生ハム会といっても、作るほうではなくて食べるほう。
ダンナサマが職場の同僚に、
「うちには自家製の生ハムがあってね☆ワインとあうんだ、これが」
みたいな自慢をしたそうなのです。
「それはいいなあ、是非味見させて下さいよ」
と誰かが言ってくれたのかどうか、「今度職場で振舞いますよ」ということになったのだそうです。
最初はスライスしたのを持っていくつもりだったようですが、私が、やはり切り立てが美味しいのでは、と提案。スライサーを持っていったら、そのパフォーマンスも楽しいし。
「なんだったら私がスライス係になってあげるよ」「それは助かるなあ」
そこそこ人も集まりそうなので、生ハム以外にも食べ物を用意することになりました。
我々を入れて12人。
食料ってどれくらいいるのか確信がもてず、気をもみました。
また、会場が自宅ではないため、(家の片づけをしなくていい代わり)全ての道具や食器を持ち込む必要があります。
お料理も、ほぼ並べるだけ、の状態にして持ち込む必要が。いつもと違うパターンなので、すごく頭をつかいました。
お料理は、作りなれたものを、作りなれた分量で作るように心がけました。(前にもてなしたことがない人ばかりなので、我が家ではマンネリの料理でも問題ないはず)
人数が多いからと多めの量作ると、いつもより味が決まらない、というのが(私に)よくあるパターン。
一品の量を増やすのではなく、足りないならば品数を増やす(もしくはパンを増やす)方向にします。
開催は、火曜日の夜。
この日は私がめあてにしていたパン屋がお休みで、ダンナサマが2箇所まわってくれました。
食材は保冷剤を入れたトロ箱に入れて朝のうちに搬入。涼しい部屋に。
スライサー、食器・道具類は夕方搬入。
ダンナサマと搬入作業、会場設営をしたら、盛り付け!
(もうひとり、手伝ってくれる人がほしかった・・)
なんとか準備できました。
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会場のようす。 食べ物は別の場所に並べる、ビュッフェスタイルにしました。 座席側にはダンナサマがクリスマス柄ペーパーナプキンをセットしてくれて、ぐっとパーティっぽくなりました。(楽子さん、素敵なナプキン、ありがとうございます!)
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お料理のテーブル。 小さなキャンプ用机だけでは足りないので、椅子+トロ箱で即席の机。
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生ハム。これが本日のメインディッシュ。
ヤマドリタケモドキ、ベーコン、ほうれん草のキッシュ。皮はフィロで。
自家製グリーンオリーブ(フルヤさんその節はオリーブありがとうございました)。
トルコ産黒オリーブ。
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ジャーク鶏レバー(この後パクチーをトッピング)。
タコ・海老入りマリネサラダ(この後パクチーをトッピング)。
金柑、パイナップル、りんご、バナナのパッションフルーツマリネ。
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自家製スモークサーモンに、ゆずソース、わさびクリームソース(この後思い出してディルを散らしました)。
北海道産チーズプレート。 隣にまな板を置いて、ハードチーズは自分で切ってもらうスタイルにしました。ぶどうとカット干し柿もかざりに。
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ポークリエット(シャルキュトリで購入)とパンドカンパーニュ(購入)。 参加者の方にパンのスライスをお願いしました。 自家製柿ログも置いておいてみました。
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丁度あった頂き物のべっこう。そしてくるみパン(購入)。
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もしかして食べ物が足りないかも、とフレンチ系のシャルキュトリでオードブルを頼みました。最初3皿の予定を2皿に。 (最終的に食料はあまっていたので、1皿でも足りたかも)
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スイーツも欲しいな、とトリュノワも作りました。 あと、干し柿、スライス干し柿も。
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■■覚え書き、反省など
■分量
10人で、どのくらい食べ物が減るのか?足りるのか?が一番気がかりだったが、全体にけっこう余っていたので、量は十分だったことになる。・・・もうちょっと片付くかと思ったんだけどなあ。
実家での新年会はやはり11人くらいなのだが、かなり食べ物がからっぽになるという印象。盛り付ける皿が(今回より)小さいからかしら?
