採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

バーベリー barberry(中近東食材)

2011-09-29 | +中近東食材

ドライレモンを買ったのと同じシリア食材店で、もうひとつ珍しいものを買ってみました。

2017/09/17購入バーベリー


ナッツの絵が描いてある袋の中味はドライフルーツで、バーベリーというものです。
ペルシャ語では(ドライフルーツの状態のものを)zereshkと呼ぶそうです。

2011/09/17購入バーベリー

小豆粒サイズの赤い果実で、酸味があるとのこと。
(まだ味見してません)
イラン料理に多用されるようで、ない場合はクランベリーで代用してもよいとか。・・・あんな味なのかな・・・。

Berberis_wikipedia

食用にする品種とは厳密には違うのかも知れませんが、生の時はこんな果実だそうです。
(写真はwikipediaより)
メギ科メギ属に属し、ヒイラギナンテン属と近縁だとか。
そういえばヒイラギナンテンにも赤い実が。


イランがこのバーベリーの最大の産地で、一般的にサフランと同じ場所で栽培されているようです(収穫時期も同じ)。
生け垣に使われるほどトゲが多くて、収穫が大変だとか。

イランでは鶏肉とあわせたピラフに使ったり、ジャムにしたり、ニンニクピクルスに一緒に漬け込んだり、とても広く使われるそうです。
先日買った "Food of Life: Ancient Persian and Modern Iranian Cooking and Ceremonies" という本に、とても美味しそうなお料理が色々載っているので、作ってみたいと思います。
ケーキに焼き込んでしまってもいいかも?
うまく出来たら今度アップしますね。

2011/イラン料理の本『フード・オブ・ライフ』


こちらが『Food of Life (new edition)』
表紙のピラフに点々と散らばっているのがこのバーベリー。

片手で持てないほどの厚さと重さです。
美しい写真が多数あって、見ているだけで面白い本です。





■参考情報
wikipedia メギ属
amazon "Food of Life"

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台風の後は・・・

2011-09-28 | +きのこ以外

9/21の台風は、安全な室内にいてもドキドキするようなすごい暴風雨でした。
そして翌日、採集生活者としては、とある場所が気になります。


それは・・・。

2011/09/23栗

栗!

秋+強風といえばやはり栗でしょう。

 

実は台風前日に栗の木をパトロール済み。
ほとんど全ての栗の木で、イガはまだ緑で閉じている状態でした。
(もうちょっとしたら採り頃だな、しめしめ)。

ところが可哀想なことに、この強風でとある栗の大枝がボッキリ
緑のイガのまま地面に落ちていたり、折れた枝についたままだったり。

中味は茶色くなっているようなので、剪定鋏でむりやりこじ開けて栗をとりだしました。
「栗拾い」というより、「栗ほじり」?


鬼皮を剥き、さっと茹でてから渋皮を剥いて栗ごはんにしてみました。
味は、新じゃががとってもぽくぽくなのと同様、デンプンがみっちり詰まったほくほくの栗。
甘さはやや少なめです(デンプンが糖化するのにはもうしばらく時間が必要なのでしょう)。
でも、栗ごはんには丁度よいくらいでした。


ところで、栗と言えば栗の渋皮煮
例年、取り憑かれたように作りまくるのが秋の恒例行事。

去年は栗が不作気味で寂しい思いをしましたが、今年は(私の見回る木に関しては)心なしか大粒で豊作の傾向があるようで、
何をしていても、「こんなことしている場合じゃなくて、栗拾わなきゃ」という気分になります。


でも今年は何故か”お片付けの神様”が(よりによってこんな時に)ご降臨。
お片づけモードがONのうちになるべく頑張ろう、と毎日せっせと片付けをしています。

片付け、どちらをとるか。

栗はほぼ毎年採れるけれど、お片づけモードが来るのは5年に一度以下。いや、もっと希なことかもしらん。
やはり当面片付けを頑張るべきか。
(づまんないよー。うー)

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手作りドライトマト

2011-09-27 | +野菜系保存食

9月中旬、秋の植え付けの前にまずは畑を発掘しないと、と草むしりをしました。
ぐわしぐわしと草をむしっていくと、何やらトマトの株らしきものが。
(今年はだめだわ、と早々に諦めて以来、雑草と里芋の陰に埋もれてた)

これまで多少実らしきものがあっても、あまりにすごい雑草の奥にあって見て見ぬふりをしていましが、
雑草を取り除いてみると・・・。

あらま、丁度完熟のトマトがごろごろ!

きのこ探しにも通じる、予想外の嬉しさ!

2011/09/13収穫トマト

いちごの箱の底面にぎっしり並ぶほどに採れました。
(洗うためにとりだしてしまったためすき間があいてますが)


あまりに貴重な収穫で、何にしようか迷います
トマトソースもいいけれど、一番コンパクトに収納出来るものにしよう。

2011/09/13ドライトマト作成

手作りドライトマトに挑戦。
まずは実験として、少量。

先日青唐辛子サルサを作った際に発見した、オーブン焼き+皮むき方式で、とことん干してみることにします。

まずは半割にして、オーブンで焼き、皮も剥きます。

2011/09/15朝手作りドライトマト

夜オーブンで焼き、皮を剥いて冷蔵庫に入れておきました。
それを翌朝干して夜は取り込み、また翌朝干そう、という段階の写真。
(つまり、干し始めてから24時間後)

