクラバ

Kol Wshkorは、このタイプのものにしてはナッツが多め。シロップも少な目でおすすめです。

クアラルンプールのバクラバ

ショーウィンドウのはじっこまできました。右側がBaklava、左がBaklava Ballorieh。奥にはデーツやピスタチオなどのあん入りクッキーMamoulや、糸状の生地でロール状にピスタチオを固めたMabromahがあります。

クアラルンプールのバクラバ

パイ状の生地でナッツを挟んだBaklava。シリアタイプらしく、ナッツが多めでうれしくなります。

クアラルンプールのバクラバ

お店の奥にはヌガーや雑貨も売っていました。

ピスタチオ系のバクラバとクッキーを、それぞれ1パックずつ買ってきました。

クアラルンプールのバクラバ

パッケージはお惣菜などに使うような普通の透明パックだったので、上に空間があります。輸送中に動かないように、ラップを買ってきてパックの下側とバクラバをぐるぐる巻いて固定しました。おおむね無事に持って帰ることができました。
この写真はマームール(餡入りクッキー)。

クアラルンプールのバクラバ

背が低い方がデーツ餡入り。
ドーム型に盛り上がって表面に粉砂糖がまぶしてあるのがピスタチオ餡入りです。

クアラルンプールのバクラバ

持ち帰ってから、手持ちの箱に詰めなおしてみました(箱はシリアのバクラバ屋さんSemiramisのもの)。綺麗~☆

左下がMabromahです。マブルーマと読むのかな。これはお店によって味がいろいろで、ものすごくシロップが濃いものもあったりします。このお店はシロップがとても少な目で、大当たりでした。
甘すぎかもと心配して少な目に買ってきたのだけれど、次はもっと沢山買うべきだわ!


・次(あるのかな?)は自前で、ちょうどいいサイズの箱的なものを持参するといいかも?
・ネットショップには、ギフト用箱みたいなのがあるようなので、今回もよく見ればそういうものがあったのかな。
・次はマブルーマを沢山買うべし。他のものも、それぞれの良さがあるので、やっぱ買うべし。
Rose は、どっちでもいいかな。

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コストコのバクラバ(クロアチア産)

2017-10-31 | +バクラバ・アラブ菓子(購入)

弟一家はコストコのメンバーシップです。
しばらく前にメールがきて、「バクラバがあるけどどうお?」と。

バクラバ研究家ですもの勿論、「是非よろしく」と答えておきました。
でも、あまり量が多くても美容と健康に問題アリかも。
やはりバクラバ好きの母と半分ずつすることにしました。

最初に試食した母からの電話で、
「割としょっぱいわよ」
と。
バクラバを食べてしよっぱいというのは、これまで体験したことがないです。???。まあいいや。食べてみてのお楽しみ。

そして先日、楽しみにしていたものが届きました! ひゃっほう☆

コストコのバクラバ

かなりの大箱!
20cm×40cmくらいあります(計測しわすれた)。
丁度トレイ2つがおさまっているようで、うちにはトレイ1枚分が届きました。

コストコのバクラバ

内容量は2ポンド(910グラム)。
かなりの重量感です。
箱の裏の情報によると、クロアチア産です。
クロアチアって、すごく意外。コストコに輸出するほどのバクラバ大国だったとは・・・。

コストコのバクラバ

うちに届いた分は、四角形で表面プレーン、もしくはチョコレート飾りあり、というものでした。
パッケージ側面を見ると、形状は四角もしくは三角、表面に緑色のピスタチオの粉を飾ったタイプもあるようです。

コストコのバクラバ

バクラバアップ。
小麦粉生地のそれぞれの層が、こんがりいい色に焼きこまれています。色が薄いタイプもありますが、これはかなりこんがりタイプ。
間に挟まっているのは、比較的細かく刻まれたナッツ。

早速食べてみると、皮の食感がパリッパリです。
シロップの液体は少なめで、じゅわっと染み出すタイプではないですが、とても濃厚。そして後味に、あ、塩気があるかも。
和菓子屋さんの小豆餡にはかなり塩が入っているように、このバクラバもシロップ(または生地?油脂?)に塩があることで、甘さがとても濃厚に感じます。

コストコのバクラバ

原材料を見ると、砂糖やぶどう糖より食塩の方が多いみたい。
甘さ成分のメインは、グルコースシロップとはちみつかな。

これまで食べたバクラバは、確か蜂蜜は使っていなかったような・・・。甘さの感じがこれまでとは違うなあ、と思ったのはこのせいもあるかもしれません。


表面のチョコレートの有無ですが、売る分には、パッケージ内に彩が生まれていいかもしれませんが、食べてしまうと、しみこませているシロップ等の甘さが強く、チョコレート味はほとんど感じませんでした。
(甘いバクラバに更にチョコを追加したいと、これまで考えたことはなかったので、なくてもいいかなー。)

挟まっているナッツは、くるみとカシューナッツのミックス。
くるみの、わずかに渋いような風味と、濃厚な(塩入り)シロップは合っているかもしれません。


かなり満足感がある濃厚さですが、パリパリ感がおいしくて、つい2個目に手がのびてしまいます。
キケンなので半分くらいは小分けして冷凍しておきました。

弟君、ごちそうさまでした。
自分たちも食べてみた?ご家族の評判はどうだったかしら。

コメント (4)
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