採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

オオミズアオほか

2023-06-15 | ■いきもの観察

ぽてぽてと下を向いて歩いていると、時々面白いものをみつけます。

集合住宅の廊下排水口近くでおやすみになっていたこのヒト。

オオミズアオ
全体が玉というか青磁のような薄緑色で、左右に紋が入ってます。
前縁部は小豆色、触覚は黄色の、葉っぱの葉脈風。
調べてみるとオオミズアオという蛾のようです。
(調べるつもりは全くなかったのだけど画像検索でつい目に入ってしまったコノヒト子供時代は、鮮やかな緑色のアコーディオンみたいな)

蝶や蛾は、さほど好みの生物ではないのですが、綺麗だなあと思いました。

前に見た緑色の繭はこのヒトの?と思って調べてみましたが、あれはヤママユガの繭で、こちらの繭は緑色ではなさそうです。


ドクダミ
こちらは五弁のドクダミ。
通常はこの白い部分は四弁のところ、これだけ五弁でした。
四つ葉のクローバーみたいに、幸運のしるしになる・・・かな?


八重ドクダミ
これは、八重のドクダミ。
こういう品種なので、毎年同じ場所で見ることができます。
去年かな、初めて見かけました。
八重ドクダミは、知ってる範囲では、2カ所、あります。

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いま、ラズベリーの収穫に追われています。
青い実が(見たこともないくらい)沢山ついている記事をアップしましたが、ぽつぽつと徐々に熟すとはいえ、3畝分は、相当な量。摘むのが1時間では終わりません。
で、摘んで帰ったらヘタ抜き作業もまたひとしきり。
ひとまず冷凍するしかなくて、どんどん冷凍庫にしまうのですが、とても嵩張ります。
(この前アイスを買っちゃったのがスペース的に痛かった・・・)
時々は、全ての作業にプラスして加熱・裏ごし作業も必要・・・。
(ピュレにするとスペースが格段に節約できる)

今年のお正月、わらびさんに、
「あんなにラズベリー植えていたら大変でしょう?」
と聞かれたのですが、昨秋までは、
「それが全然・・」
だったのですが、今年は、なんか、けっこう、大変・・・・。ひー。
(今度記事にしますね。)

コメント (6)
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畑にセグロセキレイ

2021-02-08 | ■いきもの観察

畑にて、ニンニクの雑草むしりなどをしていたら、物怖じしない小鳥が近づいてきました。
2mくらいの距離に、平気で近づいてきます。
最初はなるべくじっとしていましたが、身動きしてカメラをポケットから取り出して向けても、特に遠ざかったりしません。
度胸のある鳥だこと!
滅多にないチャンスなので撮影を試みました。

セグロセキレイ

白黒の小さな鳥。
セグロセキレイのようです。
まんが『とりぱん』を読むまでは、世の中に野鳥というものがいっぱいいる/鳴いたりもしているということにほとんど気づかずに過ごしてきました。
いつも下ばっかり見ているからかな。
(あと、素早く動くものは目に入らなかったりする)

セグロセキレイ

嘴から目を完全に隠すように黒い模様になっていて、眉間から目の上にかけて、白い眉毛ぽくなっているのがセグロセキレイ。
(ほかにハクセキレイというのがいて、それは顔が全体に白く、嘴から目にかけて、黒い一本線が描かれています)

セグロセキレイ

ズームアップで撮ってみました。
向こうからこんなに近づいてきてもらうと、なんだかうれしい気持ちになります。




おまけ。
下ばっかり見ていても、そして動体視力が悪くてもみつけられる霜柱。

霜柱

今年は昨年よりはしっかり寒い冬で、何度か霜柱ができていました。
(昨年は、霜柱、一度もみつけられませんでした)
もっと長い霜柱が出来ることもあるんだけどなー。

もう2月になってしまって、立派な霜柱はもう見られないでしょうか。
寒くて、ものが腐りにくい冬は、時間がゆっくり進んでいるような気がします。
温かくなって植物やら微生物やらいろいろ動き始めると、気ぜわしいなあ・・・。

 

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ツツジのもち病

2020-06-08 | ■いきもの観察

先日実家に行った際に、父が
「ツツジの葉っぱに白い実みたい花みたいなのがついてるよ」
と教えてくれました。

なんだろう、それは? ネタになりそうでは。

早速案内してもらって、観察してきました。

ツツジのもち病

おー。
確かに。
葉っぱのさきっぽに、白い塊がついています。

ツツジのもち病

こちらにも。
葉っぱよりも肉厚の組織で、くるりとカーブというかくぼみというか、そういう感じになっています。

ツツジのもち病

よく見ると結構沢山。
これなどは、かなりりの大きさ!