かなり乾いてきました。
この段階でパスタなどに使ってもよさそう。

2011/09/15夜手作りドライトマト

上の写真のものを夜取り込んだ状態がこちら。
いい天気に恵まれたせいで、1日干しただけで格段に小さくなりました。

こんなに急速に乾いたのは、皮を剥いたせいもあると思います。
バラの状態でオーブンペーパーに乗せて冷凍し、それを瓶もしくはジップロックにしまい直すと、ばらけた状態で保存できて便利だと思います。


実験がうまく行ったので、残りのトマトもみんなドライにしてしまいました。

カビたりせずに成功したのはいいのだけれど、いちごの箱にびっしりあったトマトが、ジャムの小瓶にたったの2つ分に!!!
嬉しいようなさみしいような。
とっても収納性がよくなるので、採れすぎたらドライトマトにするのはお勧めです(私の場合そんな日は永遠にこないけど)。

 

■■手作りドライトマト
■材料
トマト
塩   (今回は忘れました・・なくても作れます)

■作り方
(1)トマトを洗って半割にし、ヘタの硬いところをV字に切って取り除く。
(2)天板に新聞紙とオーブンペーパーを敷き、トマトを乗せて(塩をふり)、160度で30分ほど、果肉が乾いて縮み、皮のヘリが少し焦げるくらいまで焼く。
新聞紙を敷くのは、トマトが天板の熱で煮崩れてしまわないようにするため。
(3)適当にあら熱をとったら皮を剥く。
このときヘタを取り除いていないと、剥きにくいことになります。
この段階で夜だったら、朝まで、ラップなどをしないで冷蔵庫に入れておくといいかと思います。
(4)朝いちばんから、皮を剥いた半割トマトをザルに並べて干す。断面が上側がいいと思います。
(5)適宜夜はとりこみ、ほどよい段階まで干す。
丸1日干したものは、もう冷蔵庫にいれなくてもいいように思いました。
(6)好みの段階になったら、バットのようなものにオーブンペーパーを敷いて、バラバラに並べて冷凍する。
凍ったら別の容器(瓶やジップロック)にしまい直す。
生の状態のものをまとめてジップロックに入れて冷凍すると、全部合体してしまって後から使いにくいです・・・。

 

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ギャッベ(絨毯)

2011-09-26 | +食べるもの以外

先週の連休は、実家で過ごしましたが、今回の連休は我が家にいました。
珍しくダンナサマも在宅で、久しぶりに二人でのんびり過ごすことにしました。

まずは最近導入した新兵器(今度記事にするかも)を使って部屋の掃除・片付け。
先週の連休明けに新兵器導入後、コツコツ頑張っていたせいもあり、なんだか見違えるように綺麗になっていきます。
(普通のおうちだったら、このあたりがスタート地点なんでしょうけれど、我が家の場合は、近来まれに見る綺麗さ)
「やれば出来るじゃーん☆」
と互いの健闘を称え、今後のさらなる精進を誓いました。
(「大半はFujikaちゃんのものだよ」とプレッシャーかけられました・・・)

お部屋がちょっと片付いてくると、何かこう、ご褒美が欲しくなりますよね。
おニューのインテリアとか。むふ。

いや、物を増やすつもりはないのだけれど、古くなった布系のものの交換は「増える」に入らないはず。
丁度玄関マットがかなり色褪せてきているのよね~。
なぜかたまたま絨毯屋さんのHPを発見し(ローズウォーターの検索にひっかかったのだったか)、しかもお店が比較的近くにあることが判明。

これはこれは。
何か縁があったということでは。


ダンナサマに、「絨毯屋さん、どうお?」と誘ってみると、(家でやる予定の持ち帰り仕事がたんまりあるものの)たまには気張らしがしたかったらしく、「いいよ」と即答。
あら珍しい。

道案内はダンナサマの得意分野なので、地図の下調べなど全て任せて私は車に乗るだけ(一応紙の地図を膝に乗せてはいたけれど)。楽だわ~。


予定通り絨毯屋さんに到着してみると、HPで予習していた通り、大量の品揃え。
ひとつひとつじっくり見たいところを、テキパキと決断を迫られて、脳みそがじーんと疲労して来ましたが、なんとか選び出しました。


2011/09/24購入ギャッベ

こちらが玄関マット。
房が前後にあるところがちょっと変?個性的?かも・・・。

この写真ではよく分かりませんが、手前半分と奥半分はかなり違った色合いの赤です。

似合う色の靴(母のお下がり)とカボチャも一緒に記念撮影。
(普通はカボチャは片付けるのだと思いますが、今年の収穫の記念だし、いいかな、と)

2011/09/24購入ギャッベ

一箇所、動物(鹿)の模様のワンポイントがあります。

2011/09/24購入ギャッベ

もひとつ買ってしまいました。
こちらは畳1枚分くらいのサイズ。
座卓の手前に敷いて上に座って使っています。
一目惚れ、ではなかったのですが、つやつやとした輝きと落ち着いた色合い、ふっくらした感触が気に入りました。

2011/09/24購入ギャッベ

裏はこんな感じ。

 

今回選んだものは、イランの手織り絨毯で、ギャッベ gabbeh というもの。
(先日のイラン食材店をはじめここのところイランづいているような気がします☆)

グラデーションのような色合いと可愛らしい模様で、数年前から気になっていたものです。
同じイランのペルシャ絨毯がゴージャス系とすると、ギャッベは可愛い系。
ペルシャ絨毯に比べギャッベは毛足が長く、ふんわかしているところも、足腰に優しくて嬉しいところです。