割とおなかがいっぱいになった理由としては、
・若い人が少なかった
・パンとして、カンパーニュをまずスライスしておいたのだが、このパンがとてももっちり・ずっしり、で、これでおなかがふくれたのかも。せっかく買ってあったバゲットにはほとんど手がまわらず・・・。
カンパーニュ半分、バゲット1本にすればよかった。
(バゲット、ダンナサマが車に忘れたため最初の時点で会場になくて、やや出遅れたのが敗因)
ただ、暖房を入れているため、パンがどんどん乾燥していくので、その意味では、しっとりしたカンパーニュを並べておいてよかったかも。
■道具
ナイフもう1本あってもよかった。
小さいスプーン、大きいスプーンは多めに持っていくとよい。
それぞれのお皿に、何を盛り付けるか、何をトッピングするか、付箋を貼っておいたのはよかった。会場ではばたばたして、思い出したり判断している暇がないので。(それでも忘れるものがある)
(例)はっぱ、ルッコラ、生ハム、オリーブオイル、胡椒
スライサー周辺が道具やらなにやらで、雑然としてしまった。でも、準備を一緒にやってくれる人もいなかったし(ダンナサマは戦力外。んもう)、私の実力では仕方ない・・・。
ラップ・ホイルも持っていっておくとよい。
余ったものを持ち帰るための容器やビニール袋もあるとよい。(紙皿をビニールに入れる)
トースターを一応持っていったが、使わなかった。
ダンナサマの提案で、ワイングラス型のプラスチックコップを用意してみた。可愛いし、もちやすくてよかった。足は再利用するはずが、みんなで片付けた際に大半を捨てられてしまった・・・。
3つに分かれた平たい紙皿と、小鉢型のやや深い紙皿を用意した。分かれている平皿だったせいか、小鉢型のほうはあまり使っていなかった模様。
■生ハム
(生ハム、ブロッコりースプラウト、ルッコラ、オリーブオイル、黒胡椒)
生ハムは、家でカビ部分をある程度綺麗にしてから持っていった。
葉っぱ類は洗って切って、キッチンペーパーに包んで持っていったのが便利でよかった。現地では盛り付けるだけ。
■キッシュ
(ヤマドリタケモドキ、ほうれんそう、ベーコン、玉ねぎ、卵、牛乳、マスカルポーネ、イケアのチーズ、フィロ皮)
日曜に作成。冷蔵しておいて、電子レンジであたためなおして(参加者に手伝って頂きました)提供。完売しました。
味見しないままで不安だったが、何人かに美味しいと言っていただき、好評だったようで、うれしい。
「天然きのこが入っているんですよ」と言えばよかったな。
フィロの皮を使うか迷ったけれど、ないよりはあってよかったんじゃないかな。
小さいのを沢山作ることも考えたけれど、まとめて大きく作るほうが楽なのでこちらに。
余ったフィロ皮をどうするかが問題。
■ジャーク鶏レバー
(鶏レバー・ハツ(2パック)、ささみ3本)
日曜漬け込み、月曜焼き。
これも好評だった模様。余った分は、ふたりくらいに持ってかえってもらった。
レバーがきらいな人がいるかとささみを加えたが、なくてもよかったか。
焼いておいたものを電子レンジであたためたのだが、会場にカセットコンロを持ち込んで焼いたら、よりジューシーでよかったかも。
レバーを買うときは、必ず日付を見ること!(片方が1日古かった)
■タコ・海老入りマリネサラダ
(タコ、イケアのゆで海老、刻み玉ねぎピクルス、赤カブ漬け、トウモロコシ、ミニパプリカ、パクチーの茎みじん切り、ゆず胡椒、レモン汁、アボカド)
月曜準備。袋詰め状態で持ち込み、アボカドは、会場でカットして袋の中でまぜた。
最初1個のつもりだったのだが、「うーん、人数も多いし足りないかも」と2個に増やしたのが、やっぱダメ。
アボカドがやや多すぎて、酸味が足りなくなった・・・。初志貫徹すればよかった・・。
ゆずを持ってきてあったので、味見して、果汁を絞ればよかった(自分で食べて、少し薄いかな、と思ったのだけれど、私の「薄い」は、ふつうの人の「味がない」なのを忘れてた)。ばたばたして、細かいところがゆきとどかないなあ。
そこそこ売れたようだったけれど、小鉢1つ分くらい残った分はひとりに持って帰ってもらった。
■フルーツマリネ
(カットパイン大、金柑、しなのゴールド、バナナ3本、パッションフルーツ)
月曜にバナナ以外を混ぜて袋詰めで持ち込み、会場でバナナを切って混ぜた。バナナはまず2本切って、迷った末に3本目も切った。2本でもよかったのかも。味的には問題はなかったけれど。
カットパインは大ぶりにきってあるので、小さく切りなおした。
男性陣にはわからないが、女性(1人)には好評だったようで、おかわりしてくれていた。
小鉢1つ分くらい余って、自分で持って帰って翌朝の朝食にした。
■スモークサーモン
(ブロッコリースプラウト、ベビーリーフ、ホワイトセロリ、ディル、自家製スモークサーモン、ケッパー)
ゆずソース:ゆず果肉ピュレ、胡椒、梅シロップ
わさびクリームソース:マスカルポーネ、ゆず果肉ピュレ、クレソンの茎みじん切り、チューブわさび、本わさび(miyakoさん、ありがとうございました!)
まあまあ売れたかな?最後少し残っていた分は、しゃべってばっかりで食べるほうがおろそかだったダンナサマに食べてもらいました。
■チーズプレート
「ちーずのこえ」にて北海道産チーズの詰め合わせを購入。
余るだろうとは思っていたけれど、予想以上に減らなかった。みんなチーズあんまり好きじゃないのかな?
自分で切るのが面倒だったかしら。ほかに食べるものが沢山あったからかな。
(味はよかったと思うけど・・)
■スイーツ系
トリュノワは、売れ行きいまいち。(むむ!)
箱に2段びっしり詰めて行ったけれど、1段弱しか減らなかった。
爪楊枝を刺しておけばもうちょっと食べやすかったかなあ。
おじさんが多かったからかなあ・・・。
干し柿は好評の声がちらほら聞こえた。小さいものを持っていったのも、つまみやすくてよかった気がする。
余った分は2名に持って帰ってもらった。
「ダイヤモンドをもらったみたいにうれしいですよ」と言ってくださった方がいて嬉しかった☆