虫こぶ(虫えい)的なものかな?と思って、ドキドキしながら割ってみたのですが、
組織はリンゴみたいなシャリシャリしたような感じになっていますが、虫や、虫のすみか的なものは見当たりません。
(さすがに舐めてみたりはしていません)

なんだろう?


帰ってから「ツツジの葉 こぶ」でグーグル検索してみると、すぐに出てきました。
もち病
ですって。

ツバキ類とツツジ類だけに起こる病気で、特にツツジの場合は焼いた餅のような形にふくらむので、この名前なのだそうです。
原因は、最近。カビのなかまの担子菌類が感染して起こるのだそう。
春や秋に雨が続き、日照が少ない天候、日当たりが悪く多湿になりやすい場所で発生しやすくなるそうですが、確かに今年は春になってから、比較的曇りが多めの涼しいお天気。
しかも公園の、やや日陰のエリアです。

菌が胞子を飛ばすので、病気の葉っぱはみつけ次第除去するもののようっですが、まあ、発生量も少なめだし、公園のツツジなのでそのままにしてきました。


お父さんへ:ネタ提供、ありがとうございました。また何か珍しいものをみつけたら教えて下さい。




病気の葉っぱの写真だけではなんなので、綺麗なものを。
実家のアマリリス。

アマリリス

だいぶ前に鉢植えだったものを、母が庭の片隅に植え替えて(捨て子してともいう?)おいたら、今年、こんなにきれいな花を咲かせてくれました。
つくりものじみた豪華な花ですね。

原産は熱帯アメリカだそうで、半日蔭でもいいけれど、寒さには弱めのようです。
作冬はかなりの暖冬だったので、冬のストレスがきびしくなかったのかもしれません。
父がレモンの木に、とばらまいた肥料が、こっちにもちょっと転がってきて、いつもより栄養がよかったのかも。

 

コメント (4)
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クサギの花

2019-09-02 | ■いきもの観察

家のそばに、露天の駐車場を借りています。
去年あたりから、車の真後ろの位置に、にょきにょきと木が育ってきました。
竹も出るのだけれど、竹って下から2mくらいは枝が出たりせず、特に邪魔ではないです。
でもその木は、こんもり茂って、かなり邪魔。

この木はクサギ。
葉っぱを触ると、ドクダミみたいな匂いがします。

後部座席にものが出し入れしにくいほどに茂っており、地主さんに切ってもらうようにお願いしようかなあ、自分で伐ってしまおうか・・・
と思っていたのですが、先ごろ、何やら夕方にいい匂いが漂うことに気づきました。 

花だ!

クサギの花

クサギの花ってちょっと変わっています。
つぼみらしきものが房状に出てきて、これがぱかーっと咲くのかな、と思ったらこれはガクでした。
ほんとのつぼみは、ガクの中からぴょーん、と発射されるように出てきます。

 

クサギの花

で、この開花すると、5弁の花びら、そして長~い蕊が。

 

クサギの花

前から見ると、こんな花。
雄蕊が4つ、雌蕊がひとつ。

この花が夕方、日暮前くらいにとてもいい香りを漂わせるのです。
思わず立ち止まるほど。
 


青みのある暗い葉を茂らせ、挽歌の夕暮れ時に白い花からいい香りを漂わせるなんて、意外と趣があるかも。
(葉っぱは臭いんだけど)
このあと、個性的な形状の実をつけるようです。
自分で刈り倒すのはやめておくかな。
(でもちょっとじゃま)

コメント (3)
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