家に持ち帰って敷いてみると、思ったより素敵で、更に気に入りました。
本当は、藍色のグラデーションに憧れていたのだけれど、赤にしてよかったです。
日光がささず暗い玄関が赤い絨毯でぱっと明るくなったようです。
ダンナサマも気に入ったようで、用もないのに玄関に行って、踏んでみたりしています。
買い物に行ってよかった☆

---------------

 

ところで、気に入ったものを選んで買ってきたはずなのに、余りに沢山の素敵な商品を集中的に見てきたせいか、「もっともっと欲しい病」にかかってしまった模様。
でも、宝石や服と違って、絨毯の場合は、たとえ仮に予算が豊富にあっても、敷く場所がないと如何ともし難いです。
うちの広さでは、いまのところ敷く場所がないような・・・。
もしもっと部屋を片付けたら、絨毯を敷く場所が出来るだろうか・・・?
買ってから、場所をつくるとか(こらこら!)。
そうだわ、那須の家の絨毯の買い換えを提案してみようかしら。


とりあえずネットでカタログを見たりして、渇きを癒やすべく気晴らし中。

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色々なブドウ

2011-09-22 | +フルーツ

去年、今年と珍しい品種のぶどうを食べる機会がありました(miyakoさんありがとう!!)。
昨年はグズグズしていてアップしそびれたので、昨年と今年、2年分の写真を使ってまとめてみました。
写真の撮り方など統一がとれていないですが、とりあえず忘れないうちに(ぶどうシーズンのうちに)アップしておこうと思います。
ネットでみつけた解説(青字)と、私の感想(黒字)の2段になっています。読みにくくてすみません(もっといいレイアウトがあったら教えて下さいませ・・・)


日本のぶどうは、どれも大変な手間をかけて品種開発され栽培・販売されているので、基本的にはみんな美味しいです。
各農協(農家)で、それぞれの戦略に応じて力を入れる品種があるようで、面白いです。
「長野県一押しの品種」、などというのは、誰が決めるのかな。
長野県農協のぶどう部門会議、みたいなのがあるのかしらん。


最近の流行は、やはり大粒・種無し・高糖度・皮ごと食べる、でしょうか。
でも味見をする方としては、どれも同じ路線に行ってしまってはつまらないので、むしろ個性が強いものが楽しいです。
糖度はそれほど高くなくてもよいので(酸味多めでもいい)、むしろ香りが強いものがないかな・・。
(ぶどうの香りの種類は、フォクシー香、ラブラスカ香、ヴィノス香、マスカット香など色々あるようです)

今回載せた中で特に個性的なものは・・・

◎変な形:マニュキュアフィンガー
◎地味だけど頑張れ:サニールージュ
◎ぶどうとは思われないシャキシャキ食感:ベニバラード
◎目を見張る大きさ:翠峰
◎とろける甘さと香り:黄玉
◎香りといえば:ナイアガラ

他にもおすすめ品種があれば是非教えて下さいね。

2011/09/18ナガノパープル

ナガノパープル
熟期は長野県須坂市で9月上旬。3倍性無核品種だがジベレリン処理が不可欠。 果皮色は紫黒で果粉が多い。果皮のはく皮は困難。 果肉特性は崩壊性で、果肉はやや硬く、歯切れが良い。香気はフォクシー香。皮ごと食べられる。 糖度は18~21%、酸含量は0.4~0.5%程度。 収穫期前の降雨により裂果が発生するため施設栽培が前提。
長野県一押しの新品種とのこと。「種無し・皮ごと」とのことだが、皮の厚さは巨峰くらいあって、これをまるごと囓るのはやや無理があるような・・。とはいえ皮に旨みがあるので皮を半分程度剥いてから食べるのがよいとのダンナサマの意見。
私には果肉の食感が一番印象的。もっちり固めでこんにゃくゼリーのよう!巨峰にない香りがあって、美味しいぶどうです。

2011/09/18サニールージュ

サニールージュ
赤褐色または紫蘇色。ジベレリン処理により300~350gの円筒形房、短楕円形5~6gの種なし果粒。糖度は19度と高く、香気はフオクシー香の一種の香りがある。果皮は巨峰程度に剥ける。熟期は早く、デラウェアと ほぼ同じ時期からデラウェアと巨峰の中間期に熟す。
外見はデラウエアに似ているがやや大粒。
性質もデラウエアに似て、ぷちゅんと簡単に皮が剥け、ジューシーな果肉。
外見も名前もなんだか地味で覚えにくいのだが、とても甘みが濃く食べやすく、美味しいぶどう。地味さに惑わされず是非一度お試しを。

2011/09/18瀬戸ジャイアンツ

瀬戸ジャイアンツ
熟期は9月上旬。外観、食味も良好。糖度18~19度、 酸味少なく、肉質は崩解性で果汁は中、香気なく食味は極めて良好、果皮薄く皮ごと食べられる。
一番の特徴は、桃のようにくびれの入った粒形。桃太郎ぶどうとも呼ばれる。
特に変わった香りはなく、あっさりした甘さ。
果肉はしっかりして歯ごたえがいい感じ。

2011/09/18マニュキュアフィンガー

マニュキュアフィンガー
熟期は9月中旬~9月下旬(中生種)。先端が紫紅色になり付け根の部分は黄色~薄いピンクの着色で、ちょうど若い女性の指に赤いマニキュアをしたような感じになる。勾玉状のピーナッツ形などもあって、抜群の外観に魅力がある。 糖度は18~19度と高く、皮ごと食べられる。香りはなく、食味はあっさりと甘く肉質もいい。酸味適度。
細長い粒がぶらぶらと下がった形状は何とも特徴的。種無しで皮ごと食べられるようだが、ベニバラードよりは皮が厚くまた渋みもあってやや気になるので、ナイフで剥いて食べた。
さくさくした果肉で適度に甘酸っぱくとても好み。見かけだけでなく味もおすすめ!
店頭に置く際は、細長い粒の先端が傷つきやすいかもしれない。

2011/09/18ベニバラード

ベニバラード
熟期は8月下旬~9月上旬(極早生)。比較的新しい品種であり、糖度は、20度前後で非常に高い。皮離れは悪いが、果肉はやや硬めで果皮は薄く、皮ごと食べられるのが特徴であり、食感は、シャリシャリした感じである。
何しろ皮が極めて薄いのに驚く。種無しなので皮ごと食べられ、しっかり固めの果肉が、まさにシャリシャリした感じ。ぶどうではないような特徴的な食感。酸味はない。
固めのぶどうが好きな方は是非お試しを。
(私には気にならないが)軸にくっついているところの皮が黒く変色するので、皮ごと食べるぶどうとしては弱点かもしれない。
廃れずに栽培が続くとよいのだけれど・・。

2010/9/22しなのスマイル

シナノスマイル
熟期は9月上旬~9月下旬。
果房は大きく400g前後で果粒は13g~15g位と巨峰より大きい。又、糖度は18度~19度と高くフォクシー香があり、果皮と果肉の分離性は容易で食べやすく食味は良好である。裂果脱粒がほとんどなく、輸送性、貯蔵性に富んでいる。果色は鮮紅色で暗赤色に黒ずまない。味は巨峰並で、あっさりしていて特別な旨い味ではないが甘くて食べやすい。

このシナノスマイルはそれほど大粒ではないですね。甘くて美味しいぶどうですが、これといったインパクトはやや少なめかも。

2010/9/22翠峰

翠峰
熟期:8月下旬~9月中旬。
ジベレリン処理して種なしにすると、ピオーネ、伊豆錦、藤稔、ゴルビーに負けない黄緑色巨大粒。農水省作出の傑作品種。本種が加わり、白、赤、黒のジャンボ種なし品種が出揃った。完熟すると香りも食味も上品で甘い。
育て方にもよると思いますが、とにかく大粒でびっくり。枇杷くらいありそうだわ。
そして味もほんのり酸味があって私の好みでした。
皮は剥きにくく、果肉はさっくり固め。 
(クリックすると別の写真が出ます)

2010/9/22翠峰

一方、同じ翠峰でも育て方によってはこんな感じの小粒のものもあるようです。
味は、大粒の方が果肉がしっかり固くて美味しかったかな・・。

2010/9/22ネオマスカット

ネオマスカット
熟期は9月上旬 ~9月中旬(中生種)。
アレキに似たうまみを持ち、品質優良で、酸は適度、マスカット香を有す。糖度は高く、20~23度に達する。

マスカットのいい香りがして美味しいぶどうでした。
スーパーではあまり見かけなくなりました。

2010/9/22あかり

あかり(赤いピオーネ)
「ピオーネ」の変異種で、自然状態でもほぼタネなし。自然状態では小粒だが、ジベレリン処理により1粒最大20gまでに肥大。食味は「ピオーネ」とほぼ同じで美味。
この写真だと黒っぽいですが、赤いぶどうとのこと。味は巨峰などと似ていて、独特の風味は特にありませんでした。
赤ぶどうは栽培が難しいらしく、また色や味にも際だった特徴がないので、今後栽培が増えることはないのではと思います。
まぼろしのぶどうになりそう。買っておいてよかったかも☆

2010/9/22黄玉

黄玉
熟期は8月中旬 ~9月上旬(早め)。
肉質はかたく、ジャスミンに似た香りもある。最大の特徴は糖度の高さで原木自根は23~25度に達して大変甘い。巨峰群品種の白黄色品種中、随一の甘さで品質がよく栽培も容易なため普及させてみたい。これ以上の糖度の品種はあまりなく人気も高い。

私が買ったものは肉質柔らかめで、果皮と果肉が離れやすい感じでした。
とても甘くまた独特の芳香があるので、見かけたら一度買ってみるのをお勧めします。


■他に食べたことのある品種

巨峰
日本の主要品種の一つ。ブドウの王様と呼ばれ消費者に人気が高く、栽培面積第1位になる勢いである。紫黒色で果粉が多く美しい。肉質は緊まり、 果皮と果肉の分離は中程度、種ばなれよく、やや多汁で糖度高く18度を超え、酸味が適度で上品な香りがあり、食味は極めて良好で日本人好みである。熟期は8月中旬~9月中句で、期間が広い。
地元でも作っていて、お手頃価格なのでシーズンに何度も買います。定番の味、かな。

ピオーネ
巨峰群中、最高の品質とボリュームを持ち、ジャンボブドウと称される。果粒は巨峰より大きい巨大粒14~20g、最大24g、外観壮麗。光沢のある透明度の高い紫黒色。肉質は巨峰より緊まり、食味 は濃厚で糖度は16~21度。熟期は8月下旬で巨峰よりやや遅い。
スーパーで、巨峰よりちょびっとお高い感じ。横目でにらんで買わないことが多いです。
巨峰とどのくらい味が違うのかは実はよく分かってません。

デラウエア
熟期は最も早く7月下旬。
日本の主要品種で、栽培面積第1位。たねなしブドウとして最も親しまれている大衆種。アメリカ原産の自然交雑種で1855年頃オハイオ州デラウェアで命名発表され、日本には明治5年に導入されている。肉質は塊状で緊まり、果皮の分離はよく、酸味適度で上品な芳香があり、品質は優良、糖度高く、20~23度。

ぶどうシーズンの最初に出てきますね。
スーパーでかなりお安く売られていて気の毒なほど。粒は小さくて地味な見た目だけれど、皮はぷちんと剥きやすいしとても甘いし、美味しいぶどうです。

スチューベン
驚くほど甘い米国型品種で、日本には1954年に導入され、人気が上昇した。寒冷地での栽培に向き、ほとんどが青森県で生産されている。ベリーAを小型にしたような円筒~円錐形中房。糖度は極めて高く18~23度に達する。ぶどうにしては珍しく甘み成分としてショ糖を含む。貯蔵により酸が少なくなることで蜂蜜にも似た濃厚な甘さを感じる。ミルズに近い香りがあり、消費者に好評を得ている。熟期は8月下旬の中生種。
糖度が高く果肉が柔らかいが、小粒でしっかりした果皮に包まれているため、ぶどうにしては奇跡的な貯蔵性を持っており、12月頃~2月頃に出回る。
冬に、比較的お手頃な価格で見かけます。
皮と果肉は離れやすいのは便利ですが、小さめの果肉の中にかなり大きめの種が入っています。
美味しい食べ方は、「噛まずにつるんと飲み込む」のだそうですが・・・・。
種有りで粒小さめのぶどうは最近流行らないのかもしれませんが、濃い味わいといい香りがあって好きなぶどうです。

甲斐路
本種は日本の気候下で栽培できる「赤いマスカット」と呼べる純粋欧州種である。明るい鮮紅色、外観優美で花のように美しい。果肉は崩解性で緊まっているが欧州種としてはやや軟らかく多汁である。果皮と果肉は分離しないので、一部、皮を剥いて食べるとよい。糖度は極めて高く18~23度で上品なマスカット香がある。品質は絶佳、独特のコクとうまみを持ち、消費者のアンケートによる人気第1位である。渋味なく、酸は適度かやや少ない。熟期は晩生で9月中旬~10月上旬。
スーパーで、綺麗な赤い色に吸い寄せられてつい買ってしまうことがあります。
でも、ダンナサマは巨峰系の方が好きみたい・・・。
ナイアガラ
8月下旬の早生~中生。
果皮と果肉の分離はよく、果肉は軟塊で、種を出すと酸味を感じる。 強いラブラスカ香があり、一部に根強い人気がある。完熟すると香りがまろやかになり、酸も低くなり、メロン状の網目が見える頃に品質は一段と向上する。、緑黄色~白黄色。糖度は20~21度を超える。
えもいわれぬいい香りで、香りはとても好き。この香りを留めようとナイアガラジャムを作ったことがありましたが、皮を剥いてから作ったのがよくなかったのか、残念な結果に。
皮ごと煮てから漉すようなジェリーにするといいのかも。いずれリベンジしたいものです。

シャインマスカット
熟期は(広島県で)8月中旬頃の早生種。果皮の色が黄緑又は黄白、果粒の形が短楕円で大粒。非常に優れたマスカット香を有する。糖度20度程度の大変甘い品種。ジベレリン処理により種無しになり、お菓子感覚で皮ごと手軽に食べられる。乳白色がかかったきれいな薄緑色で、黄色くなるまで熟させるとさらに美味しくなる。房や粒の大きさは‘巨峰’と同程度。果肉はしまっていて日持ちがする。
今年から、このあたりのスーパーでも見かけるようになりました。1房千円近くしますが・・・。
つやつやしたとても綺麗な緑のぶどうです。昨年食べたら、巨峰系好きのダンナサマなのにとても気に入ったとのことで、また買ってみようと思います(まだ売っているかしら)。

フレーム・シードレス(アメリカ産)
ブラック・シードレス(アメリカ産)
プリンセス・シードレス(アメリカ産)

西友で1パック298円と激安だったので、円高の恩恵を受けてみようと購入。
皮がパリっと薄く果肉はさっくりして種無し。
味はさっぱり系で濃厚な甘さはないですが、買って損はないような気がします。
入荷したらなるべくすぐ購入した方がよいです。


■■参考情報
ぶどうの品種図鑑 勝沼の観光案内サイトより
ぶどうの品種図鑑 甲州市のサイトより

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ドライレモン(中近東食材) Dried lime / Limo Ammani

2011-09-21 | +中近東食材

ペルシャ食材店で気になっていたものを見付けました。


ころんころんとまるいもの。
母は胡桃だと思ってスルーしていました。
買って帰ったら、父も、「胡桃だったら中近東食材店でなくても売ってるんじゃない」とやはりクルミと認識。


でも実は、クルミではありません。
よーく見ると、ヘタがあって・・・・立体的な凹凸があって・・・・。

これはレモンを干したものです。
両親の勘違いは実は笑えないのでした。

ヨーロッパの中近東食材店にふらりと入った折、やはりこれに似た、もっと真っ黒なものを見付けました。
どう見てもアヤシイ。
きっと店頭で古くなっちゃったお菓子か何かだろうけど、一応袋を手にとってみると、「あれ?軽い?」
そしてよくよく見てみると・・・。
「ヘタがあって、表面にぶつぶつがあって・・・。えーーーっ、これレモン~~? まさか?」
初めて見たときは信じられませんでした。
腐らずにこんなにカサカサに乾かすことが出来るって、どういうこと。

それにしても真っ黒なのはきっと古いからだわ、とスルー。

ところが最近、ペルシャ料理やレバノン料理の本を読んでいると、このドライレモンがあちこちに登場します。
レンズ豆のスープには、このドライレモンの風味が不可欠、とまで。
そして、黒いドライレモンは、(決して古くなっちゃった訳ではなくて)グリーンレモンを干したものだったのだとか。
黄色く熟したレモンを干すと、このようにうす茶色になるようです。

俄然興味が湧いてきましたが後のまつり。
どうせ軽いものだったのだからあの時買っておけばよかった・・・。


そして今回嬉しいことに、日本で再会出来た訳です。
食料庫片付けキャンペーン中なので一応躊躇しましたが、250円だし、まあいいよね。


まずはビニール袋をちょっと切って、くんかくんかとニオイを嗅いでみます。
(全く予想していなかったけれど)すごく強い香り!

レモンキャンディーなどのレモンの人工香料の香りに似てます。

割ってみると、何と中は黒。

とても強いレモン香なので、紅茶に混ぜてみることにしました。

丸1個分、種だけ取り除いて乳鉢でガシガシ砕いてみますが、バキバキに乾燥している訳ではないので、余り細かくはなりません。
(ミルを使うと粉末になるようです)

紅茶と一緒にティーポットに入れて、お湯を注いでみると・・・・
あら? 紅茶にしてしまうと、期待したより弱い香りかも。

袋に鼻を突っ込んだときの衝撃の方が大きかったかも。
とはいえ、レモンスライスを入れるより苦味が少なく、香りは高いレモンティーになり、私は結構気に入りました。
母は、日向くさい感じは多少あるものの、まあまあかな、とのこと。



後で調べてみると、煮出したほうが、より味や香りが出るようです。
スープに入れてみるのが楽しみです。
料理を作ったらまたアップしますね。

--------------

■参考情報
(1)ドライレモン リムアッマニ Limo Ammani 
イランのホロモズガン県原産の、樹高4mほどの果樹で、果実は丸く果皮は薄めでライムに似ている。イランではリムアッマニと呼ぶ(生の果実でもこう呼ぶのか、ドライレモンのことなのか不明)。
果実を塩水で軽くボイル後、天日干ししてある。  (出典 (2))
黄色に熟した果実を干したうす茶色のものと、グリーンのものを干した黒いものがある。

(2)ドライレモン用の果樹・生果・製造風景など (株式会社バイオシード) ネットショップもあり100g1500円

(3)ドライレモンを煮出したジュース (ブログ「せかいののみもの」より) ドライレモンの飲み物はエジプトで「ルーミ」というそうです

(4)ドライレモンネット販売サイト(ペルシャ貿易) 100g315円

(5)2012年11月、ドライレモン入りのピラフを作ってみました。ごはんがほんのりレモンのいい香りになります。 

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イランのお菓子 ソーハン SOHAN

2011-09-20 | +バクラバ・アラブ菓子(購入)

連休は如何お過ごしでしたか?
私は東京経由で実家に帰っていました。
実家では、母の厳命で古い紙(書類)の整理。
中学・高校時代の授業ノートや定期テスト、肩パッドもりもりのモデルさんが写っている雑誌など、捨てまくりました。

昔のノートを見ていて驚くのは・・・・字が丁寧!
×十年後になってもちゃんと読めるし。
最近書いているメモなどは、翌日には何が書いてあるか読み取れない・・・。

今の自分に、爪の垢でも煎じて飲ませたい程です・・・。

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書類片付けはかなり憂鬱な作業でしたが、母との東京おでかけはなかなか有意義でした。
まず、巣鴨にある「百水(ひゃくみず)」という可愛い雑貨屋さんに行ってアラブ菓子を試食させて頂き、次に馬喰横山から歩いて「ダルビッシュショップ」というイラン食材店へ。
最後に新宿のオカダヤと小田急デパートで、羽布団カバー用の布地を物色(今回はリサーチのみ)。


今回予想以上に楽しめたのがイラン食材店。
アラブからの移民が比較的多いヨーロッパではこの手の中近東系ショップが割と目につきます。旅行先でみつけるたびに行ってみましたが、日本で(実店舗に)行くのは2つ目。もう一つはトルコ食材店でした。

トルコ以外の国のお店が日本にもあるなんてあまり期待していなかったので、これまで熱心に探しもしませんでした。
今回たまたまローズウォーターか何かで検索してホームページに辿りついたのですが、もっと前に探してみればよかった!

トルコ食材のネットショップでは買い物したことがありますが、やはり実店舗で色々眺めるのは格別ですよね。
イラン系は、トルコ系とはまた違う品揃えのはずなので、楽しみにしていました。


お店に入ってみると、壁際に置かれた背の高い垂直の棚に整然と物が並べられており日本でよくある食材店とはやや違う、倉庫風のディスプレイ(予算の都合かも?)。そしてほんのりエキゾチックな香りがします。
入るなり、白いおひげの店主さんがソフトデーツにココナツをまぶしたものを試食に下さいました。

店内の二人(お爺さんともうひとり若い男性)はどちらも外人さん(おそらくイラン人)で、まるで外国みたい、とドキドキしましたが、そういえばここは日本、どちらも日本語お上手でした。
母と二人で、ザクザク買い物してしまいました。
転がすスーツケース持っていってよかった・・・。
(でもここ何ヶ月も食品在庫を減らそうとしてきた努力が水の泡・・・)


収穫品はこれから記事にしていきますが、今回一番謎だったものはこちら。

2011/09/18イランのお菓子SOHAN


丸くて浅い円盤状の缶に入ったもの。

缶の外にバターが少し滲み出しているし、あ☆もしやこれはバクラバ? と期待して聞いてみると、「うーん、似てるけど違う」とのこと。

店主さんが売り物のひとつをバリバリ破いて、試食もさせて下さいました。

2011/09/18イランのお菓子SOHAN




中はこんな感じ。
ぺたんちょのピスタチオが貼り付いた薄べったいものです。
ソーハンSOHAN (もしくはソーハン・クーシャ)という名前のようです.

実は缶を見れば分かるだろうと名前を聞かずに買って帰ったものの,商品名らしい言葉はみつからず名前不明のままでした.
だめもとで「イラン お菓子」で検索するといくつかのブログがヒット!
グーグルって,そして日本ってすごい.

2011/09/18イランのお菓子SOHAN

こんな風に、薄いものが2枚重ねに入っています。

冷えていると特に固く、包丁を入れると綺麗にはカットできなくて、バキッと割れて行きます。

2011/09/18イランのお菓子SOHAN


原材料は
・小麦麦芽(もやし?)
・サフラン
・小麦粉
・砂糖
・ピスタチオ
・バター
・カルダモン
・卵黄
・ローズウォーター

日本の場合は原材料欄は、含有量が多い順に記入されていますが、イランの場合は違うと思われます。


どんな味だと思います?

噛み割ったときは、固めのクッキーくらいの硬さ。
そしてまず広がるのがおそらくバターによる,油脂分のリッチな香り。
噛むとぽりぽり・しょりしょりした食感。微妙に歯にくっつくような感じはキャラメルのようですが,先日食べたファッジのようなしょりしょりした細かな砂糖の結晶も感じます。
キャラメルよりもずっと短時間で歯にくっついたものも溶けてしまうので,キャラメルとファッジの中間でどちらかというとファッジ寄りのお菓子です。
意外と口溶けがいいです。
甘さもキャラメルよりは少なく感じます。
口の中で溶けていくと,次第にカルダモンの香りが.そしてほのかにローズウォーターの香りもするような気がします。
(サフランの香りも、敏感な人はするのかもしれませんが,私はどうもサフランの味・香りがよく分からないので・・・)

これまで食べたことがない味でした。
油脂分がかなり多そうでおそらく爆弾みたいに高カロリーなのでしょうけれど,中近東の雰囲気たっぷりで、私は好きな味でした。
実家に持って帰ってみたら、父も気に入ったみたいでぱくぱく食べていました(どうやら私の甘党は父からの遺伝だわ)。
母はこの味はあまり好みでなかったみたい。


日本語の情報を見る限りでは、このSOHANの製法は不明です。
(イランの人に聞いても、現地だとどこにでも売っているから家で作ったりしないし作り方も知らないと答えられたとか)
小麦麦芽がどのような役割を果たしているのかしら?
英語サイトやユーチューブなども検索して,詳しいことが分かったら追記します。



■■参考情報
(1)ダルビッシュショップ イラン食材店。小伝馬町/馬喰町/馬喰横山 の近くです。ネットショップはありません。

(2)ペルシャ貿易 こちらもイラン食材のお店。ネットショップがあります。実店舗は東急東横線の田園調布駅そば。

(3)バザールアッヴァル食品館 イラン食品のネットショップ。店舗があるかどうか分かりませんが本拠地は岐阜県大垣市。
ペルシャ料理レシピ集 バザールアッヴァル食品館店主さん(ご主人がイラン人の日本女性のよう)によるレシピ

(4)株式会社バイオシード イランのドライフルーツ類のネットショップ。他と比較してやや高価なようです。

(5)http://tavazomotif.com/ このお菓子ソーハンSOHANのメーカーのようですが、このHPにはナッツ、ドライフルーツ、サフランのみでお菓子の情報はありません。イランの企業にもかかわらず英語版があるのはとても有り難いことですが、情報量の極めて少ないHPで、残念。

(6)ペルシャとアラブについて
お菓子の缶に書いてある言葉,左から右に書くにょろにょろした文字だなーと思うだけで全く分かっていませんでしたが、イランの公用語はペルシャ語で、サウジアラビアなどで使われるアラビア語とは全く違うものだそうです。
ペルシャ語にはアラブ語から導入された言葉もあるものの、基本的には日本語と中国語程にも違うとか(!)。
ペルシャ語:インドヨーロッパ語族>インド・イラン語派>イラン語群>ペルシア語
アラビア語:アフロ・アジア語族>セム語派>西方セム語>中央セム語>アラビア語
一番上の分類の「語族」から違うだなんて、びっくりだ。
食べもののことばかりではなく、文化についても、もうちょっと勉強せねば。
「トーキョーってさ、ペキンから電車で何時間かかるの?」と聞くような外国人もいるという噂ですが、他人のことぜんぜん笑えない・・・。

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カレーリーフの実

2011-09-17 | +その他

ベランダも秋の種まきシーズンです。

夏のベランダ菜園はかなり低調。
液肥の追肥がたたってか、一週間の水涸れを耐えたディルが病気で枯れてしまったり、パセリが今年も枯れてしまったりと悲しいことばかり。

古い土を捨てて新たに詰め直し、ディル、香菜などを種まきの予定。
パセリ苗って、もう売ってないかなあ。
(業務連絡:お母さんへ レタス苗今年もよろしく~)



草本(野菜)は年に何回も種を蒔いたり苗を植えたりしないといけなくて気ぜわしいですが、木は基本的に植えっぱなしでいいので楽チンです。
暑さ大好きカレーリーフは、今年の夏も元気すぎるくらい元気。

たまにジャガイモサブジなどに使ってはみるけれど、嵩張り具合に全く変化なし、です。
今年の冬は初めて剪定しちゃおうかな。

 

2011/09/08カレーリーフの実

剪定していなかったのは、実を楽しみに待っているため。

自然にかなり落果しましたが、それでもだいぶ残っています。
熟し方は場所により随分違っていて、こちらはまだ青々していますが・・・

2011/09/08カレーリーフの実

こちらには黒く熟したものも。

2011/09/08カレーリーフの実

真っ黒に熟して、極小粒のオリーブのよう。

 

黒いものはそろそろ収穫してもいいのかもしれません。
人間にとってはさほど美味しい実ではありませんが、鳥が食べてしまわないとも限らないですしね。


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トカドヘチマ

2011-09-16 | +野菜

近所の産直で、面白い野菜を見付けました。

2011/09/08トカドヘチマ

何やら少々不気味な外見。

トカドヘチマというものらしいです。
まだ若いので、しなる感じの柔らかさです。

トカドというのは「十角」という意味だと思われます。
本当に十個かな?
チェックしてみないと。


2011/09/08トカドヘチマ

ふむふむ。
数えてみると、なるほどちゃんと、10個でした。

中はフワフワと密度が薄い感じ。



 

どこの野菜?と思って調べてみると、やはり南方系のもののようです。
バングラデシュでは、ジンゲ(jhin'ge)もしくはジンガ(jhin'ga)と呼ぶとか。
英語では、チャイニーズオクラ、ですって。
(そりゃオクラみたいにカドカドがあるけれど、随分サイズが違うのでは?)


若採りして野菜として食べるほか、完熟させるといわゆるヘチマタワシにもなるようです。

以前調理したヘビウリも似たような細長い瓜で、皮ごと使えました。

こちらは随分とスジばってみえるので、念のため角もとって皮もすっかり剥いてから使ってみることにしました。
(ごく若い柔らかい果実はそのままぶつ切りにして、もしくはカド部分だけピーラーで剥いて調理出来るそうです)

皮を剥いたものを斜め切りにして(種等はそのまま)、マーボナス的なものに混ぜてしまいました。

加熱すると、白くふわふわだった果肉部分は半透明になり目立たなかった種が透けて見えるようになります。
そして、とぅるん、としたヌメリ感というか柔らかさが出てきます。
なるほど、オクラに通じるつるりん感があるような気もします。チャイニーズオクラにも一理ありだわ。

今回は、濃い味付けにしてしまったので、食感以外の味の存在感は、ほとんどありませんでした。
(トロリとしたトカドヘチマが口蓋に貼り付いて火傷したせいで、味が分からなくなったのかもしれない)

基本的にはクセがない味で、何にでも使い易い、ともいえるかも。
(高梨氏によるとヘチマより美味しいとのこと)
どんな料理が一番合うんだろうか・・。

スジや皮を気にしなくていい分、ヘビウリの方が使い易いかな・・。


■参考情報
高梨農場のトカドヘチマ記事
トカドヘチマのタワシ (ブログ記事)
トカドヘチマ  (エスニック食材店の店主さんのHPの、バングラデシュ食材図鑑
トカドヘチマと卵の炒め物 タイ料理のレシピ

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セラーノ唐辛子ピクルス(だいぶ弱気)

2011-09-15 | +野菜系保存食

 

2011/09/06セラーノ唐辛子

畑のセラーノ唐辛子で、ピクルスを作ってみることにしました。

種とワタはすべからく辛いのですが、果肉部分の辛さはものによって違います。
一番右のような、先端が尖って濃い緑色のものはかなり辛めな気がします。


激辛は苦手なので、辛さ控えめピクルスを・・・。

2011/09/10セラーノ唐辛子

輪切りにして、種とワタをなるべく取り除いてみました。
(ピクルスはどうせサラダなどに使うならばもっと細かくてもいい訳で、縦半割にすれば種取りがもっと手早かった)

そして、さっと水でゆすぎます。


2011/09/10作セラーノ唐辛子ピクルス

ゆすいだ水分を取り除くため、小瓶に詰めて、ピクルスビネガーを少量注いで共洗い(そのお酢は捨てる)。
新たにビネガーを注いで出来上がり。
種がほとんど入らない(そして量も少なめの)、弱気なチリ・ピクルスが出来ました。

(でも味見はちょっと怖い)

2011/09/23作セラーノ唐辛子ピクルス

後日強気バージョンも作ってみました。
唐辛子に切り込みを入れ、ピクルスビネガーを注いだだけ(ニンニク1カケ入り)。
(味見はすごく怖い・・・)

2011/09/23作

 

 

 

コメント (4)
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